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[ 目次 ] 現況分析編 第 1 計画の目的と関連計画の整理 計画策定の背景 計画の目的 関連する計画における公共交通関連施策など... 3 第 2 本市の概況 地域の現状 公共交通の現状 本市の公共交通に対する財

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(1)

平成 28 年 3 月

別 府 市

~地域公共交通を原動力に「まち」をまもり、「まち」をつくり、べっぷの未来を共創する~

(2)

[ 目 次 ]

現況分析編

第 1

計画の目的と関連計画の整理 ... 1

1 計画策定の背景 ... 1 2 計画の目的 ... 2 3 関連する計画における公共交通関連施策など ... 3

第 2

本市の概況 ... 6

1 地域の現状 ... 6 2 公共交通の現状 ... 18 3 本市の公共交通に対する財政負担状況 ... 27

第 3

バス利用実態調査 ... 28

1 ICカードデータの分析 ... 28 2 特定バス系統の実態調査 ... 31

第 4

本市の地域公共交通に関する利用者ニーズ ... 36

1 利用者ニーズ調査結果 ... 36

第 5

市民意向調査 ... 41

1 市民アンケート調査 ... 41 2 別府市内在住の留学生へのグループインタビュー ... 46 【参考】研究論文:FIT に対する路線バス利用促進のための情報提供の在り方 ... 49

第 6

公共交通を原動力に「まちをまもり、まちをつくる」ために留意すべき点 ... 55

1 本市の現状に合致した交通まちづくり政策の実施 ... 55 2 地域公共交通サービスの「カイゼン」 ... 56 3 地域公共交通網の再構築による移動の広域性の確保 ... 56 4 地域公共交通の運行持続性の向上 ... 57

別府市地域公共交通網形成計画・本編

第 7

別府市地域公共交通網形成計画 ... 59

1 本市における地域公共交通の基本方針 ... 59 2 公共交通に対する公費負担の在り方(本市の基本スタンス) ... 64 3 計画の区域 ... 65 4 計画の期間 ... 65 5 計画の目標 ... 65 6 目標を達成するために行う事業の概要及び実施主体 ... 66 7 事業計画 ... 68 8 目標達成に向けたマネジメント ... 74

(3)

第1 計画の目的と関連計画の整理

1 計画策定の背景

本市は、日本一の湧出量と源泉数を誇る、歴史と文化あふれる国 際観光温泉文化都市である。市内には約 3,300 人の留学生が勉学に 励んでおり、一般市民 38 人に対し 1 人の割合で留学生が暮らす、日 本でも有数の多文化共生の国際学術都市としても新たな成長を続け ている。 九州の北東部、瀬戸内海に接する大分県の東海岸のほぼ中央に位 置し総面積は 125.29km²である。西に阿蘇国立公園に属する由布岳、 鶴見岳の連山から波静かな別府湾に続く扇状地形であることから、 市街地の広がりには制約があり、既に比較的コンパクトな市街地が 形成されているのが特徴である。 また、平成の大合併においても、本市は他市町村との 合併を行っておらず、行政区域が拡大することなく今日 を迎えた。そのため、小規模集落や交通弱者等に対する 交通政策等について、これまで喫緊の課題として俎上に 上がる機会は少なかった。 現在、行政が主体となるコミュニティ運行は実施して おらず、市内のバス 4 路線に対する欠損補助が唯一の財 政負担である。 ところが、少子高齢化による人口減少などの要因によ り、市街地におけるバス利用者の減少やバス事業者の経 営悪化等が顕在化し、路線バスの在り方などを広範多岐に渡り総合 的に分析、解析するため、平成 24 年、市内全域において生活交通バ ス系統実態調査を実施した。 国も、急速な少子高齢化の進展と人口減少という直面する課題に対応するため、平成 26 年 11 月、 「まち・ひと・しごと創生法」を制定し、同年 12 月「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定 した。 本市においても、「まちをまもり、まちをつくり、べっぷの未来を共創する」ために、市が有す る様々な資源をより有効にいかしていきつつ、先人が築きあげてきた「誇り」を再建し、新たな「誇 り」を創生する挑戦を胸に、平成 27 年 10 月に別府市総合戦略「まちをまもり、まちをつくる。べ っぷ未来共創戦略」(以下「べっぷ未来共創戦略」という。)を策定した。 さらに、平成 28 年 3 月には、本市の将来目標や政策を実現するために必要な施策を体系的に示 した平成 28 年度からはじまる 5 ヵ年間の総合計画後期基本計画を策定し、これからの本市の公共 交通に対する取組みを明文化した。 「別府市地域公共交通網形成計画」は地域公共交通のマスタープランとして位置づけ、これらの 関連上位計画と地域公共交通が果たすべき様々な取組を適切に結び付け、本市の地理的、社会的特 徴や都市構造を鑑み、これまでの調査結果等をもとに、市民や交通事業者等との連携のもと、観光 振興や都市計画などによる市内へのひとの流れを更に促進させ、生活の質の向上を図るとともに、 ひとまもりとまちまもりを推進するために策定するものである。 「別府の湯けむり・温泉地景観」 ≪国選定 重要文化的景観≫

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2 計画の目的

本計画は、「交通政策基本法(平成 25 年法律第 92 号)」及び「地域公共交通の活性化及び再生に 関する法律(平成 26 年法律第 41 号」に基づき、「べっぷ未来共創戦略」などの推進に向けた「別 府市にとって望ましい公共交通のすがた」を明らかにする地域公共交通のマスタープランである。 「別府市総合計画後期基本計画」を最上位計画とし、平成 27 年 10 月に策定した「べっぷ未来共創戦 略」に掲げる具体的な施策を具現化しつつ、「別府市都市計画マスタープラン」、「第2次別府市環 境基本計画」、「第9次別府市交通安全計画」、「別府市公共施設マネジメント基本方針」など関係 計画等との一体性を確保し、整合性を図っている。

(5)

3 関連する計画における公共交通関連施策など

(1) 上位計画「べっぷ未来共創戦略」

計画概要等 ア まちの将来像 ・「まち」をまもり、「まち」をつくり、べっぷの未来を共創する。 イ 人口ビジョンに基づく将来展望 ・目標人口 2010 年:125,385 人 ⇒ 2040 年:104,944 人 2060 年: 92,475 人 ウ 総合戦略の実施期間 ・平成 27 年度から平成 31 年度まで エ 基本目標の設定 《基本目標1》しごとの創生 資源(ひと・温泉)をいかして新たな価値を創り、儲かる別府に進化する。 《基本目標2》しごとの創生 多様性と受容性をいかして、別府に新しいひとの流れをつくり、受け入れる。 《基本目標3》ひとの創生 ひとを大切にし、別府で子どもを産み、育て、生きる。 《基本目標4》まちの創生 ひととまちをまもり、地域と地域が連携する。 公共交通と関係の ある記述内容 ア 基本目標:しごとの創生 ・外国人観光客増加に向けた受入環境整備(P18) ・ユニバーサルデザイン旅行の先進地に向けた整備(P19) ・二次交通の利便性向上(P19) イ 基本目標:まちの創生 ・生活の質の向上実現に向けた整備(P28) ・文化を切り口にしたまちの可能性の拡大(P32)

(6)

(2)

主な関連計画「

別府市都市計画マスタープラン」(平成 23 年 4 月改定)

計画概要等 ア 目標年次 2030 年(平成 42 年)(平成 23 年 4 月の策定から概ね 20 年) イ 将来の都市の構成(下図参照) ・ゾーン:今後とも自然環境と都市が共生するように、コンパクトな市街地を維持す ることを目指す。 ・軸 :快適な都市生活や別府らしい景観を高めていくため、市街地内外の骨格的 な道路、水、緑の連続性を高めていくことを目指す。 ・拠点 :日常的な生活圏のまとまりや都市サービスに必要な機能に応じて、周辺環 境に留意し、魅力ある拠点を育成していくことを目指す。 公共交通と関係の ある記述内容 ア 道路・交通の方針 (ア)公共交通の利便性の向上 ・駅への歩行者アクセスの改善や駅周辺のバリアフリー化などにより、公共交通の利 便性の向上を図る。 ・ノーマイカーデーなど、関係機関と協力し、公共交通の利用促進を図る。また、こ れらの取組により、温室効果ガスの排出抑制を推進する。 (イ)国・県・大分市などとの連携による、効果的な交通体系整備の検討推進 ・国や県、隣接する大分市などと連携し、交通体系の効果的な整備の検討を進める (ウ)別府駅・亀川駅におけるバリアフリー化の促進 ・別府駅・亀川駅においては、交通結節点としての機能を高めるためバリアフリー化 を促進するとともに、バス、タクシーなどを含めた乗継利便性の向上を図る。 ・別府駅、亀川駅の機能改善を図るとともに、新駅の設置について長期的な視点によ る検討を図る。 (エ)都市計画道路の整備推進 ・都市計画道路のうち、長期未着手路線については、今後の土地利用の動向、 交通ネットワークの在り方やまちづくりとの整合を図りながら、見直しを行う。

