下室静脈閉塞症豊原嚢性肝臓癌兼脚氣の一顧槍例
2r)
衷京女子讐學專門學校内科教窒︵主任今村敏渓U
中 村 干
代
緒 言
肝部位に於ける下室静垂井窄及び閉塞に關しては︑十六世紀頃より注意せられ︑既に十七世紀訓出⁝ング氏
の記載あるも詳ならす︑外國に凡ては最近一九=年︑ボーy・プレザンツ氏の報告せるもの︑及び西川博
士論交申掲載せられある交漱例を合せ約五十三例︑本邦にては︑山型博士の明治三十九年東京署學會に於け
る﹁デモ﹁ンストラチオン﹂に始う︑近年長與︑高橋蟹草の新に輕験せられたる十一例︑並びに調査例二十四例︑
次に報告せんとする本例を加へ約九十例とす︒一般には五型化は比較的稀なる病獲と思考せられ︑其成因に
聾し詳細なる報告を見るに至りしは寧ろ近年にして︑キアヲの徽毒性凝化に重きをあくもの︑長與博士等の
如く血栓性懸盤炎を圭因とし且共局所的乱髪に重きをおくもの︑プジザ図ヅの血栓形成︑慶迫︑侵入等を考ふ
るもの︑クレツッの器械読︑ペン.ケルト等の先天性異常等︑其の所説種々にして未だ一定せす︒
實駒例患者︑三十八歳︑家婦︑
出生地︑薪潟縣︑現住所.東京牛込︑
家族歴︑評語祀父愚共学に死亡︑死因不明.父は生前︑喘息を病み.卒中にて死亡︒母は子宮癌にて死亡.
申言樋下空欝⁝賑㌍閉口︸症条原獲枇一肝階⁝癌蕪脚氣の一剖輪鵬例 第三巷 二九三
26
中村口下弓静脈閉塞症兼原登性肝臓癌兼脚氣の一剖検例 第三巻 二九四
同胞八人︑内四名は幼時不明の疾患にて死亡︑患者は第四女︑他贈名は健在︒
郎ち︑癌︑及び卒中の遺傳的關係を認む︒
既往歴︑麻疹は六歳に経過︑種痘藪同︑第一同は全戚︒百日咳も経過せφ︒
十六歳に患者の所謂馬脚氣を病み︑十九歳に腹膜炎らしきものに罹り一ケ月位にて治癒す︒幼時化膿性中
耳炎を経過し以來難聴めり︒其他特情なく駆ケ足等他人に負けπ麗なし︒初経は十七歳︑以來順調︑苦痛な
し︒結婚は十八歳を初めとし三下なせるも一度も妊娠せることなし︒花柳病は否定す︒
嗜好品︑酒は嗜ます︑極少量の煙草を喫す︒
単蹄歴︑十六歳に患者の言によれば︑胃脚注を患ひ︑大身病院外來にて加療申︑︵其際の症状は胃痛︑心悸
充進︑呼吸促追︑下肢の浮腫にして︑心臓は別段悪いと云はれなかつ起︶︑上腹部に坦々圓形栂指頭大の表在
性青色膨隆二三ケ生じ一年飴にして︑次第に伸び連ム︑第一圖の如き廣汎な部位に亘る⁝幾多の著明に紆曲蛇
行怒張せる静脈振張となれるも︑其の間︑何等の苦痛を自興せざりき︒牛年上の加療にて下肢の浮腫去りπ
るも︑些些遠路︑の歩行困難となる︒昨年夏頃より再び坂を登り︑或は洗濯の後等心悸山几進︑呼吸促迫起る
様にな5︑下肢の疲勢戚あムて一︑時短も立ってるると︑下肢に浮腫を生す︑知畳異常なし︒同じ頃より腹部
緊張域あウ︑腹部早々膨満せるに撃つく︒便通三日に一同︑下痢せる事なし︒食慾普通︑嘔氣なく︑登身倦
怠戚あるも二三上昇なく今日に及べり︒只四五年前より膿重の減少に氣づけり︒二三ケ月前より周園の入に
黄疸を注意され︑其頃より便は租空運色調にして︑尿は暗黄褐色︑黄色泡沫を有するに氣づけるも︒尿量︑
頻度に玉藍なく︑黄覗︑皮膚療痒なし︐一ケ月前よム食慾不振︑悪心あるも嘔吐せる事なし︒心悸充進︑呼
吸促迫が極べ輕度の蓮動にても起る様になり︑全身倦怠乾鳥養し︑下肢に浮腫現れ懸る爲︑本年五月八日初
27
めて我々の外來を訪れ︑外來的に加療せるも︑同月十三日置.自恕症輕快せす︑黄痕も翼々増強せる爲遽に
入院せう︒
入院當時の圭訴︑蓮動時の心悸野壷︑呼吸捉追︑腹部緊張戴︑黄疸︑
入院當時の所見︑身長︑榮養︑骨格普通︑筋肉雑器梢々不良︑安静なる自動的仰臥位︑皮下脂肪稽々減少︑
顔貌普通.精神意識に異常なし︑唾眠普通︑食慾不振︑皮膚は可也著明の黄色を呈し︑上腹部より前胸部へ
