共同企画論文
英語科 日カリキュラムの作成過程
大 橋 暫
1
.は じめに平成14年度 か ら、当初の計 画 よ り1年遅れで、新 カ リキュラムが施行 され る。 そ の作成 を担 ったカ 7)キュラム委員会の一員 と して、特 に英語教育 に関係す る部分の 記録 を残 してお くため に、報告書 を作成す るこ とを照屋行雄前 カ リキュラム委員会 委員長 に依頼 された。将来、教育活動 の方向性 の確認や、各種の問題の予測 、問題 の原 因究明 と対策が、 よ り効率的 に行 なわれ るため に も、そ もそ もの カ リキュラム の 目的や限界 を現時点で明確 に してお くこ とは是非 とも必 要 な ことなので、依頼 を お受 けす ることに した。
私が カ リキュラム作成のため に本格的 な活動 を始めてか ら既 に 1年半近 くが経過 してお り、その間には徹夜で どうにか原案 を締 め切 りに間 に合わせ た り、夜 中の2 時 ごろ まで会議が続 くようなこ ともしば しばあ った一万で、他科 目に関す る議論が 中心 である時期 には少 し余裕が持 てることもあ った。 カ リキュラム委員会委員長や 榎本誠学科主任 な どは、常 に休息 をとる暇 もない ようなあ りさまで、骨が苦労 して いるのだか らといった連帯感 の ような もので、 どうにか ここまで乗 り切 って こられ た気がす る。 その ような努力 に対す る委員以外 の方 々の評価が いか なる ものかは分 か らないが、新 しい制度 を始め る ときには、それ に対す る否定 的 な反応が必ず有 る ものだ し、私 には現状が理想 に近 い とは思 えないので、やは り改革が必 要であ った と確信 している。 ただ し、今 回の改革が理想的 な ものだ とい うつ も りはない。 む し ろ、限 られた時間内では、理想 とかけ離れた改革 しかで きないほ どに大 きな問題 を 抱 えた現状が見 えた気が した1年半であ った。
この 1年余 り、個 人的 には、 カ リキュラム委員会、外 国語関係小委員会、 コ ミュ 193
国際経営 フ ォー ラムNo.12
ニケ‑ シ ョンコース小委員会
、S A
プログラム タス クフォース、 カリキュラム調整 委員会、教務委員会、理学部 との打 ち合わせ会 などを通 じて、 カリキュラム作成 に 関わって きた。それぞれの委員会での決定が複雑 に絡 み合い、私 自身の注意 も分散 されていたので、ここに報告す る内容が事実 と違 う部分 もい くらか有 るか もしれな い。英語科 目のカ リキュラムに直接関わる部分 だけを思い出す と、い くつか節 目と なる会議や決定があ り、 この報告書ではそれ を中心 にまとめていこうと思 う。長期 にわたる作業の経過報告 になるので、それぞれの段 階の ことを振 り返 る と、
どうして も現在の視点か らの私情や偏 見が介入 して くることを避 け られない。 しか し、作業の結果 としての カリキュラムは、カリキュラム表 を見れば分かる訳であ り、
ここでは私の立場か ら見た当時の様子が良 く伝 わるように、それぞれの時点で私が 考 えていたことや感 じていたことも、敢 えて付 け加 えさせて頂 く。私 とは違 う立場 の方が、私の誤解 に気づかれた り、万が一一一不愉快 な思いをなされるようなことがあ った ら、それは私の偏見 としてご容赦頂 きたい。私が この報告書 を作 る本意 は、英 語 に関す る限 りまだカリキュラム作成は終 わってお らず、これか らの作業の方向 を 明確 にす るために、これ まで まとめ役 を務めて きた者 として、英語科 目担当者 をは
じめ関係者 に中間報告 をす ることである。
英語科 目カリキュラムの作成のい くつかの段階 と、その当時の雰囲気 をよ く示 し ていると思 われるような会議資料 を盛 り込み なが ら、 これ までの ことを振 り返 って みたい。作業結果 としての カリキュラムだけではな く、そ こに至 るまでの背景が伝 わることで、 よ り良い判断が これか らの カリキュラム作成過程 で成 されるな らば、
この報告書の 目的は達せ られる。
2.
外国語小委 員会私の新 カリキュラム作成への関与 は、新 コースの設置 な どの原案 (5コース制の 莱)が提示 された後、 コース共通部分の外国語関係 を担当す る一人 として委員会に 加 え られた時 に始 ま り、いわばカリキュラム改革作業の第2段階か らであった。最 初 に出席 した会議 (平成11年11月1日)で、多 くの学生が卒業時 に至 ってす ら大学 で何 を学 んだのかがはっきりと意識で きない ような状況 に、明確 な特徴 を持 ったコ ース制 を敷 くことで対処す るとい うのが カ リキュラム改革の一番の 目的であるとい う説明 を石橋勝学部長か ら受けた。
その意 を受けて、委員会ではかな り独立性 の高い コース制の構想が色 々 と話 し合 われて きたようであったo外 国語教育 はコース横断的な特徴 を持つので、それ まで
共同企画論 文●英語科臼カリキュラムの作成過程 の各 コース特 有の性格 と関わる議論 とは区別 され、第二段 階か らの参加 になったの だろ うと思 った。外 国語教育の部分 にはあ ま り手 をつけず 、各 コースの特徴 を語学 教育の内容 に まで反映 させ るようなこ とを考 えないな らば、それで も良か ったのだ と思 う。 しか し、今 に して思 えば、語学教育 は非常 に大 きな制度的変化 を余儀 な く された訳 であ り、外 国語教育 を現在以上 に重視 した り、長期 の海外留学 な ども視野 に入れた コースを想定す る可能性があるのであれば、や は り、 コース設定 の最初の 段 階か ら語学教育の立場 をよ り強 く反映 させ るべ きであった と思 う。 この点 は、そ の後私が作 業 を進め る上でたびたび意識す るこ とになった、 自分達の直接 関わる大 問題 に決定権 を もてなか った とい う、語学教 員の間 に広が った無力感 と無関係 では な
い。
私が委員会 に加 わった時点では、 半期別 による1外 国語選択必修 とい う基本方針 が既 に決 まっていた。 この方針 は、英語 と他の外 国語 (いわゆる第二外 国語) との 履修者数 を基準 に した勢力関係 や、複数言語の教授 と国際教育 とい う学科 の理念 と の連想が絡 むので、容易 に作業が進 むか どうか最初か ら大 きな不安があ った。 ただ し、学生の履修状況や学習能力の実状 か ら判断 した場 合、現行の二外国語必修制度 の維持 を正当化す るに十分 な強い理 由が見 当た らないの も実状 であ った。
その後各分野 に分かれて小委 員会が結成 され、具体的 な履修案の検討が始 まった。
外 国語で も私 を含めた関係者が数度の会議 を開 き議論 を垂ねたが、 1外 国語選択必 修の方針 は、特 に第二外 国語の担 当者 に衝撃 を与 えた。 現行制度の下で確保 されて いる履修者数 を、英語 と競争す る形 になる1外 国語選択必修制度の Fで確保す るこ とは、か な り難 しそ うであ るユ。 その点 で は、英語担 当者 の側 にはほ とん ど不安が 感 じられず、 む しろ どの ように して第二外 国語 に履修 者 を流 し、共存 を図 るか とい
う方向 に議論が向か う傾 向があ った。
小委員会で議論 された内容 は多岐 に渡 る。 1外 国語選択必修制 を基本方針 とす る そ もそ もの カ リキュラム改 革の意図、半期制 を実施す る場 合 に予想 される非常勤講 師の手配や教育内容 に関す る問題 、時間割の問題 な どが多様 な角度か ら論 じられた。
