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は,掘削刃の先端から土の表面にいたる破壊面は平面で構成される

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Academic year: 2022

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(1)VI-324. 砂質地盤の定常掘削機構のモデル化に関する基礎的研究 立命館大学理工学部. 正員. 立命館大学大学院. 学生員. 深川. 良一. 関西国際空港㈱. 片木. 聖樹. ○小林. 泰三. 宇宙開発事業団. 金森. 洋史. 宇宙開発事業団. 佐々木. 健. 1.はじめに 現在,日本宇宙開発事業団等を中心に月面の探査計画が推進されている。月の表面は,隕石の衝突や昼夜の温 度差で粉砕されたレゴリスという極めて細かい(直径 10~1000 ミクロン)粒子や岩の破片に覆われている.また,高 真空,1/6G などといった点で地上とは異なる特徴を多く有している。月へのミッションのコストを考えると,こ のような条件下で想定される掘削作業を円滑に実施するためには,出来るだけ軽い機械によって最大の効果が期 待できるような掘削方法を事前に提案することが重要となる.本報告ではこうした研究の一助として,砂質地盤 の定常掘削機構をシンプルな形でモデル化し,所要掘削力算定式の構築を試みた. 2.平刃による水平掘削力の算定 平刃の定常掘削において,Mckyes と Ali. 1). は,掘削刃の先端から土の表面にいたる破壊面は平面で構成される. と仮定し,さらに掘削刃の側方の破壊も考慮して 3 次元の掘削モデルを構築した.また深川ら. 2). は軟岩の掘削に. 関して Mckyes らのモデルをもとに,掘削刃が前面刃物角,底面刃物角を有する場合の掘削モデル(Rits モデル) に拡張した.しかしながら,これらのモデルは砂質地盤の掘削に対して,掘削力を過小に評価する結果となるこ とが判明している.そこで本研究では砂質地盤を掘削する場合,掘削刃前面に堆積する砂の影響を考慮すること が重要であると考え,Rits モデルをさらに発展させて,堆積砂を考慮した基礎的な水平掘削力算定式の構築を試み た. (1)掘削による破壊領域のモデル化 堆積砂の形状を 3 次元的に考慮したものをモデルに組み込む方法として,図‑1 に示すように掘削刃前方および 側方の破壊領域のそれぞれに対して,堆積砂による上載荷重 W1,W2 が破壊領域の上面に作用すると考えた. 掘削刃前方および側方の破壊領域のそれぞれについて,土塊に作用する力の釣り合いから水平掘削力 Ph を求め ると次式のようになる.ここで,地盤は内部摩擦角と見かけの粘着力を有する(cd ,φd)材料としたが,掘削刃と 砂の境界面には付着力は働かないものとした. cos(φ d + η )     r sin η ′  c d 2bd + r 2 sin η ′ tan η sin (φ d + η ) + + sin (φ d + η )γdr  b +  + W1 + 2W 2sin η ′  tan η  3      Ph = cos(φ d + η ) + tan (ω − δ )sin (φ d + η ). (. ). ただし, r = d (tan ω + cot η ) である. 掘削刃. ここに,Ph:水平掘削力(kN),2b:掘削刃幅. 破壊領域(掘削刃側方). (1). dW2. η’. (m),d:掘削深さ(m),γ:砂の単位体積重量(k N/m3),cd:粘着力(kN/m2),η:破壊面が地表. η 2b ω. dP δ. 面と成す角(deg),δ ( = 0.55φ ) 3):砂と掘削刃. φd. dR. 破壊領域(掘削刃前方) r. との摩擦角(deg),φd:砂の内部摩擦角(deg),. W1. r:側方掘削領域の半径(m),ω:すくい角(deg),. cd. η ’ ( = 90−η ):掘削方向と側方すべり面の成 す角(deg),W1 :掘削刃前方の堆積砂の重量. P. (kN),W2:掘削刃側方の堆積砂の重量(kN)で. δ. ω d. φd. R. 掘削方向. ある。. 図‑1. 掘削による破壊領域のモデル化. キーワード:乾燥砂,定常掘削,モデル化 連絡先:滋賀県草津市野路東 1-1-1 Tel:077-566-2875 Fax:077-566-2667. -648-. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

