論から先に ついて決杓をつけなくてはいけない時期にきております︒
消費
9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 , ' l
‑ 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 ,
'
ー ト 一 ︱
謡 5
究ノ
9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 , ' r 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9
新 消 費 税 の 原 理
私なりの経験からきた見解でございますけれども︑消費税に
税問題について︑
どのように収拾すべきであるかということに
ついての基本的な私の考え方を以下︑申し上げたいと思います︒
まず︑基本的な若え方をどうするかということについて︑結
いますと︑現在実施されている法律の実態は非常 に売卜税に近い要素を持ってしまっています︒今︑実施されて いる法律に規定されている卸の場合のみなし利益率のような制 度を考えますと︑売上税的な要素をすでに持っているというの
.
三 九
と思います︒即ち︑超マンモスの企業︑メーカーがあって︑
結論的に言いますと︑私の考えでは︑税額票を導人していく
ということは︑どうも日本の経済構造︵今︑
で構造摩擦が生じていますけれども︶
から見て無理な面がある
要素が大きく混在してしまっています︒ が現実です︒したがって︑売上税的な要素をどう扱うのかが基本問題となります︒本来︑付加価値税︑は︑全く売上税とは違った異質なものです︒しかし︑現在の法律そのものに︑
原 則 に つ い て
吉
J I I
一般消費税というもの
みなし課税という制度がある以上︑売上税的な
弘
人
そ
アメリカとの関係
10~2 253
(香法 '90)税的な要素に桜近しているとで・ロえると思います︒したがって︑
雄本的な若え方として︑売
L
税的な要索の力か現実の実務に即 した圃が多々あるのだということを認めた卜で︑思い切って︑
今︑見伯し案にあるような生活必出品については︑非課税にす
る場合に卸︑小売に間趙があるのであれば︑卸の段階までスパ ないという案になっています︒
つま
り︑
現行法よりも吏に光上
換していく︒
つまり︑経済の自由な原則に応じてやっていけば
のにしていくということだろうと思います︒
等生活必富品
1
やサービス閃係については︑小化段附で諜税し
いくべきであります︒
現在
︑ 政府の見直し案の根幹は︑食料品
メーカー段附 だけてもよろしいし︑卸段防だけでもよろしいし︑小売段階だ ナぐもよろし
) 0
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し︑ こ
A )
︑
f
力 ︑ し
そういうような現実的な対応をして
としますけれども︑
あくまでも化じ税てごさいますから︑泊費 者に確実に転嫁するという︑今のような外税力式だとか︑公
l E
取引の規制の対象外にするというような扱いは全く必要はあり ません︒企業がその力によって︑価格転嫁出来るならするし︑
出来ないなら出来ないでよいという考え方にする︒要するに︑
消費税を消告五者に転嫁するかどうかは︑経済の実態に応じたも したがって︑現行法の小売段階の課税には必ずしもこだわら
ない︒外税方式というのはもちろん論外である︒企業の実態に
応じてやっていく︒
それに対応しきれない企業は他の業種に転
税であれば
.段階に謀税する必囲は仝くない︒
どうするかということが間題になるわけですが︑
化じ税的な課
次に
︑ 化卜税的な血を加味するとすると︑
小化段附の課税左
売
t
税的に衿えるとすれば︑必ずしも消費者に転嫁すること を保証する必要はありません︒企梨は必要に応じて転嫁しよう
います
c
る︱つの方向ではないかと思います︒ に息い切って実務的に拡げていくというのが︑
今後の決着を図 能に近いというような即由から
光
L
税的な要素を加味した実
l i ) )
ゆj ォ
i l
こ ろうと思われます︒
だからこそ現行の泊費税仏も化
L
税的な嬰
ある
︒ の企梨城ド町みたいな形で非常に弱体な関連企党︑系列介業が こういう実態からして︑税額想の導人は極めて困難であ 素を加味せざるを得なかったわけでございます︒
