廃用性萎縮筋 におけるタンパ ク分解酵素発現 の 持続的他動運動 による抑制
折 口 智樹 1 ・沖 田 実 2 ・坂本 淳哉 3,5 ・坂井 孝行 1・4
中野 治郎 1 ・吉村 俊朗 1 ・川上 純 5 ・江 口 勝美 5
要 旨 関節固定 を したラッ トの筋組織 の傷害 メカニズムを解明す るために,マ トリックスメタロプロテ アーゼの発現 について検討 した. 8 週齢 の Wi s t ar 系雄 ラッ トをギプス固定 し,廃用性筋萎縮モデルラ ッ ト を作成 した. 2 週, 4 週 間固定後 にヒラメ筋 を採取 し,試料 とした.固定 された筋組織 においては,活性化 された Ge l a t i nas eA ( MMP‑ 2 ) の band な らびに MMP‑ 2mRNA の発現が認 め られ,それ によって筋組織 が傷害 され るこ とが示唆 された. さらに, これ らの MMP の発現 は持続 的他動運動 ( c ont i nuo uspas s i ve mo t i o n;CPM) を施行す ることによって抑制す ることが可能であった.
保健学研究 1 9( 1 ):7 ‑ l l ,2 0 0 6
Ke yWor ds 廃用性筋萎縮,拘縮,マ トリックスメタロプロテアーゼ,持続的他動運動
は じめに
長期 間関節 を固定する と,関節拘縮や筋肉や骨の萎縮 な どの合併症 をきたす こ とが知 られている 1 ) .物理療法 はその ような関節拘縮 と廃用性筋萎縮 を防 ぐことがで き る. しか し, どの ようなメカニズムによって,廃用性筋 萎縮が抑制 されるかについては,明 らかにされていない.
これ までの研究 によって も, ラッ トの足関節 をギプス 固定 した筋においては,筋線維径の縮小や筋節長の短縮, 筋原線維の微細形態の変化 に加 え,筋内膜 コラーゲ ン線 維網が変化す る ことが ,形態学的 に明 らか にされてい る
2). また,ス トレッチ ングを施す ことで これ らの形態 学的変化が改善す ることが わか って きた2 ) . しか し, こ れ らの形態学的変化が起 こるメカニズムについては十分 に解明 されていない.
最近,い くつかの報告 によって骨格筋の萎縮 に複雑 な タンパ ク分解 システムが関与 していることが示唆 されて いる
35).筋線維周囲の結合組織 は主 にマ トリックスメタ ロプロティナーゼ ( MMPs ) の ような細胞外 タ ンパ ク 分解酵素や浸潤 しているマ クロファージか ら分泌 される リソソーム分解酵素 に よって壊 れ る 4, 6, 7 ) . また,ユ ビキ チ ンプロテアソーム系や リソソームプロテアーゼ,カル シウム依存性 プロテアーゼ ( カルパ イン) などの細胞内 タンパ ク分解 システム も存在す る
4・8・9)さらに,近年 関節拘縮 と筋萎縮のマ ウスモデルに対す る理学療法の効果 について研究 されているが,大部分 の 研究は,形態学的な変化 についての報告ばか りである1
012)Hur s t らや Sas a らは,持続的他動運動 ( CPM) が ラ ッ トの萎縮 した筋肉の回復 に役立つ と報告 している
13,14)この研究 において,私 たちは関節 固定 したラッ トの筋 線維 の変性過程 にお ける MMP の活性化 に注 目 し,固定 ラ ッ トの廃用性萎縮筋 にお ける CPM の生化学 的, あ る いは分子生物学的効果 について報告す る.
方 法 1 .実験動物
実験動物 として 8 週齢 の Wi s t a r 系雄 ラッ ト 2 0 匹 を使用 した.そ して,無作為 に 1 0 匹を拘縮群 に, 1 0 匹 を CPM 群 に振 り分 けた.