外 国語科 目は、経常学部 だけで はな く理学部 に対す る もの もあ るので、それ も議論 の複雑 さを増す要因 となった。当初 は1外 国語選択必修 とい う基本 方針以外 の制約 は無 い と理解 していたので、多 くの独創 的な発言 もあ った。午 前中の授 業時 間帯 を 外 国語用 に確保 して、各時間帯 に開講 される さまざまな レベ ルの授 業か ら、学生が 好 きなだけ必 要な授 業 を撰べ 、履修年度 や卒業必 要単位 な どは定 め ない とい った、
自由履修 ともいえる案や、外国語 セ ンター的 に半 ば独立 した組織 と して外 国語教育 195
国際経営 フ ォー ラムNo.12
を運営 で きないか とい った考 え な ど多様 な意 見 が交 わ され た。また、小 委 員 会 で は、
卒 業必 要単位 数 が決 まって も、複 数言 語 の履 修 単位 を合計 す る こ とで そ れ を満 たす や り方 もあ る と考 えて い た。
この段 階 で 、英 語 教 育 に関 して は、他 大 学 の制 度 を調べ 、本 学 部 の参 考 とな る も の を探 す こ とか ら取 り掛 か り、以 下 の資 料 を提 出 した。
参考 資料 :他 大学 の語 学 カ リキ ュラム 平 成12年 2月25日 中央 大 学 総 合政 策学 部
一年次 :英語 (90分 )週 5コマ 二年次 :英 語 (90分 )週3コマ
三年次 (又 は四年次 ):外 国語 演 習 1.2 (セ ミナ ー形 式 の上級 コー ス)
TOEF
い こよる クラス分 け (4
段 階) 小 人数 (20名 以 下 )第 2外 国語 選択 必 修
立 教 大学全 学 共通 カ リキ ュ ラム (1997年 、語 学 力 と総 合 力 を強化す るカ リキュラム) 一年次 :英語 (90分 )週4コマ < うち2コマ は同一教 員 >
二年次 以 降 :英 語 強 化 科 目 (自由選択 ) 必 修 科 目履 修 特 別 免 除制 度
プ レイス メ ン トテス ト
言 語 文化 コー ス とコ ミュニ カテ ィブ コー ス (仝授 業英 語 コー ス) を更 に レベ ル 分 け
統一 (口頭)試験 小 人数 (20名程 度 ) 第 2外 国語 選択 必 修 日本 大学 国際 関係 学 科
一 年次 :英 語 (90分 )週4コマ 第2外 国語2コマ 二 年次 :英語 (90分 )週 3コマ 第 2外 国語 2コマ 三 ・四年次 :専 門外 国語 科 目 (選択 必 修 )
慶応 SFC
総 合講座 (
7
外 国語 の特 徴 と文 化 背 景 を理 解 の上 一 つ選択 ) イ ンテ ンシブ外 国語 (少 人数 、50分 週 8回 1/ 3ネ イテ ィブ)初級 コース2年 まで
共同企画論文●英語科日カリキュラムの作成過程 中 ・上級 コース3, 4年
教養外 国語
その他 、英語の会話 、論文執筆指導のための コースな ど数多 く設置
TOEF L
ス コア目安 の8
レベ ル分 け早稲 田大学政経学部
外 国語必修単位数 :14単位 外 国語 Ⅰ (既習外 国語) : 外 国語
Ⅲ
(末修外 国語) 履修方法一
般パター ン末修外 国語集 中パ ター ン 独仏既習パ ター ン
駒訳大挙
外国語科 目か ら12単位選択必修
英 独 仏
英 独 仏 露 中 西 伊 朝
外 国語
Ⅰ‑6
単位 外 国語Ⅱ‑8
単位 外 国語Ⅰ‑4
単位 外 国語Ⅲ
‑10単位 既習独又は仏‑8
単位 既習英語‑6
単位(1カ国語) 1‑3年次 フ レキシブルな学習
外 国語 を集中 して学 びたい学生 は、語学科 目をた くさん選択可能 (広域選択科 目と して (最大18単位 まで)
2カ国語 を必修 とす る学科 と1カ国語のみ必修 とす る学科がある 亜細亜大学
(必修) フ レッシュマ ンイングリッシュ :週
5
回(
重畳 ) ネイテ ィブの授業 習熟度別 クラス編成 ビデオ、ゲーム、音楽 を通 して使 える英語 を学ぶ 13外 国語設置 :一一年次 か ら履修可専修 大学経営学部
英語4科 目8単位 を必修 (1,2年次) クラス単位 で上級 クラス有 り
自由選択 要件単位 と して、1‑4年次 にそれぞれ会話 クラスが2又 は3クラス を を (各2単位)。
英語以外 の外 国語の単位 はすべ て 自由選択 要件単位 と して認定
<以上英語科 目を中心 にインター ネ ッ トで検索 >
語学教育の あ り方 (一案 :現状 に基づ く計画)
地道 な教育効果 と学生の満足度の向上 を真剣 に目指す な らば、セ メス ター制 を有 197
国際経営 フ ォー ラムNo.12
効 に利用 した、小 人数制の集 中 コースの設定が 可能 となるようなコマ数 と教員数 を 確保す るこ とが必要である。 現行 の が ノキュラムでは、国際的要素 をア ピールす る 他大学 (資料参照 :中央 、立教 、 日大
、S FC
な ど)の カ リキ ュラム と比べ て、少 な くとも語学教育 に関 しては、大 き く見劣 りす る。 せ めてその差 を少 しで も詰め な ければ、「国際」 の名 に もとるのみ な らず 、受験 生 と保護者 に とって大学 を選別す る際の非常 に明瞭 な基準 とな り得 る語学教育が貧弱であるが故 に、学部が急速 に競 争力 を失 うといった結果 を恐 れ ざるを得 ない。しか し、本学部の実状 を直視す る と、取 り得 る策 に もか な り限 りが有 るように思 われる。 上記 の各大学の ように、語学 を一つの国際の柱 にす るため には、全学揚 げ ての 「外 国語 の神大 (経 営 学部 )
」
とい った意気込 みで の取 り組 みや、全学 で の「語学力 を強化す るカ リキュラム」 (例 :立教大学全学共通 カ リキュラム) を組 むこ とで もしなければ、到底不可能 なことと思 われる。 本学部内において さえ も、外 国 語教育 に どの程度重点 を置 く方針であるのか、その充実のため に学 部 として どの程 度の無理 をす る覚悟 が有 るのか (開講 日、開講時間、授 業時間な ど)不明であるこ
とを考 える と、語学教育 を売 りにす る こ とな どは言 うに及ばず 、「国際的」 な大学 との格差 を縮めることさえ も容易ではない。
現状 を踏 まえて取 り得 る策 を考 える と、他 の中堅大学 (駒沢 、専修 な ど) に対 し て、 どうにか見劣 りしない程度 の語学教育 を提供すべ く善処す るのがや っ ととい っ た感 じがす る。 ここで言 う現状 とは、現 在開講 コマ数 と現有教員数の意味 である。
これ を大 きく変化 させ るこ とは、おそ ら く無理であろ うとい う悲観的前提 に基づい ての判断であ る。 従 って、決 して理想的 な ものではないが、現段 階では現状 をあま
り変 えずに取 り得 る計画 (英語 について) を、い くつか考 えてみ る。
固定 条件 :半期制
英語が選択必修 として位置づ け られること
利用可能 な時 間割上 の コマ数が現 在 と同 じ6の ままと した場合 (現在 、 英語 Ⅰ‑Ⅲに4コマ< 1年次 を2グループに分割 > と英語Ⅲ‑Ⅳに2コ マ を使用 中)400人以上が履修す る と考 える
一年次集 中 コースを念頭 に置いたプラ ン プラン1
半期集 中 と称 して、現在英語 Ⅰ‑Ⅲで使用分 の4コマ (2グループ分) に 1年次 対 象の英 語 1、2、3、4 (前期 )/5、6、7、8、 (後期 ) を当て る (必 修)。
共同企画論 文●英語科 目カリキュラムの作成過程 (現有教員数で は
、40
人以上 の クラスになる恐 れ有 り)現在の英語 Ⅲ、 Ⅳで使 用 の 2コマは、二年次対象の コマで英語9,10 (前期 )/11、12(後期)(選択 ) とす る。現在の上級英語科 目は、三年次以上対象の コマ (選択) とす る。
(FJ) (火) (木) (金)
英語 1 英語2 英語3 英語4
<数字 は前期の もの >
