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血液検査法並に其応用 其の一

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Academic year: 2021

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(1)

﹁血液検査法重

其官用

其の繭

竃博士 佐

清述

血液無二といふと、すぐ頭に洋ぶことは血球の計算である。 これは面倒だといふことから途い控目にする傾がある。 貧血のある患者は競診で判断ができるし、又治療に直ぐに取 りか遣ることが出盛るが、不明な有熟患者の血液は豫想外な いことが屡々ある。それで最近實験したことをあとで書き遽 べることにするが、その前に血液を槍査するには、どんな方 法が最も簡便に行くかと云ふことである。  貧血患者の赤血球を計算するのが面倒なら、血色素量だけ でも足りると云ふ人もあるが、それよりも血液を塗抹した染 色標本を鏡槍して其の概数やら,血色索の減少毛細を知る方 がましである。このことよりも、臨床上、知る可きことは ﹁この貧血患者の赤血球の幡生力が衰へてるるか或は不全型 であるかを知るのが質量を知ることよりも必要である、兎角 血液に就て意味を付けるには血液塗抹標本が一番大切である ・それでこの塗抹標本で血球も診断ができ叉は計算もできると 頗る都A厩がよいが、之には六敷いことが澤山ある。 古庄博士は熊本馨學會離誌第九聡第一號で濃塗標本郎ち載物 逗子上に血液を一滴を貼じて、之を+銭貨大に撞げて乾かし 夫を水亭に支持してギームザ液︵之は後で論明する︶で染める と、赤血球は溶血を起し、書物硝子上に白血球だけが淺る。 其中央部の立野に現はれた白血球の敷に九〇乃至一一九倍す ること血液一立方耗の白血球の緬藪、に似た⋮数が得られ、甚だ 便利で臨床家は一つノ\計算器を用ひ・ずとも鼠算ができると 述べてみる。 併し之も練脅で初導者には六痒い、殊に湧出する血液が緩除 であり叉凝固しか玉つたり,既に凝固してみるものには不可       九九

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   佐藤11血液検査法並に其慮用 能である。若し此辺を試みようとするものには矢張り正式に 白血球の計算方を知らないと自信力が附かない。  叉白血球が増加してみるか叉は減少してみるかは矢張夢、 血液を塗曝した標本で大峰の見當が附く、それより白血球の 一つくに就て、吟味が大切である。 前置はこの位にして血液の槍査法を述べる。

第一、血液を採取する部位

普通は耳垂に小切創を甜ハへるが、指の尖でもよい何れが良い に就て私は耳垂を撰定したい。 この部は出血が患者に見えない叉痛も少ないが、小切創を加 へた後に脾創膏を張り、外見上眼ざはりになる.韓紅は痛み もあり又、患見に見えて神輕質者にはよくない。 先づ七〇%洒精で耳垂を酒毒する、エーテルを加へて潰毒す ると都合のよいこともあるが。酒精だけで充分である。 貧血して冷い耳垂を切でも血液が出ないことがある故に、こ のやうな場合には少し耳垂を按摩して血の循環を良くし、少 し時間が経過してから切創を與へるのであるが、外皇道に綿 雲すると棘維質のものには良い。 刀 は尖端が鏡張なもので三思を加へてから二i三同使用し 輔OQ たら叉磨工にだした方がよい。フランケ氏鍼が使用であるが 矢張り尖が鈍り易いから強いて用ふるに及ばない。  湧出せる初の血滴を捨て次の順序で血液を検⋮尽する。 白血球、血色素量を検する時には単離多い血液を要する故に 湧出が少ない時は初めに血液の塗抹標本を製る、其内に湧出 が盛になることが多い、

第二、血球を計算する法

血球計算に就ては成書に詳記してある、それで蛇足を加へる やうであるが一通り蓮べることにする。 大病院は歴皮が古いだけに、古い式の血球計算器が薪式と共 に備附けられてあるから、古式に就ても知って置く必要があ る。 已ぎB甲NΦ甑式は慣格が二十圓位であり、叉古い歴史を持 って居るので之が輝輝られてるる病院が多い.新式では米國 製 冨黄−P。天業、猫逸では寓倖酔長道があるが何れも四十 風位はする、 男琶窟昌鼠島式は用びられてるないやうであ る。 日げ⇔ヨ蟄lN①謬式を用ふる場合を先に述べんに、早取した血液 を稀薄にする欝めに次の二液を準備する,之は何れの計算器

