喰作用上ヨリ見込ルSalmonelia tsノ抗原分析川劇テ

(1)

2373

喰作用上ヨリ見込ルSalmonelia tsノ抗原分析川劇テ

第5回報告「ゲルトネル菌及ビ「チフス菌二三テ

（附）第1画報告ヨリ第5・回報告マデノ総括

金澤警科大勢細菌學i教室（主任谷i教授）

金澤留科大畑谷野内科教室（主任谷野教授）

研究科學生

宇野

｝7ttalea （／iio

幽昆

（昭和16年12月8日受付）

内容抄録

「ゲルトネル菌及ビ「チフス菌ノ爾菌二就テ，夫々ノ

「0血清」及ピ「パラチブスB菌，鼠チフス菌，「パラチフスC菌及ビ豚コレラ菌ノ各「o血清」ヲ用ヒテ喰作用試瞼ヲ行ヒ，コノ2種ノ菌ヲ，他ノ菌ヨリ鑑別スルコ

トヲ得Pt ．

「ゲルトネル菌ト「チフス菌トハ，「o血清」，「OII血清」ノ交錯喰作用ノ實験二於テ，鑑別ハ不能デアツタ．

叉コノ2種ノ菌ノ「H血清」ハ爾菌二封シ喰作用上無影響デ喰作用ヲ促進タシメルコトハナカツタ．

目

第1章緒言

第2章實験材料及ビ實験方法

第3章實験威績

第1節「ゲルトネル菌二就テ（各回ノ「0血清』ニヨル影響）

第1項「パラチフスB菌ノ「0血清」ニヨル影

醤

第2項鼠チフス菌ノ「o血清aニヨル影響第3項「パラチブスC菌ノ「0血清Jニヨル影響

第4項豚コレラ菌ノ「0血清」ニヨル影響第5項「ゲルトネル菌ノ「0血清」二…ヨル影響第6項「チフス菌ノ「0血清」ニヨル影響第2節「ゲルトネル菌二就テ（ゲルトネル菌及ピ「チフス菌ノ「OH血清」ニヨル影響）

第1項「ゲルトネル菌ノ「OII血蒲」ニヨル影響

次

第2項「チブス菌ノ「OH血清Jニヨル影響第3節「ゲルトネル菌二就テ（「ゲルトネル菌及ピ「チブス菌ノ「11血清Jニヨル影響）

第1項「ゲルトネル菌ノ「H血清」ニヨル影響第2項「チブス菌ノ「11血清』ニヨル影響第4節「1チフス菌二就テ（各菌ノ「o血清」ニョル影響）

第1：質「パラチフスB菌ノ「0血1清』ニヨル影響

第2項鼠チフス菌ノ「0血1清」ニヨル影響第3項「パラチフスC菌ノ「0血清」ニヨル影

響

第4項豚コレラ菌ノ「0血清」ニヨル影響第5項「ゲルトネル菌ノ「0血清」nヨル影響第6項「チフろ菌ノ「0血清」ニヨル影響第5節「チフス菌二就テ（「ゲルトネル菌及ビ『チフス菌ノfOII血清Jニヨル影響）

［ 9 ］

(2)

as74 宇野

第1項「ゲルトネル菌ノ「OH血清』ムヨル影響

第2項「チブス菌ノ「OII血1清」ニヨル影響第6節「チフス一二就テ（「ゲルトネル菌及ビ「チフス菌ノ「H血清」ニヨル影響）

第1項「ゲルトネル菌ノ「H血清」aヨル影響第2項「チフス菌バH血清」ニヨル影響第4章絡括亜二考案

第5章結論丈献

第1章緒 ^言

余ハ第3回報告，第4回報告二於テKauffma−

nn一一White−Schema＝於ケルB群， C群＝就テ喰作用ヲ慮用シテソノ喰作用促進能力ノ差異ニ

ヨリ菌ノ鑑別ヲナシタガ，今回ハD群ノ代表的菌株「ゲルトネル菌及ビ「チフス菌二各B．C．D群

ノ「0血清」ヲ用ヒテ，コレが喰作用上ノ鑑別ヲナシ，更二「ゲルトネル菌，「チフス菌ノ「OH血清」二二「H血清」ヲ用ヒテ喰作用上ノ吟味ヲナ

シタ．

第2章實験材料及ビ實験方法

（1）菌株

菌株トシテハKauffmann・一White−Schema二於ケル D群ノ代表的菌株デアル「デルトネル菌，及ビ「チフス菌ヲ使用シタ．

（2）ソノ他培養基，莞疫血清等ハ前回二同ジ．

二二方法

三二方法ハ前回ト同ジデアル．

第3章實験成績

第1節「ゲルトネル菌二二テ（各菌ノ「0血清」ニヨル影響）

菌膜面ノ菌分布三態ヲ観察センガタメニ，ソノ申央部ノ4個所（A．・B． C．D）二二キ検シタ．

第1表，第2表ハ「ゲルトネル菌ノ度敷分布ヲ

表ス．

即第1表ハA・B・C・Dノ各『匠劃部位二於テ豆個ノ菌三三ノ有スル菌藪ノ度数分布ヲ示シ，第

2表ハ二二劃部位二就テ1二丁「ミクロメータ」

中二於ケル菌藪ノ度藪分布ヲ示ス．

第1表

「ゲルトネル菌ノ度敷分布表

1菌集籏 ^圖劃部位

二於ケル総数

菌敷

A B l C D

r

1、 407 413 堰08 409 1637

2 椚 46 31 43 37 ． 157

3 13 8 16 12 49

4 2 1 1 3 2 8

1

｝

偲数 468

453 1

470 460 ¹⁸⁵¹ M±・・E 1．166士0．014 c1・±・…2［ L178±0．015 P・145士0・0141 1．150士0．007

・

［ IQ 1

(3)

