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( ) 実験的廿日鼠肝炎時の血液学的考察

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(1)616. 36‑002:. 616. 151. 5. 実 験 的 廿 日 鼠 肝 炎 時 の 血 液 学 的 考 察 第1編. 血. 岡山大学 医学部第一内科教室 大. 液 主 任:小. (指 導:九. 折 州 大学. 口. 教 授 山岡教授. ). 潔. 〔昭 和34年8月28日. 緒. 像. 受稿〕. 言. 実験材料並 びに方法. 流 行 性肝 炎 の 歴 史 は古 く,そ の 流 行 像及 び臨 床 像 は 多 くの権 威者 等 の 確立 す る所 で あ り教室 の業 績 と. 1.. 実 験 材料. 市 販 廿 日鼠 体 重10gr前. 後 の もの を 清 浄 な飼 育 箱. して は,小 坂1)2),瀬 戸3)の 報 告 が あ る.本 症 の血. 中 でオ リエ ン タル固 型 飼 料 を 用 い10日 〜2週 間 飼 育. 液像 に関 して も多 くの 報 告 が あ り何 れ も極 めて 診 断. し,完 全 に 健 康 と診 定 した もの を使 用 した.接 種 病. 的価 値 あ る こと を強 調 して い る.然 し乍 ら報 告 者 の. 毒 はEctromelia‑virus109LD50の. 記 載 は必 ず しも一 致 して お らず,こ の 点 に就 いて 教 室岩 原4)は 最 近 岡山 県 下 の流 行 を 中心 に追 究 し詳 細 な る報 告 を行 つ てい る.. 2.. 肝 乳 剤 を 使 用 した.. 実験方法. 廿 日鼠 の 尾 根 部 を切 断 し湧 出す る血 液 に就 い て, 赤 血 球 数,血 色 素 量,白 血 球 数 を 算定 し,同 時 に 白. 流 行 性肝 炎 の 動 物 接種 実験 は,諸 外 国 は もと よ り. 血 球 分 類 を も 行 つ た.塗 抹 標 本 は す べ てMay. 本邦 に於 い て も旺 ん に 試 み られ て お り,最 近 の もの. Giemsa二. と して は,原5),高. もの で は100, 5,000以 上 の もの で は200に 対 す る百. 橋6),石 井7)斉 藤8)9),中 村10)等. の記 載 が あ る.何 れ も肝 炎患 者 の 材 料 を 腹腔 内 に接. 重 染色 を施 し,白 血 球 数 が5 ,000以 下 の. 分 比 を 求 め た.尚. 或 る例 で は過 酸 化 酵 素 反 応. 種 す る こと に よつ て そ れ ぞれ の見 地 よ り検 討 し,石. (McJunkin氏. 井7),斉藤8)9)は その 際 の 血液 像 に流 行 性 肝 炎 同 様 の. 体 染 色 を も行 い 細 胞 の種 族 を判 別 した.. 法)及 びJanusgrun‑Neutralrot超. 生. 所 見 を認 め た と報 じて い るが,そ の実 験 そ の もの に. 廿 日鼠 で は以 上 の検 査 のみ で も可成 りの侵 襲 を与. 疑 問 を持 た れ て い る現 在 これ を人 の流 行 性 肝 炎 と対. え る こと とな り,そ れ に よつ て もた ら され る血 液 像. 比 して 考 察 す る こと は行 き過 ぎと思 わ れ る.一 方 天. の 影響 を考 慮 す れ ば,同 一廿 日鼠 につ き経 日的 に反. 野11)12)はvirus性. 復施 行 す る こ とは相 当 の 誤差 を生 ず るお そ れ が あ る.. 炎 を主 体 とす る肝 炎 の概 念 を把. 握 す るた め に 多臓 器 親 和 性 を示 すEctromelia‑virus. そ こで1回 の血 液検 査毎 に動 物 を代 え,そ れ に よつ. 接種 によ る廿 日鼠 の 模 型 実 験 に於 いて,病 理 学 的 に. て生 ず る個 体 差 か ら来 る誤差 を防 ぐた め検 査終 了次. 人 の流 行 性 肝炎 に酷 似 す る肝 病変 を認 め る こと に注. 第 屠 殺 して肝 脾 の 組 織 病 変(H.. E.染. 色 組 織 標本 に. 目 し免 疫 病理 学 的見 地 よ り特 に そ の組 織 像 よ り肝 炎. よ る)を 検 討 して比 較 考 察 を加 え る と共 に,更 に検. の種 々相 の 因 果 関係 に 論 及 し て お り,教 室 池 田23). 査 時 の 廿 日鼠 の全 身 状 態 を活 溌,不 活 溌,重 篤 に分. は同 じvirusの. け,こ の 所 見 を も加 味 して考 察 に 誤 りのな い よ うに. 感 染 様 式 と肝 を 中心 とす る諸臓 器. の病 理 組 織 学 的 検 索 を 行 い,教 室 釈 舎42)は 同 じ virusに よ る感 染 様 式 をvirus毒. 量 と 免疫 との 関 聯. 努 め た. 研 究 対 象 に は健 康例20例 及 び 実 験A及 びB群 を以. に おい て検 討 し,い ず れ も人 の流 行性 肝炎 に近 似 し,. つ て した.即. 人の 流 行性 肝 炎 の病 原virusが. 述 の肝 乳 剤 を20. 分 離 され て い ない 現. ちA群:種. 在 その 病態 を うかが う上 に 本 動物 実験 が好 適 で あ る ことを 認 め て い る.そ こで 著 者 は血 液 学 の立 場 か ら. 倍 の 稀 釈 液 を0.05cc宛. 同様virusの. 腔,経. あ る成 績 を えた ので 先 づ末 梢血 液 像 よ り記 載 す る.. 腹 腔 内 に接 種 した ものB群:前. 口,経. 即 ち前. 102 107 1010倍 に 稀 釈 した もの を. 0.05cc宛. 接 種 実 験 に就 い て検 討 を加 え,興 味. 々の 濃 度 のvirus量. 述 の107. それ ぞれ 異 る部位,即. ち腹. 鼻,足 蹠 皮 下 に接 種 し た も の.尚107. 倍 稀 釈 腹腔 内接 種例 はA及 びB群 共 に 一括 し,病 毒 接 種 例 は 総 数193例. で あ る..

