• 検索結果がありません。

インスリン非依存型糖尿病 (NIDDM) における足底圧に関する研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "インスリン非依存型糖尿病 (NIDDM) における足底圧に関する研究"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

原  著 〔東女医大誌 第64巻 第4号頁277∼287平成6年4月〕

インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)における

足底圧に関する研究

東京女子医科大学 第三内科学教室(主任:大森安恵教授)        オカ   ザキ   ヨシ    エ

        岡 崎 慶 江

(受付 平成5年11月11日) Stlldy on Plantar Pressure of Patients w互th Non・lnsulin・Dependent        Diabetes Mellitus(NIDDM)

       Yoshie OKAZAKI

Department of Medicine III(Director:Prof. Yasue OMORI)      Tokyo Women’s Medical College   Plantar pressure iH NIDDM(non並sulin・dependent diabetes me11量tUs)is one 6f the factors .responsible for lesions. The objective of this study was to measure the plantar pressure of normal controls and NIDDM patients usi耳g’ ≠cynamic Pressure Analyzer. with Piezoelectric Sensing Computer System, to evaluate the standard plantar pressure values, and to investigate the relat量on between plantar pressure and foot lesions in NIDDM.   The sublects were 112 NIDDM patients and 109 normal controls. Fifty of these 112 diabetics had foot lesions and 62 did not. All diabetics we止e examined for foot pulses, and none had inpaired foot. circulation. Their age was from 40 to 69 years old。   Average plantar pressure ln the NIDDM patients ranged from O.14 to 1.45 kg/cm2,0.24 to 1.36 kg/cm2 in controls。 Plantar pressures over 1.O kg/cm2 were evaluated as.‘‘high”.   The highest plantar pressufe was found in forefoot of both normal controls and diabetics. There was no difference between men and women, or between the right and left foot.   Foot lesions were seen mainly in the toes,but plantar pressure in the toe area was not the highest.   It was concluded that in diabetics there is no correla近ion between plantar pressure and foot lesions in the absence of ischemia..          緒  言  糖尿病の合併症として網膜症,腎症,神経障害 および冠動脈疾患とならんで,最近,糖尿病性壊 疽を含む足病変をもつ症例が増加している.

 糖尿病老ことにインスリン非依存型糖尿病

(MDDM)の足病変を誘発する幾つかの要因が報 告1)∼13)されている.その中で足底圧は重要な位置 を占めていながらゴ高い足底圧という表現でしか 示されていない.今回健常者およびNIDDMの足 底圧を計測し,足底圧の加齢に痒う変化および NIDDMの足病変形成への関与について検討した.         対象と方法  1.対象

 40歳から69歳までのNIDDM 112名を対象と

し,年齢およびbody mass index(BMI)をマッ チさせた足病変のない健常者109名を対照とした.  対象のNIDDMの年齢分布は,.40歳代男性19 名,女性13名,50歳代男性20名,女性20名,60歳 代男性20名,女性20名である.健常対照者は40歳 代男性20名,女性20名,50歳代男性19名,女性20 名,60歳代男性10名,女性20名である.各年代に

おける糖尿病者のBMIは男女とも平均21.1∼

(2)

表1 対象

健常者(109例) 糖尿病者・NIDDM(112例)

40歳 代 50歳 代 60歳 代 40歳 代 50歳 代 60歳 代

男性;女性 男性i女性

男性;姥

男性;女性 男性;女性

男性i姓

対象数

20i20

19120

10i20

1gi13

20i20

20i20

年齢(歳)    1S4.7  144.6@±2.7: ±2.6   伽    } T3,9  ;54.7 @±3.3: ±2,2   欄    1 U3.3  1641 @±3.31 ±2,6   」    「 S5.0  145.2 @±2.51 ±2.9   幽    1 T5.4  155.8 @±2.21 ±1.9   1    1 U48  163.9 @±2.81 ±2.5   1

