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ホワイトペーパー Microsoft SharePoint に適したインフラストラクチャの構築 EMC VNX EMC FAST Suite EMC Replication Manager Microsoft SharePoint 2010 Metalogix StoragePoint Metalo

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全文

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ホワイト ペーパー

EMC ユニファイド ストレージ部門

要約

このホワイト ペーパーでは、EMC および Metalogix の補完的な製品やテクノロ ジーが SharePoint と密接に統合することで実現する、SharePoint への投資価 値の増大について説明しています。ファイル共有の統合、ユニファイド ストレー ジ、自動ストレージ階層化、データ保護により、時間をかけずに運用効率の改 善、TCO(総所有コスト)の削減を実現します。EMC と Metalogix の連携により、 SharePoint を IT の中核へ移行することで、分断されたビジネス プロセスをつな げることができるようになります。 2012 年 10 月

Microsoft SharePoint に適したインフラス

トラクチャの構築

EMC VNX、EMC FAST Suite、EMC Replication Manager、Microsoft

SharePoint 2010、Metalogix StoragePoint、Metalogix Selective

Restore Manager

EMC VNX による SharePoint 対応の自動階層型ストレージの提供

Metalogix StoragePoint で実現する SharePoint および VNX へのファイル

共有コンテンツの移行

EMC FAST Suite による検索の効率性およびパフォーマンスの最適化

Metalogix StoragePoint によるリモート BLOB ストレージの実現

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Copyright © 2012 EMC Corporation. All rights reserved.(不許複製・禁無断転載) このドキュメントに記載されている情報は、ドキュメントの出版日現時点の情報で す。この情報は予告なく変更されることがあります。 この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載される情報に関する、どのような内容についても 表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙 示の保証はいたしません。 こ の 資 料 に 記 載 さ れ る 、 い か な る EMC ソ フ ト ウ ェ ア の 使 用 、 複 製 、 頒布も、当該ソフトウェア ライセンスが必要です。

最新の EMC 製品名については、EMC.com で EMC Corporation の商標を参照し てください。

VMware、ESXi、VMware vCenter、および VMware vSphere は、VMware, Inc.の登 録商標または商標です。その他のすべての名称ならびに製品についての商標 は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

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目次

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新たな日常:データの急増 ...4

データの急増に伴う問題 ...4

ソリューションの主な特長 ...4

EMC と Metalogix による SharePoint ソリューション ...5

ファイル共有の統合 ...5 SQL BLOB の外部化 ...6 資産使用率の向上 ...7 柔軟なエンド ポイント管理 ...7 ユニファイド ストレージ ...7 自動階層型および高速化されたファイル検索 ...8 管理、バックアップ、リカバリにかかる時間の短縮 ...9 SharePoint の仮想化は不可欠 ... 10 ジョイント ソリューションの価値 ... 11 節減と効率... 12 サマリー ... 12 リソース ... 12

