総合製品情報概要
【警 告】 1. 本剤の投与は、本剤の安全性及び有効性についての十分な知識とエリテマ トーデスの治療経験をもつ医師のもとで、本療法が適切と判断される患者に ついてのみ実施すること。 2. 本剤の投与により、網膜症等の重篤な眼障害が発現することがある。網膜障害 に関するリスクは用量に依存して大きくなり、また長期に服用される場合にも 網膜障害発現の可能性が高くなる。このため、本剤の投与に際しては、網膜障害に 対して十分に対応できる眼科医と連携のもとに使用し、本剤投与開始時並びに本 剤投与中は定期的に眼科検査を実施すること。[【禁忌】、〈用法及び用量に関連 する使用上の注意〉、「2.重要な基本的注意」及び「4.副作用」の項参照] 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 網膜症(ただし、SLE網膜症を除く)あるいは黄斑症の患者又はそれらの既往 歴のある患者[副作用として網膜症、黄斑症、黄斑変性が報告されており、この ような患者に投与するとこれらの症状が増悪することがある。「1.慎重投与」、「2. 重要な基本的注意」及び「4.副作用」の項参照] 3. 6歳未満の幼児[4-アミノキノリン化合物の毒性作用に感受性が高い。「7.小児等 への投与」及び「9.適用上の注意」の項参照]免疫調整剤
ヒドロキシクロロキン硫酸塩製剤 ●薬価基準収載 毒薬、処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること) 日本標準商品分類番号●●●●● 日本標準商品分類番号 873999■開発の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 ■特徴(特性)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 ■ドラッグインフォメーション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 ■臨床成績 臨床効果〔活動性皮膚病変を有するCLE患者(SLE・ の合併の有無を問わない)を対象とした 国内第Ⅲ相試験(EFC12368試験)〕・・・15 副作用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 ■薬物動態 血中濃度(外国人データを含む)・ ・・・・・・・・・・・・・・28 吸収(外国人データ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 分布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 代謝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 排泄(外国人データ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 食事の影響(外国人データ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 ■薬効薬理 作用機序・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 効能・効果を裏付ける薬理作用 - in vitro・ ・・・・・・31 効能・効果を裏付ける薬理作用・ ・・・・・・・・・・・・・32 ■一般薬理試験および毒性試験 一般薬理試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 毒性試験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 ■製剤学的事項 製剤の安定性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 ■取扱い上の注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 ■包装・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 ■関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 ■製剤写真・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 ■主要文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38 ■製造販売業者の氏名または名称および住所 39
CONTENTS
ヒドロキシクロロキン硫酸塩(Hydroxychloroquine・Sulfate:HCQ)は、抗炎症作用、免疫 調節作用、抗マラリア作用等多岐にわたる作用を有する薬剤である。 本剤の開発は1950年代と古く、1955年4月米国でのWinthrop-Stearns社(現Sanofi社)の 承認取得をはじめとして、現在、欧米諸国を含む70ヵ国以上で承認されている(2015年6月 現在)。各国においては、承認申請のための臨床試験は実施されておらず、現在求められて いるような規制要件に適合した臨床試験および非臨床試験に関するデータはほとんど存在 しない。しかしながら、これまでに臨床使用に関する経験は豊富にあり、諸外国での承認申請 に際しては、公表された論文のデータなどに基づいた承認申請が行われ、承認されている。 HCQはクロロキン(chloroquine:CQ)とともに、皮膚エリテマトーデス(cutaneous・lupus erythematosus:CLE)および全身性エリテマトーデス(systemic・lupus・erythematosus: SLE)に対して海外では標準的治療薬と位置付けられており、標準的な教科書や治療ガイド ラインで第一選択薬として推奨されている1)〜4)。しかし、本邦では、過去にCQで高用量の服用 など適切でない使用によるクロロキン網膜症問題が起きて以降、CQは使用されなくなるととも にHCQも国内での開発は行われてこなかった。 2010年に医療上の必要性の高い未承認薬として厚生労働省より本剤の開発要請を受け、 2012年3月より活動性皮膚病変を有するCLEと診断された日本人患者(SLE 合併患者を 含む)を対象に世界で初となる臨床開発試験を国内で実施した。 本邦における本剤の国内第Ⅲ相臨床試験の結果、ならびに国内外の本剤の臨床薬物動 態、用法・用量、有効性および安全性を検討した公表論文のデータなども踏まえ承認申請を行 い、2015年7月に「皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス」を効能又は効果として製造 販売承認を取得した。
開発の経緯
特徴(特性)
1. プラケニル[一般名:ヒドロキシクロロキン硫酸塩(Hydroxychloroquine
Sulfate)]は現在、欧米諸国を含む70ヵ国以上で承認されている(2015年
6月現在)。
2.
