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街路景観のイメージ : 甲府市 平和通りの事例 利用統計を見る

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Academic year: 2021

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― 甲府市 平和通りの事例 ―

Image of the Streetscape

― A case of HeiwaStreet in Kofu city ―

尾 藤 章 雄

Akio BITO

第1章 平和通りの歴史的背景  甲府市中心部を南北に走る平和通りは、その名称から明ら かなように、第二次世界大戦末期の7月7日未明に米軍の空 襲で焦土と化した中心街に、戦災復興計画に基づいて建設さ れた基幹道路である。当初の建設は甲府駅から相生交差点ま で、その後甲府バイパス(この間通称新平和通り)、さらに中 央自動車道西宮線の甲府南インターチェンジ(同新々平和通 り)まで順次延伸した。このうち甲府駅から相生歩道橋まで は中央分離帯を持つ片側3-4車線、幅36メートルで建設さ れ、交通量も多く甲府市の道路交通の上で重要な役割を担っ ている。  平和通りのJR甲府駅から相生歩道橋までの900メートル区間 は、東側に舞鶴城の堀を埋め立てて計画的に配置された県庁、 市役所、警察署、日銀甲府支店などの公共施設が、西側には 高層の商用ビルが立ち並び、他の場所ではみられないまとまっ た都市景観を呈し、甲府市の顔としての風格を持つに至った。 甲府市中心街の衰退が議論される中で、この平和通りの優れ た景観は、今後のまちづくりにおいて手本となり得る点が多 い。本稿はこの区間の平和通りの景観の特徴を、学生達のイ メージ調査に基づいて明らかにした(1図)。 第2章 平和通りのイメージ調査結果 第1節 調査方法  本稿では、まちづくりに資する具体的な知見を得るという観点から、平和通りの景観について学生 達が抱いたイメージとその要因を明らかし、その結果に基づいて考えられる視点を提示するという方 法をとった。具体的には、(1)各地点で学生達は如何なるイメージを抱いたのか(代表的なイメージ の抽出・分類)、(2)その地点で学生達は何を見ていたのか(景観の構成要素=景観要素の抽出)、(3) 両者には具体的にどのような関係があるのかを順に検討した。イメージの分析には、従来から多くの 研究で用いられてきたSD法(意味微分法)を援用する。  調査は2005年5月に55名の山梨大学学生を対象に実施した。調査地点は、甲府駅山交百貨店前、 山梨県庁前、県民プラザ前、相生歩道橋北の4地点で、あらかじめ調査票(2図)を配布して各地点 10分をめどに記入させた。学生の年齢は18-21歳、うち山梨県外の出身学生が約半数の30名、女子 1図 平和通りと調査地点

