実大木遣軸組の強度性能 99
寛大木造朝組の強度性能¶せん断耐力に及ぼす柱と
横架材間の仕口の影響及び火打材を用いた床の剛性 徳田 辿夫・杉‡力+英溺・有馬 孝櫨
StudiesonStiffnessan(量StrcngthofWoodFrames00EffectofJointProperties
t)etWeenColumnsandHorizontalMembersonStiffnessandStrengthofWall
Frames,all(1EffectofHorizontalAngleBracesonStiffnessofFloorFrames MichioToKUDA,HideoSuzIYAMA andTakanoriAR‡MA
その後,数多〈の研究が在来構法の継手,仕口に関し て行われてきたが,ここでは山部の文献を掲げるに止め る。
本研究は大きく分けて,次の2つのシリーズになる。
血つは撫壁木造軸組の水平耐力に及ぼす柱と検教材の仕 口の影響に関するもので(シリーズⅠ),他は木材火打 ばりと合板ばり火打材の剛性に関する爽験的研究(シ リーズi=である。
〔シリーズ王)
在来構法の木造住宅の水平耐力は杜の存在を鯉祝し,
耐力壁の多寡によって評価するのが㌦般である。これは 柱と横梨粛の仕口が脆弱なため,軸組だけの水平力に対 する抵抗力が極めて小さいからである。しかしながら,
敢近は上述の仕即こ各礫の建築金物が用いられ 剛独に なってきたので,その抵抗性を爽大個・組を用いて実験的 に調べてみることにした。実験の内容は次の3つのグ ル血プ,4穫に分けられた。なお柱と械架材の仕口は基 本的には,短ほぞで,かど金物(Z金物,CP−T)併用 である。
(1)試験卜A:柱と横教材の仕口に羽子板金物を補強 として用いた場合
(2)試験トB:管柱と胴差との仕口に短尺金物を用い た場合
(3)試験トC:適し娃と2階床ばりの仕口に箱金物を 用いた場合(トC=あるいは,羽子板金物を用いた場
合(トC2)
1.緒 言
在来木造軸細工法における継手,仕口は長年現場での 経験から積上げられたものであるが,近年,主賓構造材 料,工具,大工技術の変化及び現場作業の合理化を目指
した建築金物の利用によって,本工法は大きく変化しつ つある。今までに,継手,仕口を部分的に取り出して,
その構造的な強度性能を調べた技術的資料はいくつかあ るが,実大の壁または床をそのままの形で実験をした例 は少ない。継手,仕口の部分実験よりも,単位骨組とし ての実験を行って,継手,仕口の強度の評価を行った方 がより実用的であると考えられる。本研究は在来構億に よる継手,仕口の試験方法と評価の標準化を図り,それ を基礎とした今後の各棟合理化,改良を巨用勺とした。
在来格技用仕口の強度に関する研究は,古くは田辺の のものがある5)。田辺は開架大深災以後繰返された大小 の賽災と風審を調査し,木造建築物に関する耐笈及び耐 風構造の研究の必要性を感じ,構造基準を作るペき実験 に密事した。時に盤賓祝したのは次の2点である。
ユ)敢も有効な筋違,方枚,控柱の配記法㌧ 寸礎及び 仕口の決定。
2)従来用いられてきた各様継手及び仕口の科学的検 討及びその改良対策,特に補強金物の泣適形状,寸 法の決定。
昭和61年6月30冒 受理
本報の概紫ほ昭和54年度目本建築学会大会において発乗せした
傘1凍王家理科大学工学部