本剤は皮膚エリテマトーデス(CLE)および全身性エリテマトーデス(SLE)
に対して、海外では標準的治療薬と位置付けられている
1)〜4)。
3. 国内第Ⅲ相試験において、日本人患者での本剤のCLEおよびSLEに対す
る有効性および安全性が示された。
(P15〜P27)
● ステロイド剤併用/非併用下で活動性皮膚病変を有するCLASI活動
性スコアが4点以上のCLE患者(SLE合併の有無を問わない)におい
て、エリテマトーデス(LE)の皮膚病変に対する有効性が示された。
● SLEを合併するCLE患者において、SLEの一般全身症状および筋骨格
系症状に対する有効性が示された。
● LEの皮膚病変、およびSLEの一般全身症状および筋骨格系症状に
対する長期有効性が示された。
4. 本剤の投与により、網膜症等の重篤な眼障害があらわれることがあるので、
投与前ならびに投与中の定期的な眼科検査が必要となる。
● 1日平均投与量として6.5mg/kg(理想体重)を超えると網膜障害を含
む眼障害の発現リスクが高くなることが報告されていることから、用法
及び用量を遵守すること。
5. 安全性
国内臨床試験において本剤を投与された101例中31例(30.7%)に副作用
(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は下痢10例(9.9%)、
頭痛、中毒性皮疹および蜂巣炎各3例(3.0%)等であった。
(承認時)
重大な副作用として眼障害(網膜症、黄斑症、黄斑変性)、中毒性表皮壊
死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群
(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、薬剤
性過敏症症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、骨髄抑制(血小板減少
症、無顆粒球症、白血球減少症、再生不良性貧血)、心筋症、ミオパチー、
ニューロミオパチー、低血糖が報告されている。
特徴(特性)
【警 告】 1.・本剤の投与は、本剤の安全性及び有効性についての十分な知識とエリテマトーデ スの治療経験をもつ医師のもとで、本療法が適切と判断される患者についてのみ実 施すること。 2.・本剤の投与により、網膜症等の重篤な眼障害が発現することがある。網膜障害に関 するリスクは用量に依存して大きくなり、また長期に服用される場合にも網膜障害発 現の可能性が高くなる。このため、本剤の投与に際しては、網膜障害に対して十分に 対応できる眼科医と連携のもとに使用し、本剤投与開始時並びに本剤投与中は定 期的に眼科検査を実施すること。[【禁忌】、〈用法及び用量に関連する使用上の注 意〉、「2.重要な基本的注意」及び「4.副作用」の項参照] 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 1. ・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. ・・網膜症(ただし、SLE網膜症を除く)あるいは黄斑症の患者又はそれらの既往歴のあ る患者[副作用として網膜症、黄斑症、黄斑変性が報告されており、このような患者に 投与するとこれらの症状が増悪することがある。「1.慎重投与」、「2.重要な基本的注 意」及び「4.副作用」の項参照] 3. ・6歳未満の幼児[4-アミノキノリン化合物の毒性作用に感受性が高い。「7.小児等へ の投与」及び「9.適用上の注意」の項参照]
警 告
禁 忌
販売名 プラケニル錠200mg 有効成分(1錠中) ヒドロキシクロロキン硫酸塩 200mg 添加物 リン酸水素カルシウム水和物、メロース、マクロゴール400、酸化チタン、ポリソルベート80、カルナウバロウトウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロ 色・剤形 白色・フィルムコーティング錠 外形 大きさ(mm) 長径12.9、 短径6.2 厚さ(mm) 4.4 重量(mg) 312.0 識別コード sa PLQ組成・性状
ドラッグインフォメーション
一般名:ヒドロキシクロロキン硫酸塩(Hydroxychloroquine・Sulfate) 化学名: 2-[{(4RS)-4-[(7-Chloroquinolin-4-yl)amino]pentyl}(ethyl)amino]ethanol・ monosulfate 分子式:C18H26ClN3O・H2SO4 分子量:433.95 構造式: N H N OH CI HN CH3 CH3 ・H2SO4 及び鏡像異性体 性 状:白色〜帯黄白色の粉末である。 本品は水に溶けやすく、クロロホルム、エタノール又はジエチルエーテルにほとんど 溶けない。 本品はラセミ体であり、旋光性はない。 融 点:約240℃有効成分に
関する
理化学的知見
皮膚エリテマトーデス、全身性エリテマトーデス 〈効能又は効果に関連する使用上の注意〉 (1)・限局的な皮膚症状のみを有する皮膚エリテマトーデス患者に対して、本剤は、ステロイ ド等の外用剤が効果不十分な場合又は外用剤の使用が適切でない皮膚状態にある 場合に投与を考慮すること。 (2)・全身性エリテマトーデス患者に対して、本剤は、皮膚症状、倦怠感等の全身症状、筋 骨格系症状等がある場合に投与を考慮すること。 通常、ヒドロキシクロロキン硫酸塩として200mg又は400mgを1日1回食後に経口投与する。 ただし、1日の投与量はブローカ式桂変法により求められる以下の理想体重に基づく用量とする。 女性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.85 男性患者の理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.9 1. ・理想体重が31kg以上46kg未満の場合、1日1回1錠(200mg)を経口投与する。 2. ・理想体重が46kg以上62kg未満の場合、1日1回1錠(200mg)と1日1回2錠(400mg)を 1日おきに経口投与する。 3. ・理想体重が62kg以上の場合、1日1回2錠(400mg)を経口投与する。 〈用法及び用量に関連する使用上の注意〉 (1)・本剤投与後の脂肪組織中濃度は低いことから、実体重に基づき本剤を投与した場 合、特に肥満患者では過量投与となり、網膜障害等の副作用発現リスクが高まる可能 性があるため、実体重ではなく、身長に基づき算出される理想体重(下表)に基づき投 与量を決定すること。[【禁忌】、「2.重要な基本的注意」及び「4.副作用」の項参照] 身長(理想体重)と1回投与量の関係 女性患者の場合 身長(理想体重) 1回投与量 136cm以上154cm未満(理想体重31kg以上46kg未満) 1錠(200mg) 154cm以上173cm未満(理想体重46kg以上62kg未満) 1錠(200mg)と2錠(400mg)を1日おき 173cm以上(理想体重62kg以上) 2錠(400mg) 男性患者の場合 身長(理想体重) 1回投与量 134cm以上151cm未満(理想体重31kg以上46kg未満) 1錠(200mg) 151cm以上169cm未満(理想体重46kg以上62kg未満) 1錠(200mg)と2錠(400mg)を1日おき 169cm以上(理想体重62kg以上) 2錠(400mg) (2)・本剤には網膜障害を含む眼障害の発現リスクがあり、1日平均投与量として6.5mg/kg (理想体重)を超えると網膜障害を含む眼障害の発現リスクが高くなることが報告され ていることから、用法及び用量を遵守すること。
