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偏食に関する心理学的研究

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(1)

偏 食 に関 す る心 理 学 的 研究

松 原

達 哉**

1研

究 目 的

子 ど もの 身体 的 な らび に 精 神 的 発 達 は,適 切 な食 事 と密 接 な関 係 が あ る。 そ こで 有 用 な 食

事 の 原則 を 確 立 しよ うと して,心 理 学,小 児 医 学,保 育 学,栄 養 学 な どの 立場 か ら多 くの 議

論 が な され,さ

まざ まな異 説 が とな え られ て きた(高

木 四 郎,1964)。

そ の 際,問 題 に な っ

た の は,専

ら子 ども に どん な 食 事 を 与 え るべ きか とい うこ とに集 中 し,食 事 の与 え 方,'食 べ

させ方 な どは あ ま り考 慮 され なか った 。 直 接 身体 疾 患 に よ らな い偏 食 に 対 して は,ど ん な 食

事 を与 え た ら よいか とい うこ とに 多 く注 意 が払 わ れ,子

ど もが なぜ 食 事 を 嫌 うの か,ま た,

ど うした ら偏 食 が治 せ るの か,さ

らに 偏 食 児 の心 理 学 的 特 徴 な どの 考 慮 が あ ま りな され て い

な か った 。

と ころが,実 際 に は,幼 児 ・児 童 の 中 に は,偏 食 児 はか な り多 い し,家 庭 で も幼 稚 園 や 学

校 で も問題 に され て い る。 また,身 体 疾 患 だ け に よる の で は な い偏 食 は,子

ど も と食 事 を与

え る人 との双 方 の行 動 の 結 果 と認 め られ て い る(高 木 四 郎,Smith,W.)。

そ こで,心 理 学

的 考 察 が要 求 され るの で あ る。

本 研 究 は,4歳

か ら8歳 まで の幼 児 ・児 童792名

を 対 象 に,偏 食 に 関す る総 合 的 な調 査 研

究 であ る。 とこ ろが,こ の偏 食 児 の概 念 は,今

日 まで 明 確 に 規 定 され て い る とは い え な い。

須 藤 春 一(1953),山

本 勝 朗(1954)ら

は食 品 の 愛 好 嫌 悪 の 程 度 で規 定 して お り,植 田久 弥

(1950)は 食 品 の種 類 の 多 少 で 規 定 し,玉 井 収 介(1955)ら

は操 作 的 に4っ の条 件 で規 定 し

て い る。

そ こで,筆 者 は,日 常 の使 用 法,従 来 の諸 研 究 お よび本 研 究 目的等 を考 慮 の 上,つ

ぎの 如

き内 容 を以 って,偏 食 児 と定 義 す る。1

(1)児 童 の 大 部 分が 食 べ て い る食 品 を 一 定 度 以 上(こ

こで は9種 類 以上)嫌

うもの

(2)児

童 の 大 部 分が 食 べ な い食 品(例

えば,な

ま こ,し お か ら,う どな ど)は,娠

いで あ っ

て も偏 食 とは 認 め な い

(3)あ

る特 定 の食 品 を特 別 に 嗜 好 し,そ の 食 品 が な い と食 事 を しな い もの

(4)あ

る特 定 の食 品 を特 別 に 嫌 悪 し,見 た だ け で 嘔 吐 を催 した り,他 の食 物 を 食 べ る こ とが

Il APsychologicalstudyonunbalancedfeedingofchildren 艱byTatsuyaMatsuura(TokyoUuiversityofEducation) (1)

(2)

で きな くな る もの

(5)食

品 の好 嫌 があ る期 間 継 続 す る もの

(6)身 体 疾 患(例

えば,ア

レル ギ ー体 質 な ど)に よ って,特 定 の食 品 を さけ る もの は含 まな

(7)神 経 性 の拒 食,異 食 また は 偏 りのな い単 な る大 食,小 食 な どは 含 まな い

しか し,本 研 究 に お い て は,調 査 の 性 質 上 この7条 件 を す べ て 調査 で きな か った の で,(1)

(2)(7)の

条 件 を 満 た す もの を 中心 に,次 の諸 点 を 明 らか に す る こ とを 目的 と した 。

(1)嫌 悪 食 品 の発 達 的傾 向

(2)嫌 悪 食 品 の 地 域 別 ・出 生順 位 別傾 向

(3)嫌 悪 食 品 別 発 生 原 因

(4)子

ど もの好 嫌 食 品傾 向 と親 子 関 係

(5)偏 食 児 の身 体 的 特 徴

(6)偏 食 児 の心 理 的 特 徴

(7)偏 食 児 と養 育 者 との関 係

(8)偏 食 の矯 正 法

H研

究 の方法

2.1予

備:調 査

子 ど もの 好 嫌 食 品 の種 類,嫌 悪 食 品 の原 因,偏 食 の 矯 正 法,矯 正 す る こ とに よ って生 じた

障 害,偏 食 児 の 身体 的特 徴,偏 食 児 の心 理 的 特 徴 な どに つ い て,質 問紙 法 に よ って予 備 調 査

を 行 った 。 調 査 は,東 京都 ル ミエル 幼 稚 園 と神 奈 川 県 百 合 丘 幼稚 園 の保 護 者(主

と し て 母

親)211名

を対 象 に 行 った。

2.2本

調

(1)調

査 表 の作 成

予 備 調 査 の結 果 に 基 づ きな が ら,さ らに若 干 補 足 して質 問 紙 を 作 成 した。 質 問 紙 は,(1)食

品 の好 嫌 の種 類 と嫌 悪 の 原 因(2)偏 食 の矯 正 法(3)食

品別 矯 正 効 果 とそ の方 法(4)無

理 な矯

正 に よ って生 じた 障 害(5)子

ど もの性 格(6)身

体 的 特 徴(7)健

康 状態(8)病

気 の有 無(9)出

生 順 位(10)家 族 構 成 と主 な 養 育者(11)出 生 時 の状 態(12)出 生 後 の発 育 状 態

㈱ 栄 養(14)離 乳

開始 期(15偏

食 の開 始 期 な どか ら成 って い る。(付 録)

な お,食 品 の種 類 は,予 備 調 査 お よび文 献 研究 な どか ら,子 どもに と って好 嫌 食 品 と して

頻 数 の 多 い もの40種 類 を列 挙 した 。 これ 以外 の食 品 の好 嫌 につ い ては,調 査 用 紙 の 欄外 に記

入 す る よ うに した。 嫌 悪 食 品 の原 因 も同 様,予 備 調 査 お よび文 献 研 究 か ら主 な 原 因 を 選 択

(2)

(3)

し,そ れ を 列 挙 した 。

(2)研

究 の 対 象

研 究 の 対 象 は,都 市,農 村 の2地 域 にわ け4歳 か ら8歳 まで の784人

の幼 児 ・児 童 で あ

る。 都 市 地 域 と して は,東 京都 の 貞静 幼 稚 園,富 士 見 台幼 稚 園,若 松 保 育 園,開 進 第 三 小 学

校,農 村 地 域 と して は,岐 阜県 の 岐 南 町東 保 育所,岐

南町 東 小 学 校,高 知 県 の 久 永 保 育 所,

大 篠 保 育 所,旭 保 育 所,日 下 小 学校 を選 ん だ 。

これ らの幼 稚 園,保 育 所 の 幼 児 お よび小 学 校1,2年

生 それ ぞれ 男 女 ほ ぼ 同 数,計784人

が調 査 の対 象 で あ り,そ れ を 年 令 別,地 域 別 に 示 す とTable1の

ま うで あ る。

Table1調 査 人 数

4 5 67 8

53 121 104 42 33 353

52 90 110 88 91 431

105 211 214 130 124 784

質 問 紙 へ の 記入 は,子

ど もの世 話 を よ く

し,子 ど もを最 も よ く知 って い る 保 護 者

(主 と して母 親)に 詳 し く説 明 して依 託 し

た 。

この 結 果,(1)食 品 の好 嫌 の種 類 と嫌 悪 の

原 因,(2)偏 食 の治 療 法,(3)偏 食 の治 療 結 果

に つ い て は,調 査 対 象 全 員 の もの を 集 計 し,そ の他 の 項 目に つ い て は,実 験 群(偏 食 児 群)

150人 と対 照 群(非 偏 食 児群)150人

を 選 び,諸 調 査 結 果 を 比 較検 討 した。 この場 合,非 偏 食

児 群 は,本 調査(1)で,い ず れ の食 品 も嫌 いで な い もの(約2割)で

あ り,偏 食 児 群 は,本 調

査(1)で,嫌 い な食 品 が9個 以上 あ る もの(約2割)と

した 。

結果 とその考察

3.1嫌 い な 食 品 数 偏 食 に は 愛 好 偏 食 と嫌 悪 偏 食 とが あ る が,こ こ で は,主 と して 嫌 悪 偏 食 を 中 心 に 考 察 す る 。 先 ず 嫌 悪 食 品 を 年 令 別,地 域 別 に 算 出 し た(Table2)。 (1)発 達 的 傾 向 4歳 児 の 平 均 嫌 悪 食 品 数 は,4.63で あ り,5歳 児5.22,6歳 児5.13,7歳 児5.08,8歳 児 4.83で あ り,発 達 的 に は 特 別 の 傾 向 は な く,各 年 令 と も 平 均5個 嫌 悪 して い る 。 全 体 の 平 均 は5.03,標 準 偏 差 は4.81で あ る6な お,全 く嫌 悪 食 品 の な い も の が,784人 中154人 の19.64 %い た 。 嫌 悪 食 品 数 が1∼5個 の も の が332人(42.36%),6∼10個 が177人(22.57%),11 ∼15個 が93人(11 .85°o),16∼20個 が25人(3.19%),21個 以 上 が3人(0.3900)で あ った 。 (Fig1)最 高 嫌 悪 食 品 数 は,都 市 の1人 子 の6歳 児 で23個 で あ った 。 (2)偏 食 児 の 出 現 率 偏 食 児 の 出 現 率 は,研 究 に よ って,偏 食 の 定 義 が 必 ず し も.,し て い な い の で,は っ き り 比 較 検 討 は で き な い 。 し か し,諸 研 究 の 中,玉 井 収 介 ら は23.78°o,須 藤 春 一 は 小 学 生 児 童 (3)