かけ︑側腹部︑及び腰部に第一圖の如き幾多の著明に紆曲蛇行せる静賑擾張あり︒螢疹︑皮下浴血は認めざ
る竜︑顔面及び爾側下肢に輕度の浮腫あり︑共他は正常︒脈搏正常︒血塗百十一五十︒呼吸安静︑右下︑胸腹
型︑頭部︑鼻部異常なし︒耳は慢性穿孔性中耳炎以來︑黒々難聴︑眼は輩膜黄色著明︑上眼瞼浄腫あり︒口
唇異常なく︑舌は多少適量あう灘潤︒口腔咽頭異常なく扁桃腺輕度に肥大せるのみ︒項部強直なし︒頸部︑
鎖骨窩︑腋窩淋巴腺腫脹なし︒頸静脈殊に左側著明に接張せり︒前胸部︑皮下静脈を透磁す︒心臓︑心尖は
第五前帯︑左乳線より二横指外方に硯︑且つ鯛れ得︑心臓濁昔部右界は左胸玉縁︑上界第二肋骨下縁︑左界
心尖に一致︑肺肝境界右乳線上にて第五肋骨︒心尖及び第二肋問に牧縮期性雑音を聴取︑︵此雑音は臥位と坐
位により豊強さを異にす︶第二肺動脈昔山几進.︑肺臓は打診にて獲化なく︑聴診するに前受呼吸音正常なるも
至る所小水泡性羅昔あり︑左部呼吸音粗︑左下中等大水泡性具音︑後左呼吸音梢々粗︑左下小水泡性羅者聴
取︒脊柱鍵化なし︒腰背部に静脈怒張あり︒腹部は前述の如く静脈籏張著明にして所謂﹁メヅザ﹂頭の像を呈
し︑仰臥位にて輕度に且︑卒等に膨隆し︑左右側方にも租々膨隆し︑稽々緊張す︑蠕動不穏なく︑波動著明
ならす︑周部臆度の歴痛あb︑腱位礎更による打診音の憂化懸り著明ならす︑帥ち腹水の存在は到然せす︑
肝臓は右乳線上にて膀高位迄燭れ︑硬く︑邊縁鈍︑表面に一二四の手指頭大の顯粒を下知し得︒脾臓は舌歌︑
中村下空乱空閉寒 症条原焚性肝︷臓病︽兼脚臼氣の一剖論伽例 第三⁝巷 二九五
28
中村H下空静空閉塞症兼原獲性肝臓癌条脚氣の一剖検例 第三巻 二九六
鷲鳥卵大よム租々大︑轟々硬く︑表面滑澤︑左季肋下二横指牛に燭れ︑塵由なし︒其他腫瘍︑硬結物等を鯛
れす︒下肢輕度の浮腫あり︑膝蓋腱反射清失︑腓腸筋羊脂なぐ︑重畳異常なし︒
入院後の経過︑尿は暗黄禍色︑租々濁濁し︑黄色泡沫を有し︑中性︑比重一〇〇五1一〇一〇︑尿量九〇
〇一一六五〇︑蛋白は﹂ズ〃フオザツチル﹂酸試駿法にて弱陽性︑沈渣は中等量の赤血球︑少量の自血球︑顯
粒状圓柱︑一時﹁チロジン﹂結晶現れしも︑死前五日頃より消失︑﹁ウロビリノーゲン﹂不明なるも︑﹁ウロビリ
ン﹂弱陽性︑﹁グメリン﹂強陽性︑﹁インヂカン﹂陽性︒排便は毎日一同︑黄色︑精々次色調︑有形便︑消化良︑
血液反慮陰性︑前生転卵なし︒血膿五〇1二〇︒血液ワ氏反磁陰性︒赤血球三百八十萬︑自血球六千四百︑
血小板四十九︑血色素五八%︑色素薄曇0︒七六︑中性嗜好性多核白血球六四%︑﹁エオジン﹂嗜好細胞四%︑
淋巴球二三%︑大軍核及移行型八%にして血球像には礎化なし︒血清︑﹁ヴアンデンベ〃グし二相性逞延反
慮を呈す︒騰温三十六度五分前後︒脈榑入○一九〇︒呼吸二十前後︒レ線槍査にて縦隔賓腫瘍︑動脹瘤なぐ︑
心臓左右に轟々肥大︵第二圖︶︒嘔吐三四同ありしも食物残渣或は小量の黄色液にもて無味︑血液反慮陰性﹁グ
ノリン﹂陰性︒食慾は一時恢復せるも次第に不良となり︑下肢の浄腫増強t︑知畳鈍麻︑腓腸筋塵痛現れ︑
脾臓は左季肋畦織横指に鯛知するに至るも︑黄疸︑及び腹部膨満増張し︑波動及び膿位凝更による打診音の
養化著明となり︑帥ち︑腹水著明に現れ︑五月三十一日には脾臓鯛算し難くなり︑患者は自動的左側位をと
る︒腹位九十五糎︒六月二日︑試験穿刺︑腹水鮮黄色透明︑申性︑蛋自○・一六%︑﹁グメリン﹂張陽性︑沈渣に
は申等量の赤血球︑極稀に自血球を認め異常上皮細胞なし.︑八日︑嗜眠性となり︑嘔氣を催す爲︑散藥を服
用せす︑肝は二百表面不軍︑粗大なる穎粒を鯛れ︑肝臓癌の疑を深からしむ︒九日︑口腔乾燥し︑呼氣悪臭︑
顔貌に獲化を來し︑注意集中力減弱せる威あづ︑左手に二言痙攣あり︑夜より失禁す︒利尿捌︑強心捌も効
2・9