*Z静岡大学農学部
100 徳田 辿夫・杉山 英男・有鵬 準濾
り明らかになっているが,それに少しく資料を加えたい ことと,合板ばりを火打ばりに代替させる可能性の検討 を行うことを目的として実験を行った。実験は次の3種 類を対象として行った。
づ55 455 252.5
〔シリーズロ〕
在来構瀦の木造においては小屋ばり軋 2階床面の水 平剛性に火打ばりが大きな寄与をしている。火打ばりに ついては古くから実験が行われており,その挙動はかな
252.5 i55 455
=
15()
伽taiioftheco】一nerや!ate(CP仙T)
′】、11iclくneSS;1.6m111 Nail;6伸ZN65
⑳;r‡01esfol・naili咽 Detailorthestra】)・l)0It(SB・F)
Fig.1.Woodrramefor′rest卜ん
実大木遺軸組の強度性能 H)1
(1)統験ⅠトA:火jl■ばりをかたぎ胴つき短ほぞ差しボ ルト締めした場合(ボルト締め火打と呼ぶ)
(2)武儀ⅠトB:火打ばりをかたぎ胴つき鰻ほぞ差し釘 打ちした場合(釘打ち火打と呼ぷ)
(ニう)試験1卜C:三角形の構造用合磯を火打ばりの代わ りに井汗−た場合(合板火打と呼ぶ)
なお本研究は建設省が粧奉仕宅・木材技術センタ岬に 委託した「木造雅楽工法合男!化促進業務」を受けて構成 された木造住宅冶劇化委員会(委員撮;杉Ⅰlj英男)の仕 事の山部として,昭和54年1月から2月にかけて行われ たものである。試験装慣は東京大学農学部木質材料学教 室のせん断盲拭験用フレームを使用した。実験の実施に当 たってほ,当時東京大学農学部林産学科ネ磯村科学教魔 の大学院生であった安柑基,信田聡,清水臣,林蝮郷
4氏の協力を得た。関連機関並びに緒兄に対し,心より 謝意を表する。
2.試 験 体
2.1 シリース〜Ⅰ
各駅験体の形状・寸法と使用金物の位濫・寸法を 王手ig.1〜Fig.3に示した。骨組に用いた木材はトCユと トC2の2階床ばりにべイマツ針桐いた以外はベイツガ である。いずれも含水率19%以下の気乾材を用いた。
就験体卜Aはごく一般的な在来構法腰体骨組で,柱 と横梨材は短ほぞで接合され補弓裁金物としてかど金物
(Z金物,CP−T)を用いた。金物取付用の釘はZN40
(麗径3.3mm,成さ3Smm)で,かど金物には10偶の穴 があいていたが,木材の測れを防ぐため,6ケ所だけに 釘を打った。さらに4つのコーナ仰に羽子板金物(Z金 軌 SB−F)を1つづつ取り付けた。柱及び横梨材の 断面寸法ほ105×105mm,間柱の断面寸法は枝村の3つ の割りで,30×105mm,であった(Fig.1)。
試験体卜Bは2階建の幾体で,管柱を用いた構造で ある(Fig.2〉。土台及び桁の断面寸法は105×105mm,2
100ほ2・5 910 9川 i52.5100
(Unit:mIⅥ)
Fig.2.Woodfr;1mefor′rest卜B.
徳田 辿夫・杉山 英男・有馬 準機 i=ニミ
Box・typelTletal plate raste!1即
(け最い汀m)
910 152.5
Fig.3.Woodfr;imeforTest卜C・
いので柱には曲げがほとんど加わらない。従って,骨組 のせん断変形のみに注目した場合にほ,寸法を1/2にし ても十分と考えられる。統験体数は各試験3体ずつで.
