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看護学生を対象としたストレスマネジメント教育 : 効果的な心理教育プログラム開発を目指して(修士論文要約)

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Academic year: 2021

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看 護 学 生 を 対 象 と し た ス ト レ ス マ ネ ジ メ ン ト 教 育

一効果的な心理 教育プロ グラム開発を 目指して ー

臨床心理学専修P11615 門乢 清美 (指導教員 神澤 創教授)

【 問 題 と 目 的 】 現 在 の 医 療 現場 に お い て は、 職場 に 適 応 で き ず 離 職 す る 新人 看 護 師 の 増 加 が 問 題 と な っ て い る。 日 本 看 護 協 会 の 報 告(2011)によ れば 、 常 勤 看 護 師 の 離 職 率 は11 %、 新 卒 看 護 師 は 8.1% で あ り、 1 ヶ 月 以 上 の長 期 病 気 休 暇 を 取 っ て い る 看 護 師 の3分 の1が メ ンタ ル ヘ ル ス 不 調 を原 因 と し て お り、 そ の約50 % を20歳 代 が 占 めて い る と の こ と で あ る。 本 研 究 で は、 福井 (2006 ) の 看 護 師 の メ ンタ ル ヘ ル ス に 関 す る 認知 行動 モ デ ル の 「気 分」 の 部 分 に 焦点 を 当 て、 坂 野 (2011 ) の ス ト レ ス マ ネ ジメ ン ト パ ッケ ー ジ構 造 を 参 考 に 第三 世代 の認 知 行 動 療 法 と い わ れ て い る マ イ ンド フ ル ネ ス の 概 念 を 重 視 し た プ ロ グ ラ ムを 考案 し、 ス ト レ ス マ ネ ジメ ント 教育 が学 生 の心 理 的 効 果 に及 ぼ す 効 果 を 検討 す る こ と を 目 的 と す る。 【 仮 説 】 認 知 行 動 モ デ ル に 基 づ い た心 理 教 育 を受 け る こ と に よ り 精 神 的 健 康 度 が 増 進 す る。 ※  精 神 的 健 康 は、心 身 一 元 論 の考 え か ら、 身 体 的、精 神 的 健 康 の両 方 を 定 義 す る。 【 方 法 】 調 査 協 力 者 : 関 西 の3年 課 程 の 看 護 専 門 学 校 の1 ∼3 年 生 の学 生152 名 (男 性24 名、 女 性 128名 、 平 均 年 齢25.23±0.57歳 ) を 対 象 に 調 査 を 行 っ た。 調 査 時 期:2012 年1月 ∼7 月。 93 手 続 き : 本 研究 で実 施 し た心 理 教育 プ ロ グ ラ ム は、 認 知 行 動 理 論 の 講 義 ( 心 理 教 育 2 回 ) と フ ォ ロ ー ア ッ プ セ ッ ショ ン( 効果 測 定 2 回) で 構成 さ れ、 正 規 の 授業 カ リ キ ュ ラ ム の 中 に 特別 講義 と し て 組 み込 ま れ、 週 1回90 分 授 業 を2週 連 続 と し 実 施 し た。 心 理 教 育 の 効 果 測 定 の た め、 2 回 の 講 義 終 了 か ら 1 ヶ 月 後(Follow Up 1st : 以 下F-1) と 3 ヶ月 後 (Follow Up 2st : 以 下F-2) に質 問紙 調 査 を 実 施 し た。 3年 生 に つ い て は、 国 家 試 験 と就 職 活 動 の 時 期 と重 な っ て い た こ と か ら、 フ ォ ロ ー ア ッ プ は心 理 教育 終了 後 3ヶ 月 と 6ヶ 月 に 郵送 に て質 問 紙 調 査 を実 施 し た。 プ ロ グ ラ ム の 内容 第 1 回 目 : リ ラ クゼ ー ショ ンと認 知 的 介入 は じ め に、 心 と身 体 の意 識化 ( イ メ ー ジ) を 容 易 に す る た め、 リ ラク ゼ ー ショ ンを 目的 と し た ボ デ ィ ワ ー ク( ふ ぁん そ ん ) を 実 施 し、 そ の後 に ス ト レ ス に 関 す る講 義 を 行 っ た。 ス ト レ ス へ の 認 知 論 的 な 対 処 法 と し て 認 知 療 法(Ellis 、A のABC理論 ) の 講義 と 演 習 を グ ル ープ ワ ー ク形 式 で 行 っ た。 第 2 回 目 : リラクゼ ーションと認 知 行 動 的 介入 は じ め に、 心 と身 体 の 意 識 化 ( イ メ ー ジ) を 容 易 に す る た め、 リ ラ ク ゼ ー シ ョ ンを 目 的 と し た ボ デ ィ ワ ー ク( ふ ぁ ん そ ん ) を 実 施 し た。 そ の 後 に、 認 知 行 動 的 技 法 の 1 で

