インドの成長期待と投資戦略
楽天証券株式会社|2017年7月
楽天証券経済研究所 チーフグローバルストラテジスト
香川 睦
本資料は、勉強会の為に作成されたものであり、有価証券の取引、その他の取引の勧誘を
目的としたものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でなさるよ
うにお願いいたします。本資料及び資料にある情報をいかなる目的で使用される場合にお
きましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料及び資料にある
情報の使用による結果について、当社は何らの責任を負うものではありません。
本資料で記載しております価格、数値、金利等は概算値または予測値であり、諸情勢によ
り変化し、実際とは異なることがございます。また、本資料は将来の結果をお約束するも
のではなく、お取引をなさる際に実際に用いられる価格または数値を表すものでもござい
ませんので、予めご了承くださいますようお願いいたします。
ご注意事項
【株式等のお取引にかかるリスク】 株式等は株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動 等、上場投資証券(ETN)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証 券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等、ライツは転換後の価格や評価額の変動等により、損失が生じるおそれがあります。※ラ イツは上場および行使期間に定めがあり、当該期間内に行使しない場合には、投資金額を全額失うことがあります。 【信用取引にかかるリスク】 信用取引は取引の対象となっている株式等の株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。信用取引は差し入れた委託保証 金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託保証金の額を 上回るおそれがあります。 【貸株サービスにかかるリスクおよび費用】 ●リスクについて 貸株サービスの利用に当社とお客様が締結する契約は「消費貸借契約」になります。株券等を貸し付けいただくにあたり、楽天証券よりお 客様へ担保の提供はなされません(無担保取引)。 ●当社の信用リスク 当社がお客様に引き渡すべき株券等の引渡しが、履行期日又は両者が合意した日に行われない場合があります。この場合、「株券等貸借取 引に関する基本契約書」に基づき遅延損害金をお客様にお支払いすることになりますが、履行期日又は両者が合意した日に返還を受けてい た場合に株主として得られる権利(株主優待、議決権等)は、お客様が取得できないことになります。 ●投資者保護基金の対象とはなりません なお、貸し付けいただいた株券等は、証券会社が自社の資産とお客様の資産を区別して管理する分別保管の対象とはならず、投資者保護基 金による保護の対象とはなりません。 ●手数料等諸費用について お客様は、株券等を貸し付けいただくにあたり、取引手数料等の費用をお支払いいただく必要はありません。 ●配当金等、株主の権利・義務について 貸借期間中、株券等は楽天証券名義又は第三者名義になっており、この期間中において、お客様は株主としての権利義務をすべて喪失しま す。そのため一定期間株式を所有することで得られる株主提案権等については貸出期間中はその株式を所有していないこととなりますの で、ご注意ください。 株式分割等コーポレートアクションが発生した場合、権利を獲得するため自動的にお客様の口座に対象銘柄を返却することで、株主の権利 を獲得します。権利獲得後の貸出し設定は、お客様のお取引状況によってお手続きが異なりますのでご注意ください。 貸借期間中に権利確定日が到来した場合の配当金については、発行会社より配当の支払いがあった後所定の期日に、所得税相当額を差し引 いた配当金相当額が楽天証券からお客様へ支払われます。
投資にかかる手数料等およびリスク
●株主優待情報について 株主優待内容は東洋経済新報社から提供されるデータを原則として毎月更新いたします。更新日から次回更新日の内容変更、売買単位の変 更、分割による株数の変動には対応しておりません。また、配当、優待は各企業の判断で廃止・変更になる場合がございます。お取引にあ たりましては必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。 ●税制について 株券貸借取引で支払われる貸借料及び貸借期間中に権利確定日が到来した場合の配当金相当額は、お客様が個人の場合、雑所得又は事業所 得として、総合課税の対象となります。なお、配当金相当額は、配当所得そのものではないため、配当控除は受けられません。また、お客 様が法人の場合、法人税に係る所得の計算上、益金の額に算入されます。 【株式等のお取引にかかる費用】 国内株式の委託手数料は「超割コース」「いちにち定額コース」「ワンショットコース」の3コースから選択することができます。 〔超割コース(貸株、投資信託の残高、信用取引の売買代金・建玉残高に応じて手数料が決定します。)