思春期の子どもの生に関する意識調査
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(2) . 北海道教育大学紀要 (教育科学編) 第50巻 第1号. 平成11年8月. l ion(Educat i lof Hokkaido Un i i tyofEducat ) Vo jouma s on ver .50 .1 , No. Au 主 嶋t ,1999. 思春期の子 どもの生に関する意識調査. 津村. 直 子 ・ 笹森. 春 美*・ 田中. 豪 一**. 北海道教育大学札幌校臨床医科学・看護学教室 *札幌市立新陵中学校 **札幌医科大学医学部心理学講座. Abstract. ldren‐ ini A questionnaire was developed and adl l steredto adolescentschoolchi ・ i fe ion l about school and ho Thestudents were asked quest ionssuch as how they fee 1nel ,regenerat lows f ful i l ts were as fol ・nent and suicide : ‐ Theresul i lment was 35 ldren who mi ① The percentage of chi ght consent to regeneration fulf ‐4%, who. 2% and both was 45.4%. 9 might refuse wasl ‐ ② The percentage of chi i fe was signi f icant ly higher among ldren wi th no interestin schooll f i lmentthan any other group (p<0 05 ldren who might consentto regeneration ful ) chi ‐ ‐ ide ofjunior h ldren who mightrefuseto acceptthe news of a sui i ③ The percentage ofchi s gh 01) igni f icant ly higherthan the groups who would acceptsuch news(p〈0 schoolstudent wass ‐ ‐. 緒. 言. 今日, 社会環境の変化に伴い, 子ども達の引き起こす問題行動は多岐にわたり, 親や教師, 大人たちは子 ども の心や 行動 をつ かめ な い とま どい を感 じてお り, どう 向き 合 え ばよ いの かそ の対応 を模 索 して いる. 子. ども達の「むかつき」や「いらだち」 , 凶器を持ち突然「キしろ」背景に人間関係の希薄さがあげられている. かつては兄弟がたくさんいたり, 地域の共同体意識が強く, 隣り近所が遊び場であり, 兄弟や近所の子ども にも ま れる こ と で, 衝 動 をコ ン トロ ー ルする すべ を培 っ て き た が, 最 近の 子 ども 達 は塾通 いやテ レ ビゲ ーム. }といわれ の普及により人間関係 が希薄になり, 社会や人間への恐怖心, 不快感が強まり, ナイフに依存する1 )は家庭, 地域, 学校の担うべき役割を明確にし, 生きる力 ている. キしやすい少年への対策として, 中教審2 をも っ た 子 ども を育 てる 環 境 づく り を提言 して いる.. 一方, 核家族化により祖父母と同居する家族の減少や, 病院で死を迎える人が多くなり, 子ども達は近親 者の死に直面する機会が少なくなっている. また, 少子化に伴い, 弟や妹の誕生の経験も乏しく, 出産もほ とんどが施設内である. 生も死も病院に任せられ, 子ども達は人間の誕生も死もテレ ビの画面の中で仮想的 に知るだけであり, 人間の生死を厳粛に受け止め, 生命を尊重する気持が希薄になっているのではないかと 81年に幼稚園児から中学3年生までの子ども ( 憂慮される. 東京都立教育研究所は, 19 1 3人) とその母 ,87 ) 子 どもの 「生 命」 につ い ての見 方や 親( 809 人) に対 して 子 ども の 生 と死 に関する 意識調 査 を 行 っ て おり3 , 考 え方, 「生 と死」 の 問題 につ いて どのよう な意識 を持 っ て いる の か 明ら か に している.. 筆者らは思春期の子ども達を対象に, 生と死の意識形成に関係の深い要因と生と死にかかわる問題に対す る考え方を, 東京都立教育研究所で実施された調査結果と比較し, 変動する社会において子ども達の生と死 77.