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あ る 、 社 会 的 ス キ ル 訓 練 (SST )(R. P. Liberman) の 講 義 と 演 習 を グ ル ー プ ワ ー ク 形 式 で 行 っ た 。 SST で 行 っ た ロ ー ル プ レ イ の 題 材 は 、 所 属 す る 看 護 学 校 の 教 員 か ら の 要 望 も あ り 、 学 生 に と っ て の 身 近 な 実 習 で の 人 間 関 係 の 問 題 を 取 り 上 げ た 。 質 問 紙: 精 神 的 健 康 度 と 疲 労 度 の 測 定 に は 、 (1 ) 日 本 語 版 自 己 記 入 式 ・ 簡 易 抑 う つ 症 状 尺 度(QIDS-J ; 藤 沢 、2000 ) と (2 ) 精 神 的 健 康 尺 度 (SUBI ; 大 野 ・ 吉 村 、2001 ) を 用 い た 。 【 結 果 】 1 ・2 年 生 の 各 時 期(Pre 、Post 、 F-1、 F-2) の 尺 度 得 点 を 比 較 す る た め に 1 要 因 被 験 者 内 分 散 分 析 を 行 っ た と こ ろ 、QIDS-J と SUBI の 心 の 健 康 度 、 疲 労 度 得 点 に 有 意 差 が 認 め ら れ た(Tablel) 。 さ ら に 多 重 比 較 を 行 っ た 結 果 、 時 期 が 進 む ご と にQIDS-J が 低 下 し た(Figurel) 。 ま た 、SUBI の 『 心 の 健 康 度 』 で は 、F-2 の 得 点 が 最 も 高 く (Figure2)、「 心 の 疲 労 度 」 で は 、 プ ロ グ ラ ム 実 施 直 後 に 疲 労 感 が 軽 減 し た こ と を 明 ら か と な っ た(Figure3) 。 ま た 、QIDS-J 重 症 度 で 正 常 を 示 す 学 生 の 人 数 は 、 プ ロ グ ラ ム 実 施 直 後 に 約 2 倍 に 増 加 し (Figure5)。 3 年 生 で は 、 プ ロ グ ラ ム 前 後 でQIDS-J お よ びSUBI の 「 心 の 疲 労 度 」 得 点 に 有 意 な 差 が 見 ら れ た(t (38) =-3.53 、 ρ <。01 )(Table2 )。 さ ら に 、 各 授 業 後 に 実 施 し た ア ン ケ ー ト で は 、『 身 体 を 動 か す こ と は や れ そ う 』 匚身 体 が ほ ぐ れ る と 気 持 ち が 落 ち 着 く 」「 気 分 自 身 の 気 持 ち に 気 づ け た 」「 ス ト レ ス を 感 じ て い る こ と が わ か っ た 」「 ロ ー ル プ レ イ を し て 、 客 観 的 に 物 事 を 見 る こ と が で き た。」 な ど 、 ボ デ ィ ワ ー ク に 対 す る 肯 定 的 94 な表 現 が見 ら れ た。 【 考察 】 結果 に示 す 通 り、 プ ロ グ ラ ム実 施後 に抑 う つ 感 や、 心 の 疲労 度 が 低下 し た こ と か ら、 本 研 究 の 仮 説 は 概 ね 検証 さ れ た と考 え る こ と が で き る、 そ の 要因 と し て、 ① 講義 の一 環 と し て心 理 教育 プ ロ グ ラ ムを 実 施 し た 構造 的 な安 定 性 や ② リ ラ ク ゼ ー シ ョ ン と認 知 行動 療 法 の 相乗 効果 を 期待 し てプ ロ グ ラ ムを 構成 し た こ と、 な ど が あ げ ら れ る他 、 ③身 体 へ の気 づ き を 促 し て か ら認 知 的 介入 を 行 っ た こ と がプ ロ グ ラ ム の 効果 を 高 め た可 能性 も高 い の で は な い か と 考え ら れ る。 Table l 各尺度の平均値( 標準偏差):1・2 年生 7。64(4.74) 36 10(5.93) 43.18(5.60) 5。19(4.53) 36.32(6.34) 44.13(5.89) 4。74(4.90) 36.81(6.97) 43.71(6.38) 4。18(4.58) 37、38(6.34) 43、16(6.72) 3 1 . 3 5 * ° " 4 . 1 0 " 2 . 2 6 ↑ I E. − い I − − 作 hjlmm( 1 q S ) 磚や. | − ︰ − 〃 − 〃 一 ﹃ 一 心 一 一 I 丶 冫 5 S I 1 1 1 1 e冫 s u a ( 心の ●繖 鳶 ) M Table2  各 尺 度 の 平均 値 ( 標 準 偏 差):3 年生 QIDS-J SUBI (心 の 健 康 度) SUBI (心 の 疲 労 度) 7、37(5、12) 35.76(6.67) 43.32(6.20) 5。74(4.52) 35.47(7.51) 44.82(5.81) 2.52* 0.5 -3.53**

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4  ゛ /  φ / φ ︱ ゛ − ? ︱ I。 y

( もん た わ  きよ み)

参照

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