(2) VI-324. また ηの値は, その値を種々に変化させた試行計算の結果より, 最小の Ph を与えるものとして決定した. 掘削刃. (2)掘削による堆積砂のモデル化. φd. 掘削深さと掘削刃幅の比 d / 2b が比較的大きくなるような掘削. r. 2b. においては,掘削距離がある程度大きくなると,掘削刃の前方. W1 = br 2 tan φ d ⋅ γ. に堆積していく砂と,側方へ流れ落ちる砂の量とがバランスし, 結果的に堆積砂量はある一定の定常状態に達することが予想さ η’. れる.このとき堆積砂の表面は自由表面となるため,堆積砂の. W2 =. 傾斜角は安息角として地盤の内部摩擦角に一致すると仮定し, 掘削刃の前方には三角柱状,側方には円錐の一部となるような. 図‑2. η ′r 3 tan φ d ⋅γ 6. 掘削による堆積砂のモデル. 堆積砂モデルを想定した(図‑2 参照) .このとき,式(1)の上載 表‑1. 荷重 W1,W2 を次のように表すことができる.. ρs (g/cm3). W1 = dr 2 tan φ d ⋅ γ. (2). η ′r 3 tan φ d ⋅γ W2 = 6. 3.理論値と実験値の比較 図‑3 に式(1)で計算される理論値と実験値の比較図を示した.. 砂試料の物理的特性 emax. emin. Dr (%). φ d (deg). cd (kN/m2). 3 31.9 豊浦砂 2.61 0.95 0.58 0 51 35.7 74 37.0 15 34.4 4.12 レゴリス 2.90 1.09 0.47 51 37.7 7.64 シュミラント 74 46.2 9.90 表中の強度定数は一面せん断試験で得られた値である.. 実験は 10 cm の刃幅を有する平刃(ただし,すくい角ω = 0 (deg) とした)を用いて行った.モデル地盤として,表‑1に示すよう. 堆積砂考慮. 250. 堆積 砂考慮なし. に,豊浦砂と月面の模擬土であり見かけの粘着力を有するとさ れるレゴリスシュミラントを用いた. 場合,堆積砂を考慮することで実測値とよい一致が見られた. 抵抗力の大きい場合に差異が生じるのは,内部摩擦角の影響に よってモデル化した堆積砂の重量が実際の重量を大幅に上回る. 理 論 値 (N). 200. 豊浦砂(図‑3(a))については,抵抗力の比較的小さい掘削の. 150 100. ことが原因とし て考えら れる.レゴリス シュミラ ント(図. 50. ‑3(b))については理論値が極めて大きい値を示し,理論値と 実験値の一致は見られなかった.そこで cd → 0(他の条件は同. 0. 一)として計算した結果(同図中のグラフ)から,本モデル式. 0. 50. (a). 今後,cd の評価について検討する必要がある.. 6. 見かけの粘着力を無視. 250. 4. 200 理 論 値 (N ). 理 論 値 (kN). ある結果を得た.. 250. 豊浦砂. 5. 砂質地盤を対象とした定常掘削力のモデル化においては堆積. 導かれた掘削力算定式(1)は,cd のない地盤に対して適用可能で. 200. 堆積砂考慮 堆 積砂考慮なし. 4.おわりに. 域および堆積砂の形状をシンプルな 3 次元モデルとして想定し,. 150. 実 験 値 (N). が粘着力に極めて大きく依存していることが明らかとなった.. 砂を考慮することが重要であることがわかった.また,破壊領. 100. 3 2. 150 100 50. 【参考文献】1) Makyes and Ali:The cutting of soil by narrow blades, J. of Teramech., Vol. 14, pp.43-58, 1977. 2) Fukagawa, R. et. Al.:The mechanical model of a cuuting bit for excavating soft rock mass, Proc. of 13th Int. Conf. Of ISTVS, pp.258-264, 1999. 3) Potyondy, J. G. : Skin friction between various soils and constructionmaterials, Geotechniqe, Vol. 12, pp.339-353, 1961. 1. 0 0. 0. 0. 1. 3. 100 15 0 20 0 実 験 値 (N ). 4. 5. 25 0. 6. 実 験 値 (kN). (b) 図‑3. -649-. 2. 50. レゴリスシュミラント 理論値と実験値の比較. 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).

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参照

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