(2) 7128. 大. 基礎的事項. 口. 潔. た.. 本 研 究 の指 標で あ る正 常血 液像 並 び に肝 脾 の組 織. I〕 塗抹May‑Giemsa染. 病 変 の 基 準 を整 理 し た.処 で 廿 日鼠 の 血 液 像 は Klieneberger‑Carl13),阿. 部14),白 井.安. 藤15)石. 好 中球:成. 色所 見. 熟 型 の原 形質,核 染 質 の状態 には触. れ る必 要 は ない が,桿 状 核 及 び 分 節 核 の識 別 は必ず. 井 ・小 林16)等 の記 載 を 見 る が,何 れ も個体 差 の 強. し も容 易で はな い.桿 状 核 は 寧 ろ環 状 の核 に近 い も. い こ とを 認 め て い る.著 者 の 健 康 廿 日鼠20例 の成 績. のが 多 い.幼 若型 は健 康 廿 日鼠 に は認 め られ ず,病. を平 均 値,標 準 偏 差,分 布 範 囲 を もつ て示 す と第1. 毒 接 種 の或 る もの に観 察 され,人 の骨髄 球,後 骨髄. 表 の如 くで,こ の 成 績 は 前 記文 献 上 の記 載 と略 々一. 球 に 該 当す る もの と理 解 され るが,原 形 質 は淡 い青. 致 して い る,. 色 を帯 び,核 型 は 環状 を呈 し成 熟型 に比 し核 幅 が広. 第1表. 健 康 廿 鼠 の 末 梢血 液 像 の 平 均 値 (著 者20例 に 就 て). く,胞 体 の 大 い さ も稍 々大 で あ る.核 構 造 は成 熟型 に比 し稍 々微 細 で あ る. 好 酸 球:好. 酸 性 顆 粒 に よ つて 原 形質 が一 様 に紅. 色 を 呈 し,成 熟 好 中球 の核 構 造 ほ ど粗 な感 じは与え ず,環 状 の核 を呈 す る ものが 殆 ん ど で あ る, 淋 巴球:人. 間 と全 く同 様 て あ る.著 者 は単 に大. 及 び小 に区 別 した.尚 病 毒 接種 例 中,淋 巴球 の変 性 状 態,即. ち主 と して核 の構 造 が乱 れ 大 き く亀裂 を認. め る と云 う崩壊 像 を思 わ しめ る もの が あ り,一 時病 的 淋 巴球 と呼ぶ べ きか と も考 え た の で あ る が,所 謂. 不 定 淋 巴球"と は全 く別 個 な もの で あ る点 よ り. 誤解 を避 け る為 に単 に淋 巴球 と して取 扱 つ た. 単 球:人. と殆 ん ど 同一 で あ る.. 形 質 細 胞:病. 毒接 種 例 の 一部 に認 め.小 淋 巴球. 大 で,人 に 於 け ると大 差 な い. 類 形 質 細 胞:病. 毒接 種 例 の み に観 察 され,形 質 細. 胞,淋 巴球 とは異 る形 態 的 特 徴 を呈 す.核 の型 状,核 の構 造 は最 も単 球 に 似 て い るが,大. き さは15〜20μ. で,同 標 本 中 の単 球 と は比 較 に な らぬ 強 塩基 性 原形 質 を と る点 が特 長 で あ る.然 し核 小 体 は不 明 瞭 で あ る.こ の 細 胞 は 佐 藤17)の 外 膜 球 或 い はDowney18) I及 び Ⅲ型 に略 々一 致 す る. 細網 細 胞:こ. 観 察 した もので,人 と近 似 し多 くは類 淋 巴球 性 で, 一 部 類 形 質 細 胞 性 の もの もあ る.大 型 の細 胞 で胞体. 註〕 ± は標 準 偏 差 実 験 に 際 し著 者 は 文 献 上 の 成 績 を も 考 慮 に 入 れ, 比 較 的 大 き な 余 裕 を 以 つ て 正 常 値 の 限 界 を も う け た. 赤血球数. 800〜1,000/mm3,. 血色素量. 80〜120/n.Sahii. 白血 球 数. 4,000〜10,000/mm3,. 空 泡 を 有 す る.核 型 は楕 円 形,核 縁 は鋭,核 構造 は 微 細 で ク ロマ チ ンに乏 し く数 ケ の核 小 体 を有 す る. Ⅱ〕 過 酸 化 酵 素反 応 所 見.. 好 中球. 20〜40%,好. 酸 球0.5〜5%. 淋 巴球. 50〜70%,単. 球10%. 末 梢 血 塗 球 沫May‑Giemsa二. McJunkin氏. 法に. 従 つ た.. 分 類 上 で は,. 面 に 就 い て,病. 縁 は不 整,原 形 質 が広 大 で淡 い塩 基 性 を 呈 し多 くは. 好 中球:好. 甚 だ 近 似 し て い る が,著. れ も病 毒接 種 例 中極 く少 数 の例 に. 酸球 に於 いて 最 も強 く,幼 若 好 中球. も可 成 り顕 著 に 陽 性顆 粒 を認 め る.単 球 は陽 性顆 粒 が 比 較 的 少 い.淋 巴球,形 質 細 胞 は 勿 論陰 性 て,強. 重 染 色所 見 は人 間 と. 者 は本 実験 で観 察 した形 態. 的 像 を 含 め次 の点 を 記 述 の参 考 と し. 塩 基 性 原 形 質 を 有 す る単 球 様 細 胞,即 も陰 性 所見 を示 した.. ち類 形 質細 胞.

(3) 実験 的 甘日鼠 肝 炎 時 の血 液 学 的 考 察 Ⅲ〕 超 生 体 染色 所 見:杉. 山19),森 田20)の 知. Ⅱ度:. 7129. 充 血 の程 度 を 増 し,血 管 壁 の膨 化 が見 ら. 見 を基 礎 と して,方 法 は 森 田20)の 要領 に. れ,静 脈 洞 の配 列 の 乱 れ が少 し く現 わ れ る.組 織 間. 従 つた.. 隙 の滲 出液 は殆 ん ど見 られ な い.星 細 胞,網 状 織 細. 好 中球:成. 熟 好 中球 で は ヤ ー ヌ ス緑(以 下「ヤ」. 緑 と略)顆 粒を 全 く認 めず,大 小 不 同 の 黄 赤 色輝 耀 性 の ノイ トラール 赤(以 下 「ノ 」赤 と略)顆 粒 が大. 胞 の 肥大,増 殖 も強 くな り,実 質 細 胞 の軽 い変 性 や 細 胞 浸潤 が 現 わ れ 始 め る. Ⅲ度 ・ 静 脈 洞 の配 列 の乱 れ が 強 くな り,充 血 が. 抵 の 場合 胞体 内 を 占有 し,う ち に膨 化 した 「ノ」 赤. 強 く,出 血 も見 られ,血 管壁 の膨 化 も強 くな る.組. 液 胞 も多 数 観 察 され る.幼 若好 中球 で は 「ノ 」赤 顆. 織 間 隙 に は 滲 出 液 も出現 す る.星 細 胞,網 状織 細胞. 粒 が主 と して環 状 核 に取 り囲 まれ た 内 部 に 認 め ら. の肥 大,増 殖 も強 い.実 質 細 胞 の変 性 や 軽 い壊 死 と. れ,或 る もので は核 の外 囲 に 沿 つて 少 数 の短 桿 状 の. 共 に再 生 像 も見 られ るが,細 胞浸 潤 は強 くな い. Ⅳ 度:. 「ヤ」緑 顆 粒 の 散在 す るの が 見 られ た. 淋 巴球:「. ノ」 赤顆 粒 を殆 ん ど認 め な いで,核. 充 血,出 血 共 に 強 く血 流 は静止 状態 ,血. 管 壁 の膨 化 と疎化 が あ り,静 脈 洞 の配 列 は非 常 に強. の 周辺 に 「ヤ」 緑顆 粒 が 数 ケ点 在 す る ものが 多 い.. く乱 れ る.組 織 間 隙 に滲 出 液 が可 成 り貯 溜 す る.壊. 亦少 数 の 「ヤ」 緑顆 粒 と少 数 の 「ノ」 赤 顆 粒 とが 混. 死 も高 度 で あ る.星 細 胞,網 状 織 細 胞 の 肥大,増 殖. 在 す る もの も見 られ た.然. は強 い.細 胞 浸 潤 は強 くな い .. し既 述 の変 性 過 程 に あ る. 淋 巴球 で は 「ヤ」 緑顆 粒 は認 めず粗 大 な 「ノ」 赤 液 実. 胞の 性格 を帯 び た ものが 可 成 り多 数存 在 す る. 単 球:核. の主 陥 凹に 抱 か れ て 「ノ」 赤顆 粒 が花. 冠 状配 列 を示 し,こ れ を と りま くよ うに或 い は 稍 々. 験. 成. 績. 対 照 と して の健 康 廿 日鼠 の血 液 像 は 前項 で既 述 し た.. 離 れ た核 周 に 短 桿状 の 「ヤ 」 緑顆 粒 を 少 数乍 ら認 め. A群. る.. A. 1.. 20倍 稀 釈 腹 腔 内接 種 例. 第2表. に示 す 如 くで あ る.即 ち本小 群 の全 経 過 は. 形 質 細 胞:明 類 形 質 細 胞:末. 確 な 所 見 は得 られ な か つ た. 梢 血 中 に 出現 す る太細 胞 の数 は. 3〜4日. で4日 目 に は廿 日鼠 は全 く弊 死 す る.全 経. 極 めて 少 く,従 つ て 容 易 に断 定 し得 な い の で あ るが,. 過 を通 じて赤 血 球 数,血 色 素 量 に は特 に認 むべ き傾. 単 球 と異 る所 見 を認 め た もの と し て,「 ノ 」赤顆 粒. 向 は得 られ な か つ た.白 血球 数 は1〜2日. を欠 如 し大 型 の核 周 に 沿 つて 少 数 の短 桿 状,寧. で は先 づ正 常 範 囲 に あ るが,. ろ点. 状 に近 い 「ヤ」 緑顆 粒 の散 在 す るのが 見 られ た.塗 May‑Giemsa染. 3日 目即 ち廿 日鼠 の全. 身 状 態 が 急 激 に不 活 溌 とな り重篤 に陥 るに及 び明 確. 生 体 染色所見よ りし. な 白血球 増 多を 認 め ろ.こ れ は一 方 肝 脾病 変 の高 度. て,こ れ が 天野21)等 の 主 張 す る淋 巴 胚 球 と 同一 視. な 例 に 一致 し,肝 脾 の組 織 病 変 と密 接 な 関 連性 を有. す 可 き もの で あ るの か,否 か明 らかに 出 来 な か つ た.. す る ことが 注 目 され た.白 血 球 分類 で は1〜2日. 細網 細 胞:「. 色 所 見,超. 目の もの. ノ」赤 液胞 は大 部 分 の もの が肥 大. 目. の 白血 球 増 多 を 来 さな かつ た5例 中4例 に 当初 よ り. し大 小 不 同が 顕 著 で あ る.色 調 は 澄 黄 色或 い は褐 色. 軽 度 の好 中 球 増 多 を,う ち2例 に 幼 若好 中球 を認 め,. 調 で 「ヤ」 緑顆 粒 も僅 か に散 在 す るに過 ぎ な い.こ. 2例 に単 球 増加,. れ は加 納 鋤 の 脾 臓 の成 熟 型 細網 細 胞 の所 見 と一 致. の 出現 を 認 め た. 3日 目の 白 血球 増 多例 中第7例 で. して い る.. は 白血球 増 多が 頭 著 で,核 の左 方移 動,幼 若好 中球. 2例 に形 質 細 胞,. 1例 に細網 細 胞. IV〕 肝脾 の組 織 所 見. の 出現 を伴 う好 中球 増 加 を 認 め,好 酸 球 が 消 失 し,. 病 毒 接種 廿 日鼠 の 組 織病 変 は教 室 池 田23)が 詳 細. 淋 巴球,単 球 は比 較 的 低値 で あ つ た.軽 度 の 白 血球. に報 告 したが,著 者 は 本研 究 を検 討 す る便宜 上,軽. 増 多 を示 す弟6例 で は 形 質 細胞 を,第8例. 重 によ り, 0度 よ りIV度 の段 階 に分 け,こ れ を加 味. の単 球 増 加 を認 めて お り,肝 脾 病 変 は 第7例 に比 し. す る こと に した.病 変 度 は下 記 の通 りで あ る.. て は 軽 度 で あ つ た.. 0度:. 変 化 の 見 られ な い もの. I度:. 肝 ・脾 臓 に軽 い 充 血 が あ り,肝 の星 細 胞. で は軽 度. A. 2,. 102倍 稀 釈 腹腔 内接 種 例. 第3表. に示 す 通 りで あ る.特 に極 期 で あ る3日 目. 及 び脾 の網 状 織 細 胞 の 肥 大,増 殖 が 軽度 に見 られ る. に 多数 の 例 を 観 察 した.赤 血.球数,血 色 素 量 は可 成. が,実 質 細胞 の変 化 や 細 胞 浸 潤 は殆 ん ど認 め られ な. り広 範 囲 に分 布 す るが 一定 の傾 向 は 得 られ な かつ た.. い.静 脈 洞 の配 列 は正 常 で あ る.. 極 期 に於 い て 全 身 状態,肝 脾 病 変 の 増 悪 と併 行 して.

