鈴木 翔 須藤 康介
生活科は小学生の学校適応を促進しているのか
─ 母親への質問紙調査の分析による生活科の幼保小接続効果検証の試み ─
抄録
本稿の目的は、小学 1・2 年生で学習する教科である生活科が、小学生の学校適応を促 進しているのかを、母親を対象とした質問紙調査の分析から検討することである。分析に 使用するデータは、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所が実施した「子ど もの生活と学びに関する親子調査 2015」(JLSCP2015)であり、そのうち、回答者が公立 小学校に通う 1・2 年生の母親であるものに限定して分析を行う。
得られた知見は、以下の三点である。第一に、家庭背景によって、幼保選択が規定され ている。具体的には、幼稚園ではなく保育所を選択することに対して、母親がシングルマ ザーであることが正の影響、専業主婦であることが負の影響を与えている。第二に、国語 や算数と比べて、生活科が好きかどうかは、家庭背景や幼保選択の影響を受けづらい。具 体的には、子どもが国語や算数が好きかどうかには、小学校入学前に保育所に通っている ことが負の影響を与えており、母親教育年数や世帯収入が正の影響を与えている一方で、
生活科が好きかどうかには、それらの変数は有意な影響を与えていない。第三に、生活科 が好きであることは、他教科への適応や幼保選択の影響を統制しても、学校適応を促進し ている。具体的には、子どもが生活科が好きであることは、自分の学校が好き、先生のこ とが好き、友達と過ごすのが楽しいといった学校適応へ正の影響を与えている。
以上の三つの知見を踏まえると、現状行われている生活科は、小学生の学校適応を促す 要因として機能しており、理念どおりスタートカリキュラムとしての側面を持っている可 能性が高いと考えられる。
キーワード 生活科、学校適応、幼稚園、保育所、家庭背景
1.問題の所在とリサーチクエスチョン
本稿の目的は、小学 1・2 年生で学習する教科である生活科が、小学生の学校適応を促 進しているのかを、実証的に検討することである。
なぜ、生活科による学校適応の促進の効果を検証する必要があるのか。その理由は、
『小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 生活編』(文部科学省 2017)において、生活 科が幼児教育と小学校教育を円滑に接続するためのスタートカリキュラムの中核を担う教 科だと明確に示されたことにある。
国立教育政策研究所教育課程研究センター(2015)によれば、スタートカリキュラムと は「小学校へ入学した子供が、幼稚園・保育所・認定こども園などのあそびや生活を通し た学びと育ちを基礎として、主体的に自己を発揮し、新しい学校生活を創り出していくた めのカリキュラム」(p.2)であるとされている。もちろん、以前から生活科という教科の 独自性、すなわち幼児教育との近接性の指摘(園田 2017 など)はあったものの、それら を結ぶ「中核を担う教科」として明確に位置づけられたことが、最新版の学習指導要領の 特徴であると言えよう。
では、生活科が幼児教育と小学校教育をつなぐスタートカリキュラムとして明文化され ることになったのはなぜだろうか。それは、生活科がいわゆる小 1 プロブレムの解決へ寄 与する教科だと考えられたことが一因と推測される(1)。
小 1 プロブレムとは、「①授業不成立という現象を中心として、②学級が本来持ってい る学び・遊び・暮らしの機能が不全になっている、③小学 1 年生の集団未形成の問題」で あるとされ、その要因として、「①子どもを取り巻く社会環境の変化が、子どもの育ちを 変化させていること、②親の子育ての孤立化と未熟さ、③子どもも親も自尊感情が低く、
人間関係づくりが苦手であること、④就学前教育と学校教育の段差の拡大、⑤自己完結 し、連携の少ない学校園、⑥今の子どもにミスマッチな頑固な学校文化や学校教育システ ム」(新保 2001,p.7)などが指摘されている。
また、酒井・横井(2011)は、いわゆる小 1 プロブレムに見られるような子どもたちの 不適応問題の原因は幼児教育と小学校教育の間の段差にあると述べ、個人の問題ではな く、構造的な問題であると指摘している。さらに、学びのスタイルの違いに着目した谷川
(1991)は、かつて小学 1・2 年生で学習していた理科・社会は目標が明示的にあり、その 目標を達成するために教材が必要という構造になっているが、それらの教科に代わって新 設された生活科は遊びが学習として取り入れられ、活動や体験をすること自体に意味があ ると見なされるという違いがあることを指摘している。そして、この違いを「目標優先主 義」と「活動優先主義」に違いにあると説明している。加えて、小学校では、幼稚園や保 育所で行ってきたような活動的で主体的な学びのスタイルが減り、参加感のない、座らさ れているだけの授業に面白さを感じられないことが、小 1 プロブレムの原因だという指摘 もある(汐見 2013 など)。
これら一連の議論を踏まえると、「活動優先主義」のもと、遊びながら楽しく学ぶことが できた幼稚園あるいは保育所などの学びと、「目標優先主義」のもと、教科書を使用して系 統的に学習する小学校での学びの差異が、子どもたちから見たときには大きな壁になって おり、それゆえ子どもたちが小学校にうまく適応できていないのではないかと考えられた