効能又は効果
用法及び用量
ドラッグインフォメーション
1. 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) (1)・キニーネに過敏症を有する患者[皮膚反応のリスクが高くなることがある。] (2)・グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症のある患者[溶血を起こすおそれがある。] (3)・ポルフィリン症の患者[症状が増悪することがある。] (4)・乾癬の患者[皮膚症状が増悪することがある。] (5)・肝機能障害患者又は腎機能障害患者[本薬は尿中に未変化体が排泄され、また代謝 を受けることから、肝又は腎機能に障害がある場合には血中ヒドロキシクロロキン濃度が 上昇する可能性がある。【薬物動態】の項参照] (6)・胃腸障害、神経系障害、血液障害のある患者[これらの症状が増悪することがある。] (7)・SLE網膜症を有する患者[【禁忌】及び「2.重要な基本的注意」の項参照] (8)・眼障害のリスク因子を有する患者[「2.重要な基本的注意」の項参照] (9)・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項 参照] 2. 重要な基本的注意 (1)・本剤の投与に際しては、事前に両眼の視力、中心視野、色覚等を、視力検査、細隙灯 顕微鏡検査、眼圧検査、眼底検査(眼底カメラ撮影、OCT(光干渉断層計)検査を含 む)、視野テスト、色覚検査の眼科検査により慎重に観察すること。長期にわたって投与 する場合には、少なくとも年に1回これらの眼科検査を実施すること。また、以下の患者 に対しては、より頻回に検査を実施すること。[「4.副作用」の項参照] ・・累積投与量が200gを超えた患者 ・・肝機能障害患者又は腎機能障害患者 ・・視力障害のある患者 ・高齢者 (2)・SLE網膜症を有する患者については、本剤投与による有益性と危険性を慎重に評価 した上で、使用の可否を判断し、投与する場合は、より頻回に眼科検査を実施すること。 [【禁忌】、「1.慎重投与」及び「4.副作用」の項参照] (3)・視野異常等の機能的な異常は伴わないが、眼科検査(OCT検査等)で異常が認めら れる患者に対しては、より頻回に眼科検査を実施するとともに、投与継続の可否を慎重 に判断すること。 (4)・視力低下や色覚異常等の視覚障害が認められた場合は、直ちに投与を中止すること。 網膜の変化や視覚障害は投与中止後も進行する場合があるので、投与を中止した後も 注意深く観察すること。[「4.副作用」の項参照] (5)・本剤を服用する患者に対し、低血糖のリスク、低血糖の臨床徴候・症状及び対処方法に ついて十分に説明した後、患者が理解したことを確認すること。本剤服用中に低血糖症状 がみられた場合には、投与継続の可否を慎重に判断すること。[「4.副作用」の項参照] (6)・長期投与する場合には定期的に骨格筋検査、腱反射検査、血中クレアチンキナーゼ測 定を行うこと。脱力が発現した場合には投与を中止すること。[「4.副作用」の項参照] (7)・長期投与する場合には定期的に患者の血液学的検査を行い、異常がみられた場合に は投与を中止すること。[「4.副作用」の項参照] (8)・視調節障害、霧視等の視覚異常や低血糖症状があらわれることがあるので、自動車の 運転等危険を伴う機械の操作や高所での作業等には注意させること。[「4.副作用」の 項参照]使用上の注意
3. 相互作用 併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 ジゴキシン 本剤との併用により、ジゴキシンの 血中濃度を上昇させるとの報告 がある。併用する場合には血中ジ ゴキシン濃度をモニターするなど 慎重に投与すること。 機序不明 インスリン 糖尿病治療薬 本剤との併用により、これらの糖尿病用薬の血糖降下作用が強く あらわれる可能性があるため、必 要に応じインスリン又は糖尿病治 療薬の投与量の減量を考慮する こと。[「2.重要な基本的注意」の 項参照] 糖尿病用薬の併用の有無を 問わず、本剤の投与により 重度の低血糖を起こすことが ある。 アミオダロン モキシフロキサシン・等 ある。心室性不整脈を起こすおそれが 機序不明 シクロスポリン 本剤との併用により、シクロスポリ ンの血中濃度が上昇したとの報 告がある。 機序不明 抗マラリア薬 メフロキン・等 痙攣閾値を低下させる抗マラリア薬を併用すると痙攣のリスクが上 昇することがある。 本剤は痙攣閾値を低下させ るとの報告がある。 抗てんかん薬 本剤との併用により、抗てんかん薬 の作用が減弱する可能性がある。 機序不明 プラジカンテル 本剤と類似の構造を有するクロロ キンとの併用により、プラジカンテ ルの生物学的利用率が低下する との報告がある。このため、本剤と の併用においても同様にプラジカ ンテルの生物学的利用率を低下 させる可能性がある。 機序不明 アガルシダーゼ 本剤との併用により、α-ガラクトシ ダーゼの作用が減弱する可能性 がある。 機序不明 タモキシフェン、 ビガバトリン 併用により網膜障害のリスクが増大するおそれがある。 共に網膜障害を引き起こす可能性があるため。 4. 副作用 国内臨床試験において本剤を投与された101例中31例(30.7%)に副作用(臨床検査値異 常を含む)が認められた。主な副作用は下痢10例(9.9%)、頭痛、中毒性皮疹及び蜂巣炎 各3例(3.0%)等であった。(承認時) (1)重大な副作用 1) 眼障害(網膜症、黄斑症、黄斑変性(いずれも頻度不明注)))… 網膜症、黄斑症、 黄斑変性があらわれることがあるので、定期的に眼科検査を行い、部分的な視野の 喪失、一時的に発現する傍中心暗点あるいは輪状暗点及び色覚異常といった異常 が認められた場合には直ちに投与を中止すること。[【警告】、〈用法及び用量に関連 する使用上の注意〉及び「2.重要な基本的注意」の項参照]
使用上の注意
ドラッグインフォメーション
2) 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明注))、 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(5%未満)、多形紅斑(頻度不明注))、 紅皮症(剥脱性皮膚炎)(頻度不明注))、薬剤性過敏症症候群(頻度不明注))、 急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明注))… 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼 症候群、多形紅斑、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、薬剤性過敏症症候群、急性汎発性 発疹性膿疱症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場 合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 3) 骨髄抑制(血小板減少症、無顆粒球症、白血球減少症、再生不良性貧血(いずれ も頻度不明注)))… 血小板減少症、無顆粒球症、白血球減少症、再生不良性貧 血等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には 直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 4) 心筋症(頻度不明注))… 心不全に至り、致死的転帰をたどる心筋症があらわれるこ とがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、 適切な処置を行うこと。 