厚生労働行政推進調査事業費
次世代バイオ医薬品等の革新的な医薬品創出に向けた環境整備に関する研究 分担研究報告書
「バイオ医薬品・再生医療等製品開発・製造に関わる人材ニーズに関する調査研究」
研究代表者
坂巻 弘之 (神奈川県立保健福祉大学 大学院ヘルスイノベーション研究科 教授)
分担研究者
豊島 聰 (公益財団法人 日本薬剤師研修センター 理事長 研究協力者
山本 雄士 (株式会社 ミナケア 代表取締役)
研究協力組織
日本製薬工業協会 バイオ医薬品委員会 日本ジェネリック製薬協会 バイオシミラー委員会
一般社団法人 日本バイオシミラー協議会 一般社団法人 再生医療イノベーションフォーラム
業務委託 株式会社 矢野経済研究所
要旨バイオ医薬品、再生医療等製品を開発している企業における、これら製品の研究・開発、薬事、製造等 に関わる人材ニーズについて明らかにすることを目的とした調査を行った。調査は、研究協力組織の会員 企業の関係する部門の担当者を対象とし、技術導入状況、人材育成ニーズの現状等を含むアンケートを 作成し、メールでの調査を実施した。なお、回答は、 1 企業 1 回答とせず、企業によってはそれぞれの担 当部署から複数の回答も認めた。39 社、48 名からの回答が得られ、技術導入の形態は、バイオ医薬品で は自社技術が多く、再生医療等製品では、自社技術ならびに外部からの導入とも多いなど、モダリティに よる多様性があった。人材充足状況は、全体的に不足しているとの回答が多く、いずれも、人材育成のニ ーズが高いと考えられた。ただし、モダリティによる違いがあることがうかがわれた。必要とするスキルにつ いては、多様な自由回答が得られたが、今後の研修プログラム策定への利用が期待される。
A.調査背 景と目的
近 年 の医 薬 品 開発 は、抗体 医 薬 品に代 表 される 遺 伝子組 換えタンパク質性 医薬品 から、細胞・組 織 加 工 品 、ウィルス治 療 や遺 伝 子 治 療 などの再 生 医 療 等 製 品 へ、バイオテクノロジーを応 用 した 様々な医薬品開発へと広がっている。
また、特 定 の遺 伝 子 あるいはタンパクを標 的 と した核酸医 薬品 や、他にもペプチド医薬品 などの
これまで、抗 体 医 薬 品 などの遺 伝 子 組 換 えバ イオ医薬品 開発に関 して、「一 般社団 法人 バイオ ロジクス研究 ・トレーニングセンター」設 立 など、具 体的な産業振 興に関わる取り組 みも進んでいる。
しかしなが ら、再 生 医 療 や細 胞 治 療 などの 再 生
医 療 等 製 品 は、抗 体 医 薬 品 と異 なり、製 造 だけ
でなく、細 胞 採 取 から治 療 に至 るサプライチェー
ンの 構 築 も必 要 など、探 索 段 階 から研 究 開 発 、
これまでの調 査 でも、バイオ医 薬 品 、再 生 医 療 等 製 品 について製 造 や研 究 開 発 に関 わるリスク を明 らかに してきたが 、そこでは、製 造 設 備 に 関 わる新 たな投 資 とともに、研 究 から製 造 、上 市 ま での多 段 階 にわたる人 材 不 足 の問 題 も指 摘 され ている
1。
そこで、本調 査では、バイオ医薬 品 、再 生医 療 等 製 品 を開 発 している企 業 における、これら製 品 の研究・開発、薬事 、製造等に関わる人材ニーズ について明 らかにすることを目 的 とした調 査 を行 った。
なお、今 回 の 調 査 では、製 薬 企 業 にお いて、
比 較 的 開 発 の経 験 が多 いと考 えられる遺 伝 子 組 換 えバイオ医 薬 品 、バイオシミラー(以 下 これらを 併 せて「バイオ医 薬 品 」と略 す。また、バイオシミラ ーについては「BS」と略 す)、ならびに再生医 療 等 製 品 とし、核 酸医 薬 品 、ペプチド医薬 品について は、開 発 経 験 のある企 業 が限 定 されていることも あり、対象としなかった。また、再生 医療等 製 品に ついては、以 下 のように分 類 したが、本 稿 ではこ れらをまとめ「再生医療等製品」と表記している。
·
再生医療製品 (組織・細胞加工製品)
·
in vivo 遺伝子治療等製品
·
ex vivo 遺伝 子治療等製品(CAR-T 治 療 等を含む)
B. 方法 (1) 調査対象
以 下 の団 体 の会 員 企 業 の関 係 する部 門 の 担 当者を対象とした。
·
日本製薬工業 協会バイオ医薬 品委員会
·
日本ジェネリック製薬協会バイオシミラー委員会
·
日本バイオシミラー協 議会
·
再生医療イノベーションフォーラム
1 平 成
30
年 度 厚 生 労 働 行 政 推 進 調 査 事 業 費 地 域 医 療 基 盤 開 発 推 進 研 究 事 業 「革 新 的 なバイオ医 薬 品 等調 査 は、バイオ医 薬 品 、再 生 医 療 等 製 品 に係 る人 材 ニーズを定 性的に把 握 することを主 目 的 と したため、企 業 単 位 での回 答 ではなく、これらの 製 造 、研 究 ・開 発 、薬 事 等 に関 わる担 当 者 の考 えるニー ズに ついての 回 答 を得 ることを目 的 とし た。そこで、調査 デザインにおいて、必ずしも 1 企 業 1 回答とせず、企業によっては、それぞれの担 当部署から複数の回答も認めた。
(2) 調査実施方法
① アンケート
アンケートは、バイオ医薬品 、再生 医療 等製 品 開 発 に 関 わる人 材 育 成 ニ ーズを把 握 す ること を 目 的 とし、以 下 の内 容 を含 むアンケートを作 成 し た。
i. 企 業 属 性 :企 業 属 性 /企 業 規 模 、モダリティ 別開発状況
ii. バイオ医薬品、再生医療等製品別の
·
開発・製造プロセスにおける:
開 発 取 り組 み状 況 /開 発 ・製 造 プロセスの 技 術 導 入 ・業 務 形 態 /人 材 の充 足 状 況 / 人 材 不 足 の主 な理 由 ・状 況 /現 在 の人 材 育成の状況、計画/必要 とされる具体的な スキル。
なお、再生医 療等製品については、
・ 組 織 ・細 胞 操 作 プロセス(主 に再 生 医 療 製品)の開発・製造プロセス、
・ 遺 伝 子 操 作 プロ セ ス ( 主 に 遺 伝 子 治 療 等製品)の開発・製造 プロセス、
・ 再生医療製 品、遺伝子 治療等製品に共 通する開発・製造プロセス
に分けて記述することとした。
iii. マネジメント業務における:
人材の充足状況 /人材 不足 の主な理由・状
の創 出 に向 けた研 究 開 発 環 境 の整 備 に関 する研 究 」
(H30-医 療 -指 定 -006)報 告 書
況 /現 在の人 材 育成の状 況 、計画 /必 要と される具体的なスキル
ここでの人材については、
