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第7回日本Knee Osteotomy forum_抄録表紙_0709

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第7回日本Knee Osteotomy

フォーラム

第7回日本Knee Osteotomy

フォーラム

第7回日本Knee Osteotomy

フォーラム

会 長 会 場 日 時 ホームページアドレス 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西7丁目2−1 TEL: 011-271-0011 https://www.keioplaza-sapporo.co.jp/

京王プラザホテル札幌 2F エミネンス

近藤 英司

北海道大学大学院医学研究院 スポーツ先端治療開発医学分野

http://kneeosteotomy.kenkyuukai.jp/

2018

7

27

日[金]

28

日[土]

8:40

18:10

12:55

17:00

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第 7 回日本 Knee Osteotomy フォーラム 開催にあたって

このたび第7回日本 Knee Osteotomy フォーラムを北海道大学が担当させていただくことを、誠に光栄に存じており ます。 本会のテーマは、「膝周囲骨切り術の基本手技」といたしました。2012年のフォーラムの設立当初は、HTOに関する演 題が多数でしたが、近年は、膝関節温存のため多様な骨切り術が行われるようになりました。今後の膝周囲骨切り術 の発展のためには、先人が残された基本的知識と伝統に裏打ちされた正しい手技の理解が最も重要と考えます。そこ で、本会は2日間の開催とし、第1日目はレクチャー、第2日目に一般演題の構成にさせていただきました。今年は、本 フォーラムから本邦で初めての膝周囲骨切り術に関するMOOKが発刊されましたが、文章を読むだけでは解らない生 きた知識を本会で交換していただきたいと思っております。 教育レクチャーとして、安田和則先生には歴史とバイオメカニクス、田中孝昭先生には人工骨の進歩と使用法の実 際、竹内良平先生には世界の現状と将来展望、澤口 毅先生には内固定の原理と実際をご講演いただきます。膝周囲 骨切り術の基本手技の会得のため、ビデオによるレクチャーを8題企画させていただきました。北海道大学整形外科学 教室 教授 岩崎倫政先生には軟骨再生治療法の現況と展望についてご講演をお願いいたしました。

今回は、皆さまのご協力により100演題を超える沢山のご演題を頂戴いたしました。Best Paper、Poster Awardも準 備しておりますので是非、活発な討論をお願いいたします。「フォーラム」とは、古代ローマの公共広場(Forum)を語源 とし、広く公共の場で自由に討論することという意味がございます。本会もご出席頂きます皆さまが自由闊達に討議す る場になるよう力を尽くしたいと存じますので、ご参集の程お願い申し上げます。情報交換会もございますので、是非、 多くの方々と親交を暖めていただきたいと存じます。 最後になりますが、本会の運営にご協力をいただきましたオリンパステルモバイオマテリアル株式会社、ジョンソン・ エンド・ジョンソン株式会社、帝人ファーマ株式会社、株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの方々に厚く御礼 申し上げます。本会がこれからの医療を担う方々のお役に立つことができましたら幸甚に存じます。 爽やかな一瞬の夏の北海道にて多数の皆さまのご参加を心からお待ち申し上げております。 当番世話人:北海道大学大学院医学研究院 スポーツ先端治療開発医学分野 特任教授 近藤 英司

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開催概要

日 時 :2018年7月27日(金) 12:55~17:00 (受付開始12:15~) 28日(土) 8:40~18:10 (受付開始 8:00~) ※情報交換会 18:20~ 場 所 :京王プラザホテル札幌 2F エミネンス https://www.keioplaza-sapporo.co.jp/ 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条7丁目2-1 Tel:011-271-0011 参 加 費 :5,000円(医師以外2,000円) ※教育研修単位を希望する方は別途1,000円頂きます。 共 催 :日本 Knee Osteotomy フォーラム オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 帝人ファーマ株式会社 株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 窓 口 :オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 担当 原 賢一郎

〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1-50-1 笹塚NAビル TEL:03-5738-3409 FAX:03-5738-3966 e-mail: [email protected]

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口演の座長および演者の皆様へ

※発表に際しては、患者のプライバシー保護に十分ご留意下さい。 1:座長の先生方へ ①ご担当セッション開始5分前までに「次座長席」にご着席ください。 ②各セッションの進行は座長に一任いたしますが、終了時刻は厳守してください。 ※ 一般演題の質疑応答を①演題ごとに行うか、②いくつかの演題でまとめるか、③一括討論にするかは座長の先 生に一任させていただきます。 2:演者の先生方へ 発表時間 討議時間 教育レクチャー 20分 - ビデオレクチャー 15分 5分 モーニングレクチャー 20分 - 一般演題 5分 5分 ランチョンセミナー 60分 - ショートレクチャー 15分 - ※発表終了1分前に黄色ランプ、終了時間に赤ランプが点灯します。 ※教育レクチャー、モーニングレクチャー、ランチョンセミナー、ショートレクチャーの発表および討議は合わ せた時間とします。 3:発表方法 ①PCプレゼンテーション(1面映写)のみといたします。 ②プレゼンテーション用ポインターをお渡しいたしますので操作の程お願い致します。 4:発表データの受付と返却 ①受付時間 7月26日(金)12:15~ 27日(土)8:00~ ②受付場所 会場入り口付近 PC受付 ③発表終了後のPCは会場内のPCデスク(演台横)にて返却をいたします。 ④発表データは責任をもって削除致します。

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4 5:発表機材とデータ作成 【PCを持ち込まれる場合 →こちらをご推奨致します】

※動画またはMacintoshをご利用の方はご自身のPCをご持参下さい。

①お持込いただきますノートパソコンには、ミニD-sub 15pinのモニター出力端子が必要となります。この端子が無いノート パソコンをお持込頂く場合には、別途変換コネクタを必ずご用意ください (※特にMacintoshをご利用の方はご注意下さい。)。 ②音声のご利用はできません。 ③スクリーンセーバーならびに省電力設定は予め解除をお願いいたします。 ④必ず電源ケーブルをご用意ください。 ⑤会場に用意しましたプロジェクターと接続が出来ない場合に備え、必ずバックアップ用のデータをご持参ください。 ⑥プログラム開始15分前までにPC受付にてパソコンの接続・動作確認・試写を済ませた後、発表開始10分前までに講演 会場のPCデスク(演台横)に、ノートパソコンをご提出下さい。 ⑦発表終了後のノートパソコンは、会場内のPCデスク(演台横)にて返却をいたします。 【データを持ち込まれる場合】 ①会場で用意するパソコンOSはWindows 10(PowerPoint 2013対応)となります。 ※Macintoshのご用意はございません。Macintoshをご使用される場合は、ご自身のノートパソコンをご持参ください。 ②発表用データは、USBメモリーもしくはCD-R(CD-RW及びMOは不可)に保存してご持参願います。 ③また発表データを保存頂く場合には、データのファイル名を演者名にて保存をお願いいたします。 ④アプリケーションはWindows版Power Point2000以上をご使用願います。 ※Macintosh版Power Pointでの作成は、映像に支障をきたす恐れがありますので、ご遠慮ください。 ⑤フォントはOSに標準で装備されているもののご使用をお願いいたします。画面レイアウトのバランス異常や文字化けを 防ぐ為にフォントは、「MS・MSPゴシック」、「MS・MSP明朝」、「Times New Roman」、「Century」をご使用ください。 ⑥画面の解像度はXGA 1024×768です。このサイズより大きい場合、スライドの周囲が切れてしまいますので、ご注意を お願いいたします。 ⑦動画(Power Pointのアニメーション機能を除く)を使用される場合は、ご自身のノートパソコンをご持参ください。なお音声 の利用は出来ません。 ⑧発表データは、会場内のパソコンにバックアップとして一旦コピーをとらせて頂きますが、会終了後に事務局にて責任を 持って消去いたします。

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5 ポスターの受付は行いませんので、適宜ご自身のポスター番号のところに貼付いただいて結構です。ポスター発表者はポス ターセッションの時間になりましたら、押しピンケースに入っているリボンをつけてご自身のポスターの前に立ち、適宜ご討議 頂きますよう御願い致します。 1:スケジュール・場所 ①貼付時間 7月28日(土) 8:00~ ②討議時間 15:00~15:30 ③撤去時間 18:10~ 場所は会場の2F ローズルームとなります。 撤去されなかった場合、事務局にて処分致します。 2:ポスターサイズ ①本文のスペースは縦160cm×横90cmです。演題番号は事務局で用紙を用意します。 ②演題名、所属、演者名は各自でご用意下さい(縦20cm×横70cm)。 ③ボードには押しピンで貼り付けて下さい。押しピンはポスター会場に準備しています。

