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橋本健夫*・枡田

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(1)

微生物をとり扱う理科学習

II.単元の編成と実践

橋本健夫*・枡田 忍**・末 川 加津枝***

(昭和58年10月31日受理)

Microorganisms in Science Education

II Organization and Practice of the Unit

Tateo HASHIMOTO,Shinobu MASUDA and Kazue SUEKAWA

(Recieved Oct.31,1983)

はじめに

 自然界の調和を理解するためには,多細胞生物だけでなく微生物も身近に感じ,その自 然界における役割を知ることが必要である。このためには小学校の段階から理科学習の中 に微生物についての学習を取り入れ,微生物に対する正しい認識を培っていくべきである。

しかしながら微生物をとり扱うためには,まず滅菌系の確立やその操作の体得が必要とな る。また市販の器具は高価であるため小・中学校では入手が困難な状況である。そこで前 報では安価でとり扱いが簡単な滅菌系を考え報告した(1)が,今回はその滅菌系を使用して 微生物をとり扱う理科学習を小単元に編成し,小学校において実践したので報告する。

単元の編成

 微生物に関する理科学習は,自然界の調和を認識するうえで必要な学習であると考える が,どの段階に,どのような方法で行なうべきなのだろうか。現在行なわれている小学校 から高等学校にいたる生物界を中心とした理科学習は図1のようになる。この流れをもと に各段階における役割を考えると,小学校においては,児童は自然界の動・植物の存在に 気付くと共に,、興味・関心を持って個体のつくり,生活様式を認識し,個体相互・集団相 互の関係を考える第1歩を踏みだす。つづいて中学校では小学校での経験をもとに動物・

植物をより詳しく知るとともに生物界の調和に考えを及ぽす。さらに物質循環というより 大きな視野で自然界を観る目を高等学校で培うことになる。このように考えると多細胞生 物だけではなく,単細胞つまり微生物の存在に目をやり,その役割を考えることができる 経験を是非とも小学校の段階で与えてやるべきではなかろうか。すでに明治初期には小 学生を対象とした博物学の教科書に,マツタケ・シイタケといった担子菌類が記載されて

*  長崎大学教育学部理科教育教室 **長崎市立飽浦小学校 ***大瀬戸町立瀬戸小学校

(2)

理科1

3

2

1

6

5

4

3

2

1

幼稚園

生態系と物質循環 自然環境の保全

く生物どうしのつながり>

生物界における生産と消費 光合成・生産者と消費者)

生物界における分解者 中の生物・微生物

よる分解

人間の生存を支えるエネル

ー(地球環境,物質,エネノ時一 自然界のつり合 と環境保全

多細胞生物の体のしくみ 化と酵素,循環系,呼吸系

出系,受容体,神経,作動体

慶動匪外 自然と生物鰹葎物と環境←→難種類と

↑ ↑

人の呼吸,肺,消化とだ液 肉と腎,心臓と血液の働き

植物相互の影響と成長 受粉と結実,虫媒,風媒

A:2    《   :<魚の育1ち方>

魚の卵のかえる 子・卵の変化 水温

植物の発芽 と 成長 魚のえさ

 環境の影響

植物体内の水の 動と蒸散今:

昆虫の育ち方 体のつくり

植物の成長と養分・光合成 →:1

花のつくりとつぽみから

・実になるまで

動物の活動と季節 植物の成長と季節による違い よる違い

草むら,水中の 物の居場所

草むら,水中の 物の食べ物 植物の成長と日なたと日陰

植物の葉・花・実を用いた遊び

・形・汁の特微

、ろ ろオ動 の居場所

いろいろな動 ら食べ物

く一一一一一〉自  然 健 康

う力恥,手洗い7歯みがき=清潔ムニ洗法  二ち騰

・伝染病の予防

図1 生物界を中心とした理科学習の流れ

おり(2),つづいて明治33年の小学校令に準拠して編集された教科書「小学理科」には,微生 物つまりゾウリムシ・アメーバといった原生動物,担子菌類,さらにコレラ,腸チフスと いったバクテリアが記載され,理科学習の中で教えられている(3)。加えて昭和18年の「初等

(3)

科理科」には子のう菌に関する記載も見られる(4)。もっともこれらは実用面や衛生面とから めた内容であり,生物学的に決して高い水準ではないが,社会におけるこれら微生物の役 割を知らせる上では役立ったのではなかろうか。このような傾向が昭和20年頃まで続くの であるが,昭和22年の学習指導要領試案から原生動物に関する学習が削除され(5)(昭和33年 の学習指導要領で復活したが(6)),昭和43年からはバクテリアに関する学習が,昭和53年か