2. 関節固定お よび CPM の方法
各実験群のラットに,腹腔 内にペ ントバルビタールナ ト リウム溶液 ( 40 mg/kg) を投与 し,麻酔 を行 った後に右 足 関節 を最大底屈位の状態で膝 関節上部から前足部 まで ギプス固定 した.ギプスの緩みや足祉の浮腫が発生 した際 は,適宜巻 き替 えを行い,継続 的にギプス固定 した.狗 縮群 , CPM 群 とも, 5 匹は 2 週 間関節 を固定 し, 5 匹は 4 週 間関節 を固定 した.そ して,拘縮群の関節 固定 をし ていない左足関節 をコントロールの筋 肉として使用 した.
CPM 群 には拘縮期 間中,週 6 回の頻度で CPM を実施 した.具体 的には,酒井医療製 アンクルス トレッチ ャー を用 い,角速度 1 0ン/ 秒 で足 関節底 背屈 の他動運動 を 1 日 3 0 分 間行 った.
1 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻理学 ・作業療法学講座 2 星城大学 リハ ビリテーシ ョン学部
3 長崎記念病院 リハ ビリテーシ ョン部 4 虹が丘病院 リハ ビリテーシ ョン部
5 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻展開医療科学講座
廃用性萎縮筋 におけるタンパ ク分解酵素発現 の 持続的他動運動 による抑制
折 口 智樹 1 ・沖 田 実 2 ・坂本 淳哉 3,5 ・坂井 孝行 1・4
中野 治郎 1 ・吉村 俊朗 1 ・川上 純 5 ・江 口 勝美 5
要 旨 関節固定 を したラッ トの筋組織 の傷害 メカニズムを解明す るために,マ トリックスメタロプロテ アーゼの発現 について検討 した. 8 週齢 の Wi s t ar 系雄 ラッ トをギプス固定 し,廃用性筋萎縮モデルラ ッ ト を作成 した. 2 週, 4 週 間固定後 にヒラメ筋 を採取 し,試料 とした.固定 された筋組織 においては,活性化 された Ge l a t i nas eA ( MMP‑ 2 ) の band な らびに MMP‑ 2mRNA の発現が認 め られ,それ によって筋組織 が傷害 され るこ とが示唆 された. さらに, これ らの MMP の発現 は持続 的他動運動 ( c ont i nuo uspas s i ve mo t i o n;CPM) を施行す ることによって抑制す ることが可能であった.
保健学研究 1 9( 1 ):7 ‑ l l ,2 0 0 6
Ke yWor ds 廃用性筋萎縮,拘縮,マ トリックスメタロプロテアーゼ,持続的他動運動
は じめに
長期 間関節 を固定する と,関節拘縮や筋肉や骨の萎縮 な どの合併症 をきたす こ とが知 られている 1 ) .物理療法 はその ような関節拘縮 と廃用性筋萎縮 を防 ぐことがで き る. しか し, どの ようなメカニズムによって,廃用性筋 萎縮が抑制 されるかについては,明 らかにされていない.
これ までの研究 によって も, ラッ トの足関節 をギプス 固定 した筋においては,筋線維径の縮小や筋節長の短縮, 筋原線維の微細形態の変化 に加 え,筋内膜 コラーゲ ン線 維網が変化す る ことが ,形態学的 に明 らか にされてい る
2). また,ス トレッチ ングを施す ことで これ らの形態 学的変化が改善す ることが わか って きた2 ) . しか し, こ れ らの形態学的変化が起 こるメカニズムについては十分 に解明 されていない.
最近,い くつかの報告 によって骨格筋の萎縮 に複雑 な タンパ ク分解 システムが関与 していることが示唆 されて いる
35).筋線維周囲の結合組織 は主 にマ トリックスメタ ロプロティナーゼ ( MMPs ) の ような細胞外 タ ンパ ク 分解酵素や浸潤 しているマ クロファージか ら分泌 される リソソーム分解酵素 に よって壊 れ る 4, 6, 7 ) . また,ユ ビキ チ ンプロテアソーム系や リソソームプロテアーゼ,カル シウム依存性 プロテアーゼ ( カルパ イン) などの細胞内 タンパ ク分解 システム も存在す る
4・8・9)さらに,近年 関節拘縮 と筋萎縮のマ ウスモデルに対す る理学療法の効果 について研究 されているが,大部分 の 研究は,形態学的な変化 についての報告ばか りである1
012)Hur s t らや Sas a らは,持続的他動運動 ( CPM) が ラ ッ トの萎縮 した筋肉の回復 に役立つ と報告 している
13,14)この研究 において,私 たちは関節 固定 したラッ トの筋 線維 の変性過程 にお ける MMP の活性化 に注 目 し,固定 ラ ッ トの廃用性萎縮筋 にお ける CPM の生化学 的, あ る いは分子生物学的効果 について報告す る.