(3) . 津村 直子・笹森 春美・田中 蒙-. に対する 意識 が どのよう に変化 して いるの か 明らか にする こ と を目 的と して 本研究 に着 手 した. 死 にかかわ. )で報告したが, 学校生活に不適応をもっている子どもは, 死の衝動をもつ子どもが, る問題については前報4 また, 自殺を肯定する子どもが有意に多い結果が得られた. 本報では, 生にかかわる問題について報告する.. 対象および方法 9人, 2年生77人である. 一般に9歳前後で死 2人, 6年生94人, 中学1年生7 調査対象は小学5年生9 )といわれており, 死 0歳で成人の死生観に近づく5 の不可逆性や不可避性・普遍性を理解するようになり, 1 を正しく理解できる年齢を対象とした. 対象校はいわゆる教育困難校とよばれる学校ではなく, 恵まれた自 然 環境 に位 置 している. 調 査期 間 は,1996 年10月 9 日か ら10月 25 日であり, 学級担任を介して質問紙調査 を行った. 調査内容は, 家族構成, 学校適応感, 家庭適応感, 動物の飼育経験, 死の衝動, 再生願望, 自殺 に対する考え方などである. 339 人) であ っ た. ア ンケー トの 回収 率 は100‐0%, 有 効 回答率 (数) は99‐1% (. 果. 結. 1. 再生願望について 子 どもの 自殺 の心 理 の 1つ である 再 生願望 につ いて,「も し, 生 ま れ変わる こと が でき る な ら生 ま れ変わ り. たい」「もし, 生まれ変わることができても生まれ変わりたくない」「生まれ変わりたい気もするし, 生まれ 変わりたくない気もする」 という 3つ のカ テ ゴリ ー を用 いて 調 査 した. 全体 で は生 ま れ変わ りた い という 再 生願望を「肯定」する人が1 2 0人 ( 35‐4%) , 生まれ変わりたくないという再生願望を「否定」する人が65人 54人 ( 4 5 ( 1 9‐2%) .4%) であった. 学年別, 性別の結果を表1に示し , 「両方」 の気持ち を持っている人が1 た. 再生願望を否定する人の比率は中学2年を除き男子に高い傾向を示した が, 有意差は認められなかった. )と再生願望との関係を表2に示した. 学校が楽しくない人は再生願望を肯定, また, 学校生活への適応感6 学校が楽しいかどうかわからない人は両方の気持ちを持っている人の比率が高く, 全体において有意差が認 ). 性別にみると, 男子では学校が楽しい人, 楽しくない人はともに再生願望を肯定, ま められた ( 5 p<0 ‐0 た, 学校が楽しいかどうかわからない人は両方の気持ち を持っている人の比率が高く有意差 が認められた ). 女子 で は学 校 が 楽 しく ない 人 は再 生願望 を肯定, また, 学 校 が楽 しい人, 楽 しいか どう かわ か ら ( p<0‐01. ない人はともに両方の気持ちを持っている人の比率が高い傾向を示 したが有意差は認められなかった. }と再生願望との関係は, 家庭が楽しい人は両方の気持ちを持っている人 が90人 家庭生活への適応感7 ( 44 ‐6%) , 家庭が楽しくない人は再生 表1. 願 望 を肯定 する 人 が 9人( 50‐0%), 家 男. 庭 が 楽 し い か どう か わ か ら な い 人 は 両. 人(%). 再生願望 女. 子. 子. 学年 肯. 方 の 気 持 ち を 持 っ て い る 人 が 59 人. 定. 否. 定. 両. 方. 肯. 定. 否. 定. 両. 方. (51.3%)で あ り, 学 校 生 活 と 同 様 の 傾. 小5. 2( 2 7 ) 1 6 .. ) 1 2( 2 6 7 .. ( 2 6 6 ) 1{ 4 .. ( 6 { 3 ) 1 4 1 .. ) 8( 1 7. 0. ) 2 3( 4 8. 9. 向 を 示 した が 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ. 小6. 1 ) 4(9 .. ) 1 3( 2 9 5 - ‐. 2 6 ) 7( 1 4 ‐. ) 1 7 ( 34 0 4 .. ) 5( 1 0 0 .. 2 8( ) 5 6 0 .. た. 性 別 に み る と, 男 子 で は 家 庭 が 楽. 中1. 2 2 2( 4 ) 5 ‐. 9( 2 1 4 ) .. 2 2 1 1( 6 ) .. 19( 5 1 4 ) ‐. 0 1 o 4( l ) .8. 1 4( 37 ) .8. し い か どう か わ か ら な い 人 は 両 方 の 気. 中2. ) 7( 4 6 1 8 ‐ .. 3 ) 5( 1 4‐. 3( 3 7 ) 1 1 .. 1 3( 3 3 3 ) .. ) 9( 2 3 1 .. 1 7( 4 3 6 ) ‐. 持 ち を 持 っ て い る 人 の 比 率 が 高 く, 女. 計. 5 5( 3 3 1 ) .. 9( 2 ) 3 3 5 .. 7 2( 3 4 ) 4 .. 6 5( 3 7 6 ) .. 2 ) 6( 1 5 0 ‐. ( 8 ) 2{ 4 7 4 .. 78.
