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寛大木造朝組の強度性能¶せん断耐力に及ぼす柱と

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(1)

実大木遣軸組の強度性能   99   

寛大木造朝組の強度性能¶せん断耐力に及ぼす柱と  

横架材間の仕口の影響及び火打材を用いた床の剛性   徳田 辿夫・杉‡力+英溺・有馬 孝櫨   

StudiesonStiffnessan(量StrcngthofWoodFrames00EffectofJointProperties   

t)etWeenColumnsandHorizontalMembersonStiffnessandStrengthofWall   

Frames,all(1EffectofHorizontalAngleBracesonStiffnessofFloorFrames   MichioToKUDA,HideoSuzIYAMA andTakanoriAR‡MA  

その後,数多〈の研究が在来構法の継手,仕口に関し   て行われてきたが,ここでは山部の文献を掲げるに止め   る。   

本研究は大きく分けて,次の2つのシリーズになる。  

血つは撫壁木造軸組の水平耐力に及ぼす柱と検教材の仕   口の影響に関するもので(シリーズⅠ),他は木材火打   ばりと合板ばり火打材の剛性に関する爽験的研究(シ   リーズi=である。  

〔シリーズ王)   

在来構法の木造住宅の水平耐力は杜の存在を鯉祝し,  

耐力壁の多寡によって評価するのが㌦般である。これは   柱と横梨粛の仕口が脆弱なため,軸組だけの水平力に対   する抵抗力が極めて小さいからである。しかしながら,  

敢近は上述の仕即こ各礫の建築金物が用いられ 剛独に   なってきたので,その抵抗性を爽大個・組を用いて実験的   に調べてみることにした。実験の内容は次の3つのグ   ル血プ,4穫に分けられた。なお柱と械架材の仕口は基   本的には,短ほぞで,かど金物(Z金物,CP−T)併用   である。  

(1)試験卜A:柱と横教材の仕口に羽子板金物を補強    として用いた場合  

(2)試験トB:管柱と胴差との仕口に短尺金物を用い    た場合  

(3)試験トC:適し娃と2階床ばりの仕口に箱金物を    用いた場合(トC=あるいは,羽子板金物を用いた場   

合(トC2)   

1.緒   言  

在来木造軸細工法における継手,仕口は長年現場での   経験から積上げられたものであるが,近年,主賓構造材   料,工具,大工技術の変化及び現場作業の合理化を目指  

した建築金物の利用によって,本工法は大きく変化しつ   つある。今までに,継手,仕口を部分的に取り出して,  

その構造的な強度性能を調べた技術的資料はいくつかあ   るが,実大の壁または床をそのままの形で実験をした例   は少ない。継手,仕口の部分実験よりも,単位骨組とし   ての実験を行って,継手,仕口の強度の評価を行った方   がより実用的であると考えられる。本研究は在来構億に   よる継手,仕口の試験方法と評価の標準化を図り,それ   を基礎とした今後の各棟合理化,改良を巨用勺とした。   

在来格技用仕口の強度に関する研究は,古くは田辺の   のものがある5)。田辺は開架大深災以後繰返された大小   の賽災と風審を調査し,木造建築物に関する耐笈及び耐   風構造の研究の必要性を感じ,構造基準を作るペき実験   に密事した。時に盤賓祝したのは次の2点である。   

ユ)敢も有効な筋違,方枚,控柱の配記法㌧ 寸礎及び   仕口の決定。   

2)従来用いられてきた各様継手及び仕口の科学的検    討及びその改良対策,特に補強金物の泣適形状,寸   法の決定。  

昭和61年6月30冒 受理   

本報の概紫ほ昭和54年度目本建築学会大会において発乗せした   

傘1凍王家理科大学工学部   

*Z静岡大学農学部  

(2)

100   徳田 辿夫・杉山 英男・有鵬 準濾  

り明らかになっているが,それに少しく資料を加えたい    ことと,合板ばりを火打ばりに代替させる可能性の検討    を行うことを目的として実験を行った。実験は次の3種    類を対象として行った。  

づ55   455   252.5  

〔シリーズロ〕   

在来構瀦の木造においては小屋ばり軋 2階床面の水   平剛性に火打ばりが大きな寄与をしている。火打ばりに   ついては古くから実験が行われており,その挙動はかな  

252.5   i55   455  

=  

15()  

伽taiioftheco】一nerや!ate(CP仙T)   

