• 検索結果がありません。

電 力 小 売 自 由 化 の 認 知 度 ( 震 災 前 の 調 査 結 果 ) 118 電 力 小 売 自 由 化 をよく 知 っている もしくは 知 っていると 回 答 した 需 要 家 は 自 治 体 で76% 企 業 で84%である その 割 合 が 高 いのは 自 治 体 の 特 高 (

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "電 力 小 売 自 由 化 の 認 知 度 ( 震 災 前 の 調 査 結 果 ) 118 電 力 小 売 自 由 化 をよく 知 っている もしくは 知 っていると 回 答 した 需 要 家 は 自 治 体 で76% 企 業 で84%である その 割 合 が 高 いのは 自 治 体 の 特 高 ("

Copied!
20
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

選択肢に関する需要家の声

(2)

電力小売自由化の認知(自治体、契約区分別) ○電力小売自由化をよく知っている、もしくは知っていると回答した需要家は、自治体で76%、企業で84%である。 ○その割合が高いのは、自治体の特高(97%)で、低いのは、自治体の高圧(50~500kW)の65%である。 10.0 44.7 16.6 1.7 66.3 52.6 72.9 63.7 23.5 2.6 10.6 34.2 0.2 0.0 0.0 0.3 全 体(N=561) 特高(N=38) 高圧(500以上)(N=199) 高圧(50~500)(N=292)

電力小売自由化の認知度(震災前の調査結果)

118 電力小売自由化の認知(企業、契約区分・業種別) 出所:電力市場の競争環境及び需要家意識に関する調査(平成22年度経済産業省実施) 0% 20% 40% 60% 80% 100% よく知っている 知っている 知らない 無回答 16.0 19.8 24.6 10.2 16.1 68.4 70.9 70.1 67.1 67.4 15.6 9.1 5.3 22.6 16.4 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体(N=2351) 特高産業(N=788) 特高業務(N=281) 高圧産業(N=879) 高圧業務(N=298) よく知っている 知っている 知らない 無回答

(3)

46.9 55.3 64.8 34.6 48.8 39.5 30.7 61.0 4.3 5.3 4.5 4.5 全 体(N=561) 特高(N=38) 高圧(500以上)(N=199) 高圧(50~500)(N=292) 地元の一般電気事業者から営業を受けたことがあるか(自治体、契約区分) 68.8 75.5 64.8 69.1 64.1 25.9 20.2 27.0 27.3 29.2 5.3 4.3 8.2 3.6 6.7 全体(N=2351) 特高産業(N=788) 特高業務(N=281) 高圧産業(N=879) 高圧業務(N=298) 地元の一般電気事業者から営業を受けたことがあるか(企業、契約区分・業種別) ○地元の一般電気事業者から営業を受けたことがある需要家の割合は総じて高く(自治体47%、企業69%)、PPSから営業を 受けたことがある需要家の割合は総じて低い(自治体27%、企業23%)。

電気事業者からの営業活動(震災前の調査結果)

119 0% 20% 40% 60% 80% 100% ある ない 無回答 0% 20% 40% 60% 80% 100% ある ない 無回答 PPSから営業を受けたことがあるか(自治体、契約区分) PPSから営業を受けたことがあるか(企業、契約区分・業種別) 26.7 50.0 41.2 15.4 68.3 42.1 55.3 78.8 5.0 7.9 3.5 5.8 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体(N=561) 特高(N=38) 高圧(500以上)(N=199) 高圧(50~500)(N=292) ある ない 無回答 22.8 26.0 40.9 14.6 23.8 67.5 65.7 51.2 74.9 66.4 9.7 8.2 7.8 10.6 9.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体(N=2351) 特高産業(N=788) 特高業務(N=281) 高圧産業(N=879) 高圧業務(N=298) ある ない 無回答 出所:電力市場の競争環境及び需要家意識に関する調査(平成22年度経済産業省実施)

(4)

需要家の選択肢は確保されているか。 24.4 26.6 23.9 34.4 28.7 35.8 38.7 44.2 37.4 2.4 0.5 2.8 全体(N=2912) 自治体(N=561) 企業(N=2351) ○需要家の選択肢が確保されていると考える需要家は24%であり、34%の需要家が確保されているとは考えていない。 ○自治体の場合では、需要家の選択肢が確保されているとする割合は、特別高圧では非常に高いが、高圧になると下がって いる。企業の場合では、需要家の選択肢が確保されているとする割合は、業務用に比べ産業用は相対的に低い。

既自由化分野における選択肢確保の状況(震災前の調査結果)

120 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 確保されていると思う 確保されているとは思わない どちらともいえない 無回答 26.6 78.9 32.2 16.1 28.7 5.3 21.6 36.6 44.2 13.2 46.2 46.6 0.5 2.6 0.0 0.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体(N=561) 特高(N=38) 高圧(500以上)(N=199) 高圧(50~500)(N=292) 確保されていると思う 確保されているとは思わない どちらともいえない 無回答 需要家の選択肢は確保されているか。(自治体) 需要家の選択肢は確保されているか。(企業) 23.9 25.1 35.6 17.6 30.2 35.8 36.7 23.8 41.1 32.9 37.4 35.9 38.8 39.4 34.9 2.8 2.3 1.8 1.9 2.0 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体(N=2351) 特高産業(N=788) 特高業務(N=281) 高圧産業(N=879) 高圧業務(N=298) 確保されていると思う 確保されているとは思わない どちらともいえない 無回答 出所:電力市場の競争環境及び需要家意識に関する調査(平成22年度経済産業省実施)

(5)