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学生は7名であった。都市に強い魅力を感じ るのがこの20代前後の若者であることは言う までもないが、県内外の学生を対象にしてい るので、甲府市中心街の都市景観に対する客 観的な結果が得られたものと言える。  各地点におけるイメージは、あらかじめ用 意したイメージワードを対尺度にして示し、 各尺度への賛同率を数値1-7の7段階で記 入させた。篠原(1998)が評価手法のSD法 の所で指摘しているように、この評価言語の 設定が結果に大きな影響を及ぼすので、曖昧、 専門的、反対語のない形容詞を避ける、類似 した語が集中しない、価値観に直接繋がらな い形容詞を選ぶといった点に注意した。従来のこの分野の研究では、イメージワードがSD法の因子 分析によって評価(Evaluation)、活動性(Activity)、力量性(Potency)を表す3つのグループに分類 されることが明らかにされているので、この点も考慮した33ワードとした(1表)。 第2節 各地点におけるイメージの抽出とグループ化  イメージについて各地点のデータを因子分析にかけ、その結果を因子負荷量の高い順に上位5つま で示したのが2表である。いずれの地点でも代表的なイメージに限定したいという思惑から、固有値 2.0以上の因子のみとしたが、これにより最初の2地点においては第2因子までを抽出し、累積寄与 率はそれぞれ47.6%、44.4%、同様に後の2地点においては第3因子までを抽出し、累積寄与率はそ れぞれ54.4%、51.0%となった。いづれの地点でも寄与率はほぼ50%に近く、抽出した2~3個の因 子で、全分散のほぼ半分を説明できたことになる。  ここでは互いに無相関なイメージのグループ化が目的なので各因子ごとの解釈は次章に譲るが、4 地点を通じて共通のイメージワードが現れていることに注目しておきたい。 第3節 各地点における景観要素の集計  各地点で学生が見ているものを自由回答で記入させ、同じ要素を示すと判断されたものをとりまと めて集計し、回答数が3以上のものに限定して示したのが3表である。各地点に特有なものとして、 甲府市中心街景観イメージ調査  (記入欄とフェイスシートの部分を省略) Ⅰ 各地点において見える様々な景観要素のうち、この場所の景観を特徴づけていると思うものは何です   か。例)〔信玄公銅像前〕市電、大橋、神社の鳥居 Ⅱ この地点の景観イメージを下記の用語で表現するとした場合、どれくらい賛同しますか?   注)景観イメージについて判断が難しいときには、いい加減な回答をせず再度上に上げた景観要素を   検討して考えること。どうしても判断できないときには、「分からない 8」に○印を付けること 1 2 3 4 5 6 7 明るい 1 2 3 4 5 6 7 楽しい → 以下同様に31ワードを配置 暗い      わからない 8 つまらない   わからない 8 2図 調査票 明るい 楽しい 忙しい 健康的 好きな 自然的 都会的 男性的 便利な 暖かい 広い 高級 活気のある 交通便良い 豊か 買物便利 きれい 暗い つまらない 暇な 不健康 嫌いな 人工的 田園的 女性的 不便な 冷たい 狭い 庶民的 落ち着いた 交通便悪い 貧しい 買物不便 汚い 安全 近代的 文化的 新しい 癒される おしゃれな 興味をひく 人が多い さわやかな 施設が多い 住みたい 魅力ある 店が多い にぎやか 見晴らしよい 気楽 怖い 歴史的 非文化的 古い 癒されない やぼったい 興味をひかない 人が少ない うっとおしい 施設が少ない 住みたくない 魅力のない 店が少ない 寂しい 見晴らし悪い 堅苦しい 1表 イメージワード