喰作用上ヨリ見タルSalmoneila属ノ抗原分or s就テ ^23ブ5

第2表「ゲルトネル菌ノ度数分布表

｝概多1 ＿＿一基

部｝一一一一一一『一冒一一一一一一一』㎝一一冒一一^劃

位

総数

中ノ菌数

A

^B

｝c ^D

11−15 ² ¹ 0 4 7

16−20 4 9 量 5 10 28

21−25 ^．Q 6 11 10 29

26−30 ⁶ 8 7 4 25

31−35 ¹⁰ 4 5 ¹ 20

36−40 ⁵ ² ² ¹ 10

41−45 ¹ ⁰ 0 0 1

．＿一＿．＿^v

総釧「

30 3・｝ ^{30 1 1} 30 120

『『一一『

M：：ヒ1）．E Ii29・333±0・962128・166±0・90・｝ 1

Q6・Cee±0・69今21・500±0・712 25．375土0．435

帥實験二使用シタ菌塗抹硝十二中央部ノ菌ノ分布歌態ハ1三園「ミクロメータ」中ノ菌密度ハ 25．375±0．435ヂアツテ最：大値ハ29．333±O．962．

最：小値ハ2i．500土0．712デアル。

1菌集籏ノ有スル李均薩歎ハ 1・150士0．007

デ，最大値ノ、 1．178±0．015，，最ノ」、イ直ノ、 1．110＝ヒ

O；012ヂアリ，菌ハ概ネ卒等二而モ個々二分布シ集籏ヲナスモノハ少ナイ．

第1項「パラチフス：B菌ノ「0血清」

ニヨル影響（1）凝集反胃試験

「ゲルトネル菌ヲ1000C 2時間煮沸シコレヲ凝集原トシテ用ヒタ．

ソノ域忍目第3表ノ如ク25倍稀繹躬陽性デア

ツタ．t

（2）喰作用試験第3表「ゲルトネル菌（1000C2時間煮沸菌、二三スル

「パラチフス：B菌ノ「0血清」ノ凝集債成績表

Q類色2時間一24時間1±

＼血清i

50 100 400 800 ^、1600

黶

・i32006400

@1

12800 25600 _封照

一＝一＝

200

黶

^一＝ ^＝， ^{一一一}

? 一

＝＝＝

第4表

「ゲルトネル菌二野シ「パラチフスB菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

讃・i・

2 3 4 5 6 7 8

91

10 被貧喰ﾛ李均

原血清

³⁷

P

¹⁰ ² ¹ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．34

25 38 8 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0．36 50 26 ¹¹ 10 3 0 0 0 0 0 0 o 0．80

叫

100 34 14 2 0 o 0 0 ^0・ 0 0 0 0．36

200

261161

5 2 ¹ 0 0 0 0 0 0 0．72

4GO 一 30 13 4 2 ¹ 0 0 0 0 0 0 0．62

800 38 9 2 ¹ 0 0 0 0 0 0 0 0．32 1600 32 13 4 ^1， 0 0 0 。0 0 0 0 0．48

｝『

封照 ^281・・ 8 4 0 0 0 0 0 0 0

［ 11 ］

(4)

2376 _宇野

成績ハ99 4表ノ如クヂアル．

EP「ゲルトネル菌ハ「パラチフスB菌ノ「0血清」ニヨリ，ソノ喰作用ハ促進セラレテヰナイ．

第2項鼠チフス菌ノro血清」

＝ヨル影響（1）凝集反慮試験

「ゲル1・ネル菌ヲ100。C 2時間煮沸シタモノヲ凝集原トシテ，鼠チフス菌ノ「0」血清」二封スル凝集反鷹ヲ行ツタ．

ソノ成績ハ第5表ノ如ク，殆ド凝集反慮ハ現レナカツタ．

第5表・・「ゲルトネル菌（100。C2時間煮沸菌〉．二封スル鼠チフス菌ノ「0血清」ノ凝集債成績

血融観察時間

100 200 400 800 1600

32。。／4。。1128。。 256。。1封照 1

2時間 Q4時間

25

鼈齊

m

50

黶

_＝ _＝＝＝＝＝＝＝＝＝

（2）喰作用試験成績ハ第6表ノ如クデアル．

第6表

「ゲルトネル菌二封シ鼠チフス菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

lill．kl131illill． l o i i l 21．3・14isi6

241171811bO

33i 9 i 41410

311101 811 10

301121 51112

31illl 5t2 11

2611616illO

被食喰 7 8 9 10 菌平均敷

原血清

25 50 100 200 400

0 1 0 1 0 1 0 1 e l o i o．72 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 o．ss

o l o l o l o l o i o I o：ss O l O l O l O l 0 1 0 1 O．66 0 i O i O l O ［ O i O l O．62 1 1 0 1 0 h O I O l O i O．72

800 27 15 7 1 0 0 0 0 0 0 0 ・0．64

、

1600 25 17 5 3 0 o 0 0 0 0 0 0．72

封照 26 19 5 0 0 0 0 i・ 0 0 ^1・・58

帥「ゲルトネル菌二封シテ域チフス菌ノ「0血清」ハソノ喰作用ヲ促進セシメルコトハナイ．

第5項「パラチフスC菌ノ「0血清」

凝集原トシテハ「ゲルトネル菌ヲ1000C2時

間煮沸シタモノヲ用ヒタ．

ソノ成績ハ第7表ノ如ク，40q倍稀繹マヂ陽

性ノ成績ヲ出直．

第7表「ゲルトネル菌（100。C 2時間煮沸菌）二封スル「パラチフスC菌ノ「0血清」ノ凝集債成績表

血清 @ 稀羅

ﾏ察剣ｷ

25 50 200 1600

32。。1磁。。 128。。1256。。 1

1封照

2時間 Q4時聞

粁柵什柵

100

齒¥柵一鱒

Y

400

鼈齒

¥

800

鼈黶

}

＝ ^魎＝ ^一網一＝＝＝

【ユ2】

(5)