る税額咄を直人してきっかりとした形に持っていくことは不可 務的なものにしていかざるを得なかったということだろうと思
ッと切ってしまう︒
また︑大手メーカーの場合はもともとが非 常に力があるわけでございますから︑
その辺の課税は維持する というようなことで︑三段階に課税しなくてはいけないとか︑
泊費者に転嫁しなくてはいけないというような若えにあまりに こだわらない対応をする︒即九新消費税法そりものに内在する 売上税的な要素プラス見直し案に内在する売上税的な要素を吏
四 0
IO 2
254 (香法'90)消f 消 'fr秒~0)/泉―.f用・原則につし ,-c
仙税
︑
一般
消仔
税か
︑
個別物品税か︒
個別物品税は間類が生じ
る売
t
税 ︑
四
いわゆる倉出し課税というものを実務的に号えてい
要す
るに
︑
今までの議論は︑
純粋な意味での典叩的な付加価
10 " 2
てもいいのではないかと衿えています︒ ︱つは︑売
t
税的な要素が現行 以卜のとおり︑
J
れからの消費税をどう決行させるかという
ございますから︑
それが出来ないという理由はございません︒
現行法も特例によって実態的に倉出し諜税に限りなく接近し︑
売じ税に限りなく接近しているのが実際じの現状でございます ので︑倉出し課税に限定するというぢえ方を実態に応じて取っ
の法律にありますし︑
それを実務的に活用する︒そして︑小売 卸段階でも場合によってはこだわらないで︑超大刑企業に対す
等において︑
例えば︑目動巾課税においてなされていたわけで
(占
J I
I)ておりますけれども︑
それは実務的でない珪本的な考え方だと
しないかは経済原則に委ねるという議論が
つ出てくるわけで
けで
す︒
合もある︒そんなことで︑現実の税務が連用されてきているわ
吏に︑↓.点日に︑且本的な衿え力として︑今のような考えを
押し進めていきますと︑実態として製造者段階で課税すれば足
りるのではないか︒倉出し課税をして︑そのあと転嫁するか︑
ございます︒これは︑現実に今の新泊費税尊人の時点で︱つの
案としてあったわけでございますが︑倉出し課税は現に物品税 石のような小売段階課税であれば︑
ほとんど転嫁していない場 それは確実に転嫁しているというのが実態です︒
あるいは︑屯
ない︒物品税を舛えれば︑自動巾メーカーで課税されたものが︑ れ
ども
︑
それはとっくの昔に打名無実化して︑
表示はされてい よい︒今の物品税法においても︑区分表ホ規定があるのですけ
すが︑私はそうではなくて︑
日本の経済構造︑税務行政におけ るの長い実務経験からいって︑転嫁の問題は経済の日由競争に 任せてしまう︒そうしますと結局︑転嫁出来るのは︑大手のメ ーカーや大企策の段陪での課税に限りなく接近していく︒こう いう方向で検討していって︑現実的な決行を見るようにするの が妥背であります︒今︑議論になっておりますように︑
みなし
課税制度は不公平で︑泊費者から釘った金をネコババすると咋口
われているような間題を︑本来あるべき姿にするとすれば︑税 額票を導入する方向にいかざるを得ないわけでございます︒
そ
ういうことは︑現実的に日本経済の実態から見てあり得ないと いうことであれば︑現行法の実施状況を見て見直すことになっ 思いますので︑私はそれを採川することは︑税務行政をますま
す煩雑にするだけの話だと考えているわけでございます︒
基本的な苔え方の大きな柱は︑
段階には︑必ずしも課税することにこだわらない︒あるいは︑ ているから︑
一般的付加価値税がいいという議論になっていま
255 (香法'90)
あるという意見に︑大体一致しつつあるわけてございますから︑
後はお互いにメンツを捨てて︑相手の立場を考えながら︑検討 これをどうするかということです︒
これも自民党もやるべきで
質的に差がない︒
間題
は︑
資廂課税だとか︑
上地税制について
見直しに応じると言っているわけですから︑
与野党の間には実
みたいと思います︒ はないかと若えています︒ 息見を間きながら︑
t
地税制だとか︑行廂課税だとかについて︑公平課税を実現するということであれば︑
なんらかの消四税を 導人しようとしていることも巾実です︒自民党は︑出来るだけ
そ
れは法案という形に落とす以前に︑ある程度且本的な要綱とい うような段階で︑向方の合意を形成して︑現在の制度を見直し