(4) 7130. 大. 第2表A群. 註・日 数 は 接種 後 日数. 口. 20倍. 潔. 稀 釈 腹 腔 内 接 種. 番 号 各小 群 に 於け る廿 日鼠 番 号. 全身状態. ○活発. △ 不 活発.× 重篤. 顕 著 な白 血 球 増 多 を認 め た こ とは 前 例 と同 様で あ る.. 度 に 増加 した のは1例 の みで あつ た. 3日 目の13例. 即 ち1〜2日. 中,白 血球 増 多を 来 さな い もの は3例 に過 ぎず, 7. 目の 白血 球 数 正 常 の6例 中4例 に単 球. 増 加 を 明 らか に 認 め,う ち2例 に 形 質 細 胞 更 に1例. 例 は20,000以 上 に及 び,白 血 球 増 多 の顕 著 な もの程. に は 細 網 細 胞 の 出現 を見 た.こ の6例 中好 中球 が 軽. 全 身 状態 が 著 る し く障害 され,同 時 に肝脾 病 変 も強. 第3表A群. 102倍. 稀 釈 腹 腔 内 接 種.

(5) 実 験 的廿 日鼠 肝 炎時 の血 液学 的考 察 度 で あつ た.白 血 球 増 多 を認 めな か つ た3例 は何 れ. で5日. も白血 球 分 類 で 好 中球 の増 加 は な く,す べて 単 球 増. 黒便,下. 7131. 目よ り一 部 の 感 染 廿 日鼠 に立 毛,不 活 溌化, 痢,尿 色 濃 厚 等 の症 候 が 現 わ れ るよ うにな. 加 を認 め, 1例 に類 形 質 細 胞 を 認 め た.こ の3例 は. り, 6日 目 には 顕 著 とな り, 7日 目に は検 査 例 を 残. 何 れ も全 身 状態 が 可良 で,寧 ろ感 染 に対 して 不 顕性. す の み で殆 ん どが 死 亡 す る,全 経 過 を 通 じて 赤 血 球. に近 い態 度 の もので あつ た と推 察 され る.白 血球 増. 数,血 色素 量 は少 数 の もの を除 いて は,ま ず 正 常 範. 多 を来 した 例 は分 類 上 一 般 に 好 中球 が軽 度 乃 至 中等. 囲 に あ り,正 常 値 以 外 の値 に就 い て も傾 向 は 得 られ. 度 に増 加,核 左 方 移動 を認 め好 酸 球 欠 如 の傾 向を 示. ず,第20例. し,軽 度 白血球 増 多例 で形 質 細 胞,類 形 質 細 胞 を 認. 25例 の1,152万,. め るの は僅 か で あ つ た.尚 第14例 で は赤 芽 球 を認 め. され た もの と云 うに過 ぎず,感 染 後 の経 過,病 状,組. 人 の類 白血病 性反 応 を思 わ しめた.. 4日 目の3例 は. 織 像 との 関係 は 明 らかで な か つ た.白 血 球 数 で は1,. では 白 血球 増 多が 軽. 2, 3,4日 目 の もの は第19例 を 除 い て正 常 て あ り,一 般. 何 れ も重篤 で あ つ た が,第21例. 107倍. 第4表. に 示 す 通 り て あ る.本. 稀 釈 腹 腔 内 接 種 例: 小 群 の極 期 は6日 第4の1A. 高 度 減 少 例 及 び第. 140%の 増 多例 も単 に極 期近 く観 察. 症 候 の 現 わ れ る5日 目以 後 の16例 中14例 に,う ち5. 度 で分類 上 類 形 質 細 胞 を認 めた. A. 3.. に於 け る508万64%の. 例 は20,000以 上,最 高28,500の 白血 球 増 多 を認 め た. 目 107倍. これ が全 身 状態,肝 脾 病 変 と深 い関 連 性 を示 す こと 稀 釈 腹. 腔. 内 接 種.

