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[記事](研究発表会要旨)トウアズキ種子レクチン(アブリン)の機能評価 : 腫瘍細胞との相互作用の解析: 沖縄地域学リポジトリ

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Academic year: 2021

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Title

[記事](研究発表会要旨)トウアズキ種子レクチン(アブリ

ン)の機能評価 : 腫瘍細胞との相互作用の解析

Author(s)

豊川, 哲也; 大庭, 英樹; 星野, 友昭; 伊東, 恭悟

Citation

南方資源利用技術研究会誌 = Journal of the society tropical

resources technologists, 14(1): 51-52

Issue Date

1998-10-01

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/14158

(2)

Vol.14No.11998 トウアズキ種子 レクチン (アブリン)の機 能評価 --1腫嫉細胞 との相互作用の解析 一一一 沖縄 県工業試験場 ○豊川哲也 工技 院 ・九工研 大庭英樹 久留米大 ・医 ・免疫 星野友昭 ・伊東恭悟 【緒言】 レクチ ンとは糖 質 を認識す るタンパ ク質の総称で、動植物界 に広 く存在 し糖 タンパ クの輸送 、 リ ンパ球の移動制御 、腺癌 の転移 な ど様 々な生命現象 に係 わっている と考 え られてお り、In vitro では細胞 を凝集 させ た り多糖類や糖 タンパ クを沈降 させ る とい う特性 を持つ。 トウアズキ (主 に、 熱帯 ・亜熱帯 に自生す るマメ科植物 )の種子 よ り得 られるアブ リンは、分子量63,000の強 い細胞 毒 性 を有す る レクチ ンであ り、アブ リンー

a

お よび-bのイソ レクチ ンが存在す る。本研究 は、 アブ リン をモデル と して、 レクチ ン-細胞表面糖鎖の相互作用 (細胞凝集反応 ) に関 す る分光学 的解析 法 を 確立す る とともに、種 々の白血病 由来の細胞株 との相互作用 を検討す ることによ り細胞診断な どの 応用面 を見据 えたアブ リンの機能評価 を行 うことを目的 とす る。 【方法】 アブ リンーaお よび-bは、 タイ国産 トウアズキ種子か らLinl) らの方法 に よ り調 製 した。 細胞 凝 集反応 の測定 は、Born2)の血小板凝集反応 の解析法 を参考 に行 った。 す なわ ち、紫 外 可視 分光 - 51

(3)

-南方資源利用技術研究会誌 光度計 を用いて細胞凝集反応に伴 う濁度変化を時間変化に対 してモニター L細胞凝集曲線 を得て、 細胞凝集反応 を定量的に解析するといるものである。 【結果 と考察】 細胞凍集反応の解析から得 られた2つの特徴的パラメーター凝 集速皮 ;AVおよび凝集強度 ;Al は、細胞数 とアブリン濃度の対数に依存 して直線的に増加 し、定量的に取 り扱えるパ ラメーターで あることが認められた。これに基づ き、十数種類の白血病由来細胞株について凝集能の検討 を行っ たところ、T細胞系において比較的成熟 した株であるJurkatで最 も強い凝集が認め られ、幼若株 のRPMI8402では凝集が認め られないなど、細胞の分化 もしくは腫蕩化の過程 における、細胞表面 糖鎖構造 をアブリンが認識 していることが推察 された。また、アブリン・aはアブリンーbと比較 して .AVで 2-12倍、AIで0.713倍の凝集能を有することが明かとなったO

【結言】 現在、フローサイ トメ トリー法で免疫学的マーカーを解析することにより、白血病細胞 などの帰 属や分化段階の精微な解析が可能 となって きた。 しか し、その解析 には特殊な設備や技術 を必要 と する。 レクチ ンを用いる本法3)は、簡便 ・迅速で特殊な設備 も必要な く、さらに得 られる情報 も比 較的多いという特徴 を持つ。現在、.本法を培養細胞ではな く、実際に白血病患者の リンパ球に適用 する研究が始 まりつつあるところである。

1)Liれ,J.-Y.,Lee,T.・C.,Hu,S.-T.andTung,T.・C.,Toxicon19.4ト51(1980). 2)Born,G.Ⅴ.R.,Nature194,927-929(1962).

3)H.Ohba,T.Toyokawa,S.Yasuda,T.Hoshino.K.Kyogoand N.Yamasaki,Biosci. Biotech.Biochem"61,737-739,(1997)

参照

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