て決着を見る︒
そして定着させる︒こういう方法しかないので 新消費税法に言う消費税とはわが国の税制のなかでどのよう
な内容をもっていたかを中心に消費税法の原理・原則にふれて 消費税と言う言葉は︑我々の税制の中に今までずっとあった
廿という前提に立っておりますけれども︑それは結局は
1
民のかし︑お吐いに譲歩する必要があると思います︒
野党側は︑廃
キャピタルゲイン課税
これは公約だから︑
いに対立しているわけです︒
f f
し思います︒ 方法によるしか現実的には対応が出来ないのではなかろうかとうと忠います︒実務から離れた議論が政治家とか︑議会によっ てなされ過ぎているというのが現状だろうと思います︒
今︑政治的には︑自民党と野党の間で︑新泊仰
9税について︑
税制改正令般とのからみで︑協議する機閃を設けるかどうかと
いうことで議論されているわけてすが︑野党は依然として廃止︑
自民党は現行泊費税い定着を見ながら見直しをしていくという
こと
で︑
ついても検討を加えていくという方阿だろうと思います︒この
間題
は︑
七地税制︑資産課税の間題︑
の問題等かなり広範な址本的な間起を内在しているわけで︑ 的な考え方に韮づいて見直し︑
他の卜地税制その他資所諜税に
いま
すか
ら︑
凍結ではなくて︑
今の制度を私が巾しじげた址本
税制改正全体のバランスが取れていく可能性があるわけでござ 土
地税
制︑
あるいは資産課税等についての歩み寮りがあれば︑
く︒税額嗅の導人は︑
まだ時期尚
1 1
トである︒あくまでも︑自由 具体的な法律を検討し︑決着をしていくというようなことだろその場合に︑凍結して若えるというようなことは︑野党の﹂
I L
ると
︑ とんでもない混乱を招きます︒要するに見旧しを行い︑
こ
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っ て
︑
・・一 i u
今出されているような消費税の一部見直し案という
場からすれば︑
筋論とは
11q
・ロ
って
も︑
今骰かれている実態からす 競争にまかせて︑価格の間題として︑捉えていくという且本線
を加えていけばよいと思います︒
四
1 0
2 ‑2S6 (香法'90)新 消 費 税 の 原 理 ・ 原 則 に つ い て (古
I 1 1 )
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どこの厭界で
四
1 0
これはお産であろうと︑毎日の買い物用品であろうと︑人学金 で あ ろ う と
︑ 結 婚 し て 独 立 し た り
︑ 社 宅 か ら 追 い 出 さ れ て
︑ 家 も 造 ら な く て は い け な い と い う 時 に
︑ 消 費 税 を 掛 け ら れ る
︒ 今
受けたことがない︒ ま
で 納 税 者 全 般
︑ 国 民 全 般 に つ い て 一 阿 も そ ん な 習 慣
︑ 洗 礼 を それがありとあらゆることに︑税金を掛け られる
3
し か も
︑ 今 ま で の 泊 費 税 と い う の は
︑ 酒 税 を 例 に と れ あらゆる物に課税するということで︑避けることが出来ない︒
税制というのは︑長年かかって組織を学げて︑定着してきた︑
そういう理解の前提に立った税制でないと現実的でない︒もし︑
令 く 違 っ た 税 制 を 打 人 す る の で あ れ ば
︑ 根 阿 し に 長 期 間 を よ う
た形になっていますが︑前述したような哲学で見直しの方向を ぢ え る べ き で あ り ま す
︒ 即 ち
︑ 小 売 だ け 非 課 税 に し て
︑ 卸 段 階 ないと思います︒要するに今の新消仔税法だって︑大きな企業︑
担税力のある介業に課税し︑
あとは符例で現実には外している わけですから︑大きな企業の倉出し課税に接近し︑経済原則に よる転嫁の問題で対応していくというのが︑非常に現実的な見 いうと︑自動車メーカー等は︑系列のディラーを持っていて︑
確 実 に 物 品 税 は 経 杵 科 目 に な っ て
︑ 転 嫁 し て い く
︒ そ れ が 原 価 を構成して︑それが必ず転嫁していくことを現実にやっている︒
ただ︑今の私の衿え方でいくと︑
そこで間題が仝くないかと 直しだろうと思います︒
能な面がかなりあるものだった︒