BMI

23.4 i21.5 ±2.21 ±1.4   1

22.2 i23.3±3.2;±2.8 23.8i23.4 ±2.91 ±2.8   幽 23.1 i2L1 ±3.51 ±3.O   l

23,1 i23.1±2.5;±3.7 23.o i23,2±2・oi±3・4 罹病期間 @(年)    1 W.5  113.0 }6.Ol ±6.9   幽 17.2 i9.9 ±8.51 ±6,4   1    ∼ P4.3  :17,3 @±8.71 ±8.5   1 NIDDMは,全例,血流障害のないものを対象として選んだ。 NIDDM112例中,足病変のあるものは50例で,ないものは62例であった。 BMI:body mass index (mean±SD) 23.2で,検査時までの罹病期間は平均8.5∼17.3年 であった(表1).  NIDDMの症例は,全例,足背動脈が触知され, 血流障害のないものを対象としたが,血流障害と は関連のない足病変すなわち勝股や鶏眼等の角質 異常および潰瘍と壊疽のあるものは50例で,ない ものは62例であった.神経障害の判定は,神経伝 導速度,振動覚,温痛覚を検査し,いずれか1つ でも低下しているものを神経障害あり,これらす べてが正常のものを神経障害なしとした.  2.足底圧の測定方法  足底圧の測定には村田製作所製の「圧電式圧力 分布センサーシステム」を用いた瑚.同システムは 圧センサーを敷きつめたプレート2枚と,コン ピューターおよびインターフェイスより構成さ れ,被検者に圧力センサープレート上を左右片足 ずつ歩行させ,動的足底圧を経時的にコンピュー ターに取り込みデータを解析した.Boultonら4)の 足底分画を参考にして足底を図1に示すごとく, 1;踵部,2;中央部,3;前足部,4;足趾部 の4分画大別し,さらに,3の前足部は面積が横 に長くかつ病変が散在するために3a;内側部, 3b;中央部;3c;外側部と細分画を加え,各部位 におけるピーク圧を算出した.4の足趾部は種々 の形態があり,足趾全体を一括した分け方では不 十分でありまた,母趾は歩行時の最後の荷重がか かる部位で第2趾から第5趾に比べ病変も多いた め特に母趾を独立させ,領域4aと細分した(図 大別分画 ド1;卜

3前足部

2中央部 1踵 部       4a       母 趾 細分画 3a 内足部 3b 中央部 3c 外足部 2中央部 1踵 部 図1』 aoultonらの分画4)を参考にした足底の各領域 1).意有差検定にはStudent’s・t−testを用いた.          結  果  1.健常老における年代別,男女別,左右別の足 底圧  健常者の各部位における足底圧の平均値を表2 に示した.40歳代男性の右足では平均0.37∼1.32 kg/cm2に分布し,領域3bで平均1.32kg/cm2と最 も高値を示した.健常者女性,40歳代右足では平 均0.29∼1.25kg/cm2に分布し,領域3bで平均 L25kg/cm2と最も高値を示した.男女ともに加齢 による変化および左右差は認められなかった.  また,男女差は各年代,左右足ともに認められ なかった.

(3)

男 性 女 性  表2 健常者における年代別,男女別の足底圧 右   足       左 足 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60歳代 領域 N=20 N=19 N=10   領域 N=20 N=19 N=10 R1 0.91±0.19 0.80±0.22 0.78±0.21   L1 0.90±0.24 0.87±0.17 0.89±0.25 R2 0.37±0,14 0.26±0.16 0.24±0.14   L2 0.35±0.15 0.27±0,16 0.26±0.11 R3 0.89±0,19 0.91±0.18 0.75±0.20   L3 0.89±0.18 0.85±0.18 0.71±0,20 R4 0.54±0.16 0.46±0.19 0.48±0.20   L4 0.58±0.18 0.53±0.16 0.44±0.21 R3a 0.74±0,26 0.63±0.30 0.49±0.20   L3a 0.76±0.35 0.61±0.30 0.61±0.22 R3b 132±0.35 1.34士0.25 1.12±0.31   L3b L28±0.23 1.36±026 LO2±0.38 R3c 0.48±0.18 0.51±0.17 0.49±0.21   L3c 0.59±0.20 0.52±0.’16 0.47±0.17 R4a 0.76±0.20 0.63±026 0.66±0.32   L4a 0.82±0.32 0.69±0.23 0.61±0.30 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60歳代 領域 N=20 N=20 N=20   領域 N=20 N=20 N=20 R1 0.72±0.19 0;77±0.18 0.76±0.17   L1 0.84士0.17 0.75±0.21 0.77±0.15 R2 0.29±0.10 0.25±0.16 0.38±0.17   L2 0.35±0.26 0.37±0.15 0.41±0.19 R3 0.82±0.14 0.82±0.16 0.84±0.12   L3 0.90±0.14 0.81±0.17 0.81±0ユ0 R4 0.52±0.15 0.47±0.14 0.44±0,16   L4 0.52±0.16 0.47±0.16 0,38±0.15 R3a 0.71±0.28 0.65±0.17 0.71±0.24   L3a 0.68±0。19 0.57±0.20 0.66±0.19 R3b 1.25±0.27 1.20±0.30 1.24±026   L3b 1.36±0.27 L24±0.27 1.19±0.25 R3c 0.43±0.15 0.51±0.20 0.47±0.23   L3c 0.52±0.25 0.52±0.17 0.50±0.17 R4a 0.68±0.25 0.67±0.26 0.58±0.22   L4a 0.63±0.24 0.60±0.23 0.53±023 年代田・性別・左右別の足底圧に差はなく,前足部で最高圧を示した. (mean±SD kg/cm2)  2.糖尿病者における年代別,男女別,左右別の 足底圧、  糖尿病者の足底圧を表3に示した.40歳代男性 の右足では平均0.31∼1.36kg/cm2に分布し,領域 3bで平均1.36kg/cm2と最も高値を示した.糖尿 病者女性,40歳代右足では平均0.14∼1.20kg/cm2 に分布し領域3bで平均1.20kg/cm2と最も高値を 示した.男女ともに加齢による変化および左右差 は認められなかった.  また,男女差は各年代,左右とも認められなかっ た.  3.足病変のない糖尿病者における年代別,男女 別,左右別の足底圧  足病変のない糖尿病者の足底圧を表4に示し た.40歳代男性の右足では平均0.28∼1.34kg/cln2 に分布し,領域3bで平均1.34kg/cm2と最も高値 を示した.女性の足底圧も40歳代右足では平均 0.11∼1,19kg/cm2に分布し,領域3bが平均1.19 kg/cm2と最も高値を示した.男女ともに加齢によ る変化は認められず,左右差も認められなかった.  また,男女差は各年代,左右とも認められなかっ た.  4.足病変を有する糖尿病者における年代別,男 女別,左右別の足底圧  1)足病変の分布  足病変は50例にみられ,勝抵,鶏眼等の角質異 常および潰瘍と壊疽であり,その存在部位は次の ごとくであった.  角質異常のうち鶏眼は前足部内側に1個,前足 部外側に2個,母趾に2個,母趾を除く足趾部に 2個認められ,腓腫は前足部内側に3個,母趾に 4個認められた.