(6) 7132. 大. 口. 潔. 第4の2A群. 107倍. 稀 釈 腹 腔 内 接 種. 第5表A群. 1010倍. 稀 釈 腹 腔 内 接 種.

(7) 実験 的廿 日鼠 肝炎 時 の 血 液学 的考 察. 7133. は20倍102倍 稀 釈 接 種 例 と同 様 で あつ た.白 血 球 分. A. 4.. 類 で は白 血球 正 常 の20例 中1例(第15例)に. 第5表 に示 す 通 り で あ る.極 期 は7〜9日. 好 中球. の増 加 を,単 球 増加 を認 めた もの は11例 て,既 に 接. 1010倍 稀 釈 腹 腔 内 接種 例: 目に. 相 当す るが,死 亡 す る例 は極 め て少 く,全 身 状態 が. 種後1日 目 よ り出現 す る もの が あ り,最 高 値 は20%. 冒 され る程 度 も軽 く,多 くは 無症 状 に 経 過 す る.赤. で あつ た.形 質 細 胞 を認 めた もの は8例 で あ る.白. 血 球 数,血 色素 量 は特 別 な所 見 は得 られ な か つ た.. 血 球増 多を 来 した全15例 中,好 中球 の 増 加 を 認 め た. 白血 球 増 多 も顕 著で な く,極 期 の3例 を 含 め て6例. もの は最 高71.5%迄. の12例 で,一 般 に 白血球 増 多 の. に認 め軽度 の好 中球 増 加 を示 した もの が2例 で うち. 高 度 な もの 程,好 中球 の 増加 が強 い よ うで,屡 々幼. 第19例 の み に顕 著 な所 見 を認 め た.単 球 増加 は2日. 若 好 中球 を 認 め る.好 中 球 増 加 を認 めな か つ た3例. 目以 降 の11例 に認 め, 4例 は 白血 球 軽 度 増加 を伴 つ. は白血 球 増 多 も比 較 的 軽 度 で,全 身 状 態,肝 脾 病 変. て い た.形 質 細 胞 は5例 に類 形 質 細 胞 は1例 に認 め. も比 較的 可 良 な もの で あ つ た.う ち単 球 の増 加 した. た.尚 紐網 細胞 を認 めた ものが2例. もの は4例,形. は8%の. 質 細 胞或 い は類 形 質 細 胞 を認 め た も. あ り,第12例 で. 高 値 で あつ た.全 般 に本 小 群 は 白血 球 増 多. の は6例 で,何 れ も白 血球 数20,000以 下 の例 で あつ. を来 す もの少 く肝 脾病 変 も軽 度 で 不 完全 感 染 或 い は. た.好 酸 球 は重 症 例 で は 減 少 も し くは 消 失す る.. 不 顕性 感 染 と して 終 る例 が 多 い.接 種 後11日 目, 15 日目に 観察 した もの は先 づ 正 常 の 血 液像 で あつ た.. 第6表B群. 経. 口. 接. 種.

(8) 7134. 大. 口. 潔. B群. ろ減 少 の傾 向 を認 め る.然 しなが ら極 期 に観 察 した. A群 同様 赤 血 球 数,血 色 素 量 に関 して は有 意 な 知. 5例 で は何 れ も 白血 球 増 多 を認 め,時 に死 に瀕 した. 見 を得 な かつ た ので 省 略 す る. B. 1.腹. 状 態 の 第13, 15例 で は 著 明 な 白血 球 増 多が あ り,不. 腔 内接 種 例. 活 溌例 且つ 肝 脾 病 変 の高 度 な もの 程 白血 球 増 多 に傾. A群 中107倍 稀 釈 腹 腔 内接 種 例 の 項 で 一括 記 述 し. く事 実 はA群 と全 く同 一 で あ る.其 の他 白血球 増 多. た. B. 2.経. は接 種 後2日 目 の第4例 及 び10日 目の第10例 に見 ら 口接 種例. れ るが,. 第6表 に 示 す 通 りで あ る.接 種 後7日. 2日 目の例 は極 く軽 度 の増 加 に しか過 ぎず,. 日よ り不 活. 分 類 上 の所 見 よ り して極 期 の 増 多例 とは全 く趣 を異. 溌 な症 候 が 出現 し8日 目に死 亡す るも のが 可 成 りに. に す る.極期 及 び10日 目の6例 は,白 血 球 分類 で何 れ. 見 られ る.白 血 球 数 は 当初 よ り先 づ 正 常 で あ るが,. も好 中球 増 加 し幼 若 好 中球 を 認 め核 の 左 方 移動 が明. 低 値 を示 す もの が 可 成 り 多 く,全 経 過 を 通 じ て. らか で あ る.百 分 比 で単 球 増 加 は 見 な い.形 質 細 胞. 4,000台 が8例 で4,000以 下 を 示 す も の も4例 で,. を認 めた もの は10日 目の 第20例 の み で あつ た.第13,. 全 例 の 過半 数 を 占 め る.従 つ て 一般 に正 常 或 い は 寧. 15例 の 顕 著 な 白血 球 増 多 例 で は赤芽 球 が 出現 し類 白. 第7表B群. 経. 鼻. 接. 種.

(9) 実 験 的 廿 日鼠 肝 炎 時 の血 液学 的 考 察. き7135. 血 病 性反 応 を 呈 した.白 血 球 増 多例 以外 の17例(第. に この6例 中4例 に形 質 細 胞 を4例 に細 網 細 胞 を 認. 4例 を 含む)の 白血 球 分 類 で は 接種 後1日 目 よ り単. め て い るが,特 に顕 著 な白 血 球 増 多例 第15, 18例 で. 球 増加,形 質 細 胞 を認 め,単 球 増加 は13例 で,そ の. は 赤芽 球 が 出現 し類 白血 病 性 反 応 を 呈 した.極 期 の. 68%形 質 細 胞 は11例 で その56%と. 白血 球 増 多 例 を 除 く19例 では 白 血球 の減 少 した もの. い う高 率 を 占め,. 類 形 質 細胞 も3例 に認 め た.単 球 増加,形 質 細 胞 の. は9日 目の 第20例 の み に過 ぎず,分 類 上 軽 度 好 中球. 出現 はA群 の107倍 及 び1010倍 稀 釈 腹 腔 内 接 種 例. 増 加 を認 め た もの は3例 で,単 球 は3日 目以 後 の11. と同様,接 種 後 直 ちに,即 ち肝 脾 に 未 だ病 変 を認 め. 例 に,形 質 細 胞 或 い は類 形 質 細 胞 を9例 に,細 網 細. な い以 前 にす で に 起 り得 る反 応 と理 解 され る.. 胞 は1例 に認 めた.. B. 3.. 経鼻 接 種 例. 第7表 に示 す 通 りで あ る.接 種 後6〜7日. 目より. B. 4.. 足 蹠 接 種例. 第8表. に示 す 通 りで あ る.接 種 後6〜7日. 目よ り. 症 状 が 出現 し, 8日 目に重 篤 乃 至 死 亡例 が 多 数 現 わ. 症 候 が 出現 し8日 目に死 亡例 を 認 め る.白 血 球 増 多. れ る.白 血球 数 は極 期 を 除 き5日 目の 第9例 以 外 は. は 接種7日. ま ず正 常値 で あつ た.極 期 の高 度 白血 球 増 多 を来 し. ぶ 顕 著 な例 は1例 で あつ た.白 血球 分 類 で は好 中 球. た 例 は何 れ も重篤 且 つ 肝 脾病 変 の高 度 な こ とは前 と. の 増加 した もの は4例 で,う ち3例 に 幼若 好 中球 を. 変 りが ない.極 期 の 白血 球 増 多例6例 中 分類 上 好 中. 認 め更 に この6例 中単 球 増 加 を4例,形. 球 増加 を認 めな かつ た2例 は 白血 球 増 多 軽 度 で あ り,. 例,類 形質 細胞 及 び 細網 細 胞 を1例 に 認 め た.白 血. 単 球 増加 を 認 め た.亦 肝 脾病 変 も軽 度 で あ つ た.更. 球 増 多 を来 さな かつ た15例 は何 れ もま ず正 常 値 で,. 第8表B群. 足. 蹠. 接. 目以 後 の6例 に認 めた20,000以. 種. 上に及. 質 細 胞 を4.

