酸素電極を用いた一般細菌数の簡易計測
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(2) VII‑043. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 14 時間となり、培養温度が高いほど検出時間が短くなる. 1.0E+07. 傾向が認められた。また、液体培地の種類による検出時. 液体培地が異なっても検出時間にほとんど違いが認めら れなかった。これらの結果をふまえ、検出時間を極力短 縮すべきとの観点から、酸素電極法の測定条件は、公定 法 1) に準じ、培養温度として 36℃、液体培地として標準. 一般細菌数(CFU/ml). 間への影響に注目すると、培養温度が等しい場合には、. y = 2.0E+07e - 0 . 9 5 x R 2 = 0.93. 1.0E+06 1.0E+05 1.0E+04 y = 1.3E+07e - 1 . 0 2 x R 2 = 0.85. 1.0E+03 1.0E+02. 河川. 1.0E+01. 排水. 1.0E+00. 寒天培地(寒天抜き)をそれぞれ採用することとした。. 0. 5 . 環 境 試 料 を 用 い た 細 菌 計 測 ・ ・ ・ 図 ‐3 に、河川水およ び排水中の一般細菌数と検出時間との関係を示す。これ. 2. 4 6 8 検 出 時 間 (hour). 図‐3. 10. 12. 一般細菌数と検出時間の関係. によると、いずれの試料においても両者の間には高い相 関が認められた。ここで、同じ菌体濃度における検出時. 1.0E+07 1.0E+06. 料毎の細菌相による細菌数当たりの酸素消費速度の違い. 1.0E+05. が、検出時間の差として現れることが示唆された。した がって、実際の適用に際しては、測定対象とする試料毎 に検量線を作成し、この影響を極力少なくすることが必 要と考えられる。. 一般細菌数(CFU/ml). 間を比較すると、河川水は排水に比べて約 20%短く、試. 8/8. E.coli 8/8 8/8. 1.0E+04. 8/8. 1.0E+03. 8/8. 1.0E+02 検出された試料/全試料. 1.0E+01 1.0E+00. 6 . 測 定 精 度 の 検 討 ・ ・ ・ 図 ‐4 に、E.coli および河川水を用. 0. 2. 4. 6 8 10 12 検 出 時 間 (hour). いて、同一の試料を多数同時に測定した際の一般細菌数 と検出時間との関係を示す。これらによると、いずれの. 試料注入時における細菌数の微少な差が、測定に長時間 を要する低濃度試料ほど検出時間に大きく影響すると考 えられるが、加えて、増殖速度や呼吸活性の異なる細菌 が共存する河川水では、純粋培養試料である E.coli とは. 16/16. 1.0E+05 一般細菌数(CFU/ml). が顕著に現れることがわかった。本来、酸素電極法では、. 16. 1.0E+06. 試料においても、菌体濃度が低いほど分散が大きくなる 傾向が認められ、特に、河川水では E.coli よりその傾向. 14. 河川水. 16/16. 1.0E+04. 16/16. 1.0E+03. 14/16. 1.0E+02 1.0E+01. 検出された試料/全試料. 1.0E+00 0. 異なり、一般細菌として検出される細 菌の全てが、溶存 酸素の消費に対し同様に寄与するとは限らない。このこ. 2. 4. 6 8 10 12 検 出 時 間 (hour). 図‐4. 14. 16. 検出時間の分散. とが環境試料を測定した場合に分散がさらに大きくなっ た要因と考えられる。本実験では、一般細菌数が 103 を. 最後に、本研究の遂行に多大なご協力を頂いた. 下回ると分散範囲が 1 オーダー以上となり、信頼性の高. (株)ダイキン環境研究所の関係各位ならびに本学卒. い結果が得られないことがわかった。. 業生の甲本周司君に感謝の意を表します。. 7 . おわりに・・・ 本研究では、酸素電極法による環境試料中 の一般細菌数を計測する際の測定条件を示すとともに、. 【参考文献】. 環境試料に対して同手法を適用した場合の問題点につい. 1)厚生省生活衛生局水道環境部 監修:上水試験. て指摘した。今後は、測定精度の向上および検出時間の 短縮を図るため、一般細菌数が 103を下回る低濃度試料 に対する測定手法として、ろ過により細菌を捕集する濃 縮操作および測定試料の容量増加について検討していく 予定である。. ‑86‑. 方法(1993),(社)日本水道協会,1995.3 2)酸素電極を用いた一般生菌数検査の簡易迅速化 :天野義久 他,日本食品化学工学会誌,Vol.48, No.2,pp.94‐98,2001.2.
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