a. 産 業 界 全 体 として構 造 的 に不 足 していると 考えられ、産業政策的に求められる人材 b. 日 本 国 内 において薬 機 法 に基 づく薬 事 承
認に係る業務に関する人材 を対象としている。
アンケートは、エクセルで作 成 し、エクセルファ イルに回答 者が直 接入 力できる形 式となっている。
各 設 問 は選 択 肢 に よる回 答 を基 本 と したが 、具 体 的 なスキルについては、自 由 記 述 とし、事 後 的 な分 類 を行 うこととした。アンケートならびに依 頼 状を添付資料 2 として添付した。
② 調査方法
調 査 は、アンケートをエクセルで作 成 し、主 任 研究者から各 調査団体 の事務局にメールで送信 した。事 務 局 から各団 体会 員 企 業の窓 口 担当 者 宛 にメールで送 信 し、そこから企 業 内 の、本 アン ケート回 答 に適 切 と思 われる、研 究 ・開 発 部 門 、 製 造 部 門 、薬 事 ・渉 外 部 門 などの担 当 者 に転 送 してもらう形 とした。回 答 者 は、上 述 の通 り、1 企 業 1 回答のこともあるが、企業によっては、複数の 部門から回答されたところもある。
回 答 者 は、エクセルファイルに直 接 回 答 し、回 答 が入 力 されたエクセルファイルにパスワード設 定 を行 い、神 奈 川 県 立 保健 福 祉 大 学 坂 巻 宛に、
直接、メールにて返信 することとした。
(3) 集計
日までに返信されたものを集計対象とした。
集 計 は、バイオ医 薬 品 、再 生 医 療 等 製 品 別 に、
開 発 ・製 造 プロセス、マネジメント業 務 の開 発 ・製 造 プロセスの技 術 導 入 ・業 務 形 態 /人 材 の充 足 状 況 / 人 材 不 足 の 主 な理 由 ・状 況 /現 在 の 人 材 育 成 の状 況 、計 画 の各 項 目 について、回 答 数 に対 する割 合 を計 算 した(開 発 ・製 造 プロセスに ついては、開 発取り組み状況 も含む)。
一 方 、開 発 ・製 造 プロセス、マネジメント業 務 と も、必 要 とされる具 体 的 なスキルに ついては、自 由 記 述 としたため、入 力 された記 述 から、アンケ ートの大 分 類 (モダリティ)・中 分 類 (業 務 プロセス)
ごとに主以下の手順で集計を行った。
キーワードの抽 出 、分 類 は、いずれも、研 究 者 よる判 断 で行 った(テキストマイニングなどのソフト は使用していない)。自由 記述欄 の具体的記述、
抽 出 キーワードならびにそれらの分 類 結 果 は添
付 資 料 1「自 由 記 述 分 析 ③自 由 記 述 一 覧 」に示 した。
i. 入 力 された記 述 から、大 分 類 ・中 分 類 ごと に 主 要 キーワードを抽 出 し添 付 資 料 2「自 由 記 述 分 析 ③ 自 由 記 述 一 覧 」 の 「 ① Key words」列 )、さらに「下 位 ワード」を抽 出 した
(同 「②下 位 words 」)。抽 出 された「下 位ワ ード」の出 現 件 数 は添 付 資 料 1「自 由 記 述 分析②キーワード出現数」を参 照のこと。
ii. 同 様 に 、自 由 記 述 に つ いて、以 下 の 項 目
に分 類 した。同 一 の回 答 者 による同 じ内 容
の記述があったため、各項目での出現数 の
カウントを行 った。分 類 ごとの出 現 数 は、添
付 資 料 2「自 由 記 述 分 析 ③自 由 記 述 一 覧 」
の「③分類」に示した。
d. 経験・ノウハウ・判断・評価 e. 理解力・分析力
f. 交渉力・折衝力・情報収集能力 g. 管理・マネジメント
h. その他
iii. 上 記 で分 類 された自 由 記 述 の大 分 類 、中 分 類 別 、キーワード分 類 をカウントし、どの 分類での人材ニーズが多いかを検討した。
(4) 情報の取り扱い
アンケートそのものは匿 名での回答であり、メー ルとアンケートを切り離して集計するなど、企業名 や回答者が特定されることのないよう配慮した。ま た、アンケートならびに入力データ、解析データ 等は、個人情報保護法等関連法規 に則 り適正 に保管した。
C. 結 果
1. 回収結果と回答者の企業属 性(スライド 2~6)
全体で 39 社、 48 名からの回 答が得られた。以 下、回答 48 件に対する集計 結果である。1 つの 企 業 から複 数 の回 答 があるため、企 業 の内 訳 で ない点に留意されたい。
回 答 者 の所 属 企 業 は、日 本 の製 薬 企 業 が 35 社(72.9%)、次いで海外製薬 企業の日本法人 6 社(12.5%)、CMO/CDMO/CRO2 社(4.2%)であ った。製 薬 企 業 以 外 の製 造 業 からの回 答 はなか った。
従 業 員 数 は 、 1,001 人 以 上 の 企 業 が 全 体 の 68.8%を占めていた。
モダリティの取 り組 み状 況 としては、遺 伝 子 組 換 えバイオ医 薬 品 (バイオシミラー(BS)を除く)が 32 件 (上 市 、開 発 中 、開 発 検 討 中 を含 む、以 下 同 じ)であった。同 様 に、BS 23 件 、再 生 医 療 製
品(組織・細胞 加工製品) 20 件、 in vivo 遺伝子 治療製品 17 件、ex vivo 遺伝子治療製 品(CAR- T を含む) 12 件であった。
受 託 業 務 として実 施 している企 業 は、遺 伝 子 組換えバイオ医 薬品 4 件、BS 3 件、再生医療製 品 2 件、 in vivo 遺伝子治療製 品 1 件であり、 ex vivo 遺伝子治療製 品はなかった。
2. 遺 伝 子 組 換 えバイオ医 薬品 ・バイオシミラー における人材ニーズ
(1) 開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
(スライド 7~17)
バイオ医 薬 品の開 発・製造 プロセスにおける人 材ニーズについては、全体で 41 件の回答が得ら れた。業務プロセスごとでみると、概ね 30 ~ 35 件 の回答が得られた。
技 術 導 入 ・業 務 形 態 については、いずれの業 務 プロセスでも多 様 な取 り組 み形 態 といえるが、
全 体 的 には、「自 社 技 術 (共 同 開 発も含 む、以下 同 じ)」ならびに「外 部 企 業 からの技 術 導 入 (ライ センス導入、M&A 含む、以下同じ)」の割合が高 かった。また、探 索 研 究 段 階 (探 索 研 究 ・抗 体 デ ザイン・抗 体 特 性 解 析 ~発 現 系 ・セルバンク構築
~次 世 代 抗 体 医 薬 品 技 術 )での 「自 社 技 術 」や