とまとめることができる。
このような議論がある中で、学習指導要領と同時に改訂された幼稚園教育要領(平成 29 年告示)、保育所保育指針(平成 29 年告示)、および幼保連携型認定こども園教育・保育 要領(平成 29 年告示)においては、「育みたい資質・能力」「幼児期の終わりまでに育って ほしい姿」が明確に示され、3 歳以上の子どもについては、幼稚園・保育所・認定こども 園の三者で「幼児教育の共通化」が図られている。「幼児教育と小学校教育との接続を踏ま え、小学校入学時に、幼稚園、保育所、認定こども園のいずれから来た子どもも、一定の 力を持っているよう『幼児教育の育ち力』が統一」(土井 2018,p.96)されたのである。つ まり現在では、幼稚園・保育所・認定こども園は、理念上同一の「育ち」の目標が定めら れ、それを引き継いだ形で小学校教育が行われていくことになっている。そして、幼児期 の「育ち」と小学校の「学び」をつなぐ中核的な教科こそが生活科ということになるだろ う。
では、生活科は理念どおり、子どもたちの小学校教育への適応を促進していると言える のだろうか。これまでの教育社会学の研究では、子どもの学校適応はすでに就学前教育の 段階から家庭の収入や学歴の影響を少なからず受けていることが、指摘されてきた(松岡 2019 など)。このことを踏まえると、家庭背景は生活科への適応にも少なからず影響があ ることが想定される。また、幼稚園と保育所(あるいは認定こども園)には、異なった役 割があるはずであり、家庭背景によって、それらの選択もまた異なると考えられる。
もしそうだとすれば、理念どおり生活科が小学校教育のスタートカリキュラムとして機 能し得るのかを検証するためには、そもそもどのような子どもたちが幼稚園/保育所を選 択するのか(あるいは、選択せざるを得ないのか)を考慮した上で、生活科の学校適応に 対する効果を検証する必要がある。しかしながら、これまでの研究では、この点を看過し て議論されることが多く、多様な家庭背景や幼保選択が考慮されないまま、望ましい生活 科のあり方や課題、授業実践だけが分立して検討されてきたきらいがある。
よって、本稿では、以上の課題を踏まえた上で、生活科の学校適応促進の効果を検証 し、今後の幼保小接続をめぐる議論へ貢献したい。したがって、本稿で明らかにすべきリ サーチクエスチョン(RQ)は、以下のように導き出される。
RQ1:どのような家庭背景の子どもが幼稚園/保育所へ通っているのか。
RQ2:家庭背景や幼保選択は、生活科への適応にどのような影響を与えているのか。
RQ3:生活科への適応は、学校適応へどのような影響を与えているのか。
RQ1「どのような家庭背景の子どもが幼稚園/保育所へ通っているのか」を設定した理 由は、家庭背景や幼保選択が生活科への適応にどのような影響を与えているのかを分析す る前に、まずは、どのような家庭背景の子どもが幼稚園/保育所に通う傾向にあるのかを 確認する必要があると考えたからである。同様の問題関心のもとに分析を行った赤林・敷 島・山下(2014)や堤(2014)を参考にしながら、家庭背景によって幼稚園/保育所に通う 傾向がどのように異なっているのかを分析する。
続いて、RQ2「家庭背景や幼保選択は、生活科への適応にどのような影響を与えている のか」を設定した理由について説明する。後の議論を先取りすれば、RQ1 の分析におい
て、幼保選択には家庭背景が多分に影響することが示される。RQ2 では、ここで影響が あるとされた要因を統制してもなお、幼保選択が生活科への適応に影響するかどうかの検 証を行う。
最後に RQ3「生活科への適応は、学校適応へどのような影響を与えているのか」を設定 した理由を述べる。RQ1 と RQ2 の分析によって、家庭背景による幼保選択への影響と幼 保選択による生活科の適応への影響を分析したことを受けて、RQ3 では、ここまでの分 析で影響があるとされた要因を統制してもなお、生活科への適応が子どもたちの学校適応 に影響するかどうかの検証を行う。
2.分析するデータの概要
本節では、分析に用いるデータについて説明する。
分析に使用するデータは、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所が 2015 年に実施した「子どもの生活と学びに関する親子調査 2015」(JLSCP2015)である。この 調査は、日本全国の小中高生の親子を対象にした調査であり、対象者はベネッセ教育総 合研究所に登録したモニターから抽出されている。本稿では、前節で述べた問題設定に鑑 み、回答者が公立小学校に通う 1・2 年生の母親であるものに限定して分析を行う。サン プルサイズは 2850 名である。調査全体の設計については、東京大学社会科学研究所・ベ ネッセ教育総合研究所編(2016)にまとめられている。