′】、11iclくneSS;1.6m111    Nail;6伸ZN65  

⑳;r‡01esfol・naili咽    Detailorthestra】)・l)0It(SB・F)  

Fig.1.Woodrramefor′rest卜ん  

(3)

実大木遺軸組の強度性能   H)1  

(1)統験ⅠトA:火jl■ばりをかたぎ胴つき短ほぞ差しボ    ルト締めした場合(ボルト締め火打と呼ぶ)  

(2)武儀ⅠトB:火打ばりをかたぎ胴つき鰻ほぞ差し釘    打ちした場合(釘打ち火打と呼ぷ)  

(ニう)試験1卜C:三角形の構造用合磯を火打ばりの代わ    りに井汗−た場合(合板火打と呼ぶ)   

なお本研究は建設省が粧奉仕宅・木材技術センタ岬に   委託した「木造雅楽工法合男!化促進業務」を受けて構成   された木造住宅冶劇化委員会(委員撮;杉Ⅰlj英男)の仕   事の山部として,昭和54年1月から2月にかけて行われ   たものである。試験装慣は東京大学農学部木質材料学教   室のせん断盲拭験用フレームを使用した。実験の実施に当   たってほ,当時東京大学農学部林産学科ネ磯村科学教魔   の大学院生であった安柑基,信田聡,清水臣,林蝮郷  

4氏の協力を得た。関連機関並びに緒兄に対し,心より   謝意を表する。  

2.試  験  体  

2.1 シリース〜Ⅰ   

各駅験体の形状・寸法と使用金物の位濫・寸法を   王手ig.1〜Fig.3に示した。骨組に用いた木材はトCユと   トC2の2階床ばりにべイマツ針桐いた以外はベイツガ   である。いずれも含水率19%以下の気乾材を用いた。   

就験体卜Aはごく一般的な在来構法腰体骨組で,柱   と横梨材は短ほぞで接合され補弓裁金物としてかど金物  

(Z金物,CP−T)を用いた。金物取付用の釘はZN40  

(麗径3.3mm,成さ3Smm)で,かど金物には10偶の穴   があいていたが,木材の測れを防ぐため,6ケ所だけに   釘を打った。さらに4つのコーナ仰に羽子板金物(Z金   軌 SB−F)を1つづつ取り付けた。柱及び横梨材の   断面寸法ほ105×105mm,間柱の断面寸法は枝村の3つ   の割りで,30×105mm,であった(Fig.1)。   

試験体卜Bは2階建の幾体で,管柱を用いた構造で   ある(Fig.2〉。土台及び桁の断面寸法は105×105mm,2  

100ほ2・5   910   9川   i52.5100  

(Unit:mIⅥ)   

Fig.2.Woodfr;1mefor′rest卜B.  

(4)

徳田 辿夫・杉山 英男・有馬 準機   i=ニミ  

Box・typelTletal    plate raste!1即  

(け最い汀m)  

910   152.5  

Fig.3.Woodfr;imeforTest卜C・  

いので柱には曲げがほとんど加わらない。従って,骨組   のせん断変形のみに注目した場合にほ,寸法を1/2にし   ても十分と考えられる。統験体数は各試験3体ずつで.  

合計12体であった。  

2.2 シリーズⅢ   

拭験体の形状・寸法を示せばFig.4の通りで,火打材   を含めすべての木材の断簡は105×105Inmであった。  

合放火打に用いた合板は底角をはさむ辺の長さが900   mmの直角二等辺三角形で,厚さ12mmの構造用合板   であった。   

外周フレームの枇に=ま,いずれの統験体(H一九Ⅰ卜   B,ⅠトC)もあり掛けであった。ボルト締め火打と釘打   ち火打のばあい,火打材と外周フレームの仕冒はかたぎ   大人れで,前者はボルトナット(M12)で,後者は片側  

2本のCN90(麗径4.1nlm,長さ銅mnl)で取り付け   た。合放火打ちは,CN50(緻径2.8mIれ,反さ50mm)   

階床ばりは105×210mmで,間柱は省略した。柱と床   ばりの性日は扇ほぞで,短冊金物(Z金物,S,寸法   450×40×3.2mm)で補強した。短冊金物ほ2本のボル  

ト(M12)と,2本のスクリュ細釘(ZS50)で止め付け   た。祉と桁及び土台との取り合いは試験体トAと同様   である。   

試験体トCほ適し柱を用いた構造である(Fig.3)。  

通し杜と2階床ばりの仕口ほかたぎ火入れである。ト   Clは仕口を緒金物(Z金物にはなかったので市販のも   のを用いた)を,トC2は羽子板金物を用いた。箱金物   ほ16mm¢のボルトナットと3本の釘(CN75,直径   3.4mm,成さ75mm)を併用して止めつけた。柱と桁  