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を用ふる場合にも使用する、其他に種々の三方がある併しこ の二種だけあれば臨床家には充分であるQ 白血球の計算には目O蒔野馬を用ふ。  虚・万一%ゲンチァナ紫   三・○     氷酷酸       三・○     鯛水      三〇〇・○ 樹液は一度調製すると久しく使用ができるが、ゲンチァナ紫 が酪酸と反慮する關係から沈澱物ができる故に濾過した方が よい、 一%氷霧酸水だけでも計算ができるが、白血球を染め る關係から目O旨氏液の方がよい、但し氷酪酸水は赤血球を 直ちに溶解する作用がある。  赤血球の計算には国2。団①日氏液がよい。  庭方 霜解        0・二     硫酸曹達     五・○     食盤       一・Q     鰹水      二〇〇・O 之は久しく使用ができる、昇栄量は多くな悟方がよい、この 代りに生理的養璽水︵○・八五%︶を使用することができるが 兎角、赤血球が凝集し易い。 佐藤け血液槍査法並に其磨摺

白血球の計算

白血球の計算 計算器内には普通二本の硲子管がある。之を メランデールと呼ぶ、太い方は赤血球の計算に、細い方は白 血球の計算に用ふ。 この硝子管は使用後には水洗し無水酒精でよく洗ひ、エ1テ ルを通して乾燥し、申央の膨みの中にある遊子が自由に動い てみるものを使用する。 先づメランヂールのゴム管をロの中に入れ、其尖端を湧出す る血液に當て吸上げる、0・五まで吸上げ次で日自鼻氏液を 一二まで吸上げたらば爾硝子管の尖端を庶腹で厭τて振盈 する♪血液は亭等に難解される、振撮する時間は一分位で充 分である。次で其毛細硝子管内の血液を捨て、膨みの内容を 円ロ。塞−N。冨式の血球計算室に一滴葺け鮎するQ それを被蓋硝子で覆ふのであるが、載物硲子︵計算室を有す︶ との間に極めて少目互の液を入れて爾⋮硲子面を密着せしめると ニウトン氏色彩が現はれる。若し其間に塵が入り込むと、此 色が現れない。 これで稀輝せられた血液が高さ一﹁10粍と一平方粍の面積内 にあるものを顯微鏡で見ることができる。        一〇一

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   佐藤11血液槍査法蓮に共慮用 白血球の計算には弱い擾大で計算ができるやうに練習する。 普通は一視野内に一平方耗の旺劃が見える撰大とする。 その爲に集合器を下げて虹彩を牧縮小させる。 それ故白血球の計算には細かく分劃された計算網は必要でな い。 第一回の計算で一二方粍の面積に三十五個あれば、其血液は 丁氏液で二十倍にうすめられてあり、且つ甲高さは一一10粍 である、故に     こQ㎝童×団O粛×HO︵﹁﹂﹁一︶H♂OO ﹁は求むる一立方聖訓の白血球の籔である。 日げα8㌣N①冨式では一回よb計算ができない故.此数は多 少不正確である故、第二回目には此計算板をガーゼにて清 拭し、塵のないやうにし、再び、メランヂ1ルを振平して並 等に混じた膨みの内容を前に蓮べた要領で計算室に滴下して 再び其白血球を算定ずるので五同位繰り返して当職単数を取 れば高さ1拓粍一瞥方粍の面積内の白血球の籔が求められ る。  このやうな手数が掛るので男Φ多碧霞継、頃鴬障①〒盛爵式 は一度の槍査で九立方粍中の白血球を計算することができ る。 一〇二 故に極めて便利である。、 加之、被蓋愚子を計算室上に置く場合に共血液が選れ或は被 蓋硲子が浮ぶやうな種々の欠黙を維験するので⇔ゴ晋冨門式は 初から被蓋硝子が捻で計算室に正しく一[10粍のやうに固定 されてある。 それ故にメランヂールの血液を其一側より滴下すると毛細管 引力で夏帯に旗がる、のみならす計算室が上下に二個ある故 に十八雫方粍中の白血球を計算する便利がある。 り鍵囚−U。<蜜式には捻も、バネもないが、厚い被蓋硲子が乗て るるが、矢張り測方から毛細管引力で吸込ませる、  以上述べた方法で白血球を計算することができる。 メランヂールの清拭。水道に水流ポンプを結び附け重クロー ム酸加里と硫酸の混合液で洗瀞し、次で水洗し、無水酒精を 経てエーテルを通してよく内腔を乾かし置く。 水流ポンプが無い時にはメランヂールのゴム端を離し、血液 を吸上げる端にゴム管を附けてロで上記の手拭液を吸上、吹 き出して内腔を乾かすのである。  凝血が毛細管内に栓塞した時はマンドリンで除き、苛性加 里液で溶解せしむ。  マンド、9ンが硝子管内で折れたら王水で溶か丁。