(10) 7136. 大. 第9表. の1B群. 第9表 の2B群. ロ. 潔. 皮. 皮. 下. 下. 接. 接. 種. 種.

(11) 実 験 的 廿 日鼠 肝 炎 時 の 血 液 学 的考 察 分類上 単 球 増加(10〜28.5%)を. す で に接 種 後1日. 7137. 反 応 に よ り臓 器 のvirusを. 測定 した と ころ で は感. 類形. 染 第1日 で 既 に肝 にvirusが 集 ま り第 一 次増 殖 を起. 質細 胞 を3例 に認 め た.白 血 球 増 多 と全 身 状 態 及 び. し次 いで 第 二 次 の増 殖 と共 に 発病 す る とい う.従 つ. 肝脾病 変 の 関 連性 は前 述 同 様 認 め られ た.. て釈 舎 が 明 らか に した 様 に第 二 次 の増 殖 の 初 め に抗. 目よ り13例(87%)形. B. 5.. 質 細 胞 を7例(47%)に. 皮下接種例. 原 体 反 応 と して の全 身 反 応が 表 われ,そ の 所見 と し. 第9表 に 示 す通 りで あ る.接 種 後6日 目 よ り症 候 の出現 す る もの を, 8〜9日. て 特 異 的 な血 液 像 が 表 わ れ た もの で あ るの か否 か は. 目に死 亡 す る もの を認. 尚 検討 を要 す る もの で あ るに して も肝,脾 に 特異 な. 目 の もの に7例 で,. 病 変 を現 わす 以 上 に お い て既 に全 身反 応 と して の 血. め る.白 血球 増 多例 は6〜9日. 同 じ く極 期 に於 いて 顕 著 な増 多例 に相 遇 す る.白 血. 液 変化 を示 した こ とは注 目に 値 す る.又 これ らの 特. 球分 類 で は6例 に好 中球 が増 加 し,そ の3例 に幼 若. 徴 を現 わ さなか つ た 例 は不 完 全 感 染 か個 体 差 に よ る. 好 中球 を認 め た.単 球増 加 を見 な かつ た第17例 のみ. もの で あ ろ う.亦 単 球 増 加 は肝 脾 病変 が 既 に 消 裾 し. で あつ た.勿 論 好酸 球 も消 失 の傾 向 を 認 め,白 血 球. た と見 做 れ る時 期 に も尚残 存 す る ことが 皮 下 接種 例. 増多並 び に 白血 球分 類 上 の表 現 は 各 感染 群 と本 質 上. よ り窺 われ た.白 血 球 増 多 例 の 白血 球 分 類 で は 一 般. 同一 で あ る.白 血球 増 多 を認 めな か つ た26例 の 白 血. に好 中球 増 加,核 左 方 移 動 の 傾 向 を,著 る しい例 で. 球 分 類 で は軽 度 の好 中球 増 加 を 見 た もの は第19例 の. は幼 若 好 中球 を認 め 白血 球 増 多 の高 度 な もの 程好 中. みで あ り,単 球 増 加 は接 種 後2日. 球 増 加 も顕 著 で あつ た.一 方 好 中球 増 加 を 欠 く もの. 12例(635)に,形. 目よ り15日 目迄 の. 質 細 胞 は3例 に認 めた .. は 白血 球増 多 も軽 度 で僅 か の例 に過 ぎな か つ た.従 つ て この所 見 も病 像 を理 解 す る上 に甚 だ 意義 の あ る. 総 括 並 び に 考按. もの と思 考 され る.更 に 白血 球 増 多 例 で は相 対 的 に. 以 上を 総括 す る と,赤 血球 数,血 色 素 量 に 関 して. 淋 巴球 が 減 少 し単 球 増加 も少 く,形質 細 胞,類 形 質 細. は各 群 を 通 じて経 日的 に且 つ 病 像 の如 何 に よ つ て も. 胞 を認 めた もの は極 く僅 かで,著. 明確 な る傾 向 は得 られ な かつ た.白 血 球 数 で はA群. 出 現 を も見 る類 白血 病 性 反 応 に 近 い所 見 を も認 め た.. 中濃 厚 接種 例,即. ち20倍 及 び102倍 稀 釈 腹腔 内接 種. 例 では接 種 後1〜2日. 目 は正 常 で あ るが,廿. 日鼠 の. 病 状 が 急激 に増 悪 し,す べ て の ものが 弊 死 す る3〜 4日 目の極 期 で は殆 ん ど の例 に顕 著 な 白 血球 増 多 を. しい例 では 赤芽 球. 処 で流 行 性 肝 炎 の血 液 像 で はJones, Minot,. C. M.. and. G. M.24)に よれ ば 赤血 球 の変 化 は 白 血球 の. 変 化 に比 し著 る しく少 い が 一般 に赤 血 球 は減 少 し, 特 に黄 疸極 期 の直 後 で 減 少 が 顕 著 で 軽症 の もの で は. 認 めた. A群 其 の他 の接 種 例 及B群 中 の 各接 種 例 は. 1,000,000の. 前 二 者 に比 し経 過が 緩 慢 且 つ 良 好 で極 期 を除 き白 血. 観 察 して い る. Bergstrand,. 球 数 は殆 ん ど正 常 値 を示 す が,う. 患 者 の 一部 に原 因不 明 の 多 血症 を指 摘 し色 素係 数 は. ち経 口接 種 例 で は. 域 を 出 ない が 重症 例 で は強 度 の 減少 を H.25)は 急 性 肝 萎縮 の. 軽 度 の減 少例 に 可成 り相 遇 した.亦 いず れ の 接種 例. 大 抵 高 く,そ の起 因 と して血 漿 の脱 出を挙 げ て い る.. に も共 通 に極 期 と 目 され る時 期 に 白血 球 増 多 例 を観. Eppinger,. 察 した.以 上 の 白血 球 増 多 例 は何 れ も廿 日鼠 の 不活. 態 の 急 激 な悪 化 の 際,赤 血 球 数 は高 度 に増 多す る と. H26)は カ タ ル 性 黄疸 の初 期 及 び 全 身 状. 溌例 重 篤 例 に見 受 け ると 同 時 に肝 脾 病 変 の 高 度 な も. し,血 液 の循 環 血 量が 減 少 し濃 縮 す るた め で あ ろ う. の に一致 し,白 血 球 増 多 著 明 な もの程 肝 脾病 変 は顕. と考 え た. Burger,. 著 で全 く併 行 す ると い う知 見 が 得 られ た.白 血 球 分. 血 色 素 量が 正 常 以 上 に 増加 す る場 合 が あ るとべ,岩. 類 で は各 接種 例 を 通 じ白血 球 数 正常 な もの で は,好. 原4)は この 現 象 は 激症,死 亡 型 に 著 る しい と して い. 中球,淋 巴球 に は有 意 な 知見 は得 られ なか つ た.単 に. る.斯 くて 著 者 の 動物 実 験 で殆 ん ど明確 な変 動 を み. 20倍 稀 釈 腹腔 内接 種 例 の み に 於 い て,接 種 後1日. 目. な かつ た所 見 と対 蹠的 で あ る.一 方 白血 球 数 並 び に. よ り好 中球 の 軽度 増 加 を 見 た の で あ るが,こ れ は濃. 白血 類 分 類 は 本疾 患 の血 液 像 で 最 も意義 あ る所 見 と. 厚 接種 に よ る異 物 反応 の結 果 と推 察 され る.更 に 各. して 多 く指 摘 す る所 で あ る.Jones, C. M. and Minot,. 接 種 例 に 多少 の ず れ は あ るが 早 期 よ り単 球 増 加 を認. G, R.24)は 通 常 発 病 初 期 で は増 加 し,重 症 型 で は 白. め る もの 多 く,且 つ形 質 細 胞 類 形 質 細 胞,極. く少 数. 血 球 増 多が 遷 延 す るが,一 般 の もの は殆 ん ど数 日後. に細網 細 胞 を 認 め た.単 球 増 加:形 質 細 胞 の 出現 の. に は 減 少 し,初 期 白血 球 増 多 を除 く白血 球 増 多 は 合. 徴 は肝 脾 病 変が 未 だ0度 で あ ると い う時 期 に於 い て. 併 症 あ る際 にの み 認 め ると いい, Siede, W.28)は 有. 既 に多数 の例 に認 め られ た.教 室釈 舎が 赤血 球 凝 集. 熱 期 の黄 疸 前 期 に於 い て症 例 の 大 多 数 に明 らか に 白. M.27)は 本 症 に 於 い て赤 血 球 数,.

