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温 泉水 の正 コロイ ド凝析 作用 につ い て
岡 山 大 学 温 泉 研 究 所 化 学 部
芦 沢
緒 言
温泉水の コロイ ド凝析作用 は洩 泉 水 の 牧 軟性 と開聯 していると思われ る の で,正 荷 寵 を有す る水酸 化鉄 コロイ ドを用いて,温泉 水の凝析作 用を検索 した.酸性泉に入浴す る 際,皮膚は普通 正に帯 電され る・負の コロイ ドに及ぼす温泉水の凝析件用につ いては別に 報昔 した・
実輸方法及び成績
鉄 コロイ ドは塩 化鉄結晶約3瓦を煮沸 して い る水・500ccに注加 してつ くる・この液1ccは 1.2mgの鉄 を含有 し,その90%以上 は コ.,イ ド状 を示 していた. この コロイ ドはqL'酸 イオ ンに鋭敏 であるが,塩素 イオ ンは硫酸 イオン の1000倍位存在せねば影響が現 れない・標 準 液 としては硫酸 カ .)ウム液 を使用 した・試水 をそのまま,又は稀釈 し15cc採取 し,パ ラ ; トロフエ ノ‑ルを指示薬 として,lN塩 酸 で 中和 し, それ に 上記 コロイ ド液2cc加 えた・
lJ中硫酸 イオン 20mg以上 含有す る泉水は直 ちに凝析作用 を示 した. この際塩素 イオ./, 3J̲炭酸 イオ‑/は被捻泉水に含 まれ る量 で
わ
反応に関与 しない.凝析作用はた だ 泉 水 中 の硫酸 イオ ンのみ と関係 してい る様 に 見 え る.従って次 の様な方法 を試 み た・ コ ロ イ ド液2ccを蒸 溜 水 で10ccに稀釈 し,その中 に温泉水を滴下 して行 き,凝析 を 認 め たcc 数 を測定 した.使用 した泉水は重曹含有食塩 泉で ある三朝湿泉9汝泉,石膏性苦味泉乃至 食塩泉で ある浜村温泉11淑泉,単純泉た る昔唆
岡温泉,食塩泉である池 刑鉱泉及び酸性明替 練替泉で ある三石,・藤野両鉱泉及び静水であ る. その結果を硫酸 イオン含有量 と比較す る と毒矢の表 及び図の如 くにな る.硫酸 イオ ン濃 度の封数 と滴定数 との間には,梅水,藤野 及 び三石鉱泉 を除外 して榎本関与率r2‑0.52相 緬係数‑0172,Fo‑呈 賢才 ‑5H
・
6,nl=・・ n2‑20,F‑8・10(α‑0・01),Fo>Fが 成立 す る・即 ち硫酸 イオ ン含有量の多い泉水 ほど 水酸化鉄 コロイ ド液 に封す る凝析 JJが強い傾 向が うかが われ る.明欝泉は負の コロイ ドに 対■す る凝析 カの強い Al十t'十 と正 コ。イ ドに 対す る凝析 カの銭tlSO4山 とを主成分 とす る か ら,正,負 コロイ ドに対 して最 も凝析 JJ強 く, この凝析作用が温泉水の牧欽性に関係す るな ら,明答泉は牧欽 性が最 も強い泉種 とな る.一般に硫酸塩含有泉では特にそれが酸性 泉の際 には,正の コロイ ド鉄の存在は考 え難 い と思われ る.緒 言
硫酸 イオ ン含有量の多い鉱泉水ほ ど水酸化 鉄 コロイ ドに封す る凝析 jJが強い ことを詩明
した・
温 泉 Z SO4mg/I I cc数 三 朝 温 泉
郡 是
武 田上 の湯 武 田下の湯
桶 屋
タ バ コ 屋 山 田 共 同
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粗 泉水 の正 コt7イ ド凝 析作 用 につ いて 芦 沢 唆
吉 岡 温 泉 l lO O 壬 3
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2.65 Z O・1以下温泉の コロイ ド凝析作用図
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追記 :本誌4号記 載の研究所業績 に 森永寛 :胃液酸度 の季節 に よる変化
第4回 日本 内科学会中国四国地方会,昭24,10,30.を追加す る.