現行の梢費税でけいますと︑
ば︑税金がいやだったら飲まなければ良い︒
飲 ま な い こ と も
l l I
課税ではおかしいではないかという考え方にとらわれる必要は にしていかなくてはいけない︒
今の見直し案は一部これに即し の間にも定着してきた︒それが
1羊にあらゆるサービス︑泊費︑
頁) し
原し
罪解を求めてぎたものなのです︒
これを尊巾した税制 すということは︑負担能力があるという若え方で︑
これは国民
)よ
︑ o l
入 っ
すでに我国の税務行政が︑
何卜年にわたって国民にお した︒何故︑贅沢品課税かというと︑
そ う い う も の に お 金 を 出 このような観点から再検討すべぎだと思います︒
この常識とば 巾︑じ皮︑あるいは︐Kいというような︑
いわゆる賛沢品課税で
の線で区切りを付けないといけない︒
つけるべきでありよす︒
います︒従来から
われる消費税と●一
1•II
うのは、家屯製品︑自 動
に︑今の新消併税法に杓じい問題点があったのではないかと思 そこでばう泊費税というもののイメージを軽々しく者えたこと わけです︒消費税課が︑国税庁及び各国税りにもあるわけで︑
も同じだろうと思います︒
そこのところが非常に間題だった︒
やはり︑広く薄く課税するにしても︑常識的な範圃︑誰が見て も課税されてもしょうがない︒逆に合
r T
うと︑非常識な範間︑な ん で も 課 税 す る と い う の は ち ょ っ と ひ ど い じ ゃ な い か と
︑ 常 識
2
2 S 7
(香法' 9 0 )
の経済は︑大きくは白動巾︑鉄鋼︑家電の:
4
本柱の超マンモス‑
と言っても我が国の経済構迅から
q1・バって間題があります︒
日本
についてげえば︑
今の税制のぷ論が広く油<.般的に課税する は︑個別具体的に検討しなくてはいけないと思います︒
︐ ー
こヽ︶1 1
︑0,
進税率を導人して︑転嫁も十分なされて︑効率的に税収を挙げ 条
件︑
日本の技術力及び石油の仙段が安かったことが咽み合っ て非常に炸連にも卜分機能したからで︑それは結局は日本の経 済構造が大
F
企業中心に︑しかも裔い賃金が貰える︒そこに累
要な影鴨"を及ぼす可能性があると私は思います︒
そこのところ
経済成長に支えられた税制である︒翡度経済成長は︑
国際的な 障するにはどうするかについて充分検討しないと日本経済に市
昭和税制の歴史がポすように︑
シャープ税制というのは贔度
ては
︑ 結りは消費者に転嫁していくような仕組みをある程度保
べき大きな点でございます︒ いるがゆえに︑
このことが逆に間坦となります︒
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こ︶ ,
そU
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i
ハ
クし
受ける恐れがあります︒
日本の経済構造が超大企業に集中して
け離
れた
︑
坪想的といえば罪想的ですが︑
きれいごとになって るのて︑日本経済がそれによって非常にドラスチックな衝撃を
にも学間的な税制になってしまいます︒あまりにも現実から掛 いる気がしてならないわけでございます︒そのへんは見直しす
で︑その化釦に耐え兼ねて
既に的しい経済環瑳に叩いかれてい 日本の韮幹
5
府業と:`•いいますか、5
府業構造に即した検詞を加味しす︒間粕は︑例えば︑
具体的に
:9
q ●えば︑鉄鋼メーカーについて 倉出し課税だけにすると︑転嫁しぎれないこともぢえられるの
で自動車についてはどうするか︑鉄鋼ならどうする︒もう少し ないと︑長年︑税務に携わってきた実務家から見ると︑あまり
でじり貧になって
今や"古しい状態に追い込まれているわけで
ヽ
と︶L︑ォ
Jむしろl n j りくどい外し方をしないで︑従来のパターン
れは結屈は転嫁し切れずに︑自分の足を食ってきたということ 件もある中小苓細企業の凸り酒附が︑
多額の酒税を負担し︑ 戻すということで︑
こ
しかも︑倉出しした諜税部分は︑半分くらい輸出しているわけ ですから︑輸出の時には︑泊費税の理論によってそれは税金を
メーカーそのものにとっては︑何ら経営的 にマイナスでなかった︒だからこそ︑家屯にしても︑自動巾に してもスムーズに連川されました︒ただ酒税だけは︑全国:
i r