喰作用上ヨリ見タルSalmonella薦ノ抗原分析二就テ 2377

（2）喰作用試験

第8表

成績ハ第8表ノ如クデアル．

「ゲルトネル菌二十シ「パラチフスC菌ノ「0並1清」ヲ Ihllヘタ場合ノ喰作用試験成績表

被貧喰 @蘭骸

倹ｴ

H縄一一

1_被食佳

ﾖ

b二言

原血清 @25

@50

P00 Q00 S00 W00 P600

217151335 5000000000 6−0000000 ｛OlOl 10

oOl

_0．36

O．60 O．40 O．78 O．36 O．46 E0．46 O．54

1 ?馴37

²¹ ^0．40

EP「ゲルトネル菌二等シテ「パラチフスC菌ノ

「0血清」ヲ加ヘテモ，ソノ喰作用ヲ促進セシメル、コトハナイ．

第4項豚コレラ菌ノ「0血清」

＝ヨル影響

第9表

（1）凝集反臆i試験

「ゲルトネル菌ヲ 100。C 2時間煮沸シタモノヲ凝集原トシテ用ヒタ．

成績ハ第9表7eq如クデアル．

・EP凝集反感ハ殆ド現．レナイ．

「ゲルトネル菌（100。C 2時間煮沸菌）二斐寸ス．ル豚コレラ菌ノ「0血清」ノ凝集債成績表

血清

稀羅

槻察時間

2時間 24時間

25 50

「一頃叶

100 200 400

：

800

1 A．．．．．］．． An1

1600ト3200i6400112800

1 i

−1一一1 一

E25600i封照

［1

上

引一

（2＞喰作用試験

第10表

成績ハ第10表ノ如クヂアル．

「ゲルトネル三二樹シ豚コソラ菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

讃i・

^1， 2 3 4 5 6 7 8 9 10 被貧喰ﾛ卒忌

原血清

『 ³⁴ ¹³ ¹ ¹ ¹ ⁰ ^o ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．44

25 26 16 7 ¹ 0 0 0 0 0 0 0 0．66 50 29 15 5 1 0． 0 0 0 0 0 0 0．56 100 29 14 5 2 0 0 0 0 0 0 0 0．60 200 30 15 4 0 0 1 0 _，0 0 0 0 0．56 400 31 14 4 ¹ 0 0 0 0 0 0 0 0．50 800 35 11 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0．38

，

1極00 29 17 3 ¹ 0 0 0 0 0 0 G 0．52

一一一一 ^一一

鉗照 33 14

3t・

0 0 ・1・

・回・、

^｝0．弓0

C 13 ］

(6)

237i8 宇野

即「ゲルトネル二二封シテ豚コレラ菌ノ「0血清」ハ喰作用ニハ影響ハナイ．

第5項「ゲルトネル菌ノ「o血清」

第11表

「ゲルトネル菌ヲ煮沸シテ10⑪。C 2時間二及ベルモノヲ凝集原トシ，コレニ同菌ノ「0血清」

ヲ加ヘテ凝集反慮ヲ行ツタ．

成績他出11表ノ如クデ，3200倍稀繹マデ陽性

ヂアル．

「ゲルトネル菌（100。C 2時間煮沸菌）二謝スル同菌ノ「0血清」ノ凝集債祓績表

日清［

書２5時酎刈 50

w一 1GO

鼈

2。。4。。18。。

h 116003200

@ 1 640α12800

@ 〔

@ ｝

25600 封照

1−

Q時間一

^一一 ^{一十一}^｛一@ 一

一，

口一一

24時間柵柵州1

廿州甘＋＋ ± ± 一一

第12表

成績ハ第12表ノ如クヂアル．

「ゲルトネル菌二封シ同士ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

被負喰

@ 菌数

倹ｴ

⁰ ¹

2 3

∫

S 5 6 7 8 9 10 被食喰

ﾛ雫均

稀羅 ^数

原血清

⁸ ^一一^P8

一｝一

P4

｝

R12

¹ ^{一一一}^P ^一皿O 0 ^一『O 0 1．66

25 ¹¹ 15 9 6 4 ¹ ¹ 0 0 0 0 1．74

50 ⁸ ^2⑪ 12 9 3 1 1 0 0 0 0 1．64

100 22 13 10 4 1 0 0 0 0 0 0 0．98

200 17 18 12 2 1 0 0 0 0 0 0 1．04

400 30 11 5 3 0 1 0 0 0 0 0 0．70 800 27 16 6 ¹ 0 0 0 0 0 0 0 0．62 1600 26 13 5 6

P

⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．82

封照 ³⁷ 『81

4

1t・

0 0 0 0 0 ^・1 0．38

帥「ゲルトネル菌二封スル同菌ノ「0血清」ハ明＝喰作用が促進セラV，封照＝比シテ血清ノ 1600倍稀繹マデ明二陽性デアル．

第8項「チフス菌ノ「0血清」

ニヨル影響（1）凝集反慮試験

第13表

「チフス菌ハ「ゲルトネル菌同様二Kauffma 1m−White−Schema二十テD群ヂアリ，ソノ菌髄抗原ハ大部分同ジデアル．

凝集原ハ100。C 2時聞煮沸レタモノヲ用ヒ，

ソノ成績ハ第13表ノ如クデアル．

「ゲルトネル菌（100。C 2時間煮沸菌）￥ tスル

「チフス菌ノ「Q血清」ノ凝集債成績表

ボ恥時間＼

50 100 400

32。。！4。。

12800、 25600 封照

Q4時間 2時間

25

鼕ﾃ柵一十柵 …土柑

200

％C

一柵

800

￨1一

^鼕ﾃ

1690

譓¥ 一土一± 胴一嘲一一一

［ 14 ］

(7)