「外 部 アカデミアからの技 術 導 入 」、「外 部 企 業 か らの 技 術 導 入 」の 割 合 が相 対 的 に 高 く、製 造 段 階 (培 養 プロセス~精 製 プロセス~製 剤 化 )では、
「CMO/CDMO/CRO 等への委 託 」が相 対的 に高 かった。なお、「発 現 系 ・セルバンク構 築 」につい
ては、「 CMO/CDMO/CRO 等への委 託」も含め外
部 技 術 に依 存 している割 合 が高 いとの特 徴 もみ られた。
人 材 の充 足 状 況 は、いずれの業 務 プロセスで
も「不 足 している」との回 答 が多 かった。特 に不 足
の割 合が高かったのは、「培 養プロセス研 究 ・スケ
ールアップ/製 造 」、「精 製 プロセス研 究 ・スケール
アップ / 製造」であった。
不 足 の理 由 としては、いずれの業 務 プロセスで も「社 内の経験 ・ OJT プログラムが不 十分 」が多く、
「外 部 の 研 修 機 関 ・プログラムが不 十 分 」が次 い で多 かった。ただし、「培 養 プロセス」と「精 製 プロ セス」については、「外 部 の研 修 機 関 ・プログラム が不十 分 」が相 対 的に少なく、国内 での研 修 プロ グラムの成 果が認 められていると推察 される。また、
「不 足 を感 じていない」との回 答 はなかった。「大 学で教育を受けていない」も少数であった。
人 材 の 育 成 状 況 としては 、いず れの 業 務 プロ セスでも「社内 OJT により育成」が最も多かった。
次 いで「外 部 研 修 プログラムの利 用 」あるいは「提 携企業での OJT」であった。特に「培 養プロセス研 究 ・スケールアップ / 製 造 」、「精 製 プロセス研 究 ・ スケールアップ/製 造 」は外 部 プログラムの利 用 の 割合は他の業務プロセスに比べて高かった。
(2) マネジメント業務における人材ニーズ
(スライド 18~22)
遺伝子組み換えバイオ医薬品、BS のマネジメ ント業 務 における人 材 ニーズについては、全 体 で 21 件の回答が得られ、「GMP 管理、品質管理、
品 質 保 証 」 14 件 、 「 特 許 ・ 知 財 」 13 件 、 「 薬 事
(CMC 薬事)」16 件であった。
人 材 充 足 状 況 は、いずれも「不 足 している」と の回答が多く、特に「CMC 薬事」、「GMP 管理、
品 質 管 理 、品 質 保 証 」において不 足 の割 合 が高 かった。
不 足 の理 由 としては、いずれにおいても「社 内 の経験・ OJT プログラムが不十分」が多かった。
3. 再 生 医 療 製 品 、遺 伝 子 治 療 等 製 品 の人 材 ニーズ
(1) 組織・細胞操作プロセス(主に再生医療製品)
(スライド 25~34)
再 生 医 療 製 品 、遺 伝 子 治 療 等 製 品 の人 材 ニ ーズについては、全体で 25 件の回答が得られた。
この うち、組 織 ・細 胞 操 作 プロセ ス( 主 に再 生 医 療 製 品 )における開 発 ・製 造 プロセスへの回 答 で は、各業務プロセスにおいて 16 ~ 19 件の回答が あった。
技 術 導 入 ・業 務 形 態 については、いずれの業 務 プロセスでも多 様であった。すなわち、「自 社 技 術 」、「外 部 企 業 からの 技 術 導 入 」の それぞれの 割 合 が相 対 的 に高 く、「外 部 アカデミアからの技 術 導入 」についても、製 造系 (「細胞 培養 プロセス 開 発 / 製 造 工 程 開 発 ・製 造 :試 作 製 造 ~治 験 薬 製 造 」、「細 胞 培 養 / スケールアップ工 程 開 発 ・製 造 : 商 用 製 品 」 ) で は や や 低 い も の の 、 探 索 系
(「細 胞 培 養 技 術 ・細 胞 分 化 技 術 研 究 などの 探 索 研 究 」、「原 材 料 としての細 胞 ソース・組 織 の調 達 及 び評 価 / セ ルバンク 構 築 」) なら びに評 価 系
(「細 胞 ・組 織 の品 質 特 性 試 験 の 試 験 方 法 の 開 発 、規 格 設 定 ならびに実 施 」)での割 合 は高 かっ た。「 CMO 等 への委 託 」についても品 質 特 性 試 験での割合が特に高かった。
人 材 の充 足 状 況 は、いずれの業 務 プロセスで も「不 足 している」との回 答 が多 かったが、全 体 の 半 数 程 度 にとどまっており、遺 伝 子 組 換 えバイオ 医薬品に比べると、不足を感じている割合 は相対 的 に 小 さか った 。また 、「中 途 採 用 、他 社 提 携 、
M&A 等で充足している」割合も高 かった。不足し
ているとの割 合 が相 対的に高 かったものは、製 造 系であった。
不 足 の理 由 としては、「社 内 の経 験 ・OJT プロ
次いで「提 携企業での OJT 」が多い傾 向であった。
また、探 索 系 の「細 胞 培 養 技 術 ・細 胞 分 化 技 術 研究などの探索研 究」では「外部 研究機 関・大学 等への留学・派遣」が多かった。
(2) 遺伝子操作プロセス(主に遺伝子治療等製品)
(スライド 35~44)
遺 伝 子 操 作 プロセス(主 に遺 伝 子 治 療 等 製 品 ) における開発・製造プロセスへの回答では、25 社 中、各業務プロセスにおいて 10 件程度の回答が あった。
技 術 導 入 ・業 務 形 態 については、いずれの業 務 プロセスでも多 様 な取 り組 み形 態 であり、特 に
「外 部 企 業 からの技 術 導 入 」の割 合 が相 対 的 に 高 く、「共 同 開 発 企 業 への委 託 」の割 合 も高 かっ た 。「 ベ クター 製 造 ・精 製 に 関 わる探 索 研 究 」 は
「外 部 アカデミアからの技 術 導 入 」の割 合 が相 対 的に高かった。
人 材 の充 足 状 況 は、いずれの業 務 プロセスで も「不足している」との回答が多く、「中途採用、他 社 提 携 、M&A 等 で充 足している」割 合も相 対 的 に高かった。
不 足 の理 由 としては、全 体 的 に回 答 数 が少 な かったが、「社内の経験・ OJT プログラムが不十分 」 が大半であった。「ベクター製造プロセス研究およ び製造」、「ベクター製造」、「ベクターの細胞導 入 /遺 伝 子 改変 細 胞製 造」、「遺 伝 子導 入細 胞 の品 質 特 性 試 験 の 試 験 方 法 開 発 、規 格 設 定 ならび に実 施 」については、大 学 での教 育 不 足 を指 摘 する意 見 もあったが 、本 項 目 に対 する回 答 数 が 少なかった点 も考慮する必要がある。
人 材 の 育 成 状 況 としては 、いず れの 業 務 プロ セスでも「社内 OJT により育成」が最も多かった。
