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う歯に関する意識と知識(そのI) : 治療者と未治療者の比較

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(1)Title. う歯に関する意識と知識(そのI) : 治療者と未治療者の比較. Author(s). 山本, 道隆; 川上, 幸三. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 43(1): 219-228. Issue Date. 1992-07. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/5249. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 平成4年7月. 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第43巻 第1号. l Ju y ,1992. I 43 i i lof Hokkaido Universi ty ofEduca t Jouma onI C) Vol on(Sect . . , No. う歯に関する意識と知識 (その1) --治療者と未治療者の比較 --. 山. 本. 道. 隆・川. 上. 幸. 三. 1. は じめ に. う歯の保有率は, 若干減少傾向にあるとはいうものの依然として高く学校保健統計調査速報 (平 )によると 小学校男子では8 95%, 処置完了者 2%(そのうち未処置歯のある者52‐ 9.2 成3年度)1 , 8% 処置完了者3 8‐09%) 小学校女子では8 9 7% ( 1 3 36.27%) 4 そのうち未処置歯のある者5 . ‐ , , 2‐1 8%, 処置完了者37‐1 6%) となっ ている. 4% (そのうち未処置歯のある者5 男女合計89.3 「固形食物をそのまま飲み込んでしまう」 「軟かいもの また,「固形食物を噛むことができない」 , , 「いやいや食事をする」 2 )等う歯だけの問題にとどまらない状況が表われてき しか食べたがらない」 , 「 )によると 小学生9歳 1 ている‐ 前掲の学校保健統計調査速報 (平成3年度)3 , , 0歳における その 他 の 歯 疾」 は そ れ ぞれ 10.19 %, 10‐41 % を 示 して いる.. このような状況下において, 子どもは自分自身の歯やう歯を中心とする問題についてどのように 考えているのだろうか. )をもとに質問項目を一部変更し実施したのでここにその結 今回, 昭和53年実施した質問紙調査4 果の一部を報告する. (その1) においては, 「う歯を治療した者」 と 「う歯を治療していない者」 のう歯ならびに歯に 関する意識や認識を中心として報告する.. 1 1 . 研究方法 1. 調査期間 2. 調査対象. 平成2年8月 20 日 ~ 平 成 2 年 9月 14 日 函館市内の ・学校より無作為に抽出した7校の第4学年男子41 7名, 女子3 52名, 計769名 (有効回答者数) .. 3. 調査方法. 詳細は表1に示すとおりである. 記名 式による質問紙調査 (別票参照) 選択肢式, 自由記述式の併用 主な調査項目は以下のとおりである.. 表1. 調査対象 (回答) 者数の内訳 A校. B校. C校. D校. E校. F校. G校. 計. 男. 子. 36. 22. 39. 53. 75. 71. 1 ‐2 ・. 417. 女. 子. 24. 39. 36. 53. 48. 57. 95. 352. 60. 61. 75. 106. ・2 3. ・28. 2 ・6. 7 69. 計. 219.

(3) . . 山本道隆・川上幸三. 1) 健康診断時におけるう歯の有無とその本数について 2) う歯認知 時の感想について 3) う歯の治療行動の有無について 4) う歯に関する知識につ いて 5) う歯予防に関する知 識について 6) う歯予防に関 する実践事項について 7) 歯痛経験とその感想について 8) 歯みがき実施 時間について 9) 歯みがき実施 時のみがきにくい箇所について 1 0 ) 理想的歯みがき 時間について 11 ) 歯みがきやう がいの実施時について 00 G L‐2027 N, P A S C KE Y分 類 資料の分類・ 整理については, パスキー91 集計システム (外国文献社) ならびにNEC P C‐9801 DAを使用.. m. 結果ならびに考察 表2. う歯の本数と記憶による本数 1本. 2本. 3本. 4 1. 16. 17. 7 十 . 4. 4本. 1本. 13. 5 2. 5. 8. 4. 2本. 3. 5. 37. 14. 3. 34. 12. 0. 0. 7本. 8本. 明. 無回答. 計. 283. l. 1. 35. 10. 129. 0. 0. 22. 10. 97. 0. 19. 6. 88. 0. 10. 5. 51. 0. 4. 6. 28. 0. 1. 7. 26. 0. 0. 3. 14. 0. 1. 3. 11. 9. 3. 1. 21. 0. 2. 5. 0. 9本~ 無回答. 不. 10. ^ U. 8本. 9本~. 81. = V n V ^. 7本. 6本. 1. 3 1. n V. 6本. 19. 5本. 2. Q V に リ. . 5本. . 4本. . 3本. だ 。. 145. 1. 0本. 7 + . 0本. 6. 1. 1. 0. 1. 0. 0. 0. 0. 0. 0. 2. 21. 169. 80. 75. 69. 47. 28. 15. 16. 10. ,11. 86 1. 63. 769. 「表2 う歯の本数と言己臆による本数」 とは, 以下のことを示して いる. 質問項目 「春の健康診 .. 「 「 断 の と き, む し 歯 が あ り ま し た か」 に つ い て 「あ っ た」 , わ か ら な い」 か ら 選 択 し, , な か っ た」. 2 20.