方 法 1 .実験動物
実験動物 として 8 週齢 の Wi s t a r 系雄 ラッ ト 2 0 匹 を使用 した.そ して,無作為 に 1 0 匹を拘縮群 に, 1 0 匹 を CPM 群 に振 り分 けた.
2. 関節固定お よび CPM の方法
各実験群のラットに,腹腔 内にペ ントバルビタールナ ト リウム溶液 ( 40 mg/kg) を投与 し,麻酔 を行 った後に右 足 関節 を最大底屈位の状態で膝 関節上部から前足部 まで ギプス固定 した.ギプスの緩みや足祉の浮腫が発生 した際 は,適宜巻 き替 えを行い,継続 的にギプス固定 した.狗 縮群 , CPM 群 とも, 5 匹は 2 週 間関節 を固定 し, 5 匹は 4 週 間関節 を固定 した.そ して,拘縮群の関節 固定 をし ていない左足関節 をコントロールの筋 肉として使用 した.
CPM 群 には拘縮期 間中,週 6 回の頻度で CPM を実施 した.具体 的には,酒井医療製 アンクルス トレッチ ャー を用 い,角速度 1 0ン/ 秒 で足 関節底 背屈 の他動運動 を 1 日 3 0 分 間行 った.
1 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻理学 ・作業療法学講座 2 星城大学 リハ ビリテーシ ョン学部
3 長崎記念病院 リハ ビリテーシ ョン部 4 虹が丘病院 リハ ビリテーシ ョン部
5 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻展開医療科学講座
なお,今 回の実験 は,長崎大学が定め る動物実験指針 に順 じ,長崎大学医学部 附属動物実験施設 で実施 した.
3. ゲ ラテ ンザ イモ グラフイー
各 固定期 間後 ,麻酔下 で ヒラメ筋 を切離 し,試料 と し た.筋 肉サ ンプル はホモゲナ イザ ーで洛解 し,筋 肉抽 出 液 を作成 した.そ して,筋 肉抽 出液 中の タンパ ク濃度 を PI ERCE 法 で測定 した.
50〃g/l ane の蛋 白量の筋肉抽出液 にサ ンプルバ ッファー を加 えて 1mg/ml の ゲ ラテ ンを含 む 8% ポ リア ク リル ア ミ ドゲルで電気 泳動 を行 った. 電気 泳動 後 , ゲ ル を 2. 5% の Tr i t on X‑ 1 0 0で 洗 浄 し, Tr i t on X‑ 1 0 0溶 液 に 0. 02% の NaN3 を加 えて 37 ℃で 1 6 時 間イ ンキュベ ‑ トし, 0. 1% の Coomas s i eBr i l l i antBl ueR2 5 0 で染色 した.