次 いで「外 部 の研 修 プログラム利 用 」が多 い傾 向 であるが、人 材 育 成 方 法 が多 様 であった 。相 対
的 に回 答 数 が少 ないものの、「人 材 育 成 の必 要 性を感じない」とする意見はなかった。
(3) 再生医療製品 、遺伝子治療等製品 に共通す る開発・製造プロセス(スライド 45~50)
再 生 医 療 製 品 /組 織 ・細 胞 加 工 製 品 、遺 伝 子 治 療 等 製 品 共 通 の開 発 ・製 造 プロセスへの回 答 では、「容 器 ・パッケージ開 発 ・輸 送 技 術 開発 」 15 件 、「 培 養 等 の 機 械 化 ・ 自 動 化 技 術 の 開 発 」 16 件 の回 答 があり、この両 者 へのニーズの高 さがう かがわれた。
技 術 導 入 ・業 務 形 態 については、「容 器 ・パッ ケ ー ジ 開 発 ・ 輸 送 技 術 開 発 」 、 「 培 養 等 の 機 械 化 ・自 動 化 技 術 の開 発 」のいずれにおいても「自 社 技 術 」ならびに「共 同 開 発 企 業 への委 託 」が多 く、次 いで「外 部 企 業 からの技 術 導 入 」が多 かっ た。また、「容 器 ・パッケージ開 発 ・輸 送 技 術 開 発 」 では「国内外 CMO/CDMO/CRO への委託 」が多 い特徴も見られた。
人 材 の充 足 状 況 においては、いずれの業 務 プ ロセスでも「不足している」との回答が多かった。
不 足 の理 由 としては、「社 内 の経 験 ・OJT プロ グラムが不十分」が大半であった。
人 材 の 育 成 状 況 としては 、いず れの 業 務 プロ セスでも「社 内 OJT により育 成 」が多 く、次 いで
「提携する他社での OJT 」が多かった。
(4) マネジメント業務における人材ニーズ
(スライド 51~55)
再 生 医 療製 品 、遺伝 子治 療 等 製品のマネジメ
ント業務における人材ニーズについては、25 名の
回 答 者 より「特 許 ・知 財 」 14 件 、「 CMC 薬 事 」 13
件 、「原 材 料 ・細 胞 ソース、製 品 等 のサプライチェ
ーン・ロジスティクス管理 /GDP 管理」12 件の回答
があった(但し、以降の回 答数と一致していないと ころがある)。
人 材 充 足 状 況 は、「外 部 の製 造 管 理 」、「 CMC 薬 事 」、「原 材 料 ・細 胞 ソース、製 品 等 のサプライ チェーン・ロジスティクス管理/GDP 管理」が不足し ているとの割合が相対的に高かった。
不 足 の理 由 としては、いずれにおいても「社 内 の経 験 ・ OJT プログラムが不 十 分 」が大 半 で、不 足を感じていないとの回答はなかった。
人 材 の 育 成 状 況 としては 、いず れの 業 務 プロ セスでも「社内 OJT により育成」が最も多く、CMC 薬 事 については「外 部 研 修 プログラムの利 用 」が 多かった。
(5) 必要とされる具体 的なスキル
(自由記述の集計と分析)(スライド 56~68)
自 由 記 述 は、バイオ医 薬品 、再 生 医 療 等 製 品 を合わせ 234 件であった。大項目・中項 目別の自 由 記 述 回 答 数 ならびに集 計 結 果 を本 文 末 尾 の 表 に 示 したが、遺 伝 子 組 換 えバイオ医 薬 品 ・ BS に関する自由記述は 147 件、再生医療製品、遺 伝子治療等製 品に関 する自由記述は 87 件であ った。自 由 記 述 入 力 内 容 と分 析 の詳 細 を添 付 資
料 1として貼付した。
① 遺伝子組み換えバイオ医薬品・バイオシミラー
バイオ医薬 品の開発 ・製 造プロセスについては、
いずれの業 務 プロセスにおいても「技 術 ・スキル・
手 法 」に関 するスキルを求 める内 容 の回 答 が多 く、
次いで「知 識」に関する内容が多かった。
一方、マネジメント業務については、「 GMP 管 理、品質管理、品質 保証」のみ記述があったが、
② 再生医療等製 品
「 組 織 ・ 細 胞 操 作 プ ロ セ ス ( 主 に 再 生 医 療 製 品)」については、バイオ医薬品と同様 、「技術 ・ス キル・手 法 」についての記述が多く、次いで「知 識 」 に関 する記 述 の順であった。一 方 、「遺 伝 子 操 作 プロセス(主 に遺 伝 子 治 療 等 製 品 )」「再 生 医 療 製 品 、遺 伝 子 治 療 等 製 品 に共 通 する開 発 ・製 造 プロセス」については、自 由 記 述 の件 数 も少 なか った。また、マネジメント業 務 についても記 述 が少 なった。
D. 考察 ・結論
バイオ医 薬 品 、再 生 医 療 等 製 品 を開 発 してい る企 業 における、これら製 品 の研 究 ・開 発 、薬 事 、 製 造 等 に関 わる人 材 ニーズについて明 らかにす ることを目 的にアンケート調 査を実施 した。その結 果、39 社、48 名からの回答が得られた。
モダリティの取 り組 み状 況 については、 1 つの 企 業 から複 数 の 回 答 があることから、必 ずしもわ が国 での開 発 企 業 の現 状 を反 映 しているわけで はないことに留 意 する必 要 がある。例 えば、組 換 えバイオ医 薬 品 、BS については、上 市 品 目を有 しているとの回 答が多 かったが、 BS については、
上市に比べ開発中(検討中を含む)とする回 答が
相 対 的 に 少 なく 、人 材 ニー ズにつ いても開 発 に
関 する経 験 が必 ずしも多 くはないことを考 慮 する
必 要 がある。一 方 、再 生医 療 等 製 品 (組 織 ・細 胞
加 工 製 品 ならびに遺 伝 子 治 療 等 製 品 )では、上
市 品 目 数 は限 定 されているが、開 発 中 とする回
答は BS よりも多かった。本調査では開発 ステー
ジについては調 査 しないため、開 発 段 階 での 経
験も人材ニーズに影響を与える可能 性がある。
ついて比 較 すると、いずれも 多 様 な技 術 導 入 や 外部委託の形態 をとっていた。バイオ医薬 品では、
「探 索 研 究 ・抗 体 デザイン・抗 体 特 性 解 析 」を除 き、自 社 技 術 の割 合 が高 く、外 部 アカデミアから の技術導入は相 対的に少 なかった。一方 、組織・
細胞操作プロセスでは、「外部アカデミアからの技 術 導 入 」、「外 部 企 業 からの技 術 導 入 」の割 合 が 相 対 的 に多 かった。さらに、遺 伝 子 操 作 プロセス については、技 術 導 入 元 の多 様 性 がさらに高 か った。特 に「外 部 企 業 からの技 術 導 入 」の割 合 が 相対的に高く、「共同開 発企業への委託」の割合 も高 いなど、領 域 としての経 験 が多 いほど自 社 技 術 の割 合 が高 く、新 たな参 入 では技 術 導 入 の多 様性が高いといえる。