なく︑十日︑意識堅く潤濁し︑睡孔は正常大︑左右雪暗なるも封光反慮殆ど鉄如︒午後一時腹腔穿刺︑︵痛畳は術
存する如し︶腹水約二二〇〇︑黄褐色︐透明ぬ中性︑比重一〇一二︒五︑白土○●八%︑﹁ソバ川タ﹂陽性︑沈
渣には多量の赤血球あう︑異常上皮細胞なし.うグメジンL強陽性︒腹部九十二糎よφ八十五糎となる︒鯛診
するに︑腹壁梢々弛緩し︑肝臓非常に硬く.表面不実︑五横指下に響町し︑脾臓は二横指下に薫れ蝕り硬か
らず︒版搏素雪小︒嘔吐なく︑響く昏睡歌態にて︑十一日朝より角膜漏濁現れ︑午前十一時十分︑何等苦悶
の歌を呈する事なく逮に鬼籍に入る︒
著明なる症歌︑腹部︑下背部に於ける高度の皮膚静掻等張︑黄疸︑腹水︑脾腫︑肝肥大︵硬く︑表面粗大
.なる穎粒を鯛知︶︑心臓肥大︑心尖及左第二肋間の牧縮期性雑音︑第二肺動脈音幽閉︑膝蓋腱反射消失︑下肢浮腫
臨鉢的考按︑先づ心臓の菱化に就て考ふるに︑心臓濁膏界の左方へ増大せる事︑心尖及び左第二肋間に於
ける肢縮期性難音︑及第二肺動脈音の完進は餅盤辮閉鎖不全に一致す︑加之︑肝︑脾の肥大︑下肢の浮腫︑
腹水︑噸肺の塩鱒も僧帽辮不登によれる欝血にて読明し得︑併し又︑心臓の鍵化は脚氣にも一致す︒且叉下肢
の浮腫及知畳鈍麻︑膝蓋腱反射の消失も脚氣にて論明し得︒僧帽欝閉鎖不全の際に於ける欝血症状は︑代償
機失調の際に着る︑ものにして︑代償機失調の際には心臓濁音界は左方に著明に増大するのみならす叉︑右
方に著明に増大す︑然るに本例にては打診上にも亦レ線黄熟にても右方への著明なる増大を認めす︑又心臓
黙思の強さが膿位の鍵更によbて異るは通常偶登性雑音にみるものにして肝の顧粒も軍に︑欝血のみにては
説明し難し︒從って本例の心臓の憂化は脚氣の爲に起りしものと考ふるを穏當とす︒衣に静脈上張が膀より上
部にあるは︑門静賑欝血を考へらる︾も︐鼠践靱帯あπりよウ側腹部に亙るもの︑及下背部のもの︑殊に其
等側腹部及び下背の静脈獲張の血流が下から上へ向ふ鮎︑門都脈欝血と同時に︑下働静脈の欝血を考へら
申村目下空薄野閉塞症蕪原畿性肝臓癌蕪脚氣の一剖槍例 第三巻 二九七
30
申村目下空齢脈閉塞症条原襲性肝臓癌蕪脚氣の一剖検例第三巻 二九八
る︒ ﹁メヅザ﹂頭は再臨萎縮性肝硬礎の場合に起るものなれども︑本誌に於ては︑肝は萎縮せす却て肥大し居る
のみならず萎縮性肝硬獲は通常中年以上の酒客に起るものにして︑本浦の﹁メヅザ﹂頭は十六歳頃より起り托
るものなれば萎縮性肝硬愛は考へられず︒稀なれども門静脈幹部の血栓により或は門静賑幹部が腫物等の爲
に外部より歴迫されて門静脈欝血を起す事あり︑併し之等の場合には門静脈欝血の原因が門静脈幹部︑即ち
門静心が肝臓に這入る以前にある故に肝臓の肥大を起さず︒從って本例に於ては門亡骸幹部の血栓及屡迫を
考へ難し︒然らば肝臓肥大し︑〜表面粗大穎粒状を呈する融業にて門静脹欝血を起すものなきやといふに肝臓
癌︑肝徽毒︑肝膿瘍等あり︒肝癌が十六歳に起れりとは考へられず︑叉十六歳に起5て今H迄二十飴年︑生
命を維持せりとも思へず︒フ抗心鷹陰性︑他に徽毒性徴候もなければ徽毒とも考へられず︒登熱もなく︑臼
血球増加もなく︑又肝の止痛もなければ膿瘍とも考へられず︑今翻って下命静賑欝血に就て考ふるに︑肝静
賑が下命静脈に開口する所︑或はそれより上方に狡直下は閉塞ある時は︑下塞静脈の欝血のみならず同時に
門静脈の欝血を起すは當然にして︑本例の如く門静脈と同時に下室静脈欝血ある場合には肝静脈の開口部或
はそれよ5上方に於ける下塗静逸の狭窄或は閉塞を考ふる方穏當ならん︒然らば下至宝賑の加養或は閉塞は
如何にして起りしや︑從隔餐腫瘍︑動脈瘤︑其他の腫物によりて下問静脈が外部より歴迫されて狭窄︑閉塞を起
すことあるも本位に於てはレ線槍此上にも其等を謹明し得ざれば胸部下柵工脈には其々の病獲なかるべし︒
