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滝淳一ヂ中嶋憲一瀞分校久志瀞谷口充※ 久田欣一瀞清水賢已※※

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Academic year: 2021

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3検出器型SPECTによる心電図同期心プール シンチグラフィー心室容積および壁運動評価一 滝淳一ヂ中嶋憲一瀞分校久志瀞谷口充※

久田欣一瀞清水賢已※※

SingleheadSPECTによる心電図同期心プール シンチグラフイは、データ収集およびデータ解析 に長時間を要するためにルーチン検査として施行 するには問題を残している。最近3検出器型の SPECT装置が普及しつつあり、これを用いれば 短時間にデータ収集が可能となる。そこで3検出 器型SPECT装置による心プールSPECTのルーチ ン化を目的として、心電図同期心プールSPECT を施行し、心室容積,壁運動の評価についての検 討を行った。

〔方法〕

対象;表1に示す20例を対象とした。

データ収集;3検出器型SPECT装置(東芝9300 A)を使用し以下の検討を行った。20-30mCi

(740-1110MBq)の99mTcRBCを用い、64×64 matrixにて360度より6度毎に30秒間ずつデータ を収集した。全体で10分間の収集とした。心電図 同期により1心拍は16分割とした。各投影像に対 してButterworthfilter(order8,0.15cycle/pixel)

にてスムージングを行った後に、Rampfilterにて 再構成画像を作成した。

SPECTによる心室容積計算;体軸横断像作成 後、水平長軸断層像を作成し左室中央部の拡張末 期,収縮末期像のそれぞれに、ROIを設定した。

このROIを、あらかじめ作成した全左室部の拡張 末期および収縮末期の水平長jliIl1断層像を加算した 像に用い、心室ROI内の総カウントを求めた。こ れを心室中央部の1ポクセルのカウント数で除し て心室総ポクセル数を求め、これに1ポクセルの 容積をかけて、心室容積を算出した(図l)。

SPECTによる壁運動評価;壁運動は心室中央部 を通る垂直長軸像の拡張,収縮末期像より shorteningを定量化し左室造影のそれと比較し た。左室辺縁は心室最高カウントの50%カットオ フにて決定した。左室長軸中点より弁口部を含ま ないように60度毎の放射状の線により心室を心基 部寄り前壁,心尖部寄り前壁,心尖部,下壁,後 壁の5つのセグメントに分け、各放射状線と心室 辺縁とで囲まれる類扇状の面積を求めた。この面

積より以下に示す式により%areashortening(%

AS)を求めた(図l)。

%AS=(EDA-ESA)/EDA

EDA=拡張末期面積,ESA=収縮末期面積 左室造影(LVG);右前斜罎位30度方向より撮像し arealength法にて左室容積を求めた。%ASも SPECTと同様にして、マニュアルにて左室収縮 末期,拡張末期輪郭を決定し、左室長軸中点より 弁口部を除いて放射状に5つのセグメントに分割

し、上記の様に面積比から求めた。

〔結果〕

図2に示すごとくLVGとSPECTによる心室容 積の間にはSPECT=1.0LVG-0.6(、l),r=0.94の 良好な相関を示した。視覚的な壁運動評価ではl 例を除いて両者はよく一致した。%ASに関して はSPECT=0.57LVG+25(%),r=0.57の相関を示 した(図3)。

〔考察〕

今回の検討では、心プールSPECTによる容積 計算のルーチン化を目的とし、データ処理簡略化 のために左室ROIを左室中央部で1回のみ設定し ている。そのために全断層面に対して常に正確な 左室ROIの設定が難しい場合もあり、以前の報告 に比べ若干LVGとの相関の低下を来たしたもの と考えられる。壁運動に関しては、視覚的には1 例を除いてほぼ同等に評価できたが、定量解析 (%AS)ではやや相関が低い印象であった。左室輪 郭決定を如何に行うか、セグメント分けのための 中心点を如何に決定するか、などが誤差を生ずる 要因であると考えられる。これらの点に関して今 後何らかの工夫を要するものと思われる。

以上GatedSPECTによる左室容積計算は十分 ルーチン化可能であり、局所壁運動評価にも有用 であった。

〔文献〕

滝淳一,分校久志,中嶋憲一,他.Single PhotonEmissionComputedTomographyによる左 右心室容積の算出一臨床例における検討一.核 医学1987;24:143-148

※金沢大学核医学科

※※同第二内科

-17

(2)

対象

lschemicheartdisease HCM

DCMUnclassifiedcardiomyopathy Acromegalyheart

SyndromeX

Myocardialdamage

3111112

20

△表1

HorizontallongaxlsimageLVROl

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Areasholtening=EDA-ESAEDA

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▲図1

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▲図2 ▲図3

18-

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