人 材 充 足 状 況 は、全 体 的 に不 足 しているとの 回 答 が多 く、いずれも、人材 育 成のニーズが高い と考 えられた。ただし、モダリティによる違 いがある ことがうかがわれた。
バイオ医 薬 品 では、特 に培 養 ・精 製 プロセスで の充 足 状 況 で不 足 している割 合 が高 く、理 由 とし て、社 内 の経験 ・ OJT が不 足 しているとの回 答 の 割 合 が高 かった。その一方 で、外 部 研 修 プログラ ムの利用の割 合 が高くなっており、人材 充 足の必 要 性 は高 いものの、人 材 育 成 の仕 組 みは成 果 を 上 げつつあると考 えられる。このことはマネジメント 業務の「 GMP 管理・品質管理・品質 保証」ならび に「CMC 薬事」についても同様の傾向と考えられ た。
再 生 医 療 等製 品では、組織 ・細胞 加工 製 品で 不 足 を感 じ ている割 合 は 多 いが 、バイオ医 薬 品 に比 べると、その割 合 は相 対 的 に小 さかった。特 に、充 足 しているとの割 合 も高 く、「細 胞 培 養 プロ セス開 発 」と「細 胞 培 養 」にお いて人 材 は充 足 し ているとの企 業 もあった。すなわち、もとも と技 術 があることを前提として、当該領域に参入 している 企 業 も多 いことが推 察 される。なお、人 材 不 足 の
理 由 としては、いずれの業 務 プロセスでも、「社 内 の経験・OJT プログラムが不十分」が多く、人材の 育 成 状 況 と し て は 、 い ず れ の 業 務 プ ロ セ ス で も
「社内 OJT により育成」が最も多かった。
バイオ医 薬 品 、再 生 医 療 等 製 品 全 体 として、
人材不足の理由が「社内の経験・ OJT プログラム が 不 十 分 」 との 回 答 が多 いものの 、現 在 ( お よび
計画中 )の育成は、社内 OJT とする企 業が多い傾
向であった。社内 OJT は、どのような企業におい ても重 要 であることは言 うまでもないが、経 験 の少 ないモダリティに企 業 が新 たに取 り組 む場 合 には、
負のスパイラルとなりかねない。そこで、BCRET の ような外部人 材育成機 関 による人 材育成プログラ ム強 化 や、提 携 、共 同 研 究 等 を通 じた人 材 育 成 、 M&A 等 による人 材 獲 得など、社 外 からの獲 得 、 人財育成の強化も重要であると考えられる。
一方、技術導入や人材育成について「アカデミ ア」(からの技 術導 入や留学 ・派 遣 )の割 合が低く、
わが 国 における産 学 連 携 の課 題 が推 察 される。
技術導入に関しても、バイオ医薬品では、全体 的 にアカデミアからの導 入 が相 対 的 に少 なく、特 に 製 造 プロセス(培 養 ・精 製 )についての技 術 導 入 が 少 なく、わが 国 において過 去 バイオ医 薬 品 開 発が低迷したことによる研究の停滞も伺われる。
今 回 のアンケート結 果 から、わが国 において今 後 、新 たなモダリティ開 発を加 速 させるためには、
産 学 が連 携 した人 材 育 成 が重 要 であることが伺 えた。海 外 の 成 功 事 例 なども参 考 に 、我 が 国 の 実 情 に即 した産 学 連 携 を進 めるための施 策 を検 討する必要がある。
「社内の経験・ OJT プログラムが不十分 」とする
理 由 についても、バイオ医 薬 品 、再 生 医 療 等 製
品 特 有 の事 情 として、製 造 に至 るパイプラインが
少 なく、実 務 経 験 が不 足 することに加 え、 1 ロット
当 たりの費 用 が高 額 のため、教 育 的 試 運 転 を行
う機 会 が極 めて少 ないことが要 因 の一 つと考 えら れる。
必 要 とする スキ ルに ついては 、多 様 な自 由 回 答が得られた。今回 、全 体的な傾向を見るために、
事 後 的 に回 答 内 容 を、知 識 /薬 事 /技 術 ・スキ ル・手 法 /経 験 ・ノウハウ・判 断 ・評 価 /理 解 力 ・ 分 析 力 / 交 渉 力 ・ 折 衝 力 ・ 情 報 収 集 能 力 / 管 理・マネジメント/その他の 8 領域に分類し、モダ リティならびに業 務 プロセスごとに集 計 を行 った。
回 答 数 にもばらつきがあり、特 に、遺 伝 子 加 工 プ ロセスに対 する回 答 が少 なかったが、バイオ医 薬 品 、細 胞 ・組 織 加 工 プロセスについては、知 識 、 技術・スキル・手法に関するニーズが多かった。
本 調 査 は、今 後 の人 材 育 成 のためのプログラ ム 設 計 等 の 議 論 の ための基 礎 資 料 とすることが 期 待 される。また、個 々の回 答 は、今 後 の研 修 プ ログラム策定への利用が期待される。
E. 参考文 献
各ページ下に記 載。
F.健康 危険情報
該当しない。
G.研究発表 1.論文発表
未実 施。
2.学会発表
未実 施。
H.知的財産権 の出願・登録状況
(予 定を含む。)
1.特許取得
予定 なし。
2.実用新案登録
予定 なし。
3.その他
予定 なし。
I. 添付資料
1. 必要とされる具体的なスキル自由記述分析
① 分類コード
② キーワード出現 数
③ 自由記述一覧
2. アンケート依 頼状およびアンケート
自 由 記 述 回 答 数
(大 分 類 1)
遺 伝 子 組 み換 えバイオ医 薬 品 ・バイオシミラー 147
(大 分 類 2)
a. 開 発 ・製 造 プロセスにおける人 材 ニーズ 128
(中 分 類 )
探 索 研 究 、抗 体 デザイン、抗 体 特 性 解 析 17
発 現 系 ・セルバンク構 築 16
次 世 代 抗 体 医 薬 品 技 術 11
培 養 プロセス研 究 、スケールアップ/製 造 17
精 製 プロセス研 究 、精 製 スケールアップ/製 造 16
製 剤 化 研 究 /製 造 16
プロセス評 価 、品 質 試 験 ・特 性 解 析 18
同 等 性 /同 質 性 研 究 15
その他 2
b. マネジメント業 務 19
GMP 管 理 、品 質 管 理 、品 質 保 証 19
特 許 ・知 財 0
薬 事 (CMC 薬 事 ) 0
その他 0
再 生 医 療 製 品 、遺 伝 子 治 療 等 製 品 の人 材 ニーズ 87
a(1) 組 織 ・細 胞 操 作 プロセス(主 に再 生 医 療 製 品 ) 43