Best Presentation Award 及び Best Poster Awardについて

日本 Knee Osteotomy フォーラム世話人の投票により、一般演題からBest Presentation Award、ポスター発表から Best Poster Awardとしてを各1名表彰します。28日(土)17:55~18:05に授賞式を行います。

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プログラム

7月27日(金)

12:15~ 参加受付 開会の辞 (12:55~13:00) 近藤 英司 (北海道大学) 教育レクチャー:HTOに関する基本的知識 (13:00~14:00) (発表20分) 座長:近藤 英司 (北海道大学) 1) HTO の歴史とバイオメカニクス 安田 和則 (八木整形外科病院) 2) 人工骨の進歩と使用法の実際 田中 孝昭 (国立宇都宮病院) 3) HTO に関する世界の現状と将来展望 竹内 良平 (横須賀市立市民病院) ビデオレクチャー1:膝周囲骨切り術の基本手技1 (14:00~15:20) (発表15分、討論5分) 座長:安田 和則 (八木整形外科病院) 1) Open wedge high tibial osteotomy (OWHTO)

秋山 武徳 (秋山クリニック) 2) ドーム型骨切り、創外固定と腓骨中央部分切除プレート固定によるHTO ― コツと手術手技の実際 ―

葛城 良成 (札幌整形循環器病院) 3) 逆V字型骨切り術 (Inverted V-shaped high tibial osteotomy)

近藤 英司 (北海道大学) 4) Hybrid closed wedge high tibial osteotomy (Hybrid型CWHTO)

竹内 良平 (横須賀市立市民病院) ‐Coffee Break‐(15:20~15:40)

ビデオレクチャー2:膝周囲骨切り術の基本手技2 (15:40~17:00)

(発表15分、討論5分) 座長:竹内 良平 (横須賀市立市民病院) 1) Tibial condylar valgus osteotomy (TCVO)

米倉 暁彦 (長崎大学) 2) 変形性膝関節症に対する片側仮骨延長法を用いた脛骨骨切り術(Hemicallotasis)

中村 英一 (熊本大学) 3) Distal femoral osteotomy (DFO)

中村 立一 (春江病院) 4) Double level osteotomy (DLO) -考え方とその方法-

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7 8:00~ 参加受付 モーニングレクチャー(08:40~9:00) (発表20分) 座長:五味 徳之 (坂出回生病院) HTOにおける内固定の原理と実際 澤口 毅 (富山市民病院) Session 1 (09:00~10:00) 一般演題1 臨床成績 (発表5分、討論5分) 座長:佐伯 和彦 (福岡大学) 石川 博之 (横須賀市立市民病院) 1) 新規ロッキングプレートを用いた内側楔状開大式高位脛骨骨切り術の短期成績:TriS plateとTomoFix anatomical

plateとの比較

薮内 康史(製鉄記念室蘭病院) 2) 内側半月板逸脱を伴うOAに対する鏡視下半月板Centralizationを併用した高位脛骨骨切り術の1年臨床成績

堀江 雅史(東京医科歯科大学) 3) 下肢内反変形を伴う特発性大腿骨内側顆骨壊死に対する自家骨軟骨移植術を併用したHigh tibial

osteotomyの中-長期臨床成績の検討

佐伯 和彦(福岡大学) 4) OWHTO後のMedial proximal tibial angle―95°を超える群と以下群のX線計測値、臨床所見、関節鏡所見の比較―

赤松 泰(横浜市立大学) 5) Hybrid CWHTO術後MPTAが臨床成績に与える影響について 山口 祐一郎(横須賀市立市民病院) 6) Open wedge高位脛骨骨切り術における至適抜釘時期に関する検討 五嶋 謙一(富山市民病院) Session 2 (10:00~11:00) 一般演題2 画像解析 (発表5分、討論5分) 座長:田中 孝昭 (国立宇都宮病院) 松下 雄彦 (神戸大学) 1) Opening Wedge HTO術後の人工骨リモデリングの検討 -構造が異なる2種類のβ-TCPの比較-

菊池 直哉(筑波記念病院) 2) 内側楔状開大式高位脛骨骨切り術前後における膝、足関節面傾斜の変化 越智 宣彰(日本鋼管福山病院) 3) 高位脛骨骨切り術前後の下腿回旋アライメントの変化 河合 亮輔(朝日大学) 4) 外反膝に対する遠位大腿骨骨切り術の術後回旋アライメントの変化についての検討 -3D-CTによる評価- 神原 俊一郎(西宮回生病院) 5) アライメントによる脛骨関節面の荷重分布の変化 -CT absorptiometry法を用いて- 岩崎 浩司(北海道大学) 6) ZedKneeを用いた高位脛骨骨切り術における脛骨関節面上の機能軸の描出 ―OWHTOとCWHTOの比較検討― 西森 誠(安佐市民病院)

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8 Session 3 (11:00~11:50) 一般演題3 リハビリテーション (発表5分、討論5分) 座長:髙原 康弘 (日本鋼管福山病院) 秋山 武徳(秋山クリニック) 1) 高位脛骨骨切り術後患者におけるビデオ教育の改善効果 臼井 裕太(福岡リハビリテーション病院) 2) 高位脛骨骨切り術後早期における機能が術後3ヶ月時のKOOSに及ぼす影響 鈴木 賢一(船橋整形外科病院) 3) Open Wedge HTO術前後における股関節回旋機能および膝加速度の比較

坂井 修(福岡リハビリテーション病院) 4) 膝周囲骨切り術周術期における抗血小板・抗凝固薬の休薬は必要か? 赤川 学(市立秋田総合病院) 5) HTO術後早期の無症候性深部静脈血栓症(DVT)への対応は術後リハビリテーション成績に影響しない 平川 善之(福岡リハビリテーション病院) ‐Coffee Break‐ (11:50~12:05) ランチョンセミナー (12:05~13:05) 座長:近藤 英司 (北海道大学) 「軟骨再生治療法の現況と展望 -アスリート外傷性軟骨損傷と離断性骨軟骨炎への応用-」 北海道大学大学院医学研究院 専門医学系部門 機能再生医学分野 整形外科学教室 教授 岩崎 倫政 ※教育研修講演 必須分野: [2] 外傷性疾患(スポーツ障害含む) もしくは [12] 膝関節・足関節・足疾患 もしくは [S] スポーツ 共催:日本 Knee Osteotomy フォーラム オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 ‐Coffee Break‐ (13:05~13:20) Session 4 (13:20~14:00) 一般演題4 膝蓋大腿関節 (発表5分、討論5分) 座長:中村 憲正 (大阪保険医療大学) 五嶋 謙一 (富山市民病院) 1) 内側開大式高位脛骨骨切り術における膝蓋大腿関節軟骨変性の進行と臨床成績との関連性 市川 勝寛(岐阜大学) 2) 膝蓋大腿関節の重度軟骨損傷はmedial open wedge HTOの術後臨床成績に影響を与えるか?

山田 裕三(八尾市立病院) 3) 脛骨顆外反骨切り術(TCVO)が膝蓋大腿関節に及ぼす影響の検討 中添 悠介(長崎大学) 4) 大腿骨遠位内反骨切り術前後における膝蓋大腿関節の関節鏡視評価 田中 聡一(神戸大学) Session 5 (14:00~15:00) 一般演題5 手術手技の工夫 (発表5分、討論5分) 座長:葛城 良成 (札幌整形循環器病院) 中山 寛 (兵庫医科大学) 1) 高位脛骨骨切り術を補助する3種のツール 田畑 悦子(やわたメディカルセンター)

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絹笠 友則(いちはら病院) 3) Hinge pointを残し安定化させたHybrid Closed Wedge HTOの工夫

井手 衆哉(佐賀大学) 4) 骨癒合に有利な、新しいDistal Tuberosity Osteotomy(DTO)の開発

秋山 武徳(秋山クリニック) 5) Distal Tuberosity Osteotomyについての検討

小佐野 圭(福岡みらい病院) 6) 高位脛骨骨切り術後の矯正不足および矯正損失に対する人工関節置換術以外の手術選択

中村 立一(春江病院) Session 6 (15:00~15:30) ポスターセッション& 器械展示ヴィジット (with Coffee)

※ポスター発表者はPoster Sessionの時間にご自身のポスター前に立ち、ご討議いただきますようお願い致します。 Poster 1 (骨癒合)

1) OWHTO術後hinge部におけるLIPUSの骨癒合促進効果

平松 久仁彦(玉井整形外科内科病院) 2) Open wedge HTOにおける人工骨補填剤の吸収置換過程の検討 -β-TCPとハイドロキシアパタイト/コラーゲン複合

体の比較-

星川 淳人(埼玉医科大学総合医療センター) 3) Open wedge 高位脛骨骨切り術後の骨癒合遷延症例の経験

西田 晴彦(神鋼記念病院) 4) Open HTO後の脛骨外側プラトー骨脆弱性骨折の経験 Lateral Hinge Fracture Delayed TypeⅢの可能性?

