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46

th

International Chemistry Olympiad Hanoi, Vietnam - 2014

Preparatory Problems

問題 問題

問題 問題

33.

酸化亜鉛粉末 酸化亜鉛粉末 酸化亜鉛粉末 酸化亜鉛粉末

(

亜鉛華 亜鉛華 亜鉛華 亜鉛華

)

中 中の 中 中 の の の亜鉛 亜鉛 亜鉛と 亜鉛 と と鉛 と 鉛 鉛 鉛の の の の定量 定量 定量 定量

1.

導入 導入 導入 導入

軟らかく、白色あるいはわずかに黄色みを帯びた白の酸化亜鉛粉末

(

亜鉛華

)ZnO

はゴ ムの加硫工程、セラミクス、塗料その他多くの製品に用いられている。酸化亜鉛は次の ように金属亜鉛を空気中で燃焼させて生産されている。

Zn

(固体)

Zn

(液体)

Zn

(気体)

2 Zn

(気体)

+ O

2

2 ZnO

(固体)

原 料 亜 鉛 の 純 度 が 製 品 の 亜 鉛 華 の 品 質 に 影 響 す る 。 不 純 物 の 含 有 量 に 対 応 し て 非 常 に 多 岐 に わ た る 亜 鉛 華 の 製 品 規 格 が 存 在 す る 。 例えば、電熱プロセスで 生産されるグレード

2 (

重量で

60

パーセント以上の

Zn

含有

)

の亜鉛華はそれぞれ

4%

未満の

Ca

0.4%

未満の

Fe

8%

未満の

Pb

しか含まれていない。

今回の課題は、市販の亜鉛華に含まれる亜鉛と鉛の含有率を

EDTA

と二クロム酸を用 いて決定することである。

2.

化合物 化合物 化合物 化合物と と試薬 試薬 試薬 試薬

- 酸化亜鉛粉末

(

亜鉛華

)

-

4 M

希硫酸

-

6 M

希硝酸

-

4 M リン酸

-

0.025 M EDTA

標準溶液

(Na2H2Y·2H2O

より調製

)

-

0.02 M

チオ硫酸ナトリウム溶液

(Na2S2O3·5H2O

より調製

)

-

0.025 M

硫酸鉄

(II)

溶液

(FeSO4·7H2O

より調製

)

- 塩酸―塩化ナトリウム混合溶液:

320 g

NaCl

200 mL

の蒸留水に溶かし、

100 mL

の濃塩酸

(37 wt%)

を加えた後、全体を蒸留水で

1.0 L

にまで薄める。

(

訳注:

320 g

(2)

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NaClは200 mLの水には溶けない。全量1.0 Lでほぼ飽和溶液。あるいは32.0 gの誤り

か?

)

-

5% (w/v)

二クロム酸カリウム水溶液

-

10% w/v

ヨウ化カリウム―チオシアン酸カリウム混合溶液

-

2 M

酢酸―

1 M

酢酸アンモニウム混合溶液

-

6 M

アンモニア水

-

200 mL

のアンモニア―塩化アンモニウム緩衝液

(pH 10)

- エリオクロムブラック

T (ET-00)

指示薬、

1 % (w/w)

NaCl

混合粉末

- ジフェニルアミンスルホン酸指示薬、

0.2 % (w/w)

の水溶液

-

1 %

デンプン指示薬。これは使用する当日に、

0.5 g

の水溶性デンプンを

2-3 mL

の蒸 留水に懸濁したものを

50 mL

の沸騰した蒸留水中にかき混ぜながら注ぐことで調製 する。デンプン溶液がほとんど透明になるまで加熱を続ける。使用前に溶液を室温 まで放冷する。

3.

実験機器 実験機器 実験機器 実験機器と とガラス ガラス ガラス ガラス器具 器具 器具 器具

- 分析天秤

(± 0.0001 g)

- ホットプレート -

250 mL

三角フラスコ

-

100 mL

メスフラスコ

-

10.00 mL

ホールピペット

-

25 mL

ビュレット

-

250 mL

ガラスビーカー

- ワットマンろ紙、グレード

2V

、直径

110 mm

(

注:グレード

2V

は、ひだつきろ紙状に既に折られている定性ろ紙。粒子保持能は

(3)

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アドバンテックならばNo. 1に相当。)

4.

実験 実験 実験 実験方法 方法 方法 方法

ステップ ステップ ステップ ステップ

1

1.