(4)

男 性 女 性 表3 糖尿病者における年代別,男女別の足底圧 右   足       左 足 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60歳代 領域 N=19 N;20 N=19   領域 N=19 N;20 N=20 R1 0.87±0.22 0.93±0.39 0.99±0.36   L1 0.95±0.34 0.88±0.26 0.92±0.24 R2 0,31±0.33 0.26±0.26 0.20±0ユ7   L2 0.21±0.15 0.21±0.20 0.22±0.15 R3 0.94±0.17 G.97±0.28, 0.86±0.30   L3 1.03±0.28 0.89±0.27 0.95±0.22 R4 0.49±0.44 0,51±0.31 0。52±0.22   L4 0.43±0,25 0.44±0.23 047±0.19 R3a 0.81±0.24 0.78±0,48 0.73±0.37   L3a 0.78±0.31 0.68±0.30 0.73±0.35 R3b 1.36±0.40 1.34±0.40 1.28±0.40   L3b 1.45±0,47 1.32±0.55 1.39±0.34 R3c 0.58±0.26 0.66±0.21 0.46±D.19   L3c 0.62±0.36 0.52±0.16 0.53±024 R4a 0,55±0,45 0.59±033 0.59±029   L4a 0.56±0.33 0.58±0.41 0.59±0.28 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60歳代 領域 N二13 N=20 N=20   領域 N=13 N=20 N=20 R1 0.80±027 0.86±0.21 0.82±0.32   L1 0.67±0.24 0.85±025 0.67±0.29 R2 0.14±0.12 0.23±0,25 0.35±0.25   L2 0.22±0。21 0.26±0.19 0.38±0.50 R3 0.83±0.32 0.86±0.24 0.85±0.25   L3 0.91±035 0.91±0.24 0.81±0.32 R4 0.54±0.17 0.48±0.27 0,41±0.20   L4 0.47±0.25 0.44±G.18 0.37±Gユ5 R3a 0.72±0.32 G.78±0.33 0.62±0.30   L3a 0.64±0.29 0.73±0.40 0.68±0.43 R3b 1.20±0.45 126±0.43 1.28±0.61   L3b 1.38±0,68 1.28±0.42 1.15±0.40 R3c D.43±0.15 0.51±0.17 0.57±0.22   L3c 0.53±0.20 0.54±0.15 0.46±0.19 R4a 0.62±0.23 0.56±0.41 0,48±0.27   L4a 0.66±0,42 0.55±0.25 046±0.25 年代別・性別・左右別の足底圧に差はなく.,前足部で最高圧を示した. (mean±SD kg/cm2)  潰瘍は踵部に3個,前足部内側に15個,前足部 中央に5個,前足部外側に6個,前足部全体にわ たる大潰瘍は2個,母趾に20個,母趾を除く足趾 部に20個認められた.  壊疽は母趾に5個,母趾を除く足趾部に5個認 められた.  2)神経障害の有無  足病変を有する50例中,神経障害のあるものは 49例(98%)で,足病変のない62例中,神経障害 のあるものは44例(71%)であった.  3)足病変を有する糖尿病者の足底圧(表5)  40歳代男性の右足では平均0.35∼1.39kg/cm2 に分布し,領域3bで平均1。39kg/cm2と最も高値 を示した.女性の足底圧は,40歳代右足において 平均0.19∼1.11kg/cm2に分布し領域3bで平均 1.11kg/cm2と最も高値を示した.男女ともに加齢 による変化および左右差は認められなかった.  5.足病変を有する糖尿病者の年代別,左右別足 底圧の性別比較  足病変を有する糖尿病者の足底圧をそれぞれ男 女の性別で比較した(表5).右足と左足に分け, さらに40,50,60歳代と年代別に分けて男女差を 比較した.右足では40,50歳代では領域1,2, 3,4,3b,3c,4aで男性が女性より高値を示し たが,有意差は認められなかった.60歳代では領 域1,3,3a,3bで男性が女性より高値を示した が,有意差は認められなかった.  左足では,40,60歳代では領域1,3,4,3a, 3b,3c,4aで男性が女性より高値を示した.特に 40歳代の領域1と60歳代の領域1,4においては, 男性が女性より有意に高値を示した(p<0.02, p<0.05).50歳代では,領域1,3,4,3a,3b,