(4)

Table2嫌

悪 食 品 数 の年 令 ・地 域 分布 表

4歳

5歳

6歳

7歳

8歳

農 村

州 ゜0

Ni%

州%

N[°0

Nl%

Ni%

Ni°0 NI°0 0 1 2 3 4 5 入 22 7 14 10 11 6 20.37 6.48 12.96 9.26 10.18 5.55 人 36 19 23 17 10 18 17.73 9.36 11.33 8.37 4.93 .. 人 44 24 27 16 12 15 20.09 10.96 12.33 7.30 5.48 6.85 人 25 12 11 10 7 8 20.49 9.83 9.01 8.20 5.74 6.56 人 27 10 20 6 10 9 20.45 7.58 15.15 4.54 7.58 6.82 人 154 72 95 59 50 56 19.64 9.19 12.12 7.53 6.38 7.14 人 68 38 44 27 19 34 19.26 10.76 12.47 7.65 5.38 9.63 人 86 34 51 32 31 22 19.9 7.,9 11.8 7.4 7.1 5.1 6 7 8 9 10 6 7 6 2 4 5.55 6.48 5.56 1.85 3.70 10 11 13 8 9 4.93 5.42 6.40 3.94 4.43 13 11 7 7 2 5.93 5.02 3.20 3.20 0.91 7 9 6 4 6 5.74 7.37 4.92 3.28 4.92 14 10 1 2 2 10.61 7.58 0.76 1.51 1.51 50 48 33 23 23 6.38 6.12 4.21 2.93 2.93 16 18 17 11 9 4.53 5.10 4.82 3.12 2.55 34 30 16 12 14 7.9 6.9 3.7 2.7 3.2 11 12 13 14 15 8 0 1 0 1 7.41 0.93 0.93 5 3 5 5 3 2.46 1.48 2.46 2.46 1.48 7 4 10 5 6 3.20 1.83 4.57 2.28 2.74 4 4 1 3 0 3.28 3.28 0.82 2.46 3 1 6 6 2 2.27 0.76 4.54 4.54 1.52 27 12 23 19 12 3.44 1.53 2.93 2.42 1.53 12 5 5 8 6 3.40 1.42 1.42 2.27 1.70 15 7 18 11 6 3.4 1.6 4.1 2.5 1.3 16 17 18 19 20 0 1 1 1 0.93 0.93 0.93 3 2 1 0 2 1.48 0.99 0.49 0.99 5 0 0 0 2 2.28 0.91 2 0 1 1 0 1.64 0.82 0.82 2 0 1 1.52 0.76 12 3 4 2 4 1.53 0.38 0.51 0.26 0.51 7 1 2 1 3 1.98 0.28 0.57 0.28 0.85 5 2 2 1 1 1.1 0.4 0.4 0.2 0.2 21 22 23 0 1 1 0.46 0.46 0 1 0 0.82 0 2 1 0.26 0.13 0 1 1 0.28 0.28 0 1 0.2

108 203 5.22 4:75 219 122 5.08 '1 132 784 5.03 4.81 353 431 5.09 4.72 M 4.63 5.13 4.83 4.95 SD 4.31 5.17 4.62 4.91 3 1 1 5 8 3 8 2 6 6 3 3 3 で,男 子23.9%,女 子24.7%,山 本 勝 朗(1954)が 男 子22.2%,女 子20.5%と 報 告 し て い る 。 ア ッ カ ー ソ ソ は18°o,パ ー レ ッ トは23°oと の べ て い る 。 こ れ に よ る と,偏 食 児 の 出 現 率 は20な い し2500で あ る と い え よ う。 本 研 究 で は,前 述 の 偏 食 の 概 念 に 基 づ く と と も に,嫌 悪 食 品 の 種 類 の 多 少 に 注 目 し,本 調 査 で 嫌 悪 食 品 が9個 以 上 の も の を 偏 食 児 と操 作 的 に き め た 。9個 を 限 定 した の は,非 偏 食 児 を 嫌 悪 食 品 が 皆 無 の も の と し,そ の 数 が 約20%で あ っ て,そ れ を 嫌 悪 食 品 の 多 い も の か ら 上 位 約20%を 比 較 す る と9個 以 上 に な る た め で あ る 。(土 井 昌 子 も 偏 食 者 と して 嫌 悪 食 品 数9 個 以 上 の も の と規 定 して い る 。1962)さ ら に,諸 種 の 研 究 に よ る と,偏 食 児 の 出 現 率 は20な い し25%で あ る と 考 え ら れ る か ら,そ の 数 値 に 近 い の が9個 で あ っ た と い う二 つ の 理 由 に よ (4)

(5)

る 。 そ の 結 果 に よ る と,本 調 査 で は,偏 食 児 は784人 中167人 の21.29%の 出 現 率 と な る 。 この 出 現 率 は,玉 井 ら の 研 究,呉 ら の 研 究 で も ま た 本 研 究 で も 年 令 に よ る 差 異 は 認 め られ な い 。 性 差 に つ い て も 同 様, 玉 井 ら の 研 究,須 藤 春 一 の 研 究 に お い て も,そ の 差 異 は 認 め られ な か った 。 (3)地 域 差 Table2に 示 す よ うに,都 市 の 嫌 悪 食 品 数 の 平 均 は4.95, 農 村 は5.09で あ っ て,そ の 差 異 は 認 め ら れ な い 。 ま た,嫌 悪 食 品g個 以 上 の 偏 食 児 は,都 市 が20.41%,農 村 が22.01% で 有 意 差 は な か っ た 。 他 の 諸 研 究 で も 同 様 で あ る 。 (4)嫌 悪 食 品 子 ど も の 嫌 悪 食 品 の 頻 数 の 多 い 順 に ま とめ る と,Table3 の よ うに な る 。 す な わ ち 1.ね ぎ2.う め ぼ し3.玉 ね ぎ4.ご ぼ う 5.人 参6.チ ー ズ7.も や し8.大 根 9.魚 類10.肉 類 の 順 に 嫌 悪 さ れ て い る 。 第1位 の ね ぎ は39.92%,第2位 の うめ ぼ しは39.4100の も の か ら嫌 わ れ て い る 。 上 位10位 に 野 菜 が6種 類 も あ っ て 多 い 。 こ の 嫌 悪 食 品 の 地 域 別 傾 向 をTable4に 示 す 。 都 市,'農 村 の 嫌 悪 食 品 数 の 多 い も の か ら 上 位15位 を 順 に 列 記 した 。 両 地 域 と も第1位 は ね ぎ で あ る が,特 に 都 市 で は44.76°oの も の が 嫌 っ て い る 。 一 般 に 都 市 で は 野 菜,漬 物 類 を 嫌 う も の が 多 い の に 対 し,農 村 で は,野 菜, チ ー ズ,肉 類 な ど を 嫌 う傾 向 が あ る 。 や は り食 生 活 の 違 い が 嫌 悪 食 品 に も現 わ れ て い る。 例 え ば,都 市 で 第5位 の た く あ ん(23.2300)は,農 村 で は 第18位 で54人(12.53%)か ら嫌 わ れ て い る の に す ぎ な い 。 ま た,農 村 の 第2位 の 人 参(35.27%)は 都 市 で は 第11位 で18.41%と な っ て い る 。 これ な ど は,都 市 で は 調 理 法 が 工 夫 さ れ て い る点 も考xら れ よ う。 ま た,農 村 第4位 の チ ー ズ(32.02%)は,都 市 で は 第7位 で21.53%で あ る 。 現 在 の 農 村 で は,チ ー ズ を 食 ぺ て い る家 庭 は,都 市 よ り少 な く,食 生 活 の 違 い か ら き て い る も の と考 え ら れ よ う。 同 様 の こ と は,農 村 第13位 の キ ャ ベ ツ(15.3100)は,都 市 で は 第18位 で42人(11.90°0)か ら嫌 わ れ て い る 。 都 会 に お け る 西 洋 料 理 で の キ ャベ ツ は 常 食 に な っ て い る の に 反 し,農 村 で は,そ れ ほ ど 普 及 して い な く て,た べ ず 嫌 い が 影 響 し て い る も の と考 え ら れ る 。 な お,全 体 を 栄 養 素 別 に 分 類 す る とTable5の よ うに な る 。 これ を み る と,野 菜 類 が 最 も多 く45.89%で あ る 。 野 菜 類 が 嫌 い で あ る の は,玉 井 収 介,須 藤 春 一,山 本 勝 朗(1954) らの 研 究 と一 致 して い る。 つ い で,漬 物 類,魚 介 類 な どが 多 い が,し か し約1割 強 程 度 で あ る 。 玉 井 収 介(1955)ら の 研 究 で は,魚 介 類 が22.3%で や ∼多 く な って い る が,従 来 の 諸 研 (5)

(6)

Table3嫌

悪 食 品 の順 位 と親 子 関 係

子 どもの 嫌悪数

親 子 関 係 の 嫌 悪 数(N)

子 ども

NIgo

子のみ1母

のみ1父

のみ陪1矧

父骭

の嫌 悪 な し 1

313 39.92 283 11 3 18 10 1 2 456 2 309 39.41 185 17 59 45 39 4 40 415 3

230 29.34 196 11 13 18 10 0 6 530 4 ご ぼ う 226 28.83 187 6 12 8 18 2 13 538 5

217 27.68 164 25 35 15 19 6 19 501 6 チ ー ズ 214 27.30 53 100 34 77 9 25 75 411 7 も や し 165 21.05 121 8 29 11 16 2 17 580 8

148 ... 126 5 24 7 12 0 3 607 9

143 18.24 99 33 46 16 21 0 7 562 9

143 18.24 114 25 15 21 6 0 2601 11

138 17.60 118 617 6 13 1 1 622 11 コ ソ ニ ャ ク 138 17.60 105 11 30 8 16 4 9 601 13 ほ う れ ん 苴 137 17.47 120 6 10 2 9 0 6 631 14 た く あ ん 136 17.35 104 9 29 10 12 0 10 610 15