(4) . う歯に関する意識と知識 (その1). かつ 「あっ た」 を選択した者は 「むし歯は何本ありましたか」 について, むし歯の本数を自分の記 憶から答えた本数を健康診断票からそれぞれの児童の本数を対比させたものである. う歯についての 健康診断票記載本数. 児童の回答した本数. を表にまとめたものである. 一例として, 児童が回答した本数2本とした人数は7 5名 であり, 健康診断票記載本数2本である 一致者が37名 7名 そのうち児童が回答した本数2本と健康診断票記載本数2本との 者は9 であり, 「 「 であることを表わしている. この表における 不明」 とは選択肢 わからない」 を選択した者を表 わ し て い る.. 表3ー1. う歯本数の実際と言剤意の一致度. 一 致. 不 ・一致. 計. 0本. 51‐2 145{ ). 138{ 48‐8 ). 283. 1本. 52{ 40‐3 ). 77{ 59‐7 ). 129. 2本. 37( 38‐1 ). 60(61‐9 ). 3本. 34{ 38‐S ). 4本. 37 ) 19{ . ‐3. 5本. 表3ー2. う歯本数の実際と記憶の一致度. 一 致. 不一致. 計. 0本. 56‐9 ) 161(. ) 122( 43‐1. 283. ※. 1本. 70( 54 ) ‐3. 59{ ) 45.7. 129. 97. ※. 2本. 57‐7 ) 56(. 42-3 } 41(. 97. 54{ 61‐4 ). 88. ※. 3本. 55( 62‐5 ). 33( 37‐5 ). 88. 62-7 ) 32{. 51. 4本. 25( 49‐0 ). 51‐0 ) 26(. 51. 53-6 ) 46 ) . 15( 13( ‐4. 28. 5本. 46‐4 ) 13(. 15(53‐6 ). 28. 6本. 13( 50‐0 ). 50‐0 13( ). 26. ※. 6本. 8( 30 ) ‐8. 69‐2 ) 18{. 26. 7本. 35 5( ) -7. ) 9(64‐3. 14. 7本. 7{ 50‐0 ). 7( 50 ) -0. 14. 54‐5 6( ). 5{ ) 45‐5. 11. 8本. 54‐5 ) 6(. 5( ) 45‐5. 11. 9( 42‐9). 57‐1 ) 12(. 21. 9本~. 9( 42‐9). 57‐1 12( ). 21. 328{ 43‐9). 56-1 ) 42G(. 748. 55 ) 415( -5. 333( 44‐5 ). 748. 8本 9本~. 1. (不一致には, 不明・無回答を含む) ※ P〈0 ‐05. ※. ※. (不一致には, 不明・無回答を含む) ※ P〈0 .05. 「表3ー1 う歯本数の実際と記憶の一致度」 は 「表2 う歯の本数と言叢瀞こよる本数」 を健康 . . 診断票記載本数 (以下実際あるいは実際の本数とする) と児童の回答した本数 (以下言己 1 意あるいは 言己瞳による本数とする) とが, 一致しているかどうかの観点からまとめたもの である. う ・歯の本数が比較的少ない1~3本の児童に自分自身のう歯の本数を間違えている者がみられる 傾向にある. 「表3-2. う歯本数の実際と 記憶の一致度」 において 「表2. う歯の本数と記憶によ る本数」 における記憶本数±1本を一致とみなした結果である (ただし, 0本については十1本) . t表3-1, 表3-2からう歯の本数が比較的少ない1~3本の 児童については, 記憶によ, る本数 221.