及び,柱と土台との取り合いは統験体トAと同様で   あった。   

統験体卜B,卜Cl,卜C2はいずれも2階建を想定   したが,試験機の都合上,柱の反さは塞長のユ/2とし   た。本実験の場合,水平荷蕊が高々100kgf前後と小さ  

(5)

103  

実大木造軸観の強度性能  

(tJnit:lⅥ】河  

Fig.4.Woodframeforl estH.  

を150mm間隔に食倒里牒粛ちつけた。就験体数は3種  

類の舐験体とも3体ずつで,合計9体であった。   3.試 験 方 法   

:i.1 シリーズⅠ  

試験機を垂酎こ立て.せん断試験機の基礎にアンカ…   

(6)

徳田 辿夫・杉山 英男・有馬 率穐  

いl  

㍍/′rie●− Od    Load    匝  

′i、esト1王  

′resト1  

Fig.5,Sc王1emaでicorrackingtests.  

との相対変位を測定した。測定点①と⑤はそれぞれ磯   部械教材の水平変位と重液変位を測った。⑥と⑦でほ   桂の鉛直変位を,③と④では水平変位を測った。基礎  

に固定した横架材は不動であったので測窟を省略した。  

②では加力点と反対側の杜の沈みを測定した。  

4.結果及び考察   4.1 シリーズミ   

ニのシリ…ズでは柱と擁梨材との閏の角度変化を問題   とした。試験卜Aと卜Cは加力点側の杖の浮き上がり   が高々3mmで,きわめて微少であったので,角度変化  

は横森材の水平変位魔のみから計算した。就験卜Bで   ほ,柱に多少の浮沈があったのでこれを考慮した。   

柱の角度変化の求め方をFig.6に示した。みかけの角   度変化を1階,2階でそれぞれγ1,γ2とし(横教材の水   平変位から針務)横梨材の垣廠角をβl,免とすると、柱   の横架材に対する回転角は(奥の回転角)は,二粘工=ア1   剛♂1(1階部分)及び‰2ニ乃…β2(2階部分)と表すこ   とができる。銑鉄卜AとトCl,トC2では%lニ%2で   ある。   

4.1.1試験 卜A   

水平聯発と柱の奥の回転角の関係ほFig.7の如くであ   る。其のl計転角1/20ラジアン時の荷盛が約501くgfと小   さいため3体の間で多少ばらつきが見られる。これは柱   と棟教材を取り付けた際の締めつけカのばらつきと考え    ボルトで,卜Aは4ケ所,卜8とトCは3ケ所固定し  

た。試験は旧AS′rM方式に準じ,加力点側に鉛直タイ   ロッドを設け,試験体に水平力が加わった際の柱の浮き   上がりを防止した(Fig.5)。   

荷韮は水平方向卜方向)にオイルジャッキで加え,  

ロードセルで検出した。各紙験体とも1体目は単調に荷   盤を増していき,2体軋 3体巨=ま櫨の変形角が1/20ラ   ジアン時の荷盤のほぼ1/3,2/3の時点で除覇を解い,  

¶…=・方向の繰返し締盟を加えた。試験体は明瞭な破壊を示   さず,従って1/20ラジアン程度の変形角に適したとこ   ろで加カを止め除伸した。   

変位の測宝ほ桁,2階床ばりの水平変位及び髄の浮沈   を電気式ダイヤルゲージで測定した。測定点数はトA   が3点,トBが6点,トCが4点であった。  

3.2 シリーズⅡ   

拭験方法は基本的にはシリ…ズ‡と河棟で,火打ち材   の有る側を加力点側にした。ⅠトA,Ⅰ卜B,Ⅰ卜Cいずれ   の就験も3体のうち1体は単調に聯畿を増してい計.鶴   應材がユ/20ラジアン程度傾いた所で除荷をした。残り   の2体については途中2度除荷をしながら荷蕊を増して   行き,ユ/20ラジアン程度の変形角に達した所で除荷し   た。   

変位計は,火打材を職り付けたコーナー部の角度変化   を調べる目的で,Fig.4に示す位凝に取り付け,地盤面  

(7)

塞大木造軸組の強度性能   H)5   て1abIe j.Rot;1tion of tile COiumIlVerSuSilOrト  

zontalsllear foI−C(ヨalldllOrizontaishear   Stre11gtllper(〕ne COlしIm王1.  