本データの特長は、回答の妥当性の問題から敬遠されがちな、小学校低学年の学校生 活について分析に耐え得る十分なサンプルサイズが確保されていることである。一般的に は、メタ認知能力が発達していない小学校低学年への質問紙調査は、信頼性や妥当性が低 いため、有益なデータを得ることは難しいとされている(櫻井 2007 など)。先行研究にお いて生活科の教育効果が質問紙調査によって検証されていないのは、以上の理由によると ころが大きいのではないかとも考えられる。しかし、本データでは、保護者を対象に回答 を得ており、子どもの状況をある程度把握していると考えられる母親の回答のみを分析 に用いることで、この問題を克服している。もっとも、子どもに直接尋ねているわけでは ないため、回答の信頼性が懸念されるとも考えられるが、村上(2011)によれば、「子ども に一日のできごとを聞く」保護者の割合は、小学 1・2 年生ではかなり多いとされており、
小学生に直接尋ねるよりもむしろ信頼性の高いデータが得られていると考えることもで きる。
また、当該調査には生活科が好きかどうかを問う直接的な設問があり、かつ国語や算数 でも同様の設問があることから、教科ごとの適応の度合いを比較した分析ができる。そし て、教師・友人への満足度などの多様な学校適応の検証も可能である。これらのことも、
本データを分析に用いるメリットとして挙げることができる。
なお、「子どもが小学校前に通っていたところ」という設問への回答を確認したところ、
表 1 の結果が得られた。
表 1 を確認すると、本データにおいては、幼稚園と保育所のどちらかに通っていた子ど もだけで 96% 以上を占めることがわかる。よって、本稿では、幼稚園に通うか、保育所 に通うかという二者の選択(「幼保選択」と呼ぶことにする)に着目し、その選択に家庭背 景がどの程度影響しているかを分析していく。
もっとも、本データはベネッセ教育総合研究所のモニターを対象にした調査のため、母 集団として想定している日本全国の小学 1・2 年生の縮図とは若干の齟齬があることは否 定できない。実際、文部科学省「学校基本調査」(2015 年 5 月)によれば、園児数は、幼 稚園 1,402,448 人、幼保連携認定こども園 281,136 人であり、厚生労働省「社会福祉施設等 調査」(2015 年 10 月)によれば、保育所 2,097,378 人となっている。よって、本データの モニターは、母集団よりも幼稚園の保護者に偏した集団であり、幼少期の教育に関心があ る保護者層に偏っている可能性がある。この点は、分析結果の解釈に留意が必要である。
本研究では、一般的に学業適応の分析に取り上げられやすい国語や算数と比較して、家 庭背景や幼保選択が生活科への適応にどのような影響を与えているかを分析する。各教科 への適応については、「〇〇が好き」(4 件法)という質問項目を用いる。当該項目の回答 分布を示したものが、表 2 である。
表 2 を見ると、かなり多くの子どもが生活科が好きだと回答されている傾向が見て取れ る。否定的な回答をしている母親は、わずか 7% 程度である。これは、生活科が他の教科 と比較しても、高い水準で適応しやすい傾向を示していると考えられる。また一方で、他 の教科に比べて、「わからない」という回答が多いことから、国語や算数に比して保護者の 把握が難しい教科だということも確認された。なお、以下の分析では、回答が少なかった
「あまり好きではない」と「まったく好きではない」を「好きではない」として統合し、三 段階の順序尺度として扱うものとする。
では、学校適応はどのような設問を用いて検証することが妥当だろうか。学校適応と いう概念は多様な解釈がされているが、新野・小林(1999)によれば、幼児教育から小学 校教育の移行をめぐるこれまでの研究の中では、「移行する主体である幼児・児童、子供 の親および教師の三者が役割を果たす」(p.64)とされているという。そこで、本稿でも、
上記の研究を参考にし、児童が「自分の学校が好き」かどうか、「先生のことが好き」かど
64.2% 32.2% 3.0% 0.3% 0.2% 100.0% 2845
どこにも通っ 有効度数 保育所 ていない
幼稚園 認定こども園 その他 合計
生活科
38.1% 54.8% 6.6% 0.5% 100.0% 2702 129
国語
22.5% 54.4% 20.9% 2.2% 100.0% 2804 33
算数
31.6% 44.8% 21.0% 2.5% 100.0% 2813 25
パーセントは、三つの質問すべてに回答したサンプル(2695名)における回答分布。
わからない 有効度数
とても好き まあ好き あまり好きで はない
まったく好き ではない 合計 表 1 小学校入学前に通っていたところ
表 2 各教科が好きかどうか
うか、そして「友達と過ごすのが楽しい」かどうかの三つの点から学校適応を検証してい きたい。子どもの学校適応の回答分布を示したものが、表 3 である。
表 3 を見ると、三つの項目すべてが肯定的な回答に偏っており、否定的な回答が少な い傾向が見て取れる。よって、以下の分析では、回答が少なかった「あまりあてはまらな い」と「まったくあてはまらない」を「あてはまらない」として統合し、三段階の順序尺度 として扱うものとする。
3.使用する変数と分析の方針
本節では、分析に使用する変数と分析の方針を説明する。
RQ1「どのような家庭背景の子どもが幼稚園/保育所へ通っているのか」の分析では、