126 16.07 88 24 24 17 16 0 5 610 15 サ シ ミ 126 16.07 96 37 1? 16 7 1 7 603 17 キ ャ ベ ツ 109 13.90 103 5 5 3 2 1 1 F64 18

91 11.61 64 7 23 7 13 6 7 657 19

90 11.48 41 18 75 9 25 7 15 594 20

84 10.71 39 84 33 23 11 18 11 565 20 ト マ ト 84 10.71 56 32 41 17 9 4 2 623 22

76 9.69 56 9 10 17 2 1 1 .. 23 バ タ_ 73 9.31 31 56 29 21 6 15 15 611 24 天 ぷ ら 66 8.42 39 11 28 9 10 0 8 679 25 じ ゃ カミ い も 62 7.91 39 14 69 6 11 6 6 633 26 と う ふ 53 6.76 34 19 21 9 5 0 5 691 27

45 5.74 30 16 19 7 4 3 4 701 28

37 4.72 29 4 17 3 3 2 2 724 28 ノ、 ム 37 4.72 23 31 46 5 4 14 5 656 30 り ん ご 30 3.83 22 23 28 2 5 3 1 700 31

28 3.57 20 1 1 7 0 1 1 753 31 ソ ー セ ー ジ 28 3.57 9 58 106 5 4 39 10 553 33 さ つ ま い も 27 3.44 10 17 134 3 7 20 7 586 34

戯 23 2.93 8 26 81 4 5 41 6 613 35 う ど ん ・そ ば 18 2.30 13 17 30 3 1 4 1 715 35

18 2.30 13 1J 16 2 2 5 1 732 3? せ ん べ い 類 17 2.17 4 8 48 4 5 9 4 702 38 バ ナ ナ 14 1.79 11 21 11 1 0 1 2 737 39 パ ソ 13 1.66 6 29 61 1 1 20 5 661 40 ミ カ ソ 12 1.53 10 10 11 110 2 1 749 注)%はN784 よ り算 出 した 。

(6)

(7)

Table4都

市 ・農 村 別 嫌 悪 食 品 の順 位

都 市(N=353) 1農 村(N=431)L 一

名iN【%

1瀏

名{NOQ

}i 1}ね ぎ1158 44.76 1 ね ぎ1159{36.89

2

3め

ぽぽ1腸

43.63 34.28 2 3 人 参152 う め ぼ し11511 35.27 35.03 4 玉 ね ぎ116 32.86 4 チ ー ズ!138132.02 5 6 た く あ ん!82

劍78

23.23 22.10 5 6 玉 ね ぎ1114126.45 1 ご ぼ う105124 .36 7 チ ー ズ 76 21.53 7 類101123.43 」 7 コ ン ニ ヤ ク 76 21.53 8 し}96i22.27 } 7

76 21.53i 9 類}87120.19 0 111 も や し 人 参 69 65

19.55j

i 18.41 1 10 11

査うれん鑑 隠

12

56 15.86 12 サ シ ミ174 17.17 13 ほ う れ ん 草 54 15.3・1 13 キ 。 ベ ッ167 15.31 14 サ シ ミ 52 .73 旨1414 。 ソ ニ 。 クt62 14.39 15 ト マ ト 50

14.16;II

14 障 物 類162114.39

Table5栄

養 別 嫌 悪 食 品 数

一一 一

一一

男i\ 一

ニ ズ

N°o ゜o N°o

68 195 11 140 3.68 10.56 0.59 7.58 140 237 7 170 6.36 10.77 0.31 7.73 208 432 18 310 5.14 10.68 0.44 7.67

106 50 5.74 2.71 192 89 8.73 4.04 298 139 7.37 3.44

.. 30 54 316 18 0 2.93 17.12 1・: 0 46.48 1.63馴   47 267 22 0 1.31 2.13 12.14 1.00 0 1856 59 101 583 40 0 45.89 1.46 2.50 14.42 0.99 0

計1・846[1・o.・ ・12・9811・o.・ ・14・441・ ・o.・・

究 で は,そ れ ほ ど明 瞭 では な い。

地 域 別 にみ た 場 合,蛋

白質 の獣 肉類,脂 肪 の 乳 類,そ

の他(天 ぷ ら,バ タ ー ら)は,都

児童 に比 較 して,農 村 児 童 が や や 多 く嫉 って い る傾 向 が あ る。 こ う した 栄 養 価 の高 い食 品 を

農 村 児 童 が多 く嫌 って い る こ とは 問 題 で あ る。 な お,漬 物 類 は,都 市児 童 の方 が 多 く嫌 って

い て,農 村 児 童 の 愛 好 食 品 に た くあ ん が 多 いの も,考 え させ られ る問題 で あ る。

(5)偏

食 と親 子 関 係

7)

(8)

子 ど もの嫌 悪 食 品 と両 親 の嫌 悪 食 品 との間 に,特 別 の関 係 が あ るか を 調 べ た。 調 査 は,各

食 品 につ い て,子

ど もだ けが 嫌 う頻 数

母 だ け,父 だ け,母

と子,父

と子,父

と母,父 母 と

子,子

ど もが嫌 わ な い頻 数 に 分 類 して調 べ た(Table6)。

さ らに,嫌

悪 数 の総 数 に つ い て

も調 べ た 。

Table6嫌

悪 食 品 数 と 親 子 関 係

ミ〉\_地

親子関係

人数

市1

村i合

N°oN°o'JN°o

1367 46.611502 43.37 2869144.85 母 の み 350 11.94 514 14.84 i 864113.53 父 の み 637 21.73 582 16.81 121919.06

187 6.38 277 /1 464 7.26

172 5.87 196 5.66 368 5.75

98 3.34 170 4.91 268 4.19

121 4.13 222 6.41 343 5.36

2932 100.00 3463 一一一 100.00 6395 100.00 4L`nで は,子 だ け が44.85°o,母 だ け が13.53%,父 だ け が19.06%,母 と子 が7.26%,父 と子 が5.75%,父 と母 が 4.19%,父 母 と子 が5.36%で あ る。 母 と子 が 父 と子 よ り も や ∼多 い 。 特 に 母 と子 が 同 時 に 嫌 悪 して い る 食 品 は,チ ー ズ(77人),う め ぼ し(45人),乳 類(23人),バ タ ー(21 人),肉 類(21人)な ど で うめ ぼ し を 除 い て,栄 養 価 の 高 い も の に そ の 傾 向 が 強 い 。 そ の 他,ね ぎ,玉 ね ぎ,貝 類,魚 類,み そ 汁,ト マ トな ど も そ の 傾 向 が あ る 。 父 と子 で は, うめ ぼ し(39人),煮 豆(25人),魚 類(21人),入 参(19 入),ご ぼ う(18人)な ど を 類 似 し て 嫌 って い る 。 両 親 と 子 が と も に 嫌 い な も の と して は,チ ー ズ(75人),う め ぼ し(40人),入 参(19人),も や し(17人)な ど が 多 い 方 で あ る 。 こ れ ら の こ と か ら親 の 食 品 の 好 み が,子 ど も に 若 干 影 響 して い る も の と 考 え ら れ る 。 な お,母 だ け が 特 に 嫌 っ て い る食 品 と して は,チ ー ズ (100人),乳 類(84人),ソ ー セ ー ジ(58人),バ タ ー(56 人),サ シ ミ(37人),魚 類(33人),ト マ ト(32人),ハ ム(31人),パ ソ(29人)な ど が 多 い 。 父 だ け が 嫌 って い る も の と して は,さ つ ま い も(134人),ソ ー セ ー ジ(106人),あ め 類 (g>

(9)

(81人),煮 豆(75人),じ ゃ が い も(69人),パ ソ(61人),う め ぼ し(59人)な ど が 多 い 食 品 で あ る 。 こ の 結 果 に よ る と,食 品 の 好 嫌 は,年 令(子 ど も と お と な),性 別 に よ っ て 傾 向 が 違 うよ うで あ る。 (6)親 子 の 嫌 悪 食 品 数 親 と子 の嫌 悪 食 品 数 を 比 較 す る と,Fig2に 示 す よ うで あ る 。 父 は 都 市 が2.91個,農 村 が 2.71個,平 均 が2.80個 で,地 域 差 は ほ と ん ど な い 。 一 方,母 は 都 市 が2.14個,農 村 が2 。74個 で,農 村 の 母 親 の 方 が 嫌 い な 食 品 が 多 い 傾 向 が あ る 。 平 均 して2.47個 嫌 い,父 と母 と を 比 較 した 場 合,父 親 の 方 が や 丶多 い 傾 向 が あ る 。 な お,子 ど も の 偏 食 食 品 数 は,Table3に も 示 し た よ うに,親 よ り多 く,約5個 で あ る 。 都 市 と農 村 に よ る地 域 差 は,ほ とん ど 認 め ら れ な い 。