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構造化されていないデータの管理、効率性の向上、

TCO の削減

私たちは「コンテンツ急増時代」を迎えています。組織や企業では、構造化されていな いデータが絶え間なく生み出されることで、人々やビジネス プロセスがバラバラに分 断されてしまい、その結果、情報のサイロ化(ファイル共有、NAS フィルター、レガシー ECM など)が発生し、リアルタイムで必要なデータを利用できない状態に陥っています。 IT という観点から見た場合、データの増加は運用効率や TCO に影響します。これに は、資産が十分に活用されなくなる、パフォーマンスやサービスのレベルが低下する、 バックアップ時間が長くなる、リカバリ プロセスの信頼性が低下する、バージョン管理 が不十分になるなどさまざまな要因が挙げられます。また、企業でのデータの保存や 監査における規制やコンプライアンス関連の法律が適用されるようになったことも「新 たな日常」の一部であると言えます。Microsoft で最も急成長を遂げているソフトウェア ビジネスとしての SharePoint は、手頃な価格の拡張可能なコンテンツ管理プラット フォームとして出現しました。このプラットフォームは、Microsoft Office と密接に統合す ることで、人々と情報を結びつけ、必要な情報をいつでもどこからでも利用できるよう にしています。しかしながら、IT 部門では依然として多くの課題を抱えているため、 EMC と Metalogix を組み合わせたソリューションは、このようなコンテンツの急増に よって生まれるギャップを埋めることを目的に設計されています。 SharePoint のビジネス クリティカルなサービスを利用 することで、まったく異質なビジネス プロセスを結びつ け、部門を越えてビジネス ニーズに迅速に対応できる ようになります。とは言え、適切なインフラストラクチャ がなければ、SharePoint を IT の中核へ移行すること は容易ではありません。データの絶え間ない増加や コンテンツの不規則な広がりが進むと、既存のデータ やコンテンツを活用できなくなり、予算が不足し、リ ソースの活用が著しく低下し、サービス レベルの管理 (パフォーマンスおよび可用性)は大幅に縮小され、新 しいソリューションへの投資のチャンスも抑えられてし まいます。データが無秩序に拡大すると、コンテンツが さまざまなリポジトリにまたがって配置され、複雑性も 無秩序に増大することになります。このような状況に 対応するために IT ができることは、1)時代遅れの製 品を使ってインフラストラクチャをますます複雑なもの にするか、2)手頃な価格で運用効率を向上できる確 かでコスト パフォーマンスに優れたソリューションを探 すかのどちらかしかありません。アクセスや検索ができないデータは、一般に従業 員が利用できないもので、保護することができず、データの整合性は必ずしも保証 されているとは言えません。データの可視性やアクセスが十分でないと、ビジネスの 効率に以下のようなさまざまな影響が生まれます。 • Tier 1 ストレージに使用頻度の低いデータが保存されることで、ストレージ/管理 コストが増加 • ネイティブ ツールであっても法令遵守は難しい 新 た な 日 常 : データの急増 データの急増 に伴う問題 ソリューションの主な 特長 • ファイルの統合により 資産の使用率が最大で 80%増加 • SQL DB のサイズを 最大で90~95%縮小 • 仮想化された SharePoint SQL の調整 に要する時間を最大で 80%短縮 • 検索のレスポンス タイ ムを30~40%短縮 • SQL バックアップ スト レージの容量を10 分の 1 から 30 分の 1に削減 • 仮想化された SQL Server の実行速度が 4 倍に高速化 • SQL のライセンス コス トを最大で75%削減

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• 顧客が SharePoint のインフラストラクチャを拡張することで、パフォーマンスの 問題が増える • バックアップおよびデータ保護の一元化を確立するのが難しい • 柔軟性に欠けるインフラストラクチャは低コストで拡張できない EMC と Metalogix のソリューションにより、構造化されていないデータを統合し、SQL データベースの BLOB サイズを削減し、運用効率を向上させ、TCO を削減する効果 的でコスト パフォーマンスに優れたインフラストラクチャの構築に SharePoint を活用 できるようになりました。 コンテンツの急増に伴う IT 部門の課題は明らかです。それは、データを一元化して 管理することで、組織全体で情報の信頼性と可用性を高めるということです。このよ うな課題は、SharePoint を最大限に活用して(複数のソースからの)ファイル共有を 一元化されたリソースに統合することで、資産の使用率が向上し、管理が合理化さ れ、サービス レベルが向上するということを IT 部門が理解していれば、決して困難 な問題ではありません。SharePoint は、EMC と Metalogix によるインフラストラク チャ ソリューションのドキュメント リポジトリとして最大限に活用できます(図 1)。 EMC と Metalogix によるソリューションは、SharePoint と密接に統合することで、 SharePoint の価値がファイル共有の統合、自動階層化ストレージ、フラッシュ テクノ ロジー、データ保護に拡張され、ただちに運用効率が向上し、TCO 全体が削減され る効果を生み出す補完的な製品やテクノロジーを提供します。 図 1:EMC と Metalogix による、拡張性、セキュリティ、効率性のニーズに対応できるグローバルな SharePoint アーキテクチャの計画および導入の実現 データが企業全体に分散され、アクセス不能になると、データをビジネスに活用する ことができなくなります。Metalogix StoragePoint Librarian では、従来の構造化されて いないデータ(CIFS/NFS 共有、ECM ファイル、既存のファイル共有)を企業全体でま とめて SharePoint に統合してカタログ化することで、ファイル共有の使用率と運用効 率が向上します。また、ガバナンス検出プロセスで判断された選定に基づいて統合 およびカタログ化することでも同じ効果が得られます。ユーザーはカタログ化したい ファイルを選択でき、必要に応じてファイル共有も引き続き利用できます。Librarian では、関連づけられたメタデータが SQL データベースに格納され、物理ファイルを移 動 す る こ と な く 、SharePoint で す べ て 管 理 で き ま す 。 こ の 時 点 で 、 デ ー タ は SharePoint の他のドキュメントと同様、ユーザーの操作性全体を維持したまま、イン デックス化、検索、管理、バージョン管理、アクセスが容易にできるようになります。 EMC と Metalogix によるSharePoint ソリューション ファイル共有の統合