(12) 7138. 大. ロ. 潔. 血 球 増 多 を 認 め,黄 疸 期 には 減 少 の傾 向を み る とい. R. M.. う. Bergstrand,. の減 少 す る傾 向 と共 に相 対 的 淋 巴球 増 多 症 を来す と. H25)は 急 性 肝 萎 縮 の 症 例 の殆 ん. and Blumberg,. R.. W.29)は. 一 般 に 白血球. どが 白 血球 増 多 を示 し,白 血球 増 多の 多 くは15,000. い うが,一 方 白血 球 増 多例 で は例 外 で あ り,高 度 の. 〜48 ,000で 核 左 方 移 動 が あ つ た と い う. Finks,. 好 中球 増 加 を認 め た例 も報 告 し て い る. Havens,. R. M.. W. P. and Marck, R. E.30) Thewlis, E and Middlet. and Blumberg,. R. W.29)は. 白血 球 減 少或 い. は正 常 が 特 徴 で,特 に有 熱 期,黄 疸 前 期 又 はそ の直. on, W. S.31)高 橋33)等 好 中 球 減 少 と共 に相 対 的淋. 後 に白 血 球 減 少 の傾 向が あ る と 述 べSiede,. 巴球 増 多 症 が 見 られ るとい う.岩 原4)は 普通 型 では. W.28). の 記 載 と多 少 異 にす るが,一 方症 例 の3%に12,000. 初 期 よ り好 中球 減 少 す る もの が 可 成 りあ り,不 全 型,. 以 上 の 白血 球増 多 を認 め38,000に 及 ぶ 一 死 亡 例 を 報. 激 症 死 亡 型 で は 初 期 に好 中球 が増 加 し,中 期 以後 稍. 告 し,そ の 原 因 に 重 症 の 合併 症 を予 想 して い る.. 々減 少 の傾 向 を認 め ると い う,木 原32)は 前 述 の黄. Havens,. 疸 前 期,黄 疸 期 の 白血 球 減 少 例 て ほ ぼ同 様 の所見 を. W. P. and Marck,. R. E.30)は 黄 疸 前 期. に於 いて 軽 度 白 血球 減 少 を認 めて い るが 多 くは 正 常. 認 めて い るが,急 性 肝 萎 縮 の例 で は好 中球 が 増 多 し,. の 限 界 に あ り本質 上 正 常 値 を 示 す とい い,又 彼 の 人. 淋 巴球 及 び単 球 の減 少,更 に好 酸 球 の 消 失 を指摘 し. 体 接種 肝炎 で は早 期 に本 症 の特 徴 と して の 白 血球 減. て い る.以 上 の報 告 よ り白 血球 数 の減 少 又 は正常値. 少 を認 め た と い う. Thewlis, E. and Middletou,. を 示 す もの で は好 中球 減 少,淋 巴球 相 対 的或 い は絶. W. S.31)は 合併 症 あ る もの を 除 き一 般 に黄 疸 前 期或. 対 的 増 加 を認 め,白 血球 増 多 す る もの で は,そ の主. い は直 後 に 白血 球 減 少を 示 す と い う.岩 原4)は 激 症,. 体 を な す もの は好 中球 で あ る ことに 疑 い な く,重 症. 死 亡型 に著 る し く増 四 した ものが 多 く一 般 に は減 少. 型 を 意 味 す る白血 球 増 多 と共 に好 中球 増 多,核 左 方. す ると,木 原32)は 黄 疸 前 期,黄 疸 期共 に減 少 を示. 移 動 も大 き く関 与 す る もの で あ る.著 者 の動 物実験. す が,急 性 肝萎 縮 に よ る機 能失 調 の 起 ると き は 白血. 成 績 中,軽 度 白血 球 増 多 を来 す例 にお い て好 中球 増. 球 増 多 を来 す とい い,高 橋33)は 最 低 値 は4,000〜. 多,核 左 方 移動 を認 めな かつ た例 は何 れ も全 身状 態,. 6,000の 間 に あ り,そ の 主 因 が 顆 粒 細 胞 の減 少 に あ. 肝 脾病 変 も比 較 的軽 度 な もの で あ り,好 中球 増 多,. ると い う.又 湯 沢31)も 全 経 過 に亘 つ て 減 少 を認 め. 著 る しい核 左方 移動 を認 め た もの の多 くは 白 血球 増. た とい う.以 上 の報 告 に 多少 の相 違 は あ るが 一般 に. 多 の 高 度 な もの で,且 つ 重篤 例 で あつ た ことか らよ. 黄 疸 前 期,黄 疸 期 に 白血 球 減 少の 傾 向 を 認 め るのが. く一 致 して い る.但 しJones,. 常 で あ る.然. G. R.24) Siede, W.28)ら が 黄 疸 前 期 の 白血球 増 多,. し多 くは正 常 値 の限 界を 余 り下 らぬ も. の で あ る と解 され る.白 血 球 増 多 は他 に 重 篤 な 合併. C. M.. and Minot,. 好 中球 増 加 を 指 摘 した もの とは 多少 趣 を異 に し,こ. 症 を有 す る もの か,流 行 性 肝炎 の 重 症 型 或 い は急 性. の所 見 を直 ちに 重症 型 と結 び つ け て解 す る ことは 出. 肝 萎 縮 症 に移 行 せ る症 例 で あ るか に懸 つ て い る もの. 来 ない.尚 尾 形35)が 報 告 した類 白血 病 性 反応 を呈. と思 われ る.著 者 の 動 物実 験 にお け る成 績 で は 白血. した 流 行 性 重症 肝 炎 例 に就 い て は著 者 の動 物 実験 で. 球 減 少 の傾 向 は経 口接種 例 を 除 いて は認 め ず,殆 ん. も同 様 所 見 を認 め て お り重 篤 な所 見 と理 解 され る.. どが 正 常 値 を示 した の で あ るが,臨 床 上 の 所 見 と程. 次 に好 酸 球 ではJones,. 遠 か らぬ もの で あ り,極 期 の 白血 球 増 多の 表 現 は,. 高 橋33)は 先 づ 正 常 範 囲 と し, Siede,W.28)は 黄 疸. 特 に そ れ が 重篤 例,肝 脾 病 変 の 高 度 の もの と一 致 す. 前 期 に好 酸 球 増 多 を認 め る こ とは稀 で な い と記載 し,. る所 見 を示 し,流 行 性 肝炎 の所 見 と一 致 した.白 血. 岩 原4)は 激 症 死 亡 型 の初 期 は殆 ん ど消 失,殊 に死 亡. 球 数 変 動 の 主体 を な す もの は好 中球,淋 巴球 で あ る. 型 で は 著 しく,恢 復 に従 つ て 増加 す ると報 告 して い. がJones.. G. R.24)は 初 期 に軽. る.前 述 の 木原32)も 急 性 肝萎 縮 の状 態 で 消 失 す る. 度 に好 中球 が 増加 し黄 疸 出現 後 直 ちに 白血 球 数 減 少. こ とを 認 め て い る.一 方 著 者 の動 物実 験 で健 康 廿 日. と共 に 減 少 し淋 巴球,大 単 核 球 が 増 加 す る こと を認. 鼠 は 好 酸 球 が 少 く,確 実 な正 常 値 を求 め得 な かつ た. め て い るが,一 方 重 症 例 では 淋 巴 球 増 加 を認 め ない. こ とよ り実 験 の全 経 過 に亘 つ て の 検討 は困 難 で ある. が,淋. が,極 期 の 重篤 例 に は明 らか に 消 失 す る傾 向 を認 め. C. M. and Minot,. 巴球 増 加 の 出現 が 軽 症 例 に 比 して遅 延す る と. した. Siede, W.28)も. 黄 疸 前 期 の患 者 の 過 半数 に. C. M.. and Minot, G. R.24). て お り,岩 原4),木 原32)の 臨 床 上 の所 見 と一 致 し,. 核 左 方 移 動 を伴 う好 中 球 増 加 を認 め,時 に骨 髄 球 の. 病 勢,予 後 判 定 の一 指針 と も な り得 るの で はな いか. 出 現 を も記 載 し,次 い で黄 疸 期 に好 中球 減 少 し相 対. と思 わ れ る.次 に淋 巴球 に就 い て は文 献 上 一 般 に絶. 的或 い は絶 対 的 淋 巴 球増 多 を来 す と い う. Finks,. 対 的或 い は相 対 的淋 巴球 増 多 の 傾 向 を認 め る ことは.