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注意 白・血球を計算する所要の血液が0・五無垢まで達しな い位不足のことがある。之は患家でよく遭遇することである が、其時は○・五以下に五等分の線がある故に其線内に探恋 して後で稀羅度を計算するQ 之は往々誤りができ易い故に成可○・五︵五度目︶まで採血し 若し不足の時は其牟旦里 二度目牟 だけ血液を吸上げる、 一 度目だけでは計算に誤むを見出すことがある。

赤血球の計算

之は白血球のやうに多くの血液を要しない。メランヂールに ○・五、 一・○記號がある.○・五まで血液を吸上げると二百 倍に一・0まで吸上げると百倍に稀輝せられる。 普通は0・五まで血液を吸上げ国章Φ日氏文を一二まで吸上 げてよく振罎すると血液は二百倍にうすめらる。 之を計算室に移す要領は白血球の場合と同様である。赤血球

を計算す・には叢が多い關係か・⊥姻建方粍去赤舞

を数へるので少くとも二百個位鍛へて其下訳均を求める。 從てメランヂールより滴下する血滴は一同だけで充分である 故に、充分によく混合しなければならない。顯微鏡は集光器 を下げて虹彩を小にして視野を暖くして、援護は中等度.例    佐藤一1血液検資油並に其磨用 へば鵠。葬式であれば黒物の﹃oぎN式では封物7位にする。       D 初、 {者には一側の隅から数へた方がやの易い、帥ち方形︵四 百分一卒方粍︶の申にあるものと二至上の赤血球を数へ、途 次に下方或は左方叉は右方に進むのであるが、蝕だけは百聞 一見にしかすと云ふ假への通り、實験しないと了解ができに くい。 熟練が積むと四個を一度に計算ができる。叉、中央部を計算 すると其数が正しいやうである故に赤血球だけは助手に数を 書せて槍者は唯計算数を.讃み上げると進みが早い。

兎角に・のや乏・て霧せる⊥響方粍上の禦六個あ

りとすれば一立方粍中の赤血球の数は次の式にて求むること ができる。     ⑪×baOOX郎OO×HOH幽Q◎OOOOO    ︷藪  蛍  目戴働爵

  第三 血色素の測定

 血液一士申には一四彪の血色素があるのが普通である.之 を一〇〇%とする。 以前から碗魯累式血色素計が使用せられてるる故に大概の病 院に備附けられてみる。 との測定器は健康者の血液の色素量を墨絵ヘマチンに攣化せ        桶〇三

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   佐藤”血液検費法並に其慮、用 る色彩を標準として患者の血色素を測定するのである。 此盤酸ヘマチン液は日光の軽めに自然に墨色する故に、標準 色が攣ることが多い、夫を知らないで之を使用すると攣な成 績が墾がる。 それで標準色を着色硝子に改良された式が種々ある.其内で 石艇曽包学bo騨N式は計算に標準色の硝子がある。 此の測定に■10定規盤酸液が必要である。 比重丁一九の濃盤酸八三・五蛇を鯛水一〇〇〇・0蛇に解か すと定規璽酸液が得られる、それを十倍にして使用するので ある。︶ 操作法。初め測定管の10度まで■10定規西畑液を入れ置き 血液をピペットとで二〇・立方粍探心して之に混じ、四十度位 に十分位加温して、後に水で標準色と同様になる迄稀輝する のである。 この測定器によると健康男子は八○一七〇%、女子ば七〇% であるQ