(4) . 思春期の子 どもの生に関する意識調査. 表2. 楽しい わからない 楽しくない 計. 中. 6. 小. 5. 小 学校適応感. 人(%). 学校生活への適応感と再生願望 1. 2. 中. 体. 全. 両 方. 肯 定. 否 定. 両 方. 肯 定. 否 定. 両 方. 肯 定. 否 定. 両 方. 肯 定. 否 定. 両 方. 暫 定. 否 定. 3 9 ( 3 ) .. 2 1 ( 2 1 4 ) -. ) ( 4 7 4 .. 6 7 ) ( 1 .. 1 4 ( 3 3 3 ) .. { 5 0 0 ) .. 2 8 ) ( 5 .. 5 9 ) ( 1 3 .. 2 1 ( 3 3 3 ) .. ュ ) ( 4 7 .. 5 ( 1 4). 1 3 3 8 2 ) ( .. 6 1 ( 3 6 3 ) .. 3 6 ( 2L4 ). 7 1 ( 2 3 ) 4 -. ( 2 2 6 ) .. 2 ) ( 2 6 .. 8 ( 5 4 ) .. 2 5 0 ) ( .. ( 2 3 ) .. 2 7 ) ( 7 .. ( 4 4 4 ) .. ( 1 8 ) 4 .. 0 8 ) { 4 .. ( ) 3 0 0 -. 2 3 3 ) ( .. 6 7 ) ( 4 ‐. ( 2 9 5 ) .. ( 1 4 4 ) ‐. 7 4 ( 5 6 1 ) -. ) ( 5 0 0 .. 0 0 ) ( ・. 0 0 ) ( 5 .. ( ) 3 7 5 ‐. 3 7 5 ) ( .. 2 0 ( 5 ) .. 8 ( 5 7 1 ) .. ( 2 8 6 ) .. 1 3 ) ( 4 .. ( 5 0 0 ) .. ) 2 0 0 ( .. 3 ( 3 0 0 ) .. 5 0 0 ) ( .. 2 5 ) ( 0 .. ( 2 5 0 ) .. ( 3 0 8 ) .. 9 ) ( 2 0 ‐. ( 4 8 3 ) .. ) 2 2 3 ( .. 9 2 ( 1 ) .. 5 8 5 ) ( .. 3 9 0 6 ) ( 5 .. 9 ( 1 6 ) ,. 3 2 5 ) ( .. 0 5 ) ( 4 .. ( 1 9 0 ) .. 3 0 0 5 ) ( 4 .. ( 1 ) 3 5 .. 4 6 9 1 ( 1 ) .. 8 ( 4 5 ) .. 0 5 ) 3 0 7( 全体:〆=1 p<0 . .. 子では家庭が楽しくない人は全員再生願望を肯定していた. 2. 生 き る目 的 につ いて 「自 分 がな ぜ 生き て いる の か, な んのた め に 生き て いる の か考 えた こ とが ありま す か」という 生 きる 目 的に 53‐7%), 考 えた こ とが 「な い」 と答 えた 人 つ いて は, 全 体 で は考 えた こ とが 「ある」 と答 えた 人 は182人 ( 0‐6%) であ っ た. 性別 に みる と, 男 子 の ほう が生きる 目的 を考 えた こ は155人 ( 45‐7%), 無 回答 は2 人 (. とがある人の比率が高い傾向を示したが有意差は認められなかった. 学年別では, 生きる目的を考えたこと がある人の比率は小学6年生をピークに中学生では減少していた. 0 学校生活への適応感と生きる目的との関係は, 学校が楽しい人では生きる目的を考えたことがある人は9 46.4%), 学校 が楽 しく ない人 で は生きる 目的 を考 えた こ とがあ 人( 53‐6%), 考 えた こ とが ない人 は78 人 ( 42‐9%), 学 校 が 楽 しいか どう かわ か らない人 では, る 人 は20 人 ( 57.1%), 考 えた ことが ない人 は15 人 ( 46‐9%) であ っ た. 性別 53‐1%), 考 えた こ とが ない人 は61人 ( 生きる 目 的 を考 えた こ とがある 人 は69 人 (. にみると, 男子では学校が楽しい人に生きる目的を考えたことがある人の比率が, また, 女子では学校が楽 しくない人に生きる目的を考えたことがある人の比率が高い傾向を示したが有意差は認められなかった‐ 58‐4%), 家 庭 生活 への 適応感 との 関係 は,家 庭 が楽 しい 人 で は生き る 目的 を考 えた こと がある 人 は118 人( 41‐6%), 家 庭 が 楽 しく ない 人 で は生 き る 目 的 を考 えた こ と が ある 人 は10人 考 えた ことが ない人 は84 人 ( 44‐4%), 家 庭 が楽 しい か どう かわ か ら ない人 で は, 生 きる 目 的を考 ( 55‐6%), 考 えた こ とが ない人 は8 人( 55‐8%) であ っ た. 性別 に みる と, 男子 44‐2%), 考 えた こ とが ない人 は63人 ( えた こ とがある 人 は50 人 ( で は家 庭 が楽 しい人, 楽 しく ない人 はとも に生 きる 目的 を考 えた こ とが ある 人 の比 率 が有 意 に高 か っ た( p<. ) 0‐05 . 女子では家庭が楽しい人は生きる目的を考えたことがある人の比率が高い傾向を示したが, 有意差は. 認め ら れなか っ た. 3. 中学生の自殺の報道に対する考え方について 自殺 に対する 考 えを把 握する た め に, 「中学 生の 自殺 のニ ュ ース」を聞 いて どのよう に感 じて いる のか調 査 した. 「自殺 する なんて, ばか な こと をする も の だ」「自殺 する な んて, ひき ょ う だ」「自殺する な んて, どう して する 気 になる の かわ か ら ない」という, 自殺 を否 定 的 に感 じる カ テ ゴリ ー と, 「自殺する な んて, とて も. かわいそうだ」「自殺するなんて, 勇気があってえらい」「自殺する人の気持ちが, 少しわかるような気がす る」 という, 自殺を同情的に感じるカテ ゴリーについて, それぞれ「思う」「思わない」 という選択肢を設け た.. 否定 的 なカ テ ゴリ ー につ いて表 3 に示 した. 「ばか な こ と」 と思う 人 は, 男 子 は72‐9%, 女 子 は62‐4% で 79.