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SharePoint に格納されてアクセスされる構造化されていないコンテンツが増え続ける ことで、構造化されていないファイル(BLOB)を効率的および効果的に管理することは、 ますます難しくなっています。平均すると、SharePoint の SQL コンテンツ データベース に格納されているデータの 90~95%は、Microsoft Office ファイル、PDF、画像などの 構造化されていないコンテンツが占めています。BLOB を SharePoint の SQL データ ベースに格納すると、特にサイズの大きいファイルでは、検索、アップロード/ダウン ロード、参照、変更の処理が遅くなります。さらに、BLOB を格納することで、費用の高 い重要なデータベースの占有面積を過度に消費することになるため、バックアップや リカバリの時間に悪影響がおよぶ場合があります。「通常、全社的に SharePoint Foundation を導入している企業の場合、データの 80%近くが BLOB データとして格納 されるファイル ベースのデータ ストリームです。このような BLOB のオブジェクトは、 SharePoint ファイルに関連づけられた構造化されていないデータで構成されています。 しかしながら、大量の BLOB データを SQL Server のデータベースで管理すれば、SQL Server のリソースを最適化されていない状態で使用することになります。そこで、外部 のデータストアを使用して BLOB データを含めることで、より低コストで同等の効率 性 を 持 っ た 同 じ よ う な 効 果 を 得 る こ と が で き ま す 。 」 ( 出 典 : http://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb802976.aspx)。Metalogix StoragePoint のRBS(Remote BLOB Storage)機能により、IT 部門では BLOB コンテンツを VNX の階 層型ストレージに外部化するオプションを利用できます(図 2)。これにより、ユーザー のレスポンス タイムの悪化を招くことなく、データベースのサイズが削減され、物理 サーバー1 台あたりの VM 密度が高くなり、SQL の拡張性が向上します。 図 2 : StoragePoint お よび EMC VNX に よ る IO あたり の コ ストと 容量 (GB ) あたりの コ ストの 両方の削減 SQL BLOB の外部化