小学校入学前保育所ダミーを従属変数、家庭背景を独立変数としたロジスティック回帰分 析を行う。家庭背景の変数は、シングルマザーダミー、母親教育年数、母親専業主婦ダ ミー、世帯収入、親金銭援助の五つである(2)。また、それ以外にも、三大都市圏ダミー、
政令指定都市・23 区ダミー、町村ダミー、女子ダミー、小 2 ダミー、月齢、兄姉数、弟 妹数という地域や個人属性を表す変数を独立変数に投入し、これらの影響を統制する。
RQ2「家庭背景や幼保選択は、生活科への適応にどのような影響を与えているのか」の 分析では、各教科が好きかどうかを従属変数、RQ1 の検証に用いた家庭背景に関する変 数と小学校入学前保育所ダミーを独立変数とした、順序ロジスティック回帰分析を行う。
この分析では、生活科と国語・算数で同じモデルを設定し、分析結果を比較して解釈す る。他の変数の統制は RQ1 と同様に行う。
RQ3「生活科への適応は、学校適応へどのような影響を与えているのか」の分析では、
三つの指標の学校適応それぞれを従属変数、RQ1 と RQ2 で分析に用いた家庭背景および 小学校入学前保育所ダミーを独立変数とした、順序ロジスティック回帰分析を行う。他の 変数の統制は RQ1、RQ2 と同様に行う。
なお、ロジスティック回帰分析および順序ロジスティック回帰分析においては、独立 変数の欠損値を多重代入法によって補正する。予測変数はその分析における独立変数すべ て、代入回数は 10 回、代入方法は多変量正規回帰である。これによって、世帯収入など の一部の変数に欠損値があることによる分析結果のバイアスを低減する。
使用する変数の設定を表 4、記述統計量を表 5 に示した。
自分の学校が好き 53.8% 41.8% 3.9% 0.5% 100.0% 2839 先生のことが好き 47.6% 45.0% 6.5% 0.8% 100.0% 2838 友達と過ごすのが楽しい 73.9% 24.3% 1.5% 0.3% 100.0% 2839 パーセントは、三つの質問すべてに回答したサンプル(2836名)における回答分布。
とてもあては 有効度数 まる
まああてはま る
あまりあては まらない
まったくあて はまらない 合計 表 3 学校適応
小学校入学前保育所ダミー 小学校入学前に通っていたところが保育所=1、幼稚園=0。
政令指定都市・23区ダミー 居住地が政令指定都市・東京23区=1、それ以外=0。
町村ダミー 居住地が町村=1、それ以外=0。
女子ダミー 女子=1、男子=0。
小2ダミー 小学2年生=1、小学1年生=0。
月齢 4月生まれ=12、5月生まれ=11、6月生まれ=10、…3月生まれ=1。
兄姉数 兄と姉の数を合算。
弟妹数 弟と妹の数を合算。
シングルマザーダミー 現在、配偶者がいない=1、いる=0。
母親専業主婦ダミー 現在の仕事(就業形態)が無職=1、それ以外=0。
世帯収入(100万円単位) 昨年の世帯全体の収入について、選択肢の範囲の中間値を算出。
親金銭援助(10万円単位) 昨年の親からの金銭援助額について、選択肢の範囲の中間値を算出。
「生活が好き」に「とても好き」と回答=3、「まあ好き」と回答=2、「あまり好きでは ない」「まったく好きではない」と回答=1。独立変数として用いるときは、「生活科 とても好きダミー」と「生活科まあ好きダミー」をそれぞれ作成。
「国語が好き」に「とても好き」と回答=3、「まあ好き」と回答=2、「あまり好きでは ない」「まったく好きではない」と回答=1。独立変数として用いるときは、「国語と ても好きダミー」と「国語まあ好きダミー」をそれぞれ作成。
「算数が好き」に「とても好き」と回答=3、「まあ好き」と回答=2、「あまり好きでは ない」「まったく好きではない」と回答=1。独立変数として用いるときは、「算数と ても好きダミー」と「算数まあ好きダミー」をそれぞれ作成。
生活科が好き
国語が好き
算数が好き
「自分の学校が好きだ」に「とてもあてはまる」と回答=3、「まああてはまる」と回 答=2、「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」と回答=1。
「先生のことが好きだ」に「とてもあてはまる」と回答=3、「まああてはまる」と回答
=2、「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」と回答=1。
「友だちとすごすのが楽しい」に「とてもあてはまる」と回答=3、「まああてはまる」
と回答=2、「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」と回答=1。
居住地が東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県
=1、それ以外=0。
自分の学校が好き
先生のことが好き
「生活科が好き」「国語が好き」「算数が好き」、および「自分の学校が好き」「先生のことが好き」「友達と過ごす のが楽しい」は、三つの質問すべてに回答したサンプルのみ分析。
母親教育年数 最後に卒業した学校が中学校=9、高校=12、専門学校・各種学校=14、短大
=14、大学=16、大学院=18。
友達と過ごすのが楽しい
三大都市圏ダミー
表 4 使用する変数の設定
4.分析結果
4.1.RQ1の分析結果