らはカビ・キノコといった真菌類の学習が削除された(7x8)。そして現在では,小学校にお いては魚の餌としての原生動物の学習だけになってしまった。このような多細胞生物にか たよった学習は,自然界の調和を考える経験を与える小学校理科にとってはマイナスとい わざるを得ず,児童の身の囲りで起こっている「カビがはえる」「ものがくさる」という現 象を積極的に教材化できる単元があって初めて上述の目標が達成されるのではないだろう か。そこで単元編成に必要な児童のレディネス調査と現場を預かる教諭の意見の集約から 始めた。

 a.小学校の児童を対象とした調査

 上述の理由から小学校段階における単元構成を考えたわけであるが,どの学年を対象に 実施すべきかを検討するため長崎市内の9小学校の1〜6年生の児童843名(1年生37名,

2年生174名,3年生149名,4年生236名,5年生125名,6年生122名)を対象に事前調査

表1 児童の微生物に関する経験(1)

1.食べ物に黒色や緑色のものがついている状態を見たことがありますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

あ    る 68 % 68 % 79 % 90 % 88 % 94 %

な    い 32 32 21 10 12 6

無 回 答 0 0 0 0 0 0

2.この黒色や緑色の部分は,時問がたつとどのようになりますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

ひ ろ が る 22 % 52 % 62 % 78 % 70 % 90 %

ひろがらない 16 6 2 6 3 2

わからない 62 40 36 16 26 8

無 回 答 0 2 0 0 1 0

3.なぜ,食べ物に黒色や緑色のところができるのですか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

食べ物が緑色や黒色になる

0 % 3 % 2 % 2 % 2 % 0 %

食べ物にビがつく 68 58 86 87 90 97

わからない 32 37 14 11 8 3

無 回 答 0 2 0 0 0 0

(4)

を行なった。この調査においては,参考資料として掲げるアンケートを作成し,微生物に 対する経験を中心にした質問をし,その集計結果からレディネスを考えた。質問項目等に ついては,前報(1)の際に予備的な調査を行なっているので,それを参考にして設けた。また アンケートは児童の発達度を考慮して低学年用と中高学年用の2種類を作成し,中高学年 用のものには,多細胞生物の生活様式についての理解度や水中生物についての質問を加え た。児童が日常生活の中でよく目にする「カビがつく」「ものがくさる」という現象をどの ように観察してきたかを示したのが表1と表2である。表1からわかるようにカビがつい ている食品を見たことがある児童は1年生でも70%近くあり,6年生になればほとんどを 占める。そしてかビが広がっていくこと,緑色や黒色をしていることなども高学年に進む に従って知識として身につけている割合が増大している。また微生物を腐敗の原因として とらえている児童が全学年を通じて約半数いることが表2から知ることができる。一方,

手を洗うという習慣の中で培われてきた微生物への見方を調べたのが表3になる。1年生 から6年生まで手を洗う習慣はほとんど身についており,「手についたバイキンをおとす」

という意識も高い。そして「バイキン」という言葉に対しては,低学年では病気と関連さ せる児童が多いが,高学年になるにつれて「さいきん」を連想する児童が高くなる。また

表2 児童の微生物に関する経験(2)

1.くさった食物を見たことがありますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

あ    る 81% 88% 89% 95% 95% 95%

な    い 19 10 11 5 5 5

無 回 答 0 2 0 0 0 0

2.どうして食物はくさるのでしょうか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

ふるくなってとけるから 5% 8% 3% 6% 10% 7%

カビがつくから 41 28 29 19 23 25

カビや目に見えない生き物がつくから 41 49 57 64 51 60

わからない 11 14 11 11 16 8

無 回 答 2 1 0 0 0 0

3.くさった食物はどうなるのでしょう。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

そのままかわからない 54% 20% 25% 17% 10% 10%

なくなってしまう 19 14 11 12 6 14

すててしまうからわからない 27 66 62 71 79 75

無 回 答 0 0 2 0 5 1

(5)

低学年とは対称的にバイキンがどのようなものであるのかということがわからないと答え た児童が中・高学年では30%もいる。そこで,微生物に対する意識をもう少し深く掘りさ げようとしたのが表4になる。微生物という語が理解できない児童のために,バイキンと いう語も添えて,見た経験から問うたのであるが,低学年特に1年生では質問の意味がわ からず,見たことがあると答えた児童が多くなったが,中・高学年では10%から20%の児 童しか見たことがあると答えていない。一方,観察したいという要求は高く,全学年を通 じて約70%の児童がそのように答えている。ではどうすれば見えるようになるかという質 問には,ほとんどが顕微鏡の使用を書いている。一方生活に役立っている微生物について は大半の児童が知らないと答えている。