横山 勝道(岡山旭東病院) Poster 2 (アライメント)

1) Coronal tibiofemoral subluxationから考えるOWHTOの至適矯正角度

小川 寛恭(岐阜大学) 2) OWHTO術前後の下肢アライメントとBone Marrow Lesionの変化の検討

奥野 修大(大阪医科大学) 3) HTO術後アライメント不良の原因は? 久保田 光昭(越谷市立病院) 4) OWHTO下腿骨矯正角度術中指標の正確性 高橋 敦(東北大学) 5) イメージフリーナビゲーション併用したOWHTOの術中術後アライメント差とclinical scoreの検討 辻 雅樹(横浜市立大学) 6) 内反型変形性膝関節症患者における下肢長尺X線像の立位と臥位の違い~高位脛骨骨切り術の術前計画におよぼす影 響~ 松下 雄彦(神戸大学) 7) 膝周囲骨切り術における足関節アライメントの変化 -Opening wedge high tibial osteotomyとDouble level osteoto

myの比較-

森本 将太(兵庫医科大学) Poster 3 (手術手技の工夫)

1) 70歳以上の高齢者に対する一期的両側OWHTOの有用性

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2) 両側同時Closed wedge 高位脛骨骨切り術の手術経験

斎藤 泉(新百合ヶ丘総合病院) 3) Open Wedge HTOにおけるMCL処置の違いによる影響

嶋﨑 貴文(佐賀大学) 4) 内側楔状開大式高位脛骨骨切り術における解剖学的形状プレートを用いたcondylar stabilizing 法について

高山 剛(多久市立病院) 5) Hybrid Closed wedge HTOにおける整復の検討

近石 宣宏(坂出回生病院) 6) Far Cortical Locking Screw techniqueを用いたOWHTOの治療経験

塚本 泰朗(市立田沢湖病院) 7) Hybrid Closed Wedge HTOにおける、骨切除用ブレードの開発

森実 和樹(愛媛生協病院) Poster 4 (臨床成績)

1) 内側開大脛骨高位骨切り術後のForgotten joint score-12での評価の妥当性の検証

伊藤 匡史(東京女子医科大学) 2) Aulbäck分類4-5の内側型変形性膝関節症に対する膝周囲骨切り術とTotal Knee Arthroplastyの短期臨床成績の比較

齊藤 英知(秋田大学) 3) Double level osteotomyとOpen wedge High tibial osteotomyの術後経過の比較

島﨑 祐一(横須賀市立市民病院) 4) Open Wedge 高位脛骨骨切り術の患者立脚型成績に影響を与える術前後の因子

新宮 由幸(秋山クリニック) 5) 大腿骨内顆特発性骨壊死に対する自家骨軟骨移植術を併用したOpening wedge HTOの治療成績

中村 光志(藤枝市立総合病院) 6) Hybrid high tibial osteotomy(Hybrid HTO)の短期成績

細野 泰照(新潟中央病院) 7) 変形性膝関節症に対する膝周囲骨切り術の患者満足度 宮崎 展行(琴の浦リハビリテーションセンター附属病院) Poster 5 (合併症) 1) OWHTOにおける骨間膜損傷の危険性の評価 伊藤 淳哉(東京女子医科大学) 2) インプラントを温存し得たHybrid CWHTO術後早期MRSA感染症の一例 井上 和正(三豊総合病院) 3) Hybrid closed高位脛骨骨切り術後に腓骨骨切り部仮性動脈瘤が発生した1例 佐藤 舟(兵庫医科大学) 4) 高位脛骨骨切り術患者に対する手術部位感染(SSI)対策の現状と今後の課題 滝井 瑞歩(坂出回生病院) 5) 膝周囲骨切り術における静脈血栓塞栓症指標マーカーのCutoff値 高橋 靖博(秋田大学) 6) OWHTO術中に生じた膝窩動脈損傷に対し早期の血管縫合にて良好な経過をたどった1例 長瀬 寅(同愛記念病院) 7)粗面下骨切りを併用した内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(distal-tuberosity osteotomy:DTO)の周術期合併症の検討

堀川 朝広(社会保険大牟田天領病院) 8) 内側型変形性膝関節症に対し片側仮骨延長法を用いた脛骨骨切り術後における下肢深部静脈血栓症の発症について

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1) ACL再建術に脛骨前傾外反骨切りを追加した2例

川西 佑典(名古屋市立大学) 2) 3面骨切りを行った内側楔状開大式高位脛骨骨切り術後の脛骨の捻転変化:Multiple Planner Reconstruction-CT を

用いて 珍部 正嗣(天使病院) 3) 脛骨内側顆骨折に対し、一期的に脛骨高位骨切り術を行った2例 初鹿 大祐(土浦協同病院) 4) 大腿骨遠位骨切り術と前十字靭帯再建術を同時に行った2症例 松村 陽介(佐賀大学) Poster 7 (膝蓋大腿関節)

1) Double level derotational osteotomyを施行した習慣性膝蓋骨脱臼の1例

小川 寛恭(岐阜大学) 2) Opening wedge高位脛骨骨切り術前後における膝蓋大腿関節の再鏡視所見 奥原 淳史(マツダ病院) 3) Closed-wedgeとOpen-wedge HTO術前後における膝蓋大腿関節のレントゲン評価と軟骨修復の比較 塩田 幹夫(東京医科歯科大学) 4) 高位脛骨骨切り術が膝蓋骨高位に与える影響:内側楔状開大式と逆V字型の比較 細川 吉暁(北海道大学) Poster 8 (リハビリテーション)

1) open wedge HTOとhybrid closed wedge HTO術前後における膝伸展可動域改善の比較

片岡 悠介(坂出回生病院) 2) 術後8日退院クリニカルパスを使用した高位脛骨骨切り術の短期成績 二宮 太志(船橋整形外科病院) 3) Opening wedge高位脛骨骨切り術後のスポーツ・レクリエーション活動の継続についての検討 子島 俊太郎(横浜市立大学) 4) 高位脛骨骨切り術患者のロコモ度の経時的変化 松枝 宗則(新潟中央病院) 5) 高位脛骨骨切り術後スポーツ復帰の検討 安間 三四郎(名古屋市立大学) 6) Hybrid closed wedge HTO 術後可動域変化についての検討~理学療法士の視点から~

吉川 卓志(市立奈良病院) Poster 9 (DFO) 1) 大腿骨転子部骨折の変形治癒後の大腿骨遠位部骨折に対して回旋矯正骨接合術を行った1例 上中 一泰(多根総合病院) 2) 骨端成長抑制術後に残存した外反・反張膝に対して行った遠位大腿骨切り術の1例 加藤 三咲子(JR東京総合病院) 3) 外側半月板損傷後の遺残変形に対する大腿骨遠位骨切り術の臨床成績 佐々木 静(弘前大学) 4) 若年者の外反変形膝に対する膝関節周辺骨切り術の検討 中山 修一(JR東京総合病院) 5) 外傷後内反変形に対してOpen DFOを施行した1例 深野 綾一(東邦大学医療センター大森病院)

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6) double level osteotomy術前後の歩行解析 1例報告

水野 貴文(兵庫医科大学) 7) 治療に難渋した外傷性外反膝の1例 村上 亮(JR東京総合病院) Poster 10 (半月板) 1) 開大式高位脛骨骨切り術単独と半月部分切除を併用した症例の術後1年MRI T2マッピング比較 阿部 里見(旭川医科大学) 2) 内側開大式脛骨高位骨切り術を併用した内側半月板後角断裂に対するPull out法修復の短期成績 小林 真(名古屋市立大学) 3) 内側半月板後角断裂に対する内側開大式脛骨高位骨切り術併用Pull out修復に半月板Centralization手技を追加した 9例の短期成績 —半月板の逸脱は整復できたか?— 小林 真(名古屋市立大学) 4) 内側開大式高位脛骨骨切り術と同時に施行する半月板後角pullout修復術における骨孔作成の工夫 島 洋祐(KKR北陸病院) 5) 半腱様筋腱を用いた自家半月板再建術を併用した遠位大腿骨骨切り術で治療を行った1例 関 寿大(山口大学) 6) 内側半月板後角損傷に対するopen wedge HTO &Pull out修復術へのcentralization追加による半月逸脱改善への工