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(3) その他の関連計画

前述の「別府市総合計画後期基本計画」、「べっぷ未来共創戦略」及び「別府市都市計画マスタ ープラン」以外の分野別計画においても、地域公共交通の位置付けや取組の方向性などが明記され ている。 分野 名称 策定年月 地域公共交通の位置付けなど 環 境 別府市環境基本 計画(第2次) 平 23.3 (ア)別府市民が一体となって、自然と共生し、環境への負荷の少な い循環型社会の実現を目指すことが目的の計画である。 (イ)公共交通の位置付けとしては、バリアフリーのまちづくりの推 進や広域的な連携のもとでの交通需要マネジメントシステムの 導入、公共交通事業者・関係者との連携による公共交通環境の 整備や利便性の向上などが示されている。 交 通 安 全 第9次別府市交 通安全計画 平 24.3 (ア)交通事故のない、安全で安心して暮らせる本市を目指すことが 目的の計画である。 (イ)公共交通の位置付けとしては、「安全で機能的な都市交通確保 のために、路線バスなどの安全・優位性通行を確保するための 交通規制の積極的推進」、「環境に配慮した安全で円滑な自動 車の運行を実現するため、ITS技術を活用し、公共交通機関 の利用促進など」、「道路交通混雑が著しい一部の道路におけ るバス専用・優先レーンの設定、バス感応式信号機、PTPS の整備、パークアンドバスライドなどの促進」、「高齢者の交 通事故を抑止するために、高齢運転者の代替交通手段確保や運 転免許証自主返納支援制度の積極的な推進」が掲げられてい る。 財 産 活 用 別府市公共施設 マネジメント 基本方針 平 27.4 (ア)将来予測される公共施設を維持するための費用の負担の増加 を抑制すべく、健全な市政運営を今後も持続させていくための 4つの基本方針が掲げられている。 (イ)具体的には「施設の有効活用」、「長寿命化」、「維持管理費 用の縮減」、「施設の再編と圧縮」となっている。 (ウ)特に、「施設の再編と圧縮」では、既存施設を最大限有効活用 することとし、新たな施設を整備する場合は、原則として他施 設との複合化等に努めることとなっている。 (エ)仮に、施設の再編等が行われる場合は、新たな移動手段の確保 に向けた検討等を行うことが求められる。

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第2 本市の概況

1 地域の現状

(1) 人口特性

ア 総人口の推移 (ア)総人口は、1980 年の 13.6 万人をピークに、2010 年現在で 12.5 万人まで減少している。 (イ)国立社会保障・人口問題研究所(以下「社人研」という。)の推計によると、今後も減 少傾向は続き、2040 年には、10 万人を下回ることが見込まれている。 図 総人口の推移、将来推計(1920-2060 年) 出典:「まち・ひと・しごと創生」別府市人口ビジョン データ元:国勢調査(1920 年-2010 年)、社人研推計(2015 年-2060 年) (注)総人口は年齢不詳人口を含む。 1920年 1925年 1930年 1935年 1940年 1947年 1950年 1955年 1960年 1965年 1970年 1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年 男 20,094 24,98528,20030,45730,38546,13643,24246,749 48,64352,97754,68759,96761,52160,753 58,43157,37656,90557,39256,86855,58253,896 51,99049,98747,92745,79643,63641,485 39,27936,993 女 21,340 26,60130,45533,33035,74452,37251,62157,387 59,09165,96169,09973,92774,96474,022 71,90370,87969,61869,56768,51766,47164,069 61,39558,60055,71452,77249,92847,220 44,57641,936 総人口41,434 51,58658,65563,78766,12998,50894,863 104,136 107,734 118,938 123,786 133,894 136,485 134,775 130,334 128,255 126,523 126,959 125,385 122,053 117,965 113,385 108,587 103,640 98,568 93,56588,706 83,85578,929 94,863 136,485 125,385 98,568 78,929 0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000 人口(人) 総人口の推移、将来推計(1920年~2060年) 社人研推計 1950年(S25) 1980年(S55) 2010年(H22) 2040年 総人口 女性 男性 2060年

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イ 年齢3区分別人口の推移、将来推計 (ア)年少人口(15 歳未満の人口)及び生産年齢人口(15~64 歳の人口)が減少する中、老年 人口(65 歳以上の人口)は 2020 年までは増加すると見込まれている。 図 年齢 3 区分別人口の推移、将来推計(1920-2060 年) 出典:「まち・ひと・しごと創生」別府市人口ビジョン データ元:国勢調査(1920 年-2010 年)・社人研推計(2015 年-2060 年) ウ 障がい者の現状 (ア)本市の総人口に占める障がい者の割合は、約 7%である。 (イ)なお、「平成 27 年版障害者白書」(内閣府)によると、国民のおよそ6%が何らかの障 がいを有している(平成 23 年データからの計算)ことが分かっている。 図 種類別障がい者数及び総人口に占める割合 資料:別府市住民基本台帳・別府市第 3 期障がい者計画・第4期障がい福祉計画 (注)平成 26 年 10 月末時点 8,690 6,895 858 937 7.2% 5.7% 0.7% 0.8% 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 障がい者計 身体 障がい者 知的 障がい者 精神 障がい者 人口に占める 割合(%) (人) 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年 年少人口 29,268 26,020 21,059 18,037 16,203 14,878 14,098 13,490 12,532 11,494 10,607 10,109 9,623 8,952 8,152 7,413 6,830 生産年齢人口 92,148 91,332 88,709 85,653 81,589 80,142 75,598 70,397 66,884 64,476 62,070 58,928 54,714 51,288 48,568 45,049 41,415 老年人口 15,030 17,420 20,441 24,547 28,566 31,746 34,465 38,166 38,549 37,415 35,911 34,604 34,231 33,324 31,986 31,393 30,684 26,020 12,532 9,623 6,830 91,332 66,884 54,714 41,415 17,420 38,549 34,231 30,684 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 人口(人) 年齢3区分別人口の推移、将来推計(1980年~2060年) 社人研推計 生産年齢人口(15~64歳) 老年人口(65歳以上) 年少人口(15歳未満) 1985年 2020年 2040年 2060年

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(2) 人口分布

(ア)市街地部に人口集積がある一方で、中山間部には薄く広く人口分布がみられる。

図 別府市の人口分布(500mメッシュ単位)

(11)

(3) 高齢者分布

(ア)人口分布と同様に、市街地部に多くの高齢者の人口集積がある一方で、中山間部には薄 く広く高齢者が人口分布している。

図 高齢者人口の分布状況(500mメッシュ単位)

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(4) 高齢化率分布

(ア)高齢化率が 30%を超える地域が市内の中山間部のみならず、人口が集積している市街地部 にも分散してみられる。 (イ)高齢者人口が多いエリアの中でも、高齢化率が高いエリアや低いエリアが存在し、地区に よって高齢者の状況が異なることが分かる。 図 高齢化率の分布状況(500mメッシュ単位) 資料:国勢調査(平成 22 年)

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野口地区 境川地区 北地区 青山地区 西地区 南地区 浜脇地区 石垣地区 春木川地区 上人地区 亀川地区 朝日地区 大平山地区 鶴見地区 緑丘地区 南立石地区 東山地区 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 11,000 12,000 13,000 14,000 15,000 10% 20% 30% 40% 50% 高齢化率(%) 人口(人) (ウ)市内各地区の人口と高齢化率をパターン分類したのが下図となる。 (エ)高齢化率が 40%以上の地区は、東山地区・西地区・浜脇地区・南地区である。 (オ)各地区の人口をみると、平均的には 1 地区 7,000 人程度であるが、1 地区が 1 万人を超え るのは、朝日地区・鶴見地区・亀川地区・石垣地区であり、1,000 人に満たないのは東山 地区である。 図 各地区の人口特性パターン分類 資料:平成 27 年別府市住民基本台帳データ(平成 27 年 9 月末時点) (注)図のX軸とY軸の交点は、本市の高齢化率(平成 27 年 9 月末時点)と人口の地区平均値とした。 人口が多く、 かつ高齢化率 も高い地区 人口が多いが、 高齢化率は 低い地区 人口が少なく 高齢化率 が高い地区 人口が少なく、 高齢化率も 低い地区

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(5) 生活施設分布

(ア)市内には大規模な商業施設(床面積 1,000 ㎡以上)や医療施設等が複数立地しており、 広範囲に分布している。 (イ)県立別府青山高校・県立別府羽室台高校・市立別府商業高校が統合され、平成 27 年度に 別府青山高校と別府商業高校の敷地内に新たに別府翔青高校が開校した。 図 市内の主要施設の分布状況 資料:「全国大型小売店総覧」(東洋経済新報社)・大分県医療政策課資料など (注)統合される 3 校は平成 28 年度末をもって閉校となる。

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50%以上 30%以上 50%未満 10%以上 30%未満 5%以上 10%未満 5%未満 矢印(通勤割合)の凡例 別府市 (N=55,117) 40,823 (74.1%) 大分市 (N=220,321) 7694 (14.0%) 796 (1.4%) 4436 (2.0%) 843 (5.8%) 杵築市 (N=14,559) 由布市 (N=16,405) 695 (1.3%) 408 (2.5%) 日出町 (N=13,082) 1847 (3.4%) 2515 (19.2%) 国東市 (N=14,779) 161 (1.1%)