喰作用上ヨリ見タルSal皿Onella麗ノ抗原分析二就テ 2379

鄙コノ；場合二1600倍稀繹陽性，6100倍稀澤弱（2）喰作用試験陽性ノ成績ヲ得タ。成績ハ第1俵ノ如クデアル．

第14表「ゲルトネル菌二面シ「チフス菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

粛

原血濡 25 50

1eo 200 400 800 1600 封照

o ¹

14 1 19

el lf

i8 1 19 24 i 17 26 i 10 22 i 20 28 1 12 27 1 11

33 i 10 2

11 15 8 6 10 5 8 8 6

3

5 7 2 1 3 2 2 3 1

4

1

4 3 2 e l

o

l

o 5

i

₂

0 0

1 0 0 0 o

6

o e o o

7

i

oio olo oio OIO

o o o o

o o 8

e o o o o o o o o

9

o o o o o o o o

o

10

e o o o o o o o

被負喰菌牛均藪

1．20 1．82 工．06 0．80 0．88 0．80 0．68 0．80 O 1 O．50 ノ

帥「ゲルトネル二二「チフス菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合二，ソノ喰作用ハ促進セラレ血清ノ16 00倍二二マヂ，明二陽性ヂアル．

「ゲルトネル菌ト「チフス菌トハ，ソノ菌艦抗原が凝集反慮上殆ド同ジヂアルタメニ，喰作用

二於テモ密接ナ關係が成立シテヰル。

而シテコノ關係ハ第3回va告＝於ケル「パラ

チフス：B ﾛト鼠チフス菌，第4回報告＝於ケル

「パラチフス℃菌ト豚コレラ菌トノ三訂ト同様

ヂアル．

「パラチフスB，鼠チフス，「パラチフスC，

．

及ビ豚コレラ」ノ各菌ハ「ゲルトネル菌ト菌禮抗原が違フタメ＝，ソレ等ニヨリ生ジタ「0血清」

ハイヅレモ「ゲルトネル菌二二シテ喰作用ヲ促進セシメナカツタ．

以上ノ關係ヲ圖示スレバ第1圖ノ如クデア

ノレ．

第1圖「ゲルトネル菌一封スル各菌ノ「0血清ノ喰作用能力ノ圖示

被面喰穂救

22 20 18 16

1．4

1．2

10

e．s

O6 04 02

1お冨；翻タ拓二才」燃1韓諺膿＝＝＿＿＿

二十｛二障夢二才」二十二一二＝二二＝

ve2 9｝1享讃離1，二三」，闇雫二二：搬一』 …

．！デ轡．．

L66 ！、、＼．L64

〆、＼

ゆのコ

！㍉、

のしコジロ

ココむロ

曳＼

㍉巳、OO 、 1・04

＼．読・毛叡

a34 昭6 。3凸。36 032

茜欝磯撫

O 25 50

^へ100 200 400 800 160Q 封照

殉血清稀騨

［ 15 ］

(8)

2藷80 宇野

第2節「ゲルトネル菌二就テ

（「ゲルトネル菌及ピ「チフス菌ノOH血清」ニゴル影響）

第1項「ゲル、論ル菌ノ「OH えもち

血清」昌ヨル影響

（1）凝集反鷹試験

「ゲルトネル菌ヲ局方「ホルマリン」1．0％ノ割二歩ヘテ殺菌シ，コレラ凝集原トシテ用ヒタ．

ソノ成績ハ第15表ノ：如ク， 12800倍稀繹・マヂ陽性ヂアル．

第15表

「ゲルトネル菌（1．0％「ホルマリン」殺菌）＃tスル同菌ノ「OH血清」ノ凝集債成績表

観※

25 1 50

1。。2。。｝、。。8。。16。。132。。！4。。128。。…256。醐照

一一一一一

Q時間 Q4時間

柵枡

冨柵一柵一一^{O険州■柵 1}

辮柵冊柵

一一ﾌ腎什1料

一 _¥ 1一

¥ 士

圃繭

喰作用二關係ノアル0凝集債ヲ検センシト

テ，「ゲルトネル菌ヲ100。C 2時闇煮沸シテ凝集原トシテ用ヒタ．

ソノ成績ハ第16表ノ如クデ，3200倍稀繹マデ陽性デアル．

第16表

「ゲルトネル菌（100。C 2時r認煮沸菌）二i糞1スル同歯ノ「OH血清」ノ凝集領成績表

血清 5 、

@稀羅ﾏ察條ﾔ

100

一

16GO 3200 ll ・ 16400112800

@ i 一一 −

125600 封照 7

Q時間 Q4時間

25150

? 一¥：十ト

１柵

一冊

200

鼈鼕

ﾃ

400 w一

ﾃ

8CO w一

¥

一十

一一

¥

訓＿｝。±i一】

闘一

第17表

「ゲルトネル菌二三シ同菌ノ「OH血清」ヲ加へ夕場合ノ喰作用試験成績表

愈漕激

＼被負喰

稀繹＼

原血清

25 50 100 200 400 800 1600 封照

e

o

14 20 19 27 33 32 32 28 31

1

19 16 20 16 8 14 13 20 11

2

8 9 8 3 5 2 5 2 4

3

4 1 1 3 3 1 0 0 3

4

2 3 2 1 1 1 0

，0

0 5

1 1

0 0 0 0 0 0 1

6

1 0 0 0 0 0 0 0 0

7

o o o o o o o

i

e 8

1 0 0 0 0 0 0 0

下

9

o o o o o o o

i

o 10

o o o o o o o o o

被三二菌牛均数

1．48 1．08 0．94 e．70 0．62 0．50 0．46 0．48

O．66

［ 16 ］

(9)

