• 検索結果がありません。

継続性・発展性のある環境学習の在り方 : 郷土の教材化を通して

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "継続性・発展性のある環境学習の在り方 : 郷土の教材化を通して"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)            継続性・発展性のある環境学習の在り方                 ∼郷土の教材化を通して∼.                                  教育実践高度化専攻                                  小学校教員養成特別コース.                                  P09090A 宮永圭一 1.研究報告害の構成              ・推論する能力.                        ・情報活用する能力. はじめに                 ・合意を形成しようとする態度 第I章環境教育のはじまりと現状      ・公正に判断しようとする態度 第皿章 環境教育実践事例・考察        ・主体的に参加し,自ら実践しようとする態度. 第皿章 小学生の環境意識調査 第1V章 地域を教材とした環境学習       一般に現状の環境学習は「環境」という特別な おわりに                  .科目は設定されず,学校教育全体を通して取り組                        まれている。. 2.研究の概要                 しかし,各教科等で環境教育への取り組みはあ                        れども,イベント的扱いに終わってしまっている (1)問題の所在と研究日的. 現状がある。兵庫県環境学習・環境教育基本方針.  先進各国の現代社会は,大量生産・大量消費・. においても「自然環境などの特定分野におけるイ. 大量廃棄を背景とした急激な経済発展の上に成. ベント型事業が多く,継続性,発展性に乏しく,. り立っていると言っても過言ではない。そしてそ. 具体的な行動に結びつく質の高い環境学習にな. れは環境破壊・環境問題といわれる状態を引き起. っていない。」と指摘されている。一. つまり,継続性・発展性をもった質の高い環境. こしている。.  こうした状況の中で環境教育が重要視される. 教育が望まれているということである。. ようになってきた。環境教育は1970年代から. このことから,本報告書では継続性・発展性のあ. 各国ではじまり,日本においても公害事件が多く. る環境学習のプログラムづくりに取り組んでい. みられるようになってきた1960年代以降,取. く。. り組みがみられる.ようになってきた。.  また,継続性・発展性をもたせるために地域素.  環境省によって「環境から学ぶ(豊かな自然や. 材の教材化という視点のもと,試案づくりに取り. 身近な地域社会の中でのさまざまな体験活動を. 組んだ。. 通して,自然に対する豊かな感受性や環境に対す.  この手がかりとするために兵庫県K市立丁小. る関心等を培う)」「環境について学ぶ(環境や自. 学校の事例の検討をおこなう。また,これに加え. 然と人間とのかかわり,さらには,環境問題と社. て,連携協力校の子どもたちからデータをとり,. 会経済システムの在り方や生活様式とのかかわ. 考察した。. りについて理解を深める)」「環境のために学ぶ (2)研究の対象と方法. (環境保全や環境の創造を具体的に実践する態 度を身につける)」という方針がしめされており,. その中で育成されるべき能力・態度は以下である。. 現状の環境学習においてどのような取り組みがなさ れているのか,どのような課題が見られるのかを調査. するために,兵庫県K市立丁小学校め事例の分析 ・課題を発見する能力. をおこなった。丁小学校の実践事例は兵庫県のグ. ・計画を立てる能力. リーンスクール表彰をうけており,環境省rホタ. 一154一.

(2) レンジャー」の取り組みにおいても優秀賞を受賞.   成り立っていることを意識できるように. している実践である。.   することも考えられようにする.  これに加えて連携協力校である三田市立すず. (3)主体的に環境とかかわり,環境を大切にす. かけ台小学校でアンケートを実施した。.    ることができるようにする。.    自分と自分を取り巻く外部環境とのかか 調査の概要.   わりについて考えられるようにする。. 対象    兵庫県三田市立すずかけ台小学校.               第2学年 57人. その中で,発展性という点において,学年ごとの. 方法    アンケートによる実態調査. 学習に関連を持たせることが重要であると感じ. 目的・内容 子どもたちの環境に対する意識や実. た。同時に,地域教材ということで,同じフィー.       践的な行動の現状について知るため。. ルドで6年間の環境学習することは,r広い視野 をもち物事を視る能力を育成することができな. アンケート内容・結果(一部). い」のではないかという課題がみつかった。. ①「エコ」や「かんきょう」ということばをきい.  たことがありますか?. 4.今後の課題. 「はい 47人」「いいえ 10人」. まず,評価の規準について考えていきたい。各教 科・領域において実施される場合はその教科や領域. ③「かんきょうもんだい」ということばを知って. においての観点によって評価されることが多く,環境.  いますか?. 学習としての評価が加味されていない現状がある。. 「はい 15人」「いいえ 42人」. さまざまな環境にかかわるテーマがある中で一定の. 規準を設けることは難しいかもしれないが,どの教  このような,選択式の設間がほとんどであり,その. 科・領域で取り組むかによって「環境学習の評価の観. 回答を比較するなどして,子どもたちの環境意識の. 点」をつくることは可能ではないかと考える。. 実態を考察した。. 次に,地域教材を取り入れることによって視点が限.  実践事例からわかる現状の環境学習の課題と,子. 定され,広い視野で物事をみる能力を養うことができ. どもたちの環境意識の実態から環境学習プログラム. ないことが挙げられる。. の作成に取り組んだ。. これら2点が今後の課題である。特に評価について はr見えにくい学力」の観点が入ってくるため,明瞭 な評価規準の作成に取り組んでいきたい。. 3.研究の成果  実践したデータ等がないため,成果としては報告. 主な引用・参考文献,資料. 書作成段階で見つけることができた事柄を挙げる。. 国立教育政策研究所教育課程研究センター『環境 教育指導資料』東洋館出版社,2007。 林忠幸『体験的活動の理論と展開』東信堂,2001。 關浩和『創造型 生活科授業の構想』社団法人学 校教育研究会,1997。.  継続性・発展性のある環境学習のプログラム作成. を作成するために,以下の3つの段階を踏まえる学 習が重要であることが分かった。. (1)自然環境や事象に対する感受性や興味・関. 修学指導教員. 大西久.    心を高める。. (2)身近な自然や社会の環境に触れ,観察を通.    して自分たちの生活が地域とかかわって. 指導教員. 小川美和 坂本かをる. 一155一.

(3)

参照

関連したドキュメント

  「教育とは,発達しつつある個人のなかに  主観的な文化を展開させようとする文化活動

大学教員養成プログラム(PFFP)に関する動向として、名古屋大学では、高等教育研究センターの

学識経験者 品川 明 (しながわ あきら) 学習院女子大学 環境教育センター 教授 学識経験者 柳井 重人 (やない しげと) 千葉大学大学院

海洋技術環境学専攻 教 授 委 員 林  昌奎 生産技術研究所 機械・生体系部門 教 授 委 員 歌田 久司 地震研究所 海半球観測研究センター

公立学校教員初任者研修小・中学校教員30H25.8.7森林環境教育の進め方林業試験場

 大学図書館では、教育・研究・学習をサポートする図書・資料の提供に加えて、この数年にわ

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名だったのに対して、2012 年度は 61 名となり約 1.5

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名、2012 年度は 61 名、2013 年度は 79 名、そして 2014 年度は 84