1年次
8
単位 (必修)2
年次4
単位 (選択 ) 更 に3,4
年で L級英語単位 (選択 )プラン2
小 人数制 を確保 す る為 、 1年次 に労力 を集 中 し、英語 1‑4(前期)/5‑8(後 期 )(必修 ) を現 在英語
Ⅰ‑
Ⅳで使 用 の6
コマの 中で履修 させ る。 この場合 な ら、1クラス26か27名程度で押 さえ られそ う。 但 し、 クラス分 けは6コマか ら4コマの 選択 なので15通 りあ り、非常 に複雑。叉、6コマが硯在 の ように4日にまとまって しまっていては、一 目に2時間英語があ る者が 多 く出て しまうので、開講 日の変化 が無 ければ効果的 とはいえない。
プラン1の ような二年次 を対象 に した英語9、10 (前期)11、12(後期) は余裕 が無 く置けな くなる。
1年次8単位 (必修) 二年次以降は上級英語単位可 プランヨ
使用可能 な6コマ を二つ に割 って2グループ制 (A,B)を取 り、小人数制 (20人 程度) を確保す る。 英語 は1‑3の週3コマ となる。
1年次6単位 (必修) 二年次以降は上級英語単位 プランヰ
学生 を能力 と希望 によって2分 して、集 中 コース (週4コマ クラス) と初級 コー ス (週 2コマ コース) に分 ける。 科 目名 は、後者 グルー プにつ いては初級 英語 1,
2な どとい うような名称で、集 中 コース との区別 をつ ける。 集 中 コースに上位50%
程度受 け入れ、初級 コースに50%程度受 け入れる。 前者では20人程度 の小 人数 クラ ス を設 け、後者はその倍程度 になって しまうが、適当 に減 るのではないか。いずれ にせ よそのバ ランスは調整可能。 二年次以降は、集 中 コースの単位 を修得 した者 は 199
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上級英語 クラスを取 る こ とがで き、初級英語3‑ 4 (後期 )の履修 を終 えた者 は、
集 中英語 コースに進 むこ とがで きるようにす る。
(月) (火) (水) (金)
英語 1(隻) 英語2 (集) 英語3 (集) 英語4 (集) (数字 は前期 の もの)
集 中 コース 8単位必修 初級 コース 4単位必修 (他言語 に集 中 も可)
開講可能 コマ数及び開講 日数、必修 としての必要単位数 (或 いは、語学 を選択科 目にす る こ とが本 当 に可能か)、 亜細 亜や慶応 の ような変則時 間 (45分授 業 な ど) は認 め られないか、何 人 までの小 人数が許 され るのか な どの諸要素が決定 しない と 具体 的な時間割の プランはあ ま り意味が無 い と思 われる。
又、定員確保 とい う目的 とは切 り離 して カ リキュラムを考 えたいが 、SAプログ ラムや、体育 コースの件が 大 きく影響 を及ぼす ことも予想 される。 前者 には徹底 し た事前事後の語学学習が必 要 となる し、それ とは対照的 に、体育 コースには極力学 習負担がかか らない ような語学 カ リキュラムが必要 となるであ ろ う
。S A
プログラムは別 に して も、現在提案 されている コ ミュニケー シ ョンコースにおける44単位外 国語 とい うようなプランは、一部学生 に しか適応で きない ものであるか ら、各 コー ス (しか もその一部)別 にそれぞれの クラス編成が必要 になる可能性 もある。 或 い は、 どの ような コースの学生 に も対応が可能 な非常 に選択の 自由度 を高 くするよ う なカ リキュラムの粗方が要求 されるか もしれ ない。
以上
この段 階では、 まだ不確定要素が多 く、 どの程度の変更が可能なのかが良 く分か らなか ったので、上記の もの以上の計 画が立 て られなか った。現行 と同 じ時間割上 の コマ数 しか使 用で きない とい う前提 で計画 を進 めた こ とも、「改革」 をか な り消 極的 に捉 えていた私個 人の心の現 われであったか もしれない。上記 プラ ンの中では、
学生の習熟度のば らつ きを考慮 した上で、少 な くともや る気のある学生 に村 しては 少 人数集 中制 を設けることがで きそ うなプラ ン4が良い ように思 えた。 しか し、外 国語 に関 しては、全ての学生が共通の必修単位 (最低現行 の8単位程度) を1外 国 語のみで満 た さねばな らない こ と、 1年次 だけで必修単位が修得で きる ような短期 集 中的 (週4コマ)制度が望 ま しい こ と、 1コマの時 間は90分で ある ことな どが、
共同企画論文●英語科 目カリキュラムの作成過程 カリキュラム委員会の暗黙の了解事項であ った ことを後 になって知 った。 この時 ま では、最終的 には従来各学年 に開講 されて きた通年科 目としての英語2科 目を半期 別 に対応すべ く二つ に分割 して済 ませ る逃げ道 もある と考 えていたが、 この事実 を 認識 した時点で、その ような可能性 は無 く、外国語教育が極めて大 きな制度変更 を 余儀 な くされるであろ うことを知 り惇然 とした。
外国語の小委員会は、結局、外国語教育 に関す る基本方針 は全てカ リキュラム委 員会で決定済みであ り、小委員会で根本的な改革案 を議論 して もあ ま り意味が無い といった無気力 な雰囲気 に陥 った。 しか し、最終的 にどの ようなシステムになろ う と、その中で最 も効率の良い運営方法 を考 えれば良い とい うように、 どの外 国語の 担 当者 も建設的かつ協力的な態度で以後の作業 に臨んで来たのは、賞賛 に値す る と 感 じた。その一方で、仮 に、 トップダウン的な決定が全 く成 されること無 く、ボ ト ムア ップ的に小委員会の決定のみが カ リキュラム を決定 していっていた とす るな ら ば、「改革
」
とは名ばか りのほ とん ど現行 と変わ らない外 国語教育 システムに安住 す ることになったであろ うことも否定で きない。3.
基本方針の設定カリキュラム改革が、本学部の英語教育 を再検討す る直接 の きっかけ となったこ とは明 らかであるが、 カリキュラム改革 とい う正式 な形ではな くとも、手近 な とこ ろか ら教育 システムを‑一歩‑一歩構築 し、 どうにか して現状 を打破す る必要があるこ とは、 日ごろか ら英語科 目担当者が共通 に強 く意識する ところであった。非常勤講 師 を含め担 当者数の多い英語科 目では、効率の良い組織 と して個 々の努力の総和以 上 に効果が期待 される ところであるが、その ように組織が機能 している とは感 じら れない とい うジレンマがある。そ ういった意識が、今回の カリキュラム改革 に積極 的な態度で対応 しようとい う英語担 当者達の姿勢 となって現れた と思 う。もちろん、
制度的 な変化 によ り、履修者がいな くなるのではないか とい った ような不安 を感 じ ず に対応で きる点では、他の外国語担当者 と置かれた状況が異 なっている。
英語担当者の共有す る問題意識が、 カリキュラム改革 をうま く利用 して、何 らか の解決策 を見出そ うとす る積極的な態度 となって現れた時 に、はるかかなたにでは あるがかすか に光明 を兄い出 した気が した。担 当者の間の コンセ ンサスを固めるた めに も会議 を開いて問題 を話 し合お うとい う提案がな され、以下の会議資料が示す
ような内容 について さまざまな意見が交わ された。
201
国際経営 フォー ラムNo.12
英語教 員会議用 メモ 平成12年3月16日
目的1:カ リキュラム (小)委 員会の審議 内容報告 1.一言語必修
2.
半期制 にいか に対応す るか3.
あ ま り大 きな変化 (増 員、増 コマ、増 開講 日) は望めない。4.単位数 は ?