喰作用上ヨリ見タルSa】mone】］a薦ノ抗原分析＝就テ 2381

帥「9H血清」ヲ用ヒタ場合ニモ「ゲルトネル菌ハソノ喰作用ハ促進セシメラレルガ，「ゲル

トネル菌ノ「0血清」ヲ用ヒタ場合トソノ喰作用二於テ劣ツテヰテ，血清ノ100倍引力マヂ封照二比シテ陽性ヂアル．

第2項「チフス菌ノ「OH血清」

ニヨル影響（1）凝集反当試験

凝集原トシテ「ゲルトネル菌ヲ100。C 2時間加煮殺菌及ビ1，0％局方「ホルマリン」殺菌ニヨ

ツテ前者ハO凝集反憲，後者ハH凝集反癒二

用ヒタ．

「チフス菌パ「ゲルトネル菌ト菌髄抗原が同ジヂ，H抗原一尉ツテヰル．

「チフス菌ノ「OH血清」獅噛スル「ゲルトネル

菌ノH抗原ノ凝集反慮ハ全ク現レズ24時間後

noee集反慮が現レテ來ル．

ソノ成績ハ第18表，第19表二示ス如クヂア

ル．

第18表

「ゲルトネル菌（1．0％「ホルマリン」殺菌）＝封スルチフス菌ノ「OH血清ノ凝集便成績表

曝轡固5・，蜘

800

L160032006400

@ 1

12800 25600 封照

一−一一一一｝一

P『 P一

Q時間i酬＋

Q4時間刑柵

一汁柵

200 黶w

400

鼈鼕

ﾃ

騨什一十自開

一＝

＝＝ ^一一

第19表「ゲルトネル菌（100。C 2時間煮沸菌）二封スルチフス菌ノ「OH血清」ノ凝集債成績表

議

i10α200 1一｝一

116003200

Q 一

12800

125600

・封照

2時間 Q4時間

25

w粁柵

50

@寸話十一

ﾊド冊

400

鼈鼾

800 齬H

Y

；1；「

6400 ﾛ＝

＝＝＝

第20表

「ゲルトネル菌二四シ「チフス菌ノ「OH血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

・被貧喰_× ＼．菌一応織＼＼

原血清

25 50

100 200 400 800 1600 封照

o

ユ3

17 22 22 26 31 33 36

蕊

1

18 15 15 23 16 11 11 5 9

2

12 10 8 3 8 4 6 6 6

3

2 7 5 2 0 3 0 2

4

1 1

e o o

l

o U

ili

5

3 0 0 0 0 0 0 1

0 6

o o o o o o o o o

7

1

0 0 e o o o o o

819

O IO O IO o io O IO

oio

o io O LO

oio olo

10

o o o o e o o o o

被貧喰菌卒均激

1：48 1．2e O．92 0．70 e．64 0．64 0．64 0．56 O．56

（ 17 ］

(10)

2382 _宇野

帥「ゲルトネル菌二野シ「チフス菌ノ「HO血清」ヲ加ヘタ場合ニハ，喰：作用ハ促進セラレ，

血清ノ50倍稀丁々デ明二謝照二比シテ陽性ヂア

ル．

以上第2節二於テ「ゲルトネル菌二二シPゲル

｝ネル菌並＝「チフス菌ノ「OH血清」ヲ加ヘタ

場合ノ成績ハイヅレノ場合＝於テモH凝集素

が多量二含マレテヰル＝拘ラズ喰作用＝及ボス影響ハ「0血清」ヲ用ヒタ場合ト籐リカバラズ，

却ツテ劣ツテヰル．

第21表

第3節「ゲルトネル菌二三テ

く「ゲルトネル二丁ビ「チフス菌ノrH血清」ニヨル影響）

第1項「ゲルトネル菌ノ「H血

清」ニヨル影響

（1）凝集反吐試験．

「ゲルトネル菌ヲLO％局方「ホルマリン」ニテ殺菌シ，コレラ凝集原トシ，「ゲルトネル菌ノ

「H血清」二目スル凝集便ハ第21表ノ如クデ6400 倍稀樺弱陽性デアル．

「ゲルトネル菌（1・0％「ホルマリン」殺菌）二黒スル同門ノ「H血清」ノ凝集便成績表

粛

1640012800

R

²⁵⁶⁰⁰ ^i封照

2時間 Q4時間

25

鼾

50

p柵柑

100

w柵柵

200

齊X柵

400 y柵

800

o丹什

1600

p什什

3200

齒¥十

±十一± 一一一一

コノ場合＝吸牧操作が旨ク行ハレテヰルカヲ槍スルタメニ，「ゲルトネル菌ヲlooec 2時間ノ加熱操作ヲ加ヘタモノヲ凝集原トシ，凝集反鷹ヲ行ツタwa ・，ソノ凝集反慮ハ25倍碧羅ヂ痕跡トシテ認メラレル程度ヂアツタ．

（2）喰イ乍用試験

成績ハ第22表ノ如クデ，「ゲルトネル菌ノ「H 血清」ハ該菌二樹シテ，

メナイ．

ソノ喰作用ヲ促進セシ

第22表「ゲルトネル菌二樹シ同町ノ「H血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

a謹

＼被貧喰 ⁰ ^1一 ² ^3一 ⁴ ^5一 ⁶ ⁷ ⁸ ⁹

＿1＿＿

m騰讐

一

… 一『 ^｝一一『

一一一 −

25 17 15 13 ¹ 3 ¹ 0 0 0 0 0 1．22

50 27 16 4 2 ¹ 0 0 0 0 0 o 0．68 100 33 11 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0．46 200 34 10 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0．44 400 34 11 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0．46

800一 ⁴⁰ ⁶ ⁴ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．28

一一一

^一＿一『皿一一一一

一一一一

封照 ³¹ 14 5 ・i・ ₀ 0 0 0 0 0 0．48

第2項「チフス菌ノ「H血清」

ニヨル影響

（1）凝集反回試験

凝集原5シテ「ゲルトネル二二1．O％局方「ホ

ルマリン」ヲ加ヘテ殺菌シタモノヲ用ヒ，成績ハ第23表ノ如ク，殆ド凝集反慮ハ現レナカツ

タ．

［ IB ］

(11)