徽毒性病魔或は血栓によりても下塞静賑の墨壷︑閉塞を起し得るものにして本籍に曾ては前蓮の如く徽毒性
病獲は否定し得るも︑十六歳の時所謂全癒氣にて胃痛を起し︑其治療中に﹁メヅザ﹂頭現はれπるものなれ
ば︑所謂胃脚氣の胃痛なりしものが︑或は下心静脈の血栓の爲に起りし愈愈なりしゃも知れず︑從って血栓
は否定し難し︒其他又先天的にも下塞静脈の狭窄或は閉塞は起b得るものらしく︑本例は若年に﹁メヅザ﹂頭
を起し煽るものなれば︑或は先天的に肝静脈開口部或はそれよう重々上方横隔膜通過部に於て下塞静脈の狭
窄或は閉塞を起し贈るものに非ずやとも考へ得らる︒併し何れにしても欝血のみにては肝表面の穎粒を説明
し難く︑又︑前述の如く愈々を生ずる病氣が十六歳頃よ参始まりたるものとも考へられず︒然らば本例は下
塞静脈の狭窄或は閉塞にも非ざるか︒十六歳より﹁メヅザ﹂二期はれて二十幾年問格別の故障なく経過せし
ものが最近に買う黄疸現はれ︑高度の腹水起多遽に生命を奪はる﹂に至りしは何を意味するや︒之れ恐らく
欝血の爲肥大せる肝に︑最近薪に懸章を作る病氣を螢生し︑共融に磯生せる穎粒状病⁝愛の爲に腹水︑黄疸を
起し︑遽に生命を奪はる︑に至りしものならん︒然らば其最近新に登生せる肝臓病は如何なるものなりやと
云ふに顯粒を作るものは前述の如く︑癌︑徽毒︑膿瘍等にして︑其中後二者は前述の如く否定し得るも︑癌は
此際否定し得ず︑從って︑本例の診断は衣の如きものならん︒
臨林的診断︑一︑下塞艀賑⁝挾窄或は閉塞︑︵部︐位は肝静脈開口部或はそれより一々上方横隔膜通過部︑登生
の時期は若年若しくは胎生時︶二︑原薬食肝臓癌?︵近年新に螢生︶三︑脚氣︒
蹄善管皿 Gぴ2蝕①○び一一け︒露謡§飾20り言ヨ琶一①ぎ署︒口曾茸餌 ︵げ㎝ぎ℃特長豪語︒鉱︒g量冨︒び鵠簾︒甲 ぎコU﹁●
ω呂勲養¢げ費暮犀聾しn9ヨン自簿Φ闘空色讐o丁目岩巴⁝N西岸ロ畠︒賢臣pζ
熱囎吟響麟盤富醗藩α譲一湯鉢硬11〃翻髄鍮詣
島・購吟認騨蕪&O轄i勢謎硬鼻
丑単醐鍋蝋難呂㊤19一薄一誹渤.禦齢
田卦灘醗佃瀞唖灘黙旨;珈油爵郵 爵弩牙﹁図弛鷲二一畠¢昌q江く︒泰謬鋒塁.同︒オぞ 団︒ψげ譜ハp¢客撹︻艶︵艶窯9●
解講的所見︵佐藤敷授執刀︶
中村胴鮭下空晶騨脈閉寒⁝症蕪原嚇簑轍μ肝臓﹂癌夙兼陶⁝鋳網の一割始聯例第三巻 二九九
32
中村一1下空静脈閉塞症蕪原獲性肝臓癌余脚氣の一剖穣例 第三巷 三〇〇
身長一⊥ハ五糎︑臆想申等度︑全身に高度の黄疸あり︒顔面は汚黄色にして角膜混濁︑輩膜は黄色を呈す︒
腹部は膨隆し空位に於て約八五糎︑波動を呈す︒下瓦身に高度の浮腫︑前腹壁に於て側枝血行著明にして
引ーデ頭を形成す︒側腹壁に於ても静脈嬢張及静脈瘤形成あム︒
腹腔を開くに黄色にして僅かに血性を呈せる腹水約七〇〇琵を容る︒萎縮したる皮下脂肪織の問に高度に
搬張迂曲せる静賑あり︑恰も蛆矧の這へるが如し︒大網膜は脂肪に富み籏張し柁る血管あり︒游離縁は上方
に醗韓し一部は盲腸及膿壁腹膜と癒着す︒肝臓は腫大し其下縁は右側肋骨弓より五横指︑表面は凹凸不軍にし
て夫等は實に小なる顎粒歌を呈す︒横隔膜高位は爾爆撃第五燈心︑腸管は膨満し︑腸問膜淋巴腺は腫脹せず︒
腸問膜は脂肪に富み浮腫性なり︒脾臓は腫大し横隔膜と癒着す︒
胸腔︑雨側共肺肋膜ば胸廓肋膜と癒着す︒
心臓︑心嚢内には約三〇琵の號珀黄色耳順あり︒心臓は拳大にして巾着型︑重さ三五〇琵︑心外膜下脂肪
織はよく登育し︑早歌動脈には憂化なし︑心臓の後面には多数の盗血斑あり︒心内膜︑筋層共に黄色を帯び
辮膜装置には獲化なし︒卵圓孔は既に閉塞せり︒他に特記す可き事なし︒
胸腺は脂肪獲性す︒
肺臓︑左筆容積及硬度を増加す︒肺肋膜面には繊維素の苔あり︒葉問肋膜も亦互に癒着す︒上葉の上部僅
かに氣腫歌を呈す︒割面に曾て欝血及結締織の塘殖あり︒血液沈降をも見らる︒氣管枝粘膜は俘聖歌︑血液