第四 色嚢指数

之は軸個の赤血球が普通の血色素量を含むか否やを示す粗 面で理論的に計算するのである。帥ち赤血球の雲量と血色素        同〇四 号とが既知であれば之を求むることができる。帥ち普通 の血色素量を普通の赤血球の数で除した商をNの色素指籔 国訴びΦ年刊Φ図があるといふのである。 それ故に患者の血色素量と赤血球とが知れておれば次の式に て患者の色素指導が求められる。

  

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D購論聾ε翻譲潔灘鐸些・

  第五 血液塗抹標本の調製

之は最も必要なもので硝子面に血液を亭κ塗ることである。 普通は三物硝子を二%重クローム酸加里水内に二〇%割合に 硫酸を加へたもの玉申に数日間、漬け其後、よく水洗し、無 水酒精とエーテルで充分に脱脂せるものである。 叉は彼蓋硝子面に塗る式もある、前者は多少練習が必要であ 附圖に示すやうに載物硝子板上に血液を滴下して被蓋硝子を 斜に立て矢の方向に押すのである。  Aは最もよく塗抹された状態である。  B、Cは血滴が多く絡末に白血球が集合してみる不良の塗  り方で、Dは三物硝子面に脂が附いてみる爲めに不良であ  る。 家で之を塞血中にて乾かし﹄メチール酒精で固定するのであ

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る。  メチール酒精はbN。8ロを含まないのがよい、 内反鼻製を 用ひた方がよい。 之は載物硝子面にピペットで流しても可又は大なる四物硝子

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佐鞍嚇血液桧査注並に其慮用 射目0旨韓㊦騰己計 ︵昌藩冤名叫徽伊︶ 二河O旨薄e蟻己母 魏書聖屯一“露9党ぴが 齢&二三㊦鼎畳 立の内に豫めメチール酒精を入れて置き.其中に入れてもよ い。 之は2−3分聞で充分、10分間も固定すると染まりが悪い、 固定した後は厚い吸墨紙で吸取りて室氣中で乾かす06塁, 液で染めるのであるが、原液にはメチール酒精とグリセリン を含し℃みる、この原液二滴と溜水一琵とを混合して載物硝 子面上に廣く満載する。  初め≦一臼一氏試験管に榴水を入れてOす蕊蟄液を滴加し て之を振邊しすぐ染めるのである。20分一30分を経過した稀 繹せるΦ⋮①日鋒液は染まらない。 虫9霧隅液には色々ある。普通は〇三態。噌會肚又は言霞O犀製。 国騨窪冨ロ目製品の外、日木も製ある何れにても可、染色する 時間は20分間で充分、其後は流水で聡く水洗し乾燥してから O&Φヨ油を以て鏡嘉する。 鏡槍が濟で、大切な標本であれば保存する、之には図覧9で 洗ひ℃町鑑hゴを流して黒色紙に包み、乾燥器内に入れて置 くと久しく槌色しない。  野言8やO巴Φコ2は酸性である故に槌色するから被蓋 硝子で覆はない。 染色標本が全髄に青味浄帯びてみる時にはコップの中に水を        一〇五

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   佐藤1一血液槍査法並に其鷹思 盛り歎分県之を浸すと青味が齪︷くなる又、無水酒精で洗σて もよい。  象①同蕊幽 液をうすめる水が亜爾加里性であると赤血球が全 鵠に青味キ帯びる、普通劇烈①h位がよい。 この操作で一般に血球の診断ができる。 此他に嵩帥気一蕪①同︾謎鈴法がある、之は幣・壱弓oH島巴塁の創案せる ものであるQ ︵1︶血液塗抹標本を室野中で乾かしてから ソ愛読○昏舅叢崔氏液、一名臼⑦昌霞氏液を以て直ちに染めると此 液の内にはメチール酒精が含まれてみるので固定と染色が同 時にできるQ 之で三−五分闇固定してから、染色液と同量の鯛水を加へて 稀陣する。之で五分.間染色してから上記のやうにO冷旨男液 にて染めるのである。 緊器鴨にの教室で被蓋硝子上に血滴を貼じ、夫を被蓋硝子に て引き据げて此のン醐嬬と富9養法で染めてみる。 被蓋硲子に塗る方は習物硝子に塗るよりも平等に血球が分布 されると述べてみる。