企業とその系列企菜︑グループに動かされています︒超マンモ ス企業なるがゆえに︑今までは確実に転嫁出来ました︒
1般
的に
︑ 提の上に立った物品税法だったわけでございます︒それなのに︑
それ以外の弱小企業についても同じような条件で広
く薄く課税するというのは︑
そもそも非常に無罪がありよす︒
もちろん今実施されている法律でも︑特例をたくさん作ってい
るということは︑
︶合り
そ︒
ヽ廿
それを実竹的に外しているということですけ
四四
I O ‑2 ‑ 2 S 8
(香法' 9 0 )
新 消 費 税 の 原 理 ・ 原 則 に つ い て
すべきかについてもふれてみたいと思いよす︒ ことは︑あり得ないというふうに思うわけでございます︒
新 消 費 税 法 の 連 用 を め ぐ る 最 も 大 き な 間 題 で あ る 澗 則 の 間 狛 についてふれるとともに税務行政機構をどのような方向で改吊 罰
則 の 問 題 は
︑ 新 消 費 税 法 で は 今 ま で の 泊 費 税 い よ う に
︑ 犯 則 取 締 り の 対 象 に な っ て い な い
︒ 勿 論 牡 察 案 件 と し て
︑ 出 て く
四五
ではないでしょうか︒これは︑従来の泊費税の実施の経験から 見て確佑に近いことでございます︒特に︑転嫁は価格の間題で あ り ま す
︒ 自 由 競 争 の 段 階 で 転 嫁 出 来 る 場 合 も あ る し︑転嫁出 来 な い 場 合 も あ る
︒ 転 嫁 出 来 な い 場 合 に は
︑ 税 額 を 転嫁出来な
いわけですから︑
冗 i o L
税 な り
︑ 泊
t f
税を脱税するというのは︑
必ず出てくる︒これこそ︑従来の個別物品税法の歴史だったわ
しよ
︑
オi
歴史が十分ぷしている︒
経済構造と税制が無関係である
れを打ち出して︑定着を図っていかないと水遠に定桁しないの
れな
いし
︑ いつかは消えていくというりが私の杓えりです︒そ
うことをもう少し前訓に打ち出して︑
中ー初の施行の段附からそ
(占川)
こ
︶ こ 寺 こ
︑
i人
‑tHi
罰則について︑
消費税についてどうするかとい
税収は入らないわけで︑高い累進税率を作っても税収は人って ことにはなりません︒応能負担であれば︑
皆が貧乏であれば︑
に近いのではないかと思われます︒
直接税においても︑
終戦直 な投資もできて︑どんどん技術革新もできていくことによって︑
産業の強化に非常に奇与しました︒たまたまそういう条件があ
︶ こ
︶
t :
こし
︑
‑
オt
i t そういう経済的な実態との無関係な税制という のは︑評価されません︒税制が評価されるのは︑経済の且本的 な方回にマッチした税制であります︒したがって︑
制は素晴らしかったという評価を受けていますが︑
済状況でも︑ ︐兒禾シャ—プど
う い う 経 シャープ税制が応能負担だから素晴らしいという こない︒税収が人って来なければ︑国は何ら政策を構じられな
い︒一般消費税という理想を決めたところで︑日本経済の構造︑
業 種 的 な 実 態 と う ま く 噛 み 合 わ な け れ ば
︑ 絶 対 そ れ は 評 価 も さ
どうしてもそういう強権発動が必要だった
て︑税収がどんどん累進税率で増大していくので︑
な お 積 極 的 る場合があるかもしれませんが︑森察着
F
韮泡から ぶん新消費税の場合︑国税犯則取締法で
F
を付けるのは︑皆無 後︑経済が混乱し︑闇相場が横行した時に公平課税の実現とい
う こ と で
︑ 査 察 が 公 平 課
税
t
現 に 非 常 に 奇
If
していたわけでご ざ い ま す
︒ 要 す る に
︑ シ ャ ー プ 税 制 を 実 施 す る 時 に
︑ そ れ を 定
着させるためには︑
ということを︑歴史が証明しているわけでございます︒従来の 個別消費税についても︑国税犯則取締法に駐づく取り締まりを 通じて︑消費税の定着を図って︑今日に全っているというのが 実態です︒したがって︑新消費税についても︑政治的判断はよ く分かるのですが︑多分これが政治的決着を見て︑実施の段階
えば
︑ た
10・2 . . . . 2 5 9
(香法' 9 0 )
ものではありません︒
例えば屯
1 1
業界については︑^ 1
ヽ
かならず加
こク
,.lT
そこ
ヽ~ヽカしないか分からないというのが前提ですから︑そんな甘い
けで