(5)

表4 足病変のない糖尿病者における年代別,男女別の足底圧   右   足      左   足 男 性 女 性 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60歳代 領域 N=11 N二7 N=11   領域 N=11 N=7 N二11 R1 0,84±0.17 0.82±0.40 0.90±0.20   L1 0.80±0.25 0.81±0.25 0.85±0.22 R2 0.28±0.21 0.27±0.25 0.14±0.15   L2 0.21±0.16 0.09±0.!4 0.23±0.17 R3 0.92±0.14 0.89±0.16 0.73±0.23   L3 0.93±0.22 0.78±0.19 0.87±0.16 R4 0.53±0.54 0.44±0.37 0.54±020   L4 0.40±0.13 0.41±0.20 0.43±0.13 R3a 0.81±0.27 0.57±0.25 0.65±023   L3a 0.78±0.25 0.61±0,28 0.60±0.21 R3b 1,34±0.26 1.27±0.19 1.15±0.28   L3b L32±0.30 1.14±0.39 1.36±0.37 R3c 0.54±0.24 0.81=ヒ0.22 0.38±0.12   L3c 0.57士0.23 0.58±0.18 0.48±0.18 R4a 0.58±0.53 0.50±0.40 0.64±030   L4a 0.54±0.27 0.51±0.36 0.58±0.19 40歳代 50歳代 60歳代 40歳月 50歳代 60歳代 領域 N=8 N=10 N=15   領域 N=8 N=10 N=15 R1 0.76±0.31 0.81±0.22 0.75±0.29   L1 0.67±0.19 0.80±0.29 0.69±0.24 R2 0.11±0.11 0.24±0.32 0.38±0.28   L2 0.15±0.19 0.24±0.21 0.25±0.16 R3 0.83±0.32 0.88±0.22 0.82±0.31   L3 0.81±0.19 0.90±0.22 0.78±0.23 R4 0,60±0.13 0.53±0.25 0.37±0.20   L4 0.55±0.19 0.38±0.15 0.42±0.13 R3a 0.74±0.38 0.77±0.31 0.62±0.30   L3a 0.63±0.32 0.65±0.40 0.65±0.30 R3b 1.19±0.45 1.36±0.54 1.26±0.71   L3b 123±0.39 1.40±0.35 1.17土0.32 R3c 0.46±0ユ6 0.52±0.10 0.50±0,24   L3c 0.48±0.14 0,48±0.15 0.47±043 R4a 0.66±0.18 0.65±0.38 0.44±0.27   L4a 0,78±0.35 0.53±:0.22 0.54±0.24 年代別・性別・左右別の足底圧に差はなく,前足部で最高圧を示した. (mean±SD kg/cm2) 4aで男性が女性より高値を示したが有意差は認 められな:かった.  6.糖尿病者の各年代における足病変の有無と 足底圧  糖尿病者の各年代における足病変の有無と足底 圧を男性において比較したものが,図2である.  右足では,40歳代の領域1,2,3,3b,3cと 50歳代の領域1,3,4,3a,3b,4aで足病変を 有する群が,有しない群に比して高値を示したが, 有意差は認められなかった.60歳代では領域1, 2,3,3a,、3b,3cで足病変を有する群が有しな い群に比し高値を示し,特に領域2,3,3cでは 有意であった(p〈0.05).  左足では,40十代の領域1,3,4,3b,3c, 4aで足病変を有する群が,有しない群に比して高 値を示し,特に領域1では有意に高値を示した (p〈0.05).また,50歳代の領域1,2,3,4, 3a,3b,4aと60三代の領域1,3,4,3a,3b, 3c,4aで足病変を有する群が,有しない群に比し, 高値を示したが有意差は認められなかった.  女性においては,足病変を有するものと足病変 のないものとの間に,有意差は認められなかった.  足病変は主に4の足趾部分に認められた.足趾 部4および母趾領域4aの足底圧は,表5に示すご とく,足趾部4では平均0.23∼0.54kg/cm2,母趾 領域4aでは平均0.27∼0.69kg/cm2と,最高圧を 示した領域3bの足底圧よりも低値であった.  7.足底圧正常上限値の設定  8分画における各足底圧値のmean+SDは1.O kg/cm2未満を示すものが多く80%を占め,1.O kg/cm2以上を示すものは表2,3に示すごとく 20%と少数であった.従って,1.Okg/cm2を足底圧