第玉 血小板の計算

       一〇六 出血し易い傾あるもの、止血に時間が掛るものには血小板を 検査する。 血小板は⇔dH艮圧着9窪なる猫乙語を心したもので日寓。言ぴoNマ 仲窪と量ふ、罠︸δ彦9は凝歯するの意味がありO饗魯は細胞 のことであるから凝固細胞と講ず可きものだと緒方博士が課 語の統一と云ふ論文の中に記載されてある。 吾人は血小板叉は凝固細胞と稀する血液中の小艦は細胞なり や否やに就ては議論がある。私が研究したところによると骨 髄内の亘大風細胞ζ罐胃角屯8聴自の原形質が切れて之に核の 成分が混合して小走となるので、出來上たものは細胞でない、 矢張砂小罷で或る生物學的作用を螢むものであり、増殖も亦 墨取代謝を凹まぬものと解繹してみるが或は誤解であるかも 知れん、要するに目ξo暮。曙布昌と樗したいのではない,寧 ろ猫乙語の血小板で通したのである。  この小禮は兎角に川底に凝集する性質があるので血液を硝 子板に塗ても集合してみる故に湧出する血液に一四%硫酸マ グネシュームを混合すると、この凝集性が無くなる、之を前で 述べたやうに載物硝子上に塗抹し、乾燥してから、メチール 酒精で固定し,ギームザ液で染める、之を三三鏡で見る時に 黒紙に小孔を附けだものを封眼レンズ筒内に入れると、小さ

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い覗野が見られる覧それ故赤血球の数と血小板との藪が明瞭 に判定せられる、 此式で千個の赤血球を数へる聞に見出した血小板の数が九つ れあがば其血液一立方粍中の赤藩臣は計算室で測定が出來る に故比例式で一立方輪中の血小板の激が求められる。 この方法によると健康禮は二〇i三〇萬ある。 血小板を槍査する無憂に硫酸マグネシウムを用ふると血小板 の染まりが不良になることは吾々の實験するところである、 足利陸朗は日本眼科學會雑誌第三十四巻第+號でルゴール氏 液を慮面して次のやうに操作した。 ルゴール氏液︵沃度一・○沃度加里二・0餓水三〇〇・0︶一分 と五%絢構酸梅津三丁分との割A口に混合せるものを硫酸マグ ネシュウムの代に用ぴた。  載物硝子上にてルゴール氏液︻滴と絢礁酸加ルゴール氏液 一滴とを混合して薄く塗り、之に被槍血液を黙済して薄く塗 ろと沃度にて血小板が超生罷染色せらる曳と同様な意味にな る、夫をメチール酒精にて固定し、ギームザ液にて染めること 前に述べた通りである。この標本によると血小板内に褐色の 紅軍が現はれる以上で血液を塗抹したり、叉血球を計算する 要領を大鵬詮明したQ    佐藤”血液槍査法並に其癒用  次は血球の状態であるひ これを附圖に就て論明すると都合がよいのであるが饒に成書 にあるとと故に敏には白血球に就て蓮べる。  ギームザ氏液染色標本を錦鯉軍士で鏡価すると ︵こ赤血球よ。少し大きい圓い細胞がある核は圓形で濃く染 まり,原形質は帯青色である、且陣内に赤い微かな穎粒のある ものと、無いものがあり、大さも赤血球位の恐のもある之を つ  ら  ロ 淋巴球と云ふ。 ︵二︶次は赤血球の二倍位の白血球で原形質内に穎粒が充て、 核は分葉歌に多形である、之を多﹂核白血球或は穎粒性白血球 と云ふ後者は薯二三自慰魯を諜したので、よい學語である。 此穎粒が淡褐色に染まるものを中性態好頴粒性白血球と云ぴ 最も多激に見當る、核は分葉或は多核のやうに見えるが分離 してはみない、何れも細い染色物質で蓮下してみる、若し全 く佃々に分離せるものがあったならば、それは退行攣性した ものである。 次は此頼粒が粗大で赤く染まるものがある、之をエオジン嗜一 好切継白血球と云ぴ、其鍛は少い叉核の分葉.する勲も少ない。 次は麺基性の頴粒を有するもので即ち顯粒が紫黒色に染まる 之を塵基性嗜好白血球と云ひ、一つの標本に早撃すことがで        一〇七

