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内分泌疾患

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Academic year: 2021

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(1)

内分泌疾患

甲状腺機能亢進症 甲状腺機能低下症

(2)

甲状腺機能亢進症

• 甲状腺腫大によって甲状腺ホルモンが過剰 分泌される。 • 高齢の猫に多くみられる。 • 症状:食欲過剰、体重減少、気性の変化、消 耗過多

(3)

甲状腺機能亢進症(東洋医学的解釈)

(1)陰虚火旺(初期の甲状腺機能亢進症) (2)気陰両虚(中後期の消耗過多状態)

(4)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺)

1)陰虚火旺(初期の甲状腺機能亢進症) 症状:畏熱、削痩、多食、五心煩熱、 心悸亢進、怒りっぽくなる、排便が固い、 舌:紅、 舌苔:少 脈:細 治則:滋陰清火

(5)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺)

配穴: 三陰交(SP6) 肝脾腎の三陰経の合流点 照海(KI 6) 滋陰作用をもつ 復溜(KI7) 滋陰清火作用をもつ 神門(HT 7) 間使(CP5)清心安神作用をもつ 太衝(LR 3) 心火を鎮める 内庭(ST44) 胃熱(胃火)を鎮める 陰陵線(SP9)疏肝気泄作用をもつ 攅竹(BL2)絲竹空(TE 23) 甲状腺腫の化痰消散

(6)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):三陰交(SP6) 脛骨内側の後縁で、 内果と膝関節下端を結んだ線上で、 内果からみて1/5。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 右後肢内側

(7)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):照海(KI 6) 起立した状態で 内果遠位端の直下 (遠位すぐのところ) 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 右後肢内側

(8)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):復溜(KI7) アキレス腱の頭側縁上で

内内果から2寸近位の高さ。

犬猫の経穴(ツボ)アトラス 右後肢内側

(9)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):神門(HT 7) 手根球の外側(尺側)近位で 尺側手根屈筋と 尺側手根伸筋との間。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 左前肢背側

(10)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺)太衝(LR 3) 第1趾の外側で、 中足趾節関節の 近位にある陥凹部。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 右後肢内側

(11)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺)内庭(ST44) 第2趾の外側で、 中足趾節関節の すぐ遠位のところ。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 左後肢背側

(12)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):陰陵線(SP9) 脛骨後縁と腓腹筋の間で、 脛骨内側顆の 下縁にある陥凹部。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 右後肢内側

(13)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):攅竹(BL2) 眉毛内端の隆起部。

(14)

甲状腺機能亢進症(陰虚火旺):絲竹空(TE 23) 外眼角(目尻)のやや上方。

眼窩の縁にある陥凹部。

(15)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚)

(2)気陰両虚(中後期の消耗過多状態)

症状:五心煩熱、口渇、食欲不振、無気力、 泥状便

(16)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚)

配穴: 足三里(ST 36)………..健脾益気作用をもつ 三陰交(SP 6)太谿(KI 3)……….滋陰清熱作用をもつ 内関(PC 6)……….叙煩安神作用をもつ 関元(CV4)………..培元固本作用をもつ 脾兪(BL20) 腎兪(BL 23)……….脾気虚がある場合 培土固摂を目的として配穴 壇中(CV 17)……….気虚がある場合 補気を目的として配穴

(17)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚):内関(PC 6) 曲沢(PC3)と大陵(PC7)を 結んだ線上で、 大陵(PC7)からみて1/6。 左前肢手掌 右前肢内側

(18)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚):関元(CV4) 腹部正中線上で、 恥骨結合前縁と臍を結んだ線上で、 恥骨結合前縁から2/5。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 腹側

(19)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚):脾兪(BL20) 第11肋間で、 背部正中線から1.5寸外側。 胸最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(20)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚):腎兪(BL 23) 第2腰椎横突起末端の高さで、 背部正中線から1.5寸外側。 腰最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(21)

甲状腺機能亢進症(気陰両虚):壇中(CV 17) 腹部正中線上で、

第4肋間と同じ高さ。

犬猫の経穴(ツボ)アトラス 腹側

(22)

甲状腺機能低下症

• 主にリンパ球性甲 状腺炎や非炎症性特発性 濾胞萎縮により、甲状腺ホルモンの分泌が低 下。 • 主に高齢な大型犬によくみられる • 症状 皮膚の肥満、被毛粗剛、色素沈着、 食欲低下、嗜眠など。

(23)

甲状腺機能低下症(東洋医学的解釈)

脾腎両虚 体内の陽気が虚弱となり 気血津液の運行が停滞、痰湿が発生しやすい。 症状:嗜眠、精力および活力の減退、四肢の冷感、 疲労感、被毛粗剛、被毛脱落、食欲低下、便秘。 脈:沈細 舌苔:白膩 治則: 温陽益気、健脾補腎

(24)

甲状腺機能低下症(脾腎両虚)

配穴 1)大椎(GV 14) 腎兪(BL 23)命門(GV 4)関元(CV 4) 培元固本、温陽益気作用をもつ 2)壇中(CV 17)風池(GB20)豊隆(ST 40) 天空(CV 22) 疏経理気作用をもつ 3)脾兪(BL20)中脘(CV12) 脾胃の虚弱がある場合(食欲低下)配穴

(25)

甲状腺機能低下症(脾腎両虚)

4)天枢(ST25)大腸兪(BL25)上巨虚(ST37) 虚寒便秘のある場合配穴 5)肺兪(BL13)脾兪(BL20)三焦兪(BL22) 水湿内停のある場合配穴 6)腰の百会(奇穴)神門(HT7) 精神症状がある場合配穴。灸頭鍼を用いる。

(26)

甲状腺機能低下症:大椎(GV 14)