・地元電力以外からの営業がなく、電力小売自由化が機能しているとは思えない。(同様意見多数) ・電力自由化が発達した米国ではエネルギー危機がありました。電力の完全な自由化については、国、自治体で慎重に取り組ん でほしいと個人的に考えています。(同様意見多数) ・PPSからの供給だと品質に不安がある。(同様意見多数) (※)実際には、PPS等から電力供給を受けても電気の品質に変わりはない。 ・電話のように低圧(一般家庭)にまで及んでいないため認知度が低く、普及しない要因になっていると思います。 ・地方では、電力の供給先の選択先がない。このため地元の電力会社と価格交渉もできず、独占状態に変わりがない。 ・工場向けへの電力の供給はほとんどなく、PPSの参入比率も低いので、工場向けにPPSが参入できるような制度等必要でない か ・小さな電力会社(一般電気事業者)域内では、契約先の選択肢がなく自由化メリットが乏しい。大電力会社との合併、自由化の 考え方の一体運営などが柔軟に可能となるよう、誘導願いたい。

需要家の選択肢に関する意見(震災前の調査結果)

121 考え方の一体運営などが柔軟に可能となるよう、誘導願いたい。 ・電力小売自由化の活用については、単一工場だけの判断では実現は困難と判断されるため、本社及び他工場を巻き込んでグ ループ全体として、契約することがコストメリットとして有効と判断されます。会社ぐるみで、一つの電気事業者から電力を購入す ることを判断すべき時期だと思います。 ・電力小売自由化になり、電力会社及び各企業の電力料金単価が、守秘性が高まり、情報の開示が出来なくなっている。こういう 要因がブレーキになっており、自由化も進展しない。 ・景気が低迷している現状に於て、製造部門を抱える会社は、いかにそのコストを下げるのかが、大きなテーマになっていると思 う。自由化で、低料金のエネルギーを使える事は魅力的な事だと感じている。 ・国際競争にさらされている製造業にとって、電力自由化による、電力業界の競争の活性化による電気料金の低減、顧客サービ ス向上には、大いに期待しているところである。再生可能エネルギー全量買い取り制度導入議論における料金転嫁も含め、大 口需要家である産業界の目線での評価も考慮し、政策に反映していただきたい。 ・CO2排出係数を考えると、電力会社の方が良いと思う。料金、CO2ともども、メリットが出るような電力小売自由化になることを 期待。 出所:電力市場の競争環境及び需要家意識に関する調査(平成22年度経済産業省実施)

(6)

諸外国における自由化の進展状況

(7)

ド イ ツ 1 9 9 8 フ ラ ン ス 2 0 0 0 イ ギ リ ス 1 9 8 9 ス ペ イ ン 1 9 9 4 イ タ リ ア 1 9 9 9 2 0 0 5 年 欧 州 委 員 会 競 争 当 局 よ る 電 力 ガ ス 市 場 競 争 状 態 調 査 2 0 0 7 年 欧 州 委 員 会 エ ネ ル ギ ー 政 策 案 2 0 0 8 年 欧 州 委 員 会 気 候 変 動 エ ネ ル ギ ー ○欧州では、1996年のEU電力指令で小売市場の段階的な自由化、2003年の改正EU電力指令で2007年までに全ての需 要家を対象とした小売全面自由化の実施、2009年の第3次EU電力指令でネットワーク部門の更なる独立性の確保や独立 規制機関の権限強化等が定められ、各国は指令に基づいて国内法制化を進めてきた。

自由化に消極的 であった国々 先行的に自由化を進め た国々(他に北欧等) 2005年EUETS(EU域 内排出量取引制度)開始

欧州各国の電気事業政策の変遷

123

• 小売部分自由化義務 • ネットワーク独立性確保 (法的分離は不要:機能分 離・会計分離義務) • 小売全面自由化義務 (2004年家庭以外自由化、 2007年全面自由化期限) • ネットワーク部門独立性確 保(法的分離義務) • 独立規制機関の設置 • ネットワーク部門独立性確 保(所有権分離・ISO・ITO 化義務) • 独立規制機関の権限強化 • ネットワーク部門・独立規 制機関の協力関係強化 1 9 9 8 年 電 力 市 場 改 革 2 0 0 0 年 電 力 市 場 改 革 1 9 8 9 年 電 力 市 場 改 革 1 9 9 4 年 電 力 市 場 改 革 1 9 9 9 年 電 力 市 場 改 革 欧 州 委 員 会 競 争 当 局 に 市 場 競 争 状 態 調 査 年 欧 州 委 員 会 に よ る 包 括 的 政 策 案 、 E U 指 令 改 正 案 年 欧 州 委 員 会 に よ る エ ネ ル ギ ー 政 策 パ ッ ケ ー ジ

ISO・・・送電系統運用機能を垂直統合型事業者から独立させた組織。送電資産は垂直統合型事業者に帰属。送電設備計画策定の権限と責任を有する。 ITO・・・送電資産及び送電系統運用機能を垂直統合型事業者内に止めつつ、投資及び資金調達に関する意思決定機能の独立、監視役会の設置、 10ヵ年ネットワーク発展計画を策定等が求められる組織形態。

(8)

指標(欧州各国の自由化進展状況)