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   佐藤11血液槍査法並に其磨用 きない程僅少である、それ故、之を見出さなくとも丸干と云 ふ意味はない。  此等の原形質内に穎粒を有してみる白血球の原形質は薄く 帯褐色に染まり決して青昧がない、若し之があれば病的のも のである。  次は此血液塗抹標本中で最も大い白血球で赤血球の三倍位 ある、從て核も大きく形ちも一定してみない、之を現今はモ ノチーテンと呼んでみる、邸ち原形質は青味がありて幅が廣 く其内に微細な淡褐色の顯粒がある。核は圓形のものと多少 分葉形に見えるものがあり多様である。之を以前から︻括し て大軍核細胞、移行型と呼んだものであるが、何故現今モノ チーテンと云ふかの疑問が起るであろう。 大軍核細胞は前にも述べた通り大きい細胞で核が一個である 移行型とは多核白血球の椴に移行するやうな白血球であると       ロ 云ふことから移行型dび①夷曽鴨h賃きと呼んだのである。 併し現今血液學の解羅では左様なことはない国璽島氏の述 べた大愚核細胞、移行型は特種の成熱した細胞と云ふ愚昧も あり又骨髄及淋巴腺の實質.細胞と明かに匠題す可きものであ ると云ふことから之をモノチーテンと呼んだのであり、形ち は多様に見へるが、二核或は三核に分れ叉他の白血球に分化 蝋0即 すると云ふ意味はない。 以上述べた三種の白血球は常態血液中に盛る比例を保ってる る。之の作用は明でないが、兎角多少の動揺はあるにせよ臨 床上必要なことである、帥ち 申性色素嗜好白血球は最も多く六五−七〇%時として六三% 位である。  エオジン嗜好白血球は 三一四%  盛基嗜好白血球は O−O・五%  モノチーテンは 三一五% 淋巴球は 二三一二五% 之等の白血球数量の攣化並に正常白血球の骨髄内の若い細胞 が血液中に現はれる病的白血球を表で示したものをヘモグラ ム国器旨Oo9騒臼田と云ふ。 此血球を如伺なる形ちで表を作ったらぱ最も便利かと云ふ課 題もある。 之は病床日誌に綴込む必要があるからである。 <・碧匡浸づ㎎は面倒であるが、各種白血球の像を表に書いて みるが、多忙な臨床家には六普い、最も助手がみるところで は白血球を研究すると云ふ意味で大切であるが、丈章でも不 便と云なわけではない。

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次に述べる表は最も二軍なものである題  Wは全白血球数、Rは前駆球、Hは血小板、Kは中性嗜好穎粒白血  球、Mは其骨髄細胞、﹂は其の異形骨髄細胞,鋤は中性嗜好白血  球の核か馬蹄形のもの、鯨は其分葉形、Eはエナジン嗜好白血球  Bは盛基性嗜好白血球、Lは淋巴球.,bはモノチーテン。       聾 樹病的白血球に就て各馬験例に就ては述べることにする。