(5) . 山本道隆・川上幸三. に実際の本数との間に十1本あるいは-1本の本数に差異がみられる児童が比較的多い. 「表 4 ー 1 ~ 表 4 ー 5 う 歯 に 関 す る . .. 表4ー1. う歯に関する知識と治療者・未治療者 治療者. 未治療者. 計. 知識と治療者・未治療者」 は, 「治療完了者 および治療中の者 (以下両者を治療者とす る)」 と 「治療を途中でやめた者および治療 をしていない者 (以下両者を未治療者とす. 解. 125. 132. 257. 誤解・不明. 75. 75. 150. 2oo. 207. 407. 正. 計. むし歯は歯ぐきの病 気の原因になること がある P〉0‐05 } xg =0‐070{. 表4-2. う歯に関する知識と治療者・ 未治療者. 解. 正. 誤解・不明. 習慣の確立についても考えなければならな い. ま た, 「噛 む」 こ と は 「食べ る こ と」 お. 計. よび 「食べるもの」 との関連性が強く, 小 }等の疾患の観点からも 児にお ける成人病6. 170. 183. 353. 30. 23. 53. 指導が草ほ れる点でもある. 表4-2において 「むし歯は自然になお. 206. 406. } xg=1‐315{P〉0‐05. う歯に関する知 識と治療者・未治療者 治療者. 未治療者. 計. 解. 100. 103 ′. 203. 誤解・不明. lol. l04. 205. 正. おけるう歯以外の口腔疾患は増加傾向がみ )や基本的な生活 られ「噛む」ことの 必要性5. 未治療者. むし歯は自然になおる ことがある. 表4-3. 気 の 原 因 に な る こ と が あ る」 に つ い て は,. 治療者, 未治療者とともに6割程度の者が 理解しているこ とがわかる. 最近, 児童に. 治療者. 200. 計. る)」の間にう歯に関する知識の違いがみら れるか調べた結果である. 表 4 - ”こおいて 「むし歯ははぐきの病. ることがある」 すなわち歯には自然治癒能 力がないことに関する理解については治療 者, 未治療者ともに85%~90%の者が理 解している. 他の病気には自然治癒能力に よっ て回復するものも多くみ られるが, 歯 には自然治癒能力がないことは他の病気等 との対比において指導の際の重要な ポイン トとして捉えておくことが必要である. 表 4 - 3において 「むし歯がひどく なる と正しい発音ができなくなることがある」 については, 治療者, 未治療者ともに約半 数の者が理解して いることがわかる. 歯をうしなうこ とによる発音の不明瞭さや. 計. 201. 207. 408. むし歯 がひどくなると正 しい発音ができなく なること があ る. P〉0‐05 ) ×&=0‐000(. しにくさ等を乳歯から永久歯にはえかわる 時期をとらえて体験を踏まえながらの指導 が家庭においても望まれる. 表 4 -4において 「むし歯がひどく なる と生命にかか わる病気になることがある」 については, 治療者のうち理解して いる者 26.5%) 53名 ( , 未治療者のうち理解して 8.6%)少し差がみられる が 1 いる者38名(. 222.