(6) 日常生活における市町村間の結びつき

ア 通勤流動 (ア)別府市民の通勤流動をみると、市内に約 74%、大分市に 14%が通勤している。 (イ)日出町から本市への通勤が約 19%みられるなど、周辺市町村から本市への通勤も若干み られる。 図 通勤流動 資料:平成 22 年 国勢調査 (注)1%以上の流動のみ図示している。本市への流動が 1%未満の市町にはN値を示していない。 上段の数値は人数、下段の数値は割合

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7,788 (84.3%) 別府市 (N=9,236) 宇佐市 (N=2,613) 860 (3.4%) 943 (10.2%) 38 (1.1%) 42 (1.6%) 55 (3.6%) 33 (2.0%) 37 (1.3%) 34 (2.2%) 20 (2.8%) 341 (27.6%) 172 (12.6%) 26 (2.9%) 79 (7.0%) 大分市 (N=25,486) 中津市 (N=3,472) 由布市 (N=1,528) 豊後大野市 (N=1,627) 豊後高田市 (N=907) 佐伯市 (N=2,800) 杵築市 (N=1,363) 日出町 (N=1,234) 津久見市 (N=719) 臼杵市 (N=1,581) 国東市 (N=1,129) 福岡県上毛町 (N=297) 4 (1.3%) 50%以上 30%以上 50%未満 10%以上 30%未満 5%以上 10%未満 5%未満 矢印(通学割合)の凡例 イ 通学流動 (ア)別府市民の通学流動をみると、市内に約 84%、大分市に約 10%が通学している。 (イ)日出町や杵築市から本市への通学がそれぞれ約 28%、約 13%みられるなど、周辺市町村 から本市への通学も若干みられる。 図 通学流動 資料:平成 22 年 国勢調査 (注)1%以上の流動のみ図示している。本市への流動が 1%未満の市町にはN値を示していない。 上段の数値は人数、下段の数値は割合

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ウ 日常生活における市町村間の結びつき (ア)県内市町村の日常生活からみた結び付きの中で、本市は、大分市や日出町、杵築市と密 接な結び付きがあることが分かる。 図 県平均以上の移動量がある日常生活の結び付き(地域間移動) 出典:「大分県県地域間幹線バス系統実態調査 報告書」(大分県地域間生活交通確保維持協議会・平 24.3) データ元:国勢調査、平成 19 年度大分県中心市街地等消費者動向調査報告書(大分県)、 平成 17 年度道路交通センサス(起終点調査) (注)買い物については、日常生活に必要不可欠な最寄り品の買い物動向を把握・整理した。通院については、自家用車(個 人使用)のうち、目的が「その他私用」で、かつ、目的施設が「医療・厚生・福祉施設」となっているトリップを通院移 動とみなして検討した。 (注)目的別に 1 人以上の出向が見られる市町村間の結び付きを抽出し、抽出した結び付きの移動量の単純平均を算出し、そ れ以上の市町村間の移動を図化している。移動量の単純平均:通勤 497 人、通学 77 人、買い物 1,595 人、通院 130 トリッ プ/日

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(7) 観光

(ア)市内全域に全国的にも著名な観光資源が複数分布している。市街地部では、別府八湯と 呼ばれる 8 つの温泉エリアがあり、郊外部では、九州オルレ別府コースになっている「志 高湖」や「神楽女湖」などが分布している。 (イ)本市は、全国的に知られる「国際観光温泉文化都市」であり、「国際会議観光都市」に も認定されており、毎年 800 万人以上の観光客が訪れている。 図 主要な観光資源の分布状況 出典:別府市観光まちづくり情報サイト「市街地マップ」(別府市ホームページ)など

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110,371 112,522 148,924 11,481 21,202 39,683 17,809 28,518 27,277 8,036 10,807 14,733 9,677 12,978 20,685 157374 186,027 251,302 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 H23 H24 H25 訪日外国人数計 その他 欧米 中国 台湾 韓国 (人) 23.4% 24.1% 25.2% 19.7% 18.3% 16.6% 11.5% 12.5% 13.7% 39.7% 39.4% 39.3% 5.7% 5.7% 5.2% 0% 20% 40% 60% 80% 100% H23 H24 H25 福岡 大分 関東 その他日本 外国人 韓国, 40.4% 中国, 7.2% 香港, 11.4% 台湾, 24.1% アメリカ, 1.1% カナダ, 0.2% イギリス, 0.2% ドイツ, 0.4% フランス, 0.4% ロシア, 0.1% シンガポール, 2.3% タイ, 7.6% マレーシア, 0.3% インド, 0.1% オーストラリ ア, 0.3% インドネシア, 0.1% ベトナム, 0.3% その他, 3.5% 平成26年 外国人延べ 宿泊者数の 構成 (ウ)本市に訪れる観光客の多くは日本人であるが、訪日外国人は 5%以上のシェアを維持しつ つ、ここ数年、訪日外国人観光客数が増加傾向にある。 (エ)訪日外国人の国籍は韓国が中心であるが、中国からの観光客のシェアが高くなってきて いる。 (オ)韓国や香港からの観光客は、旅行形態が個人手配の割合が高く、公共交通利用が期待で きる観光客であるほか、観光庁によると、韓国や香港、中国の観光客は、日本の旅行の 中で温泉入浴や旅館への宿泊に満足した割合が高いことが分かっており、本市の観光資 源(別府八湯など)を活用し、公共交通を利用した市内周遊が期待できる。 図 宿泊者の居住地 図 近年の訪日外国人観光客の推移と内訳 資料:「平成 25 年観光動態要覧」(別府市) 資料:「平成 25 年観光動態要覧」(別府市) 図 本市における外国人延べ宿泊者数の内訳 図 地獄めぐりや明礬・鉄輪温泉への行き方等 資料:九州運輸局 を質問する訪日外国人の列 (注)従業員数 10 人以上の施設 (JR別府駅総合観光案内所) (注)国籍(出身地)不詳を含まない。

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2 公共交通の現状

(1) 公共交通の運行状況

(ア)市内にはJR日豊本線が敷設しており、JR別府駅など 4 つのJR駅がある。 (イ)路線バスは亀の井バスと大分交通が、タクシー会社は 8 社が営業している。 (ウ)亀の井バスと大分交通が重複している路線は、主に、特急電車の停車駅であるJR別府 駅と亀川駅を結ぶ区間であり、具体的には、国道 10 号(大型小売店や医療施設、観光施 設等が集積)と別府駅と別府医療センターを結ぶ県道・市道に相互乗り入れしている状 況にある。 (エ)国庫補助対象地域間幹線系統「国大線」や大分空港アクセスバス「エアライナー」が国 道 10 号等を運行している。 図 本市の公共交通