3.2偏

食 の 原 因

偏 食 の 原 因 に は,h考xら れ る が,大 別 す る と,心 理 的 に 不 快 な 過 去 経 験 と結 び つ い て い る 心 理 的 原 因 と家 庭 で そ の 食 品 を 食 べ る 習 慣 が な か った り,両 親 が 偏 食 で あ っ た りす る よ うな 環 境 的 原 因 と ジ ソ マ シ ソ が 出 る な どの 主 と し て ア レル ギ ー 性 反 応 を 生 じ る た め に 起 る 身 体 的 原 因 とが 考 え ら れ る 。 しか し,偏 食 の 原 因 は,本 入 に は 説 明 が つ か な い,無 意 識 的 な も の も 多 い 。 要 す る に ミ何 とな く嫌 し丶 と い うも の が 多 い 。 さ ら に,食 品 の 種 類 に よ っ て,原 因 が 異 な る し,原 因 が 明 白 な も の と,そ うで な い も の と が あ る 。 本 研 究 で は,過 去 の 諸 研 究 お よ び 予 備 調 査 か ら そ の 原 因 を8領 域19項 目に わ け て,各 食 品 毎 に,子 ど も と母 親 の 嫌 悪 の 原 因 を 調 べ た 。 そ の 結 果 が,Table7で あ る 。 実 数 か ら云x ば,軻 とな く ミ が,各 食 品 と も 多 い が,食 品 に よ っ て は,そ の 特 徴 に よ っ て 原 因 が 集 中 し て い る も の も あ る 。 例 え ば,ね ぎ は ミ香 が 嫌 い ミ だ か ら と か,ミ ヌ ル ヌル す る 。 な ど が 多 い し,う め ぼ しは,ミ す っぱ い.が 圧 倒 的 に 多 い 。 玉 ね ぎ も 疑香 が 嫌 い 。 ご ぼ うは ミ堅 い.人 参 は ㌣香 が嫌 し丶 チ ー ズ は 誉香 が 嫌 い 、 湘 ざ わ りが 悪 い 。 ㍉」丶さ い 時 か ら食 べ させ な か っ た 。 な ど が 多 い 。 魚 類 は も生 ぐ さ い 。 が 多 い が,肉 類 は ミ堅 い 。 とか ミ気 味 が 悪 い 、 と か ミ香 が 嫌 い.な ど 肉 の 種 類 や 料 理 法 に よ っ て 原 因 が 多 種 多 様 で あ る 。 そ の 他,コ ソ ニ ャ ク は ミグ ニ ャ リ とす る か ら.サ シ ミはa生 ぐ さ い 。 乳 類 と バ タ ー と ソ ー セ ー ジ な ど は ㍉香 が 嫌 い 。 な ど が 多 い 。 これ を さ ら に,触 覚 嗅 覚,味 覚,家 庭 の 影 響,連 想,視 覚,体 質,そ の 他 に 分 類 して ま と め た の がTable8で あ る 。 これ に よ る と,洞 と な く 。 と い う本 人 に は 意 識 さ れ な い 原 因 が,子 ど も は38.3400,母 親 は41.41%で 最 も多 い 。 つ い で 多 い の が 子 ど も の 場 合,口 ざ わ りが 悪 い,堅 い,グ ニ ャ リ す る,ヌ ル ヌル す る,ベ タ ベ タ す る な ど の 触 覚 に よ る 原 因 が21.90%で 多 い 。 さ ら に,香 が 嫌 い,生 ぐ さ い な ど の 嗅 覚 に よ る原 因 が17.65%で 多 い 。 また,す っぱ い,か ら い な ど の 味 (9)

(10)

Tarle7食

品 別 嫌 悪 の 原 因 数

嗅 覚 味 覚 触 覚 連 想 視 覚 家 族 の 影 謹 体 質 その他 嫌 食 悪 品 の の 原 種 因 類 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 is 13 14 15 16 17 18 19 香 が 嫌 い だ か ら 生 ぐ さ い か ら す つ ば い か ら か ら い か ら 口 ざ わ り が 悪 い か ら 堅 い か ら グ ニ ア リ と す る か ら ヌ ル ヌ ル す る か ら ベ タ ベ タ す る か ら 気 昧 が 亜 'uし い か ら 生 か き ら 物 を 殺 す と こ ろ を み て は レ、 た 経 験 が あ る か ら コ" テ コ" テ し て い る か ら 色 が 嫌 い だ か ら 家 族 の も の が 嫌 レ、 だ か ら 小 か さ ら い 時 食 べ さ せ な か つ た 料 理 が 下 手 な と き ジ ン マ シ ン が で る か ら 何 と な く 子 母 子 母 子 母子 母 子 母 子 母 子 母子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子 母 子・母 1 ■ ね ぎ 85 6 z 0 0 0 6 0 21 5 2 0 19 0 40 7 2 0 4 0 0 0 0 0 0 0 1 0 z 0 5 0 5 2 0 0 iia 4 2 う め ぼ し i 2 0 0 268 19 zo 0 i 0 3 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 1 0 0 0 0 0 u 8 3 ■ 玉 ね ぎ 75 iz z i 0 0 7 0 13 i a 0 17. 1 6 3 0 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 i a 4 0 4 0 0 0 78 7 4 ご ぼ う 24 z i 0 0 0 i 0 is 3 107 8 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 i 0 5 i 1 2 9 0 i 1 0 0 70 9 5. 人 参 齟 74 28 0 i 0 0 0 0 9 2 0 0 i 0 1 0 0 0 1 i 0 0 0 0 0 0 z 0 3 2 0 0 12 4 0 0 93 is 61 チ ー ズ 1 70 80 4 9 z z 3 i zs 6 0 0 2 5 i 5 9 6 7 5 0 0 2 z 5 1 0 0 6 3 14 6 1 0 0 0 62 80 7 も や し 24 ii 3 i 0 0 0 0 28 i 0 i 0 i i 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 i 0 7 i 3 0 0 0 67 8 81 大#1 8 0 0 0 1 0 6 0 is z 1 i z 0 i 0 0 0 4 0 0 0 0 0 i 0 0 a 1 0 3 0 7 0 0 0 77 13 1 9 魚 類 幽 6 3 43 36 0 0 i 1 5 0 0 0 i 0 0 0 0 0 i 0 i 0 0 i z 0 i 0 1 1 0 0 4 2 i 3 41 9 io 肉fif 1 9 6 1 3 6 1 4 i 4 0 9 1 18 i 6 1 6 0 i i is 3 4 3 2 i 1 5 3 i 0 0 4 i 3 0 i 1 63 is 1 11 ;只 物 類 12 6 1 0 0 8 0 zz 3 1 0 iz 3 0 0 0 0 0 0 i 1 0 0 3 i i 0 1 0 0 0 5 0 0 0 0 0 42 4 ■ 12 コ ン ニ ャ ク . 0 0 . 0 . 0 0 0 0 0 5 3 0 0 ion 3 13 i 0 0 4 0 0 0 a 0 0 0 1 0 0 0 4 0 2 0 0 0 44 9 1 13 ほ う れ ん草 I iz 3 1 0 0 0 0 0 19 4 0 0 z 0 i 0 0 0 i 0 0 0 0 0 0 0 0 i 0 0 i 0 3 0 0 0 n 4 1 14 た く あ ん 1 18 6 0 0 6 i 20 2 3 0 13 10 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 2 i i 0 2 1 2 0 3 0 i 0 0 0 27 6 1 15 貝'類 . ii 8 1 3 1 z 0 0 0 io 4 8 i 17 3 2 0 0 0 ai 4 0 0 1 5 0 0 0 0 1 0 3 0 2 i 0 3 37 14 1 16 サ シ ミ ■ 0 4 1 28 23 0 0 2 1 5 1 0 0 13 z iz i 0 0 7 3 0 0 0 i 0 0 i 0 0 0 9 i 0 0 0 i 37 15 17 キ ャ ベ ツ io 0 1 0 0 0 0 0 17 1 3 0 0 0 1 i 0 0 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 z 0 0 59 6 I IS 油 あ げ h 3 1 0 0 0 0 0 0 15 3 i 0 0 z 0 i 1 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 1 0 6 0 4 0 1 0 40 ii 19 煮 豆 I i 0 0 0 0 0 0 0 z 3 4 i 0 1 1 0 3 i 0 0 0 0 0 0 3 3 0 0 1 i 5 0 3 i 0 0 57 31 20 乳 類 1 36 1 54 3 8 0 0 0 0 5 3 0 0 0 0 0 0 0 0 i 0 0 0 5 i 0 0 0 0 0 i 3 0 0 i 1 0 43 31 1 21 ト マ ト 23 19 1 i is 4 0 0 5 i 0 0 u 3 5 3 Z 0 1 0 0 0 i i 0 0 1 0 3 0 2 0 0 0 0 0 2z 12 22 み そ 汁 1 6 0 0 0 1 0 s 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 i 0 0 0 0 i 0 0 0 2 i 1 0 5 0 0 0 42 19 1 23 . バ タ ー 25 24 1 3 0 0 4 a 8 5 0 0 z z 4 a' 9 3 i 2 0 0 0 i i i 0 0 2 1 3 2 ㌧ 0 0 0 0 is 26 24 1 天 ぷ ら 4 ■ 0 0 0 0 0 0 0 4 0 i 0 i 0 1 0 3 z i 0 0 0 0 0 7 5 0 0 i 0 4 i 3 1 0 1 27 7 25 じ ゃ が い も 2 2 0 1 0 0 0 0 6 4 0 0 0 i 0 i i 0 0 0 0 0 0 0 0 i 0 0 i i z i 5 0 0 0 32 18 . 26 と う ふ 0 i 0 0 0 0 0 0 3 2 0 0 io 2 2 0 0 0 1 0 0 0 0 i 0 0 0 0 i 0 z 0 工 i 0 0 17 is I z7 ■ 柿 0 1 0 0 0 1 0 0 3 z 9 i z z 4 0 .0 0 i 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 14 17 28 海 藻 類 0 2 i 0 0 0 0 0 5 0 z a 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 i 0 0 0 i 0 z i 0 0 17 5 zs ハ ム 10 10 1 0 0 0 0 0 z i 1 0 0 0 0 0 0 0 2 3 1 0 0 i 0 0 1 i 0幽 0 i 0 1 0 0 0 is 26 30 0 0 0 0 18 ii 0 0 z 0 4 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 i 0 0 0 0 0 0 5 14 31 米 食 0 0 0 0 i i i 0 3 0 0 0 i 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 14 z 32 ソ ー ・セ ー ジ 27 32 z z 0 i 0 0 3 6 0 z 0 1 0 0 0 a 3 4 0 b 0 0 0 0 3 4 i i z a 0 0 1 1 21 45 33 さ つ ま い も z 2 0 0 1 0 0 0 3 6 0 0 1 i 0 i 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 0 0 2 1 2 0 0 i 0 a 32 39 34 あ め 類 z'1 0 0 0 0 0 尸 i 3 5 5 z 0 0 a 2 3 1 0 0 0 0 i 0 i 2 0 0 2 i 0 0 0 0 0 i 17 27 35 うどん ・そ ば 0 2 0 0 0 0 0 0 3 i 0 0 i 0 2 0 0 0 1 a 0 0 0 i 0 1 0 0 0 1鹽 0 0 0 1 0 0 io iz 3$ 卵 類 1 z 0 i 0 OI.0 0 0 0 0 0' 0 0 2 i i 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 i 0 z 2 0 0 6 4 37 せ ん ぺ い類 0 0 0 0 0 0 !0 0 5 5 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0- 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 14 iz 38 バ ナ ナ i 5 0 0 i oi. 0 0 0 0 0 0 0 3 3 2 0 1 o 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 z 0 0 0 0 0 7 11 39 パ ン 1 0 0 0 0 0 i 0 z s 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 i 0 i 0 0 0 0 15 23 40 ミ カ ン 0 1 0 0 15 4 0 0 i 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 i 4