す︒
して
︑
したがって︑価格を原則として若えている以上︑必ず それをどうするか︒脱税をしなくては生きていけないという状
方法で生き残っていくとすれば︑全く不公平たということにな るためには最初からそれを打ち出さないと︑ばれもとになって
しまう︒実調率だって︑新消費税の科人によって大輻に低ドを
ばれもとになってしまう︒
ばれてもたいしたこと無いと るかもしれませんが︑消四税というのは価格によって転嫁する
嫁できるとは限らないことが︑脱税の原因になっていたのです︒
だから脱税を摘発しても︑税金を転嫁していないから納められ ないというのが︑現状だったのです︒したがって︑
今のような
税務行政の糾織の間題として︑苫えますと︑今は直税︑間税︑
徴収︑調査査察と別れていますが︑私の感訊で.:rうと︑現在い
見直
され
︑ その決着を図るときり韮本的なり向について述べ
t
やはり現実の経済構造を抜ぎにした決祈をみると
いうことは︑実務的ではないし︑
また必ず間違いも生じてし
t
う︒したがって︑組織も現に今だって︑間税の場合で..
. .
いう
と︑
t
なものは家屯産業と目動車所業しかないので︑大体業種別に 実際に対応した組織になっているわけです︒したがって︑
消費税の間題は︑単に抽象的に直税︑間税を/本化するという
のではなくて︑それは人事移動の場合でもいいのですけれども︑
実質的︑税額的にみるとやはり業種別の超大刑企業に介出し課 税をすることにそうならざるを得ないわけですから︑
一般
す︒今は時代が変わって︑納税者は駕良になったと言う人がい いうことになれば︑とても定祈は難しいのではないかと思いま
したように な判断だと忠います︒
先程中し卜げましたように︑消費税法が
うという若えはあったと思い主すが︑
私の
﹁・
ロう
のは
︑出
着を
図
という方向は︑良いように見えて︑非常にアバウトな︑大まか うわけです︒
勿論
︑ 国税︐Jrにしても何時かの時点で前面に出そいいのですけれども︑
私はむしろ組織を直税︑間税^体化する る者の立場としては︑非常に大切な間題であるというふうに思
こよ
︑ i ,
要員の交流で︑これをとりはかっていく︑それはそれで と思います︒
今後見直すとすれば︑特に税務行政に携わってい
組織をいじるというのは︑
ー朝.夕にして出来ないのて現実的
りま
す︒
やはり訓則の間題が今の泊費税法の大きな間起である
態は無くさなければいけないのだけれども︑
それが脱税という
す ︒ ついて考えておかないと現実的な税制にはならないと思い
t
脱税は横行する可能性がある︒そうしないと生きていけない︒だと思います︒もし転嫁は価格の間題であるとすれば︑, "
J l l
こヽF
" t I t i
必ず消費者に転嫁するお膳立てをしてやることは︑
私は間迎い
四六
1 0 り / ︼
260 (香法'90)新消 ft税の原哩• 原則について
について権限があるわけですから︑
これは︑例えば︑宝石であ
も途中の段階で突然泊えてしまう︒籍梢しと
四 七
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法 人 の 戸
︒
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これが出来なければ︑結局課税の公平︑
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てならないわけでございます︒
出てくる可能性があるというふうに私はぢえているわけでござ と︑現実的な組織は出来てこないのではないか︑
︑ ↓
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メカ
エートを償いて︑基幹産業別に対応した組織を具体的に検討し ないと︑単に人を動かして︑単に直税︑間税一緒だといっても︑
にわかに自動車について︑そんなに簡単に分かるものではない︒
家 電 メ ー カ ー の 流 通 機 構 だ っ て
︑ そ う 簡 単 に 分 か る も の で は な いし︑直税のとくに調牡は必ずしも超マンモス企業ではないで すし︑地方局の場合には︑多分調行課の場合でも中堅以ドぐら いの企業だろうと思います︒非常に数も多いし︑業種別になっ ていないというようなことで︑一般的にやらざるを得ないので す け れ ど も