4.RT‑ PCR
RNA を各筋 肉サ ン
プルから I s oge n (日本 ジーン,東京 ) を使用 して抽 出 した. Fi rs t ‑ s t r andDNA は ,37 ℃で 9 0 分 間 ol i godT プライマーを含 む反応 液 を使 用 して, MuLV r e ve r s et rans c r i pt as e( Gi bc oBRL,Gai t he r bur g,MD)
に よる逆転写 によって合成 した. 95 ℃, 5 分 間で タンパ クを変性 させ た後 , 4 ℃ に置 い た. c DNA は, 1 U Taq DNA pol yme r as e( Gi bc oBRL) , 1mM のプライマー, 1 . 5 mM MgC1 2 , 1 . 5 mM dNTP を含 む Taqpol yme r as e バ ッフ ァー を添加 して PCR に よって増 幅 した. PCR は
a b
保健学研究
Pe r ki nEl me rCe t us 社 の t he r malc yc l e r で, 30 サイクル ( 9 4℃ 1 分 間 ; de ant ur at i on,5 5℃ 1 分 間 ; anne al i ng , 7 2℃ 1 分 間 ; e l ongat i on) と f i nale xt e ns i on ( 7 2℃ 1 0 分 間)を行 った. MMP‑ 2 に対 す る特 異 的 な プ ライマ ー は次 の通 りであ る. MMP‑ 2s e ns e:5■ ‑ GCTGATACTG ACACTGGTACTACTG‑ 3‑ , MMP‑ 2 ant i s e ns e: 5 ‑ ‑ C AATCTTTTCTGGGAGCTC‑ 3 . .PCR で増 幅後 , PCR 反応 液 は 0. 5 mg/ml のエチ ジ ウムブロマ イ ドW含 む 1 . 5%
のアガ ロースゲル上で電気 泳動 した.
結 果
1.ゲ ラテ ナーゼ 活 性 の検 出
MMP‑ 2 が ゲ ラテ ナーゼ活性 を有す る こ とか ら,私 達 は筋組織 内 にお けるゲ ラテ ナーゼ活性 の発現 を拘縮群 , CPM 群 にお いて検 出 した ( 図 1) .ゲ ラテ ンザ イモ グラ フ イー に よって コ ン トロールの筋 肉 に も分子量 6 6 kDa の 位 置 にゲ ラテ ナーゼ活性 ( 潜在 型 の pro‑ MMP‑ 2) が検 出 され る. この 6 6 kDa のバ ン ドは拘 縮 2 週後 に強 く誘導 され た. さらに, この 6 6kDa のバ ン ドの下 に活性型 のバ ン ド ( 6 2 kDa) が認 め られた.一方 , これ らのバ ン ドの 発現 は, CPM によって抑制 され た.
2.MMP‑ 2mRNA の発現
私 達 は筋 組織 か ら DNA を抽 出 し, RT‑ PCR 法 を用 い て MMP‑ 2mRNA の検 出 を行 った ( 図 2) .拘 縮群 にお
2 W 4 W 2 W 4 W
+ pr o MMP1 2
‑
ac t i vef or m
図 1 . ラ ッ トヒラメ筋 のゲ ラテ ナーゼ活性 にお ける拘縮 と CPM の効果
拘縮群 と CPM 群においてゲラテンザイモグラフイーを用いて,ゲラテナーゼ活性の検出を行った (a ;コントロール, b ;拘縮群 ( 2 週後 と 4 週後) ,C;CPM 群 ( 2 週後 と 4 週後).潜在型の Pr o MMP‑ 2 のバンドが 6 6 kDa の位置に検出され る.拘縮 2 週後では 6 6 kDa のバンドの発現が増強 し,その下に活性型の MMP‑ 2 のバ ンドが検出された.
2 W 4 W 2 W 4 W
ー MMP‑ 2mRNA
図 2. ラ ッ トヒラメ筋 にお けるメ ッセ ンジャー RNA 発 現 に対す る拘縮 と CPM の効果
拘縮群 と CPM 群において MMP‑ 2 のメッセンジャー RNA の発現について RT‑ PCR 法を用いて検出した (a ;コン トロー ル,b ;拘縮群 ( 2 週後 と 4 週後) ,C;CPM 群 ( 2 週後 と 4 週後).拘縮群では, 2 週後, 4 週後 ともに MMP‑ 2 のメッセ ンジャー RNA の発現が増強 した. CPM 群では,その誘導された MMP‑ 2 のメッセンジャー RNA の発現誘導が抑制された.
‑ 8‑
なお,今 回の実験 は,長崎大学が定め る動物実験指針 に順 じ,長崎大学医学部 附属動物実験施設 で実施 した.