(5) . 津村 直子・笹森 春美・田中 蒙一. あり, 男 子 の ほう が女. 表3 小. (p <0.05) . ま た, 中 学. 2年の女子. 5. 小. 6. 中. 1. 中. 人(%). 2. 計. 否定的な項目. 備 男 子. 子よ り 有 意 に多 かった. 中学生の自殺の報道に対して否定的な感 じをもつ人. ばかなこと. ひきょうだ 気持ちがわ からない から なし. 女 子. 男 子. 女 子. 男 子. 女 子. 男 子. 3 0 ( 7 1 4 ) ・ .. 2 1 ( ) 5 6 8 .. 2 4. 2 4. 1 2 1. 1 0 6. ( 6 8 6 ) .. ( 9 ) 6 4 ・ .. ( 7 2 9 ) ・ .. ( 6 2 ) 4 .. 1 l o ( ) 2 8 6 .. 9 ( ) 2 4 3 .. 6 1 ( ) 3 6 7 .. 4 5 ( ) 2 6 3 .. 3 5. 3 2. 3 2. 2 9. ( 7 7 8 ) ・ .. ( 6 9 6 ) ‐. ( 7 2 7 ) .. 5 8 ) ( 0 .. 1 9. 1 5. 1 9. I 1 3. 1 3. 3. 2 ) ( 4 2 ‐. ( 3 1 9 ) .. ) ( 3 2 4 3 .. ( ) 2 6 0 .. ( 1 ) 3 0 .. 1 ) ( 2 6 .. 女 子. 男 子. 考. 女 子. 2 4. 1 3. 1 3. 2 6. 2 5. 2 1. 1 9. 1 ・ 7. 9 9. 9 5. 4 ) ( 5 5 .. ( 6 7 4 ) .. ( 7 0 5 ) .. ( 5 3 1 ) - ‐. ( 5 9 5 ) ‐. ( 5 6 8 ) .. ( 5 4 3 ) .. ( 9 ) 4 5 .. ( ) 6 0 0 .. ( 鰯 ) 5 6 2 .. 男子>女子*. 男子>女子*. を除き , 学. * 0 5 pく0 ・. 年進行とと も に, ばか なこ と と思. 表4 小. 「ひ き ょ う. だ」 と 思 う 人 は, 男 子. 5. 小. 6. 中. 1. 中. 2. 人(%) 計. 同情的な項目 同諮的な項目. う 人 は減 少 t 一 ・) 十‐ 7 i て÷し ご.. 中学生の自殺の報道に対して同情的な感じをもつ人. かわいそう 織 物っ 勇 勇気があ てえらい てぇら い 気持ちがわ )る かる 力. 備 男 子. 女 子. 3 2 ( 7 1 1 ) .. 3 8. 2 7. 3 7. 2 3. 2 3. 2 1. 2 6. 1 0 3. 1 2 4. ( 8 0 9 ) ‐. ( 6 1 4 ) .. ( 7 5 ) 5 .. ( ) 5 4 8 .. ( 2 2 ) 6 .. ( ) 6 o 0 o 0 .. ( 6 8 4 ) .. ( 6 2 o ) 0 .. ( 7 2 5 ) .. 男 子. 女 子. 男 子. 女 子. 男 子. 女 子. 男 子. 3. 2. 5. 3. 3. 3. 7. 2. ( 6 7 ) .. ( 4 3 ) .. ( 1 1 4 ) .. 0 ) ( 6 .. 1 ) ( 7 . ‐. ) 1 ( 8 ‐. ( 2 0 6 ) .. 4 ) ( 5 .. 8 1 ( 9 ) 1 0 .. ( 5 8 ) .. 1 5 2 9 ) ( 4 .. 1 9 5 ) { L 4 ( 1 -. 8 0 ( 8 ) 4 5 ‐. ) ( 6 2 0 .. 2 3. 3 1. 2 2. 3 3. 