 これらの結果と他の質問結果から次のような児童の姿が浮び上がってくる。児童は微生 物に関する教育をまず家庭で保健・衛生と結びついた形で幼児の頃からうけてくる。しか しながら明確な知識を伝達されるわけではなく,「バイキン」という語で肉眼で見えない 生物を総称し,それが病気と非常に結びついていること,またカビとは異なることを意識 している。このため肉眼で見えない生物は顕微鏡でしか見ることができないと思い込んで

表3 児童の微生物に関する経験(3)

1.食事の前に手を洗っていますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

いっも洗っている 59% 46% 37% 34% 51% 48%

時々忘れるが洗っている 38 47 59 61 42 49

洗っていない 3 6 7 5 7 3

無 回 答 0 1 0 0 0 0

2.なぜ手を洗うのですか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

手を洗わないとおこられるから 3% 2% 1% 3% 6% 2%

手についた砂をおとすため 22 20 5 7 14 8

手についた砂や泥やバイキンをおとすため 75 84 93 90 80 89

無 回 答 0 0 1 0 0 1

3.バイキンは,どのようなものですか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

きたないもの 8% 39% 4% 7% 10% 10%

病気のもと 65 43 46 36 39 25

カビの仲間 0 29 13 16 13 11

ご    み 5 12 1 0 1 1

目に見えない小さな生き物 5 29

さ い き ん 0 6 3 11 13 25

わからない 8 9 30 34 36 32

無 回 答 11 1 3 1 0 0

(6)

         表4 児童の微生物に関する経験(4)

1.びせいぶっ(バイキン)を見たことがありますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

あ    る 46% 29% 12% 8% 24% 19%

な    い 54 69 84 92 76 80

無 回 答 0 2 4 0 0 1

2.びせいぶつ(バイキン)を見たいと思いますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 見 た い 59% 71% 74% 78% 63% 70%

見たくない 38 26 26 22 37 30

無 回 答 3 3 0 0 0 0

3.びせいぶつ(バイキン)を見るためにはどうすればよいか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

目に見えるようにならない 3% 9% 2% 3% 2% 1%

顕微鏡を使えばよい 84 83 77 66 75 81 顕微鏡を使わずとも増やせば見える 3 4 9 5 4 2

わからない 8 10 19 25 18 16

無 回 答 3 1 0 1 1 0

4.役に立つびせいぶつがあることを知っていますか。

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 知っている 30% 11% 7% 15% 11% 27%

聞いたことがある 19 20 21 20 20 24

知らない 49 69 72 65 69 49

無  回 答 2 0 0 0 0 0

おり,増殖させればカビと同じように肉眼で見れるとは考えない。また生活に役立つ微生 物についてはほとんど家庭での教育がなされていない。このような中で児童は身のまわり でおこる「カビがつく」「食物がくさる」という現象については興味深く観察している。こ のように微生物の有害な面だけを知識として持ったまま小学校時代をすごし,中学校で生 物界の分解者として位置づけられる微生物の学習を行ない,高等学校で現代生物学を支え た材料としての微生物を知る。これで微生物の本当の姿が児童・生徒の中に形成されるは ずがない。やはり小学校時代に微生物が生物として生活をした結果,人間にとって有用な 面もあらわれること,またその特質の1つである増殖の速さについての知識を経験の中に 加えることによって,中学校・高等学校へむけての準備ができるのではないだろうか。

 b.小学校の教諭を対象とした調査

 前にものべたように,現在行なわれている小学校の理科学習には微生物に関する学習が 含まれていない。だからその単元を編成するにあたっては,現場を預かる教師の意見も知

(7)

ちらとも答えなかった教諭が10%であっ た。つづいて教諭の微生物に関する経験 をたずねた結果が図4になる。このよう に微生物をとり扱えると答える教諭は

「扱ったことはないがやれると思う」と 答えた教諭を含めても40%に充たない。

このように「微生物を扱う自信がない」

と大半の教諭が答えている。このように 小学校で微生物の学習を行なう必要1生を 過半数の教諭が認めている。しかし微生 物の学習が削除されてきたことに関して は余りいきどおりを覚えていない。少し 奇妙ではあるが,それだけこの学習に関 する価値判断がむづかしいということが いえるのではなかろうか。次にこれらの 教諭に毎日接しでいる児童の微生物に対 するレディネスを判断してもらったのが 表5である。この表からわかるように1 年生から3年生までは20%から50%の教 師が「理解できない」と判断しているが