(6)

表5 足病変を有する糖尿病者の年代別,男女別の足底圧  右   足       左  .足 男 性 女 性 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60歳代 領域 N=8 N=13 N=8    領域 N=8 N=13 N=9 R1 0.91±0.29 0,96±0.38 1.11±0.49   L1 1.15±0.36 0,93±0.27 0.99±0。27 R2 0,35±0.47 0.25±0.28 0.29±0.17   L2 0.21±0.14 0.22±0.17 0.21±0.14 R3 0.97±0.21 0.97±0.34 LO4±0.31   L3 1.16±032 0.95±0.29 1.05±0.25 R4 0.43±0.30 0.54±0.31 0.49±0.26   L4 0.47±0.36 0.50±0.26 0.53±0.24 R3a 0.80±0,22 0.83±0.56 0.85±0.49   L3a 0.78±0.39 0,83±0。41 0,88±0,44 R3b 1.39±0.55 132±0.50 1.46±0.49   L3b 1.63±0.62 L38±0.62 1.43±0.31 R3c 0.64±0.30 0.58±0.16 0.57±0.24   L3c 0.70±0.49 0.50±0.15 0.58±0.31 R4a 0.51±0.35 0.64=ヒ0.34 0.54±0.29   L4a 0.60±0.43 0.69±0.44 0.61±0.38 40歳代 50歳代 60歳代 40歳代 50歳代 60立代 領域 N=5 N=10 N=5    領域 N=5 N=10 N=5 R1 0.75±0。30 0.93±0.20 0.95±0.41   L1 0.65±0.31 0.82±0.34 0.51±0.40 R2 0.19±0.10 0.20±0.17 0.37±0.26   L2 0.37±0.15 028±0.19 0.76±0.91 R3 0,79±0.33 0.86±0.26 0,78±0.20   L3 0.99±0.54 0.90±0.27 0.82±0.53 R4 0.35±0.20 0.40±0.29 0,52±0,17   L4 0.33±0.26 0.45±0.20 0.23±0.18 R3a 0.69±0.16 0.84±0.37 0.43±0.09   L3a 0.58±0.27 0.74±0.38 0.82±0.70 1 R3b 1.11±0.50 1ユ8±0.23 1.14±0.38   L3b 1.51±1.02 L24±0.51 1.00±0.59 R3c 0.49±030 0.52±0.23 0.70±0,23   L3c 0.66±026 0.62±0。13 0.47±0.34 R4a 0.43±0.36 0.39±0.38 0.61±0.18   L4a 0.39±0.42 0.52±0.29 0,27±0.24       (mean±SD kg/cm2) 前足部と踵部の高足底圧パターンを示した.足病変を有する糖尿病者の足底圧は,足病変のない糖尿病者に比 し,男性では高値を示した.左足では40歳代の領域1と60歳代の領域1,4においては,男性が女性より有意 に高値を示した(pく0.02,pく0,05). 正常上限値と設定した.  8.足底圧値が1.Okg/cm2以上の高値を示した 領域  1)健常老の足底圧において1.Okg/cm2以上の 高値を示した領域  図3に示すごとく,健常者男性の足底圧におい て1.Okg/cm2以上を示した領域は3bで,次いで部 位別にみると3,1が高値を示した.  健常者女性においては領域3bに続いて部位3, 1が高値を示した(図3).  2)糖尿病者の足底圧において1.Okg/cm2以上 の高値を示した領域  図4に示すごとく,糖尿病者男性の足底圧にお いて1.Okg/cm2以上を示した領域は3bで,次いで 部位別にみると3,1が高値を示した.  また,表3,図4に示すごとく,糖尿病者男性 の40歳代左足では部位3も1,0kg/cm2以上の高値 を示した.  糖尿病者女性においては領域3bに続いて部位 3,1が高値を示した(図4).  3)足病変りない糖尿病者の足底圧において.1.O kg/cm2以上の高値を示した領域  図5に示すごとく,足病変のない糖尿病者男性 の足底圧において1.Okg/cm2以上を示した領域は 3bで,次いで部位別にみると3,1が高値を示し た.  足病変のない糖尿病者女性においては領域3b に続いて部位3,1が高値を示した(図5).