合計12体であった。
2.2 シリーズⅢ
拭験体の形状・寸法を示せばFig.4の通りで,火打材 を含めすべての木材の断簡は105×105Inmであった。
合放火打に用いた合板は底角をはさむ辺の長さが900 mmの直角二等辺三角形で,厚さ12mmの構造用合板 であった。
外周フレームの枇に=ま,いずれの統験体(H一九Ⅰ卜 B,ⅠトC)もあり掛けであった。ボルト締め火打と釘打 ち火打のばあい,火打材と外周フレームの仕冒はかたぎ 大人れで,前者はボルトナット(M12)で,後者は片側
2本のCN90(麗径4.1nlm,長さ銅mnl)で取り付け た。合放火打ちは,CN50(緻径2.8mIれ,反さ50mm)
階床ばりは105×210mmで,間柱は省略した。柱と床 ばりの性日は扇ほぞで,短冊金物(Z金物,S,寸法 450×40×3.2mm)で補強した。短冊金物ほ2本のボル
ト(M12)と,2本のスクリュ細釘(ZS50)で止め付け た。祉と桁及び土台との取り合いは試験体トAと同様 である。
試験体トCほ適し柱を用いた構造である(Fig.3)。
通し杜と2階床ばりの仕口ほかたぎ火入れである。ト Clは仕口を緒金物(Z金物にはなかったので市販のも のを用いた)を,トC2は羽子板金物を用いた。箱金物 ほ16mm¢のボルトナットと3本の釘(CN75,直径 3.4mm,成さ75mm)を併用して止めつけた。柱と桁
及び,柱と土台との取り合いは統験体トAと同様で あった。
統験体卜B,卜Cl,卜C2はいずれも2階建を想定 したが,試験機の都合上,柱の反さは塞長のユ/2とし た。本実験の場合,水平荷蕊が高々100kgf前後と小さ
103
実大木造軸観の強度性能
(tJnit:lⅥ】河
Fig.4.Woodframeforl estH.
を150mm間隔に食倒里牒粛ちつけた。就験体数は3種
類の舐験体とも3体ずつで,合計9体であった。 3.試 験 方 法
:i.1 シリーズⅠ
試験機を垂酎こ立て.せん断試験機の基礎にアンカ…
徳田 辿夫・杉山 英男・有馬 率穐
いl
㍍/′rie●− Od Load 匝
′i、esト1王
′resト1
Fig.5,Sc王1emaでicorrackingtests.
との相対変位を測定した。測定点①と⑤はそれぞれ磯 部械教材の水平変位と重液変位を測った。⑥と⑦でほ 桂の鉛直変位を,③と④では水平変位を測った。基礎
に固定した横架材は不動であったので測窟を省略した。
②では加力点と反対側の杜の沈みを測定した。
4.結果及び考察 4.1 シリーズミ
ニのシリ…ズでは柱と擁梨材との閏の角度変化を問題 とした。試験卜Aと卜Cは加力点側の杖の浮き上がり が高々3mmで,きわめて微少であったので,角度変化
は横森材の水平変位魔のみから計算した。就験卜Bで ほ,柱に多少の浮沈があったのでこれを考慮した。
柱の角度変化の求め方をFig.6に示した。みかけの角 度変化を1階,2階でそれぞれγ1,γ2とし(横教材の水 平変位から針務)横梨材の垣廠角をβl,免とすると、柱 の横架材に対する回転角は(奥の回転角)は,二粘工=ア1 剛♂1(1階部分)及び‰2ニ乃…β2(2階部分)と表すこ とができる。銑鉄卜AとトCl,トC2では%lニ%2で ある。
4.1.1試験 卜A
水平聯発と柱の奥の回転角の関係ほFig.7の如くであ る。其のl計転角1/20ラジアン時の荷盛が約501くgfと小 さいため3体の間で多少ばらつきが見られる。これは柱 と棟教材を取り付けた際の締めつけカのばらつきと考え ボルトで,卜Aは4ケ所,卜8とトCは3ケ所固定し
た。試験は旧AS′rM方式に準じ,加力点側に鉛直タイ ロッドを設け,試験体に水平力が加わった際の柱の浮き 上がりを防止した(Fig.5)。
荷韮は水平方向卜方向)にオイルジャッキで加え,
ロードセルで検出した。各紙験体とも1体目は単調に荷 盤を増していき,2体軋 3体巨=ま櫨の変形角が1/20ラ ジアン時の荷盤のほぼ1/3,2/3の時点で除覇を解い,
¶…=・方向の繰返し締盟を加えた。試験体は明瞭な破壊を示 さず,従って1/20ラジアン程度の変形角に適したとこ ろで加カを止め除伸した。
変位の測宝ほ桁,2階床ばりの水平変位及び髄の浮沈 を電気式ダイヤルゲージで測定した。測定点数はトA が3点,トBが6点,トCが4点であった。
3.2 シリーズⅡ
拭験方法は基本的にはシリ…ズ‡と河棟で,火打ち材 の有る側を加力点側にした。ⅠトA,Ⅰ卜B,Ⅰ卜Cいずれ の就験も3体のうち1体は単調に聯畿を増してい計.鶴 應材がユ/20ラジアン程度傾いた所で除荷をした。残り の2体については途中2度除荷をしながら荷蕊を増して 行き,ユ/20ラジアン程度の変形角に達した所で除荷し た。
変位計は,火打材を職り付けたコーナー部の角度変化 を調べる目的で,Fig.4に示す位凝に取り付け,地盤面
塞大木造軸組の強度性能 H)5 て1abIe j.Rot;1tion of tile COiumIlVerSuSilOrト
zontalsllear foI−C(ヨalldllOrizontaishear Stre11gtllper(〕ne COlしIm王1.