(UIlit:l嗜f)  

AclualRotationo=毎colulll町最ra釘  

;示笹可司議  

:了†( こII】   

†‡orizo†ltalsllear  

匹rOneCO如11Il  

Fig.8に示した。j,2階の管杜は水平力が加わると加力   点側は浮き上がり,反対側は沈む。この浮沈による回転   角は敢大帝蕊120kがに対して,1階は1/900〜1/200ラ  

ジアン,2階は1/600…1/90ラジアンとばらつきが大き   かった。管柱の姦のl軋転角は,この浮沈による図絵澄を   差し引いて求めた。   

Fig.8を眺めると,3体の間でのばらつきは少なく,  

しかも=階の管杜と2階の管柱の回転角は酷似してい   る。なお卜B−2と卜B−3ほ山方向の繰返し力を加え   たが,!乳が繁雑になるため除荷の曲線は示さなかった。  

繰返しによる荷亜㌦回転角の曲線の形への影響はほとん   ど認められなかった。   

Table2には柱のある特定の奥の回転角に対する水平   荷魔の倍を示した。1階管杜と2階管柱の糸の回舷角の  

−−、 −一山  

Fig.6.Scllematic of deformation oflhe frame under   わorizoれモaisllear force.  

Notes;  

γ1,γ2;Å王)parent(王n teslトB ヱInd 卜C,Since t壬1e   COlumnofthe鮎stfhoran(lsecond魚00r ke!)t   Stra鳩慮1tl封1(ierhorizontaisilearfo代e,theappa・  

re【ltrOtation ofcoIumns was the s壬Ime between   theboth蔦00rS).  

軌,β2;Rotatio王1due to sinking and up・lifting of tlle   Grst・鎖00rCOlunlarldandtlleSeCOrldfloorcolumn   respectively.  

nU    ⁝U     ハリ  Jl−.一り∴  

こぎ〒己さ㌻−望エ′二一ごこづ﹂   現叫望むUト○偏し謡ぷS扇蔓OZて0   ハV    ハU O    ハリ 八U OO    八V    一q  

0  1  2   3   4   5   ActualrotationofcolulⅥIIS,γ。i(×‖ト諾王・ad.)  

Fig.7.Re】atjon5柚)S beiweenllOrjzontaisわear force   andactu之Ilrotationofcolums(恥)inTestトA.   

られる。Tablelにはある特定の回転角に対する水平荷   盈の関係を示した。また桂1本当たりの水平耐力もあわ   せて示した。耐力壁の許容せん断耐力決定に当たっては   1/20ラジアンを基準にとっているが,この変形角に対  

して,柱1本当たり約14kgfで,水平力に対する抵抗   性はほとんど期待できないことが肴祝される。   

4.1.2 試験 トB   

水平荷盛と1階およぴ2階管柱の奥の回転角の関係を  

20  

0   主   2   3   ノま   ∂    Actualrotat蓋o110rCOltlmnS,γ。.aIldγ−,之(×10朝2rad)  

Fig.臥 Relationshil)S betweerlhorizontalshear force   an(lactua】ratation ofcolumns(γ。ユ,恥2)inTesl   l−1う.   

(8)

徳田 過去・杉山 英男・有馬 孝絡  

ユ0(;  

TabIe2.Rotatio王10f the coluIlln VerSuS】10l・izo11はishear forceiよ1′王、esiトB   (Unit:】くgfj  

Roはtion of the f汀st floor column  

(rad一)  

Rot;1t壬oIlOf the secoIld n(〕ぐ)㌻(ニ0Iu訂nn  

(rad.き  

拉q:至コ互堤ヒ還      …   Speci】Ⅵen  

l5りIl∴;【l芦lご(l  

……垂;三喜 至  

芸」り血還  

29 墓 39161  

億が酷似しているのでその平均値をとり,柱ユ本あたり   の水平力に換算してみると,基準変形1/60ラジアンに   対して約30kgfである。これは先のトAに比べると約  

4倍の漉さである。短冊金物の効果と考えられる。   

4.1.3 試験 トC   

試験卜CまとトC2のいずれにおいても桁の水平変位   と2】勒床ばりのそれとの比較から,適し柱は終始麗線を   保つことがわかった(水平変位において桁は2階ばりの   完全に2倦)。従って適し柱の変形角は1,2階で勅諭致す   る。通し彼の柱脚の浮沈魔の絶対偶の和は,叡大の荷盆   150〜200kg一に対して1〜2mmにすぎず,これが柱の   回転角に及ぼす影響は皆無であった。   