表 6 に示したのが、RQ1「どのような家庭背景の子どもが幼稚園/保育所へ通っている のか」の分析結果である。
回帰係数 オッズ比 有意確率
三大都市圏ダミー
-0.407 0.666 ***
政令指定都市・23区ダミー
-0.328 0.720 **
町村ダミー
0.221 1.247
(基準:市)
女子ダミー
-0.240 0.787 **
小2ダミー
-0.002 0.998
月齢
0.016 1.016
兄姉数
-0.025 0.975
弟妹数
0.299 1.349 ***
シングルマザーダミー
1.380 3.976 ***
母親教育年数
-0.105 0.901 ***
母親専業主婦ダミー
-2.171 0.114 ***
世帯収入(100万円単位)
0.060 1.062 ***
親金銭援助(10万円単位)
-0.037 0.964
(定数)
1.159 **
F値 有効度数
(*** p < 0.001,** p < 0.01,* p < 0.05)
2744 31.66
表 6 小学校入学前保育所の規定要因 (ロジスティック回帰分析)
有効度数 最小値 最大値 平均値 標準偏差 小学校入学前保育所ダミー
2744 0.000 1.000 0.334
生活科が好き
2695 1.000 3.000
国語が好き2695 1.000 3.000
算数が好き2695 1.000 3.000
自分の学校が好き2836 1.000 3.000
先生のことが好き2836 1.000 3.000
友達と過ごすのが楽しい2836 1.000 3.000
三大都市圏ダミー
2848 0.000 1.000 0.504
政令指定都市・23区ダミー2848 0.000 1.000 0.304
町村ダミー2848 0.000 1.000 0.071
女子ダミー2849 0.000 1.000 0.479
小2ダミー2850 0.000 1.000 0.450
月齢
2842 1.000 12.000 6.591 3.418
兄姉数
2847 0.000 5.000 0.684 0.755
弟妹数
2826 0.000 5.000 0.623 0.718
シングルマザーダミー
2843 0.000 1.000 0.028
母親教育年数
2718 9.000 18.000 14.237 1.680
母親専業主婦ダミー2760 0.000 1.000 0.389
世帯収入(100万円単位)
2546 1.500 22.500 6.308 2.966
親金銭援助(10万円単位)2714 0.000 11.000 0.788 1.841
表 5 使用する変数の記述統計量
この結果を確認すると、小学校入学前に保育所に通うことを選択する要因として、家庭 背景が大きく影響していることが見て取れる。回帰係数が特に大きいのは、シングルマ ザーダミーと母親専業主婦ダミーであり、それぞれのオッズ比は 3.976 と 0.114 となって いる。これは、母親がシングルマザーであれば、保育所へ通うオッズが約 4 倍になり、母 親が専業主婦であれば、同オッズが約 10 分の 1 になることを示している。
その他には、兄姉数に有意な影響がなく、弟妹数が正に有意な影響を与えていること から、きょうだいが下にいる場合には、その後の子育ての負担を考えて、保育所に通わせ ていることが想定できる(3)。また、母親教育年数が負の影響を与えていることから、母親 教育年数は子どもへの教育意識と連動しており、子どもへの教育意識が高い場合には、あ えて幼稚園に通わせるという選択が行われていることが想定できる。なお、世帯収入が正 の影響を示しているが、これは赤林・敷島・山下(2014)と異なる結果であり、解釈が難 しい。堤(2014)は、母親の収入は保育所選択に寄与し、父親の収入は幼稚園選択に寄与 することを明らかにしており、この研究を踏まえると、本稿の分析結果は、両者の収入を
「世帯収入」として一括りにしているため、母親の収入の影響が強く反映されたものだと 考えられる。母親と父親の収入を別個に分析できないのは、本データの限界である。
いずれにしても、家庭背景によって幼保選択が規定されていることが、本分析から確認 された。生活科の学校適応の効果を検証する際には、家庭背景の要因を統制して分析を行 う必要性が導き出されたと言えよう。
4.2.RQ2の分析結果
続いて、RQ2「家庭背景や幼保選択は、生活科への適応にどのような影響を与えている のか」の分析結果を示したものが表 7 である。
三大都市圏ダミー
-0.141 0.869 -0.166 0.847 * -0.117 0.890
政令指定都市・23区ダミー-0.144 0.866 -0.067 0.936 -0.105 0.901
町村ダミー-0.057 0.944 -0.066 0.936 0.169 1.184
(基準:市)
女子ダミー
0.395 1.484 *** 1.018 2.768 *** -0.566 0.568 ***
小2ダミー
0.081 1.084 -0.559 0.572 *** -0.458 0.633 ***
月齢
-0.016 0.984 0.007 1.007 0.039 1.040 ***
兄姉数