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ファイル サーバーの多くは、たとえ仮想化されていても十分に活用されていません。 ユーザーは、古いファイル、重複したファイル、準拠していないファイルをすでに使用 率が低いファイル サーバーに保存しておく傾向があります。検出プロセスでは、保存 が必要なコンテンツを特定し、SharePoint や VNX への移行に適したコンテンツを洗い 出すことができます。これにより、移行を開始する前にもかかわらず、コンテンツの本 体のサイズが小さくなります。このため、より効率性の高いVNX にファイルを格納する ことができ、ファイル プリント サーバーの台数が減り、それに関連した運用コストが削 減されます。ネイティブの重複排除および圧縮アルゴリズムにより、ファイル コンテン ツ全体がさらに削減されます。VNX アレイは、パフォーマンスに影響を与えることなく、 使用率のきわめて高い状況で使用できます。使用率の閾値は通常、70~80%に設 定され、閾値に達すると、ユーザーはパフォーマンスが横ばいになるというアラートを 受け取ります。SQL サーバーも CPU サイクルのアイドル状態の最大 70%で、使用率 が低くなることがよくあります。顧客の中には、パフォーマンスへの悪影響を懸念して、 依然として物理 SQL サーバーを SharePoint 環境の一部として使用しているケースが あります。このような場合は、SQL を物理インフラストラクチャで維持しなければならな いため、より的確な災害復旧戦略の機能が大幅に制限されるだけでなく、SQL のライ センス コストの増加にもつながります。SQL2012 Server Enterprise を物理サーバーに 展開する場合は、物理コアごとにライセンスが必要になります。これに対し、仮想サー バー環境の場合、「定額使い放題」のモデルであれば、ライセンスは vCPU ごとになり ます。SQL サーバーを仮想化して VNX に格納することで、VM の密度が高くなり、SQL のライセンス コストが削減され、パフォーマンスは劇的に向上します(ただし、ワーク ロードによって異なる)。vCPU と物理 CPU の割合を 4:1 と仮定した場合、ユーザーは SQL のライセンス コストを 75%程度削減できます。StoragePoint で BLOB をオフロード すると、SQL データベース本体のサイズは 90~95%小さくなり、CPU の負荷が少なく なることで、VM の密度が増し、統合化が進みます。それと同時に、VNX FAST Cache によって、SharePoint ユーザーのレスポンス タイムはアクティビティに応じて 30~ 40%短縮されます。 StoragePoint の柔軟なエンド ポイント管理により、ユーザーは BLOB のカスケード配 置のポリシーをファイルの古さ、種類、サイズに基づいてより安価なメディアに適用 できるようになります。高度なフィルター機能では、コンプライアンスを確保するため にファイル レベルでの保存に対応できる VNX 共有に配置するデータを指定できま す。ネイティブの StoragePoint 機能を使用することで、VNX プラットフォームの CIFS 共有に移動する前に、機密性の高いデータを暗号化できます。 EMC VNX は、シンプルで効率性に優れたパワフルなユニファイド ストレージ システ ムです。このシステムは、SharePoint 環境と結びつくことで、何千ものエンド ユー ザーおよびファイル ソースをサポートしているような SharePoint 環境で必要とされ るパフォーマンス、効率性、拡張性を提供します。マルチ プロトコル システムとして の VNX を使用することで、ブロック ストレージに基づいて投資を決断した場合でも、 NAS 接続性を後で簡単に追加できます。データが VNX に追加されると、ストレージ プールおよび負荷の再分散テクノロジーが自動的に開始し、さまざまなドライブ階層 でストレージの効率性とパフォーマンスが最大化されます。この場合、VNX によって SAS および NL-SAS ドライブの使用率は最大で 70%になり、SSD の使用率は最大で 90%になります。また、VNX によってアレイでのデータ保護も強化され、ストレージ プールで混合 RAID タイプをサポートでき、プールに対して効率性を向上させるため にさまざまなRAID オプションを選択できる柔軟な RAID オプションを利用できます。 資産使用率の向上 柔 軟 な エ ン ド ポイント管理 ユニファイド スト レージ

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注:Microsoft は、SharePoint Conference 2011 において、VNX5700 で SharePoint の拡張性を 200% 向上させるという新記録を達成しました(Scale Test Report for Very Large-Scale Document Repositories)

データ環境がより拡張されるほど、「検索」などのユーザー アクティビティを高速化さ せるために最適化されたインフラストラクチャの整備がより重要になることは恐らく 間違いありません。EMC のフラッシュ ファースト戦略を使用すると、ユーザー アク ティビティのパフォーマンスを大幅に高速化し、ストレージ階層化の効率性を向上さ せるフラッシュ テクノロジーの使用が最適化されます。