水平荷濃と適し杜の輿の回転角の関係をFig.9に示し  

た。ここでも繰返しのときの曲線ほ省略したが,繰返し   の影響は見られなかった。初期剛性(荷麓約30kが時   の点と原点を鵡んだ緻練の傾き)は砲金物を用いた場合  

も羽子板金物を用いた場合もほぼ同じであるが,その後   の水平耐力は羽子板金物を用いた方がやや大きいことが   裔守される。具体的に各剛玩角での水準荷濃を示したの   がTable3である。柱1本当たりの基準変形角(1/60   ラジアン)に対して,トClは約40kgf,巨C2は45kgf   である。いずれの場合にも管柱を用いた場合より30〜  

50%大きいことが注目される。金谷3)は通し柱で構成   された爽大豊と管柱で構成された粟大壁が水平カを受け   た時の変形性状の違いを実験的に調べた。その結乳 筋   かい壁については1階壁,2階放とも両者の問に耐力上   火きな相違は見られず,上下の管樵相互の緊終にひら金   物(Z金物,SM40)を用いる程度でも適し柱の耐力と   同校魔の耐力を確保できることを示した。しかし筋違い   の代わりに合板を張った場合は,適し枚に対する管杜の   比が0.75〜0.88とやや低くなった。結給としで筋かい壁  

と追って剛性も強度も商い合敬張りの壁体については,  

管枚相互をさらに補強することが望ましいと述べている。   

以上寒者が奔放と金谷の実験を総合すると,通し杖を   用いた方が管柱の場合より壁のせん断耐力はすぐれてお  

り,管棍を用いる際は,管杖相互を金物で強固に結合す   る必繋があると竃えよう。  

4.2 シリーズⅡ   

Fig,4において,上下2つの火打の隅角の角度変化は   Fig.5に示した測定A,B,Cの変位計の読取侶を用い次   式から計算した。C点の鉛麗方向.およびD点の水平と   鉛麗方向変位はゼロとみなせた。  

βu=葱+蝕 〟  

∴ り・.√・   

O  1  2  3  J重   5  6  

ActllalrotatiりnOfc(勇uIllIIS,γ。1(×10 ̄2rad.)  

Fig・9・ReまationsIlips between horizontalsllear force   andacttlalrotationofco】umns(γ。1)inTestトC.  

(9)

実大本遷劇蘭の強度性能   用7   

′rable3.Ⅰモotatio】10f the co箋urTlIlVel・SuS!101・izo王1t;lislleal・forceirlTestトC  

(U11it:lくgf)  

Actu;11王そotation of the colurn!1(rad.)  

諷4etalfasteIlerS‡ −〕如eel−とhecoluIⅥn ∃ speciT−1e−1  

之lIld the bea】Ⅵ  

山一血仙】州山肌仙 

r血仙仙血血 血血、′血′′′ 肌  

1/30 妻1/20  

1盲㌃「血1㌃ 

1ノ200 ち レ1()0 喜1ノ′60 モ1/50   Cト1  ∃  51   69   92 r lO2  

CIw2  i 50   70  ≡  88 巨  94 ト 1〔〉8 婁  

Box・と〉′l)e m(芝taI  

I)‡ate rastener   山ー】血仙仙 

≡㌃十÷十≡…−小ト…;  斗憲 ト完w…ト;芸  

∴  

94 巨 99 書 124 室155  

−い       −.:    ト・  

Str叩心血   C2−3   蔓  48  E  65   83   92   118 童 l∠i6   129  t 156   m(ヨZl11  ぎ  55    76  ∃  95  

′【、ヱIble4.Cha11ge Of∝椚1eI■a帽Ie\7erSuSllOrizont;1Ishear foI−Ce.  

(Unit:短f)  

Ⅰ′iorizo11とalaIlgIe  

l)raCe Witllbotts  

を‡0‡・izoI宜alal閣1e  

brace wiとh nails  

1)ly\VOOd gusset   Plate  

(Note)* ′rlleSe Va】t】eS Wel・e eXtl−al)01ate〔i.  