(7)

男 性

右 足 足 底 圧

     40歳代

(kg/cm2)       病変なしN=11          病変ありN=8 (kg/cガ) 3 2 1 3

50歳代

   病変なしN=7    病変ありN=13 (kg/cmε) 2 1 3    羅綴なし    ■■綴あり

60歳代

   病変なしN=11    病変ありN呂8 2 1 P剰α5 馴05 P剰05

12343a 3b 3c 4a  12343a 3b 3c 4a  12343a 3b 3c 4a

左 足 足 底 圧      領  域          病変なしN嵩11 (kg/cm【)       病変ありN=8 (kg/c旧り 3 2 1 P再05 3 病変なしN雲7       病変なしN旨11 病変ありN富13 (kg/cmり        病変ありN=9 2 1 3 2 1  1   2   3   4   3a  3b  3c  4a        1   2   3   4   3a  3b  3c  4a        1   2   3   4   3a  3b  3c  4a       領  域         図2 糖尿病者の各年代におけ’る足病変の有無と足底圧 足病変を有する糖尿病老の足底圧は,足病変のない糖尿病者に比し,男性では高値を示した。特に, 60歳代右の領域2,3,3bと40歳代左の領域1では,足病変を有する方が有しない方に比し,有意 に高値を示した(p<0.05).  4)足病変を有する糖尿病者の足底圧において 1.Okg/cm2以上の高値を示した領域  図6に示すごとく,足病変を有する糖尿病者男 性の足底圧において1.Okg/cm2以上を示した領域 は3bで,次いで部位別にみると3,1が高値を示 した.足病変を有する糖尿病者男性の60歳代右足 では部位3,1も表5,図6に示すごとく1,0kg/ cm2以上の高値を示した.  また,表5,図6に示すごとく,足病変を有す る糖尿病者男性の60歳代左足の部位3と40歳代左 足の部位3,1も1.Okg/cm2以上を示した.  足病変を有する糖尿病者女性においては領域3b に続いて部位3,1が高値を示した(図6).足病 変を有する糖尿病者女性の60歳代左足では領域 3bに続いて部位3,2が高値を示した(図6).          考  察  本研究においては足底分画はBoultonら4)の方 法を参考にして8分画を用いた.これは日本人の 体格,生活習慣の相違を配慮したものである.  健常者,糖尿病者いずれにおいても各年代,男 女,左右をとわず足底圧は領域3bを頂点とする前 足部が最も高く,次いで踵部1の圧が高値を示し た.これは前足部と踵の高足底圧パターンを示し たCavanaghらの報告15)と一致する.  更に糖尿病者では足病変の有無に関係なく前足 部の圧が最:も高く,次いで踵部の圧が高値である という同様の結果を得た.これより,糖尿病者の 足病変形成には,足底圧が単独で関与するのでは なく神経障害,血管・血流障害,足の変形,関節 可動域制限などの要因が相互に絡んで形成される と考えられる.  Simsら1)やBrand16)は足病変形成について水 平方向へのずり応力の影響を提唱した.糖尿病者 の足病変は最高足底圧値の領域3bではなく,これ

(8)

男性 右足

40歳代

左足 右足

50歳代

左足 右足

60歳代

左足    足底圧 麗翻1.Okg/cm2以上 匿霧0.75∼0.99kg/cm 2 匿嚢嚢】0.50∼0.74kg/cm 2 [=]0.00∼0.49kg/cmz 女性       図3 健常者における足底圧高低の分布 各年代,男女,左右とも前足部の領域3bで1.Okg/cm2以上の高値を示した. 男性 右足

40歳代

左足 右足

50歳代

左足 右足

60歳代

左足    足底圧 腰勘.Okg/cm 2以上 %0.75∼0.99kg/cm 2 匿蓬蓼0.50∼0.74kg/cm 2 □0.00∼0.49kg/cm 2 女性        図4 糖尿病者における足底圧高低の分布 各年代,男女,左右とも前足部で1.Okg/cm2以上の高値を示した.