図3:EMC FAST Suite の使用によるパフォーマンスと効率性の最適化

FAST Cache は、広範な SharePoint SQL データ検索のパフォーマンスを向上させる のに最適なソリューションです(図 3)。FAST Cache は、読み取りと書き込みに使用 できる不揮発性キャッシュで、最も使用頻度の高いデータをディスクと DRAM キャッ シュの間のセカンダリ キャッシュとして使用する DRAM 対応フラッシュの拡張機能と して、フラッシュにコピーします。これにより、最も使用頻度の高いデータが高パ フォーマンスのフラッシュ ドライブから必要に応じて処理されるようにすることで、リ アルタイムのパフォーマンスが向上します。このように、FAST Cache は最も頻繁に使 用されるデータの大半を高パフォーマンスのフラッシュ ドライブに保持することで、 最もビジーなワークロードのパフォーマンスを即時に向上させます。 FAST VP は、データをより安価なドライブ(NL-SAS)に階層化することで、データの経 時的な相対的ランクづけを通じてドライブの使用率を最適化し、TCO を削減できます。 FAST VP は、スケジュールされたアクティビティとしてデータを複数のドライブまたは 階層間で自動的に移動するため、手動によるSQL データベースの調整を 80%程度 削減できます。

FAST Suite を使用することで、IT 部門は、ディスクのテクノロジーにではなく、 SharePoint の容量やサービス管理の問題に注力できます。これらの組み合わせに よって、ポリシー ベースの完全に自動化されたデータ配置戦略が実現し、ご使用の SharePoint 環境にわたって、可能な限り最小限のコストで最高のシステム パフォー マンスを同時に実現できます。Metalogix StoragePoint を使用して BLOB を外部化 すると、FAST Cache のさまざまなメリットが実際に組み合わされます。SQL インス タンスが90~95%減少することで、ワーキング セットが小さくなるため、FAST Cache のウォームアップ時間が短縮され、ドキュメント検索時に最も効果が現れます。 自 動 階 層 型 お よ び 高速化されたファイ ル検索

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そのため、StoragePoint と FAST Suite を併用することは、最適化されたソリュー ションを作り上げることを意味します。このソリューションは、アレイでの自動化(スト レージ階層化)を行うため、結果としてドライブ数が減り、エネルギー コストを削減し、 IOP および GB あたりのコスト削減につながります。Metalogix と EMC のテクノロ ジーを組み合わせることで、ドライブの使用率はドライブのタイプに応じて 80~90% に向上します。

SharePoint ファームおよびファーム内の情報を適切に保護することは、きわめて重 要です。ユーザーの多くは、Central Administration や STSADM などのネイティブの バックアップ ツールに依存しています。残念なことに、これらのツールは拡張性を考 慮して設計されているものではありません。Microsoft では、100 GB を超えるコン テンツ データベースや 15 GB を超えるサイト コレクションには外部のリカバリ ツー ル を 使 用 す る よ う 推 奨 し て い ま す ( 出 典 : http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc263427%28office.12%29.aspx)。どのようなツールが適しているかは、 以下のようないくつかの要因によります。 • バックアップの速度:ツールはデータベースのメンテナンス期間中に実行で きるか? • リカバリの完全性 • リカバリ可能なオブジェクトの細分性 • サポートされているバックアップのタイプ(フル、差分、増分) • ツール管理の複雑性 • ホスト OS の保護要件および距離要件

VNX の ス ナ ッ プ シ ョ ッ ト テ ク ノ ロ ジ ー 、 EMC Replication Manager 、 Metalogix Selective Restore Manager を組み合わせることで、以下のように多くのテクノロ ジーをしのぐ特有の利点が得られます。 • バックアップ/リカバリ時間の短縮。テストの結果、コンテンツ データベースお よびBLOB データを含むファーム全体のリストアにかかった時間は約 30 分で した。これに比べ、ネイティブ ツールを使用する場合は数時間かかります。 • バックアップ/リカバリ プロセスの実行と同期 • ポイント イン タイム コピーの自動作成および直感的なリカバリ ワークフロー による管理オーバーヘッドの削減 管理、バックアップ リカバリにかかる時 間の短縮