4年生以上になるとこのような判断はな くなる。また教諭が微生物に対する意 欲・関心を示すようになると感じている

る必要があると考え,長崎県内を中心とした小学校教諭120名を対象に,参考資料として後 に掲げるアンケート用紙を送付し調査した。その結果97名(1年生担当10名,2年生担当 11名,3年生担当12名,4年生担当16名,5年生担当23名,6年生担当16名,教科専任9 名)の教諭から回答がよせられた。集計は各学年毎に行なったが質問項目によっては全体 での結果とほとんど同じであったため,そこでは学年別ではなく全員の傾向を示すことに する。まず小学校における微生物に関する学習をどのように考えているかを示したのが図 2である。「必要である」と答えた教諭のほとんどが理由づけのために「生物界の調和を教 えるために」という項目を選んでおり,中には観察・実験の困難さを述べながらも必要で あると結論づけた教諭や社会科の養殖漁業の関連から必要さを説いた教諭もいた。また「必 要でない」と答えた理由には「小学校理科の内容としては疑問がある」,「児童にとってむ ずかしい」や「実験観察が困難」が同じような割合で書かれていた。

 続いて昭和53年度から「カビ,キノコに関する学習」が削除されたことについて意見を 求めた結果が図3である。「教えにくかった」,また「内容が高度すぎた」等の理由で削除

されるのが当然と答えた教諭が約50%,「生物界の調和を教えるためには必要」とか「日常 児童がよく目にし,生活の中でもいろいろな役割を果たしていることを教える機会が失な われた」等の理由で削除は残念であると答えた教諭が約30%,「判断しかねる」や「教える 内容によって変わる」ということで,ど

      0     50     100(彩)

必要である

必要でない

無   答

図2 小学校で微生物を学習する必要性

0 50 100(%)

当然の処置であ

妥当な処置とは 思えない 何とも、思わない

そ の 他

無   答

図3 微生物の学習が徐々に削減されて   きたことについての意見分布

(8)

       のも4年生以上の学年である。

        0      50     100(彩)

       また微生物に関する知識をい 微生物を全く扱ったこと      くらか身につけていると半数

がないので自信がない

       以上の教諭が判断しているの 微生物を扱ったことはな      も5年生,6年生であり,よ

いがやれると思う

       く知っている児童の存在を答 微生物を扱ったことはあ       えているのも5年生,6年生

るが自信はない

       である。つづいてこれら各学 微生物を扱える       年の教諭に1年生から6年生        までの理科学習の中で微生物 無  答       がとり扱えると判断する単元        を聞いたのが表6である。

       この表からわかるようにその       図4 微生物の操作についての判断     学習ができるとほとんどの教        諭が判断する単元は見当らな い。しいてあげるならば2年生の「草むらや水中の動物の飼育・食べ物」,5年生の「植物 の成長・環境の影響」そして6年生の「植物相互の影響と成長」の単元になる。しかしな がら実際にはこれらの単元の内容も多く,従来の内容を学習するのが精一杯であるという

表5 教諭から見た微生物に対する児童のレディネス

学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生

知識はほとんどなく教えても理解できない 50% 27% 18% 0% 0% 0%

知識はないが教えればわかる 20 9 45 50 21 15

身近な生活の中からの知識をいくらか持っている 30 64 27 38 53 50 微生物についてよく知っている児童もいる 0 0 9 0 14 25

微生物に関心をもち知りたいという意欲もある 0 0 0 6 11 10

無 回 答 0 0 0 6 0 0

表6 微生物に関する学習を取り入れられる単元

担当学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 totaI

動物の飼育       (1年生) 0% 7% 6% 0% 0% 0% 2%

草むら,水中の動物の飼育・食物(2年生) 15 40 25 11 17 11 19

昆虫の育ち方       (4年生) 0 0 0 16 0 0 3

植物の成長と養分・光合成 (4年生) 7 13 21 8 11 10

植物の成長・環境の影響  (5年生) 8 7 13 21 21 21 16

植物相互の影響と成長   (6年生) 31 27 44 32 46 47 38

そ の 他 8 0 0 0 4 0 2

無 回 答 31 13 0 5 4 11 11

(9)

意見も強く聞かれた。一方理科以外の教科で微生物に関する学習ができる単元はありませ うかという質問に対する回答結果は表7である。

表7 微生物に関する学習がもりこめると考えられる教科とその単元

担当学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 total

家 庭 科 整理・整とんとそうじ (5年生) 11% 13% 14% 6% 14% 15% 11%

衛生的な下着・せんたく(5年生) 5 13 10 18 10 19 12

衣生活のくふう    (6年生) 0 0 7 0 0 15 3

住まいのくふう    (6年生) 16 0 7 3 12 4 6

食生活のくふう    (6年生) 11 13 10 21 7 15 14

保健体育

病気の予防     (6年生) 42 39 28 38 36 15 35 健康な生活     (6年生) 16 9 17 6 10 15 10

そ の 他 0 13 7 9 12 0 7

無 回 答 0 0 0 0 0 4 1

この表からわかるように,6年生の家庭科「食生活のくふう」や,保健体育科「病気の予 防」,「健康な生活」という単元で学習可能ではなかろうかという意見が比較的多かった。

