の電力使用量 TE を最小化する送配水量 Q に関する最適
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(2) 土木学会第68回年次学術講演会(平成25年9月). Ⅶ‑058. 3.ケーススタディの結果と考察. する QP モデルを用いた最適化手法を提案した.ケース. 電力使用量 P の推定等に用いるデータは,2010 年 4 月. スタディの結果,ある時間帯において MILP モデルと QP. から 7 月までの各送配水ポンプの時間毎の情報である.. モデルの解に差異があることが示されたが,両者の電力. 本分析では,対象期間の内,最も需要量が大きい 7 月 24. 使用量の削減効果には顕著な差異は見られなかった.今. 日のデータを分析対象日として,当該日の 1 時間毎のシ. 後の課題として,導水,浄水プロセスを含めた水運用に. ミュレーションを試みた.まず,QP モデルによって計算. ついて検討し,東京都全体の水道システムにおける電力. された送配水量 Q に基づいて電力用量 P を試算した結果,. 使用量の削減に関する研究に発展させる必要がある.. 全ての時刻において実績値よりも小さい電力使用量とな. 【参考文献】. ることが明らかになった.H 浄水場,A 浄水場,N 給水. 1) 堀江俊樹,小泉明,荒井康裕,稲員とよの,増子敦,村山 孝之,橋本貴,櫻井義洋:送配水過程におけるポンプ電力 量の特性比較,第 62 回全国水道研究発表会講演集, pp.458-459,2011 2) 増子敦,橋本貴,芦田裕志,田村聡志,荒井康裕,小泉明: 電力原単位回帰式を用いた送配水エネルギーの最小化に関 する研究,水道協会雑誌,第 930 号,pp.2-10,2012. 所の送配水比率について,MILP モデルと QP モデルを実 績値と共に比較したものが図-3 である.MILP モデル及 び QP モデルでは,現状より A 浄水場の流量を減らし,H 浄水場及び N 給水所の流量を増やすという傾向が共通し て確認できる.しかし,その増減量に関しては傾向が若 干異なっている.. A浄水場. H浄水場. N給水所. 100%. そこで,この送配水量パターンの差異を考察するため,. 21.0%. 27.6%. 48.2%. 36.3%. 30.8%. 36.1%. 実績値. MILP. +1.4%. 29.0%. c1 0.023. 36.3%. c2 0.150. 34.7%. c3 0.089. 80%. 送配水量の配分比. H 浄水場と N 給水所に対して 2 つのモデルの最適解(各 時刻の送配水量)に着目し,これを時系列に示したもの が図-4 と図-5 である.時刻 0,1,2,6,7,22,23 時(図 中に丸印で示した時刻)において MILP モデルと QP モデ. 60%. ±0%. 40%. 20%. 1.4%. ルの最適解の選択が異なっており,QP モデルは MILP モ 0%. デルに比べ H 浄水場の流量を増やし、N 給水所の流量を. QP. ※エネルギー原単位の平均を ci (kWh/m3)とする。. 減らす傾向にあることが示されている.この時間帯は,K. 図-3 最適解の結果比較. 給水所及び O1,O2,O3 の合計の需要水量が 55,000[m3] 前 35000. 後から 75,000[m3]弱の中流量時である.また,H 浄水場に. 30000. 着目すると,時刻 0,1,2,6,7,23 時において MILP. 実績値. MILPモデル. QPモデル. 送配水量[m3]. 25000. 3. モデルの最適解が 15,684[m ] に対して,QP モデルでは 17,160[m3] ,18,953[m3] ,19,971 [m3]のいずれかの流量を 選択している.これは,MILP モデルでは「非効率範囲」. 20000 15000 10000. 5000. で の 選 択 を 避 け る た め ,「 効 率 範 囲 」 の 上 限 流 量. 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23. 3. (15,684[m ])までの範囲で解探索を行ったことを示して. 時刻. おり,QP モデルではその上限流量を若干上回る水量範囲. 図-4 送配水の時系列グラフ(H 浄水場). で解探索を行い,連続した 2 次曲線による近似の優位性 35000. を示している.このような最適解を選択することにより,. 30000. 実績値に対する MILP モデルの電力使用量の削減効果は なった(ただし本試算では,水圧や水質の確保について. 25000 送配水量[m3]. 8.3%に対し,QP モデルでは 8.5%期待できる試算結果と は考慮していない) .. 20000 15000 10000 5000. 実績値. MILPモデル. QPモデル. 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23. 4.おわりに. 時刻. 本研究では,従前の MILP モデル最適解との相違点を. 図-5 送配水の時系列グラフ(N 給水所). 明らかにする目的の下で,電力使用量を 2 次曲線で近似. ‑116‑.
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