(UIlit:l嗜f)
AclualRotationo=毎colulll町最ra釘
;示笹可司議
:了†( こII】
†‡orizo†ltalsllear
匹rOneCO如11Il
Fig.8に示した。j,2階の管杜は水平力が加わると加力 点側は浮き上がり,反対側は沈む。この浮沈による回転 角は敢大帝蕊120kがに対して,1階は1/900〜1/200ラ
ジアン,2階は1/600…1/90ラジアンとばらつきが大き かった。管柱の姦のl軋転角は,この浮沈による図絵澄を 差し引いて求めた。
Fig.8を眺めると,3体の間でのばらつきは少なく,
しかも=階の管杜と2階の管柱の回転角は酷似してい る。なお卜B−2と卜B−3ほ山方向の繰返し力を加え たが,!乳が繁雑になるため除荷の曲線は示さなかった。
繰返しによる荷亜㌦回転角の曲線の形への影響はほとん ど認められなかった。
Table2には柱のある特定の奥の回転角に対する水平 荷魔の倍を示した。1階管杜と2階管柱の糸の回舷角の
−−、 −一山
Fig.6.Scllematic of deformation oflhe frame under わorizoれモaisllear force.
Notes;
γ1,γ2;Å王)parent(王n teslトB ヱInd 卜C,Since t壬1e COlumnofthe鮎stfhoran(lsecond魚00r ke!)t Stra鳩慮1tl封1(ierhorizontaisilearfo代e,theappa・
re【ltrOtation ofcoIumns was the s壬Ime between theboth蔦00rS).
軌,β2;Rotatio王1due to sinking and up・lifting of tlle Grst・鎖00rCOlunlarldandtlleSeCOrldfloorcolumn respectively.
nU ⁝U ハリ Jl−.一り∴
こぎ〒己さ㌻−望エ′二一ごこづ﹂ 現叫望むUト○偏し謡ぷS扇蔓OZて0 ハV ハU O ハリ 八U OO 八V 一q
0 1 2 3 4 5 ActualrotationofcolulⅥIIS,γ。i(×‖ト諾王・ad.)
Fig.7.Re】atjon5柚)S beiweenllOrjzontaisわear force andactu之Ilrotationofcolums(恥)inTestトA.
られる。Tablelにはある特定の回転角に対する水平荷 盈の関係を示した。また桂1本当たりの水平耐力もあわ せて示した。耐力壁の許容せん断耐力決定に当たっては 1/20ラジアンを基準にとっているが,この変形角に対
して,柱1本当たり約14kgfで,水平力に対する抵抗 性はほとんど期待できないことが肴祝される。
4.1.2 試験 トB
水平荷盛と1階およぴ2階管柱の奥の回転角の関係を
20
0 主 2 3 ノま ∂ Actualrotat蓋o110rCOltlmnS,γ。.aIldγ−,之(×10朝2rad)
Fig.臥 Relationshil)S betweerlhorizontalshear force an(lactua】ratation ofcolumns(γ。ユ,恥2)inTesl l−1う.