(13) 実 験 的廿 日鼠 肝 炎 時 の 血液 学 的 考察. 7139. 前 述 した 通 り で 著 者 の 動 物 実 験 で は 全 く好 中 球 と 対. 球 で あ り,正 常血 液 像 に も可 成 り大 きな幅 が あ る点. 称 的 の 位 置 を 示 し た.更. よ り相 当 の余 裕 を 以 つ て考 慮 す 可 きて,成 績 を 直 ち. の 出 現 でRavens,. に 注 目す べ きは不 定 淋 巴球. W. P.. and. Marck,. R. E.30)は. に 人 の 場合 と同 一 視 し比 較 す る こ とは 出来 ない.更. 入 体接 種 肝 炎 の 実験 で黄 疸 前 期 の相 対 的淋 巴身 増 多. に既 述 した如 く廿 日鼠 の個 々 に就 い て経 日的 に反 覆. の 認 め られ る 時 期 に 多 数 出 現 し,偏 在 し た 凹 凸 の 核. し採 血 検 査 す る ことに よ る血 液 像 え の 影響 も看 過 出. を 有 し強 塩 基 性 原 形 質 を 示 す 大 淋 巴 球 と して そ の 特. 来 ない こと か らも,斉 藤8)9),谷 野38)の 成 績 に多 少. 徴 を 記 して お り, Siede, W.28)に. の 疑 問 を抱 くもの で あ る.そ の 他 のvirus性. 多 と共 にLymphoidzellenの Jones,. C. M.. and. 黄 疸 期 に淋 巴球 増. 認 め ら れ る こ と を,. Minot,. G. R.24)高. 橋33)も 不 定. 淋 巴 球 に 就 い て 類 似 の 記 載 を 試 み て い る.こ 定 の 淋 巴 球 は 所 謂"Downey"氏 の て あ り, Litwins,. J.. い わ ゆ る"Virocyte"と. れ ら不. 細 胞 と称 さ れ る も. and. Leibowitz,. 思 わ れ る.岩. S.36)ら の. 病 毒 接種 に よ る廿 日鼠 の 血 液 像 と し て,小 林 ・白 川39)は 伝 染 性単 核症 の 病 毒 接種 実 験 で廿 日鼠 で は 入 に 於 い て見 た単 核 の 細胞 増 加 は見 られ ない が,人 の血 液像 の発 熱 初 期 の 変化 を呈 しつ つ死 亡 す る とい い,羽 里.黒 子40)は 腺 熱 様小 児 患 者 よ り分 離 した 向淋 巴性virus接. 原4)はTurk. 疾患の. 種 実験 に於 い て,初 期 に軽 度 の 白. 氏 刺 戟 型 と 明 確 な る一 線 を 劃 す こ と が 出 来 な か つ た. 血 球 増 多 につ いて 白血 球 減 少が 起 り著明 な淋 巴球 及. 理 由 で 類 形 質 細 胞 と 一 括 し,発. び 単核 球 の増 加,且 つvirocyteの. こ と を 指 摘 して い る.著. 病 後直 ち に 出現 す る. 者 の 動 物 実 験 て 明 らか に 形. 質 細 胞 と 区 別 し得 た の で,強. 塩 基 性原 形 質 を 有 す 大. 型 の単 核 球 を 独 自 に 類 形 質 細 胞 と して 算 え,病. 毒接. 種 後 早 期 よ り少 数 乍 ら も 出 現 す る の を 確 認 した.形 質 細 胞 はBurger,. M.27). Siede,. W.28)湯. 沢34)三. 宅 訂)等 何 れ も 本 症 に 高 率 に 認 め る こ と を 強 調 して. 数認 め た とい う.又 西 岡.草 野41)は 泉 熱virus接 種 実 験 に於 い て,接 種 後 数 週 間 に亘 り淋 巴球,単 球 及 び形 質 細 胞 類似 の単 核 性 白血 球 を主 体 とす る白血 球 増 多 を認 めた と報 じて お り,そ れ ぞ れ 多少 異 る よ うて あ るが,著 者 の実 験例 を通 じて 向 淋 巴性 病 毒 の 特 徴 が 窺 われ る. 結. お り,著 者 の 動 物 実 験 で も 同 様 の 知 見 が 得 られ た. 単 球 増 加 はJones, Thewlis, W. P.. E.. and. 木 原32),湯. C. M.. and. and. Middleton,. Marck,. Minot,. W.. G. R.24). 出 現 を可 成 り多. Ectromelia‑virusの. 論 肝 乳 剤 を 接種 量及 び接種 部 位. S.31) Havens,. を 変 え て廿 日鼠 に接種 し,経 日的 に血 液像 を 追 及 し,. W.28)岩. 人 の流 行 性 肝 炎 の 血液 像 と比 較 検 討 を加 え た.. R. E.30) Siede,. 原4),. 沢34)等 一 様 に 発 病 初 期 よ り通 常 絶 対 的. 増 加 を 来 す も の と して 注 目 して お り,著 験 例 も全 く等 し く増 加 し て い る が,こ. 者の動物実. の単 球 増 加 は. 1.. Ectrome1ia‑virusの. れ で も極 期,特. 接 種 量,接 種 部 位 の いず. に弊 死 す る如 き重篤 例 で は特 に 白血. 球 増 多 が 著 明 で あ るが,接 種 量 の少 い例 や接 種 部 位. 形 質 細 胞 或 い は 類 形 質 細 胞 と 共 に 向 淋 巴 性virus反. を腹 腔 以外 に選 ん だ多 くの 例 に は 白血 球 数 に異 常 を. 応 に極 め て 深 い 意 義 を もつ も の と解 され る.. 認 めな か つ た.. 次 に 肝 炎 患 者 材 料 の 廿 日鼠 接 種 実 験 で 斉 藤8)9)は 接 種 後1〜2週. に単 球 増 加 を 認 め,こ. に な る に 反 ん で 好 中 球 の 減 少,淋 に な る と い い,特. の値 が 正 常 値. 2.. 白血 球分 類 で は 白血 球 数 正常 の例 には す べ て. の 例 に好 中球 淋 巴球 に特 異 的 な 像 を示 さない が,白. 巴球 の 増 多 が 著明. 血 球 増 多例 で は好 中球 増 多,核 左 方 移 動 の傾 向を 示. に 患 者 の肝 乳 剤 の接 種 で は 明 らか. し,著 しい 例 で は幼 若好 中球 を認 め,赤 芽球 出現 を. に 形 質 細 胞 を 見 る と い う.谷. 野38)は 白 血 球 数 は 早. 期 よ り著 明 に 減 少 を 示 し接 種2週. 間 目に正 常 に 復 す. る よ う に思 う と 述 べ,接. 目 よ り単 球 増 加,. 種 後1日. 好 中 球 の 核 左 方 移 動 を み,人 見 を 得 た と い う.こ. れ ら2者. も含 め た類 白血 病 性 反応 を認 め る ことが あ る. 3.. 各 接 種 例 に 多少 のず れ は あ るが,早 期 よ り単. 球 増 加 を 認 め る もの が 多 く,且 つ 形 質 細 胞,類 形 質. の流 行 性 肝 炎 類 似 の所. 細 胞,極. 並 び に著 者 の 動 物 実 験. 4.. く少 数 に 細網 細 胞 を認 め た.. 単 球 増 加,形 質 細 胞 の 出現 の 徴 は 肝,脾 病 変. の 間 に は 可 成 りの 差 異 を 見 受 け る が 病 毒 材 料 の 異 る. が 未 だ 解剖 学 的 に 認 め られ な い時 期 に認 め られ,全. こ と は 別 と して,前2者. 身 反 応 と して の 血 液 反応 が肝,脾 の 病 変 に先 行 す る. は長 期 に亘 つ て 生 存 可能 の. 条 件 に あ る一 般 例 の 観 察 に 過 ぎ な い よ うで 著 者 の 如 き 重 症,死. 亡 例 を 含 む す べ て の 成 績 と は 解 し難 い.. こ とが 注 目 され た. 5.. これ らの病 変 は人 の流 行 性 肝 炎 の 血 液 像 とよ. 又 廿 日鼠 の 血 液 像 に 於 い て は 好 中 球 と 淋 巴 球 の 占 め. く近 似 して お り,流 行 性 肝 炎 の病 態 を うか が う有 力. る 比 率 は全 く人 と 逆 で,そ. な動 物 実 験 結果 と考 え る.. の 主 体 を な す もの は淋 巴.