背部正中線上で、 第7頸椎と第1胸椎の 棘突起間の陥凹部。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(27)

甲状腺機能低下症:命門(GV4)

背部正中線上で、 第2腰椎と第3腰椎の 棘突起間の陥凹部。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(28)

甲状腺機能低下症:風池(GB20)

環椎翼頭側縁の 内側にある陥凹部。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(29)

甲状腺機能低下症:豊隆(ST 40)

犢鼻(ST35)と外果を 結んだ線上の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 左後肢外側

(30)

甲状腺機能低下症:中脘(CV12)

腹部正中線上で、 臍と剣状突起を結んだ線上で 臍から1/2。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 腹側

(31)

甲状腺機能低下症:天枢(ST25)

臍の中央から2寸外側。

犬猫の経穴(ツボ)アトラス 腹側

(32)

甲状腺機能低下症:大腸兪(BL25)

第4腰椎横突起末端の高さで、 背部正中線から1.5寸外側。 腰最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(33)

甲状腺機能低下症:上巨虚(ST37)

犢鼻(ST35)と解谿(ST41)とを 結んだ線上で、 犢鼻(ST35)からみて2/5。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 左後肢外側

(34)

甲状腺機能低下症:肺兪(BL13)

第3肋間で、 背部正中線から1.5寸外側。 胸最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(35)

甲状腺機能低下症:三焦兪(BL22)

第1腰椎横突起末端の高さで 背部正中線から1.5寸外側。 腰最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(36)

甲状腺機能低下症:腰の百会

背部正中線上で、 第7腰椎と第1仙椎との 間の陥凹部。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(37)

糖尿病

インスリンの分泌不足、あるいは細胞のインスリンに対する 感受性の低下による ・インスリン依存性(1型糖尿病) 犬に多い。遺伝、感染、免疫介在性膵炎など。 ・インスリン非依存性(2型糖尿病) 猫に多い。肥満、ストレスなどの環境要因、慢性的な炎症性疾患 症状:多飲多尿、病勢の進行とともに削痩、白内障、易感染性、 肝臓疾患、糖尿病性ニューロパチー、ケトアシドーシスがみ られるようになる。

(38)

糖尿病

インスリンの分泌不足、あるいは細胞のインスリンに対する 感受性の低下による ・インスリン依存性(1型糖尿病) 犬に多い。遺伝、感染、免疫介在性膵炎など。 ・インスリン非依存性(2型糖尿病) 猫に多い。肥満、ストレスなどの環境要因、慢性的な炎症性疾患 症状:多飲多尿、病勢の進行とともに削痩、白内障、易感染性、 肝臓疾患、糖尿病性ニューロパチー、ケトアシドーシスがみ られるようになる。

(39)

糖尿病(東洋医学的解釈)

• 糖尿病のことを消渇という。 • 病症の程度により上焦、中焦、下焦に分けら れる。 1)消渇の初期(上焦) 2)消渇の中期(中焦) 3)消渇の末期(下焦)

(40)

糖尿病(消渇の初期:上焦)

1)消渇の初期(上焦) 症状:煩渇、多飲、口渇、頻尿、多尿、多食 舌:舌尖および舌辺が紅 舌苔:薄黄、 脈:数 *肺熱少津に由来 治則 清熱潤肺 生津止渇 配穴 肺兪(BL13)、少商(LU11)、魚際(LU10)…….清肺滋陰作用 合谷(LI4)…………清熱潤肺作用をもつ 膈兪(BL17)……….消渇に対して効果的

(41)

糖尿病(消渇の初期:上焦):少商(LU11)

第1指の内側(橈側) 爪甲角(爪の付け根の内側の角)から 内側すぐのところ。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 右前肢内側

(42)

糖尿病(消渇の初期:上焦):合谷(LI4)

第1・第2中手骨の間で、 第2中手骨の内側(橈側)縁の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 左前肢背側

(43)

糖尿病(消渇の初期:上焦):膈兪(BL17)

第7肋間で、 背部正中線から1.5寸。 胸最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(44)

糖尿病(消渇の中期:中焦)

2)消渇の中期(中焦) 症状:煩熱、多食善飢、息切れ、削痩、便の乾燥、 舌苔:黄燥 脈:滑実 *胃経、大腸経の熱による津液が不足することに由来 配穴 脾兪(BL20)胃兪(BL21)……….脾胃の健全化 足三里(ST36)内庭(ST44)…….陽明経の疏調に作用 合谷(LI4)………..陽明経の疏調に作用

(45)

糖尿病(消渇の中期:中焦):胃兪(BL21)

第12肋間で、 背部正中線から1.5寸外側。 胸最長筋の中点。 犬猫の経穴(ツボ)アトラス 背側

(46)

糖尿病(消渇の末期:下焦)

3)消渇の末期(下焦) 症状:頻尿、尿の混濁、虚煩、善飢であるが食べない 舌:紅 脈:数あるいは細 *腎陰虚による 治則 補腎益陰 配穴 太谿(KI3)……….腎経の原穴、補腎益気作用 腎兪(BL23)…….腎の背部兪穴、補腎益気作用 三陰交(SP6)……肝、脾、腎の調整作用をもつ

(47)

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復溜(KI7) アキレス腱の頭側縁上で内果から2寸近位の高さ。 太衝(LR 3) 第1趾の外側で、中足趾節関節の近位にある陥凹部。 腎兪(BL 23) 第2腰椎横突起末端の高さで、背部正中線から1.5寸外側。 腰最長筋の中点。 大腸兪(BL25) 第4腰椎横突起末端の高さで、背部正中線から1.5寸外側。 腰最長筋の中点。 三焦兪(BL22) 第1腰椎横突起末端の高さで、背部正中線から1.5寸外側。 腰最長筋の中点。

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