(9)

男性 右足

40歳代

左足 4 右足

50歳代

3a 左足 3b ユ 2 4 3 右足

60歳代

左足    足底圧 麗1.Gkg/c皿2以上 %0.75∼0.99kg/cm 2 匿藝覇0.50∼0.74kg/cm 2 □0.00∼0.49kg/cm 2 女性          図5 足病変のない糖尿病者における足底圧高低の分布 各年代,男女,左右とも前足部の領域3bで1.Okg/cm2以上の高値を示した. 男性 右足

40歳代

左足 右足

50歳代

左足 右足

60帯代

左足    足底圧 騒1.Okg/cm 2以上 彫0.75∼0.99kg/cm2 匿甕翌0.50∼0.74kg/cmz []0.00∼0.49kg/cm 2 女性 4 ・・ C…馨    勿3a   ち3b後  .3 3 2 1 3a. 4 3b』  読  3 1 2         図6 足病変を有する糖尿病者における足底圧高低の分布 各年代,男女,左右とも前足部と踵部の高足底圧パターンを示した。

(10)

よりは圧の低い足趾部4と母趾領域4aに多く分 布を認めた.この結果より足病変形成には垂直足 底圧の関与のみな:らず,水平方向へのずり応力の 影響も考えられた.  今回計測した足底二値は,検査室内での低速度 歩行という条件下での結果である.日常生活では, これ以上の歩行速度,歩行時間,歩行距離,およ び歩行姿勢など種々の日常生活活動がおよぼす足 への荷重負荷の関与も考えられる.  足病変を有する糖尿病者の足底圧における男女 差についての研究で足病変を有する糖尿病者で は,左右ともに男性の方が女性に比し,高足底冷 値を示す傾向が認められた.また,糖尿病者男女 の各年代における足病変の有無と足底圧について の研究で男性においては足病変を有する方が,有 しない方に比し,各年代,左右ともに高い傾向を 示した.しかしながら,女性においては,このよ うな差は認められなかった.これらの結果より糖 尿病者における足病変形成因子としての足底圧に 性差の関与が示され,その原因としては,男女の 股関節の解剖学的相違,歩幅の違い,足底面での クッション構造の性差,すなわち,皮下脂肪,筋 肉の萎縮の有無が考えられる.  糖尿病者全体で領域3b以外で足底圧1.Okg/ cm2以上を示した部位は40歳代男性の左部位3で あった.この理由としては,縦アーチ構造が保た れかつ,前足部の横アーチ構造が消失した前方凸 型変形13)の結果が考えられる.  足病変を有する糖尿病者で領域3b以外で足底 圧1.Okg/cm2以上を示した部位は男性の40歳代左

領域3,1,60歳代右領域3,1および左領域3

であった.この理由は以下のように考察される.  足病変を有する例では糖尿病性神経障害17),代 謝異常3),足にかかる種々のストレス16)18)により足 底組織に変化を来し3),その結果,足の構造異 常5)12)13)が種々の形で起こったためと考えられる.  足病変を有する糖尿病者男性の60歳代右領域 3aで高足底圧気を示した理由は以下のように考 察される.  外反扁平化13),重心の不均衡による右への重心 移動が考えられる.前者に関しては,老化に加え 糖尿病により足関節の正常構造保持に破綻を生じ る13).その結果,仮性扁平足化を来し,前足部領域

3aへの荷重のシフトがみられ圧分布異常が起

こったと考えられる.  後者に関しては,脊柱や躯幹のバランスに関与 する筋肉が糖尿病のために,萎縮しさらに関節可 動域制限3)が複雑に絡み生じると考えられる.  足病変を有する糖尿病者女性の60歳代左部位2 で足底圧高値を示した理由は以下のように考察さ れる.  糖尿病性神経障害により足の縦アーチが低下 し,その結果,シャルコー関節にいたることが報 告13)されており,この関与が考えられる.  今までなかった足底圧正常上限値を考察するた めに足底圧を計測し,その分布を調べた.健常者 109例,糖尿病者112例の足底圧値を検討した結果, 健常者の足底圧正常上限値は1.Okg/cm2と設定で きた.  測定方法が本研究とは異なるが,Boultonらの 報告4)やFernandoらの報告5)による高い足底圧 は1.Okg/cm2以上のものであった.  本研究では,健常者の中にも,細分画領域3bで 足底圧1.Okg/cm2以上を示すものもいたが,これ は体重保持の観点からして,この領域3bに最も体 重がかかるためであり,病因とは別に考える必要 がある.  今後,更なる検討を加えることにより,この正 常上限値として設定した足底圧点1.Okg/cm2には 大きな意味合いが出てくることも期待できる.          結  論  1.健常者の足底圧は平均0.24∼1.36kg/cm2 で,前足部が最も高値を示した.年齢,男女,左 右差は認められなかった.  2.糖尿病者の足底圧は平均0.14∼1.45kg/cm2 で,前足部が最も高値を示し,年齢,男女,左右 差は認められなかった.