夫 野崎 正浩(名古屋市立大学) 7) 半月板部分切除術後の早期変形性膝関節症に対して高位脛骨骨切り術を行った1例 藤田 護(豊橋市民病院) Session 7 (15:30~16:20) 一般演題6 DFO (発表5分、討論5分) 座長:米倉 暁彦 (長崎大学) 中村 立一 (春江病院) 1) 内側閉鎖式大腿骨遠位骨切り術におけるヒンジ骨折例の検討 藤田 健司(富山市民病院) 2) 遠位大腿骨骨切り術術後3日目から歩行訓練開始した25膝の術後3日目,21日目のCT評価 裵 漢成(豊川市民病院) 3) 大腿骨遠位骨切り術(DFO)の骨癒合開始時期に影響する因子の検討 小佐野 圭(福岡みらい病院) 4) “驚くべき”二面大腿骨遠位骨切り術(bDFO)のピットホール 秋山 武徳(秋山クリニック)

5) 高度内反変形膝に対して行ったdouble level osteotomy術後の再鏡視に基づく軟骨修復

中山 寛(兵庫医科大学) Session 8 (16:20~17:30) 一般演題7 歩行解析 (発表5分、討論5分) 座長:中村 英一(熊本大学) 岡崎 賢(東京女子医科大学) 1) 内側開大式高位脛骨骨切り術が歩行時のキネマティクス・キネティクスに与える影響 鈴木 航(函館整形外科クリニック) 2) OWHTO術前後における歩行動作時の関節面傾斜角変化 五味 徳之(坂出回生病院) 3) 高位脛骨骨切り術後のstiff knee strategyに関連する機能因子の検討

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村本 浩章(坂出回生病院) 5) 開大式高位脛骨骨切り術が歩行中の対側下肢関節運動に与える影響

須﨑 裕司(坂出回生病院) 6) Hybrid closed wedge HTO後における術前歩行解析と術後歩行獲得日数の関連について

川上 翔平(坂出回生病院) 7) Double Level Osteotomy前後の歩行能力および下肢機能の変化について

近藤 修輔(大阪医科大学) ‐Coffee Break‐ (17:30~17:40)

ショートレクチャー (17:40~17:55)

(発表15分) 座長:竹内 良平(横須賀市立市民病院) Can 3D PSI provide more effectiveness in MOWHTO: 128 cases analysis

Jesse Chieh-Szu Yang (Taipei veterans general hospital) 17:55~18:05 Best Presentation Award 及び Best Poster Award 授賞式

18:05~18:10 閉会の辞 五味 徳之 (坂出回生病院) 18:20~ 情報交換会

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抄録

教育レクチャー:

HTOに関する基本的知識 (13:00~14:00)

(発表20分)

座長:近藤

英司 (北海道大学)

1. HTOの歴史とバイオメカニクス

●安田 和則(やすだ かずのり)

八木整形外科病院

外側楔状閉鎖式脛骨高位骨切り術(CW HTO)は、1950年代末から60年代に発表されたJackson (1958), Coventry (1965), Insall (1969)らの臨床論文によって内側型OA膝に対する有用な手術として確立された。内側楔状開大式脛骨高 位骨切り術(OW HTO)の歴史も古く、1962年のDebeyre and Patteによる仏語の論文を嚆矢とする。

CW HTOは1970年代に広く世界で行われるようになった。FujisawaらはHTOの評価に関節鏡を初めて導入し、1979年 に良好な成績を得るための外反矯正目標(いわゆるFujisawa point)を示して世界に大きなインパクトを与えた。1980年 代には多くの5年中期成績が報告され、それらは矯正角度に関わらず良好であった。一方、1970~80年代にはHTOの バイオメカニクスに関する研究が進み、Kettelkamp & Chao (1972)やHarrington (1983) らはmechanical FTAが正常な膝 (数度外反)においても歩行の立脚中期における荷重線は外側関節を通ることを示して、その後の臨床研究に大きな影 響を与えた。1990年代に入るとYasuda (1992)、 Rinonapoli (1998)、 Naudie (1999)らによって10~15年成績に影響を与 える術中・術後因子の研究が報告され、外側関節面への荷重分散がなされるような外反矯正を行うことができれば、 HTO後の10年生存率を80~90%以上にできることが示された。その一方で、CW HTOは技術的に難しい手術であること が示され、それに代わる手技が模索されることになった。そのような手技の一つとして、Aoki (2006)は矯正中心をCORA 近くに置くhemi-opening hemi-closing逆V字型骨切り術の15年成績を報告し、この手技のCW およびOW HTOに勝る利 点を示した。

OW HTOに関しては、1987年にHernigouらがその10年成績を報告して注目されたが、その成績はCW HTOと比べて良 好とは言えなかった。しかし様々な利点を有するOW HTOの成績を改善するための臨床研究が、Hernigou (2001)や Koshino (2003)らによって報告された。2003年、StaubliおよびLobenhofferらが報告したlocking plateで固定するbiplanar OW HTO手技は、HTO後の早期荷重を可能にするというイノベーションをもたらした。現在までに多くの良好な5年成績 が報告されている一方で、Takeuchi (2012)、Marti (2014) 、Brouwer (2015) らはOW HTOの合併症、大きな矯正の困難 さ、術後膝変形等に関する研究論文を報告して注目を集めている。現時点において、OW HTO の10年成績はいまだ報 告されていない。

今後、HTOという膝関節外科に必須の手術手技をさらに発展させるためには、まず60年を超えるこのHTOの歴史の 本質を正しく理解することと、それを踏まえた上での新しい科学的発想が必要である。

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●田中 孝昭(たなか たかあき)

国立病院機構宇都宮病院

現在国内で使用されている骨補填材は、1) 非吸収置換材料、2) 硬化性材料、3) 吸収置換材料の3つに分けられ る。化学成分はすべてリン酸カルシウムで、1) の代表はハイドロキシアパタイト(HAP)である。骨内に存在する成分で あるため早期から臨床応用され、現在でも最も多く使用されている。形状は、ブロックと顆粒がある。2) のリン酸カルシ ウムセメント(CPC)は、基本的にはα-TCP(アルファリン酸3カルシウム)を常温で化学反応させてHAPに変化させたもの である。ペースト状で注入可能なため複雑な形状の骨欠損部への充填が可能である。3) の代表はβ-TCP(ベータリン 酸3カルシウム)で、生体内には存在しない成分であるが、吸収されて骨に置換される。それぞれに利点と欠点がある が、Opening HTOにはβ-TCPを用いるのが適当であろう。 骨切り部に充填したβ-TCPの吸収と骨形成の評価には、単純膝XPを用いたvan Hermertの分類がよく使われる。術直 後のphase 0から骨切りがわからないほどremodelingされたphase 5までの修復状態を6段階に分類したものである。気 孔率75%β-TCP充填部は術後3-4週で境界が不明瞭になりPhase 2に相当するが、気孔率60%β-TCPでは、これよりや や遅れる。本評価法は簡便であるが、観察者によって評価が異なることがある。そこで最近我々は、骨切り部のCT像 を画像評価ソフト、Osirixを用いて数値化する方法を考案した。すなわち、骨切り部に平行にCT撮影し、骨切り部中央を 通る画像をヒンジ部の海綿骨、気孔率75%β-TCP移植部、気孔率60%β-TCP移植部にわけ、それぞれの領域のCT値 (Hounsfield unit; HU)を計測した。その結果、術後6年では気孔率75%β-TCPは海綿骨と同じCT値を示した。すなわち、β -TCPは完全に吸収され骨へ置換された。これに対して、気孔率60%のβ-TCPのCT値は、術後6年で術直後の約1/3に 低下していたが、海綿骨より明らかに高値を示した。このことは、約2/3は吸収されたもの残りの1/3はいまだ残ってい ることを意味する。TKAの脛骨コンポーネントを挿入する際、この程度のβ-TCPの存在は問題にならないが、さらなる早 期に骨への置換が望まれる。