︑浸潤す︒肺門淋巴腺炭粉沈着あり︒右翼︑容積硬度共に増加す︒割面に於て大膿左肺に同様︒
肝臓︑二九×一九×二ご糎︑二四〇〇屍︑色彩雑然とし︑被膜は繊維性に肥厚し且緊張す︒表面殊に右葉
表面に於て大なる凹凸ありて硬度増加す︒後面及聡察静脈肝臓通過部を観察するに肝門馬に於ては結締織強
く増生ず︒尾状葉は腫大し硬度増加す︒横隔膜を通過する下湯静脈幹は約一壷位の匪域に亙りて全く閉塞
し左右肝静脈本幹及横隔膜静止開口部は全く不明なう︒閑塞部の下方約二糎位は静脈内膜面粗造且肥厚す︒
尾隠隠より來る艀全霊開口部のみは粗造面内に其存在を認め得るも杢く閉塞し居れり︒横隔膜を既に逼過せ
りと思はる\下塞艀脈幹は漏斗状を呈して鍛練に移行す︒
門脈系統には血栓及特記す廉き直なし︒肝臓の割面を見るに癌性獲化し遺る肝實質は黄緑色を呈し︑自家
轄移結節多藪あり︒.原登霞は殆ど不明︒右葉も共に癌性獲化し全く健康なる肝組織を見る事能はず︒膿嚢は
濃厚なる膿汁を以て充され膿軸壁は硬度及厚さを増す︒叉膿嚢頸部と門静脹との問に鶏卵大の結節あり︒結
節壁を開き見るに旗益せる総立膿管にして其の中に約母指頭二倍無位の緑色塊を入る︒割面を見るに次白色
なる癌組織と謄汁栓との混合物なり︒
脾臓︑二〇×一二×風息︑六九〇屍︑腫大し︑被膜緊張す︒表面難色を呈し被膜の肥厚所々に存在す︒割
面に於て髄質暗赤色にして脾材著明︒
胃︑粘膜鍛壁少なく粘膜下出血あり︒殊に胃街に於て著明︑黄色液膿の内容を容る︒十二指腸粘膜出血性
なう︒ 食道下牛部静脹瘤形成著明なるも破錠せるものなし︒
腸管は浮腫状を呈し欝血あう︒粘膜下にも毛細管出血あう︒盲腸粘膜は黄色を呈す︒無膿汁野糞を容る︒
膵臓︑欝血し浮腫状を呈す︒
腎臓︑左側一五×入×五糎︑三五〇琵︒腫大し︑暗赤色︑硬度増加す︑割面︑被膜剥離容易にして表面滑
澤︑欝血及黄疸あづ︒腎實質は杢般に狭く腎孟の傘張あり︒脂肪組織増殖し之を補充す︒髄質︑皮質の境界
中村H夏空離脈閉塞症廉原爽性肝臓癌兼脚氣の一剖検例 第三巻 三〇一
.o,4
中村口下空麟西漸雛閉由塾症蕪原軸霞性肝階脚癌猷兼脚﹄氣の一剖論備例 第三谷 三〇二
不明︑髄質に多藪の小嚢腫あり︒腎圓錐は扁雫なり︒
右側︑一五×八x五悪︑二八○琵︑左側に同じ︑膀胱は充満す︒粘膜は黄色﹁バ〃ケンし著明︑膣粘膜黄色︑
子宮の大さ七×五糎︑筋組織及内膜に鍵綾なし︒輸卵管凝綾なし︒
卵⁝巣は爾側共母指頭大︑左側のものは僅かに硬礎質︑黄膿は萎縮す︒右側卵集も硬個性︑一個の﹁シヨコ
ラーデン﹂磁澱腫あ・9︒
解剖的診断
一︑下室静脈の横隔膜蓮三部に於ける完益閉塞︑ご︑原登算肝癌︑三︑謄躍の癌性浸潤及癌組織の侵入に
よる総輸謄管の嚢状蟹張及閉塞 四︑慢性欝血による脾腫 五︑爾側腎臓の欝血性硬化︑補察性脂肪過多︑
六︑欝血肺及水腫 七︑食道下牛部に於ける静脈瘤形成 八︑胃腸の欝血性加答見及水腫 九︑心臓の援張
性肥大 十︑大網膜の腹膜板との血管性癒着及静賑異形成 十一︑爾側癒着性肋膜炎 十二︑前腹壁に於け
るメヅザ頭 十三︑爾下腿に於ける浮腫 十四︑腹水 十五︑黒身の黄疸
組織的所見
心筋︑照度の褐色萎縮及心筋噺裂あり︒心外膜及筋問結締織内に於ける血管は鑛製し血液を以て充満す︒
肺臓︑著明なる欝血像を示し欝血性水腫︑血液濾出及肺胞上皮の剥離あり︒
肝臓︑藪ヶ所を取りて槍せるに一般に問質の増殖非常に強くグフソン氏鞘及中心静脈の圃別不明なり︒癌
索は充母性のもの中央部が既に壊死に陥入れるものあり︒癌索内には周園の問質より更に新生毛細管に侵入
し︑藪個又は十藪個を含有する小群集を作り聖駕等血管周園の結締織の増殖して癌胞集の萎縮を來せる部分
あり︒﹂昇等癌索にては殆ど総てに膿汁分泌あり︒細胞は大小不同︑中に輩核叉は数個の核を有する互大細胞を