5.第二外国語 との関係 6.理学部のか らみ 7.可能 な履修 プラン案 他
目的2:目標設定の依頼
今 回 カ リキュラム改革委員の仕事 を しなが ら痛感 させ られたのは、か な り努力 し て現在の我 々の システム を改良 しない と、学部の存続が危ぶ まれることと、我 々の 担 当す る英語 とい う科 目自体 の存続 の意味が 無 くなって しまう可能性があることで す。学部の存続 に響 くとい う意味 は、英語 とい う科 目が本学部の 「国際」 とい う意 味の一つの重要 な要素 として学生 に認識 されていること (経営学部教育 についての ア ンケー ト、1999年5月実施参照)、学生お よび保護者が 大学 の選択 をす る場合 に 英語が重要 な基準 となってい るこ と (資料 1 :ベ ネ ッセ調査結果参照)、他大学で よ り充実 した語学 カ リキュラムが実施 されているこ と (上掲2月25日作成資料参照) か ら、我 々の現在の システムで は、英語教育 の貧弱 さ故 に、学部が 「国際」 の名 に
もとる ものである と判断 され、とたんに競争力 を失 う可能性がある とい うことです。
英語 とい う科 目の存続 の危 うさとは、英語教育の システムを充実 させ ることによ り 学生の満足度 を揚 げ、教育効果 を実質的 な形 で学部全体 に示 していか ない と、英語
とは、ただや た らと人件費のか さむ、学部の名前 ゆえに切 るに も切 れないお荷物 と い った意味付 けが定着 して、教員数の削減 、 クラスサ イズの拡大、英語教育その も のの外注 、受験 での軽視 とい った ような結 果 を生み出すであろ うとい う危倶です。
英語 は、学部 の理 念であ る 「国際 人の育成」 を体現す るための必 要条件であ り、
その充実が最重要の学部 目標 として前提 されている と考えるべ きです。こち らか ら、
この事実 を常 に訴 えてい くためには、学部の構成員が なるほ どと思 うような結果 を 我 々が提示 してい く以外 には手があ りませ ん。ただ残念 なが ら私の見る ところで は、
共同企画論文●英語科目カリキュラムの作成過程 学部の教員 に我 々に対す るその ような評価が下 されてはいない ことと、前掲 ア ンケ
ー ト結果が示す とう り、学生の側 に もか な りの不満があ る ことを認め ざるを得 ませ ん。その よ うな事態 を引 き起 こ して しまったの は、我 々の側 にかな り多 くの問題 が あ り、それ に気がついていて も全 く対策 を取 らず に来た ことの付 けが回 って きた と
も言 えるのではないか と自己反省す る次 第です。
例 えば、「経営学部10年の総括」の中で既 に、非常勤講師 を含め た授 業研 究 、意 見交換
、FD
の必 要性 、補習制度 の必 要性 な どが課題 と して挙 げ られているのです が、個 人的 な レベ ルではい ざ知 らず、我 々英語教 員 と しての組織 的 な取 り組みは皆 無 に等 しか った ように思 い ます。 この よ うな問題 に対 して、我 々は計 画的 な対策 を 講 じる必要があ ります。英語教育 システムが この ような問題 を抱 え、制度疲労的状 態 に陥 っている と判断 される中で、 このたび偶然 、平成13年度 を目指 しての カ リキ ュラム改革が有 る事 は、その変更可能性 にかな りの しぼ りがある とは言 え、我 々の 知恵 を絞 って最大 に利用すべ きチ ャンスなのではないか と考 え ます。この ような訳 で、我 々が現在抱 えている問題点 、或 いは関心 事を まず可能 な限 り 列挙 してい き、その問題点 を検討す ることで序列化 し、 ひ とつ ひ とつそれ に対す る 案 を作 り、実行 してい くことが急務である と思 い ます。今 回の カ リキュラム改革 に 対 しては、その ような問題点 を一つで も多 く解決す るの に有利 だ と思 われ る もの を 選択 す るのが良い と思 われ ます。 また、変更のための変更 に陥 らない ように、それ どころか改悪 にな らない ように十分 な注意が必 要です。私個 人 と しては知恵が足 り ず、一応規在の ままの コマ数での時間割等 は考 えてみ ま した (更科 :時間割 の プラ ン<個 人的 にはプ ラン4が気 に入 ってい ます。 >)が 、 まるで 自信 が有 りませ ん。
皆様 に鋭意 ご検討頂 きた く相談す る次 第です。
しか しなが ら、良 きカ リキュラム設定 は英語教育 システム を充実 させ るための重 要 な下位 目標 である とは思 い ますが、教育 システム充実の 十分条件 ではない ことが 明 らかです。我 々は、「国際 人育成」 とい う学部 の理念 を体現 す るため、英語教 員 に課せ られている英語教育の充実 とい う目的 を達成す るための、具体的 な下位 目標 設定 と、それに対応 する適切 な具体案 が必要 です。つ きま しては、 日ごろか ら感 じ てお られ る英語教育 に関 しての関心事、問題点等 を考 え得 るだけ列挙 してみて頂 け ないで しょうか。勿論有効 な案が有ればそれ も示 して頂 きたいのです。そ して、そ の中か ら欠かせぬ もを達成すべ き目標 と して全員 で共有 し、順番 に実行 に移 してい
くとい う手順 で進め られないか と考 える次 第です。
個 人的 に思 い付 くまま、以下 に問題点 を書 いてみ ます。
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国際経 営 フ ォー ラムNo.12
10年 の総括 で指摘 されてい る諸 点
教 育効 果 の実 質的測定 (外 部語 学学校 にか なわ ない :ウエ ス トゲー ト資料参照 ) 資格試験 の有効利 用 (法 )
教育 目標 の具体 的設定 (どの レベ ルの学 生 を どの レベ ル まで上 げ るか) プ レー ス メ ン トテ ス トの有効 利 用 (結 果分析 されてい ませ ん)
評価 基準 (ABC各 クラスの評価 の矛 盾 に不 満続 出) 教 員数 、 クラスサ イズ
学 生 のモチベ ー シ ョン
ネ イテ ィブ不足 英語 の先 生 は ネ イテ ィブで とい う不満 集 中 コー ス ス ロー コー ス
研 究 プ ロジェ ク ト 他 システ ム との比較
クラス間 リンク 上位 クラス ネ イテ ィブのゼ ミ利 用 英語 で行 なわれ る講義利 用
以上
カ リキ ュ ラム改革委 員 会 な どの決定 で制 度 的 に改変 され る事 項 は、科 目名称 、必 要修 得単位 数 、設置学年 とい った制 度 の大 きな枠 組 みで あ るが 、それ をい じる こ と
自体 にはあ ま り意味 が無 い。教 育 内容 を吟味 し、教 育方法 の問題 点 な どを詳 し く洗 い出 した上 で 、その間題 を解 決す るため に必 要 な手段 と して改 革案 が意味 を持 つ の で なけれ ば、制度 の変更 は不必 要 な混乱 を招 くだけで あ る。 英語担 当者 の会議 で明 らか にな った こ とは、全 員が 日ごろの教 育活動 に関 して さまざまな問題 点 を見 出 し てお り、個 々の レベ ルで は教 育 内容 ・方法 に さま ざまな改 善 を加 える努力 を して は い る ものの 、その経験 は担 当者 の 間で共有 され る訳 で は な く、限 られ た時 間内での 学 生 との交流が 、個 人的で単発 的 な もの に終 わ る歯 が ゆ さが あ る とい うこ とで あ っ た。 こ うい った問題 意識 を互 い に確 かめ合 い なが ら、組織 的 に問題 を解 決す る こ と に少 しで も役 立つ ようなカ リキ ュ ラム を構 築 す る必 要 を痛 感 した。
英語担 当者 会議 を行 な ううちに、教 育対 象 で あ る学 生 を正確 に把握 し、処 方隻 と な る教 育 内容 を吟味 し、 その教 育方法 を決定 してい く過程 で 、 自ず か ら必 要 となる カ リキ ュ ラムの姿 が 見 えて くるで あ ろ うこ とが予想 され た。 しか し、残 念 なが ら、
カ リキ ュ ラム設定 の ため に残 され た時 間は非常 に限 られ た もので あ り、教 育 内容 の 設定 な どは、 それ に関 わ る困難 を考 える と、 その ように短期 間で簡単 に行 な える も
共同企画論 文●英語科 目カリキュラムの作成過程 の とは とて も思 え なか った。 そ の 意 味 で は本 末 転 倒 とい った観 もない で は ない が 、