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甲府駅山交百貨店前のバスターミナル、山交百貨店、バス、タクシー、県民プラザ前の歩道橋、交差点・ 信号、第4地点の日本銀行、ビジネスホテルなどが見られる。一方でビル・建物、街路樹・植木とい う2つの要素はすべての地点においてみられ、回答数も多くなっている。各地点ごとに注目する要素 がある一方で、同じ通りを見ているので地点を問わず共通して注目している要素が存在することがわ かる。  一方で、最初の地点では回答数の多い10の要素でその割合は90%を超えるが、他の地点では全体に 記入数が少なくなり、6~7の要素で66%~76%を占めるにすぎない。最初の地点だけは景観要素 が多様であるが、他の地点は比較的要素数が限られた類似の景観であることが指摘できる。 第4節 各地点のイメージと景観要素との関係  各地点の結果について、抽出されたイメージグループと景観要素との関係を検討し、どの要素がど のイメージグループを喚起したかを矢印で結んでみたのが3図である。ここでは幾分主観に頼らざる を得ない部分があるが、各地点の景観写真を検討するなどして、可能性があるものをすべて結ぶこと により客観性を持たせるように配慮した。  甲府駅山交百貨店前では、景観要素は大きく構造物と動的事物に分けられる。イメージは「便利な」、 「にぎやか」、「活気のある」といった街特有の『繁華なイメージ』と、「さわやか」、「健康的」という都 市に求められる『潤いイメージ』が存在する。駅ビルや山交百貨店など建物・ビルなどの構造物は「便 利」に、また、「バス」や「人」、「タクシー」などの動的事物の多くは「にぎやか」、「活気のある」に関 甲府駅山交百貨店前 山梨県庁前 第1因子 第2因子 第1因子 第2因子 固有値 10.20 固有値 5.50 固有値 9.87 固有値 4.77 寄与率 30.90% 寄与率 16.67% 寄与率 29.91% 寄与率 14.46% 便利 0.84 ★住みたい 0.80 近代的 0.84 さわやかな 0.82 にぎやか 0.84 さわやかな 0.74 にぎやか 0.78 安全 0.77 活気のある 0.83 健康的 0.72 新しい 0.77 ★好きな 0.74 買物便良 0.81 ★好きな 0.64 都会的 0.70 健康的 0.67 ★楽しい 0.80 安全 0.64 店が多い 0.65 ★癒される 0.66 県民プラザ前 第1因子 第 2 因子 第3因子 固有値 10.06 固有値 5.81 固有値 2.09 寄与率 30.48% 寄与率 17.61% 寄与率 6.32% 活気のある 0.87 さわやかな 0.92 気楽 0.71 忙しい 0.80 ★癒される 0.77 自然的 0.68 買物便良 0.79 ★好きな 0.75 暖かい 0.55 ★楽しい 0.77 ★魅力ある 0.75 見晴し良 0.52 交通便良 0.72 ★興味をひく 0.72 ★癒される 0.28 相生歩道橋北 第1因子 第 2 因子 第3因子 固有値 10.69 固有値 3.77 固有値 2.38 寄与率 32.41% 寄与率 11.42% 寄与率 7.21% ★興味をひく 0.83 人が多い 0.80 新しい 0.77 ★癒される 0.81 店が多い 0.69 都会的 0.72 ★魅力ある 0.81 にぎやか 0.68 近代的 0.62 さわやかな 0.75 買物便良 0.68 交通便良 0.59 ★住みたい 0.74 活気のある 0.63 明るい 0.57 2表 各地点の因子分析結果   (★印は評価をあらわすイメージワード)

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係づけられる。  一方で街路樹・植木は「さわ やかな」、「健康的」、遠くに見え るマンションの建物は「住みた い」に関係づけられる。ここで『繁 華なイメージ』には「楽しい」が、 『潤いイメージ』には「住みたい」 が含まれるが、いずれも肯定的 な評価を表すものであり、学生 達の景観に対する視線を知る手 がかりとして注目しておきたい。  山梨県庁前では、前地点と同 様に『繁華なイメージ』がみら れる一方で、「近代的」、「新しい」、 「 都 会 的 」 と い っ た 都 心 に 特 有 の『近代的イメージ』が存在す る。平和通りの両側に林立する ビルなどがこのイメージを喚起 しているのであろう。また、最 初の地点と同様に街路樹・植木が『潤いイメージ』と関係づけられるが、この中に「安全」、「癒される」 が加わっていることに注目したい。広い意味では『潤いイメージ』に含めることができるものと判断 するが、アーケードなどの商業施設が「安全」のイメージを喚起している可能性もある。 バスターミナル ビル・建物 駅ビル・エクラン 街路樹・植木 甲府駅 山交百貨店 バス 人 タクシー 自転車 歩道橋 ビル・建物 街路樹・植木 車 交差点・信号 平和通り 日本銀行 ビル・建物 平和通り 街路樹・植木 ビジネスホテル 街灯 平和通り ビル・建物 街路樹・植木 車 商店街・店 アーケード 自転車 ・ 便利な��にぎやか   活気のある 楽しい ・ 爽やかな��健康的   住みたい ・ 活気��忙しい��買い物便良   楽しい��交通便良 ・ 爽やか��癒し��好きな   魅力ある��興味をひく ・ 気楽��自然的��暖かい     見晴らし良�� 癒される ・ 近代的��にぎやか��新しい   都会的�� 店が多い ・ さわやか��安全   健康的��癒される ・ 興味をひく��癒される�� 魅力ある   さわやかな��住みたい ・ 人が多い�� 店が多い��にぎやか   質物便良��活気 ・ 新しい��都会的�� 近代的   交通便良��明るい 景観要素 イメージグループ 景観要素 イメージグループ 景観要素 イメージグループ 景観要素 イメージグループ ―�甲府駅山交百貨店前�― ―�県民プラザ前�― ―�山梨県庁前�― ―�相生歩道橋北�― 3図 各地点の景観要素とイメージグループとの関係 甲府駅山交百貨店前 個数 割合(%) 山梨県庁前 個数 割合(%) バスターミナル 37 24.2 平和通り 25 15.3 ビル・建物 19 12.4 ビル・建物 25 15.3 駅ビル・エクラン 15 9.8 街路樹・植木 22 13.5 街路樹・植木 14 9.2 車 20 12.3 甲府駅 14 9.2 商店街・店 14 8.6 山交百貨店 11 7.2 アーケード 10 6.1 バス 9 5.9 自転車 9 5.5 人 8 5.2 その他 38 23.4 タクシー 6 3.9 自転車 6 3.9 その他 14 9.1 計 153 100 計 163 100 県民プラザ前 個数 割合(%) 相生歩道橋北 個数 割合(%) 歩道橋 26 17.0 日本銀行 26 19.5 ビル・建物 24 15.7 ビル・建物 19 14.3 街路樹・植木 20 13.1 平和通り 17 12.8 車 19 12.4 街路樹・植木 15 11.3 交差点・信号 12 7.8 ビジネスホテル 6 4.5 平和通り 11 7.2 街灯 5 3.8 その他 41 26.8 その他 45 33.8 計 153 100.0 計 133 100.0 3表 各地点の景観要素の回答数

