未来社会をプロデュースするICT : 16.ストリーミング配信で「今」に感動を与える-放送コンピューティングによる未来型コンテンツ配信サービス-
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(2) ストリーミング配信で「今」に感動を与える. ∼放送コンピューティングによる未来型コンテンツ配信サービス∼. ︻ 若手プロデューサ . 16. ら再生している点でストリーミング配信 といえる.動画共有サイトでストリーミ ング配信によりすばらしい歌声を披露す. 高品質な配信方式. ることで世界中の利用者に感動を与えら. 分割放送方式. 選択型コンテンツ. サッカー中継(90分). S2. S1 時間. 動を伝えることは重要な要素の 1 つであ. 2.6分. チャネル1 (5.0Mbps). ・・・. チャネル2 ・・・ (5.0Mbps). る.しかし,ライブ放送されているサッ. 12.9分. 77.1分. S1 S1 S1 S1 S1 S1 S1 S1 S2. データ受信要求 データ再生開始 15.4分 ユーザが再生 S1 している様子 (1.0Mbps). カーの試合でも会場での観戦を好む人が. 10 ︼ . れた.ストリーミング配信において,感. 高臨場感なコンテンツ. ・・・. S2. ・・・. S2. ・・・. 「今」に感動を与える ストリーミング配信. いるといったように,現状のストリーミ ング配信では十分に感動を伝えられてい. 高機能な視聴システム. ない.そこで筆者らは『ストリーミング配. 放送通信融合型視聴システム. 信で「今」に感動を与える』をマニフェスト として掲げる.単にライブ放送で今の感 動を伝えるという意味だけではなく蓄積 されたコンテンツの視聴により今に感動 を与えるという意味も含まれる.そのた. 図 -2 「今」に感動を与えるストリーミング配信. めには以下を満たすコンテンツ配信サー ビスが必要になる(図 -2).. ィジタル化 5 周年の 2016 年に,記念イベントとし. • 高品質な配信方式. て試験配信を予定している.これにより今後,家に. 今の感動を大切にするため,再生途切れ時間や視. いても要求するとすぐに,他の視聴者と一緒にサッ. 聴開始までの待ち時間の短い配信方式が求められる.. カー場で試合を観戦している雰囲気でコンテンツを. • 高臨場感なコンテンツ. 楽しむことが実現でき,人々はまだ誰も知らない. 感動を伝えるため,視界すべてに精細な映像を表 示でき,周囲の雰囲気を再現できる臨場感の高いコ ンテンツが求められる. • 高機能な視聴システム 感動を分かち合うため,コンテンツに関する感想 を他の利用者と共有でき,付加情報も表示できるよ うな視聴システムが求められる.. 「今」の感動を体感できる. 参考文献 1) 総務省,情報通信白書,平成 22 年版,pp.199-207 (2010). 2) Yoshihisa, T., Tsukamoto, M. and Nishio, S. : A Scheduling Scheme. for Continuous Media Data Broadcasting with a Single Channel, IEEE Trans. on Broadcasting, Vol.52, Issue1, pp.1-10 (Mar. 2006). 3) Gotoh, Y., Yoshihisa, T., Kanazawa, M. and Takahashi, Y. : A Broadcasting Protocol for Selective Contents Considering Available Bandwidth, IEEE Trans. on Broadcasting, Vol.55, Issue2, pp.460467 (June 2009). (平成 22 年 10 月 31 日受付). 前述したように,高品質,高臨場感,高機能なス トリーミング配信サービスを提供するためには放送 と通信の真の融合が必要であり,放送コンピューテ ィングにより実現できる. 筆者らは,分割放送方式による高品質な配信方 2). 式 ,選択型コンテンツによる高臨場感なコンテン 3). ツ ,放送通信融合型視聴システム Brossom による 高機能な視聴システムを研究開発し,「今」に感動を 与えるストリーミング配信に着手している.完全デ. 義久智樹(正会員)[email protected] 2005 年大阪大学博士(情報科学).京都大学助教,カリフォルニ ア大学客員研究員を経て 2009 年より大阪大学准教授.ストリーミン グ配信,センサネットワークに関する研究に従事. 後藤佑介(正会員)[email protected] 2009 年京都大学博士(情報学).同年より岡山大学大学院自然科 学研究科助教.放送コンピューティングおよび放送通信融合技術の 研究に従事.. 情報処理 Vol.52 No.1 Jan. 2011. 63.
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