喰作用上ヨリ見タルSalmonel｝a麗ノ抗原分析二就テ 2383

第23表

「ゲルトネル菌（1．0％「ホルマリン」殺菌）二封スルチフス菌ノ「H血清」ノ凝集便成績表

畿％ 5・

^ヌ400

800エ600

@i

³²⁰⁰

…U40012800

@｛

^二二

｝一｝

Q時間 Q4時閥

｛幽

¥

｝＝

100 o＝

200

黶

_＝ ^{騨一}

黷P一

＝一一

? 一

25600

Q− ＿＿＿吻

@＝

^＝

ノ

（2）喰作用試験スル「チフス菌ノ「H血清」ハ喰作用二殆ド影響成績ハ第24表ノ如クヂ，「ゲルトネル菌二劃ヲ及ボサナイ．

第24表「ゲルトネル菌二三シ「チフス菌ノ「H血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

＼幽幽喰

哿 0 ¹ 2 3 4 5 6 7 8 9 10 被益喰

ﾛ：雫均

｝一醒一一

34 R0

715 55 40 00 00 00 00 1

ﾊ ^oI

n

00 0．58

O．50

100 41 5 4 0 0 0 0 0 ・1・

0 0．26 200 43 5 ² 0 0 0 0 0

oio

⁰ ^0．18

400 42 5 3 0 0 0 0 0 0 o 0 0．22 800 43 4 2 1 0 0 0 0 0 0 o _O．22

一

^『一

射、、、、

馴3。

¹⁵ ³ ^2 i ⁰ ⁰ ⁰ ^ρ

・i・i・

0．54

第4節「チフス菌二就テ（自習ノ（0血清」ニヨル影響）

菌膜面ノ菌ノ分布歌態ヲ観察センガタメニ，

ソノ中央部ノ4個所（んRC．b）二就キ槍シタ．

第25表，第26表ハ「チフス菌ノ度敷分布ヲ表ス．

帥第25表ハA．B．C．Dノ各匪劃部位二於ケル 1個ノ歯止籏ノ有スル三三ノ度数分布ヲ示シ，

第26表ハ各硬劃部位二於テ1網眼「ミクロメータ」中ノ菌数ノ度歎分布ヲ示ス．

第25表

「チフス菌ノ度数分布表

1菌集籏 ^画劃部位

二二ケル総激

騰歎

A

^：B

^C

^D

一

｝

^一一

1 421 407 418 419 1665

2 42 38 42 43 ・ 165

o

3 10 8 14 8 40

4 2 ¹ ¹ 2 ^{6… 一一}

｝一

総数 475 454 475 472 1876

M±P．E 1．138±0．013 ㌔

1．125±0．012 1．153士0．013 1．137±0．013 lL140土0・006

印實験二使用シタ菌塗抹硝子面ノ中央部ノ菌ノ分布歌態ハ1網眼「ミクロメNタ」中ノ菌密度

ハ23．875±0．388ヂァッテ最大値ハ26．166±

0．786，最：小値ハ22．166±0・465デアル．

［ 19 ）

(12)

2384 宇野

舞26表

「チフス菌ノ度撒分布表

c

1網眼「ミ優劃 ^唖部位

クロメ〜タ」 _一一一一一一一一一一叩一へ一一一一一一一一 − 一一一一一一一匿一総激

申ノ菌数

A

^B

c l P

11−15 ³ 4 1 2 10

ユ6−20 8 7 10 2 27

21−25 ⁷ ¹⁰ ¹¹ ¹¹ 39

26−30 ⁷ ⁵ ⁶ 8 26

31−35 ³ ³ ² ⁴ ¹²

36−40 2 1 0 3 6

総数 30 30 30 30 『

M±P．E 23．833土0．841 22．500士0．786 22・・66土・・465！26・・66土・碑3・875±・・388

1菌集籏ノ有スルrp均正数ハi・140土。・006ヂ第1項「パラチフスB菌ノro

最大値ハ1．153土0．O13，最小値ハL125土0．012 血清」ニヨル影響

デアル．（1）凝集反臨試験

而シテ菌ハ概ネ平等二而モ個々二分布シ集籏「チフス菌ヲ100。C 2時間煮沸シテコレラ凝ヲナスモノハ少ナイ．集原トシテ用ヒタ．

ソノ成績ハ第27表ノ如クデアル．

第27表「チフス菌（100。C2時間煮沸菌）＝封スル「パラチフスB菌ノ「0血清」ノ凝集債成績表

謙

²⁵ ⁵⁰

p

^「

w

㎜｝蜘一1一 800

1

Q 」一

160^320α6400 112800

25600 塾照

一

^{一一一}

2時間

一一欄 ^{一一} 一噛一麟一一｝

24時間

^十 ^十 ^± ^{一一} 一一 ^．＿一一一｝一

1

EP「チフス菌二劃シテ「パラチフス：B菌ノ「0 （2）喰作用試験

血清」ノ凝集反慮ハ50倍稀繹陽性，100倍稀澤弱成績ハ第28表ノ如クヂアル．

陽性デアツタ．

第28表「チフス菌二鉗シ「パラチフスB菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

被貧喰

@菌数倹ｴ

⁰ ¹

12

3 4 5 6 7 8 9

し一三喰10 三三均

一羅 ^：数

一〜一

原血清

²⁵ ¹⁷ ⁶ ¹ ¹ ⁰ ⁰ ^o ⁰ ⁰

010．72

25 33 ¹¹ 6 0 0 0 0 0 0 0 0｝0．46 50 26 13 5 4 2 o 0 0 0 0

OIO．86

r

100 35 9 4 2 0 0 ^⑪ 0 0 0

010．46

200 32 15 2 1 0 0 0 0 0 0

OlO．44

400 35 ¹¹ 4 0 0 0 0 0 0 0 ^しOlO．38

800 35 8 6 1 0 0 0 0 0 0

iO O．46

1

1600 29 15 3 3 0 0 0 0 0 0

010．60

封馴3811・i・［・ τ

⁰ ⁰ ⁰ ⁰

下 _J10．28

^一

［ 20 ］

(13)