とくに「病気の予防」の単元を約30%の教諭が選んでいることは,教諭自身微生物を有害な ものとしてとらえていることにはならないだろうか。このように保健体育科や家庭科の中 で微生物の学習を多少加えることの可能性を見出した反面,理科的な目標をもった学習を 理科以外で行なうのは本来の趣旨にはずれる可能性もある。では現在微生物に関する記述 が見られる唯一の単元である5年生の「魚の育ち方」の単元では微生物に関する学習をど の程度まで深められるのだろうか。この問題を各教諭に聞いた結果が表8である。

表8 「魚の育ち方」の単元で組込める微生物に関する学習

担当学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 total

児童が混乱するから全く扱わない方がよい 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0%

あくまで魚の餌としてだけ 40 36 25 13 8 11 18

植物プランクトン,動物プランクトンのみ 20 9 17 0 4 11 8

簡単な食物連鎖まで 40 55 58 75 69 67 63

分解者まで 0 0 8 13 19 11 10

このように大半の教諭が「簡単な食物連鎖まで」という意見をのべている。つまりこの単 元では水中の原生動物位まではこの学習の中に含められるとの指摘であると考えられる。

以上これら教諭の意見を要約すると小学校の段階でも微生物の学習は何らかの形で行なわ れなければならないし,また5年生,6年生であれば充分その学習に対するレディネスも 備わっている。そして理科学習の2〜3の単元や他教科の単元にこの学習を若干組入れら れると考えられるが,十分に消化できるとは思えない。例をあげるならば「魚の育ち方」

(10)

の単元では簡単な食物連鎖を学習させるのが精一杯で,生物界の調和に及ぽす微生物の役 割までは不可能ではないかということになる。そこで我々は児童と教諭を対象とした調査 の結果をふまえ,微生物の学習のために小学校5年生を対象とした理科の小単元を編成す ることにし,その目標や学習内容の検討を行なった。

単元の目標と学習内容

 児童と教諭を対象とした調査結果を検討した結果,次の4点に注目した。1.カビの生 育や腐敗について児童は低学年の頃からこの現象を身近なものとしてとらえ,観察し,そ の原因についても何らかの知識をもっている。2.微生物に関する学習が主に家庭でなさ れているため,その知識は非常にあいまいで,有害な面だけが強調されていること。3.

小学校で何らかの形で微生物の学習が必要であると大半の現場の教諭が考え,高学年なら ばその学習も可能であると指摘していること。4.理科的な目標をもった学習内容は理科 の時間で行なうべきであるが,現在の単元の学習内容は多く,微生物の学習を組み込む余 地は少ないこと。そこで我々は児童のレディネスを考慮すると共に植物,動物の生育に関 する経験を中心とした学習が終りかける段階,また植物界の調和を学習する前の段階であ り,保健体育科の「病気の予防」等の学習につながる前段階である5年生後半が適当では ないかと考えた。そして微生物の生育やその側面を学習でき,中学校・高等学校へと発展 していく素地をつくることを意図して,この学習の目標を次の3点とした。

 (1)微生物の有益な働きを理解させるとともに,その自然界における役割に気付かせる   こと

 (2)微生物の増殖についての理解を深めること

 (3)児童が自分の手についた菌を実際に実験・観察することを通して,清潔にする意義   を具体的に考えさせること

 具体的には次に掲げる学習指導案を作成し,実践にとりかかった。単元の設定時期を3 学期の最初としたのは,冬で微生物の活動が比較的低い時期であるが,正月の餅につくカ

ビを身近に見ているということ,微生物の活動が高まり,生活の中で注意が喚起される梅 雨時期は「魚の育ち方」の単元と重なり充分な効果を上げえないのではないかと判断した からである。実践はまず12月の2学期末に教諭が餅をついて来て(本来は学級行事として 予定していたが,諸般の事情が重なり教諭がつくことになった)学級の児童に配布し,一 部は食べてもいいが残りは3学期に食べようという働きかけから始まった。

学習計画とその実践

 この単元の実践については次の学習指導案に沿って行ない,VT Rに収録した。このVT Rは指導案の次に掲げる「授業経過」を作成する資料として,また実践の検討材料として 用いた。

(11)