35
混ず︒.核は一般に染色質に富む︒問質には多藪の毛細管存在し其問に謄管及假性器管の形成あb︒碕張き欝血
像を示し正常肝組織残存す︒或は肝細胞の脂肪礎性強く一聯集が賢く脂肪肝の像を呈し︑叉壊死を俘ひ間質
に封ずる關係が恰も黄色肝萎縮に於ける如く其の境界不㎎瞭なるあ昏︒此部の問質には炎性細胞の浸潤著明
なり︒爾假性膿管の増生及肝細胞の鼎坐増殖も見らる︒避難管内に腫瘍細胞の栓塞せるもの多数あり︒或は
癌索は舟正常肝組織に類し其邊縁部に於てはむしろ腺様増殖に似たる構造を示す︒︑間質は僅かに増殖し接張
せる門脈︑肝動静賑及謄管を有するグー引ゾ︑氏鞘と一方中心静脹の彊張及其周園結締織の増殖し肝細胞が島
嘆歌に悪党れ居る部分あり︒絡輸膿管内に於ける癌索を見るに謄汁色素の外出血及癌組織を認む︒
脾臓︑著明なる欝血脾の像を示し被膜に近き部に出血竈あり︒淋巴濾胞萎縮す︒被膜は結締組織増殖し其
表面に亘大細胞を混ずる癌組織あり︒
腎臓︑杢膿に問質毛細管の出張あり︒問質の増殖は殊に髄質に於て著明なり︒爲に細尿管は萎縮歌態にあ
り︒中には嚢腫歌に籏蓋し︑内膣に同質圓柱を容る︒或は無機圓柱を容る\細尿管あム︒
食道︑粘膜に於ける静脈及粘膜下結締織内の血管は強度に籏溢し︑血液を以て充満す︒筋冒に於ては蝋様
穫性を示せる筋繊維散在性に混合す︒
胃及腸管粘膜には欝血性の加答児あウ︒
下塞静語幹殊に其の肝臓通過部に於ける下空静脈の狭窄乃至閉塞の成因に就て先進諸家の諸子紛々として
一致する所を知らざる状態なるも大毒に之を先天的形成異常と後天的箆鷺とに美並する事を得︒後天的病凝
には静脈自己の原標的病凝によるものと他部位より病礎の轄移的に叉は浸潤性に蔓延せるものとに匿別せら
る︒後天的而も他部位の病礎に績醜し柁るものに於ては肝臓叉は他の近接臓器に腫瘍登生し選評迫によりて
申村11下空血脈閉塞症兼原嚢性肝臓癌難脚氣の一剖槍例 第三巻 三〇三
申村下空静脈閉塞症廉原登性肝購甲癌兼脚氣の一剖論伽例 第三巷 三〇四
起るものあり︒叙勲室静粛の下腹部に於ける血栓形成が上方に蔓延し︑又は他部位より轄位し或は右心房よ
り逆行性栓塞として該.部を閉塞することあり︒街木村氏は肝臓に護嚢腫叉は徽毒性肝間質炎存在し︑之の歴
絡繰は結締織増生による疲痕性牧縮によウて下察静脈の狭窄することありと述べ霊魂園炎症機轄の波及によ
る血管壁自己の吾吾を原蚕的とし寧ろ血栓形成の二次的にして軍に閉塞を完全ならしめ把るに過ぎざる場合
多きことを主張せられ︑西川氏の其誘因の如何なるものにもせよ閉塞を起すべき直接的原因は総て血栓形成
によるものなウとの説に反駁を加へられπり︒こ\に於て濁り肝静脈開口部附近にのみ狭窄乃至は閉塞の何
故に來るべぎやに就ては長與︑高橋泣訴クレツッ西川長雨にオスカルマイや子等の法喜に於ける血液混流に
よる血燧充進は局部の静脈内膜に雷鼓を虚し︑其上に血栓形成を饗すならんと云ふ読も其成因の一部なりと
認められπり︒術爾氏は正常なる静脈に斯ても肝臓通過部下室静脈に限局性斑謡歌の内膜肥厚あり︒殊に左
上艀脈開口部下縁帥ち胎生時の効釧−舶千釧ス氏静脈幹開口部の閉鎖しπる所に於て最も著明にして三部は生
理的に殆ど総ての人に一種の限局性内膜硬獲の存在する部分にして更に何等かの原因の追加せられる時には
容易に血栓形成の見らる書く︑帥ち該部に於ける静脈内膜自己の菱化及其の墓礎の上に原螢的血栓形成読を
圭直せられπり︒街クレツッ氏は下塞静脈は靱帯及左右肝静脈を介して肝臓と云ふ一つの大なる臓器を提墨
して居るを以て從って機械的刺戟を受け易き部なりと推論し且此部は下室静脈及左右肝静脈の如き異なれる
血流の混血する部にして疎簾膣内語をも關淫する部分なる故に内膜の機械的損傷の上に血栓形成を來すもの
なbと云へり.