(14) 7140. 大. 口. 主 1). 小 坂. ・ 日 伝 会 誌,. 2). 小 坂.日. 本 臨 床,. 3). 瀬 戸:日. 消 誌,. 4). 岩 原:医. 学 研 究,. 5). 原. 6). 高 橋:最. 7). 石 井. 8). 斉 藤:日. 伝 会 誌,. ・最 新 医 学,. 28,(昭29), 12,増. 新 医 学,. 26) Epinger,. 655.. 43,(昭29),. 649.. 28.(昭29),. 391.. krankheiten.. 斉 藤:流. 行 性 肝 炎,中. 央 医 書 出 版 社,(1955).. 中 村:伝. 染 性 肝 炎,医. 学 書 院,(1953).. 11). 天 野,土. 肥,岸. 12). 天 野. ・最 新 医 学,. 会 号),. 8,(昭28),. 14). 阿 部:日. 15). 白 井,安. Ambrosius.. 41,(昭. 血 会 誌, 藤. Int.. 131.. C. und Carl, W.. Die Blutmor. phologie der Laboratoriumstiere Leipzig, (1927). 4,(昭15),. 高 橋:最. 16). 石 井,小. 34). 湯 沢. 17). 佐 藤. 35). 尾 形:久. 105. (1953). 19). 杉 山:血. 学 研 究,. 3,(昭29),. 69,(昭27),. 54. 415.. J... J. A. M. A.,. 森 田. 最 新 医 学, 3,(昭23)524.. 天 野,海. 22). 加納. 23). 池 田:未. 24) Jones,. 野,花. 岡. 日 血 会 誌,. Am. J. M.. 新 医 学,. 42,(昭28), 8,(昭28),. ・日 本 医 事 新 報,. 217. 461.. 1537,(昭28),. 留 米 医 学 会 雑 誌,. 3952.. 17,(昭29),. 102.. J. and Leibowitz, S.. Act. Haemat.. 5, (1951) 223.. 液 及 組 織 の 新 研 究 と 其 の 方 法, 3版,. 21). R. W.: Arch.. W. P. and Marck, R. E.:. ・ 日 血 会 誌,. 36) Litwins,. 761.. 南 江 堂,(1952) 20). (1951).. Sci., 169, (1925), 59.. 33). H. and Stasney,. Bath. Leipzig,. Johann.. 31) Thewlis, E. and Middletion, W. S.: Am. J. M.. 389.. (1932),. 18) Downey,. epidemica.. Sci., 212, (1946), 129.. 木 原. 東 京 医 事 新 誌,. Stuttgart,. Med., 76, (1945), 192.. 30) Havens,. J. A. Barth,. 実 験 動 物 の 実 際,医. 験 動 物 彙 報,. Enke.. Hepatitis. J. Sprin. u. Stoffwechsel. R. M. and Blumberg,. 32). 林:実. Die Lberkrankeiten.. Ferdinand,. (1950). 28) Siede, W.: 29) Finks,. 13) Klieneberger,. H.:. ger, Wien, (1937). 27) Burger, M.: Verdauungs. 9). 202,. George Thieme, Leipzig,. (1930).. 229.. 10). 27),. die acute and chronische. gelbe Leberatrophie.. 1859.. 日 病 会 誌(総. 189.. 25) Bergstrand, H.: Uber. 1.. 224 .. 8,(昭28),. 献 J. 531, (1923),. 刊(昭29),. 26,(昭31),. ・ 日 内 会 誌,. 文. 345.. 51,(昭29),. 8,(昭28),. 要. 潔. 日血 会 誌, 16,(昭28),. 14,(昭26),. 58.. 37). 三 宅:奈. 良 医 学 会 雑 誌,. 38). 谷 野:日. 消 誌,. 39). 小 林,白. 川. 40). 羽 里,黑. 子:総. C. M. and Minot, G. R.. Boston, med,. 51,(昭29), 日 血 会 誌,. 239. 18,(昭29),. 144.. 合 研 究 報 告 集 録,医. 学 及 薬 学 編,. (1953),. 1.. 発表. 3,(昭27),第3号.. 41). 西 岡. 42). 釈 舎:未. ・草 野:臨 発 表. 床,. 6,(昭28),. 173..

(15) 実 験 的廿 日鼠 肝 炎時 の血 液学 的考 察. Hematological. Studies Part. on I. the. Studies. Experimental on. the. 7141. Hepatitis. of Mouse. Hemogram. By Kiyoshi. Oguchi. The First Department of Internal Medicine, Okayama University, Medical School (Chief: Porf. K. Kosaka; Director: Prof. K. Yamaoka, Kyushu University) The hemogram was daily observed on the mouse with the inoculation of liver emulsion of ectromelia virus in the change of inoculated dosis and region, and the comparative studies with the hemogram of epidemic hepatitis in human was studied. And the results were as follows. 1. Leukocytosis was remarkable at the maximum stadium in both of inoculated dosis and region, but the abnormality of leudocyte count was not observed in the cases with the scanty inoculated dosis or the inoculated regions except the intraperitoneal cavity. 2. On the classification of leukocyte, no special picture of neutrocyte and lymphocyte was observed on all the cases with normal leukocyte count, but the tendency of neutrocytosis and it's left shift was observed on the cases with leukocytosis and young neutrocyte was observed on the cases with remarkable leukocytosis, besides, leukemoid reaction including the appearance of erythroblast was sometimes observed on the same cases. 3. Monocytosis, plasma cells and plasmoid cells in most of cases, and reticulocyte in a few case was found since the early stadium, even though some difference was observed on each of inoculated cases. 4. stadium reaction and. The sign of monocytosis and the apprence of plasma cells was observed on the without the anatomical change of liver and spleen and it was noticed that the blood as a reaction of whole body preceded to the pathologic change of liver and spleen.. 5. These changes were very similar to the hemogram of epidemic hepatitis in human it was thought that was the strong results of animal experiment for presuming the. pathologic. change of epidemic. hepatitis..

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