3.リカレント教育の推進
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初等・中等教育の高度化への取組み
①教員免許状更新講習
滋賀大学では、毎年、教育職員免許法に基づき、教員の職務遂行に必要な「最新の知識技能」の修得と、有効期 間の更新を目的として、文部科学大臣の認定を受け、教員免許状更新講習を開設しています。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、対面講習を中止してオンライン講習にて実施しました。
オンライン講習は、オンデマンド配信で行うことにより、受講から認定試験まで自宅や職場等で受けることができ、講 習開講期間中であれば、いつでも受講することが可能となりました。
受講者の皆様が、今回の講習の学びをそれぞれの教育現場で活かし、ご活躍されることを祈っております。
【開講講座一覧】
(必修領域)教育の最新事情
講座の名称 A-1・A-2 教育の最新事情
(選択必修領域)今日的教育課題
講習の名称
B-2 幼児期の教育実践 -指導計画と領域の概念-
B-3 学校をめぐる近年の状況変化と新たな課題
B-4 「特別の教科 道徳」の指導と評価の具体的展開 -子どもたち一人一人をリスペクトする 道徳教育の確立-
B-5 教育理念を共有しながら進める学校(園)と家庭 及び 地域社会との連携・協働のあり方 B-8 キャリア教育の実践と進路指導
B-9 心のバリアフリーと学校における交流と共同学習の推進
(選択領域) 教科指導及び生徒指導その他教育の充実に関する事項
講習の名称
C 幼児期における食育 D-1 特別支援教育Ⅰ D-2 心と身体の健康Ⅰ D-7 日本の漢詩と和歌 E-1 特別支援教育Ⅱ
E-2 保健と体育の今日的課題に対応した指導力を考える E-5 資料・データを読む
F-1 心と身体の健康Ⅱ F-2 国際理解教育
F-3 安全で効果的な体育授業の指導について
3.リカレント教育の推進
49 F-4 体験的環境学習への招待
F-5 社会科の授業づくりへのヒント -「表現」に着目して-
F-8 コンピュータを使ったデータ処理・分析の基礎 G 国際理解教育と多文化共生
H 子どものくらしを考える
②就職氷河期世代を対象とした教職リカレント教育プログラム
滋賀大学では、いわゆる就職氷河期に教職につきたくてもつけなかった方々を対象に、教職へ就業できるよう支 援するための講習を提供しています。この講習は、所定の条件を満たすことにより無料で受講することができ、オン ライン講習(オンデマンド)のみでの教員免許状の更新(回復)や次年度の対面型の講習を受けることも可能です。ま た、面接や小論文作成の指導等の支援や、教員となることについての様々な相談の機会も提供しています。
本講習では、教育の最新事情や現代的課題について学び、アクティブラーニングやICT活用という新しい教育技 能を習得することができます。さらに、教育データサイエンスに関する知識・技能を習得することができるのもこの講 習の大きな特徴です。
③子ども統計プログラミング教室
11月7日(土)に、長浜市のさざなみタウンで「子ども統計プログラミング教室」を開催しました。この教室は滋賀大 学が主催し、びわ湖東北部地域連携協議会および長浜市の共催と長浜市教育委員会の後援を得て、小学5・6年生 を対象に開催したものです。
講師は、リトルスタジオインク株式会社代表取締役の町田保氏が務め、「海の SDGs」をテーマに、プログラミング について講義をしていただきました。
受講した小学生9名は、分からないことがあるとアシスタントに質問し、文字列や数字で作られたプログラミングの 規則が分かると「なるほど」といった声があがるなど、熱心に受講していました。
今後も、データサイエンス教育に取り組む大学として、プログラミングなどの教育を行うとともに、SDGs にも全学で 取り組むことで、社会への貢献を推し進めていきます。
カモンちゃんが受講生をお出迎え 熱心に取り組む子どもたち
3.リカレント教育の推進
50
④教育関係者向けセミナー
8月17日(月)に、JR大津駅前の本学大津サテライトプラザにおいて、統計指導者講習会「教育関係者向けセミナ ー」を総務省統計研究研修所との共催で開講しました。
本セミナーは、本学データサイエンス学部設立を機に連携を開始した総務省統計研究研修所と共催で実施してお り、今回で第4回目となりました。
セミナーは、西日本地区の小・中学校、高校や教育委員会などの教育関係者を対象者に、統計指導のスキルを 磨いてもらうことを目的として、データサイエンスに関するリテラシーの向上や、データサイエンスを用いた授業デザ インをテーマに講義や演習を行いました。
午前の部ではデータサイエンス学部副学部長の椎名教授が講師となり、「データサイエンスの現状について」、
「大学におけるデータサイエンス養育の位置づけ」を演題に講義を行いました。この講義の中では、講師と受講者と の意見交換が行われ、データサイエンス教育を巡る地域や校種別の実態や課題が共有されました。
午後の部ではデータサイエンス教育研究センター副センター長の市川教授が講師となり、「データ駆動型の探求 授業のデザイン」と題し、各校種で求められるデータサイエンス教育の導入に向けて、PPDACサイクルに基づく分 析例が実例を交えて紹介されました。後半のグループワークでは、この内容を踏まえた授業デザインの設計につい て、校種別で編成されたグループ毎で発表に向けた議論や検討がなされましたが、受講者らは早速PPDACサイク ルをなぞり環境問題や学習効率と学習環境等をテーマに授業デザインを発表し、活発な意見交換や講師から示唆 に富んだ助言がありました。
グループワークの様子
講義を行う市川教授
グループ毎の発表の様子 講義を行う椎名教授