徳田 過去・杉山 英男・有馬 孝絡
ユ0(;
TabIe2.Rotatio王10f the coluIlln VerSuS】10l・izo11はishear forceiよ1′王、esiトB (Unit:】くgfj
Roはtion of the f汀st floor column
(rad一)
Rot;1t壬oIlOf the secoIld n(〕ぐ)㌻(ニ0Iu訂nn
(rad.き
拉q:至コ互堤ヒ還 … Speci】Ⅵen
l5りIl∴;【l芦lご(l
……垂;三喜 至
芸」り血還
29 墓 39161
億が酷似しているのでその平均値をとり,柱ユ本あたり の水平力に換算してみると,基準変形1/60ラジアンに 対して約30kgfである。これは先のトAに比べると約
4倍の漉さである。短冊金物の効果と考えられる。
4.1.3 試験 トC
試験卜CまとトC2のいずれにおいても桁の水平変位 と2】勒床ばりのそれとの比較から,適し柱は終始麗線を 保つことがわかった(水平変位において桁は2階ばりの 完全に2倦)。従って適し柱の変形角は1,2階で勅諭致す る。通し彼の柱脚の浮沈魔の絶対偶の和は,叡大の荷盆 150〜200kg一に対して1〜2mmにすぎず,これが柱の 回転角に及ぼす影響は皆無であった。
水平荷濃と適し杜の輿の回転角の関係をFig.9に示し
た。ここでも繰返しのときの曲線ほ省略したが,繰返し の影響は見られなかった。初期剛性(荷麓約30kが時 の点と原点を鵡んだ緻練の傾き)は砲金物を用いた場合
も羽子板金物を用いた場合もほぼ同じであるが,その後 の水平耐力は羽子板金物を用いた方がやや大きいことが 裔守される。具体的に各剛玩角での水準荷濃を示したの がTable3である。柱1本当たりの基準変形角(1/60 ラジアン)に対して,トClは約40kgf,巨C2は45kgf である。いずれの場合にも管柱を用いた場合より30〜
50%大きいことが注目される。金谷3)は通し柱で構成 された爽大豊と管柱で構成された粟大壁が水平カを受け た時の変形性状の違いを実験的に調べた。その結乳 筋 かい壁については1階壁,2階放とも両者の問に耐力上 火きな相違は見られず,上下の管樵相互の緊終にひら金 物(Z金物,SM40)を用いる程度でも適し柱の耐力と 同校魔の耐力を確保できることを示した。しかし筋違い の代わりに合板を張った場合は,適し枚に対する管杜の 比が0.75〜0.88とやや低くなった。結給としで筋かい壁
と追って剛性も強度も商い合敬張りの壁体については,
管枚相互をさらに補強することが望ましいと述べている。
以上寒者が奔放と金谷の実験を総合すると,通し杖を 用いた方が管柱の場合より壁のせん断耐力はすぐれてお
り,管棍を用いる際は,管杖相互を金物で強固に結合す る必繋があると竃えよう。
4.2 シリーズⅡ
Fig,4において,上下2つの火打の隅角の角度変化は Fig.5に示した測定A,B,Cの変位計の読取侶を用い次 式から計算した。C点の鉛麗方向.およびD点の水平と 鉛麗方向変位はゼロとみなせた。
βu=葱+蝕 〟
∴ り・.√・
O 1 2 3 J重 5 6
ActllalrotatiりnOfc(勇uIllIIS,γ。1(×10 ̄2rad.)
Fig・9・ReまationsIlips between horizontalsllear force andacttlalrotationofco】umns(γ。1)inTestトC.
実大本遷劇蘭の強度性能 用7
′rable3.Ⅰモotatio】10f the co箋urTlIlVel・SuS!101・izo王1t;lislleal・forceirlTestトC
(U11it:lくgf)
Actu;11王そotation of the colurn!1(rad.)