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仮想化は加速を続け、導入率はサーバーとアプリケーション ポートフォリオの両方で 記録的に上昇しています。この推進力となっているのは、IT のコストを削減し、IT 部門 がクラウド サービス プロバイダーのようにコスト パフォーマンスに優れたサービスを 提供できるようサービスとしての IT を確立するというニーズです。サーバーの到着や ソフトウェアのロードを待つための無駄な時間の浪費、効果的なバックアップ/リカバリ 処理の実行、複雑なビジネス継続性計画のテスト、アプリケーションやデータの移動 の動的な把握などを含め、物理アプリケーションの導入だけでは IT の俊敏性や柔軟 性に限界があることがきわめて明白になってきているという理由から、このような傾向 が生まれています。SharePoint は、複雑なマルチプラットフォーム導入構造のインデッ クス サーバー、Web フロントエンド、データベース サーバーなどを備え、ワークグルー プ コラボレーション、コンテンツ管理、ワークフロー アクティビティをサポートするため、 仮想化に最適なアプリケーション環境です。SharePoint を仮想化することで生産性が 増し、CPU、メモリ、容量などの SharePoint リソースを簡単に拡張できるようになり、 ワークロードを複数のサーバーに移動することで柔軟性が向上し、障害からの復旧 が迅速化されるなど、すべてをアプリケーションのダウンタイムを招くことなく、すばや く行うことができます。適切なストレージ インフラストラクチャは、以下のような仮想化 されたSharePoint 環境のメリットを実現するという点で大きな役割を果たします。 • 統合:特に大規模な導入では 2~10 倍の統合率を達成 • パフォーマンス:大型の WFE を数台配置する代わりに、小型の WFE の台 数を増やすことで、フロントエンドのパフォーマンスが向上 • 可用性:VM ベースの保護機能を SharePoint に取り入れることで、同種の HA(WSFC、VMware HA)を提供

• ビジネス継続性:DR 管理を合理化(Geo-Clustering、vCenter Site Recovery Manager)

• Maintenance(保守):仮想マシンのライブ移行(Hyper-V Live Migration、 VMware vMotion) • ロード バランシング:クロス ファームでのハードウェアの使用率を分散する ことでパフォーマンスを最大限に向上(SCVMM PRO、VMware DRS) • コ ス ト : フ ァ ー ム の 仮 想 化 に よ り 、 SharePoint の TCO を 削 減 し 、 管理を合理化 EMC VNX ストレージは、仮想化されたアプリケーション ワークロード向けに最適化さ れており、仮想化環境の主要なストレージ プラットフォームとして一貫して広く認め られています。VNX は、ファイルやブロック テクノロジーおよび複数のプロトコルを 1 つのプラットフォームに統合することで、合理性、効率性、性能を備えた仮想化 SharePoint 環境をサポートするユニファイド ストレージ システムです。VNX の導入 により、IT の柔軟性が増し、管理コストが最大で 50%削減されます。また、圧縮およ びシン プロビジョニング機能が組み込まれているため効率性がきわめて高く、主要 な Intel プロセッサが搭載され、FAST Suite、統合スナップショット、連続保護機能な どの高度な機能を備えているため処理能力に優れています。 EMC と Metalogix によるインフラストラクチャ ソリューションによってサポートされる仮 想化された SharePoint 環境は、物理的な実装と同等のパフォーマンス、急成長の促 進、高可用性、拡張性に関する制約の排除、高速プロビジョニング、効果的なデータ 保護など、IT に大きなメリットをもたらします。

SharePoint の 仮

想化は不可欠

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ファイル共有コンテンツをSharePoint と VNX に統合する強力なソリューション EMC Metalogix メタデータおよびBLOB の格納に最適な VNX ユ ニファイド ストレージ StoragePoint は 、 BLOB を 外 部 化 す る こ と で SQL を軽量化し、応答時間を短縮 フラッシュ ファースト、圧縮、重複排除

StoragePoint の File Share Librarian は、ファイ ルを移動することなく、データの検索およびアク セスを可能にする

FAST Suite により、重要な情報へのアクセス時 間が90%以上高速化

StoragePoint の File Share Librarian により、孤立 し た フ ァ イ ル 共 有 や レ ガ シ ー コ ン テ ン ツ が SharePoint の中に取り込まれる VNX の FLR(ファイル レベル保存期間設定)を 活用して保存要件に対応 BLOB を暗号化することで、機密性の高いデータ の保管および移動中の安全を保護 VNX FAST Cache による高速インデックス作成/ 検索/クロール StoragePoint では、コンテンツを適切なリポジトリ に適時保存するためのポリシーを適用 VNX FAST に よ る パ フ ォ ー マ ン ス 管 理 / 調整の自動化