(6) . う歯に関する意識と知識 (その1). 表4ー4. 正. う歯に関する知識と治療者・未治療者 治療者. 未治療者. 計. 体との観点のなかで捉えさせていく必要性. 53. 38. 91. を強く感じる. 表4-5において 「乳歯 (子供の歯) は. 147. 169. 316. 200. 207. 407. 解. 誤解・不明. 計. 両者ともに正解率は低い. 歯が全身に及ぼす影響を個々の器官と身. むし歯がひどくなると生命にかかわる病気になること P〈0‐05 がある ) × 8 =3‐885(. むし歯になっ ても永久歯 (おとなの歯) に はぇかわるので治療 (なおすこと) しなく てもよい」 については, 治療者, 未治療者 ともに60%代の理解がなされている. 乳歯が永久歯に及ぼす影響を理解させる ことに重点をおきつつ, 乳歯のう歯を治療 することの必要性についての指導が必要と. 表4ー5. う歯に関する知識と治療者・未治療者. さ れ る.. 有吉英樹氏によれば 「韻歯や歯ならびの 交合にしても, それらの問題は 悪さ, 不正P. 治療 者. 未治療者. 計. 131. 125. 256. 69. 82. 151. けさせれば, それですむような性質のもの ではない. 歯磨きをすればむし歯にならな い, と単純に考えている親がいまなお多い. 200. 207. 407. し, その歯磨きさえ, 家庭できちんと習慣 づけようとしない親が増えている状況を考. 幼いころから家庭で歯磨きの習慣を身につ 解. 正. 誤解・不明. 計. 乳歯 (子供の歯) はむし歯になっ ても永久歯 (おと なの歯) にはえかわるので治 療 (なおすこと) しな P〉0‐05 ) ×8 =1‐140(. くてもよい. えると, 歯磨きの指導を全く家庭にまかせ てしまうのは, 子どもの全的な発達の保障 の観点からもうなづけない. むしろ逆に, 教師は実態がそうであるからこそ, 歯磨き. 表5. う歯予防と治療者・未治療者. についての科学的な知識と技術をみずから 学び, 健康教育のなかで, 子どもに積極的 に歯磨きの指導を行う責任が増加している. 治療者. 未治療者. 計. 1 97. 9 9 1. 3 96. 76. 6 9. 1 45. と思う. さらに教師は, 子どもの食生活や家庭で. 歯科受診. 5. 4. 9. の食事の中身についても目を向ける必要が. その他. 9. 0 1. 1 9. 計. 2 87. 2 82. 5 6 9. 歯みがき・うがい 甘いものの制限. (榎数回答) 0 ) 8( P> 尤呂=0 ‐05 ‐46. あるだろう. 子どもが日々口にする人工食品は, 添加 物が多く混入され, 糖分や塩分を過度に含 んでいて, 咳みごたえのない軟らかな食品 がほとんどである. 糖分の摂りす ぎはさま ざま な 病 気 の 元 凶 に な っ て い る し, カ ル シ. ウムの不足は, 骨や歯の発達に支障をきた すだけでなく, 精神不安や集中力の欠如を もたらす. 軟らかい加工食品ばかりを 食べ ていると, 顎が発達せず, 歯ならびの悪い 22 3.

(7) . 山本道隆・川上幸三. 表6. 不正咳合の歯になるおそれがある. 井上直 彦氏は 『子どもの顎関節症が増えている』. う歯本数と治療者・未治療者 治療者. 未治療者. 計. 原因について,『軟らかいものを好んで食べ るため』 と指摘している. 食べ物を咳めな. 1本. ) 47(58‐7. 33( 41‐3 ). 80. い子と構音障害の関係についても, 最近,. 2本. 29( 41‐4 ). 5 8 41( ) ‐6. 70. 3本. ) 29{ 43 ‐9. 56 ) 37( ‐1. 66. どもをとりかこむ環境についての指摘であ. 4本. ) 20( 50-0 ) ・ 20(50-0. 40. 5本. 11( 45 ) ‐8. 54.2 ) 13(. 24. り, これから課題として解決しなければな らない多くのこと が含まれていると考えら. 6本. 6( 24 ) ‐0. 76 ) 19( ‐0. 25. 7本. ) 5( 38‐5. 8( S1‐5 ). 13. 8本. 3( 30‐0). 7{70‐0 ). 10. 9本~. 27 ) 5( ‐8. 72‐2 ) 13(. 18. ) 155{44‐8. 191(55-2 ). 346. 