合 計 582 336 ioo 94 3471Q5 104 io 292 87 iss 36 21藷34111133 851 15 87 28 7 3 17 zi 28 23 23 9 40 zi its 14 78

,

zi 5 11 1,481.6471

(11)

Table8偏 食 の 原 因

NIooINoO

846 21.90 205 13.33

.o 17.65 430 27.96

451 11.67 115 7.48

家族 の影響

234 6.06 56 3.64

113 2.93 52 3.38

51 1.32 32 2.08

5 0.13 11 0.72 そ の 他 (何 とな く) 1,481 38.34 637 41.41 計13,863い ・o.・・11,5381100.・ ・ 覚 は11.67%,家 族 の も の が 嫌 い, 小 さ い 時 か ら くわ ず 嫌 い,料 理 が 下 手 な どに よ る 家 族 の 影 響 が6.06 00 ,気 味 が 悪 い,生 き も の を 殺 す と こ ろ を み た,は い た 経 験 が あ る な ど連 想 に よ る も の2.93%,ゴ テ ゴ テ し て い る,色 が 嫌 い な ど視 覚 が1.32%,体 質 は 僅 か0.130で あ る 。 これ に 対 して,母 親 の 場 合 は,嗅 覚 が27.9600で 多 く,っ い で,触 覚 が13.33%,味 覚 が7.48

%で,母

と子 の 間 に か な りの差 異 が あ る。 この点,調 理 法 な ど も子 ど もの心 理 を理 解 しな い

で 行 うと,偏 食 児 を作 る動 機 とも な ろ う。

玉 井 ら(1955豆)の

幼児 の研 究,山 本 らの 幼 児 か ら中 学 生 ま での 研 究 で は,食 べ ず嫌 い に

よ る老 の 比率 が 高 い が,土 井(1962)の

大 学 生 に つ いて の研 究 で は,食 べず 嫌 い は 少 な く

(2.7%),連

想,味 覚 な どが 多 い 。 また,乳 幼 児 期 の 栄 養 の と り方 す な わ ち不 規 則 な授 乳,

離 乳 開 始 期 の遅 れ,離 乳 完 了期 の遅 れ,離 乳 食 品 の内 容 と与 え方 な どに よる こ とも 問題 に さ

れ て い るが,こ れ を 裏 づ け る資 料 は な い。 さ らに,家 庭 内 で の位 置 や 親 の 養育 態 度 す な わ

ち,一 人 子,長 子,末 子,お

ば あ さん 子 な どで盲 愛 され,溺 愛 され た子 に 偏食 児 が 多 い とす

る研 究(山 本 勝 朗)と,こ

れ を否 定 す る研 究(玉

井 ら,1955皿)と

が あ る。(こ れ に つ い て

は後 述 す る)

以 上 の べ た よ うに,偏 食 の原 因 は,偏 食 児 の年 令,研 究 方 法 な どに よ って異 な るが,真 の

原 因 は,本 人 に も,親 に も意 識 されず,調 査 しに くい面 が あ る。 幼 児 期 の体験 や 行 動 な どが

原 因 して い る こ とも大 い に考 え られ よ う。 この点 の追 究 が 必要 で あ る。

3・ 偏 食 児 の 身 体 的 問題

偏 食 児 は,栄 養 の 偏 りに よ っ て,身 体 的 に も 問 題 が あ る の で は な い か とい う考 え が あ り, 幾 つ か の 研 究 も 発 表 さ れ て い る 。 本 研 究 で は,質 問 紙 法 に よ っ て,偏 食 児 群(150人)と 非 偏 食 児 群(150人)と の 身 体 的 問 題 に つ い て 比 較 検 討 した 。 (1)身 体 的 特 徴 身 体 的 特 徴 に つ い て は,偏 食 児 群 は,や せ て い る も の が23.3300,非 偏 食 児 群 は18.00% で,明 らか に 偏 食 児 群 は や せ て い る も の が 多 い(Table9)。 土 井(1962)の 研 究 に お い て も,偏 食 児 群 は,背 が 高 く,胸 囲 が せ ま く,非 偏 食 児 群 の 方 が 健 康 的 で あ る と報 告 し て お り,玉 井(1955)ら の 研 究 で も 偏 食 児 群 に や せ 型 が 多 い 。 大 見 川 ら の 研 究 で も,偏 食 の 女 子 に エ ク トモ ル フ 型(や せ て き ゃ し ゃ,小 さ い 体 格)が 多 い こ と を 報 告 し て い る 。 ま た,動 作 (11)

(12)

が の ろ い(18.00%),よ く病 気 を す る(6.00%),指 し ゃ ぶ り(5.3300)な ど も 偏 食 児 群 に 多 い 傾 向 が あ る が,そ の 他 じ ん ま し ん,夜 尿 症,ど も りな ど に つ い て は,は っ き り した 傾 向

Table9偏

食 児 の 身体 的 特 徴

身体 的特徴

NI°o N°o や せ て い る 動 作 が の ろ い よ く病 気 をす る 指 し ゃ ぶ り じ ん ま し ん 夜 尿 症 ど も り ひ き つ 竹 爪 か み 虚 弱 そ の 他 35 27 9 8 5 3 2 2 1 1 2 23.33 18.00 6.00 5.33 3.33 2.00 1.33 1.33 0.67 0.67 11・33i 27 22 4 3 7 5 1 4 2 2 5 18.00 14.s7 2.67 2.00 4.67 3.33 0.67 2.67 1.33 1.33 3.33 Table10健 康 状 態

健 康 状 態

NloO

N°o

病 気 が ち

46【30.67 9160.671 42.67 65 1 7449.33 43.33 0.67 Table11出 生 時 の 状 態

出生時の状態

NOO

Ni%

129 9 :・11 6.00 126i84.00 ミ 614.00

7 3 4.67 2.00 312.00 1 916・00

2 1.33

5i3.33

0 o.00 110.67 Table12栄 養 法

NI°o

Ni%

78 37 28 7 52.001%9 24.67129 18.67 4.67 39 3 52.67 19.33 26.00 2.00

は認 め られ なか った 。

(2)健

康 状 態

現 在 の健 康 状 態 に つ い て,偏 食

児 群 と非 偏 食 児 群 とを 比 較 す る

と,Table10の

よ うで あ る。 こ

れ を み る と,明 らか に,非 偏 食 児

群 の方 が 健 康 で あ る。

(3)出

生 時 の 状 態

出 生 時 の 状 態 に つ い て 比較 して

み る と,Table11に

示 す よ う

に,正 常,早 産,仮 死,逆 子 な ど

の出 生 時 の 状 態 は,ほ

とん ど偏 食

とは 関 係 が な い 。 未熟 児 は,む

ろ非 偏 食 児 群 の方 に多 い 。

(4)栄

乳 児 期 の 栄 養 法 が何 で あ ったか

に つ い て は,Table12の

よ う

に,各 群 間 に は,差 は み とめ られ

な か った 。僅 か に,人 工 栄 養 は偏

食 群 が,混 合 は非 偏 食 群 が多 い傾

向 が認 め られ た。 過 去 の研 究 の多

くも同様,栄 養 法 は,直 接 関 係 が

な い よ うで あ る。

(5)発

育 状 態

出生 後 の発 育 状 態 は,Table13

に示 す よ うに,浪

い 、 は偏 食 児

群42.67%,非

偏 食 児 群48.67%で

後者 がや 丶多 い。a普 通 。 は 偏食

児 群が や ∼多 く,ミ 悪 い。 も偏食

児 群が や ∼多 いが,統 計 的 に は,

いず れ も有 意 差 は なか った 。 た ゴ

傾 向 と しては,や は り非 偏食 児 群

の方 が 発 育 状 態 は よい 。

(12)

(13)

3.4偏

食 児 の 心 理 的 問題

(1)偏 食 児 の 性 格 偏 食 児 の 性 格 を,非 偏 食 児 の 性 格 と比 較 検 討 し た 。 そ の 結 果 は, Table14の よ うで あ る 。 即 ち,

Table13偏

食 児 の 発 育 状 態

゜o N°o 良 い 普 通 亜 い 'u、 64 76 10 42.67 50.67 6.67 73 69 8 48.67 46.00 5.33 偏 食 児 に は,内 気,わ が ま ま,神 経 質 な ど の も の が 多 い 。 ま た,気 が 短 か い,依 頼 心 が 強 い,泣 き 虫 な ど も 非 偏 食 児 に 比 較 し て や 丶多 い 傾 向 が あ る。 植 田 ・山 本 の 研 究 で も,わ が ま ま な 児 童 の 多 い こ とを 報 告 して い る。 ワ ・一 レ ソ ワ(1945)の 研 究 で は,偏 食 児 に 神 経 質 が 多 い こ と を 報 告 し て い る 。 Table14偏 食 児 の 性 格