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系統番号 路線名 起終点(経由他) 1 九大別府病院経由・南原線 別府駅西口~上野口~朝日橋~九大別府病院~南原 2 竹の内経由・鉄輪線 別府駅西口~朝日橋~九大別府病院~原~竹の内~原爆センター~鉄輪 3 扇山線 別府駅西口~市役所前~ビーコンプラザ~霊泉寺~西別府病院~扇山団地 4 堀田経由・扇山線 別府駅西口~市役所前~ビーコンプラザ~霊泉寺~堀田~扇山団地 5 野口原経由・APU線 別府駅西口~ホテル白菊前~上野口~朝日橋~原~新別府口~鉄輪~APU 6 別府駅西口・石垣線 別府駅西口~市役所下~鶴高前~別大下~亀川駅~別府医療センター 7 野口原経由・鉄輪線 別府駅西口~ホテル白菊前~上野口~朝日橋~原~新別府口~鉄輪 8 別府駅西口・観海寺線 別府駅西口~別府アリーナ~ビーコンプラザ~スギノイパレス 9 石垣経由・APU線 別府駅西口~南石垣~総合庁舎前~鉄輪~明礬~湯山~APU 10 別府駅西口・浜脇線 別府駅西口~流川8丁目~永石温泉前~湯都ピア浜脇 15 ラクテンチ経由・鉄輪線 別府駅~流川~ラクテンチ~明豊キャンパス前~霊泉寺~新別府口~鉄輪~別府リハビリセンター 16・16A 外廻り循環線 鉄輪→亀川→観光港→北浜→別府駅→流川→鉄輪→別府リハビリセンター 17 山の手経由・鉄輪線 別府駅~流川~ビーコンプラザ~霊泉寺~新別府口~鉄輪~別府リハビリセンター 20 別府大学経由・鉄輪線 別府駅~餅ヶ浜~観光港~六勝園~別大前~鉄輪 23 石垣線 別府駅~幸通り~南石垣~別大下~亀川駅~別府医療センター 24 新港町・鉄輪経由APU線 別府駅~餅ヶ浜~新港町~総合庁舎前~鉄輪~APU 25 鶴見病院経由・鉄輪線 別府駅~餅ヶ浜~中部中学校前~鶴見病院~新別府~鉄輪 26・26A 外廻り循環線 鉄輪→流川→北浜→別府駅→観光港→亀川駅→鉄輪→別府リハビリセンター 27 鉄輪・扇山団地線 鉄輪~海地獄前~本坊主~扇山団地 28 餅ヶ浜経由 西別府団地線 別府駅~餅ヶ浜~中部中学校前~朝日橋~西別府病院~南立石2区 19 内成線 別府駅~流川2丁目~河内~内成公民館~かいがけ 33 柚の木線 別府駅西口~市役所前~霊泉寺~堀田~ロープウェイ~山の口~柚の木 34 堺線 別府駅西口~市役所前~霊泉寺~堀田~ロープウェイ~合棚~堺 36 湯布院線 別府駅西口~市役所前~霊泉寺~堀田~ロープウェイ~城島高原~湯布院 37 くじゅう高原線 別府駅西口~市役所前~霊泉寺~志高湖~城島高原~湯布院~くじゅう高原 41 サファリ線 別府駅西口~ホテル白菊前~上野口~朝日橋~原~新別府口~鉄輪~アフリカンサファリ 50 APU線 別府駅前~別府交通センター~亀川駅~関の江~APU 51 APU線 別府駅前~石垣8丁目~亀川駅~関の江~APU 52 APU線 別府交通センター~亀川駅~関の江~APU 53 APU線 亀川駅→関の江→APU※片方向のみ運行 AS54 APU線 大分駅前~別府北浜~亀川駅~関の江~APU 快速55 APU線快速 別府駅前~APU 60 鉄輪線 別府駅前~吉弘~春木~鉄輪温泉 AS60 鉄輪線 大分駅前~別府北浜~吉弘~春木~鉄輪温泉 61 鶴見丘線 別府駅前~別府市役所下~春木~鉄輪温泉 AS61 鶴見丘線 大分駅前~別府北浜~別府市役所下~春木~鉄輪温泉 62 石垣線 別府駅~吉弘~春木~平田~亀川駅 AS71 別大線 大分駅前~別府北浜~別府交通センター~亀川駅前~関の江車庫 85 関の江団地線 亀川駅~亀川新川~別府医療センター~関の江車庫 86 関の江団地線 亀川駅→太陽の家→別府医療センター→関の江車庫 ※片方向のみ運行 AS70 国大線 大分駅前~別府北浜~別府交通センター~南須賀入口~亀川駅前~日出~杵築~国東 80 辻間日出団地線 別府駅~別府交通センター~南須賀入口~亀川駅前~上神田~日出~会下 81 辻間日出団地線 別府駅前~別府交通センター~南須賀入口~亀川駅前~辻間・日出団地 亀 の 井 バ ス 大 分 交 通 表 本市を運行するバス路線の系統 (注)本表中「別府駅」及び「亀川駅」は、「JR別府駅」及び「JR亀川駅」を指す。

(23)

109.1 110.5 106.6 101.9 105.0 103.2 103.8 109.8 120.5 117.1 116.7 114.1 112.2 116.0 118.1 121.6 403.5 403.0 406.5 382.0 383.3 391.2 395.9 408.8 19.4 18.6 18.6 18.4 18.0 18.3 18.2 18.6 0 100 200 300 400 500 600 700 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 (万人) 亀川駅 別府大学駅 別府駅 東別府駅 652.5 649.2 648.4 616.4 618.5 628.7 636.0 658.8

(2) 各交通機関の利用者数の推移

(ア)バス利用者は約 563 万人(平成 25 年)であり、近年横ばい傾向である。 (イ)JR利用者は約 659 万人(平成 25 年)であり、近年増加傾向である。 (ウ)タクシーは約 269 万人(平成 25 年)であり、近年減少傾向である。 (エ)JRに比べ、利用が伸び悩むバス・タクシー事業は、人的資源である運転手の確保もま まならない状況にある。 図 バス利用者数の推移 資料:別府市統計書 図 JR利用者数の推移 資料:大分県統計年鑑 図 タクシー利用者数の推移 資料:大分運輸支局 548.5 567.1 599.0 562.2 558.2 534.8 562.8 562.7 0 100 200 300 400 500 600 700 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 (万人) 380.8 364.5 332.5 298.3 287.4 278.8 272.8 269.2 0 100 200 300 400 500 600 700 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 (万人)

(24)

(3) 路線バスサービスの現状

(ア)市街地部ではバスの運行本数は概ね 30 本/日以上運行している。 (イ)下図で赤囲みしている堺線・柚の木線沿線の東山地区は、3本/日未満と、市内で最もバ スの運行本数が少ないエリアである。 (ウ)なお、国土交通省九州運輸局が実施した「コミュニティバス、乗合タクシー等の実態調 査」によると、九州管内のコミュニティ交通の平均運行本数は 3 往復/日となっている。 図 市内の人口分布状況とバスの運行本数(平日) (注)バス運行本数は平成 24 年 6 月時点

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(エ)市内のバス停と大型小売店について、それぞれ半径 500m圏を設定し、2 つの勢力圏から 外れた地域を「生活不便地域」とした場合、当該地域は市街地部にはほとんどみられな いものの、主に郊外部にみられる。

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図 鉄輪地区の拠点バス停(2 箇所)の位置 筋湯通り 鉄輪温泉(大) 鉄輪 (亀) 地獄蒸し工房鉄輪■ いでゆ坂 熱の湯通り

(4) 交通拠点における現状課題

(ア)JR別府駅やJR亀川駅、別府国際観光港に設置しているバス乗り場は 2 事業者が共同 利用しており、一定程度の利便性は確保されているものの、高速バスは乗り入れていな い。一方で、「別府北浜」バス停(別府北浜 3・4)や「鉄輪地区」(鉄輪バス停と鉄輪 温泉バス停)においては、2 事業者が共同利用できていない状況にある。利用者の利便性 向上や交通拠点機能の高度化・高質化に向けた検討・協議を行う必要がある。 表 交通拠点の現状 交通拠点 現状 JR別府駅 ・別府駅の入り口は、西口(山側)と東口(海側)に分かれており、バス乗り場は西口の亀の 井バスのみ、東口は大分交通と亀の井バスが共同利用している。 ・東口にはエアライナー等も停車するが、高速バスは乗り入れていない。 ・2 つの入り口には、それぞれタクシー乗り場も設置されている。 JR亀川駅 ・亀川駅の入り口は、西口(山側)と東口(海側)に分かれており、バス乗り場(亀川駅バス 停)は東口のみであり、大分交通と亀の井バスが共同利用している。県道 645 号(旧国道) にある「亀川駅前バス停」には、エアライナー等も停車する。 ・東口には、タクシー乗り場も設置されている。 別府国際 観光港 ・大阪・四国からの来訪者の玄関口であり、別府交通センター(港駅、県内の特産品を扱う物 産販売所)の建物と東西には、大分交通と亀の井バスが共同利用しているバス停がある。 ・別府交通センターの建物の東側(海側)には、タクシー乗り場も設置されている。 「別府北浜」 バス停 ・別府駅東口から延びている「駅前通り」と国道 10 号の交差点に位置する場所に、エアライ ナー等も停車する「別府北浜」バス停がある。 ・近年、バス停名称が統一されたものの、「別府北浜1」 (トキハ駅前通り側)、「別府北浜2」(トキハ国道 側)、「別府北浜3」(亀の井バス北浜バスセンター)、 「別府北浜4」(大分交通待合所)、「別府北浜5」 (銀座街入口)と、同一名称のバス停が5箇所もあり、 初めて本市を訪れた来訪者などにとって、非常に分か りにくい状況にある。 ・特に、別府北浜1・2・5が、亀の井バスと大分交通 が共同利用しているバス停である一方で、「別府北浜 3」と「別府北浜4」は 90m離れているが、土地の管 理者の都合上、「別府北浜3」は亀の井バスのみの停 車、「別府北浜4」は大分交通のみの停車となってい る。 ・なお、平成 27 年 12 月に実施したバス2事業者を参集したワーキングでの意見交換によると、 当該2バス停は、ターミナル機能も有することから、それぞれ係員を配置しているものの、 毎日のように、バス利用者からの問い合わせ対応等を行っている状況とのことである。 「鉄輪」 バス停 ・全国的にも有名な鉄輪温泉や地獄蒸し工 房、地獄めぐりスポット等が集積する観光 拠点地区内には、亀の井バスのみが停車す る「鉄輪」バス停、大分交通のみが停車す る「鉄輪温泉」バス停がある。 ・以前は、2 社とも「鉄輪」とのバス停名称 だったものの、2 社のバス乗り場が 400m 程度離れていることから、名称変更した経 緯がある。 図 別府北浜バス停(5箇所) の位置 2 3 4 5 ■トキハ別府店 駅前通り 北浜 国 道 号 線 10 北浜公園 ■西鉄リゾートイン 別府