第6学年 理科学習指導案

1.単元名      「小さな生物」

         一カビと手についたバクテリアー 2.単元設定の趣旨

○ 自然界における微生物は,魚の餌ということだけにとどまらず,生物界の分解者という重要な役  割を持っている。一方,5年生の児童は「魚の育ち方」の単元で,自然界における小さな生物の存  在と,簡単な食物連鎖についての知識を持つに至った。しかし,小学校ではこの単元の他に,教科  書で微生物関係の学習が扱われていないため,児童の頭の中では餌というイメージだけが強く概念  化されがちである。児童の日常生活の中では「物がくさる」「カビがつく」というような現象がよく  見られると共に,科学的な興味の高まる時期に,微生物についての正しい知識を学習することはき  わめて大切であり,自然界を調和的に見ようとする態度も養うことができると考えられる。又,生  物界の分解者という役割を認識させるという面から考えてみても,小学校で何らかの形で微生物の  学習を取り入れ,予備的知識を与えれば,中学校での「生物どうしのつながり」の単元も受け入れ  やすくなると考えられる。

  題材として取り上げた「カビ」は,児童が日常よく目にする生物であり,微生物を学習する最初  の段階の教材としては,きわめて受け入れやすいものであり,児童の好む実験等を取り入れること  により,授業に対する意欲も高めることができると思う。

o 児童は日常生活の中で,食物がカビについている現象をよく目にする。しかし,小学校において  は,微生物を学習する機会がないため,それがどういう原因や条件で生育するかについての知識は  不十分である。その結果,カビが微生物の一種であるにもかかわらず,微生物は顕微鏡でしか見れ  ないと思っていたり,自然界の中で,あるいは人間の生活の中で重要な役割を果たしていることを  知らないため,微生物は有害なものであるという意識が強い。

o そこでこの単元では,もちについたカビをもとに,温度や湿度などの諸条件の変化きよる成育の  違いを比較させたり,問題をさらに手や空気中に存在する微生物の段階にまで発展させ,寒天培地  で培養し,観察させるというような学習を通して,微生物は顕微鏡を使わなくても,増殖させれば  直接に見えるようになることをわからせたり,食物や医薬品等の製造に役立っていることなどを紹  介することにより,有益な微生物の存在にも気づかせたい。また自分の体についた菌を見ることに  より,体を清潔にする意義についても具体的に考えさせたい。

3.目標

 ・ 微生物の有益な働きを理解させるとともに,その自然界における役割に気づかせること。

 ・ 微生物の増殖についての理解を深めること。

 ・ 児童が自分の手についた菌を実際に実験,観察することを通して,清潔にする意義を具体的に考  えること。

4.指導計画      総2時間一

A.菌を見るための方法を考え,寒天培地を用いて実験をする………1時間 B.実験の結果の意味を考え,さらに有益な菌の役割を知る……一……一・1時間 5.本時の学習指導

一1時間め一

(1)ねらい

 A.もちについたカビを手がかりにしながら,微生物は諸条件による成育の仕方が違うことや,増   殖させれば目で直接見えるのではないかと予想し,それを確かめるための実験を正しく行なうこ   とができる。

(12)

(2)展 開

子どものとりくみ 教材・その他 教師のはたらきかけ,留意点 時間

・カビのついたもちと,ついてい ・もち 。カビのついたもちとついていないもちの ないもちを比較する。

例)・カビがついている  ・食べられなくなった

fカビのついたものカビのついていないしもの

両方を提示し,どこが違うか比較させる。

。成育の状態を段階的に見ること ・もち×3コ 。もちについたカビは放っておくとどうな により,カビは広がっていくの

という意識をもつ。 〔認潔罰 るかについて,成育の仕方の違うもちを

がかりにして考えさせ,カビはだんだ ん広がっていくことに気づかせる。 10

。自分の経験をもとに,カビの諸 。子供がもち寄ったもちのカビの状態を比 条件による成長の違いを予想し, 較させながら,カビの諸条件による成長

〔:恐めり駄/ の違いを予想させる。また,それをもと カビを防ぐ方法について考えさせる。

・また,それをもとにカビを防ぐ 。カビはどのような形をしているのかを考

方法について考える。 えさせ,観察する方法を考えさせる。

〔:饒離豹

・顕微鏡でカビを見る。 ・顕微鏡 ・子供を前に呼び,顕微鏡でカビを見せて

・カビのプレパラート やることにより,カビはどんなものであ 5

るか確認させる。

・カビのもとになるものはどこに 。もちのカビのもとになるのがもちにはな

あったのかを考える。 かったことをわからせ,それではどこに

あったのかということを考えさせ,空気 中や手にあったのではないかという予想

を引き出す。 10

。カビのもとを見るためにはどう 。手についた微生物を見る方法としては,

いう方法があるのかを考える。 顕微鏡を用いる他に増殖させて見る方法 があることを,もちのカビを手がかりに

して気づかせる。

・実験方法を聞く。 ・寒天培地を用いた実験系を提示し,その手

順を説明する。また,この実験では温度による 成育の違いも確かめることを補足する。

。手順に従って実験する。 ・寒天培地 〈実験〉

3コ×4名分=12コ ①代表者4名(37℃3名,室温1名)を

・マジック 決め,代表者各自の3枚の栄養培地の

。ティシュ 入ったシャーレの裏に,手型として名前

・せっけん を記させ,「まえ」「あと」「手をつけない もの」の3種を作らせる。

② 「まえ」と書いたシャーレのふたをあ 20 け,児童の手を手型にあわせて培地の上 に押しあてさせる。

③ せっけんでよく手をあらわせる。

④ 「あと」と書いたシャーレのふたをあけ 培地に手を押しあてさせる。

。各種のシャーレが明日どうなっ 。本時の実験の手順,およびシャーレの3 ているかについて予想し,それ 種の違い,温度を変えて成育させること

をノートに書く。 などを説明し,どうなるのかの予想をた

てさせる。

(13)