○市場開放度(各国電力消費量に対する自由化部門の電力消費量割合)は、キプロス、ギリシャ、ハンガリー、マルタな ど一部の国を除いて100%となっており、家庭部門も含め小売事業への参入はほぼ全面的に自由化されている。一方で、 全面自由化国であっても、なんらかの形で規制料金が残存している国は多い。 ○事業者変更率は、イタリア、ポルトガル等の一部の国を除き10%前後となっている。大口需要家と比較して小口需要家 の事業者変更率が低いが、欧州委員会によるレポートでは、当該分野において新規参入事業者から提示される電力価格 がこれまでの契約に基づくものと比較して十分に魅力的なものとなっていないと指摘 家庭部門 家庭部門以外 家庭部門 家庭部門以外 家庭部門 家庭部門以外 オーストリア 無し 無し NAP NAP NAP NAP ベルギー 無し 無し NAP NAP NAP NAP ブルガリア 有り 有り 4,913,000 651,039 10.4 10.3 キプロス 有り 有り 402,671 117,359 1.7 2.9 チェコ 無し 無し NAP NAP NAP NAP デンマーク 有り 有り NA NA NA NA エストニア 有り 有り 468,000 NA 1.9 3.2 規制下電力消費量(TWh) 規制有無 規制下需要家数(数) 最終需要家における規制価格の存在状況、規制下の需要家数及び電力消費量 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 事 業 者 変 更 率( % ) 2008 2009 124 各国の家庭用電力価格構造の比較 全部門において規制価格が存在 16カ国 (ブルガリア、キプロス、デンマーク、エストニア、 フランス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イ タリア、リトアニア、マルタ、北アイルランド、ポル トガル、ルーマニア、スロバキア、オランダ) 家庭部門以外では規制価格が存在 0カ国 全部門において自由価格 10カ国 (オーストリア、ベルギー、チェコ、フィンランド、ド イツ、イギリス、ルクセンブルグ、ノルウェー、ス ロベニア、スウェーデン) 家庭部門のみ規制価格が存在 3カ国 (ラトビア, ポーランド、 スペイン) 規制価格 有り 規制価格 無し 規制価格有り 規制価格無し 家庭部門 家庭部門以外

フィンランド 無し 無し NAP NAP NAP NAP フランス 有り 有り 28,700,000 4,200,000 135.0 155.0 ドイツ 無し 無し NAP NAP NAP NAP イギリス 無し 無し NAP NAP NAP NAP ギリシャ 有り 有り 5,788,301 1,765,988 18.1 29.1 ハンガリー 有り 有り 5,090,750 297,274 11.2 2.7 アイルランド 有り 有り 1,598,924 113,708 8.0 3.5 イタリア 有り 有り 26,452,511 5,314,045 57.3 34.0 ラトビア 有り 無し 1,003,158 NAP 2.0 1.9 リトアニア 有り 有り 1,378,161 58,246 2.7 5.3 ルクセンブルグ 無し 無し NAP NAP NAP NAP マルタ 有り 有り 215,374 42,384 0.7 1.1 北アイルランド 有り 有り 756,489 37,459 3.4 1.3 ノルウェー 無し 無し NAP NAP NAP NAP ポーランド 有り 無し 13,161,540 1,655,320 26.8 3.5 ポルトガル 有り 有り 5,757,349 53,676 18.7 18.9 ルーマニア 有り 有り 8,249,943 583,432 11.0 12.3 スロバキア 有り 有り 2,080,337 NAP 5.0 NAP スロベニア 無し 無し NAP NAP NAP NAP スペイン 有り 無し 23,156,373 249,607 76.2 12.6 スウェーデン 無し 無し NAP NAP NAP NAP オランダ 有り 有り 6,960,000 785,000 24.8 11.8 0.0 オ ー ス ト リ ア ベ ル ギ ー ブ ル ガ リ ア キ プ ロ ス チ ェ コ デ ン マ ー ク エ ス ト ニ ア フ ィ ン ラ ン ド フ ラ ン ス ド イ ツ イ ギ リ ス ギ リ シ ャ ハ ン ガ リ ー ア イ ル ラ ン ド イ タ リ ア ラ ト ビ ア リ ト ア ニ ア ル ク セ ン ブ ル グ マ ル タ 北 ア イ ル ラ ン ド ノ ル ウ ェ ー ポ ー ラ ン ド ポ ル ト ガ ル ル ー マ ニ ア ス ロ バ キ ア ス ロ ベ ニ ア ス ペ イ ン ス ウ ェ ー デ ン オ ラ ン ダ 欧州各国における事業者変更率の比較(2008~2009年) 最終需要家における規制価格の存在状況

(9)

指標(欧州各国の小売料金の動向)

○家庭用電力価格は概ね0.15 ユーロ/kWh(0.21ドル/kWhに相 当)前後、産業用電力価格は概ね0.10ユーロ/kWh(0.14ドル /kWhに相当)前後の国が多い。

○コスト構造を見ると、税金・賦課金等(Taxes and Levies) が家庭用電力価格において大きな割合を占めている。 家庭用・産業用電力価格の構成比 各国の家庭用電力価格構造の比較 0% 20% 40% 60% 80% 100% オーストリア ベルギー ブルガリア キプロス チェコ デンマーク エストニア フィンランド フランス ドイツ イギリス ギリシャ ハンガリー アイルランド イタリア ラトビア リトアニア ルクセンブ… マルタ 北アイルラ… ノルウェー ポーランド ポルトガル ルーマニア スロバキア スロベニア スペイン スウェーデン オランダ 0.00 10.00 20.00 30.00 オーストリア ベルギー ブルガリア キプロス チェコ デンマーク エストニア フィンランド フランス ドイツ イギリス ギリシャ ハンガリー アイルランド イタリア ラトビア リトアニア ルクセンブ… マルタ 北アイルランド ノルウェー ポーランド ポルトガル ルーマニア スロバキア スロベニア スペイン スウェーデン オランダ (€/100kWh) エネルギー・供給 ネットワークコスト 税金・賦課金等 注: 一部国はデータ無し エネルギー・供給 ネットワークコスト税金・賦課金等 エネルギー・供給 ネットワークコスト税金・賦課金等 オーストリア 19.09 7.10 6.71 5.29 NA NA NA NA ベルギー 18.82 NA NA NA 11.05 NA NA NA ブルガリア 8.18 4.29 2.51 1.38 6.39 5.01 1.33 0.05 キプロス 16.42 NA NA NA 14.94 NA NA NA チェコ 13.94 6.99 4.62 2.33 11.22 7.88 3.22 0.12 デンマーク 25.53 4.70 6.58 14.38 9.27 4.03 3.90 1.34 エストニア 9.20 3.25 3.71 2.24 6.45 3.07 2.68 0.71 フィンランド 12.89 5.51 4.17 3.21 6.83 4.88 1.68 0.26 電力価格 (€/100kWh) 電力価格 (€/100kWh) 内訳(€/100kWh) 産業用電力価格の構成比 内訳(€/100kWh) 家庭用電力価格の構成比 125