非 偏 食 児

性 格

Noa

Nレ

46入 30.67 40人 26.67 わ が ま ま 36 24.00 34 22.67

34 22.67 29 19.33

2919.33 2919.33

が 短

26 i17 .33

13i8.67

依 頼 心 が 強 い

23 15.33 16 10.67

22 14.67 15 10.00

人前 で話 ができない

17 11.33 18 12.00

自 我 意 識 が 強 い

14 9.33 16 10.67

12! 1/ 74.67

7i4.67

10(6.67

な い

6!4.00 3 2.00 ひ ね く れ 614.00 5 3.33 そ の 他 42.67 1

131

2.00

しか し,性 格 の 調査 が 母親 の 評

定 に よる もの で あ り,さ らに,植

田,山 本 らの研 究 の場 合,比 較 対

照 とな る非 偏 食 児 の 結 果 が な い の

で,こ れ らの 結 果 が,ど の程 度 客

観 的 に信 頼 で きる か 問 題 も あ ろ

う。

(2)主

な養 育者

主 な養 育 者 が誰 で あ る か。 そ の

養育 者 の あ り方 が,子

ど もの偏 食

の 発現 に 関係 が あ る だ ろ うか 。 須

藤(19531[)の

研 究 で は,養 育 者

との 関係 は認 め られ な い と報 告 し

て お り,山 本 ら(1954)の

研 究 で

は,祖 母 に 養 育 さ れ た も の に 偏 食 児 が 多 い と報 告 し て い る 。 本 研 究 で は,都 市 と 農 村 に わ け,偏 食 児 と非 偏 食 児 の 主 な 養 育 者 と祖 父 母 の 有 無 に つ い て 比 較 検 討 した(Table15)。 非 偏 食 児 は,84.66%が 母 に 養 育 さ れ て お り,祖 母 が4.67%, 父 が10.6700で,そ の 多 く が 母 中 心 で あ る 。 そ れ は 対 して,偏 食 児 は,母 が74.67%,父 が 14.00%,祖 母 が7.33%,祖 父 が2.00%,そ の 他 が2.00%で,母 以 外 が 挺 も い る。 な お,同 一 家 族 内 に 祖 父 母 の 同 居 の 有 無 も調 べ た が,祖 母 は,両 群 と も 約4割 お り,祖 父 は,約2割 い る が,し か し,主 な 養 育 者 とな って い る の は 僅 か で あ る 。 特 に 都 市 で は,祖 父 母 が 主 な 養 育 者 と な っ て い る も の は,少 な く,非 偏 食 児 で は 皆 無 で あ る 。 これ ら の こ と か ら,従 来 云 わ れ て い る祖 父 母 の 存 在 が 問 題 で は な く,祖 父 母 の 養 育 態 度 が 問 題 で あ る と い え よ う。 両 群 と も祖 父 母 の 存 在 は,ほ とん ど差 が な い が,偏 食 児 群 の 場 合,祖 父 母 が 主 な 養 育 者 に な って い る も の は14人(9.33°o),非 偏 食 児 群 は,7人(4.67%)で あ っ て,1%の 有 意 水 準 で 差 が あ (13)

(14)

Table15偏

食 児 の主 な養 育 者 と祖 父 母 の有 無

市 隈

村1計

市 降

村1計

N1%N%【Nl%

NfooNooINIoO

の 他

50 12 2 1 65 76.92 18.46 3.08 1.54 62 9 9 2 3 -85 72.94 10.59 10.59 2.35 3.53 112 21 11 3 3 -150 74.67 14.00 7.33 2.00 2.00 58 9 -67 86.57 13.43 69 7 7 83.14 8.43 8.43 127 16 7 84.66 10.67 4.67

100.00 100.00 100.00 100.00 83 100.00 150 100.00 祖 の 父 有 母 無1

17 12 26.15 18.46 45 21 52.94 24.71 62 33 41.33 22.00 14 10 20.90 14.93 43 24 51.81 28.92 57 34 38.00 22.67

注)偏 食児の都市の%はN/65,農 村の%はN/85か ら算出した。

った 。 即 ち,偏 食 児 は,祖 父 母 が主 な養 育 者 の場 合 に 多 く認 め た 。

(3)家

従 来 の 研 究 では,同 胞数 の 多 い ほ ど偏 食 の発 生 は 少 な い とい う研 究(須 藤)や

同胞 数 との

間 に 特 に 関 係 は な い とい う研 究(玉 井,1955皿)が

あ る。 しか し,最 近 では 同胞 数 は 全 国 的

に 少 な くな って い るの で比 較 も しに くい。 また,偏 食 児 の発 生 に は,子

どもを 中 心 に,家 族

数 の多 少 が 影 響 す るの で は な い か と考 え,家 族 数 を中 心 に,偏 食 児 と非 偏 食 児 とを 比 較 検討

Table16偏 食 児 と 家 族 数

村1

都 市 匱

数 \

N1%N°olNl

゜o

Ni%INI%iN!

00

2人

2 3.08 2 1.33 2 2.99 2 1.33 3 1s 20.00 3 3.53 16 10.67 11 16.42 7 8.43 18 12.00 4 22 33.84 32 37.64 54 36.00 30 44.77 29 34.95 59 39.33 5 14 21.53 18 21.18 32 21.33 12 17.90 15 18.07 27 18.00 6 9 13.85 18 21.18 27 18.00 8 11.94 18 21.69 26 17.33 7 2 3.08 9 10.59 11 7.34 2 2.99 10 12.05 12 11 8 2 3.08 3 3.53 5 3.33 2 2.99 2 2.41 4 2.67 9 1 1.54 1 0.67 1 1.20 1 0.67 10 2 2.35 2 1.33 1 1.20 1 0.67 計165i…i8511・ ・[15・[1・ ・16711・ ・183i…1・5・11・ ・ 平 均14.3・i5.2・14.3・14.4・15.・214.8・ した(Table16)。 そ の 結 果,偏 食 児 の 家 族 数 の 平 均 は4.30人,非 偏 食 児 は4.80人 で 僅 か に 非 偏 食 児 の 方 が 多 い 。 しか も,非 偏 食 児 群 は,祖 父 母 の 同 居 数 が 少 な く て,同 胞 数 が 多 い 。 (4)出 生 順 位 (14)

(15)

一 入 子 や 末 子 や 長 子 は ,溺 愛 ・盲 愛 さ れ る 傾 向 が あ っ て,偏 食 児 の 出 現 率 が 高 い の で は な い か と考 え られ る。 こ の 点 に 言 及 した 従 来 の 研 究 で は,須 田 は 末 子 に 多 い と い い,土 井 は 一 人 子 に 多 い と い っ て い る が,玉 井(1955E),山 本(1954)ら は,出 生 順 位 と偏 食 の 発 生 と は 関 係 が 認 め られ な か った と報 告 して い る 。 本 研 究 で は,出 生 順 位 と して,一 人 子 ・長 子 ・末 子 のA群 と そ の 他 のB群 と に わ け て,嫌 悪 食 品 数 の 多 少 を 比 較 した(Table17)。 こ れ に よ る と,A群 の 嫌 悪 食 品 数 の 平 均 は4.93,

B群 は4.85で 両 群 に は差 が な い。 また,嫌 悪 食 品 数

9個 以上 の偏 食 児 は,A群

が20.69%,B群

が20.28

で これ も差 が な い。 た ゴA群 に は,22個

も嫌 悪 して

い る もの が1名,23個

が1名

とい うよ うに,多 数 嫌

悪 食 品 の あ る ものが い る。 これ らの こ と か ら,特

に,一 人 子,長 子,末 子 群 に 偏 食 児 が 多 い とい うこ

とは 見 出 され なか った 。 む しろ,子

どもを 誰 が どの

よ うな養 育 態 度 で接 した か が 問 題 で あ ろ う。 最 近 の

よ うに,同 胞数 の少 な い場 合,機 械 的 に,一 人 子,

長 子,末 子 と きめ る こ とも問 題 で あ る。 二 人 同 胞 は

長 子 と末 子 に な って しま うし,三 人 同 胞 で あ って も

7歳 も8歳 も年 令 の違 う同 胞 の 場 合 は,同 胞 意 識 が

薄 くな る。 いず れ にせ よ,本 研 究 で は,出 生 順 位 と

偏 食 との関 係 に は顕 著 な傾 向が 認 め られ な か った 。

(5)離

乳 開 始 期

偏 食 の発 生 原 因 と して,離 乳 開始 期 の 遅れ,離 乳

完 了期 の遅 れ,離 乳 食 の 与 え 方 な ど も問 題 に され て

い る。 山本(1956)ら

は 離 乳 開 始 の遅 い もの に偏 食

児 を多 く認 め,離 乳 完 了の 遅 延 は,偏 食 児 の 成 因 と

は認 め られ な い とい い,玉

井 ら(1955D,土

(1963)ら

は,離

乳 の 遅 れ が 偏食 の原 因 に な る とは

認 め られ な い と報 告 して い る。

本 研 究 で は,Table18に

示す よ うに,離 乳 開 始

期 は,偏 食 児 群 の 方 が や 丶遅 い傾 向 が認 め られ る。

しか し,一 口に 離乳 とい って も,授 乳 の仕 方 が規 則

的 であ った か ど うか,離 乳 食 の 内容 と与 え方 な どが

問 題 で あ り,結 論 を 出す に は,そ れ を裏 付 け る資料

が 十 分 で な い 。

Table17嫌

悪 食 品数 と出生1頂位

A.1人 子,長 子,末 子 B.そ の 他

Nl%

NIoa

・[35[2・ ・121641・&88 1 13 7.47 35 10.32 2 29 16.67 39 11.50 3 11 6.32 27 7.96 4 9 5.17 24 7.og 5 13 7.47 28 8.26 6 11 6.32 23 6.78 7 8 4.60 20 5.90 8 9 5.17 11 3.24 9 7 4.02 9 2.65 10 5 2.87 10 2.95 11 7 4.02 12 3.54 12 2 1.15 8 2.36 13 1 0.58 8 2.36 14 2 1.15 8 2:36 15 4 2.30 3 1:・ 16 4 2.30 5 1.48 17 1 0.58 18 1 0.58 1 0.30 19 1 0.30 20 3 0.89 21 22 1 0.57 23 1 0.57 計1・741・ ・・…3391・ ・・…    

M4.93114.85

SD14.82114.60

注)本 結果 は高知県を除 く

(15)

(16)

Table18離 乳 開 始 期

N°o

Ni%

3か 月 以 前 1 0.67 4 2.67 4か 月 10 6.67 17 11.33 5か 月 11 7.33 20 13.33 6か 月 30 20.00 26 17.33 7か 月 26 17.33 11 7.33 8か 月 17 11.33 13 8.67 9か 月 1 0.67 1 0.67 10か 月 10 6.67 1z 11 11か 月 2 1.33 2 1.33 1年 以 後 34 22.67 26 17.33