(3〉評価

 ・ 微生物は,諸条件により成育のちがいがあることや,増殖させれば目で見ることができるので   はないかと予想ができたか。

 ・ それを確かめるための実験を,協力して,正しく行なえたか。

一II時間め一

(1)ねらい

 B.実験の結果を比較検討することにより,微生物は人間の手にたくさんついていることを知り,

 体を清潔にする意義を具体的に考え,実行できると共に,温度の変化によって微生物の成育が違っ   てくることから,微生物が成育するためには,適当な条件があることに気づく。また,食物に利  用されている微生物があることを知り,自然界における有益な微生物の存在に気づく。

(2)展開

子どものとりくみ

。実験の方法等を思い出す。

。自分の予想とくらべながら,

シャーレを見,気づいたことを ノートに書く。

。3種のシャーレの違い,温度と のかかわり合いなどについて気 づいたことを発表する。

。身のまわりを清潔にすることの 大切さを考える。

・絵を見ることにより,有益な菌 の存在に気づく。

・プリントを読むことにより,自 然界における有益な微生物の存 在を知る。

。自分達のした実験と照らし合わ せながらビデオを見る。

教材・その他

プリント×42

プリント×42

・ビデオ

「手のじっけん」

教師のはたらきかけ,留意点

。前時の実験の手順を思い出させ,今日そ れらのシャーレがどうなっているかの興 味を抱かせる。

・子どもを前に呼んで,結果を見せ,見た らすぐ気づいたことをノートに書くよう 指示する。

・「手をつけないもの」「まえ」「あと」の3 種のシャーレについて違いを比較させ,

手を洗う前には菌がたくさんついていた ことをわからせる。また,温度が違えば 成育のし方が変わることから,微生物の 成育のためには,温度や湿度などの適当 な諸条件が必要なことに気づかせる。

。有害な微生物についてわかりやすくまと めたプリントを配布し,実験の結果と照 らし合わせながら,体を清潔にすること の大切さを強調する。ただし,この時に は,体に害を与える菌ばかりがあるので はなく,逆に体を守っている菌もあるこ とを補足する。

・食品に使われている微生物(イースト菌)

を絵を使って紹介することにより,有益 な菌の存在を知らせる。

・有益な微生物についてわかりやすくまと めたプリントを配布し,説明することに より,自然界には有益な微生物も存在す ることに気づかせる。

。「手のじっけん」と題するビデオを見せ,

 「カビと手にっいたバクテリア」の学習 のまとめをする。

時間

20

10

15

(3)評価

 ・ 微生物が成育するためには,条件(温度や湿度や栄養など)が性要であることに気づいたか。

 ・ 自然界における有益な微生物の存在に気づいたか。

(14)

授業 経過

〈1時間目の経過>

子どものとりくみ 教材・その他 教師のはたらきかけ 時間分)

○カビのついたもちやみかんを見 ・カビのはえたもちと ○教室においてあったカビのついたもちと て「カビのはえとる」「くさか一」 みかん みかんを見せ,カビのついていないもち

「しわしわ」「きたなか」 とどこが違うか比較させた。

○もちの重なった部分を見て「カ なお,この時には,もちの重なった部分

ビー」「赤いところがある」「赤」 にカビが多いことに気づかせるような助

「黄緑」・・ 言をした。

など口々に言う。

○「このカビはこのままずっとおい ・カビのはえたもちと ○もちに付いたカビは放っておくとどうな とったらどうなるやろか」とい みかん るのかについて予想させた後,新たに