現代社会にお ける子どもの実態とその子. P〉0.05 } xg =14‐665{. 表7ー1. }と 述 べ ら れ て い る 研 究 さ れ て い る.」 7 .. 歯みがき 時間と治療者・未治療者 治療者. 未治療者. 計. 1分. 40( 45 ) ‐5. 54 ) 48( ‐5. ・ 88. 2分. 46‐8) 44(. 50(53-2). 94. 3分. 58( 49-6). 59{50‐4 ). 117. 4分. 7( 31-8 ). ) 15{68-2. 22. 5分. ) 33( 60 ‐0. 22{ 40 ) -0. 55. 6分. 3( 60‐0 ). ) 2(40‐0. 5. 7分. 2( ID0‐0 ). 0{ 0‐0 ). 2. 8分. 33 ) 1{ -3. 2( 66 ) ‐7. 3. 9分~. 9( 50 ) ‐0. 9( 50 ) ‐0. 18. 48‐8) 197(. 207( 51‐2 ). 404. れ る.. 「表5 う歯予防と治療者・未治療者」 . とは,「むし歯を予防するためにはふだんど のようなことに注意をしな ければならない か」 についてどのような知識や意識がある かについて, 治療者と未治療者について調 べた結果である. 治療者, 未治療者ともに 約7割の者が 「歯みがき・うがい」 をあげ ている‐ 同様に治療者, 未治療者ともおよ そ4人に1人の割合で 「甘いものを控える (制限)」 をあげている. 「虫歯は文明病である」 「砂糖のとりす , }と い っ た 表 現 に 代 ぎが虫歯をつくる!」 8 表されるいわゆる砂籾iとう歯の関係につい てもしっ かりとした認識をもっ ておくこと が重要となってくる. また, う歯になってから歯科で受診する ことにとどまらず, 積極的に予防の立場か な歯科受診について重要な課題 らの定期的、 と な っ て く る.. 「表6 う歯本数と治療者・未治療者」 . とは, 治療した者, 治療しなかった者をう 歯の本数別にまとめた結果である. 有意な 差こそみられなかっ たが, う歯の本数6本 以上のものの治療者の割合が, 治療者と未 治療者を比較すると低率であること, 逆に う歯本数1本の治療 者の割合 が58.7%と. フ こ3 = 8.519(P〉0‐05). 他に比べて少しではあるが高率であること から, う歯は本数の少ない 時にまた軽度の うちに治療することがう歯を保有している 児童にとっても治療という行動に移りやす. 224.

(8) . う歯に関する意識と知識 (その1). 表7ー2. 理想的歯みがき時間と治療者・未治療者. い の で は な い か と 考 え ら れ る.. 「表7-1 歯みがき時間と治療者・未 . 治療者」 においては 「あなたは1回の歯み. 治療者. 未治療者. 計. 1分. ) 4(40‐0. 6{60‐0 ). 10. 2分. 65‐4) 17{. 9{34‐6 ). 26. 3分. ) 49( 45‐4. 59(54‐6 ). 108. 4分. 11( 40‐7 ). 16(59‐3 ). 27. 5分. 0 5 ) 57( ‐0. 57( 50 ) ‐0. 114. 6分. 6(50‐0 ). 6{50-0 ). 12. 考える児童が結果的には治療行動にむすび. 7分. 5(55‐6 ). 4(44 ‐4). 9. つ い て い る の で あ ろ う か.「表 7 - 2. 理 想. 8分. 50 ) 4( -0. 4( 50 ) ‐0. 8. 的歯みがき時間と治療者・未治療者」 にお ける 「理想的歯みがき時間」 とは 「1回の. 50‐5 ) 47(. 46( 49.5 ). 93. 歯みがきに何分くらい時間をかけると, 歯 全体をきれいにみがくことができると思い. 200( 49-1 ). ) 207(50.9. 407. ますか」 を意味している. 表7 - 1, 表 7 - 2 に お い て い ま の 自 分. がきに何分くらい時間をかけてみがいてい. 9分~. ますか」 に対する回答時間を治療者, 未治 療者についてまとめた結果である. 治療者と未治療者の関係において,「1回の 歯みがきに5分 間かけている」 と回答した 者が33名 ( 60.0%) 治療したと答えてい る. い わ ゆ る 「3分 間歯をみがく」 よりも. 意識としてはもう少し長くみがいていると. P刈‐O5 ) x g= 4‐716(. の歯みがきに要する時間では歯全体をきれ い に み がく こ と は で き て い な い がも う 少 し. 