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3. HTOに関する世界の現状と将来展望

●竹内 良平(たけうち りょうへい)

横須賀市立市民病院 関節外科

HTO の手術は比較的限られた国と地域にとどまっているのが現状である。手術件数が多い地域はアジアでは日本や 韓国、ヨーロッパではドイツ、スイス、オランダ、フランスなどの国々である。最近は中国や台湾においてもその関心は 高まってきた。中国は 3 1 の省と直轄市よりなりそれぞれが相当数の人口を擁している。特に北京と山東省で急速に HTO が普及し始めてきた。ただし、コピー製品の数も多く特殊な存在ではある。 脛骨近位での骨切り術は、もとはアメリカのJP. Jackson ら 4)が 1960 年、MB. Coventry 5)が 1965 年に論文に報 告して以来の歴史があるが、残念なことに現在ではTKA 大国のアメリカでは ostetomy に対する関心は極めて薄い。 近年CT データをベースとした PSI (patient specific instrument)の技術が開発されより正確な手術が可能となってき た。しかしOWHTO に応用するためにはまだまだ課題も多い。今後 closed wedge osteotomy の分野では発展が予想 される。

近い将来、日本においては再生医療の発達に伴い70 歳以下の年齢層では外科的治療の第1選択が osteotomy とな ることもあり得る。その時のために我々はosteotomy の技術を習得しておかなければならない。

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(発表20分、討論5分)

座長:安田

和則 (八木整形外科病院)

1. Open wedge high tibial osteotomy (OWHTO)

●秋山

武徳(あきやま たけのり)

秋山クリニック

オープンウェッジHTO(OWHTO)は、腓骨の骨切りは不要で、脛骨の骨切りのみで良いために、腓骨神経麻痺などの リスクがなく、シンプルで安全、また術中に矯正角を自由に決定可能であるため、正確な骨切りが可能であり、最初に 考慮すべき手術である。特に、Staubli と Lobenhoffer らがロッキングプレートを用いた OWHTO の良好な成績を発表した 2003 年以降、国内外に広く普及し、さらに竹内らは、開大部にβ-TCP などの人工骨を充填することで、術後 1 週で部分 荷重、術後 2 週で全荷重という早期荷重が可能となったと報告し、OWHTO は急速に普及し、現在骨切り術の主流となっ た。さらに、最近では OWHTO 術後の PF 関節 OA や Joint obliquity に関する報告が最近散見されるようになったため、 OWHTO の適応を見直し、下肢全体の変形中心を計測し、脛骨のみならず大腿骨骨切りを含めた多種多様な骨切り術 (Around the knee osteotomy)を患者に合わせて組み合わせて、慎重に検討する時代になった。いずれにせよ、OWHTO はまず最初に検討すべき、基本的な手術であることには変わりはない。本レクチャーでは、OWHTO の適応と基本手技 について解説する。

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2. ドーム型骨切り、創外固定と腓骨中央部分切除プレート固定によるHTO ― コツと手術手技の実際 ―

●葛城

良成(かつらぎ りょうせい)

札幌整形循環器病院

近年Open wedge(OW)HTOが、良好な内固定金属の開発や手術法の発達により多数行われるようになり、ドーム型 HTOを行う施設は少なくなってきたように思われる。しかし、本法には、多くの特徴と利点があり、中等度の矯正角度 (12~19度)を要する場合は、症例を選んで実施されるべき良い手術法であると考えている。ドーム型骨切りの利点は 、骨切り量などの特別な術前計画が不要で、術中に何度でも矯正角度の修正が出来る事である。 そして、骨切り面どうしの接触面積は比較的大きく、大きな骨移植を必要とせず、骨癒合に有利である。また、膝蓋骨 高位の変動が少なく、膝蓋大腿関節への影響が少なく、下肢長差も生じづらいと考えられる。創外固定は、術後も角度 と圧迫力の微調整が可能であり、比較的固定性が強固で、早期からの可動域訓練などのリハビリテーションが可能で ある。近年、ドーム型骨切りに内固定をした報告も散見されるが、私は、ドーム型骨切りにおいて創外固定ピンが術中 の角度調整の目安となる点も非常に有用であると考え、あえて使用し続けてきた。また、創外固定は、ピン抜去後に、 プレートによる内固定に比べ手術部の違和感が少ないのも利点である。本法の欠点としては、大きめの矯正角を得る 場合に、骨切り部遠位の内方転位が大きくなり脛骨近位の形状が変化することがある。このため逆V型およびOWHTO に比べてTKAコンバートに不利かもしれない。また、骨癒合まで長期間創外固定を装着する事は、患者にとって入浴や 衣服の選択などの生活制限やピン刺入部からの感染などの問題があり、創外固定ピン抜去後の再内反の指摘もあっ た。また、腓骨骨切りを必要とし、それに合併した腓骨神経麻痺や血腫の形成、偽関節化に伴う骨切り部や足関節外踝 の疼痛などの報告もあった。 私は、このようなドーム型HTOにまつわる諸問題を改善すべく、腓骨中央部で骨切除後にプレート固定する方法を考 案した。これによって、創外固定ピン抜去のまでの期間は平均6週まで短縮され、ピン抜去後も矯正角変動がほとんど 無く、腓骨骨切り部の愁訴もほぼ無くなった。また創外固定遠位のピンによる足関節の背屈制限は、斜め前方からのピ ン刺入を可能とするガイドの開発により皆無となった。ピン刺入部での皮膚トラブルも皮膚のテンションをコントロール する手技によってほとんど問題とならなくなった。 今回は、本術式のこれらの工夫に関して、動画を用いて、そのコツと手術手技の実際を細説する。

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●近藤 英司(こんどう えいじ)

1

安田 和則

2

1北海道大学大学院 医学研究院 スポーツ先端治療開発医学分野

2八木整形外科病院附属スポーツ医学・関節鏡センター

北海道大学では、1972年からClosing Wedge (CW) HTOを行い、1980年からNeutral Wedge osteotomy (hemi-closing and hemi-opening wedge)である逆V字型HTOを行ってきた。その結果、逆V字型HTOは、CWと比較して長期成績が有意 に良好であり、全荷重時期も早く、骨癒合遷延や矯正損失も少なかった(J Bone Joint Surg Br 2006)。しかし、本法では 、技術的に正確な骨切りが難しく、創外固定を使用するため長期の入院期間が必要であった。そこで2013年からは、二 面骨切りを採用し、新しいガイドを開発して骨切りを正確かつ容易にした。また固定法をロッキングプレートに変更して 早期の荷重を可能にした(Arthrosc Tech in press)。

手術適応は、日常生活の活動性が高い北大分類II~IV期の変形性膝関節症、特発性膝骨壊死、および大腿骨内側顆 軟骨損傷の患者で、年齢制限は設けてない。膝関節可動域は、伸展-20°以下、屈曲は130°以上、膝蓋大腿関節に 中等度の関節症変化がある症例も適応となる。FTAは185°以上が適応であり、これ以下の軽度の内反膝に対しては Opening Wedge (OW) HTOを行っている。

逆V字型HTOは多くの利点を有する。その最大の特徴は、矯正支点が変形矯正の原則である下肢のCenter Of Rotation of Angulation (CORA:大腿骨および脛骨の機能軸の交点)と近いため、最小の骨切除で大きな矯正が可能である。そのた め、術後脛骨近位部の変形が少なく、人工膝関節全置換術を行いやすい。第二に、切除骨片が小さいため、脛骨近位 の骨量が温存される。第三に、脛骨近位中央部の頂点を完全に骨切りせずに矯正するため骨癒合が得られやすい。 第四に、脛骨の長さ変化が少ないため脚長差が起こりにくい。第五に、膝蓋骨と脛骨粗面との距離の変化が少なく、他 の術式に比べて膝蓋大腿関節への影響が少ない。しかし、脛骨後傾角減少、深部静脈血栓症、術後感染、骨癒合遅延 、偽関節、矯正損失、コンパートメント症候群などの合併症も存在する。本術式は、特にOW HTOに比べて手術には熟 練を要する。術者は起こりうる合併症を十分に理解した上で、適応を慎重に吟味し、周到な術前計画、適切な内固定材 料の選択および正確で迅速な手術を遂行し、HTOがより安全で効果的に行われるように、長期成績を踏まえ検討を重 ねていくべきである。本講演では、現在行っている逆V字型HTOの手術手技について述べる。

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4. Hybrid closed wedge high tibial osteotomy (Hybrid型CWHTO)