5) ミオパチー、ニューロミオパチー(いずれも頻度不明注))…ミオパチー、ニューロミオパ チーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ち に投与を中止し、適切な処置を行うこと。 6) 低血糖(頻度不明注))… 意識障害に至る重度の低血糖があらわれることがある。低 血糖症状がみられた場合には、血糖値を確認し、適切な処置を行うこと。 (2)その他の副作用 5%以上 5%未満 頻度不明注) 消化器 下痢 腹痛、便秘、胃腸炎、口唇炎、鼓腸、胃食道逆 流性疾患 嘔吐、嘔気 精神神経系 頭 痛、神 経 痛、傾 眠、 肋間神経痛 浮動性めまい、痙攣、感情不安定、神経過 敏、精神病、ジストニア・ ジスキネジア・振戦等 の錐体外路障害 眼 網脈絡膜萎縮、硝子 体浮遊物、結膜炎、眼 乾燥 視野欠損、網膜色素 沈着、色覚異常、角膜 浮 腫、角 膜 混 濁、霧 視、光輪視、羞明 過敏症 蕁麻疹、発疹、全身性皮疹、そう痒症 血管浮腫、気管支痙攣、光線過敏症 皮膚 中毒性皮疹、薬疹、色素沈着障害、皮膚潰 瘍、帯状疱疹、爪囲炎 毛髪の変色、脱毛症 呼吸器 気 管 支 炎、口腔 咽 頭痛 循環器 伝導障害、脚ブロック、房室ブロック、心室肥 大 筋・骨格系 腱反射減退、感覚運動障害、神経伝導検 査異常 代謝 食欲減退 肝臓 肝機能検査異常 その他 発熱、腎盂腎炎、蜂巣炎、限局性感染 回転性めまい、耳鳴、難聴 注)海外の市販後において認められた副作用のため頻度不明使用上の注意
5. 高齢者への投与 高齢者では腎機能等の生理機能が低下していることが多く、ヒドロキシクロロキンの排泄 遅延により網膜障害があらわれるおそれがあることから、眼科検査を頻回に実施すること。 [「2.重要な基本的注意」及び「4.副作用」の項参照] 6. 妊婦、産婦、授乳婦等への投与 (1)・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、催奇形性・胎児毒性のリスクを有す る可能性があることを十分に説明し理解を得た上で、治療上の有益性が危険性を 上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、妊娠可能な婦人に対しては、催 奇形性・胎児毒性のリスクを有する可能性があること、及びそのために避妊を行うこ とが望ましいことを十分に説明し理解を得た上で投与すること。[妊娠中の投与に関 する安全性は確立していない。本剤と化学構造及び薬理学的作用が類似している クロロキンでは、遺伝毒性や生殖発生毒性が示唆されており、本剤においても催奇 形性・胎児毒性(出生児の発育遅延等)が発現する可能性は否定できない。また、 分布試験において、妊娠有色マウスにクロロキンの標識体を静脈内投与したとき、ク ロロキンは胎盤を速やかに通過し、マウス胎児の網膜に選択的に放射能が認められ た。また、放射能は5ヵ月間残存した。] (2)・授乳中の婦人に投与する場合には授乳を避けさせること。[ヒドロキシクロロキンはヒ ト乳汁中へ移行することが報告されている。4-アミノキノリン化合物の毒性作用は乳 児に対して極めて感受性が高いことが知られている。] 7. 小児等への投与 低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児に対する安全性は確立していない。(使 用経験がない)[4-アミノキノリン化合物の毒性作用に感受性が高い。【禁忌】及び「9.適用 上の注意」の項参照] 8. 過量投与 (1)徴候・症状: 過量投与時に報告された症状は頭痛、視覚障害、心血管虚脱、痙攣、低カリウム血症 並びに心肺停止により突然死に至る可能性のあるQT間隔延長、トルサード・ド・ポアン ト、心室頻拍、心室細動などのリズム伝導異常などであった。これらの症状は過量投与後 すぐにあらわれることがあるので、異常が認められた場合は、直ちに適切な処置を行うこ と。なお、乳幼児では4-アミノキノリン化合物の過量投与は特に危険であり、1〜2gでも 致死的であることが報告されている。 (2)処置: 催吐あるいは胃洗浄により直ちに胃内容物を排出すること。胃洗浄後、過量投与から 30分以内に胃管で投与量の最低5倍の活性炭を投与すれば、それ以上の吸収を妨げ る可能性がある。 心毒性の緩和にはジアゼパムが有効であるとの報告があることから、ジアゼパムの非経 口投与を検討すること。 必要に応じ、呼吸補助及びショック対処法を実施すること。 9. 適用上の注意 乳幼児は特に4-アミノキノリン化合物の毒性の影響に対して感受性が高いため、本剤は 小児の手の届かない場所に保管するよう患者に指導すること。[【禁忌】の項参照]
使用上の注意
ドラッグインフォメーション
10. その他の注意 (1)・本剤との因果関係は不明であるが、海外において本剤服用患者で自殺行動が報告 されている。 (2)・本剤と化学構造及び薬理学的作用が類似しているクロロキンでは、遺伝毒性を有 することが示唆されていることから、本剤においても遺伝毒性が発現する可能性は 否定できないが、本剤のがん原性試験は実施されていない。 添付文書・2017年7月改訂(第2版)使用上の注意
身長(理想体重)と1回投与量の関係
●女性患者の場合 身長 136cm以上154cm未満 154cm以上173cm未満 理想体重 31kg以上46kg未満 46kg以上62kg未満 62kg以上 1回投与量 1錠(200mg) 1錠(200mg)と2錠(400mg)を1日おき 2錠(400mg) 173cm以上 ●男性患者の場合 134cm以上151cm未満 151cm以上169cm未満 31kg以上46kg未満 46kg以上62kg未満 62kg以上 1錠(200mg) 1錠(200mg)と2錠(400mg)を1日おき 2錠(400mg) 169cm以上 身長 理想体重 1回投与量眼科検査
● プラケニルの投与で必要な眼科検査 検査項目 視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼圧検査、眼底検査(眼底カメラ撮影、OCT(光干渉断層計)検査を 含む)、視野テスト、色覚検査 実施時期 投与開始時 服薬中は定期的に少なくとも年に1回 より頻回に検査 が必要な患者 累積投与量が200gを超えた患者肝機能障害患者 腎機能障害患者 視力障害のある患者 高齢者 SLE網膜症を有する患者※1 視野異常等の機能的な異常は伴わないが、眼科検査(OCT検査等)で異常が認められる患者※1 服 薬 中 の 眼 の 異常・障害※2へ の対応 視力低下や色覚異常等の視覚障害が認められた場合は、直ちに投与を中止すること。網膜の変化 や視覚障害は投与中止後も進行する場合があるので、投与を中止した後も注意深く観察すること。 ※1:SLE 網膜症を有する患者については、本剤投与による有益性と危険性を慎重に評価した上で、使用の可否を判断し、投与する場合は、 より頻回に眼科検査を実施すること。視野異常等の機能的な異常は伴わないが、眼科検査(OCT 検査等)で異常が認められる患者に 対しては、より頻回に眼科検査を実施するとともに、投与継続の可否を慎重に判断すること。 ※2:本剤使用による網膜障害について、障害される部位等に人種差が存在し、アジア系では黄斑辺縁部に病変が認められることが多いと の報告5)があるため、黄斑中心部に加えて黄斑辺縁部の観察も十分に行うこと。服薬指導