長くみがくことにより効果的な歯みがきが 表8. う歯本数 一致と治療者・未治療者. できると考えていることがうかがえる. また, 理想的歯みがき時間においては, 治 療者, 未治療者ともに3分, 5分, 9分以 上のところに50人前後が回答している.. 治療者. 未治療者. 計. 1本. 28( 54‐9 ). 23( 45‐1 ). 51. 2本. 16( 44‐4 ). 20{55‐6 ). 36. 3本. 14( 42 ) ‐4. 19{57-6 ). 33. 4本. ) 8(42‐1. 11(57‐9). 19. 5本. ) 4(30-8. 9(69‐2 ). 13. 6本. 25‐0) 2(. 6(75-0). 8. 7本. 50-0) 2(. 2(50‐0). 4. 8本. 1( 16‐7 ). 5( 83‐3). 6. 9本~. 33-3) 3(. ) 6(66‐7. 9. の本数がそれぞれの本数で一致した者につ. 78(43‐6 ). 101( 56‐4 ). 179. いて治療, 未治療についてまとめた結果 で ある. 今回の調査結果からはう歯の本数を. 短い時間で歯みがきをしている児童にと. P〉0 } xg = 6‐915{ ‐05. って少なくとも最低3分必要と考え, 1回 3分程度歯みがきを行っている 児童が5分 あるいは9分以上, 5分程度行っ ている 児 童は9分 以上と回答したのであろうか. ここでは歯みがき時間だけでなく 「いかに みがけているか」 歯みがきの 「質」 的問題 が含まれてきているように思われる. 「表8 う歯本数一致と治療者・未治療 . 者」 とはう歯本数が記憶による本数と実際. 覚えている, いないにかかわらず治療, 未 治療という行動に差が出るとはいい難い. 225.

(9) . 山本道隆・川上幸三. ー1. 朝食後の歯みがきと治療者・未治療者 未治療者. 計. もみがく 127. 112. 239. 39. 50. 89. 166. 162. 328. 治療者. み がく. 計. 表9ー2. 就寝前の歯みがきと治療者・未治療者 未治療者. 計. いつもみがく 142. 128. 270. 24. 40. 64. 166. 168. 334. 治療者. 時 々 み がく. 計. P〉○‐05 ) フ こ3 = 2 ‐253(. Pく0‐05 ) %8= 4 ‐714(. 「 「表9ー1 朝食後の歯みがきと治療者・未治療者」 , 表9 - 2. 就寝前の歯みがきと治療者・ . )「朝食後の歯みがき」 と 「就寝前の歯みがき」 と治 台療者」 は歯みがきのなかでも 重要視される9 , 未治療者の関係についてまとめた結果である. 28名 が 「いつもみがく」 と 42名が 「いつもみがく」 , 未治療者1 ス前の歯みがきにおいて治療者1 口 しているがここでも表7ー1, 表7ー2においていまの歯みがき 時間と理想とする歯みがき時 について考えてみ たが歯みがきを実施する時も考慮に入れた 時間 について考え なければならな. お わり に. う歯に関する意識と知識について, う歯を治療した者とう歯を治療してい ない者についての比較 中心として考察をおこ なっ てきたが, 以下にまとめてみる. 比較的う歯の本数の少ない (1本~3本) 者は自分のう歯の本数を正確に言己億している者が少な 頃向にみられる. う歯に関する知識につ いてう歯あるいは歯が全身に及ぼす影響についての理解が必要であり, こ からの重要な課題と考える. う歯予防, 口腔疾患予防等の観 点か らの 「歯科受診」 がなされることが必要である. 歯をみがく 時間のみならず 「いかにみがけているか」 についての指導が蔓ほ れる. 質問紙調査にご協力して いただいた方々に深く感謝致します. 結果の一部を函館人文学会にて発表した.. 引用・参考文献 文部大臣官房調査統計企画課:平成3年度 学校保健統計調査速報 小学校・中学校・高等学校・幼稚園, 健, 2年3月号 99 29 ‐31 , 日本学校保健研修社, 1 岩山幸雄:新版 図解歯槽膿漏は歯ブラシで治そう, ppl04‐105 , プレ ー ン出 版, 1991年 前掲載書 1) 9 97 2 2 23 ‐ 1 川上幸三:う歯予防の認識と実践に関する研究, pp1 , 北海道教育大学紀要第1部C, 29巻第2号, 1.