(10)

108   徳m 辿夫・杉山   英タヨ・有馬 準穐   ここで,仇ソ:上の火打ちの隅角の角度変化  

軋:下の火打ちの隅角の角度変化   冴vu:AB取捌胃の鉛東方向相対変位   勘樟:AB両点間の水平方向相対変位   勘孔:C点の水平方南の変位  

IJ=机旧Illtll   

上の火打ちは開き,下の火打ちは閉じる訳であるが,  

これらと水平締盟との関係を示したものが′rable4であ   る。これを眺めると,火打ばりの場合(ⅠトA,Ⅰ卜B)火   打ち隅角が閉じようとするときの剛性の方が,開こうと   するときの剛性より大きいことが,ボルト締め,釘打ち   の如何に拘らず認められる。前者と後者の剛性の比はボ   ルト締め火打ちで約ユ.5,釘打ち火打ちで約1.4である。  

しかし合放火打ちの場合は,開閉いずれに対して射剛性   はほほ同じであった。   

火打ち隅角が開こうとするときの剛性は,ボルト締め   火打ちが散大で,次いで釘打ち火打ち,合板火打ちの順   である。その比率ほ,】/ユ00ラジアン時で概ね3:2:1   である。山鵬方閉じようとするときの剛性の順序も全くこ   れと同じで,その比は概ね4:2.5:1である。このこと   から合板火打ちは構造用合板の厚さが大きく,合板自身   の面内剛性が大きくても,本実験程度の釘打ち本数でほ   余り剛性を期待できないことが分かった。これは釘がせ   ん断力を受けて曲がってしまうためと考えられる。しか   しながら火打ち効果を高めるために釘本数を増すにして   も(特に隅角部から遠い所で),現場手間のことを考え   ると,せいぜい本実験程度の釘間隔(従って釘本数)が   常撒で,これ以上本数を増やすことには雉点が感じられ   る。   

以上のことを総合して考えると,合板火打ちよりも正   角火打ばりを用いる方が有効という結論に達するが,実   際上は経時とともに火打ばりは乾燥し,胴付き部分にガ   タが生じ,つれて剛性が低下することが考えられる。合   板火打ちの場合には,こうした経時上の劣化は比較的少   ない。両者の條劣は,この観点からも比較する必繋があ   ろう。  

5.結   論   以上総盈すると,次の2つの挙が主賓な結論として竃−  

える。  

1)通し柱を用いた骨組は管柱の骨組より,1/60ラ   ジアン時の水平耐力が30仙50%優れていた。管賎を過し   柱に代わって使用し,相当の耐力を期待するためにほ,  

=階と2階の管柱相互をしっかりとした金物で強固に弊   紙する必要がある。   

2)火打材の床剛性に対する効果は,ボルト締め,釘   打ち,合薇火打の腰であった。1/100ラジアン変形時の  

3者の耐力比ほ,隅角部が開こうとする場合は概ね3:  

2:1で,閉じようとする場合は概ね4:2,5:ユであっ   た。   

合板火打は総時による強度低下は少ないものの,正角   の火打材に比べると火打効果ほ期待できない。  

文   献  

1)杉山英男・徳打辿庚・有馬準鰻:撫壁木造頗組の水    平耐力に及ぼす桂と機教材の仕口の彩轡,日本建築    学会大会学術講演梗概基,ユ779】1780,1979.  

2)徳田辿夫・杉山英男・有馬学級:本初火打ばりと  合    板張り火打の剛性に関する実験的研究,日本建築学   

会大会学術講演梗概集,178ト1782,1979,  

3)金谷紀行・累閏紀雄:壁の水平せん断耐力試験仙    適し柱・管柱構成の実大壁の耐力と変形性状の比    較,日本建築学会大会学術講演梗概乳1285w    1286,1985.  

4)金谷紀行:各様接合金物を月紳−た本質構造接合部の    耐力と変形性状に関する研私学位論文(東京大   学),ユ986.  

5)田辺平学・狩野春山:木造機姥桜合部の強度ならび    に剛度に関する実験,建基学会大会論文炎,129−   

138,1936.  

6)内田祥三:木造仕口の実験的研乳 日本建築学会論    文報告軌 範2骨,2ト30,1936.  

7)相川新山:木構造の接合金具,虎庵揖版会,19弧   8)杉山英タき・糾‡=一事弘・今泉赫怒:新建築尊大系39,   

春野構造の設計,彰懐社,1978.  

9)後藤ン・雄:木構造の計乳鹿島出版象1978.   

(11)

実大木造瀾蘭の強度性能   】川l  

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参照

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