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 県民プラザ前では、『繁華なイメージ』に「楽しい」、『潤いイメージ』に「好きな」、「魅力ある」、「興 味をひく」という肯定的な評価を表すものが含まれる。これに次いで「気楽」、「自然的」、「暖かい」、「見 晴らし良い」、「癒される」というイメージグループが現れているが、これらもやはり『潤いイメージ』 に近いものと考えられる。  相生歩道橋北では、『潤いイメージ』、『繁華なイメージ』がその順位を逆転し、『潤いイメージ』には「興 味をひく」、「癒される」、「魅力ある」「住みたい」という肯定的な評価が含まれる。『近代的イメージ』が 独立して現れるのも特徴と言えるが、景観要素の中で特に外壁の色彩が明るく、落ち着いてどっしり とした特徴のある日本銀行が注目を集めていることが要因なのかもしれない。 第3章 イメージグループと評価イメージからみたまちづくり  平和通りのイメージは『繁華なイメージ』、『潤いイメージ』『近代的イメージ』の3つに大別され、『繁 華なイメージ』に「楽しい」、『潤いイメージ』に「好きな」、「魅力ある」、「住みたい」などの肯定的評 価が含まれることが明らかになった。これらをまとめたのが4図である。  3つめの『近代的なイメー ジ 』 に だ け は 評 価 を 表 す イ メージが含まれていないこと から、学生達はこれを街路景 観の前提として捉え、この上 に展開する『繁華なイメージ』 と『 潤 い の イ メ ー ジ 』 に 対 して肯定的であると考えられ る。まちづくりの視点から役 立つのは、これら基本となる 3つのイメージをそれぞれに 醸成する景観の創出であり、 特に肯定的に捉えられている 2つのイメージが強いほど、甲府市の街路景観は魅力を増すことになろう。  そこで、各イメージグループの代表的なイメージワードを一つ選び、これに基づいたまちづくりへ の提案を以下のように行った。 (1)『繁華なイメージ』の代表は「便利」である。「便利」だからこそ肯定的評価の「楽しい」につながる。 これは交通の便の良さ、買物の便の良さなど様々な側面が考えられるが、中心部の場合にはアクセス のしやすさ、店が豊富で何でも揃うことを意味するのではないだろうか。まざにコンビニエンススト アの便利さではないだろうか。1店あたりの品揃えは少ないが、多数の店で郊外の大型店と同じよう な品揃えを揃える。そこに各店の幾分のオリジナリテイーある商品を加えれば、中心部の店舗ならで はの集積の利益をもたらすことになろう。小さくても多数の店の多様な品揃えによって街の魅力を増 し、郊外店のメリットであるワンストップショッピングに対抗するのである。 (2)また『繁華なイメージ』の代表は「活気のある」である。「活気」があるからこそ「楽しい」に つながる。これは街を遊び場として捉えていることを意味する。いつもそこに行けば誰かに会える、 いつもそこに行けば何かに出会える、いつもそこにいるとスリリングな出来事に出会える。このよう な期待を持たせる場所、たまり場、スポットを用意する。イベントのような一時的な催しに頼らず、 売り買いとは関係のない、何となく集まる場所、ベンチや隠れ家的な店を用意してやることは、街の 魅力を増すことにつながるであろう。 景観要素 イメージグループ 駅ビル 百貨店 商店街 車 人 バス 街路樹・植木 マンション アーケード 日銀 ビル・建物 通り 繁華なイメージ +楽しい +好きな  魅力ある  住みたい 潤いイメージ 近代的イメージ 4図 景観要素とイメージグループ

