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『日本霊異記』下巻第二十六縁研究 : 畜生道転生説話を手掛かりに(二〇〇四年度卒業論文要旨集)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 『日本霊異記』下巻第二十六縁研究 : 畜生道転生説話を手掛かりに(二 〇〇四年度卒業論文要旨集). Author(s). 脇山, 知恵. Citation. 札幌国語研究, 10: 101-101. Issue Date. 2005. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2716. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである。. Hokkaido University of Education.

(2) ﹃日本霊異記﹄. 下巻第二十大縁研究. −畜生道転生説話を手掛かりに−. 古典文学研究室一一五六. 脇山. 知恵. 先行研究において、本葡は、﹁化牛説話﹂や﹁畜類償債渾﹂ と一括され、それらとの相違点は看過されてきた。また、源泉 にあたる中国説話も指摘されていない。 そこで本研究では、﹃続日本紀﹄や﹃日本後紀﹄における︵牛︶. ︵牛︶. の記事はほぼ. ︵家畜︶として捉えら. の記事との関連性と、﹃霊異記﹄内の他の説話との関連性を調 査し、他の説話との共通点、﹃霊異記﹄における本話の位置付 けについて明らかにすることを試みた。 その結果、正史の. れて溜り、その中に、F続日本紀﹄の称徳天皇の神護景雲元年︵七. 大七︶六月庚子条の、土佐国の少領外従六位下の男性が、称二. 万束と牛六十頭を西大寺に寄進するという、本話とよく似た史 のように身体の一部だけが︵畜生︶. になった中国の例. 実を見つけることが出来た。また、﹃霊異記﹄内では、本話の︵半. 牛半人︶. ︵頭が鰻で身体が人間︶を引用する説話、︵牛頭人身︶ の鬼が出. てくる説話、犯した罪が共通する説話を確認出来た。他に、犯 や︵救済︶などの. ︵よい出来事︶として扱われている場合. した罪と転生した︵畜生︶との相応が見られること、︵死︶が︵許. し︶. の程度がひどく、かつ史実の要素が盛り込ま. があること、主人公が女性である説話は珍しいことが、確認出 来た。 ︵悪行の報い︶. れているため、本話は、現実味を帯びた︵悪報渾︶と言える。.

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