︑ 倉 出 し 課 税 と い う 韮 本 的 な 考 え 方 を 実 務 的 に 屯 視 していくとすれば︑組織も現実的にはそういうことに即応した ものでないといけないのではないか︒直接税の場合︑東京屈の 特 官 と な る と
︑ 個 別 の 法 人 の 担 当 に な っ て し ま う
︒ こ れ も 問 願
なわけでございまして︑
もし
︑
や は り
︑ 家 電 な ら 家 屯
︑ 鉄 鋼 な ら 鉄 鋼 そういう組織が出来たとしても︑問題は賓料情報をど
う集約するかということです︒今までの間税行政の良い点と
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いますと︑賓料収集が今の個別物品税法存の法律上︑賓料収集 は︑権限行使である︒要するに︑個別物品税の場合に課税物品
れば原石の輸人からずっと加工までいく︑
べるというのは︑
その過程の資料を調 まさに調在権限の行使としての資料収集だと いうことで︑輸人から卸︑小売︑加じの段階まで系列的に行料 収集して︑調杏に行くわけです︒資料収集して次の段階に流し て︑それを突合させながら︑非違を発見していくという什組み で全体の脱税を防止していた︒国税犯則取締法の発動の材料を 仕人れていたというようなことであるわけです︒間題は︑売じ るものではない︒売じ税的要索を人れていくとすれば︑
メーカ
ー︑小売︑卸色々な段階で課税されるという段階がある以じメ 資料を収集しなくてはいけない︒資料収集すること自体が売卜︑
仕人れの調在ですから︑調査そのものになってしまう︒だから 料収集というものを考えないといけない︒この点からも間題が
出来なくなる︒屯石の場合は流通段陪で資料を流して突合して
籍を消してしまう︒
うこともある︒
その法人が倒南して行方不明になってしま アングラマネーになってしまうことがある︒こ
という基幹産業に着目しこれに対応した組織を竹っていかない
般に仙接税で
資 料 収
t t
と仝く違った権限釘使としての行
(吉川)
ーカーの売上は卸の仕人れになっているのかどうか︑
段階的に
税的になりますと︑売じを突合すると
ってもそう簡単に出来
10 2 ‑261 (香法 '90)
このように思わざるを得ないわけでございます︒ からすれば︑
現行法は甘い仕組みになっているのではないか︒
しな
いと
︑ 即府に非違を発見することは出来ない︒
ヽ
もヽ
しカ
な すぐ時効が来てしまう︒↓
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こ ︑
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ー︐廿︵一斉こ令
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, 1 .
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すぐ突合して行料化
だけ調べて︑次はこの勘定科目を調べるという調在をやってい る時に︑先卜︑仕入れについて全般的な調任をやっていたら︑
かなか難しい要素を抱え込んでいます︒我
1 1 1
における長い経験
ても
︑ 束京局の特官がやっているのは
今年は︑ある勘定科
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しまう可能性があります︒法人税の調行に行って分かるとげっ
うような制度も作らないと︑全くのばれもと的な制度になって しているという面が多分にあったわけでございまして︑ 仏域的な調介をやる仕糾みがあって︑課税の公平を辛くも維持 則取締りをやる︒それを屯要巾案として国税庁長官が指ポして︑ は︑権限のある調行でしか出来ない︒全国が協調して一斉に犯 し
よ︑
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新消費税の場合も可能性がありうる語で︑
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暑
そうし
それを暴くに
四 八
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