● 患者向け服薬指導箋 製品パッケージに 貼付されています。 表 裏15
臨床成績
■
国内第Ⅲ相試験(EFC12368試験)
6)〔試験概要〕
試験デザイン
ランダム化時の層別化:CLASI活動性スコア(9点未満、9点以上) 用量:プラケニル200mg又は400mg(6.5mg/kgを超えない)又はプラセボを1日1回経口投与 ・理想体重*46kg未満;プラケニル1錠(200mg)又はプラセボ1錠を朝食後 ・理想体重*46kg以上62kg未満;プラケニル1錠(200mg)/2錠(400mg)又はプラセボ1錠/2錠を隔日で朝食後 ・理想体重*62kg以上;プラケニル2錠(400mg)又はプラセボ2錠を朝食後 *:理想体重の算出方法:理想体重はDay 1に測定された身長をもとに以下の計算式に従って算出 男性:理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.9 女性:理想体重(kg)=(身長(cm)-100)×0.85 R:ランダム化 W:週 Scr:スクリーニング期 FU:後観察期 Scr 二重盲検期 プラケニル n=77 プラケニル n=101 プラセボ n=26 Day 1 -4W 16W 52W 主要評価項目評価 長期安全性評価 55W 単盲検期 FU R 目 的: ステロイド剤併用/非併用下で活動性皮膚病変を有する(CLASI活動性スコア4 点以上)皮膚エリテマトーデス(CLE)および全身性エリテマトーデス(SLE)患者 において、プラケニル(ヒドロキシクロロキン硫酸塩)1日1回投与時の16週間での 皮膚病変に対する有効性について検討する。対象・方法
対 象: CLEと診断された日本人患者(SLEの合併の有無を問わない。ステロイド剤 併用/非併用下で活動性皮膚病変を有する(CLASI活動性スコア4点以上)) 〔有効性解析対象集団(FAS)96例、安全性解析対象集団103例〕 方 法:二重盲検、ベースライン対照、多施設共同試験 プラケニル200mg又は400mg(6.5mg/kgを超えない)又はプラセボを二重盲検 法により1日1回、16週間経口投与し、主要な有効性評価を行った。 その後、二重盲検期を終了したプラケニル群およびプラセボ群の両群の全患者 に対してプラケニル200mg又は400mg(6.5mg/kgを超えない)を単盲検下で36 週間継続投与し(投与後16週以降52週まで)、長期有効性および安全性を検 討した。また、治験薬最終投与後に3週間の後観察期(投与後52週以降55週 まで)を設けた。解析対象集団
有効性:最大の解析対象集団(Full Analysis Set:FAS)96例 [プラケニル/プラケニル群72例、プラセボ/プラケニル群24例] 無作為化された患者のうち、治験薬投与後に利用可能なCLASI 活動性スコアが存在し ないなどの理由による重要な逸脱のない投与例とした。仮に割付けと異なった治験薬が 投与されたとしても、割り付けられた投与群とみなすこととした。 安全性:安全性解析対象集団103例 [プラケニル/プラケニル群77例、プラセボ/プラケニル群26例] 無作為化され、治験薬を1回でも投与された(不完全な投与を含む)患者とした。「警告・禁忌を含む使用上の注意」等についてはP6~P14をご参照ください。
臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)評価項目
有効性: 主要評価項目 ベースライン時と治験薬投与後16週時点でのCLASI活動性スコアの変化(治験薬投与 後16週時点のスコアが存在しない場合は、last・observation・carried・forward(LOCF) 法により利用可能なスコアで補完)。 主な副次評価項目 ・ベースライン時と治験薬投与後52週時点でのCLASI活動性スコアの変化 ・医師による全般改善度評価(皮膚および皮膚以外)、患者による全般改善度評価(皮 膚)、患者の皮膚病変に関わる生活の質(QOL)(Skindex29)、皮膚病変の中央判 定、RAPID3(日常生活活動度、原疾患による筋肉または関節の痛み[VAS]、患者に よる皮膚病変以外の全般評価[VAS])、倦怠感VAS、BILAG(一般全身症状、筋 骨格系症状)および免疫学的パラメータ(抗dsDNA抗体、補体[C3、C4]) ・ステロイド減量(治験薬投与後16週以降55週まで) 安全性: ・有害事象、全ての死亡、重篤な有害事象、治験薬投与中止に至った有害事象、特に 注目すべき有害事象、臨床検査値、バイタルサイン、12誘導心電図 ・眼科所見(視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査、視野テスト、色覚検査) QOL:Quality of lifeRAPID3:Routine Assessment of Patient Index Data 3 VAS:Visual Analogue Scale
BILAG:British Isles Lupus Assessment Group
臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)有効性の評価項目
・CLASI: エリテマトーデスの特異疹を活動性病変(活動性スコア)と慢性病変(慢性病変スコア)に分けて評価し、病勢 のモニタリングと治療効果を判定する。 ・BILAG: 治療の適応と強度を規定する疾患活動性を評価する指標で、1ヵ月間の疾患活動性の動的変化(改善、不 変、悪化、新規出現)をとらえ、さらに、疾患活動性を表す症候や検査値異常を各臓器系に分け、半定量化 する。 ・RAPID3: 筋骨格系症状についての質問などで構成された健康状態に関する患者自己記入式の調査票MDHAQの 3つの質問項目「日常生活活動度」、「原疾患による筋肉または関節の痛み(VAS)」および「患者による皮膚 病変以外の全般評価(VAS)」の点数を合計しリウマチ性疾患での疾患活動性を算出する。 ・倦怠感VAS: 水平な100mmの直線の左端に「だるさはない」(0点)、右端に「これ以上考えられないだるさ」(10点)と記し て、患者に現在感じているだるさの程度の位置にマークをつけてもらい、左端からマークまでの距離を測り(0≦ VAS≦100;単位mm)、倦怠感を評価する。 ・Skindex29: アンケート用紙の「感情」、「症状」、「機能」の3つの下位尺度に分類される30の質問項目について、5段階 (1点:全くなかった、2点:ほとんどなかった、3点:ときどきあった、4点:しばしばあった、5点:いつもそうだった) で患者が回答する。臨床成績
17■
疾患の特性