細 胞 培 養 技 術 ・細 胞 分 化 技 術 研 究 などの探 索 研 究 11 原 料 としての細 胞 ソース・組 織 の調 達 及 び評 価 /セルバンク構 築 9 細 胞 ・組 織 の品 質 特 性 試 験 の試 験 方 法 の開 発 、規 格 設 定 ならびに実 施 8 細 胞 培 養 プロセス開 発 /製 造 工 程 開 発 ・製 造 :試 作 製 造 ~治 験 薬 製 造 8
細 胞 培 養 /スケールアップ工 程 開 発 ・製 造 :商 用 製 品 6
その他 の組 織 ・細 胞 操 作 プロセス 1
a(2) 遺 伝 子 操 作 プロセス(主 に遺 伝 子 治 療 等 製 品 ) 15
ベクター製 造 ・精 製 に関 わる探 索 研 究 5
ベクターの品 質 特 性 試 験 の試 験 方 法 開 発 、規 格 設 定 ならびに実 施 3 ベクター製 造 プロセス研 究 および製 造 :試 作 製 造 ~治 験 薬 製 造 1
ベクター製 造 :スケールアップ工 程 開 発 ・製 造 2
患 者 由 来 細 胞 採 取 方 法 ・条 件 の設 定 1
ベクターの細 胞 導 入 /遺 伝 子 改 変 細 胞 製 造 2
遺 伝 子 導 入 細 胞 の品 質 特 性 試 験 の試 験 方 法 開 発 、規 格 設 定 ならびに実 施 1
その他 の遺 伝 子 操 作 プロセス 0
a(3) 再 生 医 療 製 品 /組 織 ・細 胞 加 工 製 品 、遺 伝 子 治 療 等 製 品 共 通 7
容 器 ・パッケージ開 発 ・輸 送 技 術 開 発 3
培 養 等 の機 械 化 ・自 動 化 技 術 の開 発 3
その他 1
b. マネジメント業 務 22
外 部 の製 造 管 理 4
特 許 ・知 財 3
GCTP 管 理 /リスクマネジメント 6
薬 事 (CMC 薬 事 ) 4
原 材 料 ・細 胞 ソース、製 品 等 のサプライチェーン・ロジスティクス管 理 /GDP 管 理 3
その他 2
総 計 234
バイオ医薬品・再生医療等製品開発に関わる人材育成ニーズに関する調査
内 容 スライド番号
目 次 1
1. 企業情報 業態/従業員数/モダリティの取り組み・受託業務 2
2. 遺伝子組み換えバイオ医薬品・バイオシミラーにおける人材ニーズ 7
(1) 開発・製造プロセスにおける人材ニーズ 回答数/技術導入・業務形態/人材充足状況/不足の理由・状況/人材育成の状況 8
(2) マネジメント業務 回答数/人材充足状況/不足の理由・状況/人材育成の状況 18
3. 再生医療製品、遺伝子治療等製品の人材ニーズ 23
(1)開発・製造プロセスにおける人材ニーズ 24
①組織・細胞操作プロセス(主に再生医療製品) 回答数/技術導入・業務形態/人材充足状況/不足の理由・状況/人材育成の状況 25
②遺伝子操作プロセス(主に遺伝子治療等製品) 回答数/技術導入・業務形態/人材充足状況/不足の理由・状況/人材育成の状況 35
③再生医療製品、遺伝子治療等製品に共通する開発・製造プロセス 回答数/技術導入・業務形態/人材充足状況/不足の理由・状況/人材育成の状況 45
(2) マネジメント業務 回答数/人材充足状況/不足の理由・状況/人材育成の状況 51
4. 人材ニーズ-必要とされる具体的スキル―自由記述分析 56
①遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセス 57
②遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーのマネジメント業務 59
③再生医療製品、遺伝子治療等製品:組織・細胞操作プロセス(主に再生医療製品) 61
④再生医療製品、遺伝子治療等製品(2)遺伝子操作プロセス:(主に遺伝子治療等製品) 63
⑤再生医療製品、遺伝子治療等製品(3)再生医療製品、遺伝子治療等製品共通のプロセス 65
⑥再生医療製品、遺伝子治療等製品マネジメント業務 67
1
目 次
バイオ医薬品・再生医療等製品開発に関わる
人材育成ニーズに関する調査
3
企業属性(1)業態
日本の製薬企業 72.9%
海外製薬企業の日本法人 12.5%
製薬企業以外の製造業 0.0%
CRO/CMO/CDMO等 4.2%
その他 4.2%
無回答 6.3%
調査数 日本の製薬企業海外製薬企業の 日本法人
製薬企業以外の 製造業
CRO/CMO/CDM
O等 その他 無回答
回答数 48 35 6 0 2 2 3
構成比(%) 100.0 72.9 12.5 0.0 4.2 4.2 6.3
4
企業属性(2)従業員数
20人以下 0.0%
21~50人
8.3% 51~100人 4.2%
101~200人 0.0%
201~300人 6.3%
301~500人 4.2%
501~1,000人 2.1%
1,001人以上 68.8%
無回答 6.3%
調査数 20人以下 21~50人 51~100人 101~200人 201~300人 301~500人 501~1,000人 1,001人以上 無回答
回答数 48 0 4 2 0 3 2 1 33 3
構成比(%) 100.0 0.0 8.3 4.2 0.0 6.3 4.2 2.1 68.8 6.3
5
モダリティの取り組み(SA)-要約
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20
遺伝子組み換えバイオ医薬品(バイオシミラー を除く)
バイオシミラー
再生医療製品(組織・細胞加工製品)
in vivo遺伝子治療等製品
ex vivo遺伝子治療等製品(CAR-T治療)
上市 開発中(基礎研究を含む) 開発を検討中 開発を考えていない
※無回答は除く
調査数 上市 開発中
(基礎研究を含む) 開発を検討中 開発を考えていない
32 13 15 4 0
100.0 40.6 46.9 12.5 0.0
23 15 4 4 0
100.0 65.2 17.4 17.4 0.0
20 3 12 5 0
100.0 15.0 60.0 25.0 0.0
17 0 13 4 0
100.0 0.0 76.5 23.5 0.0
12 1 7 4 0
100.0 8.3 58.3 33.3 0.0
遺伝子組み換えバイオ医薬品(バイオシミラーを除く)
exvivo遺伝子治療等製品(CAR-T治療)
.invivo遺伝子治療等製品 再生医療製品(組織・細胞加工製品)
バイオシミラー
モダリティの受託業務(SA)-要約
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30
遺伝子組み換えバイオ医薬品(バイオシミラー を除く)
バイオシミラー
再生医療製品(組織・細胞加工製品)
in vivo遺伝子治療等製品 ex vivo遺伝子治療等製品(CAR-T治療)
受託業務(CMO/CDMO/CRO)
受託業務(CMO/CDMO/CRO)あり
7
2. 遺伝子組み換えバイオ医薬品・
バイオシミラーにおける人材ニーズ
8
遺伝子組み換えバイオ医薬品・