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(イ)別府市都市計画マスタープランにおいて、JR別府駅とJR亀川駅については、本市の 交通拠点として、バス・タクシーなどを含めた乗り継ぎ利便性の向上を図ることが謳わ れている。 (ウ)公共交通相互の乗り継ぎ余裕時間を以下の3ケースで確認したのが下表である。外回り 循環線は沿線住民の生活路線である一方で、別府の観光スポットをつなぐ路線バスでも あることから、都市間移動との乗り継ぎ利便性について確認するものである。 a JR別府駅・JR亀川駅と路線バス(一部)のダイヤの接続状況 b エアライナーと路線バス(外廻り循環線)のダイヤの接続状況 c フェリー(2航路)と路線バス(外廻り循環線)のダイヤの接続状況 (エ)下表のとおり、市内には公共交通相互のダイヤ接続において乗り継ぎ余裕時間に問題が あると考えられる便が一定程度みられる状況にある。 (オ)べっぷ未来共創戦略(P19)に二次交通の利便性向上を謳っており、交通事業者や関係機 関の協力のもと、出来る限り、交通拠点において公共交通同士が円滑に乗り継ぎできる 環境を更に進めていく必要がある。 表 公共交通相互のダイヤ接続において乗り継ぎ余裕時間に問題があると考えられる便の割合 a 路線バスとJR 大分方面 中津・小倉方面 行き 帰り 行き 帰り 特急 普通 特急 普通 特急 普通 特急 普通 亀 の 井 バ ス 扇山線 19.0% (N=42) 2.4% (N=42) 10.0% (N=30) 12.8% (N=39) 16.7% (N=42) 2.4% (N=42) 16.7% (N=30) 17.9% (N=39) 柚の木線 0% (N=1) 0% (N=1) 0% (N=1) 0% (N=1) 0% (N=1) 0% (N=1) 0% (N=1) 0% (N=1) 堺線 100% (N=2) 0% (N=2) 0% (N=2) 50% (N=2) 0% (N=2) 0% (N=2) 100% (N=2) 50% (N=2) 内成線 0% (N=4) 0% (N=4) 25% (N=4) 0% (N=4) 0% (N=4) 0% (N=4) 0% (N=4) 0% (N=4) 仙人田線 サファリ線 0% (N=8) 0% (N=8) 42.9% (N=8) 28.6% (N=8) 12.5% (N=8) 12.5% (N=8) 0% (N=8) 0% (N=8) 大分交通 関の江 団地線 42.9% (N=7) 10.0% (N=10) 77.8% (N=9) 50.1% (N=16) 71.4% (N=7) 18.2% (N=11) 71.5% (N=7) 16.7% (N=12) b 路線バス(外廻り循環線)とエアライナー 行き 帰り 亀の井バス 外廻り循環線 11.5% (N=26) 25.0% (N=20) c 路線バス(外廻り循環線)とフェリー(2航路) 行き 帰り 亀の井バス 外廻り循環線 20.0% (N=5) 25.0% (N=4) (注)「大分県地域間幹線バス系統実態調査 報告書」(大分県・平成 25 年 3 月)の調査結果を踏まえ、バスとJRの乗り 継ぎ余裕時間が「5 分未満」と「30 分以上」の便は「問題がある」という閾値を設定した。 (注)バスと電車の間隔が最も短い便の時間間隔を「乗り継ぎ余裕時間」とした。 (注)表中において、「特急」とは特急電車との乗り継ぎ利用を、「普通」とは普通電車との乗り継ぎ利用を指す。 (注)平成 27 年 9 月末時点。N値は分析対象とした便数を示す。

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(5) 市内の交通拠点における多言語対応状況

(ア)別府駅や鉄輪では多言語表記が整備されているほか、観光案内所に英語や韓国語が話せ るスタッフがいる。 (イ)国土交通省九州運輸局が近年行った各種調査結果を踏まえると、二次交通の多言語対応 は不十分であり、特に、路線バスでの移動中の言語バリアフリー化が進んでいない状況 にある。 (ウ)多言語表記は進めているものの、翻訳の統一性が欠けているものもあり、例えば、別府 を「べっぷ」や「べふ」と翻訳するなどの不統一があるものもある。 【別府駅】 サインと表示言語① サインと表示言語② 案 内 標 識 英語 ○ 英語 ○ 韓国語 ○ 韓国語 ○ 簡体字 ○ 簡体字 ○ 繁体字 - 繁体字 ○ ピクトグラム ピクトグラム - 二 次 交 通 へ の 乗 継 案 内 英語 ○ 英語 ○ 韓国語 - 韓国語 ○ 簡体字 - 簡体字 - 繁体字 - 繁体字 - ピクトグラム ピクトグラム - 【別府北浜バスセンター】 サインと表示言語① サインと表示言語② 案 内 標 識 英語 - 英語 ○ 韓国語 - 韓国語 - 簡体字 - 簡体字 - 繁体字 - 繁体字 - ピクトグラム - ピクトグラム - 二 次 交 通 へ の 乗 継 案 内 英語 ○ 英語 ○ 韓国語 ○ 韓国語 - 簡体字 - 簡体字 - 繁体字 - 繁体字 - ピクトグラム ○ ピクトグラム -

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■別府市生活バス路線維持費補助金交付要綱の定めによる生活バス路線 方面 系統名 運行回数 摘要 内成方面 内成線 平日 4.0回 休日 2.0回 経由:別府北浜、流川12丁目、河内、鳥越峠、太郎丸 東山方面 堺線 平日 2.0回 休日 0.0回 経由:鳥居、志高湖畔、東山、椿 柚の木線 平日 1.0回 休日 1.0回 経由:鳥居、城島、ねじ山、山の口 天間方面 仙人田線 平日 2.5回 休日 2.0回 サファリバス停~天間バス停間のみ生活バス路線 ■平成26年度における経常損益と補助金の額 (平成25年10月1日~平成26年9月30日) 系統名 起点 終点 輸送人員 平均乗車 密度 経常損益の計算 別府市 補助金 交付額 事業者 負担額 経常収益 (A) 経常費用 (B) (A)-(B) 内成線 別府駅 かいがけ 15,308人 1.7 3,047千円 8,603千円 ▲5,556千円 4,103千円 1,453千円 堺線 別府駅西口 堺 7,404人 2.2 2,050千円 4,448千円 ▲2,398千円 1,636千円 762千円 柚の木線 別府駅西口 柚の木 8,212人 3 2,028千円 3,391千円 ▲1,363千円 871千円 492千円 仙人田線 別府駅西口 仙人田 1,102人 0.3 92千円 1,861千円 ▲1,769千円 1,390千円 379千円 計 32,026人 7,217千円 18,303千円 ▲11,086千円 8,000千円 3,086千円

3 本市の公共交通に対する財政負担状況

(ア)本市は、市民の移動手段を確保するため、市内のバス 4 路線に年間 800 万円(平成 26 年 度実績)の補助金を支出している。 (イ)前述の補助金以外にも、本市は①東山地区の通学用スクールバス運行(年間 180 万円/年 程度)、②別府市立小中学校児童生徒遠距離通学費補助(約 40 万円/年程度)、③高齢 者運転免許証自主返納支援(約 320 万円/年程度)、④福祉分野の移動支援や各種手当等 (1 億 6800 万円/年程度)の支出をしている。 (ウ)市からバス事業者への補助は経常損益額(赤字額)の 5 分の 4 であり、残りの 5 分の 1、 つまり約 310 万円程度は事業者が内部補助している実態である。 (エ)市内バス 2 事業者の路線バス事業の平成 26 年度の経営状況をみると、大分交通は約 4,950 万円/年、亀の井バスは約 3,480 万円/年の赤字となっている。 (オ)また、本市を横断し、大分市と国東市をつなぐ国庫補助対象幹線系統「国大線」は平成 27 年度において、年間 8,700 万円以上の赤字が生じ、合計 4,400 万円の赤字の補填を国・ 県が行っている状況にあるが、残りの 4,300 万円については事業者が内部補助をしてい る。(上記金額には、車輌減価償却等国庫補助 1,400 万円は含まない。) 表 本市が補助金を交付しているバス路線とその経営状況 表 大分交通(株)の路線バス事業の経営状況(平成 26 年度) 経常収益 経常費用 補助金 損益 大分交通(株) 802,407 千円 912,699 千円 60,821 千円 ▲49,471 千円 亀の井バス(株) 685,992 千円 728,773 千円 8,000 千円 ▲34,781 千円 資料:大分交通(株)・亀の井バス(株) (注)平成 25 年 10 月から平成 26 年 9 月まで (注)特殊路線(空港特急バス、高速バス等)を除いた数字。また、補助金は路線補助のみ(車両補助は除く。) 表 幹線系統の運営状況(国などの補助金を含まない経常損益) 平成 24 年度 平成 27 年度 国大線(大分交通(株)) ▲73,756 千円 ▲87,357 千円 資料:大分交通(株)

