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制御可能な光スポットを投影する マルチモード光ファイバ

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Academic year: 2021

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2011.4 Laser Focus World Japan

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 通常、単一波長で連続光を運 ぶ光ファイバは、光源がオンで あるということ以外に、いかな るデータも伝送しない。振幅変 調は情報を運ぶものであり、1度 に複数の波長を使う波長分割多 重はデータ転送速度をさらに高 めることができる。しかし、ファ イバを使って情報を伝達する別 の方法、すなわち、空間モード を利用する方法もある。イタリ アのローマ大学サピエンツァ校 のロベルト・ダイ・レオナルド氏 とシルビオ・ビアンキ氏によっ て開発された非常に興味深いアプロー チはその一つであり、情報が制御可能 な光スポットパタンの形になっている。  研究グループは、空間光変調器(SLM) を使ってマルチモード光ファイバの入 射ビームを修正した。その結果、ファイ バ出力は、独立に位置を制御できる一 つ以上のスポットから成るホログラム になった(1)。このコンセプトは、いずれ 細い剛体の針内に封入されたファイバ の断面を通して試料を走査する内視顕 微鏡に利用されることになるだろう。

直接探索アルゴリズム

 研究者グループは、数千モードの伝送 が可能なコア径105μm、開口数0.22の ラージモードエリア(LMA)ファイバを使 って、2mの選択されたファイバ切片で 3770台のモードを伝送した。532nmの レーザ光は1024×768ピクセルから成る 位相限定SLMのアクティブエリアを満 たすために拡張されコリメートされた。 SLMから反射された光は1次変調ビー ムだけを通過させるピンホールに集光 され、次いで、ファイバ入力端へと再び 集光された。  ファイバの他端で、出射光はコリメ ートされ、直線偏光子を通過し、CMOS カメラに向けられた。いかなる位相変 調もなしに、その出力は予測した通り のスペックルパタンのように見えた。し かし、研究者グループは、反復直接探 索アルゴリズムを適用した。これは SLM上のランダム位相反復で開始す るが、その後、メリット関数を使って目 的とするファイバ出力に的を絞る。  このアルゴリズムは目的とするスポ ットの強度積を最大化し、約2500の反 復後に望ましいソリューションへと集 束させる。この最適化に要する時間は 約10分であり、カメラのデータ収集が制 限因子になる。しかし、位相変調が一 度決定されると、少なくともファイバ長 が十分な形状不変性を維持し、モード 変化が起きない限り、将来いかなる時点 でもそれを迅速に使うことができる。  最適化された単一スポットの ピーク強度は、初期の最適化さ れていないスペックルパタンに おける強度の約35倍になった。 複数スポットが生成されると、 各スポットの強度は減少するが、 全光出力(全スポットの出力の 和)はわずかに増加した。  このセットアップは、スポット のパタンであるホログラムを静 画像または動画像として投影す ることができる(図1)。研究グ ループは、2スポットパタン内の スポットの相対強度を位相変調 の関数として計算することができる数 学モデルを作製した。これはホログラ フィック光ピンセットにおける二つの 重畳された単一トラップの強度比のモ デリングに役立つはずだ。  ダイ・レオナルド氏は、「われわれは、 現在、出射光の開口数を増大させるた めにファイバチップ上の微小光学のナ ノファブリケーションに取組んでいる。 これは顕微鏡応用のためのより高い解 像度と、光トラッピングのためのより 厳密に集光されたスポットの生成を可 能にするであろう」と語っている。  内視顕微鏡として可能性のある配置 には走査される一つ以上のスポットが 含まれる。ダイ・レオナルド氏は、「最 も時間がかかるが容易な戦略は、同一 ファイバで一つのスポットを走査する と同時に蛍光を収集する方式だ」と指 摘している。 (John Wallace)

制御可能な光スポットを投影する

マルチモード光ファイバ

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(a) (b) 図 1 ファイバ出力が通常のレーザスペックルパタンではなく、 制御可能なドットアレイとなるように、SLM は LMA ファイバの モードフィールドを修正する。1例としてのパタンは文字CNR(a) から成るが、もう一つの回転する正方形パタン( b )は SLM 位相 マスクの時系列を使って作成された。(資料提供:ローマ大学サピ エンツァ校) 参考文献 (1)R.DiLeonardoandS.Bianchi,Opt.Exp., 19,1(Jan.3,2011).

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参照

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