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北松型地すべりの発生機構および予知に関する研究                  (第2報)

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Academic year: 2021

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551,243:550,8:551.3:551.25(522)

北松型地すべりの発生機構および予知に関する研究

       (第2報)

Stud−ies on the Mechanism and−Foreknow1d−ge

      of the

         Hokusho Lanas1id−es       (Report II)

ま え が き

 この研究は長崎県北部から佐賀県西部にかけて広く分布するいわゆる「北松型地すべり」の実態を明 らかにすることを目的として,昭和41年度から4か年間,特別研究促進調整費によって行なわれたもの

である.

   ¥

 第1報にも報告したようにこの研究のねらいは大きく二っに分けられる.その1は北松地すべり地帯 全域を対象としたもので,そのなかのいくつかの代表的方地すべりをとりあげ,地形的にはその活動の 時期と活動タイプの分析を手がかりに地すべりあるいは地すべり地形を地形発達史的に分類し,また地 質的には地すべりの立体構造とすべり面の層準の解析から地すぺりを地質構造拾よび地すべり層準によ って分類して,個々の地すぺりを北松地域の地質的場,時聞のなかで把えようとする試みであり,その 2は鷲尾岳地すべり試験地を対象として,精密在地質調査,空中写真による変動履歴解析,試験丼,試 験横坑の観察等によって3次元的に地すぺり構造を明らかにし,さらに諸種の計器観測,力学試験によ って運動機構を解明することであった.

 これらの成果の大部分は第1報に報告されているが,これは前3か年のそれであり,今回の第2報は 前回の報告後言とめられた研究結果,すなわち,福丼層,加勢層の層相,その特徴と地すべりとの関係,

鷲尾岳地すべり末端部,中央部の地すべり構造等に関するものと,前回報告後の鷲尾岳地すべり地の諸 計器の測定記録である.

 このほか広域調査成果の一部である1/25,000佐世保地域地質図はすでに完成し,地すぺり分類,分 布図も近く歩届けできる予定である.しかし,現在までの研究成果はいわぱ討論の素材であり,また,

前記地質図の説明を中心とした論文も目下執筆されっつある.これらの素材をもとに総合的な討論を行 ない,最終的かつ総括的な報告をまとめ在けれぱならない.これは46年度中に第3報として発行する 予定である.

 研究期間は44年度にすでに完了したが,鷲尾岳地すべり試験地での計器観測は長崎県の地すべり対 策事業の在かで継続されそのデータは防災センター拾よぴ関係研究機関に送られている.

 拾わりに,この研究の推進にあたって長崎県の特別のご配慮をいただいていることに深い感謝の意を

ささげる.

 な拾,この研究のアフターケア,成果の総括は第2研究部長丸山文行,地表変動防災研究室長大石道 夫,同研究員熊谷貞治,流動研究官大八木規夫が当った.

 第1報,第2報を通してご意見を拾寄せいただきこの研究に有終の美を飾ることができれぱ幸甚である.

* 北松型地すぺりの発生機構および予知に関する研究(第1報),防災科学技術総合研究報告,第22号(1970)

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