カ リキ ュ ラムの外 枠 を早急 に決 め て いか なけれ ば な らなか った。 いず れ にせ よ、 カ リキ ュ ラム委 員 会 で の決定事 項 が 制約 とな るの で 、 そ の範 囲 内 で 、英語 教 育 の直 面 す る問題 を解 決 す る可 能性 を よ り多 くもつ カ リキ ュ ラム を考 え る方 向 で行 動 す る こ
とにな った。
この 方針 に基 づ き英 語担 当者 とカ リキ ュ ラム委 員 会 の両 方 に、英語 単位 修 得 形 態 の た た き台 と して提 出 したのが以 下の資料 で あ る。
時 間 割 設 定 に向 けての基本 方針 平 成
1 2
年4
月1
日大橋 暫
先 日の英 語 教 員 の 会議 にお い てお願 い致 しま した 目標 設 定 の件 で 、各 先生 方 よ り い ろ い ろ な意 見 や提 案 を頂 戴 して、授 業 内容 と授 業 方法 につ い て これ か らい ろい ろ な角度 か ら議 論 して方針 を決定 しなけれ ば な らない こ とを痛感 い た しま した。
と りあ えず今 回 は、 カ リキ ュ ラム改 革 に関 して早 急 に決定 しなけ れ ば な らない単 位 修 得 形 態 の件 に問題 を限 り、私 見 を述 べ させ て頂 きます 。 この件 につ い て は 、 カ リキ ュ ラム改 革 委 員 会 との絡 み で 、私 にの み直接 知 り得 る情 報 もい くつ か あ るため 、 先 日提 案 致 しま した もの よ り具体 的 に、 い くつ か可 能 な案 をた た き台 と して提 示 す
る必 要 が あ る と考 え ま した() とい うの も、 この件 につ い て数 名 の先 生 方 か ら頂 い た 提 案 は、教 育効 果 を考 えれ ばそ うあ るべ き と思 う もの ばか りなの です が 、そ の ま ま の形 で は クラス数 の 関係 な どで実 現 が 困難 で は な い か と疑 われ る もの だ った か らで す 。例 えば、小 人数制
( 2 0
人程 度 の クラス) が望 ま しい の は言 う まで も有 りませ ん が 、1
言 語 選択 必 修 にな る とい って も、結 局 は8 0‑9 0
パ ー セ ン ト程 度 の学 生 は英 語 を選択 す る可 能性 が あ り、仮 に1
学 年 の履 修 者 全 体( 5 0 0
人 と想 定 ) に週2
時 間ず つ の少 人数 制 の授 業 を行 な えば、 そ れ だ けで ほ ぼ5 0
ク ラスが必 要 に な ります 。現 在 選択 科 目 とな って い る上 級 英 語 科 目 (現 在 6クラ ス) や 、留学 生 ク ラス (現 在 2ク ラ ス)、再 履 修 ク ラ ス (9ク ラ ス) は 、 旧 カ リキ ュ ラムや理 学 部 との 関係 な ど も絡 んで きます の で 、 そ れ には触 らない こ と とす る と、現 在 英語 l〜 IVと して開講 して い る クラス数 は6 8
です。 つ ま り、1 8
クラス( 6 8‑5 0‑1 8)
で卒 業 要件 単 位 と して の 残 り4単位 分 の教 育 を行 な うこ とに成 ります (ど う も今 の様 子 です と、外 国語 は8 単 位 が要 卒 単 位 とな りそ うで す )。 この場 合 、1
ク ラス の 人数 は5 6
人 に な って しまい ます 。 もち ろ ん
5 0 0
人 とい う読 み が 、 多 す ぎる とい う意 見 もあ る か と思 い ます 。 仮 に4 0 0
人 (定 員 約5 5 0
人 の7 3%)
で計 算 す れ ば 、2
年 次 は2 9
人 クラス ぐらいのサ イ205
国際経営 フ ォー ラムNo.12
ズになるで しょう。 叉、上記 の再履修 クラス、上級英語 クラスな どの運用の仕方 に よっては、多少の調整が き く可能性 もあるか とは思 い ます。 なお、その上更 に3年 次 に も資格対応 の クラスな どを置 くとい う案 も出 され ま したが、共通科 目 B群 の 外 にあ る、現在上級英語 と しておかれてい る1クラスで扱 うとい うな ら別ですが、
それ以上の履修者全体 を意図 した提案である とすれば、 1年次 か らの受講者数 を相 当絞 っていか ない と難 しいので はないで しょうか。いずれ にせ よ、現在の開講 クラ ス数 を増 やす ことには限度があ り、英語 だけで最低8単位 は充足で きるシステムで なければな りませ ん。
最終的 に どの ような案 に落 ち着 くにせ よ、履修案 を練 ってい る過程 で現状 を見詰 め る うちに、 どう して もこれだけは改革案 に盛 り込みたい とい うい くつかの点が見 えて きま したので、その事 について まず述べ させ て頂 きたい と思 い ます。諸先生方 も指摘 してお られ る とう り、現行 システムの問題点 としては少 な くとも以下の点が
上
げ られる と思い ます。a) あ ま りに学生の実力の格差が大 き く、現在 ABCで区別 している レベ ルは非常 に幅が広 く、能力編成の効果が以前 ほ どには無 くなって きている。 同一 クラス で もとて も同 じには扱 えない学生が以前 よ り確実 に多 くなっている。
b)上記問題 に付随す る評価 の問題 : 同一科 目 (英語 I‑Ⅳ)なの に、受講す る クラスに よって評価が不公平 になってい る。意図的 に下位の クラスに入る者 も いる と思 われる。
C) 履修す るクラスの関連が明確 で な く、英語 ⅠもⅣ もそれほ ど難易度 は変 わ らな い。教員 は体系的 に教育効果 をつかむこ とがで きず、学生 は自分の進歩が計 れ ない。
d) いろいろな原 因が考 え られるが、制度的 にモチベ ー シ ョンが沸 いて くるような 状況ではない。
e) グ レー ドによって クラスのサ イズにかな り大 きな違いがあ り、理想的 な少人数 制が実現 してい る場合 もある反面 、当然 その しわ寄せが くるクラス も多い。そ れが必ず しも明確 な方針 に基づいての設定 に成 っていないため、その事 につい ては、担 当教 員、学生両方か らの不満が 出ている。
これ らの間進 を解決で きる ような新 しい履修 形態 には、最低以下 に示す事項が不 可欠である と思 い ます。
1.学力格差 の激 しい学生達 を一律 に扱 うの は無理であ り、英語 Ⅰ‑Ⅳ とい う共通 科 目で全員 に対応す るのは もはや不可能である。 したが って、対 象 とす る学生
共同企画論文●英語科 目カリキュラムの作成過程 の レベ ルに応 じて英語の科 目を分割 して、例 えば上級英語 、中級英語 、初級英 語 とい った ような、別科 目を設定す る。 つ ま り、優 は優 で も、上級 のそれ と初 級 のそれ とでは異 なることが 、帳簿上明確 になるようにす る。
2.学生 が 、 よ り上位 の レベ ルに進歩す る意欲 が湧 くような制度 にす る。 (例 :8 単位 の うち、最初の4単位 は下位 クラスであ るが、努力の結果、残 りの4単位
は上位 クラスで履修 す る とい った ようなパ ター ン。 最初 に受講す る科 目名が、
次期 には変 わる町能性が無 い と、モチベ ー シ ョンの低下 に繋が る可能性 が高 い。
f位 クラスへの転落 もあ りと した方が良い と思 う。)
3.学生 に自らの学力 を常 に認識 させ 、学習 目標 の設定 を容 易 にす るため に、それ ぞれの レベルの クラスが、明確 な到達 目標 で規定 されている こと。 例 えば、 ク ラス を規定 す る プ レース メ ン トテス トの得 点 と、検 定試験 (英検、TOEFL、 TOEIC等 )の基準 を相対的 に明示す るな ど して、各 クラスの 目指すべ き到達
レベ ルを示す。外部試験 による科 目認定制度 な どを積極 的 に用いる。
4.‑年 ごと、或 いはセ メスターご との教育効果 が計 れ るシステムであること。 次 期 、次年度 の教育内容の改善 に、 これは必須 。それ に基づ き、 どの レベ ルに対 して どうい った力の配分 をす るか といった こ とを、方針 と して担 当者が共有で きる。
上記 1を実現す るため には、対象 となる学生の正確 な把握が必 要であ り、 どうい うレベ ルの学生が どの程度 いるか を具体 的 な数で知 る必 要があ ります。 これ には過 去 に実施 したプ レース メン トテス トのデー タが参考 になる と考 え られ ます。その上 で、それぞれの レベ ルに応 じた処方等 を書 くことがで きるか もしれ ませ ん。場合 に よっては、同一 レベ ル内 において もまだ幅 は広 くなることが予想 されるので、現在 の ように学生の希望調査 で クラス決定 をす るよ りも、成績順 に割 り振 ってい く方が、