諷4etalfasteIlerS‡ −〕如eel−とhecoluIⅥn ∃ speciT−1e−1
之lIld the bea】Ⅵ
1
山一血仙】州山肌仙
r血仙仙血血 血血、′血′′′ 肌
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1ノ200 ち レ1()0 喜1ノ′60 モ1/50 Cト1 ∃ 51 69 92 r lO2
CIw2 i 50 70 ≡ 88 巨 94 ト 1〔〉8 婁
Box・と〉′l)e m(芝taI
I)‡ate rastener 山ー】血仙仙
≡㌃十÷十≡…−小ト…; 斗憲 ト完w…ト;芸
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94 巨 99 書 124 室155
−い −.: ト・
Str叩心血 C2−3 蔓 48 E 65 83 92 118 童 l∠i6 129 t 156 m(ヨZl11 ぎ 55 76 ∃ 95
′【、ヱIble4.Cha11ge Of∝椚1eI■a帽Ie\7erSuSllOrizont;1Ishear foI−Ce.
(Unit:短f)
Ⅰ′iorizo11とalaIlgIe
l)raCe Witllbotts
を‡0‡・izoI宜alal閣1e
brace wiとh nails
1)ly\VOOd gusset Plate
(Note)* ′rlleSe Va】t】eS Wel・e eXtl−al)01ate〔i.
108 徳m 辿夫・杉山 英タヨ・有馬 準穐 ここで,仇ソ:上の火打ちの隅角の角度変化
軋:下の火打ちの隅角の角度変化 冴vu:AB取捌胃の鉛東方向相対変位 勘樟:AB両点間の水平方向相対変位 勘孔:C点の水平方南の変位
IJ=机旧Illtll
上の火打ちは開き,下の火打ちは閉じる訳であるが,
これらと水平締盟との関係を示したものが′rable4であ る。これを眺めると,火打ばりの場合(ⅠトA,Ⅰ卜B)火 打ち隅角が閉じようとするときの剛性の方が,開こうと するときの剛性より大きいことが,ボルト締め,釘打ち の如何に拘らず認められる。前者と後者の剛性の比はボ ルト締め火打ちで約ユ.5,釘打ち火打ちで約1.4である。
しかし合放火打ちの場合は,開閉いずれに対して射剛性 はほほ同じであった。
火打ち隅角が開こうとするときの剛性は,ボルト締め 火打ちが散大で,次いで釘打ち火打ち,合板火打ちの順 である。その比率ほ,】/ユ00ラジアン時で概ね3:2:1 である。山鵬方閉じようとするときの剛性の順序も全くこ れと同じで,その比は概ね4:2.5:1である。このこと から合板火打ちは構造用合板の厚さが大きく,合板自身 の面内剛性が大きくても,本実験程度の釘打ち本数でほ 余り剛性を期待できないことが分かった。これは釘がせ ん断力を受けて曲がってしまうためと考えられる。しか しながら火打ち効果を高めるために釘本数を増すにして も(特に隅角部から遠い所で),現場手間のことを考え ると,せいぜい本実験程度の釘間隔(従って釘本数)が 常撒で,これ以上本数を増やすことには雉点が感じられ る。
以上のことを総合して考えると,合板火打ちよりも正 角火打ばりを用いる方が有効という結論に達するが,実 際上は経時とともに火打ばりは乾燥し,胴付き部分にガ タが生じ,つれて剛性が低下することが考えられる。合 板火打ちの場合には,こうした経時上の劣化は比較的少 ない。両者の條劣は,この観点からも比較する必繋があ ろう。
5.結 論 以上総盈すると,次の2つの挙が主賓な結論として竃−
える。
1)通し柱を用いた骨組は管柱の骨組より,1/60ラ ジアン時の水平耐力が30仙50%優れていた。管賎を過し 柱に代わって使用し,相当の耐力を期待するためにほ,
=階と2階の管柱相互をしっかりとした金物で強固に弊 紙する必要がある。
2)火打材の床剛性に対する効果は,ボルト締め,釘 打ち,合薇火打の腰であった。1/100ラジアン変形時の
3者の耐力比ほ,隅角部が開こうとする場合は概ね3:
2:1で,閉じようとする場合は概ね4:2,5:ユであっ た。
合板火打は総時による強度低下は少ないものの,正角 の火打材に比べると火打効果ほ期待できない。
文 献
1)杉山英男・徳打辿庚・有馬準鰻:撫壁木造頗組の水 平耐力に及ぼす桂と機教材の仕口の彩轡,日本建築 学会大会学術講演梗概基,ユ779】1780,1979.