(出所: 欧州委員会「2009-2010 Report on Progress in Creating the Internal Gas and Electricity Market」よりMURC作成) 各国の家庭用電力価格構造の比較 各国の産業用電力価格構造の比較 0% 20% 40% 60% 80% 100% オーストリア ベルギー ブルガリア キプロス チェコ デンマーク エストニア フィンランド フランス ドイツ イギリス ギリシャ ハンガリー アイルランド イタリア ラトビア リトアニア ルクセンブ… マルタ 北アイル… ノルウェー ポーランド ポルトガル ルーマニア スロバキア スロベニア スペイン スウェーデン オランダ 0.00 10.00 20.00 30.00 オーストリア ベルギー ブルガリア キプロス チェコ デンマーク エストニア フィンランド フランス ドイツ イギリス ギリシャ ハンガリー アイルランド イタリア ラトビア リトアニア ルクセンブルグ マルタ 北アイルランド ノルウェー ポーランド ポルトガル ルーマニア スロバキア スロベニア スペイン スウェーデン オランダ (€/100kWh) エネルギー・供給 ネットワークコスト 税金・賦課金等 注: 一部国はデータ無し フィンランド 12.89 5.51 4.17 3.21 6.83 4.88 1.68 0.26 フランス 12.25 NA NA NA 6.56 NA NA NA ドイツ 22.94 7.98 5.61 9.34 11.34 7.13 2.45 1.76 イギリス 14.07 9.34 4.05 0.68 10.12 7.49 2.24 0.39 ギリシャ 10.32 6.73 2.69 1.90 9.36 6.76 1.77 0.83 ハンガリー 16.62 8.01 5.19 3.42 12.97 9.91 2.85 0.21 アイルランド 18.55 NA NA NA 11.75 8.43 3.47 0.00 イタリア 19.97 10.84 4.42 5.24 13.70 10.10 2.15 2.24 ラトビア 10.54 4.93 4.64 0.96 8.93 5.81 3.13 0.00 リトアニア 9.26 3.77 3.91 1.58 7.90 3.74 4.15 0.00 ルクセンブルグ 18.82 9.09 7.45 2.29 11.58 8.66 2.51 0.41 マルタ 15.13 12.18 2.20 0.76 12.91 10.71 2.20 0.00 北アイルランド ノルウェー 15.63 4.54 6.69 4.40 7.95 3.86 2.82 1.26 ポーランド 12.91 5.51 4.59 2.80 9.33 6.06 2.80 0.48 ポルトガル 15.94 8.70 5.14 2.11 9.44 6.98 2.34 0.13 ルーマニア 9.79 3.14 5.02 1.64 8.28 5.16 3.12 0.00 スロバキア 15.60 6.91 6.20 2.49 14.03 8.76 5.20 0.07 スロベニア 13.41 5.40 5.11 2.91 9.62 7.22 2.00 0.41 スペイン 16.84 9.67 4.14 3.03 11.20 7.46 3.20 0.54 スウェーデン 16.46 5.42 5.19 5.88 6.89 4.73 2.12 0.05 オランダ 18.41 NA NA NA 11.07 NA NA NA

(10)

指標(欧州各国の送電料金の動向)

○欧州では1996年EU電力指令により小売部門は全面自由化されているが、多くの国において送電料金の認可は各国規 制機関が実施している。 ⇒各国電気事業体制等の違いを反映して、多様な仕組みが併存する形となっており、送電料金も各国毎に大きく異 なっている。 ○各種予備力の定義の違いに加え、アンシラリー・サービスや混雑管理の市場化有無、また系統バランシング費用の 取り扱いを巡り、各国では送電料金に含まれる費用項目が異なっており、結果として送電料金が3~20€/MWhとばら つきがある。 その他 規制料金 送電ロス等 (€/MWh) 発電側 負荷側 季節/時間帯*1 地点 オーストリア 15% 85% - - 含む 発電側に含む ベルギー 0% 100% xxx - 150kV以上は含まず 別途アンシラリーサービス料金 ボスニア ヘルツェゴビナ 0% 100% - - 含まない 含まない ブルガリア 0% 100% - - 含む 含む クロアチア 0% 100% x - 含む 含む チェコ 0% 100% - - 含む 含む デンマーク 4% 96% - - 含む 含む エストニア 0% 100% x - 含む 含む フィンランド 11% 89% x - 含む 含む 送電ロスを含むか システム・サービスを 含むか 託送料金負担割合 価格シグナル 126 インフラ ストラクチャー システム サービス 送電費用の比較