●竹内 良平(たけうち りょうへい)

横須賀市立市民病院 関節外科

従来のclosed wedge HTO は手術方法の煩雑さに加えてリハビリ期間が長く、一時は敬遠される存在となった。しかし 、演者らが発案したHybrid法では新しい骨切り用プレートシステム(オリンパステルモバイオマテリアル社)を使用する ことで、手術方法も確立し外固定なしでの早期荷重歩行が可能となりリハビリ期間は極端に短縮した。 膝蓋・大腿関節障害を合併する症例や比較的高度な内反変形膝が適応となる。切除骨片は従来に比べて少なく術後 の脚長差も問題になりにくい。また、脛骨プラトーの後方傾斜角度の調節が可能であるため ACL 不全膝に対しても不 安定性改善の効果がある。さらに、下腿近位部外側の皮膚切開であるために術後の皮膚の知覚神経損傷に起因する 不定愁訴的なトラブルもほとんどない。 唯一の欠点は腓骨の骨切除が必要なことである。この部位では厳重な止血操作が要求される。また腓骨の再接着の 必要性の有無に関しては今後の臨床研究に基づいた議論が必要である。

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(発表15分、討論5分)

座長:竹内

良平 (横須賀市立市民病院)

1. Tibial condylar valgus osteotomy (TCVO)

●米倉 暁彦(よねくら あきひこ)

長崎大学 整形外科

脛骨顆外反骨切り術(TCVO)は開大型高位脛骨骨切り術(OWHTO)を確実に行うことができる術者であれば、手技的 には十分に可能な術式である。しかしながら安全に留意しつつ、適切な手術手技で一つ一つのステップをクリアするこ とがとても重要であり、今回以下の項目に沿って手術手技を解説する。 1. 準備、展開(体位、セッティング、手術器械準備、皮切、鵞足切開、MCL剥離) 2. 骨切り(ガイドワイヤー刺入、縦の骨切り(前方および後方)、横の骨切り) 3. 矯正(脛骨内外顆分離防止、骨切り部開大) 4. 骨切り部固定(plate ベンディング、固定) 手術手技上のポイントは以下の如くである。 1. 皮切:脛骨近位内側に弧状切開、その遠位に小切開 2. MCL浅層は骨切り部から遠位部分を骨から完全剥離する 3. L字状骨切りの縦と横の骨切りの交点にK-wireを刺入し骨切りのガイドとする 4. 縦の骨切りの後方皮質は患肢あぐら位で側面イメージを確認しながら骨切りする 5. 横の骨切りは皮質骨粉砕防止のためボーンソーで行う 6. 脛骨内外顆分離防止のため、プラトー直下にK-wireを刺入する 7. 骨切り部の開大は外側大腿脛骨関節が適合するまで可能 8. ベンディングしたplateを脛骨内側の側面(やや前方でも可)にあてる 9. 皮下で触れにくいようにplate近位部をできるだけ骨表面にフィットさせる 10. 骨切り開大部には顆粒状のβ-TCPを充填する 手術のピットフォールとして以下の症例を紹介する。 1. 前方すぎるplate設置で偽関節を生じた例 2. 過度な矯正で大腿脛骨関節の不適合を生じた例 3. 大腿骨遠位内反を合併していたため術後経過(臨床成績、X線所見)が不良な例

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2. 変形性膝関節症に対する片側仮骨延長法を用いた脛骨骨切り術(Hemicallotasis)

●中村 英一(なかむら えいいち)

, 岡元信和,舛田哲朗,上原悠輔,伊藤 仁,湯上正樹

熊本大学 整形外科

内側型膝 OA に対する高位脛骨骨切り術は確立した術式であり,近年 medial opening -wedge type の術式が多く行 われている.その一つである片側仮骨延長法を用いた脛骨骨切り術(Hemicallotasis:HCO)は,下腿内側に装着した片 側式創外固定器により,徐々に骨切り部内側を予定矯正角度まで開大し,延長部に骨を再生させる distraction osteogenesis を利用した矯正手術である.われわれは,これまで HCO の利点として,骨切りに必要な皮切は約 3cm 程 度で,内側解離術を行わない低侵襲手術であること,術後早期からの膝関節運動や荷重歩行が可能であり後療法が 簡便であること,冠状面での正確なアライメントの獲得が容易で,20°以上の矯正も可能であること,矢状面で膝蓋骨 の高さや脛骨後傾角が変化しないこと,また,冠状面での脛骨の骨軸に対する近位関節面のなす内側角(Medial Proximal Tibial Angle:MPTA)は,矯正角度の増大に伴い増加するものの,最大 29°までの矯正では足関節での変化 (代償)が大きく,床面に対する脛骨の近位関節面のなす角は 4°以内となることを報告してきた.また,術後 14 年まで の前向き調査による長期成績では,TKA 移行例は 26 膝中 1 膝で,ほとんどの症例で術後獲得されたアライメントが長 期に維持されており, Survival rate は 94%であった.

今回のビデオセッションでは,これまでの知見に基づき, HCO の手術手技における基本的なポイントや工夫等につ いて述べる.

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3. Distal femoral osteotomy (DFO)

●中村 立一(なかむら りゅういち)

春江病院整形外科

関節温存・スポーツ整形外科センター

これまでは膝の骨切り術と言えば高位脛骨骨切り術の一辺倒だったが、様々な膝周囲骨切り術専用プレートが出現 したことで、骨切り術は多様化した。特に外反膝においては大部分の変形中心が大腿骨遠位部にあることから、大腿骨 遠位骨切り術 (DFO)の適応例が多く、medial closed wedge DFO (MCWDFO)は避けて通れない手術となった。ここでは 主にその手術のコツと落とし穴を中心に紹介する。 まずヒンジポイントの設定だが、以前はヒンジを顆上部に設定していたが、その場合にはヒンジ骨折を生じると極度 に不安定になる。現在ではヒンジの位置を下げ、大腿骨外顆の輪郭と外側骨皮質の間に入り込むような場所にヒンジ を設定している。また、日本人の膝は欧米人に比較して小さく、骨切りの開始位置が低いと様々な不都合を生じるため、 大腿骨内側上顆から 4cm の位置を骨切り開始ラインとし、作図の時点でこれを再現している。 手術は小皮切でも可能だが、膝窩動脈損傷の危険性を考えると最初は直視下に安全に手術を進めるのが良い。深 部の展開は subvastus approach を使用する。内側広筋の前方挙上によって、骨切り部の前方部分は十分な展開がで きるが、大内転筋腱に邪魔されて後方部分の操作スペースは確保できない。そこで扇状に広がっている大内転筋腱付 着部膜様部分を近位から剥離していくと、大腿骨後方を十分に展開することが可能となる。後方の剥離の時に膝を 30°程度屈曲してハムストリングをゆるめて下垂させておくと、安心して操作ができる。われわれはターニケットを使用 しなければ、剥離した後方成分をよく観察すると膝窩動脈の拍動を直視下に確認することができる。 フランジの厚さは当初は大腿骨前後径の 1/4 としていたが、前後径の小さな症例ではフランジが薄くなりすぎるため に骨折を起こすことがあり、現在は 1/3 を目安としている。後方骨切りの際にも膝を屈曲位で保持して後方軟部組織を 下垂しておくと安全な操作が可能になる。また、フランジの骨切りはデリケートであるため、薄めのソーを用いることを 推奨する。ウェッジ部の骨切りの際には、ソーの振れ幅に相当する後方レトラクトができていることを十分に確認する。 プレート固定では、プレートの遠位端が内側上顆を踏んでいないこと、スクリューが骨切り面に入らないことを確認して おく。 決して簡単な手術ではないが、各ステップにおける確認事項をしっかりとおさせながら確実に手技を勧めることで、 起こりうる合併症を予防できると言える。

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4. Double level osteotomy (DLO) -考え方とその方法-

●中山 寛(なかやま ひろし)