3. ゲ ラテ ンザ イモ グラフイー
各 固定期 間後 ,麻酔下 で ヒラメ筋 を切離 し,試料 と し た.筋 肉サ ンプル はホモゲナ イザ ーで洛解 し,筋 肉抽 出 液 を作成 した.そ して,筋 肉抽 出液 中の タンパ ク濃度 を PI ERCE 法 で測定 した.
50〃g/l ane の蛋 白量の筋肉抽出液 にサ ンプルバ ッファー を加 えて 1mg/ml の ゲ ラテ ンを含 む 8% ポ リア ク リル ア ミ ドゲルで電気 泳動 を行 った. 電気 泳動 後 , ゲ ル を 2. 5% の Tr i t on X‑ 1 0 0で 洗 浄 し, Tr i t on X‑ 1 0 0溶 液 に 0. 02% の NaN3 を加 えて 37 ℃で 1 6 時 間イ ンキュベ ‑ トし, 0. 1% の Coomas s i eBr i l l i antBl ueR2 5 0 で染色 した.
4.RT‑ PCR
RNA を各筋 肉サ ン
プルから I s oge n (日本 ジーン,東京 ) を使用 して抽 出 した. Fi rs t ‑ s t r andDNA は ,37 ℃で 9 0 分 間 ol i godT プライマーを含 む反応 液 を使 用 して, MuLV r e ve r s et rans c r i pt as e( Gi bc oBRL,Gai t he r bur g,MD)
に よる逆転写 によって合成 した. 95 ℃, 5 分 間で タンパ クを変性 させ た後 , 4 ℃ に置 い た. c DNA は, 1 U Taq DNA pol yme r as e( Gi bc oBRL) , 1mM のプライマー, 1 . 5 mM MgC1 2 , 1 . 5 mM dNTP を含 む Taqpol yme r as e バ ッフ ァー を添加 して PCR に よって増 幅 した. PCR は
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保健学研究
Pe r ki nEl me rCe t us 社 の t he r malc yc l e r で, 30 サイクル ( 9 4℃ 1 分 間 ; de ant ur at i on,5 5℃ 1 分 間 ; anne al i ng , 7 2℃ 1 分 間 ; e l ongat i on) と f i nale xt e ns i on ( 7 2℃ 1 0 分 間)を行 った. MMP‑ 2 に対 す る特 異 的 な プ ライマ ー は次 の通 りであ る. MMP‑ 2s e ns e:5■ ‑ GCTGATACTG ACACTGGTACTACTG‑ 3‑ , MMP‑ 2 ant i s e ns e: 5 ‑ ‑ C AATCTTTTCTGGGAGCTC‑ 3 . .PCR で増 幅後 , PCR 反応 液 は 0. 5 mg/ml のエチ ジ ウムブロマ イ ドW含 む 1 . 5%
のアガ ロースゲル上で電気 泳動 した.
結 果
1.ゲ ラテ ナーゼ 活 性 の検 出
MMP‑ 2 が ゲ ラテ ナーゼ活性 を有す る こ とか ら,私 達 は筋組織 内 にお けるゲ ラテ ナーゼ活性 の発現 を拘縮群 , CPM 群 にお いて検 出 した ( 図 1) .ゲ ラテ ンザ イモ グラ フ イー に よって コ ン トロールの筋 肉 に も分子量 6 6 kDa の 位 置 にゲ ラテ ナーゼ活性 ( 潜在 型 の pro‑ MMP‑ 2) が検 出 され る. この 6 6 kDa のバ ン ドは拘 縮 2 週後 に強 く誘導 され た. さらに, この 6 6kDa のバ ン ドの下 に活性型 のバ ン ド ( 6 2 kDa) が認 め られた.一方 , これ らのバ ン ドの 発現 は, CPM によって抑制 され た.
2.MMP‑ 2mRNA の発現
私 達 は筋 組織 か ら DNA を抽 出 し, RT‑ PCR 法 を用 い て MMP‑ 2mRNA の検 出 を行 った ( 図 2) .拘 縮群 にお
2 W 4 W 2 W 4 W
+ pr o MMP1 2
‑