(出所: ENTSO-E「ESTO Overview of transmission tariffs in Europe: Synthesis2010」) フィンランド 11% 89% x - 含む 含む フランス 2% 98% - - 含む 含む ドイツ 0% 100% - - 含む 含む イギリス*2   NUoS: 27% 73% TNUoS:地点別 BSUoS: 50% 50% 地点差なし ギリシャ use of system: 0% 100% -uplift charge: 0% 100% ハンガリー 0% 100% - - 含む 別途アンシラリーサービス料金 アイルランド 25% 75% - 発電側のみ含まない(エネルギー市場で徴収)含む イタリア 0% 100% - - 含まない(エネルギー市場で徴収)含む ラトビア 0% 100% - - 含む 含む リトアニア 0% 100% - - 含む 含む ルクセンブルグ 0% 100% - - 含む 含む マルタ 0% 100% - - 含む 含む オランダ 0% 100% - - 含む 別途アンシラリーサービス料金 北アイルランド 25% 75% xxx - 含む 別途アンシラリーサービス料金 ノルウェー 35% 65% xxx*3 地点 含む 含む ポーランド 1% 99% - - 含む 含む ポルトガル 0% 100% xx - 含まない(エネルギー市場で徴収) 含まない(エネルギー市場で徴収) ルーマニア  use of system: 21% 79% - ゾーン別 含む system service: 0% 100% セルビア 0% 100% x - 含む 含む スロバキア 0% 100% - - 特定料金を通じて回収 特定料金を通じて回収 スロベニア 0% 100% xx - 含む 別途アンシラリーサービス料金 スペイン 6% 94% xxx - 含まない(エネルギー市場で徴収) 含まない(エネルギー市場で徴収) スウェーデン 25% 75% - - 含む 含む スイス 0% 100% - - 送電ロス用料金を別途設定 送電ロス用料金を別途設定 別途アンシラリーサー ビス料金 注1: x の数は時間帯・季節別設定の数 注2: NUoS:送電系統利用料金、BSUoS:系統バランシング・サービス使用料金 注3: ロス料金による xx x 含まない(エネルギー 市場で徴収) BSUoS料金に含む Uplift料金に含む 含まない(エネルギー 市場で徴収)

(11)

指標(米国各週の自由化進展状況)

○米国小売電力市場では州単位で自由化が進められており、2011年12 月時点で、16州及びワシントンD.Cにおいて小売全面自由化実施。 ○カリフォルニアでは、2000~2001年に発生した電力危機に より小売自由化が一時中断していたが、2010年4月より、家 庭用以外の需要家を対象とした自由化が再開された。(自由化枠 は段階的に拡大される予定。) ※米国では、電気事業体制の規制権限は州政府に帰属しているが、州 を跨る送電設備や水力等は連邦政府に規制権限があるなど、全体 として複雑な規制構造となっている。 州 小売自由化開始 アリゾナ 中断 アーカンソー 中止 カリフォルニア 1998年3月31日 コネチカット 2000年7月1日 デラウェア 1999年10月(大口) 2000年10月(家庭用) ワシントンDC 2001年1月1日 イリノイ 2002年5月1日 メイン 2000年3月1日 メリーランド 2002年7月1日 マサチューセッツ 1998年3月1日 ミシガン 2002年1月1日 モンタナ 1998年7月 (大口を対象。家庭用は2027年 まで価格規制。) <米国各州の小売自由化実施時期> 127 (出所: DOE EIA統計資料よりMURC作成) (出所: U.S. Energy Informmation Adiministrationより作成)

まで価格規制。) ネバダ 2001年7月 (大口を対象。家庭用は無期限延 期) ニューハンプシャー 2001年5月 (PSNH社) ニュージャージー 1999年11月14日 ニューメキシコ 中止 ニューヨーク 1998-2000年(電力会社によ り異なる) オハイオ 2001年1月 オクラホマ 無期限延期 オレゴン 2002年7月 (大口のみ) ペンシルバニア 2000年1月 ロードアイランド 1998年1月 テキサス 2002年1月 バージニア 2002年1月 ウェストバージニア 無期限延期 <米国各州の小売自由化状況> 自由化実施 自由化非実施 中断

(12)

指標(米国各州の小売料金の動向)

表 全米各州の小売価格詳細(2010年) ○自由化州と非自由化州の小売電力価格を比較すると、どの部門に おいても自由化実施州のほうが非実施州よりも20~40%程度高く なっている。これは、制度改革以前の米国では最大で2.6倍の州 間電気料金格差があり、格差是正を目指して、電気料金の高い地 域で制度改革が実施されたことによるところが大きいと考えられ る。(従って、制度改革の結果であるとは一概には言えない。) ○また、PJM RTOやNY-ISO, ISO-NEなどの北東部のRTO/ISO地域やカ リフォルニア州の電力価格は、全米平均を上回っている。 表 2010年における自由化実施州及び非実施州における部門別電力価格比較 家庭用 業務・商業用 産業用 運輸用 ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh 全部門 内訳 家庭用 業務・商業用 産業用 運輸用 ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh 15.08 16.53 15.12 12.60 8.88 Connecticut 17.46 19.30 16.52 14.52 12.02 ISO-NE 完全自由化 Maine 12.79 15.68 12.41 9.09 -- ISO-NE 完全自由化 Massachusetts 14.61 15.23 15.58 13.00 6.85 ISO-NE 完全自由化 New Hampshire 14.70 16.11 14.11 12.72 -- ISO-NE 完全自由化 Rhode Island 14.25 15.99 12.95 13.48 13.48 ISO-NE 完全自由化 Vermont 13.14 15.42 13.33 9.40 -- ISO-NE

13.69 15.80 13.96 8.58 13.08

New Jersey 14.84 16.57 14.12 11.84 12.09 PJM RTO 完全自由化 New York 16.44 18.61 16.15 9.89 14.84 NY-ISO 完全自由化 Pennsylvania 10.42 12.81 10.29 7.60 7.84 PJM RTO 完全自由化 9.11 11.34 9.39 6.51 7.15 Illinois 9.17 11.50 8.88 6.80 6.94PJM RTO、MISO完全自由化 Indiana 7.63 9.37 8.27 5.86 8.96PJM RTO、MISO Michigan 10.10 12.51 10.10 7.21 10.45PJM RTO、MISO完全自由化 Ohio 9.12 11.27 9.69 6.31 8.91PJM RTO、MISO完全自由化 Wisconsin 9.73 12.49 9.94 6.76 -- MISO 7.96 9.59 7.86 5.86 6.98 Iowa 7.74 10.35 7.94 5.41 -- MISO Kansas 8.27 9.93 8.15 6.11 -- SPP Minnesota 8.42 10.36 8.35 6.33 7.75 MISO Missouri 7.90 9.15 7.58 5.55 6.19 SPP、MISO Nebraska 7.53 8.91 7.64 6.01 -- MISO North Dakota 6.94 7.97 7.07 5.64 -- MISO South Dakota 7.72 8.77 7.53 5.89 -- MISO