StoragePoint Endpoint Management による階層 型ストレージおよびプライベート/パブリック クラ ウドへの移行

VNX の圧縮機能によるストレージ コストの削減

Metalogix Selective Restore Manager により、 ファーム リカバリを必要とせずに、ファイル、リス ト、リスト項目、ライブラリの細分性の高いリカバ リが可能

EMC Storage Integrator によるプロビジョニング の合理化および管理、モニタリング、オーケスト レーションの簡素化

プライベート/パブリック クラウドへの移行を可能 にする移行ツール

System Center Mgmt Pack によるプライベート ク ラウドでのモニタリング/管理

StoragePoint の File Share Librarian により、チー ム/情報サイロがつながれ、コラボレーションが 向上

EMC RecoverPoint/Cluster Enabler に よ り 、 ファーム レベルでの保護が可能 StoragePoint は SharePoint コンテンツ データ ベースのサイズを最大で 95%削減することで、 SQL の膨張を排除 ジョイント ソリューションの 価値

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EMC と Metalogix による SharePoint 向けソリューションを組み合わせることで、IT 部 門や事業部門は節減と効率性の面で計り知れないメリットが得られます。構造化さ れていないデータを経済的で効率的な方法で共有および保護することで、企業全体 の資産を有効に活用できるという効果はすぐに現れます。これらの補完的なソ リューションにより、IT 部門では階層型ストレージの使用率が SAS/NL-SAS では最大 で 70%、SSD では最大で 90%向上する効果が得られます。また、FAST ソフトウェ アを SharePoint 環境に実装することで、ソリューションの効率性がさらに向上し、そ の結果、ドライブの台数が減り、エネルギー コストが削減され、GB および IO あたり のコストも削減されます。さらに、SharePoint を RBS と組み合わせて仮想化すること で、SQL のライセンス コストを削減できるだけでなく、データベースのサイズが縮小 され、物理サーバーあたりのVM 密度が高くなります。 コ ン テ ン ツ の 急 増 は 現 実 の も の と な り 、 そ れ に 伴 う 課 題 も 生 ま れ て い ま す 。 SharePoint は、近い将来、データの統合と ROI の向上に効果があるコンテンツ プラットフォームとして多くの企業に広まる可能性を持っています。EMC と Metalogix は、構造化されていない情報を SharePoint に統合し、情報サイロ間のギャップを埋 め、情報をすばやく簡単に見つけられるようにすることで生産性を向上させ、データ 保 護 を 向 上 す る と い う 独 自 の 立 場 を と っ て い ま す 。EMC と Metalogix による SharePoint 向けソリューションは、資産の活用を根本的に改善し、運用効率を劇的 に高め、SQL コストを大幅に削減し、仮想化 SharePoint 環境を最適化します。EMC と Metalogix は、利益を増加させ、競争力を維持し、将来のユーザーに対応できる よう企業全体で SharePoint への投資効果を高めることができる最適なインフラスト ラクチャを開発しています。

テ ク ニ カ ル ホ ワ イ ト ペ ー パ ー : EMC Efficient BLOB Storage Management for Microsoft SharePoint(英語)

Metalogix StoragePoint を使用して、Microsoft SharePoint BLOB を EMC VNX のファ イル ストレージに外部化する方法を説明した EMC のホワイト ペーパーです。

Metalogix StoragePoint BLOBulator(英語):

StoragePoint による SharePoint コンテンツ データベースの縮小率を推定できるツー ルです。

MetaLogix 関連の電子書籍:RBS for Dummies(英語)

RBS(Remote BLOB Storage)を使用してコンテンツのストレージを最適化する方法を 説明した本です。

EMC Everything Microsoft Community(英語)

コンテンツ、メッセージ、お知らせ、ドキュメントなどが含まれた包括的な Web サイト です。

節減と効率

サマリー

図 3:EMC FAST Suite の使用によるパフォーマンスと効率性の最適化

参照

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