-0.224 0.799 *** -0.160 0.852 ** -0.215 0.806 ***
弟妹数
-0.025 0.975 -0.037 0.963 -0.025 0.976
シングルマザーダミー
0.057 1.059 0.285 1.330 0.091 1.096
母親教育年数0.015 1.015 0.084 1.088 ** 0.082 1.085 ***
母親専業主婦ダミー
0.068 1.070 0.171 1.186 * 0.014 1.014
世帯収入(100万円単位)-0.008 0.992 0.029 1.029 * 0.065 1.067 ***
親金銭援助(10万円単位)
0.005 1.005 0.010 1.010 -0.024 0.976
小学校入学前保育所ダミー-0.102 0.903 -0.240 0.787 ** -0.278 0.757 **
閾値1
-2.614 *** 0.121 -0.233
閾値2
0.492 2.773 *** 1.833 ***
F値 有効度数
(*** p < 0.001,** p < 0.01,* p < 0.05)
生活科が好き 国語が好き
18.38 4.12
2695 2695
回帰 係数
オッズ 比
有意 確率
回帰 係数
オッズ 比
有意 確率
有意 確率 算数が好き
13.29 2695
回帰 係数オッズ 比 表 7 各教科が好きかどうかの規定要因 (順序ロジスティック回帰分析)
表 7 を見ると、生活科が好きかどうかに家庭背景と幼保選択は、ともに有意な影響を与 えていないことがわかる。その他の変数に目を向けると、有意な影響を及ぼしているの は、女子ダミーと兄姉数であるが、これは国語や算数でも同様であり、生活科固有の特徴 ではない。
では、国語や算数が好きかどうかに家庭背景や幼保選択はどのような影響を与えている のだろうか。結果を見ると、国語と算数が好きかどうかには、小学校入学前保育所ダミー が負の影響を与えており、母親教育年数と世帯収入が(国語については母親専業主婦ダ ミーも)正に有意な影響を与えていることがわかる。
これらの結果を生活科の分析結果と比較して解釈すると、岸野・無藤(2007)が指摘す るように、子どもの主体性や能動性を重視し、活動や体験の中で学びを育てるという特徴 を持つ生活科は、他教科と比べ、家庭の経済資本や文化資本の影響を受けづらい可能性が ある。本データでは、体育や音楽、図画工作などの実技教科が好きかどうかの質問項目が ないため、それらとの比較ができないのは限界であるが、国語や算数とは異なり、生活科 は家庭背景や幼保選択の影響を受けづらい教科であることが示唆された。
4.3.RQ3の分析結果
最後に、RQ3「生活科への適応は、学校適応へどのような影響を与えているのか」を分 析する。その結果を示したものが表 8 である。
表 8 を見ると、国語や算数への適応を統制しても、生活科とても好きダミーが、自分の 学校が好き、先生のことが好き、友達と過ごすのが楽しいといった学校適応へ正の影響を 与えていることが確認できる。先生のことが好きであることと友達と過ごすのが楽しいこ とに対しては、生活科まあ好きダミーも有意である。一方、国語まあ好きダミーと算数 まあ好きダミーは、友達と過ごすのが楽しいかどうかには、明確には影響していない。水 引・歌川(2017)や水引・歌川・濱野(2018)の研究を踏まえると、生活科には友達づくり が正式なカリキュラムとして織り込まれていることが影響を及ぼしている可能性がある。
土井(2008)が言うように、その是非は別として、現代の子どもたちが身近な交友関係を 軸として学校生活を営んでいることを考慮すれば、生活科が学校適応に貢献していると解 釈することは、一定の説得力があると考えられよう。
5.知見の整理と今後の課題
本節では、これまでの分析で得られた知見を整理し、今後の課題を述べる。
本稿で得られた知見は、以下の三点である。第一に、家庭背景によって、幼保選択が規 定されている。第二に、国語や算数と比べて、生活科が好きかどうかは家庭背景や幼保選 択の影響を受けづらい。第三に、生活科が好きであることは、他教科への適応や幼保選択 の影響を統制しても、学校適応を促進している。
以上の知見を踏まえると、現状行われている生活科は、小学生の学校適応を促す要因と して機能しており、理念どおりスタートカリキュラムとしての側面を持っている可能性が 高い。もっとも、本稿の分析は、生活科が「好き」かどうかに着目した分析であり、生活 科の授業にどのような教育効果があるかといった分析はできていない。この点は、本稿の
残された課題である。
今後の研究の方針としては、多様な教科内容を構成する生活科の中のどの内容が子ど もたちの学校適応を促すのかを検証していく作業が必要になるだろう。本稿では、母親を 対象とした質問紙調査の分析から、知見を導き出しているため、生活科が好きであること がどのようなメカニズムで子どもたちの学校適応を促しているかという詳細な検証は難し い。また、生活科が好きだから学校に適応しているのか、それとも学校に適応しているか らこそ生活科の授業に適応しやすいのかといった因果関係の特定は、今回のデータによる 分析では不十分である。この点を明らかにするためには、中長期的なフィールドワークな どを行う必要があるだろう。