喰作用上ヨリ見タルSalmonella驕ノ抗原分析二就テ ²³⁸⁵

帥「パラチフスB菌ノ「0血清」ハ「チフス菌二劃シテ，ソノ喰作用ヲ促進セシメテヰルガ，

「チフス菌二封スル同製ノ「0血清」ニヨル喰作用促進ヨリハ遙二丁ツテヰテ，ソノ能力二判然タル差異ガアル．

第2項鼠チフス菌ノ「o血清」

＝ヨル影響

第29表

（1）凝集反慮試験

「チフス菌ヲ100。C 2時間煮沸シテ凝集原トシテ用ヒ，鼠チフス菌ノ「0血清」二劃スル凝集反身ヲ槍スルト，ソノ成績ハ第29表ノ如クヂア

ノL・．

EP凝集債ハ100倍稀鐸陽件ヂアツタ．

「チフス菌（1000C 2時闇煮沸菌1二樹スル鼠チフス菌ノ「O血清」ノ凝集偵成績表

血1清

く稀澤

観察時間

2時間 24時間

25 50 i100

一．．一一mT一一 1−

Hl十

2001400

＝一

引一

800 1600 3200 F 6400 12800 1

−1

一一 P 一一

25600 封照

（2）喰作用試験成績一理30表ノ如クデアル．

第30表「チフス菌二樹シ鼠チフス菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

＼菌数＼被貧喰

血清＼、

稀繹＼

原血清

25 50 100 200 400 800 16eo 封照

o

i

38 34 32 34 39 35 27 28 32

1 iO

10 11 9 8 11 ユ8

15 16

2

2 5 6 4 3 4 5 3

3

而

1 1 2

0 0 0

1

iii

4

o o o q o o o l

o 5

o o o l

o o o 2 0

6

o o o o o o o o o

づ8

一1／一

o o o o o o o o o

o o o o o o o o

oi

9 i 10

o o o o o o o o

olo

被貧喰菌雪見敷．

O．28 0．46 0．52 0．56 0．28 0．38 0．56 0．76 0．42

即「チフス菌二三シ鼠チフス菌ノ「0血清♪・「チフス菌ノioO。C 2時闇煮沸シタモノヲ凝喰作用ヲ促進セシメルコ1・ハナイ．集原トシテ用ヒタ．

第5項「パラチフスC菌ノ「0 成績ハ第31表ノ如クヂ，25倍稀繹陽性ノ成績

血清」sヨル景多響ヲ得タ．

（1）凝集三鷹試験

第31表「チフス菌．（100。C 2時間煮沸菌）二封スル丁パラチフスC菌ノ「0血清」ノ凝集慣一河表

血清｝

@ 筆下25観察時間

50 1002⑰0

@ 一

1 SGO 800

@ ｛

l116G⑪32GO 6400

@ 一

¹²⁸⁰⁰

一p25600 二二

一一一一

2時間一一一一一一一 24時剛＋一一1一一一一

一1−1 一1−1−

1一一1−1 一 1 − 1 − 1

［ 21 ］

(14)

2386 宇野

第32表

成績一心32表ノ如クデアル．

「チフス菌＝Ytシ「パラチフス。菌イro血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験域績表

被貧喰1

@ 菌数

倹ｴ

⁰ ¹ ² ³ ⁴ ⁵

61 1

7 8 9 10 被貧喰

嚔嚥ﾏ

稀繹 l i 数

原血清縁3

^一i ^一 1 ^『2 ⁰ ⁰ ^O l

；τ｝・

0 0 0．24

P3833

810 62 20 10 00 ^oiO

010 P0｝o

^E

00 00 0．60

O．28 100 37 10 3 0 0 0 0 0 G 0 0 0．32 200 33 10 5 2 0 0 0［ 0 0 0 0 0．52

400 35 10 4 1 0 0

ol

0 0 0 0 0．42 800 132

12

312

¹ ⁰ ^O I

¹⁰

⁰ ⁰ ⁰ ^0．56

1600 封照137

1 10

31 1 15

3

一：：．nl；…L

gl ihio

i i

oiololoioiol o．4s

・1・｝・i・回…36

自P「チフス菌二封シ「パラチフスC菌ノ「0血（1）凝集反慮試験

清」ヲ加ヘタ場合＝，ソノ喰作用ヲ促進セシメ「チフス菌ヲ100。C 2時闇煮沸シテ凝集原トルコトハナイ．シテ用ヒタ．

第4項豚コレラ菌ノ「0血清」ソノ成績ハ第33表ノ如ク，100倍稀繹マデ陽

ニヨル影響性ノ成績ヲ得タ．

第33表「チフス菌（100。C 2時間煮沸菌）二封スル豚コレラ菌ノ「0血清」ノ凝集便成績表

謙

2時間 24時間

25 50

什 100

十 200

士

400 800 1600^P32，00

i一

64001 12800

一1

＝に

25600 封照

（2）喰作用試験コレラ菌ノ「0血清」ハ殆ド喰作用二影響スルト成績1ハ第34表ノ如クデ，「チフス菌㌧封シ豚一思ハレナカツタ．

第34表「チフス菌二士シ豚コレラ菌ノ「0血清」ヲ

カロヘタ旦合ノ喰作用試験成績表

譲

^{。〔、 I I} ^2｝ ³ ¹^{@ 1一一}^S 5 ⁶ ⁷ ⁸ ⁹ ¹⁰ ^ﾛ牛均^被食喰

^V

一一一

一 ÷T ^一

原血清 3416

⁷ ³

Olo

⁰ ⁰ ⁰ ^0．58

25 29 P15 ₄ ₂

010

⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．58

50 P00

lllユ1 ³⁴ ¹¹ ^010 iO．0

olooio

00 00 10

O 0．38 O．34 200 3引ユ0 4 0

oIo

⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．36

400

3918

3 0

010

⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^O．28

800

lll碧

¹ ⁰ ¹

Oρ

⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．24

1600 3 1

010

⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^0．40

一＿＿堰Q＿

一＿ ^{一一一} ^− 一

｝

封照 3711・・い ^1io 「 ₀ 0 0 0 0 O．38

［ 22 ］

(15)

