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ヒト血清アルブミンと色素・ミリスチン酸複合体の相互作用

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Academic year: 2021

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修 士 論 文 の 和 文 要 旨

研究科・専攻 大学院 電気通信学研究科 量子・物質工学専攻 博士前期課程 氏 名 平野 義晴 学籍番号 0733048 論 文 題 目 ヒト血清アルブミンと色素・ミリスチン酸複合体の相互作用 当研究室では、ヒト血清アルブミン(HSA)と色素の複合体から誘起円二色性(ICD)が確認さ れているが、その発現機構は分かっていない。そこで、HSA と色素の複合体の X 線結晶構造解析 を行うことでその発現機構の解明を試みた。しかし、HSA と色素の結晶化がネックとなり、構造 解析を行う事が出来なかった。そこで本研究では、3つの工夫を行うことにした。それは、 (1) ミリスチン酸の利用、(2)アゾ色素の利用、(3)Seeding の利用である。 [実験と結果] (1)ミリスチン酸の利用 HSA にミリスチン酸を加えることで結晶化が 促進される報告があり、本研究にもミリスチン 酸を用いることにした。なお、アゾ色素との競 合阻害を避けるため、ヒト血清アルブミンに対 して、等量のミリスチン酸を用いることにし た。 (2)アゾ色素 OrangeG を用いた CD 測定 当研究室ではこれまでキサンテン系色素を中 心に結晶化実験を行ってきた。し かし、結晶化には至らなかった。 そこでアゾ色素OrangeG を用いて CD 測定と結晶化を行うことにし た。HSA と OrangeG を 0:10 から 50:10 の間で CD 測定を行った結 果が図1 である。このデータから、 サイト数が1であり会合定数は0.67(µM)-1であると求める事ができた。 (3)Seeding の利用 HSA の結晶をすりつぶして作製した Seeding 溶液を平衡状態の結晶溶液に加え結晶化を行った。 その結果が表 1.である。また結晶の格子定数と結晶系を表 2.に示した。得られた結晶では様々な 問題があり X 線結晶 構造解析を行うまで にはいたらなかった。 -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 300 400 500 600 700 波長(nm) 楕円率 (m de g) 0:10 1:10 3:10 7:10 50:10 図1.HSAとミリスチン酸・OrangeGによるICD -10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 300 400 500 600 700 波長(nm) 楕円率 (m de g) 0:10 1:10 3:10 7:10 50:10 図1.HSAとミリスチン酸・OrangeGによるICD 表1.シーディングによって結晶が得られた条件 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 14 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 13 結晶 結晶 結晶 結晶 12 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 11 ド ロ ッ プ 28 27.5 27 26.5 26 25.5 25 リザーバー 表1.シーディングによって結晶が得られた条件 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 14 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 13 結晶 結晶 結晶 結晶 12 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 結晶 11 ド ロ ッ プ 28 27.5 27 26.5 26 25.5 25 リザーバー 90 90 90 182.33 93.90 74.91 斜方晶系 γ/° β/° α/° c /Å b /Å a /Å 結晶系 表.2 HSAとミリスチン酸・OrangeGの結晶系と格子定数 90 90 90 182.33 93.90 74.91 斜方晶系 γ/° β/° α/° c /Å b /Å a /Å 結晶系 表.2 HSAとミリスチン酸・OrangeGの結晶系と格子定数

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