8 5.33 18 12.00

Table19偏

食 児 の 偏 食 発 生 期

偏食発生期

N 00 2か 月 3 2.00 3か 月 6 4.00 4か 月 3 2.00 5か 月 1 0.67 6∼11か 月 11 7.33 1歳 ∼ 23 15.33 2歳 ∼ 40 26.67 3歳 ∼ 19 12.s7 4歳 ∼ 5 3.33 5歳 ∼ 1 0.67 6歳 ∼ 1 0.67 7歳 ∼ 1 0.67

36 24.00 (6)偏 食 発 生 期 山 本(1955)は,偏 食 の 発 生 期 は,5歳 が 最 も 多 い と 結 論 づ け て い る が,人 数 も 少 な く (54名 中11名 が5歳 よ り発 生),ま た,偏 食 が 何 歳 頃 か ら顕 著 に な った か,母 親 の 記 憶 に 依 存 して い る 点,客 観 的 に 確 証 が な い 。 そ こ で,結 論 づ け る こ と は 困 難 で あ る が,参 考 ま で に 結 果 を 示 す とTable19の よ うで あ る。 こ の 表 で は,2歳 か らが26.67%で 多 く な っ て い る 。

3.5偏

食 の 矯 正 法

心 理 学 的 に み た 場 合,偏 食 の 実 態 ・原 因 な ど と と も に そ の 矯 正 法 お よ び 矯 正 効 果 の 問 題 は 重 要 で あ る 。 と こ ろ が,こ の 矯 正 法 に 関 す る 研 究 は あ ま りな く,そ の 数 も 少 な い 。 山 本 ら (1956)は,偏 食 児 童 の1年 後,2年 後 の 偏 食 傾 向 の 経 過 に つ い て 調 査 して お り,井 上 ら は 偏 食 児 童 に 及 ぼ す 学 校 給 食 の 効 果 に つ い て 報 告 して お り,玉 井 ら(1955,∬)は,嫌 い な 食 品 の 母 親 の 取 扱 い 方 に つ い て 報 告 し て い る 。 こ こ で は,家 庭 で の 一 般 的 矯 正 法,矯 正 方 法 と そ の 効 果,食 品 別 矯 正 法,矯 正 に よ っ て 生 じた 障 害 に つ い て 報 告 す る。 (1)家 庭 で の 一 般 的 矯 正 法 家 庭 で 親 が,嫌 悪 食 品 を ど の よ うな 方 法 で 矯 正 して い る か を,調 査 対 象 児 全 体 に っ い て 調 べ て み る とTable20の よ う で あ る 。 最 も 多 い 方 法 は,ミ 何 で も た べ る と丈 夫 に な る か ら食 べ な さ い 。 と い う説 明(62・37%)で あ り,つ い で,ミ 細 か く き ざ ん だ り,ひ き 肉 に し て,好 き な 食 物 の 中 に 入 れ る ・(53・83%) と い う調 理 の 工 夫 に よ る も の で あ る。 第2の 方 法 は,都 市(75.35%)と 農 村(36.19%)で か な り差 異 が あ り,都 市 で は%の も の が これ を 実 行 し,第1位 に な っ て い る。 農 村 で は,僅 か36.19%に 過 ぎ な い 。 第3の 方 法 は,塚 族 の も の が 進 ん で 何 で も た べ る よ うに し て い る 。 (43,75%),と い う家 族 の 食 事 態 度 の 改 善 で あ る 。 以 下24の 方 法 を 列 挙 した が,§ む り に 口 (16)

(17)

Table20家

庭 で の 偏 食 矯 正 法

都 市(353人) 農 村(431人) 合計(784人)

NlOO

N隆

NIoO

1 何 で もた べ る と丈 夫 に な る か ら食 べ な さ い とい う 240 67.99 249 57.77 ,・. 62.37 2 細 か くき ざん だ り,ひ き肉 に して,好 き な食 べ 物 の中 に 入 れ る 266 75.35 156 36.19 422 53.83 3 家 族 の もの が 進 ん で何 で も たべ る よ うに して い る 176 49.86 167 38.75 343 43.75 4 偏 食 に つ い て 悪 い所 を話 して きか せ る 128 36.26 120 27.84 .・ 31.63 5 あLを 子 ど もめ 好 み に あ う よ う料 理 を 工 夫 す る 119 33.71 90 /.... 209 26.66 6 見 た 目が きれ い に料 理 す る 93 26.35 64 14.85 157 20.03 7 きげ ん の よい時 をみ て,ほ め なが らた べ させ る 56 15.86 56 12.99 112 14.29 8 食 事 時 は 家庭 の雰 囲気 を楽 し く してた べ させ る 63 17.85 49 11.37 112 14.29 9 一 つ の 皿 に盛 りつ け に して与 え る 70 19.83 39 9.05 109 13.90 10 特 別 に 治 そ うと して い な い 44 12.47 60 13.92 104 13.27 11 友 だ ち の 良 い と ころ を話 して き かせ る 45 12.75 55 12.76 100 12.88 12 友 だ ち とい っ し ょに たべ させ る 29 8.22 31 7.19 60 7.65 13 揚 げ 物 の よ うに衣 を つ け て,わ か らな い よ うに す る 21 5.95 25 5.80 46 5.87 14 家 で もべ ん と うに して たべ させ る 19 5.38 16 3.71 35 4.46 15 お な か を す か せ て か らき ら い な もの を 与}る よ うに し て い る 17 4.82 17 3.94 34 4.34 16 べ さ せ るピ ク ニ ッ ク,旅 行,デ パ ーrな ど に 出 か け た 時 に,食 18 5.10 14 3.25 32 4.08 17 弟 妹 な どが たべ るの に兄 姉 が た べ な い と恥 か しい とそ っ と云 う 14 3.97 15 3.48 29 3.70 18 き らい な食 べ も のは 料 理 しな い よ うに して い る 9 2.55 8 1.86 17 2.17 19 叱 りな が ら(強 制 的 に)た べ させ る 9 2.55 7 1.62 16 2.04 20 テ レ ビを みせ,注 意 を他 に そ ら しな が ら食 べ させ る 7 1.98 7 1.62 14 1.79 21 食 事 時 に す き な楽 しい音 楽 を きか せ楽 し くた べ させ る 6 1.70 5 1.16 11 1.40 22 食 堂 を子 ども の絵 折 り紙 な どの製 作 物 で飾 って楽 し く食 べ させ る 4 1.13 3 o.70 7 1:・ 23

食べ れ翫 具や本 を買 ってや るとい っ喰

べ させ 秒

2 0.56 1 0.23 3 0.38 24 む りに 口 の中 へ お しこん で や る 1 0.28 2 0.46 3 0.38 25 そ の他 5 1.42 4 0.93 9 1.15 i平 均14・4(146・)2.92(126・)3.47(2721)

の 中へ お し こん で や る。(0 .38%)ミ

食 べれ ば玩 具 や 本 を 買 ってや る とい って食 べ させ る.

(0・38%)な

ど強 制,だ

ま しな どは 僅 少 で あ る。

これ らの 方 法 を さ らに,① 説 得

② 調 理 の工 夫

③ 家 族 の食事 態 度 の改 善

④ 食 事 の雰 囲

気 の 改 善

⑤ 食事 法 の工 夫

⑥食 事 時 間 の調 整

⑦ 放 任

⑧ 叱 責

⑨ そ の 他 に 分類 して ま と

め て み る とFig3の

よ うに な る。

全 体 と して,説 得 に よる方 法 と調 理 の 工 夫 に よ る方 法 が 多 い。 な お,こ

こで興 味 あ る こ と

(17)

(18)

Fig3家

庭 の偏 食矯 正 法

は,農 村 では 説得 に よ る方 法 が多 く,都 市 で は 調 理 の 工 夫 に よ る方 法 が多 い こ とで あ る。 都

市 の 母 親 は,農 村 の母 親 よ り余 暇 も多 く,調 理 を 工夫 す るた め の 熱意 もあ るた め と推 察 され

る。 これ に 対 して,単 に説 得 に よる方 法 が多 い こ とは 考 え させ られ る問 題 で あ る。 この ほ か

の家 族 の食 事 態 度 の 改 善,食 事 の雰 囲 気 の改 善 な どは,地 域 差 は な い 。全 体 的 に み て も都 市

で は前 述 の偏 食 矯 正 法 を 平均4.14種 行 って い るの に 対 して,農 村 で は2.92種 の方 法 しか試 み

て い な い。 大 阪 市 内 の 児 童 を対 象 と した 山本 らの研 究 で も調 理 の 工夫 が60.2%で

多 く,説 得

は17.4%と

な って 本 調 査 の都 市地 域 の傾 向 に類 似 して い る。

な お,家 族 の食 事 態 度 の改 善,食 事 の 雰 囲気 の改 善(食 事 時 を 楽 し く,楽 しい 音楽 を きか

せ る,友 だ ち とた べ させ るな ど),食 事 法 の 工夫(家

で も弁 当 に,一 つ の 皿盛 りに な ど),食

事 時 間 の調 整(お

なか す か せ て,き げ ん の よい時 な ど)の 方 法 は,頻 数 と して は 少 な い が 矯

正 法 と して は,も

っ と考 慮 す べ き問 題 で な か ろ うか。 これ につ いて は,次 の 実 際 に 矯 正 効 果

の あ った 方 法 を考 察 す る こ とが必 要 であ る。

(2)矯

正 方 法 とそ の効 果

以 前 は,嫌

って食 べ な か った 食 品 を 現 在 は食 べ る よ うに な った 食 品 名 とそ の 矯 正 方 法 とに

(18)

(19)