効果的か も しれ ませ ん。 当然、 プ レース メ ン トテス トの クラス分 け基準 と しての精 密 さと、適切 な管理 ・運営が求め られ ます。
2については、実際の履修形態 を設定す る際 に、 レベ ル間の移動が可能 な ように 配慮すれば良いで しょう。 全ての レベ ルの クラス に、その レベ ルだけで
8
単位 は取 得で きる ようなクラス を準備す るべ きで しょうか。それ とも、例 えば、初級 だけで 8単位 とい うのはあ ま りに も進歩が無 い と考 え、 4単位分 だけは設定 してお き、 プ レース メン トテス トの結果 中級 に上 るだけの教育効果が なか った と判断 され る者 に 対 しては、それ以上の履修の可能性が無 くなる ような クラス設定の方法 も可能で しょうか。 その ような学生 は、他言語 で卒業要件単位 を満 たすか、検定 試験 に合格す 207
国際経営 フ ォー ラムNo.12
るな どして単位認定 を受 ける とい う道が残 され るか もしれ ませ ん。
3については、現在利用可能 なデー タがか ぎられてい ますが、過去 に外部の試験 を受けた学生の成績の実例 と、外部語学学校であるウエス トゲー トの多少のデー タ を、本学部のプ レースメン トテス トの結果 と比較す ることで、ある程度信悪性 のあ る尺度が設定で きるのではないか と思い ます。
4については、上記 1‑3の問題が解決すれば、各 レベルでの半期 叉は1年後の 変化や、検定試験の合格人数、プ レース メン トテス トの得点の伸 び率 などで、教育 効果の点検が可能 なのではないか と思い ます。 もちろん、基準 となるべ き同 レベル の プ レース メン トテス トを早急 に作成す る必 要 もあ ります。 (現在の英語 Ⅰ・[対 応のテス ト< 4択問題 >と英語
Ⅲ・
Ⅳ対応のテス ト< 3択問題 >では、後者が簡単なのではないか と考 えられ ます。)
以上 ような観点か ら、現有勢力で可能な対応 を考 えるため に、 まずはプ レース メ ン トテス トの分析 に取 り掛か った とい うことを、先 日の非常勤懇談会で報告 した次 第です。
プ レースメン トテス トの結果 による、受験者の グルーピング (資料
2
参照)過去4年間 (平成8‑11年)の、1年生英語 Ⅰ・Ⅲの クラス分けに使用 したプ レ ースメン トテス トの結果 を見る と、平成8年度の入学生 はその後の3年間 (平成9 午‑11年)の入学生 と比べ て成績がかな り良いです。私の聞 く限 り、テス ト内容 は 変化 していない とい うことですが、 もしそ うな らば、その年 を境 に入学生の学力が かな り落 ちた とい うことになって しまい ます。 (同年 、理学部の方 は経営学部ほ ど ではあ りませ んが、やは り多少落 ち幅が大 きいです。)4択問題 か らなる200点満 点のテス トなので、問題の質に関わ らず解答用紙 にマー クさえすれば50点は とれる 筈ですが、50点未満の者の人数 も平成8年 には6人で したが、平成9年 に14人、平 成10年 に14人、平成11年 に18人 と増 え始 め ま した。 しか も受験者数 は平成8年の 537人に対 して、平成11年の方が475人 と少 ないのです。 叉、10点 だけプラス して、
60点未満 の成績の学生が全体 に占める割合 は、平成8年度が3.9%だったの に対 し て、平成9年度が10.5%、平成10年度が9.9%、平成11年度が11.4% とい うように、
平成8年 を境 に同様の傾向が見 られ ます。平成10年度 には理学部に平均点 で逆転 さ れ、1年後の英語Ⅲ ・Ⅳのプ レースメン トテス トで も理学部の方が良い成績で した。
理学部 との関係 は、平成11年 になって、経営の受験者が475人 と過去最低 であった の に対 して、理学部の方 は過去最高の380人 とな り、その事 もあってか、再度経営
共同企画論文●英語科 目カリキュラムの作成過程 学部 の平均 点が理学部 を上 回 りま した。決 して喜 ば しい傾 向では有 りませ んが、平 成
9‑1
1年の3
年間の成績 は平均 点 に して平成8
年 よ りほぼ1
0点低 い ところで安定 してお り、この期 間の成績が将来の さまざまな予測 の基準 となるべ きものだ と思 い ます。 (得点5 0
点未満 の学生 の増加 には、評価 基準 の不備 に不満 を感 じて意図的 に 低 い点 を取 る学生が若干含 まれている可能性 もあ ります。又、実力的 にはそれほ ど 変 わ らないに も関わ らず 、理学部 の学生の方が 良 くで きる とい った多 くの教 員の意 見は、結局授業 に臨 む意欲 な どの違 い とい うこ とか も しれ ませ ん。)ほぼ同一傾 向 を持つ平成
9‑1
1年度 について、今度 は成績上位 の方 に目を転 じる と、平成1
1年 に入学 し1 81
点 を取 ったアメ リカ生活 の長 い学生の ような例外 もあ り ますが 、 入学時点 で は、1 20
点‑1 60
点 の間 に平 成9
年度2 3
人、平成1 0
年度21
人 、 平成1
1年度2 5
人 とい ういわゆるt h ec r e a mo ft hec r o p
ともい うべ き集団がい ます。1 2 0
点 とは全得点 の6
割 です ので 、昔 「一流大学 に合格 す るの には全科 目で6
割」
な どといった時代 に もどうにか対応で きたか も知れ ない学生 たちです。 この学生の 占め る割合 は、平成
9
年度4 . 6%
、平成1
0年度3 . 8%
、平成1
1年度5 . 3%
です。6 5%
以 上得点 の1 30
点以上 になる と、平成9
年度1 2
人、平成1 0
年度1 0
人、平成1
1年度1 6
人とな り、平均 してわずか
2 . 5%
程度の学生 に絞 られ ます。雑 な言 い方 をすれば、1 3 0
点以上 を得点す るのはか な り難 しく、上位
2 . 5%
の学生 の得点 であ り、1 0
点下 げて1 2 0
点 な ら上位5%
の学生 であ る といえるか も しれ ませ ん。現在の Aクラス (上位3 0%)
には、1 2 0
点以上
得点す る ような学生 と、総得点 の半分以下 しか取 れ ない9 0
点程度 の学生が混在 してい ます。
1 1 0
点台か ら下 は、1 0
点刻 み に見て も各得点 に多 くの人数( 2 0
人程度 の小 人数 ク ラス を少 な くとも1つ は設 けるの に十分 な人数)がいる ようにな ります。平成8年 には、1 0 0
点台 に1 1 0
人がいて、 グラフの頂点 を形成 してい ま したが、 グラフの頂点 は平成9
年 には9 0
点台( 1 0 7
人) に下が り、平成1
0年 には更 に8 0
点台( 1 2 7
人) にな り、平成1
1年度 も8 0
点台( 91
人)で した。1 2 0
点以上得点 で きる5%
の学生 と、6 0
点未満の
1 0%
の学生 を除 く、8 5%
の学生が6 0
点以上1 2 0
点未満 にいるわけで、 これ が人数的 には教育対象の中心 とい うことにな ります。この大集団の中では、平成9年
‑1
1年の分布表 (或 いは、 グラフ)で も解 る よう に、1 0 0
点が 1つの壁 になってい る ようです。や は り、 テス トの半分以上得点 で き るか どうか とい うのは単純 な ようですが、大 きな分 かれ 目といえ ます。私 は、平成1
1年度 に英語 Ⅱの A クラス( 2 6
人) を担 当 しま したが 、学生 の プ レース メ ン トテ ス トの得点 を調べ てみ る と、そのA
クラスの中 には1 3 8
点 を筆頭 に9 6
点 までの学生2 0 9
国際経 営 フ ォー ラムNo.12
がい ま した。96点 を最低 と して99点 までの90点台の学生が7人いたのですが、その うちの4人は クラスの レベ ルについていけず に脱落 した者で した。 叉、他の3人 も かな り授業 についてい くの に苦労 していた学生で、作文 な どでみ る文法的な知識 に も他 の学生 に比 してか な り多 くの欠陥が 目立 ち ま した。一一万100点以上の学生で脱 落 した者 は 1名のみで、 これはむ しろ怠惰 のせいであ り、最初か ら授業 に出席 して いなか った者です。今 回 この ような作業 を進 めてみて、 プ レース メン トテス ト100 点の重 さを痛感 した次 第です。つ ま り、120点以上の学生がい る ような クラスで A