9.66 11.03 9.30 6.67 9.71 Delaware 11.97 13.67 11.39 9.65 8.86 PJM RTO 完全自由化 所属する RTO/ISO 小売部門 自由化実施 状況 New England 内訳 Middle Atlantic

East North Central

West North Central

South Atlantic 全部門 128 (出所: DOE EIA統計資料よりMURC作成) 表 2010年におけるRTO/ISO成立州及び未成立州における部門別電力価格比較 自由化実施州 12.39 14.17 12.03 9.43 10.10 自由化非実施州 9.05 10.70 9.28 6.87 8.51 全米平均 9.91 11.55 10.28 6.80 11.07 Delaware 11.97 13.67 11.39 9.65 8.86 PJM RTO 完全自由化 District of Columbia 13.85 13.76 14.14 8.69 11.18 PJM RTO 完全自由化 Florida 10.53 11.40 9.69 8.74 8.39

Georgia 9.02 10.26 9.15 6.33 7.60

Maryland 12.84 14.66 11.68 9.57 10.28 PJM RTO 完全自由化 North Carolina 8.76 10.22 8.21 6.18 7.23 PJM RTO

South Carolina 8.48 10.49 8.85 5.67

--Virginia 8.80 10.55 7.70 6.77 7.78 PJM RTO 完全自由化 West Virginia 7.35 8.64 7.52 5.79 8.53 PJM RTO

8.12 9.49 9.23 5.78 10.64 Alabama 8.94 10.74 10.21 5.99 --Kentucky 6.67 8.41 7.72 5.00 --PJM RTO、MISO Mississippi 8.62 9.92 9.35 6.32 -- SPP Tennessee 8.46 9.04 9.41 6.47 10.64 PJM RTO 8.81 10.67 8.83 6.09 9.84 Arkansas 7.33 8.83 7.36 5.52 11.01 SPP Louisiana 7.80 8.86 8.48 5.90 9.48 SPP Oklahoma 7.50 8.98 7.39 5.18 -- SPP

Texas 9.46 11.65 9.27 6.39 9.89ERCOT ISO、SPP完全自由化 8.71 10.59 8.83 6.22 9.12 Arizona 9.79 11.05 9.51 6.77 -- 完全自由化 Colorado 9.30 11.20 9.15 6.98 9.46 Idaho 6.58 7.99 6.75 5.24 --Montana 7.73 9.04 8.38 5.58 -- MISO Nevada 9.96 12.43 10.02 7.64 9.76 New Mexico 8.59 10.67 8.77 6.12 -- SPP Utah 7.05 8.83 7.20 5.01 8.50 Wyoming 6.18 8.66 7.44 4.94 --11.38 12.53 12.20 7.87 8.46 California 13.90 15.31 14.04 10.89 8.51 CA-ISO Oregon 7.55 8.80 7.63 5.44 6.96 Washington 6.53 7.89 7.25 3.91 7.25 21.04 23.19 20.37 19.70 --Alaska 14.86 16.48 14.03 14.07 --Hawaii 24.90 27.83 25.71 21.76 --9.91 11.55 10.28 6.80 11.07 Pacific Contiguous Pacific Noncontiguous East South Central

West South Central

U.S. Total Mountain 家庭用 業務・商業用 産業用 運輸用 ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh ¢/kWh PJM RTO 10.81 12.21 10.50 8.06 9.38 CA-ISO 13.90 15.31 14.04 10.89 8.51 ISO-NE 14.49 16.29 14.15 12.04 10.78 NY-ISO 16.44 18.61 16.15 9.89 14.84 ERCOT 9.46 11.65 9.27 6.39 9.89 MISO 8.18 10.01 8.39 6.03 8.20 SPP 8.02 9.53 8.25 5.86 10.25 RTO/ISO未成立 9.98 11.72 10.19 7.75 8.27 全米平均 9.91 11.55 10.28 6.80 11.07 注)所属するRTO/ISOが複数に渡っている州については、p3で示した図を参照にしつつ、多くの 地域が抱合されるRTO/ISOへ分類した 全部門 内訳 (出所: DOE EIA統計資料より作成)

(13)

カリフォルニア州マリン郡の事例(コミュニティ負荷集約制度(CCA))

○カリフォルニア州では2000~2001年に発生した電力危機を受け、2001年9月以降、新規の小売自由化 が一時中断(法AB1X)。これに伴い、既存の電力会社から供給を受けていた需要家は地元電力会社以外の供給 者を選択できなくなった。 ○一方、電力危機を背景に、電力価格の安定性、供給信頼度、エネルギー自給への意識が高まるとともに、コミュニ ティが主体的に意志決定したいという要求が高まったことから、電力危機の翌年に州法「コミュニティチョイス法 (AB117)」が成立し、小売自由化の一時中断期において需要家の選択肢を拡大するための措置として、コミ ュニティ負荷集約(CCA:Community Choice Aggregation)が認められることとなった。