,

吉矢晋一

兵庫医科大学 整形外科

膝周囲骨切り術(AKO)の概念は、変形の主因となっている部での矯正骨切り術である。当科で行っているDLOについ て考え方とその方法、さらに、今まで経験した症例に基づいて、注意点を述べる。 1. DLO の術前計画 DLOが適応となるのはほとんどの症例で内反膝である。高度内反膝の多くの原因は大腿骨遠位、脛骨近位の両方 にその変形の要因が存在(mLDFAが大きく、mMPTAが小さい)する。このような膝に脛骨近位のみで変形矯正を行う と、非生理的膝関節面傾斜となり、若く、活動性が高い症例ではその満足度、成績の低下につながる恐れがあり、 また、将来的にTKAが必要となった際に、その手術に難渋する。そのため、矯正角度を大腿骨、脛骨に分散し、解剖 学的膝関節面の再建を目的とするDLOを行う。大腿骨は大腿骨遠位で2面カットclosed骨切り術を外側から行う。 mLDFA≧85°となるようにプランニングする。その後、OWHTOを行い、術後のアライメント(hip-knee-ankle (HKA)角) は2°程度外反としている。 2. 手術方法 a.展開:神経血管束を保護する。 b.K-wire 刺入:ヒンジポイントは大腿骨顆部の角に置く。K-wire 間は少し隙間を開けることがコツである。 c.プレート固定:遠位 4 本(A、B、C、D スクリュー)を全て挿入してからトルクをかける。その後、No.1コンビホールを 利用し、エキセントリックにコーティカルスクリューを挿入して骨切り部に圧迫をかける。その後、最後にコーティカ ルスクリューもロッキングスクリューに変更する。

3. OWHTO もしくは TCVO:DFO が予定されたアライメントであることをアライメントロッドを用いて確認し、OWHTO もし くは TCVO に移る。

4. 後療法:DFO は股関節と直結しているため、torsion に関する stability は弱く、DFO も DLO も当科では術後3週間 は非荷重としている。

5. ヒンジ骨折

大腿骨遠位は脛骨近位と異なり、ヒンジ部の軟部組織によるサポートが少ない。そのためDFO時にヒンジ骨折を起 こすと不安定となり、骨切り部遠位が回旋変形を起こす。

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モーニングレクチャー(

08:40~9:00)

(発表

20分)

座長:五味

徳之 (坂出回生病院)

HTOにおける内固定の原理と実際

●澤口 毅(さわぐち たけし)

富山市民病院 整形外科

HTOでは良好なアラインメントが獲得されれば長期にわたり良好な成績が維持されることが明らかとなっている.手 術により得られたアラインメントを維持するための良好な固定性を獲得するために現在まで様々な工夫が行われてき た.骨切り方法の改良とともに,固定法としてはギプスから始まり,ステープル,各種プレート,創外固定が用いられて きた.特にlocking plateが導入されたことにより,その角度安定性,プレートの形成不要,少ない骨膜血行障害,優れた 固定性により骨切り術の固定性は飛躍的に向上した.2003年にStaubli, LobenhofferらによりTomoFix○R E A (Depuy & Synthes)を用いた内側open wedge HTOの優れた成績が報告されたことによって骨切り術が見直され,現在の膝関節 周囲骨切り術の隆盛に至っている.Locking plateは優れた固定性を持つが,固定力には長さも重要で,短いプレートの 使用は勧められない.内側open wedge HTOにおける固定の力学試験では,長いlocking plateは短いプレートに比較 し,破断試験,繰り返し荷重試験ともに良好な固定性を示した.また骨切りを2面骨切りにすることにより回旋固定性が 良好となった.長いプレートによる弾性は,外側ヒンジとともに骨切り開大部に骨形成を促す環境を作り,開大部に何も 挿入しなくとも骨形成が得られる.

内側open wedge HTOのピットフォールとコツに関しては,以下のものがある.

1. ヒンジポイント:近位脛腓関節より遠位への骨切りは,不安定性をきたしやすく骨癒合遷延の原因となるため,近 位脛腓関節より近位にヒンジポイントをおくべきである.その際のガイドワイヤーの目標として anterolateral ligament 付着部である脛骨外側関節面末梢の骨性隆起部は,骨切りレベルの再現性が高いので確実な目標と なる.またガイドワイヤー挿入後,透視下内旋位像を確認することにより正確なガイドワイヤー位置を確認でき る. 2. 後方皮質骨切り不足:後方皮質骨切りが不十分であると脛骨関節面後方傾斜増大や,ヒンジ骨折(竹内分類 ty pe 2,3)の原因となる.骨切りの深さの確認は骨切り部に金属メジャーを挿入すると容易に行える. 3. 第 1,第 2 骨切り面角度:遠位骨片の回旋を生じないための角度は 90 度であるが,脛骨関節面に切り込んでし まうので実際には 100 度程度にする.第2骨切り面近位を膝蓋腱付着部より近位にすることにより 100 度程度 にすることができ,第 2 骨切り面の接触が広くなる. 4. 骨切り開大前に重要なこと:骨切り終了後,骨切り部が flexible に動くことを確認する.動かない場合は,骨切り が不足している. 5. 骨切り開大幅:骨切り開大部は,後方が広く前方は後方の約 2/3 である.前後の骨切り幅が同じ場合は,脛骨 関節面後方傾斜が増大している.

6. Lag screw:Lag screw は外側皮質まで骨切りをした場合やプレートと骨との距離が大きすぎる時以外使用しな い.使用する際にもドライバーを指先で回すようにして締め過ぎないことが重要である.締め過ぎると type2 ヒ ンジ骨折の原因となり,さらには over correction をきたす. 7. 内固定時の注意:プレートの設置位置は脛骨内側のできるだけ後方になるようにする.スクリュー刺入前に近 位,遠位とも K-wire による仮止めを行う.第 2 骨切り面の接触を保つ.内固定後、第 2 骨切り面にギャップを 生じることがあるが,これは遠位骨片が外旋したために生じる.ギャップには脛骨内側から採取した骨移植を 行うとよい.ヒンジ骨折 type2,3 を生じた場合は外側内固定を追加する.

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Session 1 (09:00~10:00) 一般演題1 臨床成績

(発表5分、討論5分)

座長:佐伯 和彦 (福岡大学)

石川 博之

(横須賀市立市民病院)

1-1

新規ロッキングプレートを用いた内側楔状開大式高位脛骨骨切り術の短期成績:

TriS plateとTomoFix anatomical plateとの比較

●薮内 康史(やぶうち こうじ)

1

近藤 英司

2

徳廣 泰貴

3

舘 弘之

1

中村 夢志郎

1

小谷 善久

1

八木

知徳

4

岩崎 倫政

3

安田 和則

4

1製鉄記念室蘭病院 整形外科 2北海道大学大学院 医学研究院 スポーツ先端治療開発医学分野

3北海道大学大学院 医学研究院 整形外科学教室 4医療法人 八木整形外科病院 整形外科

【目的】我々は、日本人の骨形態を考慮し解剖学的形状を有したTriS medial HTO plate system(TriS plate: Olympus TerumoBiomaterials)を開発し、2014年12月から臨床応用を開始した。また、同様のコンセプトでDePuySynthesが

TomoFix anatomical plateを開発し、2017年2月より導入された。本研究の目的は、TriS plateを用いた内側楔状開大式 (OW)HTOの臨床成績をTomoFix anatomical plateと比較することである。

【対象と方法】2017年3月から10月にOWHTOを行った18例20膝を対象とした。性別は、男性5例6膝、女性13例14膝、手 術時年齢は、平均67(44~80)歳であった。原疾患は、内側型変形性膝関節症(OA)18膝、特発性膝骨壊死(ON)2膝であ った。使用するplateを封筒法にて、TomoFix anatomical plate 10膝(F群)、TriS plate10膝(S群)に分け、前向きに調査した 。手術は関節鏡後、二面骨切りを行い、骨切り部に人工骨を移植後、Locking plateで固定した。矯正角度は、下肢機能 軸が65%、大腿脛骨角(FTA)で168°を目標とした。術後は同一の後療法で、術後1週で全荷重を許可した。術後6ヶ月時 に、臨床成績および画像を評価した。統計学的解析は、Mann-Whiteny U-testを用い、有意水準を5%とした。 【結果】患者背景因子に関しては、群間に差はなかった。JOA scoreは、F群(83点)、S群(85点)ともに術後有意に改善し た(p<0.001)。また、Lysholm score、KOOS5項目も、両群ともに有意に改善した。術中合併症に関しては、脛骨外側ヒン ジ骨折が両群とも20%に生じた。FTAは、F群(169°)、S群(170°)、下肢機能軸は、F群(63%)、S群(64%)に術後矯正され た。脛骨後傾角、Insall-Salvati比は、両群ともに変化がなかった。CT横断像におけるplate設置位置は、S群(30%)がF群 (17%)より有意に後方設置であった(p=0.035)。抜釘を両群各2例に行った。S群では、術中合併症がなかったのに対し、F 群の1例では、D holeのScrew headの折損があり抜釘に難渋した。 【考察】解剖学的形状のplateを用いたOWHTOの短期成績は、両群ともに良好であった。しかし、TriS plateは、より後方 設置が可能であり、抜釘時の合併症はなかった。

