Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/
Title
№4:高コレステロール飼育ラットに実験的根尖性歯周
炎を起こさせた際の変化
Author(s)
田宮, 資己; 半場, 秀典; 村松, 敬; 古澤, 成博
Journal
歯科学報, 118(5): 474-474
URL
http://hdl.handle.net/10130/4729
Right
Description
474 学 会 講 演 抄 録
№3:DNA binding protein 様遺伝子は Treponema denticola 鞭毛のスイッチングに関与
する
山下慶子1)2),北村友里恵1)2),国分栄仁2)3),菊池有一郎2)3),齋藤 淳1)2),石原和幸2)3)
1) 2) 3)
(東歯大・歯周)(東歯大・口科研)(東歯大・微生)
目的:歯周炎は,病原性の強いマイクロバイオーム T. denticola DNA binding protein 様遺伝子欠損株
とそれに対する宿主の免疫反応により発症・進展す (欠損株)を作製した。次に,増殖速度と運動性の
る。T. denticola は 慢 性 歯 周 炎 病 巣 に 多 く 認 め ら 比較を行った。更に,DNA マイクロアレイにて,
れ,多数の病原因子を有している。 T. denticola の 2株間で発現変動を認める遺伝子群を抽出した。こ
主要な病原因子である major outer sheath protein の中で,表現形質の変化に関与している可能性があ
(Msp)は,歯周組織への定着や細胞傷害性に関与 る遺伝子についてリアルタイム PCR を行った。
する。過去に我々は, T. denticola msp 欠損株の遺 結果および考察:野生株と欠損株の増殖速度に有意
伝 子 発 現 を 網 羅 的 に 解 析 し,あ る DNA binding な差は認められなかった。欠損株の運動性は野生株
protein 様遺伝子の有意な発現上昇を確認した。こ と比較し有意に低下していた(p<0.01)。遺伝子発
のこ と か ら,Msp の 欠 損 と い う ス ト レ ス に 対 し 現の網羅的な解析の結果,欠損株において,鞭毛
DNA binding protein 様遺伝子による応答が起きて の機能に関わる遺伝子の有意な発現上昇を認めた
いると考えられた。しかし, T. denticola における (p<0.01)。これらに関してリアルタイム PCR を
この DNA binding protein 様遺伝子の機能に関する 行ったところ,欠損株において鞭毛の回転方向の切
報告は無い。そこで本研究の目的は, T. denticola 替え(スイッチング)に関与する遺伝子の発現が有
における本 DNA binding protein 様遺伝子の機能を 意に上昇していた( p<0.01)。この DNA binding
明らかにすることである。 protein 様遺伝子は, T. denticola 鞭毛の機能に関わ
方法:T. denticola ATCC 35405株(野生株)ゲノム る遺伝子の発現調節に関与していることが示唆され
DNA 中の DNA binding protein 様遺伝子をエリス た。
ロマイシン耐性遺伝子( ermB)によって置換し,