2 0. 2 0. ( ) 5 1 1 ‐. ( 6 7 4 ) .. ( 5 0 o ) 0 .. ( 6 8 8 ) .. ( 4 8 8 ) .. ( 5 7 1 ) .. 考. 女 子 男子<女子ヰ. 0 o 1 l. 1 0 3. は 36-7%,. 男子<女子*. * 0 5 P〈0 .. 女 子は26‐3. %であり, 男子のほうが女子より有意に多かった ( ) 5 p<0‐0 . 「気持ちがわからない」 と思う人は, 男子は 60‐0%, 女 子 は56‐2% であり, 男 子 の ほう が多 い傾 向 を示 した が有 意差 は認め られなか っ た. 同情 的 なカ テ ゴリ ー につ いて 表4 に示 した. 「かわ いそう だ」 と思う 人 は, 男 子 は62‐0%, 女子 は72‐5%. であり, 女子のほうが男子より有意に多かった ( ) 5 p<0‐0 . また, 学年進行とともにかわいそうだと思う人 は減 少 して いる が, 中学 2年 で は男 女 とも増 加 して いた.「勇 気 があ っ て え らい」と思う 人 は, 男 子 は10‐9%,. 女子は5‐8%であり, 男子のほうが女子より多い傾向を示したが有意差は認められなかった.「気持ちがわか る」 と思う 人 は, 男 子 は48‐5%, 女子 は62‐0% であり, 女 子 の ほう が 男 子よ り 有意 に多 か っ た ( ). p<0.05 また, 小学 6 年の女子 を除き, 気 持ち がわ かる と思う 人 は, 学 年 進行 ととも に減 少 して いた.. 否定的・同情的なカテ ゴリーをまとめると, 中学生の自殺に対する否定的な3つのカテ ゴリーに 「思う」 と答 えた 人 の 合計 は527人 ( 52‐3%), 「思わ ない」 と答 えた 人 の合 計 は480 人 ( 47‐7%) であ っ た. また,. 同情的な3つのカテ ゴリーに 「思う」 と答えた人の合計は4 38人 ( 4 3.6%) , 「思わない」 と答えた人の合計 は56 6人 ( 56‐ 4%) であり, 中学生の自殺のニュースに対して否定的な感じをもつ人は, 同情的な感じをも ). つ人 よ り 多く 有 意差 が認 め ら れた ( p<0‐01. 学校生活への適応感と自殺に対する否定的なとらえ方との関係は, 3つのカテ ゴリーの合計では, 否定的 な感じをもつ人は学校が「楽しい」人は51 3%, 「楽しくない」人は52 ‐8%, 「わからない」人は53‐ .8%であ り, いずれも半数以上の人が自殺を否定的にとらえていた. また, 自殺に対する同情的なとらえ方との関係 は, 3つ のカ テ ゴリ ーの 合計 では, 同情 的 な感 じをも つ人 は学 校 が「楽 しい」 人 は46‐9%, 「わ か らない」 人. は4 2‐ 2%, 「楽しくない」 人は3 62%であり, 学校が楽しくない人に同情的な感じをもつ人の比率が低い傾 向を示したが, 有意差は認められなかった. 家庭生活への適応感と自殺に対する否定的なとらえ方との関係は, 3つのカテ ゴリーの合計では, 否定的 な感 じをも つ 人 は家 庭が「楽 しい」人 は55.8%, 「わ か らない」人 は47‐4%, 「楽 しく ない」人 は50.0% であ っ た. また, 自殺 に対する 同情 的 な とらえ方 との 関係 は, 3つ のカ テ ゴ リ ーの 合 計 では, 同情 的な感 じをもつ 8 0.