6) LEの皮膚病変に基づいた病型の分布および慢性円板状エリテマトーデス(CDLE)の割合 は、プラケニル/プラケニル群とプラセボ/プラケニル群で類似しており両群間に大きな偏りは なかった。また、SLE合併の有無別の割合についても両群間に大きな偏りはなかった。 【LE皮膚病変の詳細】 全症例のLEの皮膚病変に基づいた病型別の割合(重複例あり)は、慢性皮膚エリテマ トーデス(CCLE)が85.4%と最も高く、次いで急性皮膚エリテマトーデス(ACLE)が 18.8%、亜急性皮膚エリテマトーデス(SCLE)が8.3%であった。 CCLEの皮疹の型による分類(重複例あり)では、CDLEが84.4%と最も高く、次いで凍 瘡性エリテマトーデス(Chilblain・LE)が9.4%、深在性エリテマトーデス(LE・profundus) が8.3%、肥厚性エリテマトーデス(Hypertrophic・LE)が2.1%、腫脹性エリテマトーデス (LE・tumidus)が2.1%であった。 【SLE合併の有無】 米国リウマチ学会のSLE改訂分類基準(1997年)により診断されたSLEの合併の有無 別の割合は、SLE合併CLEが56.3%、SLE非合併CLEが43.8%であり、FASの半数 以上はSLEを合併したCLE患者であった。 ● LEの病歴(皮膚病変の病型、皮疹の型による分類、SLE合併の有無) - FAS プラケニル/ プラケニル群 (N=72) プラセボ/ プラケニル群 (N=24) 全体 (N=96) CLE 72(100) 24(100) 96(100) 急性皮膚エリテマトーデス (ACLE) 16(22.2) 2(8.3) 18(18.8) 亜急性皮膚エリテマトーデス(SCLE) 6(8.3) 2(8.3) 8(8.3) 慢性皮膚エリテマトーデス (CCLE) 61(84.7) 21(87.5) 82(85.4) 慢性円板状エリテマトーデス(CDLE) 60(83.3) 21(87.5) 81(84.4) 深在性エリテマトーデス (LE profundus) 5(6.9) 3(12.5) 8(8.3) 肥厚性エリテマトーデス (Hypertrophic LE) 2(2.8) 0 2(2.1) 凍瘡性エリテマトーデス (Chilblain LE) 7(9.7) 2(8.3) 9(9.4) 腫脹性エリテマトーデス (LE tumidus) 2(2.8) 0 2(2.1) SLE合併CLE 42(58.3) 12(50.0) 54(56.3) SLE非合併CLE 30(41.7) 12(50.0) 42(43.8) 例数(%) CLEの小分類は重複例あり 対象・方法等についてはP15〜P16をご参照ください。臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)■
LEの皮膚病変に対する有効性(二重盲検期:投与16週間)
6)[主要評価項目] 【CLASI活動性スコア】 主要評価項目である「ベースライン時と治験薬投与後16週時でのCLASI活動性スコアの 変化」について、プラケニル群でのCLASI活動性スコア(平均値±SD)は、ベースラインで 13.5±8.0、投与後16週時(LOCF)で8.9±6.0、ベースラインからの変化量は-4.6±6.4 であり、統計学的に有意な減少がみられた(p<0.0001、対応のあるt検定)。 ● 投与16週後におけるCLASI活動性スコア - FAS、LOCF プラケニル群(N=72) プラセボ群(N=24) ベースライン 13.5±8.0 13.6±7.5 投与16週後 8.9±6.0 10.4±7.3 ベースラインからの変化量[95%信頼区間] -4.6±6.4[-6.1,-3.1] -3.2±4.5[-5.1,-1.3] プラセボ群との差[95%信頼区間] -1.6※[-4.29, 1.11] p値(対応のあるt検定) <0.0001 0.0021 平均値±SD ※:本試験では、プラケニル群のプラセボ群に対する優越性を検証するための検出力は考慮されていない。 ● 投与後16週までのCLASI活動性スコアのベースラインからの変化量の経時推移 - FAS -7 -6 -5 -4 -3 -2 1 ベースライン 投与後の期間 4 8 16 LOCF 72 24 70 24 71 23 69 22 72 24 -1 0 追跡患者 プラケニル群 プラセボ群 プラケニル群 プラセボ群 (週) *:対応のあるt検定 (vs ベースライン) 平均値±SE * p<0.0001 C L A S I 活動性 ス コ ア 平均変化量臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)臨床成績
19臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)■
LEの皮膚病変に対する長期有効性(投与後52週まで)
6)[副次評価項目] 【CLASI活動性スコア】 CLASI活動性スコアの平均値は、プラケニル/プラケニル群において、投与後16週以降は 投与終了時の52週まで緩やかに減少した。 また、プラセボ/プラケニル群においては、プラセボからプラケニルへの治験薬の切り替えが行 われた二重盲検期終了時点(投与後16週)よりCLASI活動性スコアが減少した。 ● CLASI活動性スコアの経時推移 - FAS プラケニル/プラケニル群 プラセボ/プラケニル群 16 14 12 10 8 6 4 2 投与後の期間 (週) 平均値±SE C L A S I 活動性 ス コ ア ベース ライン 4 8 16 24 32 52 55 二重盲検期 単盲検期 追跡患者 プラケニル/ プラケニル群 プラセボ/ プラケニル群 72 24 70 24 71 23 69 22 69 19 68 18 62 17 67 18 対象・方法等についてはP15〜P16をご参照ください。■
その他の皮膚病変の評価
6)[副次評価項目] 【皮膚病変に関わるQOL(Skindex29)】 Skindex29総合スコア(平均値±SD)は、プラケニル群(N=70)において、治験薬投与後 16週時点(LOCF)のベースラインからの変化量は-7.43±14.44であり、統計学的に有意な 減少が示された(p<0.0001、対応のあるt検定)。プラセボ群(N=23)においては、ベースライ ンからの変化量は-4.30±13.80であった。 また、プラケニル群における下位尺度ごとのスコアのベースラインからの変化量(平均値)は、 「感情」-10.18、「症状」-6.88、「機能」-5.51であり、全ての下位尺度でスコアの統計学 的に有意な減少が示された(感情;p<0.0001、症状;p=0.0020、機能;p=0.0023、対応 のあるt検定)。 ● Skindex29下位尺度ごとのスコアのベースラインからの変化量 - FAS、LOCF 80 70 60 50 40 30 20 10 0 総合スコア プラセボ群 N=23 プラケニル群 N=70 プラケニル群N=70 プラセボ群N=23 16週 16週 ベースライン ベースライン p<0.0001 NS 平均値±SD 対応のあるt検定 80 70 60 50 40 30 20 10 0 感情スコア ス コ ア ス コ ア ス コ ア ス コ ア プラセボ群 N=23 プラケニル群 N=70 プラケニル群N=70 プラセボ群N=23 16週 16週 ベースライン ベースライン p<0.0001 NS 平均値±SD 対応のあるt検定 80 70 60 50 40 30 20 10 0 症状スコア 16週 16週 ベースライン ベースライン p=0.0020 NS 平均値±SD 対応のあるt検定 80 70 60 50 40 30 20 10 0 機能スコア 16週 16週 ベースライン ベースライン p=0.0023 NS 平均値±SD 対応のあるt検定臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)臨床成績
21臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験) 【皮膚病変の中央判定 (皮膚病変評価委員による判定)】 治験薬投与後16週時点(LOCF)の皮膚病変評価委員による写真中央判定の「改善」以 上(「著明改善」または「改善」)の割合は、プラケニル群59.4%(41/69例)、プラセボ群30.4% (7/23例)であった。 ● 投与後16週時点の皮膚病変の中央判定 - FAS、LOCF 著明改善 改善 不変 悪化 著明悪化 プラケニル群(N=69) 6(8.7%) 35(50.7%) 24(34.8%) 4(5.8%) 0 プラセボ群(N=23) 0 7(30.4%) 13(56.5%) 3(13.0%) 0 例数(%) 【皮膚病変に関する患者による全般改善度】 治験薬投与後16週時点(LOCF)の皮膚病変に関する患者による全般改善度の「改善」 以上(「著明改善」または「改善」)の割合は、プラケニル群21.4%(15/70例)、プラセボ群 13.0%(3/23例)、「少し改善」以上(「著明改善」、「改善」、または「少し改善」)の割合は、 プラケニル群72.9%(51/70例)、プラセボ群47.8%(11/23例)であった。 ● 投与後16週時点の皮膚病変に関する患者による全般改善度 - FAS、LOCF 著明改善 改善 少し改善 不変 少し悪化 悪化 著明悪化 プラケニル群 (N=70) (1.4%)1 (20.0%)14 (51.4%)36 (21.4%)15 (4.3%)3 (1.4%)1 0 プラセボ群 (N=23) 0 (13.0%)3 (34.8%)8 (34.8%)8 (13.0%)3 (4.3%)1 0 例数(%) 【皮膚病変に関する医師による全般改善度】 治験薬投与後16週時点(LOCF)の皮膚病変に関する医師による全般改善度の「改善」 以上(「著明改善」または「改善」)の割合は、プラケニル群51.4%(36/70例)、プラセボ群 8.7%(2/23例)、「少し改善」以上(「著明改善」、「改善」、または「少し改善」)の割合は、 プラケニル群78.6%(55/70例)、プラセボ群56.5%(13/23例)であった。 ● 投与後16週時点の皮膚病変に関する医師による全般改善度 - FAS、LOCF 著明改善 改善 少し改善 不変 少し悪化 悪化 著明悪化 プラケニル群 (N=70) (5.7%)4 (45.7%)32 (27.1%)19 (17.1%)12 (2.9%)2 (1.4%)1 0 プラセボ群 (N=23) 0 (8.7%)2 (47.8%)11 (26.1%)6 (13.0%)3 (4.3%)1 0 例数(%) ● プラケニル群における投与後16週時点の皮膚病変に関する全般改善度評価 全般改善度評価 症例数 「改善」以上の患者の割合 「少し改善」以上の患者の割合 皮膚病変評価委員による 写真中央判定a 69 59.4%(41/69例) 患者による全般改善度b 70 21.4%(15/70例) 72.9%(51/70例) 医師による全般改善度b 70 51.4%(36/70例) 78.6%(55/70例) a:5段階(著明改善、改善、不変、悪化、著明悪化)で評価 b:7段階(著明改善、改善、少し改善、不変、少し悪化、悪化、著明悪化)で評価 対象・方法等についてはP15〜P16をご参照ください。■
SLEの一般全身症状および筋骨格系症状に対する有効性
(二重盲検期:投与16週間)
6)[副次評価項目] 【RAPID3】 RAPID3合計スコア(平均値±SD)は、プラケニル群(N=42)において、治験薬投与後16 週時点(LOCF)のベースラインからの変化量は-1.67±3.94であり、統計学的に有意な 減少が示された(p=0.0088、対応のあるt検定)。プラセボ群(N=12)においては、ベースライン からの変化量は0.18±4.51であった。 また、プラケニル群における下位項目別でのスコアのベースラインからの変化量(平均値)は、 「日常生活活動度」0.05、「原疾患による筋肉または関節の痛み(VAS)」-1.02、「患者に よる皮膚病変以外の全般評価(VAS)」-0.70であり、「原疾患による筋肉または関節の 痛み(VAS)」と「患者による皮膚病変以外の全般評価(VAS)」の両 VASで統計学的 に有意な減少が示された(日常生活活動度;p=0.6445、筋肉または関節の痛み;p= 0.0048、患者による皮膚病変以外の全般評価;p=0.0291、対応のあるt検定)。 ● SLEを合併する患者におけるRAPID3下位項目別のスコアのベースラインからの 変化量 - FAS、LOCF 合計スコア プラセボ群 N=12 プラケニル群 N=42 プラケニル群N=42 プラセボ群N=12 プラケニル群N=42 プラセボ群N=12 16週 16週 ベースライン ベースライン p=0.0088 NS 平均値±SD 対応のあるt検定 原疾患による筋肉または関節の痛み 16週 16週 ベースライン ベースライン p=0.0048 NS 平均値±SD 対応のあるt検定 患者による皮膚病変以外の全般評価 16週 16週 ベースライン ベースライン p=0.0291 NS 平均値±SD 対応のあるt検定 16 14 12 10 8 6 4 2 0 8 7 6 5 4 3 2 1 0 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ス コ ア ス コ ア 8 7 6 5 4 3 2 1 0 ス コ ア 【倦怠感VAS】 倦怠感VAS(平均値±SD)は、プラケニル群(N=42)において、治験薬投与後16週時点 (LOCF)のベースラインからの変化量は-1.11±2.48であり、統計学的に有意な減少が示 された(p=0.0060、対応のあるt検定)。プラセボ群(N=12)においては、ベースラインからの 変化量は-0.71±3.14であった。 ● 投与16週後の倦怠感VASスコア - FAS、LOCF 倦怠感VASスコア プラケニル群(N=42) プラセボ群(N=12) ベースライン 4.07±2.24 4.63±2.59 投与16週後 2.96±2.31 3.92±3.27 ベースラインからの変化量 -1.11±2.48 -0.71±3.14 p値(対応のあるt検定) 0.0060 NS 平均値±SD臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)臨床成績
23臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験) 【BILAG(一般全身症状、筋骨格系症状)】 「一般全身症状」と「筋骨格系症状」の両症状群コンポーネントについて、投与前後のスコア を比較した結果、統計学的に有意な減少が示された(一般全身症状;p=0.0331、筋骨 格系症状;p<0.0001、対応のあるt検定)。 ● SLEを合併する患者におけるBILAG「一般全身症状」および「筋骨格系症状」に関する 患者評価 - FAS、LOCF 症例数※ 1段階以上改善の 患者の割合 2段階以上改善の患者の割合 BILAG 一般全身症状 7 4/7例 1/7例 BILAG 筋骨格系症状 38 16/38例 2/38例 ※:ベースライン時のカテゴリーがA-Cに該当した患者 【免疫学的パラメータ(抗dsDNA抗体、補体C3、補体C4)】 抗dsDNA抗体価の平均値は、プラケニル/プラケニル群において、ベースラインで24.39± 40.22、治験薬投与後16週時点で21.63±36.81であった。 ● SLEを合併する患者における投与16週後の抗dsDNA抗体価 - FAS、OC プラケニル/プラケニル群 (IU/mL)(N=42) プラセボ/プラケニル群(IU/mL)(N=12) ベースライン 24.39±40.22 18.33±17.28 投与16週後 21.63±36.81 17.05±13.41 平均値±SD 補体C3濃度の平均値は、プラケニル/プラケニル群において、べースラインで76.1±23.7、 治験薬投与後16週時点で79.4±21.3であった。 ● SLEを合併する患者における投与16週後の補体C3濃度 - FAS、OC プラケニル/プラケニル群 (mg/dL)(N=42) プラセボ/プラケニル群(mg/dL)(N=12) ベースライン 76.1±23.7 79.8±15.6 投与16週後 79.4±21.3 78.7±12.9 平均値±SD 補体 C4濃度の平均値は、プラケニル/プラケニル群において、べースラインで13.7±6.6、 治験薬投与後16週時点で14.9±6.1であった。 ● SLEを合併する患者における投与16週後の補体C4濃度 - FAS、OC プラケニル/プラケニル群 (mg/dL)(N=42) プラセボ/プラケニル群(mg/dL)(N=12) ベースライン 13.7±6.6 16.1±10.2 投与16週後 14.9±6.1 15.0±8.0 平均値±SD 対象・方法等についてはP15〜P16をご参照ください。臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)■
その他の有効性の評価項目
6)[副次評価項目] 【ステロイド減量(治験薬投与後16週以降55週まで)】 ステロイド減量の評価では、プラケニル/プラケニル群(FAS)において、ベースライン時にLE 治療を目的とした経口ステロイド剤の併用があった患者31例のうち、治験薬投与後に有害事 象の対処のため経口ステロイド剤の1日用量が増量された1例を除く30例を対象とした。SLE 合併の有無別の内訳は、SLE合併CLEが28例、SLE非合併CLEが2例であり、評価対 象患者の多くはSLE合併患者であった。 また、ステロイド増量の評価では、プラケニル/プラケニル群(FAS)において、ベースライン時に 経口ステロイド剤の併用がなかった患者41例のうち、投与後に有害事象の対処のため経口 ステロイド剤を新規に投与された1例を除く40例を対象とした。SLE合併の有無別の内訳 は、SLE合併CLEが12例、SLE非合併CLEが28例であった。 プラケニル/プラケニル群において、LE治療を目的とした経口ステロイド剤のプレドニゾロン換 算による1日用量(時点または期間別集計による1日当たりの平均値)は、ベースラインで 8.01mg/日(中央値は8.00mg/日)に対して、投与後52週来院時で7.08mg/日(中央値は 6.00mg/日)と、プラケニルの投与期間に伴って減少する傾向にあった。 また、ベースライン時にLE治療を目的とした経口ステロイド剤の併用があった患者では、投与 後52週来院時に31.0%(9/29例)で経口ステロイド剤の1日用量が減量され、69.0%(20/29 例)でベースライン時の1日用量が維持されており、52週間の投与期間を通じてベースライン の1日用量を超える増量が行われた患者はいなかった。 ● LE治療を目的とした経口ステロイド剤の1日用量(プレドニゾロン換算)の推移 (プラケニル/プラケニル群)- FAS CLE SLE合併CLE SLE非合併CLE 12 10 8 6 4 2 0 投与後の期間 (週) (mg/日) 平均値±SE ス テ ロ イ ド 剤 の 1 日 用量 ベースライン 追跡患者 CLE SLE合併CLE SLE非合併CLE 28-32 32-36 36-40 40-44 24-28 20-24 16-20 0-16 44-48 48-52 52 52-55 30 28 2 29 27 2 29 27 2 29 27 2 29 27 2 29 27 2 29 27 2 29 27 2 30 28 2 30 28 2 30 28 2 30 28 2 30 28 2臨床成績
25臨床効果
活動性皮膚病変を有する CLE患者(SLEの合併の 有無を問わない)を対象 とした国内第Ⅲ相試験 (EFC12368試験)■
安全性
6) 【有害事象】 治験薬投与後16週までの二重盲検期に発現または悪化したTEAEの発現率は、プラケニ ル群74.0%(57/77例)、プラセボ群73.1%(19/26例)、治験薬との因果関係が否定でき ないTEAEの発現率は、プラケニル群24.7%(19/77例)、プラセボ群15.4%(4/26例)で あった。プラケニル群でプラセボ群に比べて発現率が5%以上高かったTEAEは、下痢 (プラケニル群9.1%[7例]、プラセボ群3.8%[1例])および蕁麻疹(プラケニル群5.2% [4例]、プラセボ群0%[0例])であり、そのうち因果関係が否定できない発現率が5%以上 のTEAEは下痢(プラケニル群7.8%[6例]、プラセボ群0%[0例])であった。 ● 投与後16週間(二重盲検期)に認められたTEAE - 安全性解析対象集団 プラケニル群 (N=77) (N=26)プラセボ群 全てのTEAE 57(74.0%) 19(73.1%) 治験薬との因果関係が否定できないTEAE 19(24.7%) 4(15.4%) 治療中に発生したSAE※ 1(1.3%) 1(3.8%) 死亡に至ったTEAE 0 0 治験薬投与中止に至ったTEAE 4(5.2%) 0TEAE:treatment-emergent adverse event;治験薬を最初に投与した後に発現または悪化した有害事象 SAE:serious adverse event;重篤な有害事象
例数(%):少なくとも1件のTEAEが発現した患者 ※:二重盲検期および後観察期に発生したSAEを含む 治験薬投与後55週までの全期間のTEAEの発現率は、プラケニル/プラケニル群97.4% (75/77例)、プラセボ/プラケニル群92.3%(24/26例)、治験薬との因果関係が否定でき ないTEAEの発現率は、プラケニル/プラケニル群32.5%(25/77例)、プラセボ/プラケニル 群34.6%(9/26例)であった。発現頻度が高かったTEAE(発現率5%以上)は、プラケニル/ プラケニル群では、鼻咽頭炎、下痢、背部痛、気管支炎、頭痛、筋肉痛、爪囲炎、接触性 皮膚炎、蕁麻疹、胃腸炎、嘔吐、発疹、靱帯捻挫、および熱傷であり、プラセボ/プラケニル群 では鼻咽頭炎、頭痛、下痢、気管支炎、インフルエンザ、膀胱炎、咽頭炎、鼻炎、皮膚乳頭 腫、角膜びらん、回転性めまい、上気道の炎症、および疲労であった。そのうち治験薬との 因果関係が否定できないTEAE(発現率5%以上)は、プラケニル/プラケニル群およびプラ セボ/プラケニル群ともに下痢のみであった。治験薬投与後55週までの全期間に重篤な TEAEは、プラケニル/プラケニル群10.4%(8/77例)、プラセボ/プラケニル群11.5%(3/26 例)に認められた。内訳は、プラケニル/プラケニル群で骨壊死が2例、蜂巣炎、肺炎球菌性 髄膜炎、子宮平滑筋腫、回転性めまい、肝機能異常、および薬疹が各1例、プラセボ/プラ ケニル群でウイルス性上気道感染が1例(二重盲検期)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)および骨壊死が各1例(単盲検期)であった。 対象・方法等についてはP15〜P16をご参照ください。