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内側半月板逸脱を伴う

OAに対する鏡視下半月板Centralizationを併用した高位脛骨骨切り術の1年臨床

成績

●堀江

雅史 (ほりえ まさふみ)

1,2

, 片桐 洋樹

1

, 小田邊 浩二

1

, 大原 敏之

1

, 渡邊 敏文

1

, 古賀 英之

1

1東京医科歯科大学医学部附属病院

2公益財団法人佐々木研究所附属 杏雲堂病院

【背景】内側半月板(MM)の逸脱は、変形性関節症(OA)進行の独立した危険因子とされ、高位脛骨骨切り術の適応と なる内側型OAにおいても多くの例で存在するが、MM逸脱に対する直接的な治療介入のまとまった報告はほとんどな い。 【目的】MM逸脱を伴うOAに対して、内側楔状開大式高位脛骨骨切り術(MOWHTO)と鏡視下MM centralization(ア ンカーを用いて逸脱MMを内方化)を同時施行した例の短期臨床成績を調査すること。 【方法】MOWHTOとMM centralization併用術を施行し1年以上観察が可能であった20例(男10例、女10例)を対象 とした。術前と術後1年時のKnee Society (KS) Score、Lysholm Score、KOOS、疼痛Numerical Rating Scale(NRS) 、関節可動域、自覚的満足度について調査した。

【結果】手術時年齢は平均59歳、術前Kellgren-Lawrence分類はII度3例、III度10例、IV度7例であった。MM逸脱は 平均7.1mmであった。FTAは術前平均182°から術後172°に、%MAは術前平均14%から術後59%に移動した。全例で 骨癒合が得られ、KS Knee scoreは術前平均51点から術後94点、Functional scoreは術前平均70点から術後94点、 Lysholm scoreは術前平均68点から術後94点へ有意に改善した。NRS、KOOSは全ての項目で術後有意に改善した 。関節可動域(伸展/屈曲)は、術前平均-1.3°/143°、術後-1.1°/143°で有意な変化はなかった。自覚的満足度は術前平 均21点から術後79点へ有意に改善した。術中骨折を除いて、重篤な合併症は認められなかった。

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1-3

下肢内反変形を伴う特発性大腿骨内側顆骨壊死に対する自家骨軟骨移植術を併用した

High tibial

osteotomyの中-長期臨床成績の検討

●佐伯

和彦(さえき かずひこ) 木山 貴彦 前山 彰 鎌田 聡 山本 卓明

福岡大学医学部整形外科

はじめに 下肢内反変形を伴う特発性大腿骨内側顆骨壊死(SONK)に自家骨軟骨柱移植術(AOCT)を併用したopening wedge HTO (OWHTO)を行ってきた。その中-長期臨床成績を検討し、その有用性を検討した。

【対象】5年以上経過観察が可能であった111膝104例 (男性40膝37例、女性71膝67例)、平均年齢:65.3±7.9歳(45〜 76歳) 、平均観察期間:85.5±12.4ヶ月(61-121ヶ月) 、骨壊死部の平均面積は 8.8cm2± 4.6 cm2 (4cm2 〜16.5cm2) 、OWHTOの平均矯正角: 12.5°± 2.5° (6°〜18°)であった。腰野によるONの病期分類はStage 3が40膝、Stage 4が 71膝であった。

【方法】検討項目は ・H.S.S score) ・膝可動域(ROM)

・合併症

・軟骨組織の再生率:抜釘時の軟骨修復度(ICRS-Cartilage Repair Assessment system)とした。 ・立位全下肢長X線像で%MA 、FTAとした。 術前と最終調査時で比較した。 【結果】 H.S.S score、ROMは有意に改善していた。合併症は膝蓋大腿関節痛が5膝、感染を2膝に認めた。% MAは 28.1±5.9% から62.1±5.1%に有意に改善していた。FTA は182.9°±3.1° から171.8°±2.1°に有意に改善していた。軟 骨組織の再生率はgrade 1が36膝、grade 2が75膝であった。 【考察および結語】下肢の内反変形を伴うSONKに行うAOCTを併用したOWHTOは良好な中-長期臨床成績の獲得 していた。しかし、この治療法は病巣部の大きさで適応の限界がある。今後も手術適応や適正な下肢アライメント、術式 などの影響因子の継続的な検討が望まれる。

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OWHTO後のMedial proximal tibial angle

―95°を超える群と以下群のX線計測値、臨床所見、関節鏡所見の比較―

●赤松 泰

(あかまつ やすし)、熊谷 研、山田 俊介、村松 俊太郎、子島 俊太郎、薄井 新、

Wein Liang、小林 秀郎、辻 雅樹

横浜市立大学附属病院 整形外科

【目的】OWHTO後のMedial proximal tibial angle (MPTA)は、そのJoint line obliquity (JLO)を決める最も重要な 因子である。術前の作図で術後MPTA>95°となる活動性の高い症例にはDouble level osteotomy (DLO)を行ってい るが、その根拠は乏しい。どのような症例にDLOが必要か、その症例に対し術後MPTAの上限は何度か決めていく必 要がある。本研究の目的は、増加した術後MPTAが他のX線計測値、臨床所見、関節鏡所見に及ぼす影響を調査する ことである。 【対象と方法】術後MPTAを術前のMPTAで調整し、正常群(術後MPTA≦95°)と増加群(術後MPTA>95°)、ともに43 膝に分けた。平均年齢は正常群64.8歳と増加群65.7歳、その他の患者背景、X線計測値、臨床所見とも両群間で差が なかった。術後2年時のX線計測値、臨床所見を比較した。冠状面アライメントは片脚立位X線正面像による

Femorotibial angle (FTA)で評価した。臨床所見は、American Knee Society (AKS) Knee and Function scores、 Lysholm score、Knee Injury and Osteoarthritis Outcome Score (KOOS)で評価した。AKS、Lysholm、KOOSと もそのsubscaleまで詳細に比較した。関節鏡所見はOWHTO前と1年後抜釘時の内側大腿脛骨関節の軟骨再生と外 側の軟骨変性を比較した。

【結果】増加群のFTA170.3°は正常群167.6°より低く(p<0.001)、過矯正ぎみであった。増加群のJLO5.7°は、正常群 3.2°より高かった(p<0.001)。術後JLO>4°の割合は正常群で44.2%、増加群で72.1%と差を認めた(p<0.009)。正常群 のAKS knee score、KOOS sports and recreational function subscaleは、増加群より高かった(ともにp<0.001)。 KOOS sports and recreational function subscaleはSquattingを除く他の4つの項目で正常群が勝っていた。内側大 腿脛骨関節の軟骨再生と外側の軟骨変性所見は両群間で差がなかった。

【考察】増加群でも日常生活動作には影響を及ぼしていない可能性が高かった。増加群のなかで、どのような背景をも つ症例の成績が低下していたのかが、検討課題である。

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1-5

Hybrid CWHTO術後MPTAが臨床成績に与える影響について

●山口 祐一郎(やまぐち ゆういちろう)、石川 博之、大澤 克成、石松 哲郎、竹内 良平

横須賀市立市民病院 関節外科

【 目的】 近年、HTO術後MPTAが生理的範囲を超えるような症例は、関節面にかかるshearing forceの増大が危惧さ れている。今回、当院で施行したHybrid CWHTO症例を術後MPTA95°で2群に分け、臨床成績について比較検討し た。 【対象と方法】当院で2016年1~12月にHybrid CWHTOを施行した47例を対象とし、術後MPTAが95°を超える群(O 群)と95°以下の群(U群)の2群に分けた。調査項目はレントゲン計測として術前、術後1年におけるMPTA、FTA、% MAを、臨床成績として術前、術後1年におけるROM、10m歩行時間、歩行時VAS、KOOS、OKSを2群間で比較した 。 【 結果】O群は17例、平均年齢68.1歳、U群は30例、平均年齢64.5歳であった。術後MPTA、%MAはO群の方が有意 に大きく、術後FTAはO群の方が有意に小さかった。ROM、VAS、KOOS、OKSで2群間に有意差は無かったが、術前 歩行時間はO群の方が有意に長かった。 【結論】MPTA95°を超える群で明らかに術後成績不良であるとは言えなかった。

参照

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