クラス的 な授業 を行 なう場合、90点 レベ ルの学生 は うま く授業 についていけない可 能性 が高 い と思 い ます。平成8年 には、Aクラスの最低点 は106点 で したので、 こ の点 においてそれ程 の問題 は無か った と思 われ ます。上位30%で 自動的 に切 って も それだけの レベ ルが確保で きた訳 です。 しか し、それ以後の年では、平成10年の91 点 を最低 と して Aクラスにか な りレベ ルの低 い学生 も混 ざって きた訳 です。 この 大集団の中で は、100点 を境 に して120点 までの、上位 クラスの授業 に も絶 え得 るよ うな集団 を 1つの グループ と考 えるべ きだ と思 い ます。 トップ5%の学生 に続 き、
テス トで は半分以上取 れ る中級集団です。 それで は、 この100点以上120点未満 の 集団の全体 に占め る割 合は どれ くらいか といい ます と、平成9年で14.5%、平成10 年で12.8%、平成
1
1年 で は、17.7% (ちなみ に、平成8年度 は29.8%)であ り、ほ ぼ15%程度 とい っていいか も しれ ませ ん。仮 に、今 まで どう りの システムでABC
の クラス分 けをす るに して も、 この事実 は良 く記憶 に留 めておいて、Aは上位20%
(現在30%で振 り分 けてい ます)、或 い は現 在 の プ レース メ ン トテス トで な ら最低 100点 (50%)は得点で きている者 をその範 囲 とした方が良い と考 えます。
60点‑100点未満 の学生 は、全体 の70%とい うこ とにな りますが、 この学生 たち は現在の プ レース メン トテス トで半分以下の得点 しか取 れ ませ ん。平成
1 0‑1
1年度 の グラフの頂点 を形成 してい る80点台 を境 に、学部の上位 半分 と下位半分 といった 基準 で分 けることもで きるか もしれ ませ ん。80点 とい う得点 は平成8年の時点では Bクラスの最低点で した。 しか し、過去3年 間のBクラスの最低点 はそれぞれ、72 点、69点、69点 となってい ます。 (現在 Bは 自動 的 に全体 の45%として割 り振 って い ます。)以上の点 をまとめ ます と、学生の次の ようなグルー ピングが浮かんで きます。
第 1グループ 120点以上 5% (130以上 な ら2.5%) 25人 第2グループ 100点以上 15% (Aレベル授業 に対応可) 75人 第 3グループ 80点以上 40% (学部中間以上) 200人
共同企画論 文●英語科 目カリキュラムの作成過程 第
4
グル ー プ6 0
点 以 上30%
(学 部 下位 )1 5 0
人第
5
グル ー プ6 0
点 未満1 0%
(学 力 に深 刻 な開溝 あ り)5 0
人*各 グル ー プ推 定 人数 は
、5 0 0
人が英 語 を選 択 す る と仮 定 した もの 各 レベ ル に対 応 す る英語 科 目の設 定以 上 に示 した よ うに、以前 の大 学 の よ うに品 質管 理 の行 き届 い た状 態 とはお お よ そ か け離 れ た現 実 が あ り、大 変 格 差 の大 きい学 生集 団 に対 応 す べ く、時 間割 を組 ん で い く必 要 が あ ります 。 上 記 の と う り、私 の 一 つ の提 案 は、 これ だ け幅 の広 い学 生 を同一 科 目で扱 うの は もう限 界 に来 てお り、 い くつ か の レベ ル に応 じた異 な る科 目 の設 置 が必 要 で あ る とい うこ とです 。 そ して 、 そ れ ぞ れの 科 目 を序 列 化 す る こ とに よって 、動 機 づ けの で きて い る学 生 の上 昇志 向 を掻 き立 て、 叉 目標 設 定 や進 歩 の 自 己 診断 を容 易 に して あ げ る シス テム を構 築 す る とい うこ とです。
別 科 臼 を設定 す る とい って も、対 象 とな る人数 や シス テ ム と しての解 か り易 さを 考 えれ ば 、 5つ の 科 目 を設 定 す る こ とは得 策 とは言 え ない か も しれ ませ ん。 (もち ピング (3‑4の グルー プ にす る)が必 要 だ と思 い ます O い くつ かの案 を提 示 しま す。
案 1
得 点 科 目名
%
対 象 人数 クラス数1 2 0
点 以 上 上級 英 語2 0%
100人5 1 0 0
点 以 上8 0
点 以 上 中級 英語4 0% 2 0 0
人1
0or6‑7 6 0
点以 上 初級 英 語3 0% 1 5 0
人7‑8
or5
1 0 0
点 以 上 は 、 ど うにか高 い レベ ルの授 業 につ い て い け る能 力 が あ るわ け だか ら、そ れ を上 級 英 語 <仮 名 >の グルー プ と位 置 づ け て 、第 1・第 2グル ー プ を統 合 す る。
(上位
2 0%
対 応 の科 目が成 立す る。) しか し、1 0 0
点以 上 と1 2 0
点 以 上 にはか な り大 き な差 が あ り、 同一‑科 目履 修 者 内 で 、上 位 か ら成績 順 に クラス分 けす る こ とが効 果 的 と考 え る。 過 去3
年 の デ ー タの示 す 限 り、二 十 数 名 の小 人数 クラ スが、1 2 0
点 以 上 で 1クラス、1 1
0点 以 上で1
クラス、1 0 0
点 以 上 で2‑3
クラス形 成 され る。 <開講 ク ラス 数 は もち ろ ん‑一週 間 で教 え る授 業 数 をか け て計 算 しな くて は な らない
。>第 211国際経営フォーラムNo.12
3
グルー プは中級英語 <仮 名 > グルー プ と して、 ほぼ2 0 0
人程 度( 5 0 0
人の4 0%)
の 学生 をカバ ーす る もの と考 える と、2 0
人の クラスサ イズ な ら1
0クラス、3 0
人の クラ スサ イズ な ら6‑7
クラス くらい必 要 。 同様 に、第4
グルー プ には初 級 英 語 <仮 名 > を設定 し、 ほぼ1 5 0
名程 度 に対 応 す る。2 0
人 クラス な ら7‑8
クラス、3 0
人 クラス な ら5クラス程 度 で きる。 中級 と初級 は対 象が 多い だけ に、 クラス数 の増 減 が 全体 の開講 クラス数 に大 き く影響 す る。 最後 に、第
5
グルー プは、5 0
人程 度 となる が 、 この グルー プは、現 在 の プ レース メ ン トテ ス トで計 る には学 力 が低 す ぎ、大学 での授 業 一般 に も対応 で きるか疑 問 のあ る グルー プだ と思 われ る。 も しクラス を特 別 に設定 す るな らば、補 習英語 <仮 名 > とで も して、 1‑ 2クラス設 け る こ とにな る と思 う。案 2
得 点 科 目名
%
対 象 人数 クラス数1 1 2 0 0 0
点以上点 以上 上級英 語2 0% 1 0 0
人5 8 0
点以上 中級英語4 0% 2 0 0
人 10or6‑7 6 0
点以上 初級英語3 0% 1 5 0
人7‑8
or5
1案 との違 い は
、6 0
点未 満 の学 生 を英語 の授 業 の対 象外 とす る。 プ レー ス メン ト テ ス トで6 0
点程 度 は越 え られ る実 力 をつ けてか ら、再度履修 に挑 戦す る道 は残 して お く。 似 た よ うに、7 0
点 未満 を対 象外 とす る と、 下位2 0‑2 5%
の学 生 が対 象外 に なる。これ は、年 々6 0
点台 の学生 が増加 す る こ とが ほぼ確 実 で あ る こ とを考 える と、多 くの学 生 か ら教 育 のチ ャ ンス を奪 うこ とに な る可 能性 もあ る。 "足 き り" は
、6 0
点が上 限 と考 える。
案 3
得 点 科 目名
%
対 象 人数 クラス数1 2 0
点以上 上級英語5 % 2 5
人1 1 0 8 0 0
点 以上点以上 中級 英語5 5 % 2 7 5
人 or1 3‑1 8‑9 4
6 0
点以上 初級英語3 0% 1 5 0
人7‑8
or5
共同企画論文●英語科 日カリキュラムの作成過程 100点台 の学生 は、英語検定準 2級 と2級 の中間あた りだ と推察 され る。 1,2 案の ようにそれ を上級 とい うの もどうか とい うことで、第2グループ と題 3グルー