う質問に対して, もっと多くカビのついたもちやみかんを

・「黒,まっ黒」 提示して,それを確認させた。

・「カビだらけになる」

○「ということはカビがどうなっ たわけ?」という質問に対して

・「広がる」

○もちを保存した方法として  ・サランラップにつつむ  ・冷とう庫に入れる

○子どもがもちをとっておいた方法を出さ

,なぜそのような方法を考えたのか発 させた。

・水につけておく

・そのままおく またその理由として

・カビをはやさないようにす

るため 24

 というような意見が出た。

もちを持って来ている子供は決 められた所にもちを置いた。そ して教師の「見てよし」という 図でそれらのもちを観察した。

気づいたこととして

・カード 01班と3班の机の上に保存方法を書いた カードを置き,そこに子供の持ってきた もちを置かせ観察させた。

観察して気づいたことを発表させた。ま たカビのはえ方が違った原因を考えさせ

・「冷ぞう庫のもちにカビがは た。

えていた」など

またカビのはえ方が違った原因 ・板書

として ・温度

・「温度が違うと思います。」 ・湿度

・「日光」「しめり気」 ・日光

「水分」

などのような意見が出された。

○カビのはえやすい条件として ○カビのはえやすい条件を考えさせた。

・「温度の高い方」

・「湿度が高い方」

というような教師の意図した意 見がスムーズに出,カビの成育

と諸条件との関係については理 ○児童の「カビを顕微鏡でみたい」という

解しているようであった。 発言をとらえて観察の準備をする。

○並んでカビを顕微鏡で見た。 顕微鏡×3 oセットした顕微鏡3台を机の上に並べ,

(私語が多くさわがしかった。) カビのプレパラート クモノスカビ×2

それを順番に見るよう指示した。

4

し白カビ×1

○教師の質問に対して ○もちのカビは最初どこにあったのかを考

・「わかりません」2〜3人 えさせた。さらにそれを確かめたいとい

・「空気中」「手」など う意欲を持たせるような助言も加えた。 5

畷購筆報欝劉

(15)

子どものとりくみ 教材・その他 教師のはたらきかけ 時間分)

○方法として ○手に本当にカビがあるのかどうかを確め

・r顕微鏡で…」 るための方法を考えさせた。

・「寒天の上に手をおいてそれ ○児童の側から寒天を使う実験方法がすぐ を暖かい所においていたら 出されたので,それをどこで知ったのか

・・ を聞き,保健室の前のポスターで見たこ

とを知り,納得した。

○寒天を使う理由として ○何故寒天を使うのがよいのか質問した。 5

・「水分がいっぱいあるから」

・「養分があるから」

などいろいろ出された。

○質問に対して ○寒天を使ってどのようにするのかを質問

・「うつすと」 した。

・「ふやすと」

○代表者になりたがる生徒が多

かった。

教師の提示実験を見て  ・「わ一寒天ケーキ」

 ・「おいしそう」

 ・「おいもしたか」

など言い,興味を示した。

・寒天培地×4 マジツク セッケン テイツシュ

○まず児童の代表者3名を決めた。

教師が提示実験をしてみせた。

左手を出してシャーレの上にマジック で手型を書いた。(シャーレ4個分)

右手を手型に合うように押しっけた。

(手を洗う前を2回)シャーレに前と書

く。

③せっけんで手を洗った。

④手を寒天に押しつけた。(手を洗った後 を2回)シャーレに後と書く。

○代表者は実験の手順を把握して ・プリント×42 ○プリントを配った。

おらず,作業がもたついたが教 ・寒天培養地×6 ○教師の提示実験をまねて,実験すること 師の助言がありかろうじて実験 ・マジック を指示し,代表者に協力するように促し

を終えた。 ・せっけん た。

・テイツシュ ○机間巡視をし,作業の進まない班には助 言を与えた。

○教師の説明にじっと耳を傾けて

いた。

教師の示した恒温器を珍らしそ うに見ていた。

○教師が同じものを2個ずつ作ったのは,

度の違いで成育がどのように変わって くるのかを調べるためであることを説明 した。そして低温にしておくほうは教室 24

○教師の説明を聞く。 ・寒天培地×1  に置いておくことも補足した。

寒天の中に菌が入っていないことを確認 するために手をつけないものを1つ作る

○シャーレを持って走りまわって いる児童に対して

 ・「走れ,走れ」

 ・「くさかろ?」

・寒天培地×1  ことも説明した。

空気中にカビが本当にあるかどうかを確 かめさせるために児童を1人呼びシャー レのふたをあけて走りまわらせた。

など口々に言葉を発した。

○このシャーレに「走りまわったもの」と

○新師の作業を見て  「いや,きたな一し」

・寒天培地×1 書いた。

小さいシャーレを出して手を洗っていな い指で教師自身の名を寒天の上に書いた。

○プリントの記入の仕方を教師に 問したりしていた。

○プリントを出させ,そこにシャーレの中 がどうなっているかの予想を各自家で書 いてくるように指示した。

○せっけんを使わずに,水だけで を洗ったのがどうなるか知り たがる児童がいた。

・寒天培地×1(小) ○児童の意見をとり入れ,水だけで手を った指で再び寒天の上に教師自身の名 を書いた。

プリントを必ず明日持ってくるように指 示して授業を終わった。

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