(6) . 思春期の子どもの生に関する意識調査. 人 は家 庭 が 「楽 しい」 人 は44‐0%, 「わ か らない」 人 は44‐1%, 「楽 しく ない」 人 は43‐8% であ っ た.. 考. 察. 1. 現在の生活に対する満足度と再生願望との関係について )の 中 に は,「死 によ っ て 苦 しい状 態 か らの が れ救わ れた い」「死 んで生 ま れ変 子 ども の 自殺 に み ら れる 特 徴8 わ っ て も っ とち がう 形 で生きた い」 という 願 望 が自殺 に こめ ら れて いる も のがある. 一 般 に死者 は 「再 生」 )が 子 どもの する と いう 考 え は, 死 に関 する 「不 安・恐 怖」 が 「願 望」 に転 化さ れた もの と考 え られて いる9 , 場合 は 「この 世 で果た せ ない こ とを死 後 の 世界 に求 め, す べて を美化 し再 生 した い」 とする ロ マ ンチ ッ ク で. 0 )といわれている 本調査では, 生まれ変わりたいと再生願望を肯定する子ども 幻想的な願望をもっている1 . が35‐4%, 生 ま れ変わ り たく な い と再 生願望 を否定 する 子 ども が 19‐2%, 両 方の気 持ち を持 っ て いる 子 ども が45‐4% であり, 再 生願望 を肯定 する 人 と両 方 の気持ち を持 っ て いる 人 をあわ せる と, 約 8割 が心 の どこか. に再生を願う気持ちを持っていることがうかがえる. 東京都の調査では, 再生願望を肯定する子 どもは約 50%, 否 定 する 子 ども は約 15%, 両 方の気 持ち を持 っ て いる 子 ども は約35% であり, 本 調 査 の ほう が再 生願. 望を肯定する人が少なく, 両方の気持ちと否定する人が多かった. また, 性別では再生願望を否定する人の 比率は男子のほうが女子より高く (表1参照) , 東京都の調査結果と同様の傾向が得られた. 現在の生活に対する満足度との関係は, 学校生活が楽しくない人は, 再生願望を肯定する人の比率が有意 に高かった(表2参照) . また, 女子では家庭が楽しくない人は全員再生願望を肯定していた. 東京都の調査 で は再 生願望 をもつ 理 由, もた ない理 由を調 査 して おり, 再 生 願望 をもつ 子 ども は, 「生き る こ とが楽 しく,. やりたいことがたくさんある」 ので再生して 「生」 の継続を願う 「現在の生」 を肯定的に受け止めている子 ども と, 「今よ り も っ とよ い生 活 が した い」 「ち がう 人 生 を歩 んで みた い」 な ど 「現在 の 生」 に何 ら かの不 満,. 疑問をもっているこどもの両方があると報告している. 本調査では, 学校生活が楽しくない人と家庭生活が 楽しくない女子に再生願望を肯定する人の比率が高いことから, 「現在の生」に不満や疑問を感じ, 否定的に う けとめ て いる 子 ども が多 い の で はない か と推測 さ れる. 再 生 願望 を肯定 する 子 ども は小 学 生より 中学 生 に. 多く (表1参照) , 自我にめざめ, 自己を内省する力が強まってくる中学生の特徴の1つとも考えられる. 2. 現在の生活に対する満足度と生の意識との関係について い じめ によ る 自殺や, ナイ フ による 暴 行行為 な ど子 ども の 命や 人権 をな い が しろ に した 事件 は, 親や 教 師, 社 会 の 人々 に強 い衝 撃 を与 えて いる. 子 ども達 は生命 という もの を, 生きる という こ と自体 を どう 考 えて い. るのであろうか. 義務教育の段階の子ども達の世界で, 死を軽視し, 容易く死を選ぶことが頻発しているよ う に感 じら れる. 「な ぜ生き て いる のか, 何 のた め に生 きて いる の か」考 えた こ とが ある 子 ども は54%, 考 えた こ とが ない子. どもは4 6%であった. 思春期の子どもの心理は社会の動きに影響されやすく, 効験戦争やいじめ問題で中学 生 の ほう が生き る 目的 を考 える 子 ども が多 い と思わ れた が,小学 6 年生 を ピーク に中学 生 で は減 少 して いた. な ぜ生 き て いる の か, 何 のた め に生き て いる の か という 生きる 目的 は, 年齢や 時代, 社会 によ っ て異 な っ て く る も の である が, 生きる 意 味, 生き る 目的 につ い て考 える こ とは, 子 ども の 生き る力 を養う 基礎 と考 え ら. 1 )は「生きる力」の観点として, 激しい社会に対応できる実践力や問題解決力をあげているが, れる. 中教審1 変動する社会においてどのように生きる力を子ども達に育成するかが課題であり, 学校が意識的に生きるこ との重要性と生きる意味について取り上 げ, 健全な生死に対する認識を深めていくことが重要である. 子ど 81.