しかし、これまでに家庭背景や幼保選択の違いを考慮した上で、生活科が好きであるこ との学校適応への影響を検討した研究がなかったことを踏まえれば、本稿は生活科研究へ 一定の貢献をなしたとも考えられる。これからも、残された課題に応えることで、生活科 の機能および子どもたちの学校適応を促すプロセスの詳細を明らかにしていきたい。
三大都市圏ダミー
0.015 1.015 0.063 1.065 0.025 1.026
政令指定都市・23区ダミー0.160 1.174 -0.051 0.951 -0.031 0.969
町村ダミー-0.072 0.931 0.011 1.011 -0.003 0.997
(基準:市)
女子ダミー
0.272 1.312 ** 0.536 1.709 *** 0.200 1.221 *
小2ダミー-0.018 0.982 -0.020 0.980 0.019 1.019
月齢
0.003 1.003 -0.013 0.987 0.008 1.008
兄姉数
0.084 1.088 0.185 1.203 ** 0.119 1.127
弟妹数
0.079 1.082 0.084 1.087 0.062 1.064
シングルマザーダミー
-0.105 0.900 0.577 1.781 * -0.257 0.773
母親教育年数0.015 1.015 0.008 1.008 -0.019 0.981
母親専業主婦ダミー-0.146 0.864 0.094 1.099 -0.038 0.963
世帯収入(100万円単位)-0.006 0.994 0.002 1.002 -0.010 0.990
親金銭援助(10万円単位)0.016 1.016 0.006 1.006 0.027 1.027
小学校入学前保育所ダミー-0.060 0.941 0.020 1.020 0.099 1.104
生活科とても好きダミー0.774 2.167 *** 0.822 2.276 *** 0.887 2.429 ***
生活科まあ好きダミー
0.266 1.304 0.378 1.459 * 0.331 1.392 *
(基準:生活科好きではない)
国語とても好きダミー
1.067 2.907 *** 0.919 2.507 *** 0.491 1.634 *
国語まあ好きダミー0.483 1.620 *** 0.368 1.445 *** 0.204 1.227
(基準:国語好きではない)
算数とても好きダミー
0.755 2.128 *** 0.594 1.810 *** 0.316 1.372 *
算数まあ好きダミー0.308 1.360 ** 0.211 1.235 * 0.070 1.072
(基準:算数好きではない)
閾値1
-1.561 ** -0.952 * -3.251 ***
閾値2
1.555 ** 1.860 ** -0.242
F値 有効度数
(*** p < 0.001,** p < 0.01,* p < 0.05)
自分の学校が好き 先生のことが好き
13.04 13.15
2836 2836
回帰 係数
オッズ 比
有意 確率
回帰 係数
オッズ 比
有意 確率
有意 確率 友達と過ごすのが楽しい
5.02 2836
回帰 係数オッズ 比 表 8 学校適応の規定要因 (順序ロジスティック回帰分析)
<注>
(1) もちろん、文部省(1989)においても、生活科の新設理由の一つに「低学年の児童の心身の発達 は、幼稚園の年長児から小学校中・高学年の児童への過渡期的な段階であり、具体的な生活を通 して思考するという発達上の特徴がみられる」ことから、「幼稚園教育との関連も考慮して、低 学年では直接体験を重視した学習活動を展開することが、教育上有効である」(p.5)という記載 があり、生活科が新設された当初から、スタートカリキュラムとしての役割が期待されていたと も解釈できる。ただし、この点に関しては、「(生活科が新設された理由は)小1プロブレム対 策といった受け止め方もされていたが、そうした風潮を受けて設置されたのではない」(冨士原 2019,p.158)という主張もある。確かに、吉冨・田村(2014)による歴史的な経緯の解説を踏ま えれば、「それだけで」設置されたわけではないことは自明である。
(2) 親金銭援助の「親」とは、保護者の親、つまり子どもから見たときの祖父母を示す。
(3) たとえば、七木田ほか(2006)は、幼保選択においては、幼稚園と保育所で保護者が重視してい ることが明確に異なり、幼稚園では「場所」よりも「教育内容」が重視されており、保育所では
「保育内容」よりも「場所」が重視されていることを明らかにしている。保育所を選択する母親 は、子育ての負担を考えて場所を優先していると解釈できる。このことは、母親の子育ての意欲 の低さを示すというよりも、就労などでそうした選択をせざるを得ない社会的状況を示している と思われる。
<引用文献>
赤林英夫・敷島千鶴・山下殉,2014,「就学前教育・保育形態と学力・非認知能力 ─ JCPS2010-2012 に基づく分析」『JOINT RESEARCH CENTER FOR PANEL STUDIES DISCUSSION PAPER SERIES』DP2012-011,pp.1–15.
