JAIST Repository: ファージ提示系によるタンパク質の特異的部位を認識するペプチドの選択
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(2) B21p5. ファージ提示系によるタンパク質の特異的部位を認識する ペプチドの選択 石川 英夫(横山研究室) 【 目的 】 近年、コンビナントリアルケミストリー技術の発展とともに、合成ペプチドを分子 認識素子として用いる研究が行われている。本研究では、ファージ提示系ペプチドラ イ ブ ラ リ ー を 利 用 し て グ ル コ ー ス オ キ シ ダ ー ゼ (GOx)表 面 の 特 異 的 部 位 を 認 識 す る 分 子認識ペプチドをスクリーニングした。さらに、得られたペプチドを表面プラズモン 共 鳴 装 置 ( SPR ) を 用 い て 親 和 性 を 調 べ た 。. 【 実験と結果 】 ○親和性を持つペプチドのスクリーニング GOx 表 面 の 、活 性 部 位 近 傍 に 存 在 す る ア ミ ノ 配 列 ( 5 2 G-S-Y-E-A-D- 5 8 R ) を タ ー ゲ ッ ト としこのペプチドを固相法により合成した。合成したペプチドに対し、ファージ提示 系のペプチドライブラリーを用いてバイオパニングを行い、親和性の高いと考えられ るファージクローンを得た。また、ファージクローンが提示しているアミノ酸配列は DNA シ ー ク エ ン サ ー を 用 い て 決 定 し た 。 そ の 結 果 、 ペ プ チ ド ( G-S-Y-E-A-D-R) に 親 和 性 を 持 つ 13 種 の ペ プ チ ド 配 列 を 得 た 。 こ の 13 種 の ア ミ ノ 酸 配 列 は 大 き く 4 系 統 に 分 けることができ、配列の特徴として塩基性アミノ酸が多く見られることが挙げられる (Table 1)。 ○スクリーニングにより得られたペプチドの親和性測定 SPR の セ ン サ ー チ ッ プ に ペ プ チ ド( G-S-Y-E-A-D-R)、GOx、 ガ ラ ク ト ー ス オ シ キ ダ ー ゼ(陰性コントロール)をそれぞれ固定化し、スクリーニングより得られたペプチド と の 親 和 性 を 調 べ た 。 そ の 結 果 、 こ れ ら の ペ プ チ ド は 、 GOx に 対 し て 特 異 的 に 結 合 す ることが示唆された。 NO. 1 ② 3 4 5 6 I G F ⑦ 8 9 Y 10 H H Table.1. ペプチド配列 H R H G Y I Y F H S G S M Y N I V P T Q I P L M K G P G Y M Y H P P M D F H K A M T R D P P T V L P K L A Y R P W E R P W I S P A P W P S P T H Y L K D H S Y S Q T Q E F R V W P H Y S Q P L Y W R Q S A Y T Q T H W T R スクリーニングより得られたアミノ酸配列の一部 H P M N M. 配 列 2,7 は 左 側 が C 末 端 、 他 の 配 列 は 右 側 が N 末 端. Keyword: ファージ提示系、グルコースオキシダーゼ、表面プラズモン共鳴、 ペプチド、分子認識.
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