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第3 バス利用実態調査

1 ICカードデータの分析

(1) 市内で乗降客数が多いバス停

(ア)ICカードデータ(3 週間)を分析すると、市内で乗降客数が多いバス停としては、「A PU」(約 71 千人)、「JR別府駅西口」(約 35 千人)、「JR亀川駅」(約 18 千人)、 「別府北浜」(約 16 千人)、「JR別府駅(東口)」(約 15 千人)の順に多い状況に ある。 (イ)市内でバスの乗り継ぎ利用が多いバス停としては、「JR別府駅西口」(1.4 千人)、「J R別府駅(東口)」(1.0 千人)、「別府北浜」(1,0 千人)の順に多い状況にある。 表 市内で乗降客数が多いバス停(上位 20 バス停を抽出) NO 停留所 乗車人数 降車人数 乗降計 NO 停留所 乗車人数 降車人数 乗降計 1 APU 34,846 36,286 71,132 11 亀川新川 2,142 3,569 5,711 2 別府駅西口 17,609 17,168 34,777 12 原 2,485 2,798 5,283 3 亀川駅 9,612 8,484 18,096 13 亀川亀陽泉前 2,540 2,467 5,007 4 別府北浜 8,422 7,835 16,257 14 別府交通センター 2,273 2,501 4,774 5 別府駅(東口) 8,092 7,119 15,211 15 別府警察署前 2,108 2,278 4,386 6 餅ヶ浜 6,796 5,924 12,720 16 六勝園 1,996 2,262 4,258 7 鉄輪 4,765 4,649 9,414 17 弁天前 2,070 2,088 4,158 8 南須賀入口 4,526 4,181 8,707 18 流川ゆめタウン前 1,880 1,775 3,655 9 照波園 4,034 3,808 7,842 19 別府タワー前 1,243 2,165 3,408 10 明豊キャンパス前 3,382 4,048 7,430 20 北新田 1,111 2,186 3,297 (注)ICカード利用者:平成 24 年 10 月 22 日(月)から 11 月 11 日(日)までの3週間の延べ人数 表 乗り継ぎが多いバス停(上位5バス停を抽出) NO 停留所 人数 1 別府駅西口 1,402 2 別府駅(東口) 1,023 3 別府北浜 1,014 4 鉄輪 901 5 餅ヶ浜 308 (注)ICカード利用者:平成 24 年 10 月 22 日(月)から 11 月 11 日(日)までの3週間の延べ人数 (注)乗継割引が適用された利用の「乗車停留所」に着目し、カウントした。

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量 割合

(2) バス利用OD

(ア)ICカード利用者の流動を「量」でみた場合、「野口・北地区」(別府北浜を含む。)、 「青山地区」(別府駅西口を含む。)、「亀川地区」(亀川駅を含む。)、「朝日地区 (鉄輪を含む。)」では、自地区内の流動が見られ、また当該地区と他地区間の流動が 見受けられる。 (イ)一方で、流動を「割合」でみた場合、上記の「量」では分からなかった「南・浜脇地区」 と「東山地区」の流動(依存度)が分かる。 (ウ)「南・浜脇地区」については、「野口・北地区」 (別府北浜を含む。)と自地区内での 流動がある。また、「東山地区」では、「青山地区」への流動がある。 (エ)その他、「大平山地区」・「鶴見地区」・「南立石地区」について「青山地区」への流 動(依存度)が強い状況にある。 図 地区単位でみたICカード利用者の流動 (上:地区別のOD量、下:地区別のOD割合) (注)ICカード利用者:平成 24 年 10 月 22 日(月)から 11 月 11 日(日)までの3週間の延べ人数

(32)

(3) 利用者が多いバス系統

(ア)ICカード利用者が多いバス系統をみると、利用が多い系統の 1~2 位は別府交通センタ ーと亀川駅を通り、APUまで行く系統である。ちなみに、上位 20 系統のうち7系統が APUを起終点にする系統(APU線)であることが分かった。 (イ)緩やかな斜面地にある静閑な住宅地である扇山団地と別府駅(西口)を結ぶ「扇山線」 (亀の井バス)が 3 位となっている。 (ウ)6 位と 19 位にある「石垣線」は、運行事業者は異なるものの、別府医療センターに乗り 入れているか否かの違いしかない相互乗り入れ系統(重複系統)であり、合算するとシ ェアは 5.8%、上位 5 位以内に入る系統である。 表 ICカード利用者が多い系統 NO 系統番号 路線名 運行事業者 主な運行区間 利用状況 利用者数 (人) 割合 (シェア) 1 50 APU線 大分交通 別府駅前~別府交通センター~亀川駅 ~関の江~APU 47,216 27.1% 2 52 APU線 大分交通 別府交通センター~亀川駅~関の江~ APU 19,157 11.0% 3 3 扇山線 亀の井バス 別府駅西口~市役所前~ビーコンプラ ザ~霊泉寺~西別府病院~扇山団地 13,500 7.7% 4 スクール線 亀の井バス 鉄輪~別府駅~鉄輪~羽室台高校 10,388 6.0% 5 51 APU線 大分交通 別府駅前~石垣8丁目~亀川駅~関の 江~APU 8,709 5.0% 6 23 石垣線 亀の井バス 別府駅~幸通り~南石垣~別大下~亀 川駅~別府医療センター 8,213 4.7% 7 2 竹の内経由・ 鉄輪線 亀の井バス 別府駅西口~朝日橋~九大別府病院~ 原~竹の内~原爆センター~鉄輪 7,443 4.3% 8 6 別府駅西口・ 石垣線 亀の井バス 別府駅西口~市役所下~鶴高前~別大 下~亀川駅~別府医療センター 5,755 3.3% 9 AS71 別大線 大分交通 大分駅前~別府北浜~別府交通センタ ー~亀川駅前~関の江車庫 5,064 2.9% 10 スクール線 亀の井バス 羽室台高校~鉄輪~ラクテンチ~別府 駅 4,137 2.4% 11 24 新港町・鉄輪 経由APU線 亀の井バス 別府駅~餅ヶ浜~新港町~総合庁舎前 ~鉄輪~APU 3,745 2.1% 12 AS54 APU線 大分交通 大分駅前~別府北浜~亀川駅~関の江 ~APU 3,544 2.0% 13 AS60 鉄輪線 大分交通 大分駅前~別府北浜~吉弘~春木~鉄 輪温泉 3,461 2.0% 14 60 鉄輪線 大分交通 別府駅前~吉弘~春木~鉄輪温泉 2,984 1.7% 15 AS70 国大線 大分交通 大分駅前~別府北浜~別府交通センタ ー~亀川駅前~日出~杵築~国東 2,982 1.7% 16 16・16A・ 26・26A 外廻り循環線 亀の井バス 鉄輪→別府駅→別府リハビリセンター 2,376 1.4% 17 53 APU線 大分交通 亀川駅→関の江→APU※片方向のみ 運行 2,164 1.2% 18 8 別府駅西口・ 観海寺線 亀の井バス 別府駅西口~別府アリーナ~ビーコン プラザ~スギノイパレス 2,151 1.2% 19 62 石垣線 大分交通 別府駅~幸通り~南石垣~別大下~亀 川駅 1,970 1.1% 20 5 野口原経由・A PU線 亀の井バス 別府駅西口~ホテル白菊前~上野口~ 朝日橋~原~新別府口~鉄輪~APU 1,825 1.0% それ以外の路線(上位 21 位以下の路線) 17,535 10.2% 計 174,319 100% (注)ICカード利用者:平成 24 年 10 月 22 日(月)から 11 月 11 日(日)までの3週間の延べ人数 (注)平成 24 年当時の運行区間を平成 27 年 9 月末現在の系統番号に振り替えて、集計 (注)本表中「別府駅」及び「亀川駅」は、「JR別府駅」及び「JR亀川駅」を指す。

(33)

総利用者数

便あたり利用者数

収支率

<平日>

APU 亀川 鉄輪 扇山 別府駅 31 33 30 32 34 35 36 1 2 3 4 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 5

2 特定バス系統の実態調査

当該調査は、バス事業者が利用状況・収支状 況が芳しくないと考えている 36 系統(亀の井 バス:29 系統、大分交通:7系統)の便別バス 停別乗車数・降車数を平成 24 年度に収集し、 調査対象系統の乗降実態を把握したものであ る。 表 調査対象系統 図 調査対象系統