○CCAでは、市町村等が行政区域内の負荷を集約し代替供給事業者と供給契約を結ぶことや、コスト低減分を再生 可能エネルギー発電に投資することが可能になる。 ※同様の制度は、マサチューセッツ州(1997年)、オハイオ州(1999年)等でも導入され実績を上げている。 ○なお、2009年4月に成立した料金支払い者保護法(SB695)により、2010年4月より、家庭用以外の 需要家を対象とした自由化が再開している。自由化枠は段階的に拡大されることとなっており、 順調に進めば、 代替供給者のシェアは2013年に自由化中断前の水準に達する見込み。 129 <凡例> カリフォルニア州マリン郡の カリフォルニア州 マリン郡 A地域 CCA (コミュニティ内の負 荷集約、再生可能エ ネルギーへの投資) 州規制当局 (CCAにより期待されるメリット) ○再生可能エネルギーの地産地消が促進される。 -再生可能エネルギー比率の高い事業者から の供給を選択 -再生可能エネルギー電源に自ら投資 ○電気料金を自らコントロールでき、料金低減分を新規 投資へのインセンティブに充てられるようになる。 代替的供給者 (発電設備を所持) 需 要 B地域 CCA (コミュニティ内の負 荷集約、再生可能エ ネルギーへの投資) 需 要 需 要 需 要 需要 既存事業者 (発電部門) 負荷を集約 負荷を集約 ・CCAを実施するコミュニティーの全 ての需要家は自動的にプログラム に登録。 ・申請手続により不参加を選択する ことも出来る。(オプトアウト) <実行計画を策定> ・CCAの体制 ・既存事業者の需要家に 不利益を生じないため の費用回収メカニズム 複数のコミュニティーで 共同することも可能 電気の供給 既存事業者(送配電部門) (送電・配電設備を所持、需要家サービスの提供) 供給の対価 費用回収課徴金 <凡例> カリフォルニア州マリン郡の コミュニティ負荷集約制度(CCA)概要 補助

(14)

諸外国における電気料金・サービスの多様化

(15)

自由化後の小売分野におけるサービスの現状

○電力小売自由化の実施によって需要家が小売事業者を自由に選択可能な状況が実現した場合、期待される需要家のメリット としては、競争を通じた割安な電力の提供、メニューの多様化、顧客サービスの充実などが挙げられる。 ○また、電力小売への参入自由化とあわせて、規制料金の撤廃(部分的な撤廃も含む)を行った場合、料金設計における自由度 が増し、デマンドレスポンス料金やグリーン電力料金の導入が容易になるとも考えられる。 131 家庭用小売電力市場は1999年と早期から完全自由化されており、事業者変更率も高い。厳しい競争環境を反映して、多様な料金メ ニュー、契約形態が用意されている。 ⇒「デュアルフュエル契約」は、電力供給とガス供給のセットによる値引き契約。2010年8月時点で家庭用需要家2,600万軒のう ち約65%にあたる1,680万軒がデュアルフュエルを選択している イギリスの小売事業者は自由化当初は新規参入が相次いでいたが、現在は、企業統合により寡占化が進み、大手電力事業者6社系列 の小売事業者が、小売電力市場の90%以上を占める構図となっている。 イギリス小売電力市場 1998年の小売市場自由化後に多くのマーケターが誕生したが、競争の激化により、その多数は撤退を余儀なくされた。現在も小売 事業者は900社程度存在しているが、市場シェアの50%は4大電力グループの子会社が占めている。 ドイツの小売事業者の特徴的な戦略は、Vattenfallを除く4大電力グループが本体で全国展開せず、その代わりに小売マーケティン グ会社(マーケター)を設け、そのマーケターを通じて全国の需要家に電力販売を行っていることである。 ⇒近年、マーケターが大手電力会社から需要家を奪っている状況が続いている。 2007年7月から全需要家に対して小売全面自由化が実施されており、EDFやGEG等の既存事業者に加え、GDF Suez、Direct Energie、E.ON Energie等の新規参入者18社が小売事業を営んでいる。 EDFは原子力発電を生かした低価格な規制料金を前面に出す一方で、新規参入者は薄利覚悟で規制料金よりも若干低めの料金の提 供やその他割引を行い、新規需要家獲得を目指している。 ドイツ小売電力市場 フランス小売電力市場

(16)

需要家はGuaranteed、Green、Discountedの3 つから料金メニューの選択が可能 また、それぞれのメニューについて単一単価と 昼夜間別料金を選択することが可能 また、電気料金の単価については時間帯のほ か、需要家の住んでいる地域によっても異なる (イギリス共通) Standardプランの料金表の例(London地区) 他社と異なり基本料金 (standing charge)がない 昼夜間で料金単価が異なる ほか、昼間の料金については 2段階制となっている。 Scottish Power

多様な料金メニューの例(イギリス:Scottish Power、 British Gas )

132

Platinum Fixed Energy

ScotishPowerでは、電気の長期固定料金 契約と契約期間中の給湯器やヒーターの 点検・保証サービスをセットで提供してい る。 今後の料金単価の変動(上昇)を含むプ ラン 請求書のWeb化やガスとの同時契約に よって毎月の料金が割引される 決済はデビット、カードの他、その都度使 う分だけをチャージをして省エネ行動イン センティブを高める「Pay As You Go」プラ ンがある 約1割弱、割高な料金を支払うかわり に、2014年4月まで料金単価が変わ らないプラン 途中解約する場合は違約金が発生す る British Gas

(17)

○標準メニュー(ピーク/オフピーク) ○非標準メニュー(平日/休日/夜間別)

多様な料金メニューの例(イギリス:SSE)

133 ○非標準メニュー(ピーク/オフピーク※標準メニューに比べて価格差大)

Solar PV package

SSE等の一部の電気事業者はFIT制度を利用したPV設置サービスも行ってい

る。

希望する需要家に対して無償で事前調査を実施し、実際にPVを購入した場

合はSSEが25年間の機器保証を行う。

(18)