プを統合 して中級 とす る。 この場合の問題 は、上位 5%の ご く限 られた者 だけが上 級 を形成す る ことになることと、前記の ように100点‑120点の学生 は鍛 えれば上級 クラスで もどうにかやれるほ どの能力 を発揮 し得 るが、80‑90点台の者 と一緒 にす れば、プ レースメン トテス トで半分取 れ ないか な り実力が下の グループ との合流 に なって しまう。 育 て得 る学生が駄 目にな らないか心配。
叉、60点未満 に対 しては補習英語のバ リエー シ ョンはあ り得 る。 案 4
得点 科 目名 % 対象人数 クラス数
120点以上 上級英語 5% 25人 1
80点以上 初級英語 ¶ 「70%
60点以上
上級 ・中級 ・初級 とい う名前 について、上級が英語検定準一級 レベ ルに向けて努 力す る コース、中級が英語検定2級 には合格で きそ うな レベ ル、初級 は英語検定準 2級以下 とい うような物差 しと合致 し易 い と思 われ る。 ただ、学部の70%の学生が 初級 と成 るのはいかが な ものか。100点以上 と120点以上 を独立 させ て対応す る、上 位者重視型 といえるか もしれない。
又、補習英語のバ リエー シ ョンもあ り得 る。
検定試験 と各 レベルの関係
この件 については もっ と本格的 な調査が必 要ですが 、数少 ないデー タか ら判断 し てみ る と、 プ レースメン トテス トの成績 と、外部 の検定試験 の間 にはおお よそ次 の ような関係があるのではないか と考 え られ ます。
プレースメントテスト 英語検定
TOEⅠ C TOEF L
200
190 一級 860 600
213
国際経営フォーラムNo.12
170 730 550
160 準一級
150 580 500
140 130
120 2級 470 460
110 100
90 準2級 330 410
80
70 3級 220 370
60 50
注意すべ きこ とは、 プ レース メン トテ ス トには イ ンタヴューが含 まれてお らず 、 ス ピーキ ングの力 は計 られてい ないので、例 えば英語検 定の グ レー ドは、 プ レース メ ン トテス トの成績 に見合 うだけの ス ピーキ ングの能力が備 わ ってい る場合 にのみ 合致す る ものです。上位 クラスの授 業が 、 ネイテ ィブに よ り全 て英語 で行 なわれ る ような場 合 には、現在 の AA クラスの選抜 で実施 してい る ように、 プ レース メン ト テス トの成績 のみ な らず 、面接試験 を付 け加 える必 要が 出て くるか も しれ ませ ん。
少 な くとも英語検 定2級 、準 1級 と 1級 レベ ルの資格 は、何 らかの方法で単位認 定 してい くこ とを考 えた ら良い と思 い ます。
各英語科 目の到達 目標 の設定
以上 さまざまなグルー ピングが考 え られ ますが 、バ ラ ンス と しては1、2案 の よ うに上位 2グループ を統 合す るのが無難 な気が します。 かつ て高校 卒業 レベ ル とい われ た英語検 定2級 レベ ル よ りやや下 の (プ レメ ン100点 ) レベ ルの学 生 か ら、上 級英語 <仮 名 >の対 象 とす る こ とに成 ります。 そ して、 グループ内 をほぼ10点刻 み に クラス分 け します。一部 の クラスで は、現 在 AA クラスで行 なってい る ような面 接 が必 要 です。上級英語 の 中で120点以上 の クラスは英語検 定準 1級 レベル を目指 す クラス、100点以上 の クラスは まず英語検 定2級 レベル か ら目指 す くラスです。
共同企画論 文●英語科 目カリキュラムの作成過程 中級英語 <仮 名 > (80点以上) は、英語検定準2級 レベ ルであ り、 目標 はプ レー スメン トテス トの100点以上 と、更 に英語検定 2級 レベル を目指 します。
初級英語 <仮名 > (60点以上) はプ レース メン トテス トの80点以上 と、更 に英語 検定準
2
級 レベル を目指 します。補習英語 <仮 名 >は、初級 レベ ルへの進歩 を目指 します。 (足 き りも一つの案)
一週間の授業数
学生の グルー ピングに基づ いて設定す る英語科 日が決定すれば、各科 目に適切 な 教 育内容 を考 える必 要があ りますが、 この件 につ いては基本単語 (Longman基本 英単語2000)の習得 、基本文法の習得 、教科書作成 な ど諸先生方がい ろいろな提案 を して Fさい ま した. ただ ここでは、 カ リキュラム改革の進行の都合上 、適切 な教 育内容 を教授 す る大 きな枠組み となる時間数 を まず決定せねばな らない ことをご理 解下 さい。
以前の会議 で提示 いた しま した資料 に もある ように、半期別 を実施す る大学が増 えた こ とも一つの理 由の ようですが、特 に語学教育 に力 を入れている と思 われ る よ うな他 大学では、短期集 中型の履修形態 (例 :1年前期 ・後期 の過 4時間授 業<立 教大学 >) を実施す る場合が多 くなってい ます。本学部で も半期別 を実施す るに当
たって、以 下の ことを考えねばな りませ ん。
本学部で も、現行の週2時間 (2年間)の授 業 よ り、週4時間 (1年 間)の 授 業が望 ま しいか。この件 に関 して、レベ ルによって異 なる対応が望 ま しいか、
或 いはそれが可能か。
ちなみ に、本 日2年 の Bクラスで ア ンケー トを取 ってみ た ところ、4時 間で いい とい うもの と、そ うで ない者 と半 々で した。 だだ、一年で卒業必 要単位 を取 り終 わることを説明 しませ んで したので、あ ま り参考 にな らないか も しれ ませ ん。
A
クラスであれば、おそ ら くもっ と週4
時 間 を好意的 に捉 えるか も しれ ませ ん。又、 1年生であれば、最初か ら4時間設定 されていればそ うい うもの と考 えるか も しれ ませ ん。諸先生方 ご指摘 の ように、4時 間の場合 は特 にそれぞれの授 業の 関連 を良 く考 えて運営 しなければな りませ ん。先生 方の 中で も4時 間や る よ り、
2時間で2年や る方が実情 に合 うと判断 してお られる方 も少 な くあ りませ ん。
クラスサイズ
実際の各英語科 目の開講授業数や クラスサ イズは、再履修の制度 をどうす るか と
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国際経営 フ ォー ラムNo.12
か 、是非実施 して頂 きたい科 目間の移動 の仕 方 な ど、諸 要素 に よって変化 す るので 、 現 時点 で はあ ま り正確 に予測 す る こ とが 困難 です が 、仮 に週4時 間の授 業 を全英語 科 目に対 して実施 した場 合 につ い て考 えてみ ます。 こ こで は、科 目間の移行 な どは 考 えず 、 同一科 目で8単位 取得 で きる システム を考 えてみ ます。
案 1で示 した、 クラス数 に4をか け る と次 の ように成 ります。
案 1
得点 科 目名 % 対象 人数 クラス数
1 0 0
点以上 上級英語2 0%
100人5 2 0( 2 0
人サ イズ)8 0
点以上 中級 英語4 0% 2 0 0
人1 0o r6‑7 o 4 r2 0( 4‑2 2 0
人)8( 3 0
人) 60点以上 初級英語3 0% 1 5 0
人7‑8o r5 2 8‑3 o r 2( 2 0( 2 0 3
人)0
人)前 述 の よ うに、現 在経 営 学部英 語 Ⅰ‑ Ⅳ と して開講 してい る授 業 数 は
6 8
です。 全て の科 目で
2 0
人 クラスは無理 ですが 、 中級 で3 0
人 クラス、補 習 で5 0
人 クラス を組 め ば、上 級 英語20+
中級 英語2 4+
初 級 英語20+
補 習 英語4‑68
とい う試 算 は成 り立 ち ます。又 、 人数 とクラスサ イズの調 節 は、 も し仮 にそれが許 され るな らば
、6 0
点未満 の 足 き りに よって も可 能 だ と思 い ます。週4時 間で あ れば その うちの1‑ 2時 間 は オー ラル中心 の授 業 が 入 って くる こ と が考 え られ 、 クラスサ イズが大 き くな って しまえば全 く効 果 が無 い どころか 、改悪
に陥 る危 険性 が高 くな ります 。
又 、初級 ・中級 の オー ラル中心 の授 業 は
2 0
人サ イズ に して、その他 の授 業 は4 0
人サ イズ にす るな どの調 整 の仕 方 も考 え られ る と思 い ます。 ただ、それで も中級 と初 級 で
5 2
クラス程度必 要 にな ります。以上