(1) 面的に見た系統別の利用状況・収支状況

(ア)平日における各系統の収支状況をみると、黒字系統の多くは別府駅と扇山、鉄輪、AP U、亀川を結ぶ系統であることが分かった。 (イ)図表等は特に掲示しないが、市の郊外部等を運行している亀の井バスの特定系統の黒字 系統について、土曜は別府駅と扇山、鉄輪、APUを結ぶ系統、日曜は別府駅と扇山、 鉄輪を結ぶ系統に限定されていることも分かった。 図 特定系統の利用状況・収支状況(平日)(収支率は試算値) 連番 路線 起点 主な経由 終点 系統番号 連番 路線 起点 主な経由 終点 系統番号 1 別府駅西口・浜脇線 湯都ピア浜脇永石6丁目 流川8丁目 別府駅西口 10 20 石垣・明豊スクール 餅ヶ浜2組 南石垣 明豊C前 スクール 線 2 別府駅西口・観海寺 別府駅西口 総合体育館前 ビーコンプラザ 前 スギノイパレス 8 21 九大別府病院経由 南原線 別府駅西口 九大別府病院 南原 1 3 別府大学経由鉄輪線 別府駅 観光港別府大学下 鉄輪 20 22鶴見病院経由鉄輪線 別府駅 餅ヶ浜・鶴見病院前 南原 25 4 ラクテンチ経由鉄輪線 別府駅 ラクテンチ 鉄輪 15 23新港町・鉄輪経由APU線 別府駅 総合庁舎前・鉄 APU 24 5 ラクテンチ経由鉄輪線 別府駅 ラクテンチ鉄輪 別府リハビリ 15 24 鉄輪・扇山団地線 鉄輪 本坊主 扇山団地 27 6 山の手経由鉄輪線 別府駅 流川霊泉寺 鉄輪 17 7 山の手経由鉄輪線 別府駅 流川鉄輪 別府リハビリ 17 8 スギノイパレス経由 鉄輪線 別府駅 スギノイパレス 鉄輪 16、17 26 羽室経由野口原線 柴石 羽室台高校 明豊C前 スクール 線 9 九大別府病院経由・西別府団地線 別府駅 九大別府病院朝日橋 南立石二区 28 27 野口原スクール 別府医療センター 鶴高正門前 明豊C前 スクール 10竹の内経由 鉄輪線 別府駅西口 九大別府病院 竹の内 鉄輪 2 28 野口原スクール 明星下 春木 別府医療 センター スクール 線 11 扇山線 別府駅西口 霊泉寺西別府病院 扇山団地 3 29竹の内経由APU線 別府駅西 竹の内 APU スクール 12石垣経由APU線 別府駅西口 総合庁舎前鉄輪 APU 9 30 鉄輪線 大分駅前 吉弘 鉄輪温泉 AS60 13 鉄輪 別府駅亀川駅 鉄輪 16 31 鉄輪線 別府駅前 吉弘 鉄輪温泉 60 14 みょうばんクリニック 別府駅太陽の家 みょうばんクリニック 16 32 鉄輪線 大分駅前 別府市役所下 鉄輪温泉 AS61 15 鉄輪 別府駅亀川駅 鉄輪 26 33 鉄輪線 別府駅前 別府市役所下 鉄輪温泉 61 16 みょうばんクリニック 別府駅太陽の家 別府リハビリ 26 34 亀川線 別府駅前 吉弘 亀川駅 62 17 別府リハビリ別府駅太陽の家 みょうばんクリニック 26 35 関の江団地線 亀川駅 太陽の家 関の江車庫前 86 18 別府リハビリ別府駅太陽の家 別府リハビリ 26 36 関の江団地線 亀川駅 亀川新川 関の江車庫前 85 19鶴見病院経由 鉄輪線 別府駅 餅ヶ浜 鶴見病院前 鉄輪 25 スクール 線 羽室台高 校 餅ヶ浜・別大下 <凡例>■:亀の井バス、■:大分交通 外廻り循環線 25餅ヶ浜・南石垣・別大前経由 羽室高線 富士見6丁 目

(34)

(2) 時間帯別の利用状況・収支状況

(ア)利用者数の時間変化をみると、平日は、7~8 時台、16~17 時台の利用が全体の約 4 割を 占めていることが分かった。土曜と日曜は、平日と異なり、ピークとオフピークが明確 ではなく、9~16 時台の利用が全体の7割を占めている状況にあることが分かった。 (イ)収支率の時間変化をみると、平日は、9~15 時台の昼間時間帯については、収支率が 100% 未満となっており、問題を抱えている時間帯であることが分かった。平日・土曜に比べ て、日曜は全般的に収支が落ち込んでいることが分かった。 図 利用者数の時間変化 図 収支率の時間変化(収支率は試算値) 0% 5% 10% 15% 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 平日 土曜 日曜 1 日 の 利 用 者 数 に 占 め る 割 合 時台 115.6% 104.6% 84.6% 50% 100% 150% 200% 250% 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 平均 平日 土曜 日曜 時 間 帯 別 収 支 率 ( 各 便 の 単 純 平 均 ) 時台

(35)

(3) 便別の収支状況

(ア)ICカード利用者の多寡で特定系統を「ICカード利用者が比較的多い系統(上位 20 位 以内)」と「ICカード利用者が比較的少ない系統(上位 21 位以下)」に分類した上で、 系統別便別収支状況を図化したものが下図となる。 (イ)ICカード利用者が比較的多い系統の中では、「16・16A・26・26A:外回り循環線」の 赤字便の割合が全体の7割に達している状況である。 (ウ)ICカード利用者が比較的少ない系統の中では、「1:九大別府病院経由・南原線」、「10: 別府駅西口・浜脇線」、「15:ラクテンチ経由・鉄輪線」、「17:山の手経由・鉄輪線」、 「25:鶴見病院経由・鉄輪線」が同様の状況である。 (エ)「10:別府駅西口・浜脇線」については、収支率(試算値。各便の収支率の単純平均) は約 29%となっており、非常に厳しい運営状況である。 (オ)小学生以下の利用が中心であるのが、「85・86 関の江団地線」であり、試算した収支状 況との乖離があり、実際の運営状況は厳しい状況である。 図 ICカード利用者の多寡で分類した系統別便別収支状況 (注)ラベル(数字)は該当する便の数 6 1 1 1 2 9 2 8 1 4 1 2 1 10 3 4 2 7 4 3 7 3 3 2 5 3 3 2 2 29 19 13 2 9 29 2 3 11 7 2 15 7 14 8 3 23 16 7 5 11 12 4 4 5 5 1 12 2 8 4 1 4 1 2 13 10 3 5 7 6 1 5 1 5 3 2 2 1 3 4 2 23 9 3 2 15 2 8 1 1 2 4 1 6 2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 3:扇山線 2:竹の内経由・鉄輪線 24:新港町・鉄輪経由APU線 AS60:鉄輪線 60:鉄輪線 16・16A・26・26A:外廻り循環線 8:別府駅西口・観海寺線 62:石垣線 1:九大別府病院経由・南原線 9:石垣経由・APU線 10:別府駅西口・浜脇線 15:ラクテンチ経由・鉄輪線 17:山の手経由・鉄輪線 20:別府大学経由・鉄輪線 25:鶴見病院経由・鉄輪線 AS61:鉄輪線 61:鉄輪線 86:関の江団地線 85:関の江団地線 収支率 25%未満 25%以上 50%未満 50%以上 100%未満 100%以上 150%未満 150%以上 200%未満 200%以上 IC カ ー ド 利 用 者 が 比 較 的 多 い 系 統 IC カ ー ド 利 用 者 が 比 較 的 少 な い 系 統

(36)

(カ)前頁で、赤字便の割合が全体の 7 割に達している系統を示したが、当該系統の路線重複 状況を確認した後、仮に、路線廃止した際に影響がある区間の利用者数等を整理したの が下表である。 (キ)下表のとおり、仮に路線廃止した際に影響がある区間(表中では「当該区間」と略)の利用 者数が 30 人/日以上なのは、「16・16A・26・26A:外回り循環線」、「15:ラクテンチ 経由・鉄輪線」、「25:鶴見病院経由・鉄輪線」、「85・86 関の江団地線」である。 (ク)当該区間の利用者数が総利用者数に占める割合が高いのが、「10:別府駅西口・浜脇線」 と「85・86 関の江団地線」となっている。 表 赤字系統の中で路線廃止をすると影響がある区間(単一区間) 系統番号 路線名 総利用者数 (人/日) 仮に路線廃止した際に 影響がある区間における バス停箇所数 当該区間の 利用者数 (人/日) 総利用者に 占める当該 区間利用者 の割合 16・16A・ 26・26A 外回り循環線 1,531 鉄輪温泉東口から湯の森 までの8バス停 108 7.1% 1 九大別府病院経由 南原線 129 南原の1バス停 5 3.9% 10 別府駅西口 浜脇線 17 湯都ピア浜脇から御幸橋 までの7バス停 7 41.2% 15 ラクテンチ経由 鉄輪線 416 上新宅から流川 14 丁目 までの7バス停 52 12.5% 17 山の手経由 鉄輪線 0 なし 0 - 25 鶴見病院経由 鉄輪線 156 馬場から鶴見病院 までの8バス停 38 24.4% 85・86 関の江団地線 57 関の江入口から別府医療セ ンター入口までの 12 バス停 33 57.9% (注)平日データ (注)総利用者数と当該区間の利用者数は乗車数と降車数の平均値(小数点切り上げ) (注)この整理結果は、本市がバス事業者に今後の路線廃止を示唆するものではなく、本市が赤字路線の補填を検討するに当 たっての基礎データとすることを目的にしている。

(37)