グリーン電力プログラムとは

○一般的に「グリーン電力」とは、再生可能エネルギー(自然エネルギー)である太陽光や風力、バイオマスや水力から作ら れた電気について、その電源の質を特定化できる基準を策定し、当該電気の仮想的購入ができるような仕組みの下、商 品として取り扱われるものを指す。 ○一方、グリーン電力についての定義、分類は世界的にみても一律でない場合があり、「電力の需要家が広く選択できる、 再生可能エネルギーの普及を促進するためのプログラム」として、認識されているところ(注)。 ○現在国内外で実施されているグリーン電力プログラムは、①電気事業者が実施するプログラム、②電気事業者以外が実 施するプログラム、③グリーン電力証書、④市民による直接出資の4タイプに類型することができる。 【発電分野における再生可能エネルギー導入比率(2010年)】 スウェーデン 英国 【グリーン電力証書によるプログラム(概念)】 認証 134 出所:欧州委員会ウェブサイト 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% オーストリア ベルギー ブルガリア デンマーク フィンランド フランス ドイツ ギリシャ アイルランド ラトビア オランダ ポルトガル ルーマニア スロバキア スロベニア スペイン スウェーデン (注)例えば米国では、環境保護庁(EPA)は、グリーン電力を、「再生可能エネルギーの一部を成すものであり、太陽光、風力、 地熱、バイオガス、バイオマス、小規模水力を電源とする電力であって、消費者が環境負荷の回避や温室効果ガスの削減の ために、これら電源を購入すること。」と定義。 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー 発 電 証書 (環境価値) 電気 ブローカー 地域電気販売事業者 発電事業者 (再生可能以外) 需 要 家 出所:各種資料より経済産業省作成

(19)

グリーン電力購入の例(グリーン認証システム:スウェーデン)

○スウェーデン政府は、1997年にエネルギー転換政策プログラムを作成し、その重要な骨子である再生可能

エネルギー発電促進のため、各種の助成を実施。小規模水力(100~1,500kW)に対しては、設備投資額

の最大15%が補助され、バイオマス燃料(木質燃料等)による電熱供給プラントに対しては、設備投資額の

最大25%が補助、風力発電に対しては、設備投資額の最大15%の補助に加え、実際の発電量に対しても

補助金が支給された(補助制度は2002年末に廃止)。

○2003年5月、スウェーデン政府は、2003年から2010年までの間に、新たに10TWhの再生可能エネルギーに

よる発電の増加を図るため、電力の最終消費者(製造業については対象外)に対し、再生可能エネルギー

の使用を義務づける制度を導入し、義務履行者に対し電気消費税の免除など税制上の優遇措置を講じ

た。実際には、販売電力量に応じて一定割合の証書(ELCert)の購入を義務づける制度であった。

○本制度は、対象外となる最終消費者の定義を変更しつつも、2030年まで延長することとなった。

【「電源を特定した電気を購入したい」と考える人の割合(スウェーデン)】 【スウェーデンのグリーン電力販売事業(概要)】 135 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 2009年 2014年 2019年 5年後には需要家の62%が「電源を特 定した電気を購入したい」と回答 【「電源を特定した電気を購入したい」と考える人の割合(スウェーデン)】 【スウェーデンのグリーン電力販売事業(概要)】 1.販売事業者数:約30社 2.トップシェア企業:Telge Energi社 3.同社の販売実績: (1)家庭 16万世帯 (2)事業者 1万需要家 4.販売電力量:風力 500GWh 水力 2,500GWh 5.純利益:7百万US$ 6. 従業員:65人 7. 価格メニュー: (1)水力+風力(微量)の場合は、電力価格+10US$/年(平均) (2)風力100%の場合は、電力価格+60US$(平均) (3)風力99%+太陽光1%の場合は、電力価格+90US$(平均) 出所:経済産業省ヒアリングより作成

(20)

○英国ガス・電力市場局(OFGEM)は電力会社が顧客に「グリーン電力料金」を提供する際のガイドラインを公表

(2009年)。ガイドラインでは、グリーン電力料金の構成内容、市場化の方法、電力供給源及び追加性の証

明等について規定されている。

○また、供給される電力が「グリーン電力」として認められる条件として、①再生可能エネルギーであると認めら

れる、②追加的な環境ベネフィットを創出することができる、③独立パネルによる透明性に関する規則及び

年間監査が強制される、ことなどを定めている。

グリーン電力購入の例(グリーン認証システム:イギリス)

136

OFGEM Final Green Supply Guidelines (2009)の概要

透明性 供給条件は、グリーン電力の構成要素に従って、透明かつ公共の理解・期待が得られるようなものでなければなら ない 顧客は料金の詳細に関して簡単にアクセスできなくてはならない。 <ガイドラインの対象範囲> このガイドラインと証書は、英国内の小規模ビジネス顧客に対して適用され、産業及び商業部門に対しては適用されない。 またコージェネ、原子力に関しては当面適用されない。 供給の証明 エネルギー供給者は、一定期間、電力供給源及び追加性の証明に関する証拠を保持しなければならない。

電力供給源 Standard Supply License Condition21(Fuel Mix Disclosure arrangements)のもと設定された、Fuel MIX Disclosureに 従って設定された法的要件に適合したものでなければならない。

ダブルカウント防止

供給業者は、再生可能エネルギーの量を担保するために、所要の電力起源保証(REGOs:Renewable Energy Guarantees of Origin)を保持しなくてはならない。

また再生可能エネルギー購入義務(RO:The Renewables Obligations)制度や炭素削減目標制度(CERT:Carbon Emissions Reduction Target)による環境価値の二重取りは認められない。

参照

関連したドキュメント

市民的その他のあらゆる分野において、他の 者との平等を基礎として全ての人権及び基本

○ 通院 をしている回答者の行先は、 自宅の近所 が大半です。次いで、 赤羽駅周辺 、 23区内

を行っている市民の割合は全体の 11.9%と低いものの、 「以前やっていた(9.5%) 」 「機会があれば

参加者は自分が HLAB で感じたことをアラムナイに ぶつけたり、アラムナイは自分の体験を参加者に語っ たりと、両者にとって自分の

対策等の実施に際し、物資供給事業者等の協力を得ること を必要とする事態に備え、

子どもたちが自由に遊ぶことのでき るエリア。UNOICHIを通して、大人 だけでなく子どもにも宇野港の魅力

以上の基準を仮に想定し得るが︑おそらくこの基準によっても︑小売市場事件は合憲と考えることができよう︒

⑥同じように︑私的契約の権利は︑市民の自由の少なざる ⑤