喰作用上ヨリ見タルSalmonell＝属ノ抗原分析二就テ 2387

第5項「ゲルトネル菌ノ「o 鷹ヲ行ツタ．

血清」＝ヨル影響ソノ成績ハ「チフス菌ト「ゲルトネル菌トハ爾

（1）凝集弓懸試験者トモソノ菌禮抗原が殆ド同ジタメニt凝集便

「チフス菌ヲ100。C 2時聞煮沸シテ凝集原トハ高ク，1600倍稀繹陽性，3200倍稀繹弱陽性ヂシ，「ゲルトネル菌ノ「0血清」ヲ加ヘテ凝集反アツタ．

第35表「チフス菌（100。C 2時闇煮沸菌）二封スル「ゲルトネル菌ノ「0血清」ノ凝集便成績表

血清 @ 稀羅ﾏ察

@時間

に1 2001001 L132QO 640012800

25600 封照

2時間 Q4時間

25 x一

ﾗ

50

鼈鼾

一戸

『一

¥

一十一十

1600

鼈齒

¥

』一一一

@｛

u 一

? 一

＝1

^＝

（2）喰作用試験成績ハ第36表ノ如クヂアル．

第36表「チフス菌二目シ「ゲルトネル菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

血清 1稀繹

＼欝1

原血清 25 50

100 200 400 800 1600 封照

0

20 25 28

，30

30 37 32 25 25

1

15 14 15 11 16 10 9 18

2

7 6 7 6 4 2 7 5

一

i715

3

5 4 0 3 0 1 2 1

2 4

2 1 0 0 0 e o

1

5 16

1万

01 ．O

oio OIO OiO OIO

O IO

oio

O IO

7

o o o o o o o o・

o 8 9

0 0

010 0LO

o ll o

oio

OトO oio oio

o ］．o

10

o o o o o o o o o

被貧喰菌牛王敷

1．14 e．8tl O．58 0．64 0．48 0．34 0．58 0．70

0，74

EP「チフス菌二「ゲルトネル菌ノ「0日号」ヲ加（1）凝集反回試験

ヘタ場合＝，ソノ喰：作用ハ促進セラレ，血清ノ「チフス菌ヲ100。C 2時間煮沸シテ凝集原ト 25倍稀繹マデ明二陽性デ，100倍以下ハ喰作用シテ用ヒタ．

．二影響ガナカツタ．ソノ域績・・第37表ノ如クデ，6400倍稀糧マデ

第6項「チフス菌ノ「0血清」陽性デアツタ．

＝ヨル影響

第37表「チフス菌（100。C 2時間煮沸菌）二封スル「チフス菌ノ「0血清」ノ凝集債成績表

血1清 ^一

稀繹 o動

²⁵ ⁵⁰ ^ユ00 ²⁰⁰ ⁴⁰⁰

8。。【16。。【32006400

ユ2800 25600 封照時閻

一 ^一一

^一

一

^{一一一}

^『一一

^{一一一}

2時間

^十 ^±

7

^』 ^一 ^一 ^圏 ^一 ^一 ^聰 ^｝ ^一

24時聞

^柵 ^柵 ^珊 ^冊 ^柵 ^甘 ^什 ^十 ^± 一旧

（ 23 ］

(16)

2388 宇野

（2）喰作用試験域績ハ第38表ノ如クヂアル．

第38表「チフス菌二封シ同菌ノ「0血清」ヲ加ヘタ場合ノ喰作用試験成績表

被貧喰 @小智

倹ｴ H羅

0 ¹ 2 3 4 5 6 7 8 9 10 被貧喰

ﾛ牛均

一、一一

原血清

¹¹ ¹⁵ ¹¹ ⁹ ² ¹ ¹ ⁰ ⁰ ⁰ ⁰ ^1．66

25 11 17 14 6 1 1 0 0 0 ^o 0 1．44

50 13 15 11 7 ¹ ¹ 2 0 0 0 0

L58

100 22 20 5 2 ¹ 0 0 0 0 0 0 0．8⑪

200 12 14 18 5 ¹ 0 0 0 0 0 0 1．38 400 23 12 12 ¹ ¹ ¹ 0 0 0 0 0 0．96 800 22 13 12 2 1 0 0 0 0 0 0 0．94 25 15 7 2 0 ¹ 0 0 0 0 0 0．80 封照 28 o工7 4 ¹ 0 0 o 0 0 0 0 0．56

EP「チフス菌ハソノ「0血清」ニヨリ喰作用ハ促進セラレ，血清ノ1600倍稀澤マデ明二封照二比シテ陽性デアル．

以上ノ實駒成績ヲ綜合シテ考ヘルト，「チフス菌ト「ゲルトネル菌ハVi抗原ヲ除イテ菌艦抗原ハ共通抗原ヲ有シテヰルカラ，喰作用毛母テモ同様ノ關係が成り立チ，ソノ冤疫lfit清中ノ抗

艦ハ密接ナ關係二於テアル．

「パラチフスB，鼠チフス」，「パラチフスC，

豚コレラ」ノ各菌ハ「チフス菌ト菌艦抗原が違フタメニ，ソレ等ノ「0血清」ハイヅレモ「チフス菌二軸シテ判然ト，ソノ喰作用ヲ促進セシメナ

カツタ．

以上ヲ圖示スレバ第2圖ノ如クデアル．

第2圖「チフ．x菌二封スル各菌ノ「0血清」ノ喰作用促進能力ノ圓示

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血清霊長第5節「チフス菌二就テ（「ゲルトネル菌及ビ「チフス菌ノ「OH血清．」ニヨル影響）

800 16GO 劉照

第1項「ゲル5ネル菌ノ．「OH血清」ニヨル影響

（1）凝集反慮試験

［ 24 ］

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