(7) . 津村 直子・笹森 春美・田中 寮一. も達に生きることのすばらしさを伝えるために, 教師, 親, 医療関係者らによって,「子どもといのちの教育 研究会」 が発足し, 生まれてきてよかった, これからも生きていきたいという気持ちが生まれる教育に取り 2 ) 組 んでいる1 .. 現在の生活に対する満足度との関係は, 学校・家庭が楽しい人, 楽しくない人はともに生きる目的を考え た こ とがある 人 は6 割 弱 であ っ た. 男 子 では, 家 庭 が楽 しい人, 楽 しく ない人 はとも に生き る 目 的を考 えた. ことがある人の比率が有意に高く ( ) 5 p<0.0 , 家庭生活に対する満足度が生きる目的, 生きる意味を考える 要 因の1つ に なっ て いる と思わ れる.. 3. 現在の生活に対する満足度と自殺の報道に対する考え方との関係について 3 )である 1986 年 少年の 自殺者 数 は1997年度 は469 人 であり, そ のうち 小 学生 は12 人, 中学 生 は62人1 . 4 }で推 移 して お り 自殺 はセ ンセ ー シ ョ ナ ル に 扱わ れる た の 802 人 をピーク に最 近の 10 年間 は500 人 前 後1 , め, 急増 して いる 印象 を 受け, マスメ ディ ア も そ のよう な報道 をする 場 合も ある が, 実 際 に はそ れほ ど顕 著 5 ) しか し アイ ドル 歌手 が 自殺 した 1986 年 1992 年 中 学生 が い じめ によ っ て 自殺 し な増加 はみら れない1 , , , .. た19 94年は前年度より大きく増加しており, アイ ドル歌手の自殺の報道や, いじめによる自殺の報道が子ど も達の自殺を増加させていることも見逃せない事実である. マスメディ アを通じて自殺に関する詳細な情報 6 )に対して, 日本自殺予防 が伝えられ, それによって暗示や示唆をうけた人々の自殺が多発するという現象1 1 8 ) 7 } 学会は自殺報道に緊急アピールを出している1 . 自殺の流行を生じる危険性のある報道の特性 とは,「自殺 の要因やきっかけを極端に単純化すること」「繰り返し繰り返し継続して報道すること」「センセーショナル に取り上げること」「自殺の方法を詳細に報道すること」「自殺を何らかの事柄を完結するための手段として 位置づけること」「自殺した人のよい特性にのみ重点をあてたり, 称賛すること」であり, 青少年に暗示を与 える危険性が高いものである. 本調査の自殺の報道に対する否定的なとらえ方については, 「ばかなこと」と思う人が全学年, 男女とも最 も多く, 中学2年の女子を除き学年進行とともに減少していた. 東京都の調査と同様の傾向が得られたが, その比率は本調査のほうが低かった. また, 性別では男子のほうが女子よりばかなことと思う人の比率が有 意に高く( 05 ) p<0. , 自殺を否定的に受け止めているものが多かった. 「ひきょう だ」と思う人は, 学年によ りバラツキがみられる が, 小学生のほうが中学生より多く, 東京都の調査と同様の傾向が得られたが, その 比率は本調査のほうが低かった. また, 男子のほうが女子より否定的に受け止めている人の比率が有意に高 かっ た ( ). 「わ か らない」 と思う 人 は, 学 年 により バ ラ ツキ が み られる が, 小 学 生 の ほう が 中学生 よ p<0‐05. り多く, 東京都の調査と同様の傾向が得られた が, その比率は, 本調査結果のほうが高かった (表3参照) . 自殺の報道に対する同情的なとらえ方については, 「かわいそう」 と思う人が全学年, 男女とも最も多く, 学年によりバラツキがみられるが, 小学生のほうが中学生より多かった. 東京都の調査と同様の傾向が得ら れたが, その比率は本調査のほうが著しく高かった. また, 性別では女子のほうが男子より同情的に受け止 0%前後であり最も少な ). 「勇気があってえらい」と思う人は1 めている人の比率が有意に高かった( p<0 ‐05 いが, 中学2年の男子では20‐ 6%と突出しており, 自殺を称賛する肯定的な姿勢が感じられた.「わかる気が ) 5 する」 と思う人は, 学年進行とともに減少しており, 女子のほうが男子より有意に高かった ( p<0‐0 .ま た, わかる気がするという人の比率は本調査のほう が東京都の調査より高かった (表4参照) . これらをまとめると, 自殺の報道に対するとらえ方は, ばかなことなど否定的な感じのほう が, わかる気 がするな どの同情的な感じより多く, 東京都の調査と同様の傾向が得られたが, 否定的なとらえ方は東京都 より少なく, 同情的なとらえ方は多かった. 中学生の自殺に対して, 「ばかなこと」とはっきり否定する子ど もの減少や, 「気持ちがわかる」と自殺に同情する子どもの増加は, 自殺者の増加につ ながる危険性も含んで 82.