100 mL

のガラス製ビーカーに

0.50 g

の粉末試料を入れる。そ の ビ ー カ ー に

4 M

硫 酸を10 mL加える。ビ ー カ ー を ホ ッ ト プ レ ー ト に 乗 せ 、 フ ー ド 内 で 混 合 物 を 加 熱 す る 。 ホ ッ ト プ レ ー ト の 加 熱 は 中 程 度 に 設 定 す る 。 固体の一 部が溶けた結果、黄色みを帯びた残渣がビーカー中に残る。

3 mL

の硝酸溶液をゆ っくりとビーカーに加え、白色沈殿が生じるまで溶液の加熱を続ける。ビ ー カ ー の 溶液 を

SO3

の白 煙が 生じる まで蒸発させてか ら 加熱を止める。 溶液を室温まで 放冷する ( ヒント : フード内で行う ) 。

放冷した溶液を、ろ紙を用いて

100 mL

メスフラスコにろ過する。さらにビーカー 内とろ紙を

1 %

硫酸で数回洗浄する。ろ液

(

と洗液を合わせた溶液

)

に蒸留水を標線ま で加え、よく振って溶液

A

とする。

2.

250 mL

の三角フラスコに先ほどのろ紙を乗せた漏斗を取り付ける。ろ 紙 の 白 色 沈

殿 の 上 か ら 、 加 熱 し た

20 mL

の 酢酸―酢酸アンモニウム混合溶液を沈殿が溶けき るようにゆっくり注ぐ。ろ紙を蒸留水ですすぎ溶液

B

とする。

ステップ ステップ ステップ ステップ

2

1.

10.00 mL

の溶液

A

5 mL

のアンモニア水をピペットを用いて

250 mL

三角フラス コに入れ、振り混ぜる。そして、その混合物に

10 mL

のアンモニア―塩化アンモニウ ム緩衝溶液

(pH = 10)

を加える。

ET-00(

エリオクロムブラック

T)

指示薬とおよそ

10 mL

の脱イオン水を加える。

EDTA

標準溶液を用いて溶液の色がワインレッドから青に変わるまで注意深く滴 定する。この滴定に用いた

EDTA

溶液の容量を記録する。

(

ヒント:必要であれば

Zn2+

の量が滴定可能な範囲に入るよう溶液の分取量を調整せよ。

)

2. 溶液

B

10 %

酢酸ナトリウム溶液

5 mL

250 mL

ビーカーに加える。この混合物

をゆっくり

(

少なくとも

10

分かけて

)

90 oC

まで加熱して、静かに

10 mL

の二クロム

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酸カリウム溶液を加える。混 合 物 を 室 温 ま で 冷 却 し 、

1

時 間 そ の ま ま の 状 態 で 保 持 す る 。 析 出 物 を ワ ッ ト マ ン ろ 紙 で ろ 別 す る 。 温かい蒸留水で、ろ液がほと んど無色になるまで沈殿を洗浄する。

ろ 紙 が つ い た ま ま の ろ う と を

2 5 0 m L

三 角 フ ラ ス コ の 上 に 移 す 。 黄 色 の 析 出 物 を 温 め た

1 5 m L

の 塩 酸 ― 塩 化 ナ ト リ ウ ム 混 合 溶 液 で 溶 か し 流 す 。 ろ紙を蒸 留水ですすぎ溶液

C

を得る。

溶液

C

におよそ5 mLの4 M硫 酸 、

5 mL

4 Mリ ン 酸 、10 mLの蒸留水を加える。

さらに、溶液

C

に8滴のジフェニルアミンスルホン酸指示薬を加える。鉄(II)イオン標 準溶液で色が紫から緑になるまで注意深く滴定する。使用した鉄

(II)

イオン溶液の容量 を記録する。

(

ヒント:溶液

C

はヨウ素滴定法でも滴定できる。

)

5.

課題 課題 課題 課題と と と とデータ データ データ データ解析 解析 解析 解析

1.

下記の変化の際に生じた反応の釣り合いのとれた化学反応式を書け。

1.1 酸化亜鉛粉末が硫酸と硝酸に溶解して白色固体が生成したとき。

1.2 白色固体が酢酸―酢酸アンモニウム混合溶液に溶解して錯体生成物

X

を生成した とき。

1.3 生成物

X

が二クロム酸カリウム水溶液と反応して黄色沈殿を生成したとき。

1.4 黄色沈殿が塩酸―塩化ナトリウム混合溶液に溶けたとき。

1.5 溶液

C

Fe(II)

イオン滴定法またはヨウ素滴定法で滴定されたとき。

2.

粉末中の亜鉛と鉛の重量パーセントを計算せよ。

3.

ヨウ素滴定では、二クロム酸をヨウ化物イオンで還元する際に生じたヨウ素を滴定す るために、チオ硫酸イオンが用いられる。二クロム酸の滴定にチオ硫酸イオンが用い られないのはなぜか。

4.

クロム酸鉛は、

pH 5

以上の溶液

(

酢酸―酢酸ナトリウム緩衝液

)

中で完全に析出する。

4.1 クロム酸鉛の溶解度積

Ksp

1.8×10-14

として、

20 mL

1.0×10–3 M

クロム酸カリ

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ウム溶液に

100 mL

1.0×10–4 M

酢酸鉛溶液を加えると沈殿を生じるか

?

4.2 クロム酸鉛が沈殿した後の、溶液に残っている鉛イオンの平衡濃度を求めよ。

参照

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