(10) . う歯に関する意識と知識 (その1) 5) 長谷川正康:噛む pp21 24 ‐ 9 91年 , 求龍堂, 1 6) 玉沢 昭:現代の子供のからだ -- 小児成人病を中心に, 公衆衛生, pp29 6‐ 30 0 1年5月号 99 , 医学書院, 1 7)有吉英樹:西内先生の授業を参観して 歯矛綿呆健教育に新たな地平を切り拓いた実践, 歯科保健教育を考える1, 小学校低学年における歯矛剰呆健教育, pp2 4‐ 25 2年 9 , 丸森賢二編, 医歯薬出版社, 19 主婦 8) 田沼敦子:元気な子供の歯をつくる, pp8 9 2‐ 87 1 9 0年 の友社 , , 9) 前掲載書 2) pp3 8‐3 9. (山本道隆 本学助教授函館分校) 01 1上幸三 本学教授函館分校). 227.

(11) . 山本道隆・川上幸三. ・ し む. 歯. に. つ. い. て. の. 保. 健. 調. 査 北海道教育大学函館分校 養護教育教室. これはみなさんの 歯, とくにむし歯の予防について調べ ます。 自分で考えて, 答えてください。・. ) 小学校. ( 氏 名. ※1. 4, 5はそれぞれ一つ0でかこんでください。 1. 春の健康診断のとき, むし歯がありましたか。 ウ. わからない イ. なかっ た ア‐ あった ↓ ※アに○をつけた人は次の1~3を答えてください。 )本 1 .むし歯は何本ありま したか ( 2 .むし歯があること がわかったときの感想を. 年. 組. 男・女. (. ). 5. あなたはいままでに, むし歯になっ て歯が痛くなっ たことがありますか。 ア. あ . る. イ. な. い. ※アに○をつけた人は答えてください。 歯が痛くなっ たときの感想を響いてください。. 書いてください。. 3 .そのむし歯を治療 (なおすこと) しましたか。 ウ. 治療してい イ. 治療中 ア. 治療した たがやめた. 6. あなたは1回の歯みがきに何分く らいの時間をかけ てみがいていますか。 (. )分. オ. 治療していない. 次の1~5はむし盤について書いて あります。 正. 7. あなたが歯をみがくとき, みがきにくいと思うとこ よどこですか。 ろ‘. しいと思うものに○, まちがっていると思うもの に×, わからないものに△をつけてください。 ) むし歯は歯ぐきの病気の原因になるこ 8. 1回の歯みがきに何分くらいの時間をかけると, 歯 1 .( 全体をきれいにみがくことができると思いますか。 とがある 2 .( 3 .(. ) むし歯がひどく なると正しい発音がで. 4 .(. ) むし歯がひどく なると生命にかかわる. 5 .(. ) 乳歯 (子供の歯) はむし歯になっ ても. (. ) むし歯は自然になおることがある きなくなることがある 病気になることがある 永久歯 (おとなの歯) にはえかわるの で治療 (なおすこと) しなくてもよい. むし歯を予防するためにふだんどんなことに注意 しなければならないと思いますか。 実行していな くてもかまいませんので知っていることを書いて くださいo. )分. 9. あなたはいつ歯みがきやうがいをしていますか。 次 の表に記入してください。 ア~オを何度使ってもか まいません。 ア. いつも歯をみが〈 イ. ときどき歯をみがく ウ. いつもうがいをする エ. ときどきうがいをする オ. なにもしない. 朝 (朝食前) 朝 (朝食後) 昼 (給食後) 夕食後 夜寝る前 おやつ の後. むし歯を予防するために, ふだんあなたが実行し →※アに○をつけた人, それはどんなことですか。 ていることや注鯨していることがありますか。 イ. な い ア. あ る. ご協力ありがとう ございました. 228.

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参照

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