以上の如き色々の登生的原因を以て本例を考ふるに徴毒性凝化は肝臓に全く斯る獲化の見られざりし事叉
脾腫も輩純なる欝血に過ぎず︒且生前ワ氏万慮陰性なりし事より之を否定す︒
肝臓叉は近接臓器の腫瘍に依る塵迫︒之は肝臓癌ありし温海歴迫とも考へらる\も臨監的経過が久しかり
しに徴し且病理解剖的所見によう塁塞静脈幹の笹野乃至は閉塞を主因とする循環障碍によりて先づ欝血性肝
硬鍵症を績登し次で肝臓癌を登生し把るものならんと考へらる︒
衣に先天的形成異常なりとなす説を敢て否定するものにはあらざるも之を圭張す博き革茸をも登見し得ざ
りしなり︒本例も恐らく若き時代に於て上記のレン・肉ック︑長與︑高橋氏等の圭乱せる該部の内膜の肥厚並
に血流の異常が血栓性静脈内膜炎を成立せしめ︑次で共血栓の組織化により艀脈幹の狡窄を來し︑其が長い
問に遽に全く閉塞するに至り︑それより上方横隔膜高位に迄廣く閉塞せるものと考ふ︒
本楯の肝臓癌は先にも述べし如く下室静脈閉塞が肝臓に向って慢性欝血を愉し途に欝血性肝硬礎を招來
.し︑之に或刺戟の加はりて績登的に肝臓癌に憂化し其結果左右肝静脈の閉塞せるものと思惟す︒
結 論
一︑本例は三十八歳の女子に實験せる下塞静脹脛の肝臓通過部の上方帥ち横隔膜部が完全に閉塞せるもの
なり︒ 二︑本例の臨躰女王過殊に禮表に於ける副枝血行の出現より推定するに此下察静脈幹の狭窄乃至閉塞を起
してより十飴年を経過せるものと思惟す︒
此上室静脈幹の完全閉塞の病理に就て先づ先天性登育異常を考へざる可からざるも本例の下林静脈幹は横
隔膜下部に於て完全に閉塞し居筋ど其の上下部には其上膣存在し且其他に先天性異常たるを推定する所見を
有せざるなり︒依って本例は後天性に登現せるものと考ふ︒建ち該静脈幹は内膜乃至血流の關係上若き時代
に於て血栓性静脈内膜炎が起りて其組織化が該部を⁝挾窄乃至閉塞せるものと臓ふ︒
中村午下空静脈閉塞症兼原酸性肝臓癌衆脚氣の一割検例 第三巻 三〇五
,38
中村H下空静脈閉塞症条原焚性肝臓瘤条脚氣の一剖検例 第三巻 三〇六
次で之に績澄せる慢性欝血性肝硬葉に肝細胞癌が畿生し︐之等の二次的病憂によりて該部狭窄部乃至閉塞
部は剖槍せる如き弛き最下に亙りて完全なる閉塞を惹起せしめセるものと考ふ︒
親りに臨み御懇篤なる御指導と御校閲を賜り党る今村教授︑並びに病理解剖學的槍索に封し御指導御教示
を仰ぎし佐藤教授並びに病理學教室の方々に謹みて暴民の意を表す︒省解剖を承諾せられし患者家族の御好
意を謝す︒
追
加
今
村
明
光
本例は次の如く種々なる粘に於て興昧ある一例である︒汐先づ第一に下空心脈の閉塞は稀有なる疾病にして︑本浦を門静脈の欝血と同時に
下空艀脈の欝血と考へたるは島傍の周圃に於ける皮膚静脈の籏張と同時に鼠震靱帯の邊より上方に向へる静脈擁字並に腰部の静脈鑛張ありて
其々の血流が下方より上方に向へるためである︒第二に本例のメヅサ頭は極めて蒋明で︑これは本病が若年或は胎生時代︑ 即ち膳静脈の内腔
が僅に一部分閉塞せるか︑ 若しくは少しも閉塞せざる時期に︑起りしためであらう︒ 第三に解剖上大網膜が腹壁と血管性癒着を起して自然
にタルマ.氏手術が行依れし襯を呈し︑この大網膜の血管性癒着とメヅサ頭の著明なる畿育とのために肝脾には著明なる欝血があるにも不拘腹
水は最近肝癌の塾生迄起らずに経過したもので︑若し癌さへ起らなかったら今後荷ほ幾年かの指命を保ち得たであらう︒第四に欝血肝に癌を
獲生する揚合は恐らく稀有にして例へば心臓辣膜障害によれる欝血肝は可なり屡々見るものであるが︑ かエる揚合に肝癌を起したる例杖淺學
にして経瞼に乏しき自分は未だそれを知らない︒
追
加
佐
縢
清
重落は下墾静脈の横隔膜蓮過慮及左右肝静脈開口部が完全に閉塞して居た︑此閉塞が先天生に出癖たものであると云ふ論を否定する事は出
來ない︒然乍ら此閉塞は次の如くにして成立したものの様に考へられる︒即言閉塞部に於て牧畜及滋賀より來る離脈幹は同時に閉塞して其闘
口部を見る事が出來ない︒故に此の部に於て血栓性静脈炎が成立し次第に櫓慌して斯如く閉塞するに至りたるものと考へたい︒其の理由として
i
第
一
圖 (甲)
・x
蕊箏:t
狽
1一
講
編
..一繊塵ま㌣ギ 達髪亀﹁夢雷婆内夢藤﹁ρ︷p睾﹁囁
尉1;駅ジ螺
醗婆灘
Y一 . , 1 p十t
悔w鎗講
繕:懇灘灘ジ鋤
・薄恥撫箏囁函駈.ビ 脳譲
難螺
譲義理 繍雛
織;
轟
疑 灘
融
藏
囁t t・i隔囁ヒ評ア壽1,/1;,∵、澱識
㌧:鷲慨 配蝶i ,,.11 浜轟内
遥;㌦…;・、;鷲i=」1囁ilil縛i麟
「鐸 c、陰i囁二
・/魑1撃1:勲
tt/t ,卜
, P,II/ig一,t,,.,t一/一/11
・tt 9.,/:箏曜
1籍蟻ii諭:
//べぎ肇, 奉辮囁 衰哺ド
翫
E/#
臥 囁i・/、・tttt.t,
・難・・嚇一一 ・1 t /「
i一 謝評 9内}ギ ー1団ll凝馬∴li:1;k 「ごi曳麟
磁≡幾
1/ :笥・噸塾
挿蹄 p
睾 箏 7ヒ↑赫 賦㌣湾内Pp
評﹁
り﹁卜﹁ げ
庚
遭や賊,
;・尋『rh
辮鞭
中
村 論 文
附圖
第
一 一一
圖
(乙)
漁私#襯・
//tt tttt
識;P 門生胃 tt芒 /t tt
/t,#、翻溜、石囁et=・§講「巳㌦
Cza, ,一,/・・/・:
r嘱.巴F∵1賀穫胃蔓・
/s t tvat 戸 轟ゴ コ商鳶巾 買L 「箏
編 ・繍ii麟箋灘鱗 帆:霞嬉薫鼻潔辮則画一tt tt撰
tt 詑囁囁弾罰,m
・騨 攣鰯
こ㌦
§国 譲嬢
了 ︐
h
霧
懸
勝
錘6 講灘縛一
琵F気囁 了
一/
黒議螺ャ;難.難 ﹂隙 欝欝講羅難選⁝讐 難霧戴
灘舞蜘.一 ・輌躍 幽 騨
羅瓢
豊融
・継妻藝懸;毒叢薦
麟
内;
...述べ 毛純tn・
t/tt/t睾tt t/
囁tt囁ら
///ttt^t;//tttl
囁箏 tt
㍍鞍
「バ囁、…:;織懸
/. . . . n,t
隷
響「
一t
醐鐡
腿.