バイオシミラーにおける人材ニーズ
(1) 開発・製造プロセスにおける
人材ニーズ
9
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
回答数 MA
0 5 10 15 20 25 30 35
調査数 探索研究、抗体デ ザイン、抗体特性 解析
発現系・セルバン ク構築
次世代抗体医薬品 技術
培養プロセス研 究、スケールアッ プ/製造
精製プロセス研 究、精製スケール アップ/製造
製剤化研究/製造プロセス評価、品 質試験・特性解析
同等性/同質性研
究 その他 無回答
回答数 41 34 33 24 32 32 33 34 26 4 3
構成比(%) 100.0 82.9 80.5 58.5 78.0 78.0 80.5 82.9 63.4 9.8 7.3
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
技術導入・業務形態 MA
0 5 10 15 20 25 30
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析
発現系・セルバンク構築
次世代抗体医薬品技術
培養プロセス研究、スケールアップ/製造
精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造
製剤化研究/製造
11
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
技術導入・業務形態 MA(集計表-再掲)
調査数 自社技術(共同開 発も含む)
外部アカデミアから 技術導入
外部企業からの技 術導入(ライセンス 導入、M&A含む)
共同開発企業へ の委託
国内外 CMO/CDMO/CR
Oへの委託
実施していない/
考えていない その他
34 23 9 21 9 9 21 9
100.0 67.6 26.5 61.8 26.5 26.5 61.8 26.5
33 18 5 14 7 21 3 2
100.0 54.5 15.2 42.4 21.2 63.6 9.1 6.1
24 14 6 15 8 8 4 1
100.0 58.3 25.0 62.5 33.3 33.3 16.7 4.2
32 19 3 13 10 22 1 1
100.0 59.4 9.4 40.6 31.3 68.8 3.1 3.1
32 20 2 12 12 21 1 1
100.0 62.5 6.3 37.5 37.5 65.6 3.1 3.1
33 23 1 12 8 18 2 1
100.0 69.7 3.0 36.4 24.2 54.5 6.1 3.0
34 24 2 11 11 25 1 1
100.0 70.6 5.9 32.4 32.4 73.5 2.9 2.9
26 15 2 9 9 15 2 1
100.0 57.7 7.7 34.6 34.6 57.7 7.7 3.8
3 1 1 1 1 1 1 1
100.0 33.3 33.3 33.3 33.3 33.3 33.3 33.3
プロセス評価、品質試験・特性解析 同等性/同質性研究 その他
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析 発現系・セルバンク構築 次世代抗体医薬品技術 培養プロセス研究、スケールアップ/製造 精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造 製剤化研究/製造
※無回答は含まない
12
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
人材充足状況 SA (回答比率)
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析
発現系・セルバンク構築
次世代抗体医薬品技術
培養プロセス研究、スケールアップ/製造
精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造
製剤化研究/製造
プロセス評価、品質試験・特性解析
同等性/同質性研究
自社での育成により充足している 中途採用、他社提携、M&Aなどにより充足している 人材派遣等でまかなっている(外部コンサル利用も含む) 不足している
※その他、該当せず、無回答は含まない
13
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
人材充足状況 SA(集計表-再掲)
※無回答は含まない
調査数 自社での育成により 充足している
中途採用、他社提 携、M&Aなどにより充
足している
人材派遣等でまか なっている(外部コン
サル利用も含む)
不足している 該当しない(当該業務
は行っていない) その他
34 6 3 1 17 4 3
100.0 17.6 8.8 2.9 50.0 11.8 8.8
33 5 5 0 15 5 3
100.0 15.2 15.2 0.0 45.5 15.2 9.1
24 3 3 0 12 3 2
100.0 13.0 13.0 0.0 52.2 13.0 8.7
32 1 4 0 20 3 4
100.0 3.1 12.5 0.0 62.5 9.4 12.5
32 2 3 0 21 2 4
100.0 6.3 9.4 0.0 65.6 6.3 12.5
33 9 3 0 14 4 3
100.0 27.3 9.1 0.0 42.4 12.1 9.1
34 5 5 0 18 3 3
100.0 14.7 14.7 0.0 52.9 8.8 8.8
26 4 3 1 10 4 4
100.0 15.4 11.5 3.8 38.5 15.4 15.4
3 0 0 0 2 1 0
100.0 0.0 0.0 0.0 66.7 33.3 0.0
プロセス評価、品質試験・特性解析 同等性/同質性研究 その他
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析 発現系・セルバンク構築 次世代抗体医薬品技術 培養プロセス研究、スケールアップ/製造 精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造 製剤化研究/製造
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
不足の理由・状況 SA
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析
発現系・セルバンク構築
次世代抗体医薬品技術
培養プロセス研究、スケールアップ/製造
精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造
製剤化研究/製造
15
