陰山メソッドの批判的考察
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(2) のか把握することが二週間の目的である。. が生まれるように考えながら読むとし、こ. 二週間から後は、教科書に出てきた漢字を. れを音読における考えるとした。そして、. 復習するという形で、改めて漢字を確認し、. 陰山メソッドの音読は本を理解することが. 忘れた漢字は覚えなおすという方法である。. 目的であるため、音読によって子どもが考. 音読・暗諦は、教師が子どもに文章を与. えるということは起こらない。. え、その文章を繰り返し読むことで、文章. 次に、ヴィゴツキーの概念形成の思考に. に何が書かれているのか理解するための方. 依拠し、陰山メソッドによって思考力が身. 法である。表現読みという感情を込めた読. につくかを考察した。ヴィゴツキーの概念. み方や、教師が読んだ後を続けて読む追い. 形成の思考の根幹にも吟味することがある。. 読み、同じ文章をクラス全員が声をそろえ. 思考力を今まで子どもがもっていた事物と. て読む一斉読み、一人で文章すべてを読む. 新しく子どもが得た事物を統合し、統合し. 一人読みや、一人ずつ順番に文章を読んで. た事物の性格や特徴を導きだすとする。陰. いく順番読みなど、さまざまな方法によっ. 山メソッドは反復練習によって練習内容を. て子どもに音読させ文章を理解させる。. 身にっけることだけを自的としているため、. 第三章では、陰山メソッドの問題点とし. 思考力は身につかない。また、陰山メソッ. で、子どもの自主性と思考カについて考察. ドの音読によって、子どもは本の中に問題. した。子どもの自主性について、佐伯絆の. を発見し解決することができるのか考察し. 述べる、自主性の側面をもつ学習、またそ. た。陰山メソッドにおける音読は本の内容. の根幹にある吟味することに依拠し、子. を理解することを目的とし、目的を達成す. どもの自主性の問題を考察した。自主性. ると次の文章を与えられることから、文章. の側面をもつ学習は、自らさまざまな問. の中に問題を発見する間もなく、解決する. いが生れ、関心がひろがり、同時に深く. ことも起こらない。. 納得しようとすることである。また、吟. 終章では、陰山メソッドによる読み書き. 味するとは、自由に疑問や問題をもち、. 計算の反復練習が、受験学力に必要な力を. それについてさまざまな視点から考える. 身につけることに意義があるとした。. ことである。陰山メソッドは子どもが与. 次に、教育実践の中での陰山メソッドの位. えられる学習であり、吟味することや、. 置づけとして、陰山メソッドと岸本裕史の. 自主性の側面をもつ学習はできない。よ. 鍛錬主義的な実践を同じ実践として位置づ. って子どもに自主性をもたすことはでき. けた。また、鍛錬主義的な実践が暗語主義. ない。また、子どもの参加という視点から、. 教育に位置づけられることから、暗諦主義. 子どもの自主性を考察した。陰山メソッド. 教育が教育実践史の中でどのように位置づ. には強制的参加と疑似的参加が存在し、こ. けられてきたかを明らかにし、鍛錬主義的. の二つの参加により、さらに陰山メソッド. な実践がなぜできたのか考察した。. は子どもに自主性をもたすことができない。. 思考力については、陰山メソッドの音読 を取り上げ、音読によって子どもが考える のかについて、大村はまの「読み」に依拠 し考察した。大村は音読によって、子ども. 主任指導教員 安部崇慶. が本の中に何かを見つけ、自分の中に何か. 指導教員 安部崇慶. 一25一.
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