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心移植,拒絶反応における組織学的検討

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Academic year: 2021

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83 ス)の中枢神経病変     (第1病理)   小林 愼雄・柴田 亮行  網膜と中枢神経における血管病変の成因を明らかに するためEMCウイルス誘発糖尿病モデルにつき電顕 的検索を行った.

 L929細胞で増殖したEMCウイルスM変異株(感

染力価100−150PFU)をCD−1雄性マウスの腹腔内に 接種し糖尿病を誘発した.接種後,血糖負荷値(101± 13mg/dl), IRI値(459±52U/ml)は高値が持続した.  〔結果と考察〕  (1)網膜では,早期から基底膜を囲むミューラー細 胞の解離がみられ,基底膜下に空隙が形成され,5カ 月,基底膜の肥厚と膠原線維の蓄積が著しい.  (2)脳幹にはアルツハイマーII型ダリアが観察さ れ,1年後,内皮細胞の変性および網膜と類似の基底 膜肥厚と膠原線維の蓄積を認めた.  糖尿病状態では,BBBと比較して, BRBはより早 期から破綻を生じるが,これは,ミューラー細胞と星 状膠細胞との機能の差を反映している.  17.心移植,拒絶反応に関する組織学的検討 (心研循環器外科,国際分子細胞免疫研究センター)       星  浩信・八田 光弘・竹内 照美・       上部 一彦・野々山真樹・小柳  仁  〔目的〕心臓移植後の拒絶反応の診断には心筋生検 法による病理組織学的診断が不可欠である.今回我々 はラットを用いた異所性心移植を行い急性拒絶反応の 組織学的変化を検討した.  〔対象および方法〕ウイスターキングラットをド ナー,ルイスラットをレシピエントとして異所性心移 植を行った.移植後経時的に犠牲死せしめ移植心を摘 出し,拒絶反応によるリンパ球の浸潤を血管およびそ の周囲,間質,心筋細胞に分けその進展を比較,その 度合を分類し各種染色により検討した.  〔結果および結論〕拒絶反応によるリンパ球浸潤は 右室自由壁に始まり中隔,左室壁内層には遅く発現す る.各種染色を応用することにより拒絶反応の詳細な 診断が可能となり,その発現機序が明らかになると考 えられた.  18.肝移植患者における肝組織像の特徴     (消化器病センター内科,第3外科1),      腎臓小児科2>)       橋本 悦子・小島原典子・小幡  裕・     藤川 博康1)・山口  裕2)・中川 芳彦1)・     渕之上昌平1>・寺岡  慧1)・大田 和夫1)  本学にて,生体部分肝移植を施行した3例の肝生検 所見を報告する.〔症例1〕2歳女児,移植後ビリルビ ン上昇,第4,7病日の肝生検はfunctional choles・ tasisの像で黄疸は自然軽快した.32病日では拒絶反応 を示しsteroid pulse療法施行した.現在移植後10ヵ月 で経過順調である.〔症例2〕2歳女児,移植後第4病 目黄疸増悪時の組織像はfunctional cholestasisで, 10,15,25病日は拒絶反応で,steroid pulse OKT3療 法にて治療した.第101病日,胆道拡張手術時の組織は 拒絶反応は認めず,トランスアミナーゼ上昇のため施 行した7ヵ月後の生検像は,ウイルス性肝炎と診断し た.〔症例3〕59歳女性.ビリルビン再上昇のため,第 13病日干生検施行functional cholestasisを呈した.翌 日肝動脈,門脈血栓にて再移植,ベルギーより到着し たドナー肝は,組織学的には問題ない.第18斜日死亡, 肝組織では,高度の脂肪化と細胞変性を認めるが, acute graft failureの像ではなかった. 一179一

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