臨 床 磨 用

   第一例

患者は二十一歳の婦人で平常身賠脳が弱かった、殊に胃腸が丈 夫でなかった、六歳の時には中耳炎、十七歳のきには肋膜炎 を病んだ、初経は十八歳であった、十九歳の時に上顎寳蓄膿 症の手術を受けた、昭和二年三月に爾側偏桃腺炎に罹り、 一 部は懐疽に陥り、潰瘍もあったが加療によって治癒したが貧 血が彊いのを氣附いた。 ニケ月後に血液を槍塾して見ると、白血球が五四二〇赤血球 は二年目・八百萬、血色素は三〇%、白血球の種類を槍査する    佐藤け血液検査法並に其旛用 と、中性嗜好白血球は二〇・八%、エオジン嗜好白血球ぱ0・五 %淋巴球は二五・二%小型モノチーテンは五三・六%あった。  太例のモノチーテンは普通よりは遙かに小さく、淋巴球に 似て、夫れより大きいものもあるが核は一般に圓形で核小醒 が数個明瞭に見られる。 このやうな例に遭遇したらば先づ此異常細胞は淋巴球の︸種 なりや叉其段階級の淋巴母細胞目慰毒ぎσ﹃ωδ望なるか叉は骨 髄形成細胞ソ貯。δ露塁審コの小型でないかを吟味する、此の如 逢丁合にはオキシダーゼを槍聾しなければならない、即ち血 液を塗抹して室氣で乾かし、女の試藥で槍査する。  芝騒犀曽冒壽。氏の目︼乙。回雪。薮磐あ雛巨二る・。①を鷹用し、α 舅p讐号2丁瓦を○・八%食塵水に溶解し置き次はこ冨①二θ団〒 囹鴛甲℃げ窪絶①壼㌶巳づ09五瓦位を同様に○・八%食鷺水内に溶 かすのであるが、充分には溶解しない、此後者の試筆は高債 で一鶴宛小管に封入されてある。使用時に溶解すうもので溶 液としては保存に堪えない、それ故に一圓に使用する試験は 僅少で足りる、故に此の試筆を細長い着色硝子管内に入換ひ て目分量で此試藥を○・八%食濃水にとかす、淺りは瓦斯で 硝子管を封じ置く原封の硝子管を開いて必要量だけ取り出し プァラフインで封ずると数能は失はれないがプァラフ4ンが        一〇九

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   佐藤“血液検査法並に其慮用 黒色に攣化する故,前述せる方法がよい。 αナフトールは容易に攣化しないし、安塚である。斯くして 爾試藥を同量に混合して濾過し其濾液を静かに血液塗抹標本 上に流すと赤血球は溶けてストローマだけ残り、白血球にオ キシタ㍉ゼがあるものには圭円型反鷹が現はれる、それで静か にそれを斜饗して二〇倍にうすめたテール氏液︵石炭酸フク シン溶液︶を掛けて核を赤く染める、この時間は五分位で充分 である、次にそれを傾斜して、標本上にグリセリンを滴下し て大被蓋硝子にて覆ふて鏡槍するのである、之の方法は O陣①涛。氏の法を改良した警三①口⇒雪の方法で操作は簡軍で ある、之.を反鷹を一名蜜宇霧葵ぎ口と呼ぶ。︵Q慈鴇︶ それで本例のモノチーテに此反慮がよく現はれた故に之を小 骨髄形成細胞ン自ざ○営賓巴。ぴ6・・δ昌と診衛した。それで本例には 骨髄形成細胞の小型が多数現はれてるる故に白血病同b爵器− 昌。と診断す旧きものと論がでるであらう、併し本例の白血 球は五千位で普通より少ない。 白血病とは原因が不明であるが白血球が血液中に増生して、 病理解剖上、骨随組織の進行性病攣を有して居らなければな らない。それで本例は病理解剖はしてないが.白血病とは診 断ができない。        =Q 此の如きものは白血球の性朕が白血病に類し、数量的關係は 全く反樹である故に如何なる血液貧的の名工が適當であるか と云ふに人々の考によりて様々であるが。  巴①昏器敷皿08鎧貯肖9ξ働O、営・。δ三〇論著5冨 鄙ち無白血病 性小骨異形成細胞壁白血病とするのが適當かと思ふ,筒之を 讃明するには病理解剖上、骨髄に退行性病攣がなければなら ぬ。  術赤血球は大小不同で異形のもある、有核赤血球も見え赤 血球一個の色索量も減少してみた。此の如き赤血球の攣化は 此の種の白血病には常に附隠してみる。  術赤血球の性歌に落しては次號に翫ぶる機會があること玉 出ふ。

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これはつまり十進法ではなく、一進法を用いて自然数を表記するということである。とは いえ数が大きくなると見にくくなるので、.. 0, 1,