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
不足の理由・状況 SA (集計表-再掲)
※無回答は含まない
調査数 大学で適切な教育を 受けていない
社内の経験・OJTプロ グラムが不十分
外部の研修機関・プロ グラムが不十分
外部研修プログラム 参加の時間的余裕が
ない
社外の情報(教育プロ グラム等)が少なく判 断ができない
不足を感じていない その他
16 0 11 3 1 0 0 1
100.0 0.0 68.8 18.8 6.3 0.0 0.0 6.3
15 1 7 4 2 0 0 1
100.0 6.7 46.7 26.7 13.3 0.0 0.0 6.7
12 1 9 0 0 0 0 2
100.0 8.3 75.0 0.0 0.0 0.0 0.0 16.7
20 2 13 2 1 0 0 2
100.0 10.0 65.0 10.0 5.0 0.0 0.0 10.0
20 2 15 1 1 0 0 1
100.0 10.0 75.0 5.0 5.0 0.0 0.0 5.0
14 0 8 2 1 0 0 3
100.0 0.0 57.1 14.3 7.1 0.0 0.0 21.4
18 2 9 3 1 0 0 3
100.0 11.1 50.0 16.7 5.6 0.0 0.0 16.7
10 1 5 2 1 0 0 1
100.0 10.0 50.0 20.0 10.0 0.0 0.0 10.0
2 0 2 0 0 0 0 0
100.0 0.0 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
プロセス評価、品質試験・特性解析 同等性/同質性研究 その他
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析 発現系・セルバンク構築 次世代抗体医薬品技術 培養プロセス研究、スケールアップ/製造 精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造 製剤化研究/製造
16
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
人材育成の状況 MA
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0%
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析
発現系・セルバンク構築
次世代抗体医薬品技術
培養プロセス研究、スケールアップ/製造
精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造
製剤化研究/製造
プロセス評価、品質試験・特性解析
同等性/同質性研究
社内OJTにより育成 提携する他社でのOJT 外部研修プログラムを利用 外部研究機関・大学等への留学・派遣 人材育成の必要性を感じていない
※その他、該当せず、無回答は含まない
17
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造プロセスにおける人材ニーズ
人材育成の状況 MA(集計表-再掲)
※無回答は含まない
調査数 社内OJTにより育成 提携する他社での OJT
外部研修プログラムを 利用
外部研究機関・大学 等への留学・派遣
人材育成の必要性を
感じていない その他
30 21 9 9 7 1 5
100.0 70.0 30.0 30.0 23.3 3.3 16.7
29 17 9 11 3 3 6
100.0 58.6 31.0 37.9 10.3 10.3 20.7
20 14 6 4 1 1 6
100.0 70.0 30.0 20.0 5.0 5.0 30.0
30 23 9 15 2 1 5
100.0 76.7 30.0 50.0 6.7 3.3 16.7
31 24 9 16 2 1 4
100.0 77.4 29.0 51.6 6.5 3.2 12.9
29 23 4 9 0 2 5
100.0 79.3 13.8 31.0 0.0 6.9 17.2
31 25 7 10 3 2 6
100.0 80.6 22.6 32.3 9.7 6.5 19.4
24 19 4 9 1 2 4
100.0 79.2 16.7 37.5 4.2 8.3 16.7
3 2 1 0 0 1 0
100.0 66.7 33.3 0.0 0.0 33.3 0.0
プロセス評価、品質試験・特性解析 同等性/同質性研究 その他
探索研究、抗体デザイン、抗体特性解析 発現系・セルバンク構築 次世代抗体医薬品技術 培養プロセス研究、スケールアップ/製造 精製プロセス研究、精製スケールアップ/製造 製剤化研究/製造
遺伝子組み換えバイオ医薬品・
バイオシミラーにおける人材ニーズ
19
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造に関わるマネジメント業務
回答数 MA
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18
GMP管理、品質管理、品質保証 特許・知財 薬事(CMC薬事) その他 無回答
調査数 GMP管理、品質管
理、品質保証 特許・知財 薬事(CMC薬事) その他 無回答
回答数 21 14 13 16 1 4
構成比(%) 100.0 66.7 61.9 76.2 4.8 19.0
20
遺伝子組み換えバイオ医薬品、バイオシミラーの開発・製造に関わるマネジメント業務
人材充足状況 SA
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
GMP管理、品質管理、品質保証
特許・知財
薬事(CMC薬事)
自社での育成により充足している 中途採用、他社提携、M&Aなどにより充足している 人材派遣等でまかなっている(外部コンサル利用も含む)
不足している 該当しない(当該業務は行っていない)
※無回答は含まない
調査数 自社での育成により 充足している
中途採用、他社提 携、M&Aなどにより充
足している
人材派遣等でまか なっている(外部コン サル利用も含む)
不足している 該当しない(当該業務
は行っていない) その他
14 3 1 0 10 0 0
100.0 21.4 7.1 0.0 71.4 0.0 0.0
13 5 0 1 7 0 0
100.0 38.5 0.0 7.7 53.8 0.0 0.0
16 2 0 1 12 0 1
100.0 12.5 0.0 6.3 75.0 0.0 6.3
1 0 0 0 1 0 0
100.0 0.0 0.0 0.0 100.0 0.0 0.0
GMP管理、品質管理、品質保証 特許・知財
薬事(CMC薬事)
その他