つ い て 調 査 した 。 ① 矯 正 効 果 の あ った 食 品 矯 正 に よ っ て,ど ん な 食 品 を 食 べ る よ うに な っ た か を 分 類 す る と,Table21の よ うで あ る 。 延 人 数 と し て 最 も多 い の が 野 菜 で あ り,そ の 中 で も人 参 が 他 の 食 品 に 比 較 して 最 高 に 効 果 が あ が っ て い る。 第2位 は 肉 類,つ い で,ほ うれ ん 草,ね ぎ,玉 ね ぎ,魚 類 の 順 に な っ て い る。 反 面,嫌 悪 食 品 と して は 第2位 で あ った うめ ぼ し,第4位 の ご ぼ うな ど は,効 果 が あ が って い な い 。 栄 養 価 の 高 い 牛 乳,パ タ ー,チ ー ズ な ど も 特 に 農 村 児 童 に,そ の 矯 正 効 果 は 低 い 。 Table21矯 正 に よ っ て 食 べ る よ う に な った 食 品

槲 圍

都司 酬

1

50 41 91

ソ ー セ ー ジ 4 11 15 ノ、 ム 3 11 14

ノミ_ 3 3 6

そ の 他 2 2 4

〒  計162168i13・

34 8 42 さ し み 7 8 15

1 10 11 ひ じ き 10 0 10

6 3 9

9 0 9

し ら す 干 9 0 9 え び 1 2 3

そ の 他 3 1 4

計 【8・132i1・2

で 卵

3 0 3

1 1 2

;

  

計[4いi5

}み そ 汁 そi と う ふ 10 1 10 8 20, 9 の1

5 1 6

計 【13i・5i28 ¶ チ ー ズ 33 3 36

バ タ ー 10 3 13

7 4 11

ミ ル ク 0 5 5

一 一一一一

計}5・[15165

そ の 他 天 ぷ ら

i35

8

材料

群 除apq都

農村

85 72 157 ほ うれ ん草 48 32 v80

47 26 73

42 17 59 ト マ ト 29 12 41

18 5 23

も や し 7 12 19 キ ャ ベ ツ 7 11 18

じ ゃが い も 8 1 9 ピ ー マ ソ 6 0 6 ご ぼ う 3 2 5

パ セ リ 4 0 4

コ ソ ニ ヤ ク 0 4 4 き ゅ う り 1 3 4 そ の 他 20 21 41 計133212・41546

ノ゜ ソ 2 3 5

1 4 5

ウ ド ソ ・ ソ バ 0 2 2

計1319}12

リ ソ ゴ 4 2 6

ミ カ ソ 4 0 4

ス イ カ 0 2 2 そ の 他 0 1 1 、

計1815113

劉40i4

そ カ レ ー ラ イ ス 1 5 6 コ ロ ッ ケ 1 1 2 の そ の 他 2 0 2

計14i6[・

(19)

(20)

これ を食 品 群 別 に 分 類 す る とFig4の

よ うで あ る。 即 ち,野 菜 類 が58.52%で

圧 倒 的 に 多

い。 野 菜 類 は,嫌 悪 食 品 群 と して も第1位

で あ った が,矯 正 効 果 も第1位

で あ る。 親 もまた

栄 養 上 野 菜 類 を 食 べ る よ う矯 正 に 力 を 入 れ て い るた め で もあ ろ う。 野 菜 類 につ い で,獣

類,魚 介 類,乳 類 の順 に な って い るが,そ の 割 合 は僅 少 で あ る。 嫌 悪 食 品群 第2位

の漬 物 類

は 僅 か4名

しか 矯 正 され て い な い 。果 実 類,穀 物 類,卵 類 は嫌 悪 児 童 が 少 な い の で,矯 正 率

も低 い。

Fig4食

べ る よ う にな つ た 食 品群 別 分 類

② 具 体 的 矯 正 法

具 体 的 に,ど の よ うな方 法 で嫌 悪食 品 を食 べ る よ うに な った か,食 品 群 別 に 分 類 す る と

Table22の

よ うで あ る。

これ に よ る と,第1位

は,細 か く きざ んだ り,ひ き肉に した り して好 きな 食 べ 物 の 中 に 入

れ る調 理 の工 夫 で最 も効 果 を あ げ て い る。 特 に,都 市 児 童 に多 く,野 菜 類,獣 肉 類 が この 方

法 に よ って効 果 を あげ て い る。 第2位 は,何 で もた べ る と体 が 丈 夫 に な るか らの 説 得 に よ る

方 法 であ る。 この 方 法 は,野 菜 類,魚 介 類,乳 類,果 物 類 な どす ぺ て の 食 品 に わ た って い

る。 第3位 は,家 族 の もの が 進 ん で食 べ る食 事 態 度 の改 善 であ って,こ れ も多 くの 食 品 群 に

共 通 して とられ て い る。 第4位 の 見 た 目を きれ い に料 理 す る方 法 は,野 菜 類,獣

肉類,魚 介

類 が 中心 で あ る。 第5位

の あ じを子 ど もの好 み に あ うよ う料 理 す るの も前 述 の 食 品 群 に 行 わ

(20)

(21)

Table22食

品群 別 効 果 の あ った 矯 正 法(人)

そ の

調 鯛 卵庵の

纐 庵の

蜊 飆 黝1齣

農計膿 計膿 計膿 計農計膿

地 計膿 計膿 計膿 計膿 計

農 計

矧 評%

① 細 か くき ざ ん だ り,ひ き 肉 に し て 1225

l!

1 23 6 06 i

29102

224 1°2 46 148 ... ②体 が丈 夫 に な る か ら

512

1823

1 01 2 35 1215 J 1 12 3172 ゜ 2a

釜3

81 54 135 17.22 ③ 家族 の もの が進 ん で た べ る1

914

1}18

171

}

1}12

1 12 2455 ゜ 11 ゜ 11 62 48 110 14.03

④ 見た 目がきれい

に料理

611310

゜ 22 3 14 2144 ゜i 38 34 72 9.18 ⑤ あ じ を好 み に あ うよ う料 理

412

910 1 01 2 13 02 1138 1 01 ゜ 11 5° Z8 68 8.67

⑥ 偏食 の欠点を話

1 56 5 16 1 01

1磬

21 2744 17 3 03 39 25 64 8.16 ⑦ きげ ん の よい とき ,ほ め な が ら 3 25

薹3

皇4

1117

゜ 11 ゜ 11 22 9 31 3.95 ⑧友 だ ち とい っ し よに食 事 1 23 2 24 1 01 ゜ 11 、819 ゜ 11 12 17 29 3.70 ⑨ 友 だ ち の よい と ころ話 す

莠4

12 1 ゜ 11 、1is 1° 15 25 3.19 ⑩ 給 食 に よ つて 011 213 12

11

戔4

311

1 01 2 13 17 8 25 3.19

⑫食事時の雰囲気

を楽 し く

1 12 3 03 2 02 4 04

1112

21 2 23 2.93 ⑫ 揚 げ物 の よ うに 衣 を つ け て 3 25 44 0 1 01 2 68 1° 8 18 2.30

⑬空腹に して食事

011 112

1引 ・

11 101 5 27 9 5 14 1.79 ⑭ 一 つ の 皿 盛 りに して

釜3

2`2 0 1 01

塾6

9 3 12 1.53 ⑮ 弁 当 に よ っ て 011 606 011 80 8 1.02 ⑯ テ レ ビを 見 せ, 注 意 を そ ら して 1 01 6 06 7 0 7 1:・ @弟 妹 と比 較 して 101 505 60 6 0.7? ⑱ 場 所(ピ ク ニ ツ ク,デ パ ー ト) を かxて 1 01 1 01

言2

1 01 5 0 5 0.64 ⑲ む りに 口の 中 へ お し こむ 1 01 1 01 2 0 2 0.26  

⑳ 家で も弁当にす

1

1 01 1 0 1 0.13

⑳その他

1624511

651・1§7111 4573 451 ゜ 77

ま4

乏5

56 92 148 ... ... 注)地 域別の数字の上 段が都市,下 段が農村の頻数

(21)

(22)

れ て い る。 そ の 他,偏 食 の 欠 点 を 話 した り,き げ ん の よ い と き,ほ め て た べ さ せ る,友 だ ち と い っ し ょに 食 事 を させ る な どが 多 い 。 な お,給 食 に よ って 食 べ る よ うに な った も の が,25 人,弁 当 を も っ て 行 く よ うに な っ て か ら が8人 い る 。 井 上 ら は,偏 食 児 童 に 及 ぼ す 学 校 給 食 の 効 果 を 大 阪 市 の319人 の 児 童 を 対 象 に 行 っ て い る が,給 食 は 相 当 の 効 果 を 得 て お り,特 に 低 学 年 に お い て 著 し く,高 学 年 に な る に 従 っ て 低 下 す る こ と を 報 告 し て い る 。 しか し,野 菜 類 に つ い て は,給 食 の 効 果 が 比 較 的 薄 い こ と も報 告 し て い る が,や は り,家 庭 と学 校 給 食 で は 献 立 も 違 い,調 理 法 も違 うか ら,偏 食 の 矯 正 は, そ れ ぞ れ の 特 徴 を 生 か し て 行 う必 要 が あ る 。 本 研 究 で も,食 品 の 種 類 に よ っ て,矯 正 法 が 異 な る こ と が 見 出 さ れ る 。 な お,叱 り な が ら強 制 的 に た べ さ せ る とか,食 べ れ ば 玩 具 や 本 を 買 っ て や る な ど の 強 制 的 な 手 段 や だ ま し の 手 段 は,効 果 が 皆 無 で あ っ た 。 ま た,嫌 悪 食 品 を 料 理 し な い よ うに す る こ と も 効 果 は な く,食 事 時 に 好 き な 楽 しい 音 楽 を 聞 か せ る と か,食 堂 を 子 ど も の 絵,折 り紙 な ど の 製 作 物 で 飾 っ て 楽 し く食 べ さ せ る よ うな 方 法 は,と ら れ て い な か っ た 。 な お,効 果 の あ った 矯 正 法 を ま と め て み る と,Fig5の よ うで あ る 。 第1位 は,調 理 の 工 夫 で あ り(32.0%),第2位 は,説 得(24.1%)以 下 家 族 の 食 事 態 度 の 改 善(11.5°o),食 事 の 雰 囲 気 の 改 善(5.2°0),食 事 時 間 の 調 整(4.7°o)な ど で あ って,心 理 的 な 方 法 に よ っ て の 矯 正 効 果 が 多 い 。

Fig5効

果 の あ っ た矯 正 法

(22)

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