鱒
こトニ をまヌ
繊 麗羅 麗麗 麗麗
﹄恥也鱈第 圖
第 圖
閉塞部位 下空静脈
一︑此の艀脹閉塞部ほ正常の艀脈に於ても左右肝整脈と下露欝脈と右心房より蓮流する血液とが常に混流する所である︒從って機械的刺戦を
常に受け居る部分にして肥厚性静脈炎は殆ど常ど常に存在し居治り︒
二︑此の部分は肝臓﹁と云ふ一つの重さを横隔膜を介して提Pあげて居る標な位置にある︒從って他の静脈部位より竜此都分は或る機械的刺戟
をうけて居る︒
三︑殊に左肝艀脈開口都はアランチウス氏欝脈管が生理的に閉塞する部分である︑閉塞部に於ては普通の静脈部より結締織肥厚の如き内面粗
造が出來得一る所である︒︵長興︑冑回橋氏︶
以上三っの因子を考へて見ると病理総論より云ふと欝脈内膜の粗造︑血液の義心は血栓を形成する動機となる︒本例も恐く若い時代に斯如
き關係より血栓形成を虚し︑其の組織化によりて誓脹の狭窄があった搬に思はれる︒其が長い間の内に閉塞と云ふ様な事になって︑肝臓に向っ
ては漫牲欝血を來し︑途に欝血性肝硬愛が出來た︒
この肝臓が或刺戟をうけて肝癌.に攣ったと考へたい︒左右肝静脈本幹の閉塞は肝癌のため起つた竜のであると思ふ︒
P.9
中村ーー下司僑⁝脈閉塞症条原護性肝臓瘤蕪脚氣の一剖検例第三巻 三〇七
Ein Sektionsfall der Obliteration der Vena cava inferior mit dem primären Lebercarcinom und der Beriberi.
Von
C. Nakamura
Aus der inneren Abteilung, Tokyo-medizinische Schule für Frauen (Direktor: Prof. Dr. A. Imamura.)
Eine 38jährige Hausfrau litt im r6. Lebensjahre angeblich an der "Magen-Beriberi"
(Epigastrialschmerz, Herzklopfen, Kurzatmigkeit und Ödem an Unterschenkeln).
Während der Behandlung derselben Krankheit entwickelten sich alImählch mehrere medusenkopf:ihnIiche Venenerweiterungen in der vorderen Bauchhaut ungefähr im Laufe eines Jahres. Doch hatte sie danach über 20 Jahre lang kein besonderes Kran- kheitsgefühl, bis neuerlich der Ikterus auftrat. Unter diesen Zuständen besuchte sie unsere Klinik und wurde sofort aufgenommen. Dabei konnte man nachweisen neben dem Ikterus und den medusenkopfähnlichen Hautvenenerweiterungen im oberen Ba- uch noch einige in den seitlich-unteren Bauchteilen und in der Lenden von unten nach oben laufende, geschlängelte Hautvenenerweiterungen, Milzvergrösserung (Sta- uungsmilz), Lebervergrösserung mit einigen daumenspizgrossen Buckeln, Herzvergröss- erung, systolische Geräusche in der Herzspitze und im Pulmonalostium, Accentuation ,des 2 ten Pulmonaltons und Fehlen der Kniereflexe. Danach traten noch der hochgr-
adige Ascites und die Hypästhesie der Unterschenkel hinzu, und endlich starb sie etwa 4 Wochen nach der Hospitalaufnahme unter der allgemeinen Schwäche und der Bewusstseinstörung. Darauf wurde die Sektion ausgeführt unter der klinischen Diagn- ose der im r6. Lebenahre oder in der fötalen Zeit entstandenen Verengerung oder verschliessung der Vena cava inferior, entweder in der Einmündungshöhe der Vv.
hepaticae, oder in der Zwerchfellhöhe, mit dem sich neuerlich entwickelten, primären Lebercarcinom und mit der Beriberi; dadurch wurde alles sicher nachgewiesen, die vollständige Obliteration der Vena cava niferior in der Zwerchfellhöhe der primäre Leberkrebs und das Beriberi-Herz. (Autoreferat) .