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(3)『潤いのイメージ』の代表は「癒される」である。「癒される」からこそ肯定的評価の「好きな」、「魅 力ある」「住みたい」につながる。これは人の最も落ち着く居場所、住処(すみか)としての場所を意 味する。都市中心部を居場所とする、住処とすることは今の時代の若者達の一つの理想である。都心 部のマンション居住へのあこがれに通じるものである。風景を楽しめる通り、いつまでも座っていら れる空間などを街に用意することは、このような若者達のニーズに合致する。これまた売り買いとは 関係のない、しかし街の魅力を増すことにつながる。市役所などの公的機関が中心部に陣取る甲府市 のような場合、これらの公共建物が休日の居場所を提供することを役割として考えると良い。誰でも 憩える空間、イベント広場などを提供することで商店街との回遊路を確保することができる。(4)『近 代的なイメージ』の代表は「新しい」である。これは都市景観の前提条件である。肯定的な評価には 繋がらないが、誰もが見るビル・建物の外観は、個性ある、来るたびに新しい物でなければならない。 いつもと同じ、代わり映えのしないものではリピーターを呼ぶことはできない。郊外にない商店街、 例えば看板・電柱などが無く、道路構造物や街路樹に統一感のある景観は、街の新しさとして魅力を 大いに増すことにつながる。 第4章 終わりに  甲府市中心部を走る平和通りの景観に対して若者が持つイメージを明らかにし、これに基づいて今 後のまちづくりへの提案を行った。景観に対するイメージは漠然としたものであるが、景観要素と一 定の関係があることを前提とすれば、本稿のようなまちづくりにつながる検討が可能になる。  5図は街路景観の魅力を握る3つの代表 的なイメージを概念的に示したものである。 都市としての新しさの上に、3つのイメー ジワードで代表される景観を創出し、また 整備していくこと、甲府のまちづくりには これが求められるであろう。  本稿の概要は平成19年10月27日に甲府市 内で開催された山梨大学教育人間科学部「社 会と大学」フォーラム 地方都市甲府の再 生に向けて -地域協働のまちづくり-  においてパネリストとして発表させていた だいた。当日のコメントを含めて幾つかの ご意見をいただいたことに感謝いたします。 参考文献 篠原修 景観把握モデル 土木景観計画59、技法堂出版、pp.27-39、1998. 篠原修編・景観デザイン研究会 景観用語事典、pp.72-73、1998. 便利である 新しい 活気がある 癒される 5図 街路景観の代表的イメージ

参照

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