2)徳田辿夫・杉山英男・有馬学級:本初火打ばりと 合 板張り火打の剛性に関する実験的研究,日本建築学
会大会学術講演梗概集,178ト1782,1979,
3)金谷紀行・累閏紀雄:壁の水平せん断耐力試験仙 適し柱・管柱構成の実大壁の耐力と変形性状の比 較,日本建築学会大会学術講演梗概乳1285w 1286,1985.
4)金谷紀行:各様接合金物を月紳−た本質構造接合部の 耐力と変形性状に関する研私学位論文(東京大 学),ユ986.
5)田辺平学・狩野春山:木造機姥桜合部の強度ならび に剛度に関する実験,建基学会大会論文炎,129−
138,1936.
6)内田祥三:木造仕口の実験的研乳 日本建築学会論 文報告軌 範2骨,2ト30,1936.
7)相川新山:木構造の接合金具,虎庵揖版会,19弧 8)杉山英タき・糾‡=一事弘・今泉赫怒:新建築尊大系39,
春野構造の設計,彰懐社,1978.
9)後藤ン・雄:木構造の計乳鹿島出版象1978.
実大木造瀾蘭の強度性能 】川l
S11mmary
J〜ll);ineSelra(lition81frameconstrlユCtio−−hast)eer−mOdi抗e(1dtletOneWCOl−StruCtionmethods,e叩eCiailythesl)re之l(lof tま1e uSe Or VariotlS kinds or nletalfasteners,
Inthisstuく1y,11−eStirfness∈lndstre−嘲hofwoo(1en、Va11s鋸元巨鮎光rSWaSinvesti紳e(l・Tl−ereWeretWOtl−en−eS=
Seriesl;E汀ectorjく)inll)rOpertiesbetweencolu王ユーnSaIldllOrizontalwoodnlembersonr廟由yof、Vallrra夏ⅥeS・
SeriesII;Rigidityo用00r∫ra汀1eSWitl−1−Orizontalanglel)raCeSOrl)1y、VOO(lgusset lnseriesI,tilel・eWerefourkin(lsof叩eCirmens;トA,トB,卜ClandトC2(Figs・1,2,and3)
lnseries】王パherewerettl王でelくindsors】)eCimens;‡卜A,1卜玖alldI卜C(Ⅰγig・4)・
Horizontals圭一earrO】・CeWaSap!)1iedtoevalt18tetherigiditya−−dstrengti−0川−eSerr〜1meS(Fig・5)・
1、11efoIlowlngCOnClusioIISWere(ierived:
1)Strel唱thof、Vallfr〜1meSWithcolu−nnSOfl)三川く)01−framingw;iSgIでalerti−a−−tI−atOfwallざrameswithcolumnsof l)latformfr;まmingby30(払仙50%atl/60raぐIia−1deform8jtion・
WllenCOluml】SOfplatrormrranling壬IreSubstitutedforthoseofballoonframing,ils】−0し11dbeI−Otedth壬Itri如dmet…ll fastenersbetwe鮒IhecolulnnOrltlle丘rst800rand thatoIlthesecon〔川00rarere(1uire(l.
2)ト王orizontalanglebraぐeSWitl−bo王tfl!l(lnutscontributemosteffectivelytoincre lSingtl−erigidityo用00rframes・
TlleneXtn10SteffectivewastlleuSeOfhorizontalbraceswit主1nails.■rhee汀ectorplywoodgussetswastllele王ISt.
Tlleratioofcontril)uliontorigiditywas3:2‥1、Vhenincreasingtl−eCOrneranglean(14:2・5:1whendecreasingthe
cornel▲angle‡ltl/100r妄Idiarldeformation・