土井晶子,2018,「保育内容『環境』と小学校教育課程につながる保育者養成授業プログラムの検討
(1)─ 子どもの数量・図形、文字等への関心・感覚」『共栄大学教育学部研究紀要』第2号,
pp.95–108.
土井隆義,2008,『友だち地獄 ─「空気を読む」世代のサバイバル』筑摩書房。
冨士原紀絵,2019,「教育課程をめぐる今日の動向(1)─ 教育課程の研究校制度」根津朋美編『教育 課程』ミネルヴァ書房,pp.153–166.
岸野麻衣・無藤隆,2007,「幼児教育と生活科教育の特徴と相違 ─ 幼小連携に向けて」『白梅学園短 期大学教育・福祉研究センター年報』No.12,pp.41–50.
国立教育政策研究所教育課程研究センター,2015,「スタートカリキュラムスタートブック ─ 学 びの芽生えから自覚的な学びへ」(2019年9月10日取得,http://www.nier.go.jp/kaihatsu/pdf/
startcurriculum_mini.pdf)
松岡亮二,2019,『教育格差 ─ 階層・地域・学歴』筑摩書房。
水引貴子・歌川光一,2017,「『友達』をめぐる保育内容(人間関係)と生活科、道徳、特別活動のカ リキュラムの接続とその課題 ─ 2017年改訂学習指導要領・幼稚園教育要領の検討を中心に」『敬 心・研究ジャーナル』第1巻2号,pp.131–137.
水引貴子・歌川光一・濱野義貴,2018,「友達との関係づくりをめぐる小学校第一学年の顕在的カリ キュラムの検討 ─ 生活科教科書と道徳の読み物教材の比較から」『敬心・研究ジャーナル』第2 巻1号,pp.129–134.
文部科学省,2017,『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 生活編』東洋館出版社。
文部省,1989,『小学校指導書 生活編』教育出版。
村上達也,2011,「子どもの学年段階別による母親の子育て意識とその実態」ベネッセ教育総合セン ター編『第4回子育て生活基本調査報告書』pp.109–119.
七木田敦・松井剛太・上村眞生・岡花祈一郎,2006,「幼稚園・保育所を利用する保護者の幼保一体化 施設に対する意識に関する研究」『保育学研究』第44巻2号,pp.259–270.
酒井朗・横井紘子,2011,『保幼小連携の原理と実践 ─ 移行期の子どもへの支援』ミネルヴァ書房。
櫻井茂雄,2007,「子どものこころを測定するために」櫻井茂雄・松井豊編『心理測定尺度集Ⅳ ─ 子 どもの発達を支える“対人関係・適応”』サイエンス社,pp.303–313.
進野智子・小林小夜子,1999,「幼稚園から小学校への移行に関する発達心理学的研究Ⅰ」『長崎大学 教育学部紀要 教育科学』第56号,pp.63–70.
新保真紀子,2001,『「小一プロブレム」に挑戦する ─ 子どもたちにラブレターを書こう』明治図書出版。
汐見稔幸,2013,『本当は怖い小学一年生』ポプラ社。
園田雪恵,2017,「保育内容『環境』と小学校教育課程とのつながり ─ 子どもの自然との関わりと生 命の尊重」『夙川学院短期大学紀要』第44号,pp.32–47.
谷川彰英,1991,『生活科で授業が変わる』明治図書出版。
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所編,2016,「子どもの生活と学びに関する親 子調査2015」(2019年9月10日取得,http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.
php?id=4848)
堤孝晃,2014,「どのような家族が保育所/幼稚園を利用するのか ─ 父母の収入・母親のライフコー ス・子育て環境に着目した二次分析」『実践女子大学人間社会学部紀要』第10巻,pp.153–173.
吉冨芳正・田村学,2014,『新教科誕生の軌跡 ─ 生活科の形成過程に関する研究』東洋館出版社。
<謝辞>