 3.足病変のない糖尿病者の足底圧は平均

0.11∼L40kg/cm2で,前足部が最も高値を示し, 年齢,男女,左右差は認められなかった.  4.足病変を有する糖尿病者の足底圧は平均 0.19∼1.63kg/cm2で,前足部と踵部の高圧パター

(11)

ンを示した..年齢.,.左右差は認められなかったが, 男女差については,男性の方が女性より高値を示 した.   5.以上の結果から足底圧.1.Okg/cm2を正常上 限値と設定することができた.   6.足病変を有する糖尿病者の足底圧は,.亭亭.変 のない糖尿.病者に比し,男性では高値を示した.   7.足病変は,最高足底圧領域とは異なる足趾部 に主に分布し,足底圧高値は虚血が関与しない糖 尿病.者の足病変形成の主たる成因ではないことが 示唆された.   稿を終えるにあたり,御指導,御校閲を賜りました 大森安恵教授に深く感謝申し上げます.また,終始, 御指導,御鞭達くださいました新城孝道講師に深謝い たしますとともに,御協力を賜りました教室員各位に 厚く御礼申し上げます.        文  献   1)Sims DS, Cavanagh PR, Ulbrecht JS:Risk     factors in the diabetic foot. Phys Ther 68:      1887−1902, 1988   2)Duckworth 7, Boulton AJM, Betts RP:     Plantar pressure measurements and the preven・     tion of ulceration in the diabetic foot. J Bone     Joint Surg 67巳B:79−85, 1985   3)Mueller MJ, Diamond JE, De藍itto A:Insen−     sitivity,1imited joint mobility and plantar     ulcers in patients with diabetes menitus. Phys     Ther 69:453−462,1989   4)80ulton AJM, Hardisty CA, Betts RP:     Dynamic foot pressure and other studies as     diagnostic and management aids in diabetic     neuropathy. Di孕betes Care 6:26−33,1983   5)Femando DJS,.Masson EA, Veves A:Rela−     tionship of limited joint mobility to abnorma}     foot pressure and diabetic foot ulceration.     Diabetes Care 14:8−11,1991   6)Boulton AJM, Betts RP, Franks CI:The     natural history of foot pressure abnorrnalities     in neuropathic. diabet三。 subject. Diabetes Res    5:73−77, 1987 7)Veves A, Murray HJ, Young MJ:The risk    of foot ulceration in diabetic patients with high    foot pressure. Diabetologia 35:660−663,1.992 8)Masson EA, Hay EM, Stockly I=Abnomal    foot pressure alone may not cause ulceration,    Diabet Med 6:426−428,1989 9)Veves A, Massoh EA, Fernando DJS:Use of    experimental padded hosiery to reduce abnor−    mal foot pressure in diabetic neuropathy.    Diabetes Care 12:653−655,1989 10)Veves A, Masson EA, Fernando DJS:    Studies of experimental hosiery in diabetic    neuropathic patients with high foot pressure.    Diabet Med 7:324π326,1990 11)Proano E, M甑ttanen H, Perbeck L: The    effect of weight・bearing pressure on the plantar    circulation in diabetes mellitus. Diabetic Med    9 :722−729, 1992 12)Cavanagh PR, Sims DS, Sanders LJ:Body    mass is a poor predictor of peak plantar pres・    sures. in diabetic men. Diabetes Care 14:    750−755, 1991 13)MueHer MJ, Minor SD, Diamond JE:Rela・    tionship of foot deformity to ulcer location in    patients w蓋th diabetes mellitus.. Phys Ther    70(6) :356−362, 1990 14)尾田十八,本  悟,井上二郎:圧電セラミック    を用いた接触圧力分布の測定用センサシステムの    開発,日本機械学会論文集A編 55:1230−1235,    1989 15)Cavanagh PR, Ulbrecht JS:Biomechanics    of仁he foot in diabetes mellitus, Diabetic Foot    5 :199−232, 1993 16)Brand PW l Repetitive stress ln the develop−    ment of diabetic foot ulcers. Diabetic Foot 4:    83−90, 1988 17)Boulton AJM, Veves A, Young MJ:    Etiopathogenesis and management of abnor・    mal foot pressures. Diabetic Foot 5:233−246,    1993 18)丁虹ompson DE:The effect of.mechanical    stress on soft tissue. Diabetic Foot 4:91−103,    1988

参照

関連したドキュメント

どにより異なる値をとると思われる.ところで,かっ

成績 在宅高齢者の生活満足度の特徴を検討した結果,身体的健康に関する満足度において顕著

方法 理論的妥当性および先行研究の結果に基づいて,日常生活動作を構成する7動作領域より

「課題を解決し,目標達成のために自分たちで考

9.事故のほとんどは、知識不足と不注意に起因することを忘れない。実験

2 E-LOCA を仮定した場合でも,ECCS 系による注水流量では足りないほどの原子炉冷却材の流出が考

の改善に加え,歩行効率にも大きな改善が見られた。脳

体長は大きくなっても 1cm くらいで、ワラジム シに似た形で上下にやや平たくなっている。足 は 5