(8) . 思春期の子どもの生に関する意識調査. おり, マスメ ディ ア によ る 自殺 報 道 の影響 も 関与 して いるの で はない か と思わ れる. 日本 で は とく に死や 自. 9 ) どのような性質 殺を美化する紙面や番組が作られており,思春期の子ども達は暗示をうける危険性が高い1 . 0 )が急務 こと2 する 険討 の記事が自殺の流行を促すのか報道の専門家は十分理解し, 自殺報道の内容を慎重に と思わ れる.. また, 自殺の報道に対する感じ方には性別による違いが著しく, 男子は論理的な考え方で 「ばかなこと」 「ひきょうだ」 と否定する人 が多いが, 女子は 「かわいそう」「気持ちがわかる」 と情緒的にとらえる人が多 く, 思春期の女子の自殺者に対する同情や共感的な心理がうかがえる. 現在の生活に対する満足度 との関係では, 学校生活が楽しくない人に 「勇気があってえらい」 と思う人が 多い傾向を示した が, 有意差は認められなかった. 自殺に対する考え方では, 学校や家庭生活が楽しくない 1 )が 中学 生の 子 ども は, 「自殺 は場 合 によ っ て は許さ れる」と自殺 を肯定 する 考 えの も の が有 意 に多 か っ た2 ,. 自殺のニュースに対して どのように感じるかという設問では, 学校・家庭生活への適応感とは関連がみられ なか っ た. こ れ は, 「自殺 のニ ュ ース を聞 いて」という 第 三者 的な立場 で自殺 を とらえる 場 合 と, 当 事者 と し. て自殺を考える場合の立場の相違が影響しているのではないかと推察される. 語. 結. 思春期の子どもに対して, 学校・家庭生活への適応感, 再生願望, 自殺に対する考え方などについて意識 調査を行い, いくつかの知見を得た. ①. 再 生願 望 を肯 定 す る 子 ども は35‐4%, 否 定 する 子 ども は19‐2%, 両 方 の 気 持ち を 持 っ て いる 子 ども は 45-4% であ っ た. ). ②. 学 校 生活 に不 適応感 をも っ て いる 子 ども は, 再 生願 望 を肯 定する 子 ども が有 意 に多 か っ た ( p<0‐05. ③. 中学生の自殺の報道に対して, 否定的なとらえ方の子どもは同情的なとらえ方の子 どもより有意に多 ). また, 否定 的 なと らえ 方 は男 子 に, 同情 的 な と ら え 方 は女 子 に有 意 に多 か っ た ( かっ た ( p< p<0.01 ). 0‐05. 本調査の標本は無作為に抽出 したものではなく, 協力態勢によって得られたものであるため, 調査結果を 他の学校に敷衛することは慎重でなければならないが, 学校生活, 家庭生活への適応感と子どもの生まれ変 9 81年の東京都立教育研究所の調査結果と比較す わりたいと思う気持ちには深い関連 が認められた. また,1 る と, 現在 の 生 を否 定 する 子 どもや, 自殺 を 同情 的 に とら えて いる 子 ども が増 加 して おり, 15 年 間の社 会 環. 境の変化が子ども達の生と死の意識形成に影響を及ぼしていることも把握された. 稿を終えるにあたり, 調査に ご協力いただきました小学校, 中学校の校長先生ならびに養護教諭の先生に 心から感謝申し上げます. また, 本学荒島真一郎教授から有益な ご指導と ご校閲を賜りました. 厚くお礼申 し上げます. 引. 用. 文. 献. 1) 北海道新聞:顕示欲示す 「強く なっ た気が したい」 と管理 に反発, 1998‐2.2 2) 北海道新聞:中教審, 「心の教育」 試案報告, 1998‐2‐4. … 4 4 9 8 3 3) 東京都立教育研究所:子供の 「生と死」 に関する意識の研究, 1 , 東京都立教育研究所, 1 9( 1 ) 0 112 4) 津村直子ほか:思春期の子どもの死に関する意識調査, 北海道教育大学紀要, 4 , 1998 ,1 5) 岡田洋子:子 どもの死 の概 念, 小児看護, 21QD , 1445-1452 , 1998. 6) 津村直子ほか:前掲書 83.
(9) . 津村 直子・笹森 春美・田中 豪一. 7) 津村直子ほか:前掲書 8) 稲村博ほか:死 の意識, 27 , 共立出版, 東京, 1983. 9) 板谷幸恵:死に関する認識についての調査研究 〈7〉-「死後の霊魂観」 に関する認識についての分析-, 女子栄養大学紀 要, 25 , 149-168 , 1994. 1 0 ) 東京都立教育研究所:前掲書 11 ) 森昭三:「生きる力」 と学校 保健, 学校体育, 50( 6 ) , 8‐9 , 1997 12 ) 教育医事新聞:生の喜 び知る 命の授業 を, 1998‐9.25. 1 3 ) 総務庁青少年対策本部編:青少年白書 平成1 0年度版,2 0 1 9 9 9 , 大蔵省印刷局, 1 1 ) 4 日本総合愛育研究所編:日本子ども資料年鑑 第5巻, 5 1 5 9 9 6 , KTC中央出版, 名古屋, 1 ) 冨田和巳:社会面からみた 子 どもの死 の現状, 小児看護, 21QD 15 , 1497‐1500 , 1998 ) 16 吉田浩二:群発自殺, こころの科学, 63号, 76‐80 , 1995. 1 7 ) 冨田和巳:前掲書 1 8 ) 吉田浩二:前掲書 9 ) 冨田和巳:前掲書 1 2 0 ) 吉田浩二:前掲書 2 1 ) 津村直子ほか:前掲書. 84.
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