0 50 100 150 200 250 み ょ う ば ん ク リ ニ ッ ク 別 府 リ ハ ビ リ 正 門 前 別 府 リ ハ ビ リ 前 海 地 獄 前 鉄 輪鉄輪 温 泉 東 口 貴 船 城 入 口 北 鉄 輪 野 田柴石城の 内 血 の 池 地 獄 前 湯 の 森 内 竈 入 口 別 府 医 療 セ ン タ ー 内 竈 入 口 別 府 溝 部 学 園 短 大 前 太 陽 の 家 亀 川 浜 田 亀 川 新 川 亀 川 駅 前 亀 川 新 川 亀 川 亀 陽 泉 前 弁 天 前 照 波 園 や す ら ぎ 前 上 人 ヶ 浜 公 園 前 六 勝 園 深 町春木 川 第 三 埠 頭 関 西 汽 船 前 第 三 埠 頭 入 口 別 府 交 通 セ ン タ ー 別 府 警 察 署 前 餅 ヶ 浜 京 町的ヶ 浜 公 園 別 府 タ ワ ー 前 北 浜 バ ス セ ン タ ー 別 府 北 浜 駅 前 本 町 別 府 駅 駅 前 本 町 別 府 北 浜 流 川 ゆ め タ ウ ン 前 流 川 2 丁 目 流 川 5 丁 目 流 川 6 丁 目 流 川 8 丁 目 流 川 1 2 丁 目 総 合 体 育 館 入 口 上 原 町 山 の 手 中 学 校 前 ビ ー コ ン プ ラ ザ 前 明 豊 キ ャ ン パ ス 前 中 津 留 観 海 寺 入 口 霊 泉 寺 南 立 石 小 学 校 前 南 立 石 公 園 前 西 別 府 病 院 下 別 府 発 達 医 療 セ ン タ ー 前 原 下 畑新別 府 口 朝 日 小 学 校 前 火 売 町 朝 日鉄輪海地 獄 前 別 府 リ ハ ビ リ 前 別 府 リ ハ ビ リ 正 門 前 み ょ う ば ん ク リ ニ ッ ク 19:35 18:26 17:55 17:29 16:53 16:20 15:45 15:14 14:38 14:15 13:45 13:15 12:39 12:15 11:45 11:15 10:39 10:15 9:45 9:15 8:54 8:30 8:00 7:25 7:06 6:40 6:15 利 用 が 極 端 に 少 な い 区 間 が 存 在 利 用 が 極 端 に 少 な い 区 間 が 存 在 (26・26A) 0 50 100 150 200 250 300 み ょ う ば ん ク リ ニ ッ ク 別 府 リ ハ ビ リ 正 門 前 別 府 リ ハ ビ リ 前 海 地 獄 前 鉄 輪鉄輪 温 泉 東 口 貴 船 城 入 口 北 鉄 輪 野 田柴石城の 内 血 の 池 地 獄 前 湯 の 森 内 竈 入 口 別 府 医 療 セ ン タ ー 内 竈 入 口 別 府 溝 部 学 園 短 大 前 太 陽 の 家 亀 川 浜 田 亀 川 新 川 亀 川 駅 前 亀 川 新 川 亀 川 亀 陽 泉 前 弁 天 前 照 波 園 や す ら ぎ 前 上 人 ヶ 浜 公 園 前 六 勝 園 深 町春木 川 第 三 埠 頭 関 西 汽 船 前 第 三 埠 頭 入 口 別 府 交 通 セ ン タ ー 別 府 警 察 署 前 餅 ヶ 浜 京 町的ヶ 浜 公 園 別 府 タ ワ ー 前 北 浜 バ ス セ ン タ ー 別 府 北 浜 駅 前 本 町 別 府 駅 駅 前 本 町 別 府 北 浜 流 川 ゆ め タ ウ ン 前 流 川 2 丁 目 流 川 5 丁 目 流 川 6 丁 目 流 川 8 丁 目 流 川 1 2 丁 目 総 合 体 育 館 入 口 上 原 町 山 の 手 中 学 校 前 ビ ー コ ン プ ラ ザ 前 明 豊 キ ャ ン パ ス 前 中 津 留 観 海 寺 入 口 霊 泉 寺 南 立 石 小 学 校 前 南 立 石 公 園 前 西 別 府 病 院 下 別 府 発 達 医 療 セ ン タ ー 前 原 下 畑新別 府 口 朝 日 小 学 校 前 火 売 町 朝 日鉄輪海地 獄 前 別 府 リ ハ ビ リ 前 別 府 リ ハ ビ リ 正 門 前 み ょ う ば ん ク リ ニ ッ ク 19:16 18:06 17:51 17:04 16:51 16:21 15:51 15:13 14:50 14:21 13:51 13:14 12:51 12:21 11:51 11:16 10:51 10:21 9:51 9:24 8:51 8:26 7:56 7:19 7:02 6:38 6:23 利 用 が 極 端 に 少 な い 区 間 が 存 在 利 用 が 極 端 に 少 な い 区 間 が 存 在 □□:収支率100%以上の便

(16・16A)

(4) 利用が多いが、収支状況が芳しくない「外回り循環線」の平日の利用状況

(ア)平日 1 日の利用者数が 1500 人/日を超えるにもかかわらず、赤字便の割合が全体の7割 に達している「外回り循環線」の平日の便別区間別車内人員を図化したのが下図である。 (イ)下図のとおり、利用が極端に少ない区間が存在するほか、収支率が 100%以上であっても 利用がなされているのは特定区間に限定されている便などがみられる。 (ウ)途中の「別府駅」で利用が落ち込んでおり、実際、外廻り循環線において別府駅をまた ぐ利用者は1日 50 人未満であり、総利用者数の 6%に満たない状況である。 (エ)平成 24 年度に実施した乗り込み調査では、当該系統利用者の 3 割から「時刻表どおりに バスが来ない」と問題指摘があることを踏まえると、さらなる定時性の向上を目指すた め、対策についての検討が必要となる。 図 外廻り循環線の便別区間別利用状況(車内人員)(上:16・16A、下:26・26A) 表 外廻り循環線において別府駅をまたぐ利用者の規模 別府駅をまたぐ利用者数(人/日) 総利用者数(人/日) 割合(%) 平日 16・16A 41 789 5.2% 26・26A 38 742 5.1% 土曜 16・16A 26 683 3.8% 26・26A 38 690 5.5% 日曜 16・16A 14 525 2.7% 26・26A 18 433 4.2%

(38)

10代 16.4 % 20~30代 24.0 % 40~65歳未満 40.9 % 65~74歳未満 14.5 % 75歳以上 4.2 % 回答数 (N=730) 10代 16.4 % 20~30代 24.0 % 40~65歳未満 40.8 % 65~74歳未満 14.5 % 75歳以上 4.2 % 回答数 (N=730) 市内 83.6 % 県内 7.9 % 県外 4.8 % 国外 0.0 % 無回答 3.7 % 回答数 (N=730) 学生 17.3 % それ以外 82.7 % 回答数 (N=730) 男性 23.4 % 女性 76.6 % 回答数 (N=730)

第4 本市の地域公共交通に関する利用者ニーズ

利用者ニーズ調査の概要は下表のとおりである。 表 利用者ニーズ調査の概要 バス利用者 ヒアリング 生活施設利用者 ヒアリング 交通拠点施設利用者 ヒアリング 観光施設利用者 ヒアリング 調査目的 各系統の運営状況 やバス利用者の利 用特性、利用意向 等を把握 バス利用者・バス非利 用者のバス改善ニーズ や利用意向等を把握 市民以外の交流者の 市内移動実態やバス 利用ニーズ等を把握 市民以外の交流者の市内 移動実態やバスの利用実 態、市内のバス利用時に 感じる問題点等を把握 調査対象 バス事業者が問題 を感じている特定 バス系統(36 系統) ゆめタウン 別府医療センター 鶴見病院 別府市役所南部出張所 別府大学駅 別府駅 北浜バス停 鉄輪(地獄蒸し工房周辺) 亀川(柴石温泉周辺) 明礬(鶴寿泉周辺) 調査手法 調査員がバスに乗 り込み、利用者に 聞き取り調査を実 施 (平日1日) 調査員が施設で利用者 に聞き取り調査を実施 (平日1日) 調査員が施設利用者 に聞き取り調査を実 施 (休日1日) 調査員が施設利用者に聞 き取り調査を実施 (休日1日) 調査日 平成 24 年 12 月 把握内容 ○利用特性 ○利用者意向 ○回答者の属性 ○施設利用特性 ○利用者意向 ○回答者の属性 ○交流者の移動実態 ○利用者意向 ○回答者の属性 ○市内の移動実態 ○利用者意向 ○回答者の属性 回収結果 730 票回収(回収率 33.1%相当) 573 票回収 237 票回収 375 票回収

1 利用者ニーズ調査結果

(1) バス利用者の特徴

(バス利用者ヒアリング結果) (ア)回答者の 8 割が女性。年齢層は分散化しており、高齢者と学生がそれぞれ 2 割程度とな っている。 (イ)居住地は市内が 84%、県内が 8%、県外が 5%となっている。 (ウ)バス利用者の外出目的(平日)は「通勤」(約 31%)、「買い物・飲食」(約 20%)、 「通学」(約 19%)の順に多い状況である。 (エ)利用頻度をみると、「週 5 日以上」の利用が約 45%と最も多い。「週 1 日以上」の利用 が全体の 8 割を占める。「今回初めて」は約 3%となっている。 図 年代 図 居住地 学生利用 17.3%

図  別府市の人口分布(500mメッシュ単位)
図  高齢者人口の分布状況(500mメッシュ単位)
図  本市を運行するバス路線の系統
図  別府市内の生活不便地域
+2

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