1 7 4 ヤ ザワ
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畢
医学博士 乙 第696 号(
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智
子 昭和59 年12月
4 日1 氏名(生年月日〉 本 籍 学 位 の 種 類 学位授与の番号 学位授与の日付 学位授与の要件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員 学位規則第5
条第2
項該当(博士の学位論文提出者〉 腎 疾 患 に お け る 尿 糖 蛋 白 に 関 す る 研 究 ( 主 査 〉 教 授 杉 野 信 博 ( 副 査 〉 教 授 滝 沢 敬 夫 , 教 授 福 山 幸 夫論 文 内 容 の 要 旨
研究目的 腎疾患における尿蛋白の臨床的意義は大きく,尿蛋 白の分析結果から逆に腎病変を推察する試みがなされ ている.従来より尿蛋白の成因は糸球体基底膜 (GBM) のepor ezis ryeoth により説明されていたが,近年 c h a r g e evitceles retlif としての性能が明らかにされ てきた.一方, GBM は糖蛋白が主たる構成成分であ り ,GBM の荷電状態には糖蛋白の量的,質的変化が大 きく影響していることも報告された.本研究では糖蛋 白を取り上げ,その変化に注目して各種の腎疾患時の 尿糖蛋白と腎生検による病理組織像とを対比すること により,終末尿からその腎病変をどの程度推察しうる かについて検討した. 方法 腎生検により病理組織学的診断を行った46 例と,非 生検の慢性腎不全を主体とする81例の患者群と健常者 1 0 例を対象とし,安静尿ないしは外来尿を試料とした. 尿蛋白分析は従来のcsid 電気泳動法をomicr 化した ものであり,内径0.45mm ,長さ32mm ,容量5μl の c a p i l l a r y eubt 内に4 -40% の連続濃度勾配を有する p o l y a c r y l a m i d e logeicrm を作製し分析に用いた.泳 動後のleg はPAS 染色後, eulb-esiasmooC 染色(CB 染色〉の二重染色を行ない,それぞれより記録した d e n s i t o g r a m を分析した. 結果ならびに考察 試験紙法で尿蛋白陰性の健常者尿はCB 染色で-la bumin , nirrefsnart の2peak ,PAS 染色で糖蛋白の t r a n s f e r r i n のpeak を認める.各種腎疾患では尿蛋白 量が少なくても多彩な糖蛋白nrtetap を示す.これら の糖蛋白のなかより 7 種に注目し,分子量の大きい方 より順次HP-1-GP-7 とした.そして以下の結果を得 た ( 1 ) mesangium 障害では原発性,続発性にかかわら ずGP-5 が有意に高く, GP-5 は同定の結果から血清由 来のα1引1tnispyrti と考えられる. ( 2 ) GBM 障害時はGP-4 が高く,膜性腎症では糖蛋 白に親和性のあるreirrac nietorp と言われる GP-6 ( αcim-l' r o g l o b u l i n ) も高い. ( 3 ) 微 小 変 化 群 はGP-4 ,GP 与が高く, GBM や mesangium の生化学的変化を疑わせる. (4)糸球体障害がほとんど認められない尿細管性ア シドーシスでは低分子蛋白が主体をなし,尿細管での 再吸収障害によるものと考えられる. ( 5 ) 慢性腎不全例では血液透析例,腎移植術後例と も尿糖蛋白排浩量は全体的に高く,とくにGP-5 , GP-6が顕著である.そして血液透析例は GP-4 ,腎移植術 後はGP-5 が高値でnrtetap に差を認めた. 結語 ヒトにおける各種の腎組織障害時の尿糖蛋白-tap t e r n に注目し,病理組織学的変化との比較による意味 づけを試みた. 本研究の結果,腎障害のうちmesangium 障害時に はGP-5 ,GBM 障害時にはGP-4 ,GP-6 が高値となり, 糖蛋白nrtetap より,二大別されることが判明した.-794-1 7 5