(現物取引)〕 超割:1回の約定代金が10万円まで139円(税込150円)/1回、20万円まで185円(税込199円)/1回、50万円まで272円(税込293円)/1 回、100万円まで487円(税込525円)/1回、150万円まで582円(税込628円)/1回、3,000万円まで921円(税込994円)/1回、3,000万円超 973円(税込1,050円)/1回 超割(大口優遇):1回の約定代金が10万円まで90円(税込97円)/1回、20万円まで180円(税込194円)/1回、50万円まで238円(税込 257円)/1回、100万円まで426円(税込460円)/1回、150万円まで509円(税込549円)/1回、3,000万円まで806円(税込870円)/1回、 3,000万円超851円(税込919円)/1回 〔超割コース(信用取引)〕 超割:約定代金に関わらず360円(税込388円)/1回 超割(大口優遇):約定代金に関わらず0円(税込0円)/1回。 詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。 〔いちにち定額コース〕 1日の約定代金合計が50万円まで429円(税込463円)/1日、100万円まで858円(税込926円)/1日、200万円まで2,000円(税込2,160円)/ 1日です。以降、1日の約定代金合計が100万円増えるごとに1,000円(税込1,080円)追加されます。取引のない日は手数料がかかりませ ん。1日の約定代金合計は現物取引と信用取引を合算して計算いたします。
投資にかかる手数料等およびリスク
〔ワンショットコース(現物取引)〕 1回の約定代金が10万円まで139円(税込150円)/1回、20万円まで185円(税込199円)/1回、50万円まで341円(税込368円)/1回、100 万円まで609円(税込657円)/1回、150万円まで728円(税込786円)/1回、3,000万円まで1,152円(税込1,244円)/1回、3,000万円超は 1,217円(税込1,314円)/1回。 〔ワンショットコース(信用取引)〕 1回の約定代金が30万円まで250円(税込270円)/1回、30万円超は450円(税込486円)/1回。 ※一般信用取引における返済期日が当日の「いちにち信用取引」、および当社が別途指定するETFの手数料は0円です。いちにち定額コー スの場合は、約定代金合計に含まれません。 ●カスタマーサービスセンターのオペレーターの取次ぎによる電話注文は、オペレーター取次ぎによるお取引の手数料体系が適用されま す。 〔オペレーター取次手数料(現物取引)〕 1回の約定代金が50万円まで3,450円(税込3,726円)/1回、100万円まで3,800円(税込4,104円)/1回、150万円まで4,000円(税込4,320円) /1回、150万円超は4,500円(税込4,860円)/1回。 〔オペレーター取次手数料(信用取引)〕 1回の約定代金が30万円まで3,250円(税込3,510円)/1回、30万円超は3,450円(税込3,726円)/1回です。 ●PTS取引(夜間取引)は、お客様が選択されているコースにかかわらず1回の約定代金が50万円まで450円(税込486円)/1回、100万円 まで800円(税込864円)/1回、150万円まで1,000円(税込1,080円)/1回、150万円超は1,500円(税込1,620円)/1回がかかります。 ●国内株式を募集・売出し等(新規公開株式(IPO)、立会外分売)により取得する場合は、委託手数料はかかりません。 ●信用取引による建玉を保有している期間は、買い建玉の場合は買方金利〔制度:通常 年2.85% 優遇 年2.28%、一般(無期限):通常 年3.09% 優遇 年2.90%、一般(1日):1約定当たり売買代金300万円未満 年 1.90% 300万円以上 年0.0%〕、売り建玉の場合は貸株料〔制 度:年1.10%、一般(無期限):年2.00%、一般(短期(14日)):年3.90%、一般(1日):1約定当たり売買代金300万円未満 年 1.90% 300 万円以上 年0.0%〕、品貸料(逆日歩)、特別空売りの場合は、特別空売り料等がかかります。【信用取引の委託保証金について】 信用取引をおこなうには、委託保証金の差し入れが必要です。最低委託保証金は30万円、委託保証金率は30%、委託保証金最低維持率(追 証ライン)が20%です。委託保証金の維持率が20%未満となった場合、不足額を所定の時限までに当社に差し入れていただくか、建玉を決 済していただく必要があります。 商号等:楽天証券株式会社/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、 一般社団法人日本投資顧問業協会
投資にかかる手数料等およびリスク
5
投資にかかる手数料等およびリスク
外国株式等の取引にかかるリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等に
より損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は、連動を目指す株価指数等
の変動等により損失が生じるおそれがあります。
米国株式等の取引にかかる費用
米国株式等の委託手数料は、25米ドル(税込27米ドル)/1回(1,000株まで)がかかります。1回の取
引が1,000株超の場合は1株ごとに2.0米セント(税込2.16米セント)追加されます。売却時は通常の手数
料に加え、SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)が約定代金1米ドルあたり0.0000231米ドル(米セン
ト未満切り上げ)。
中国株式等の取引にかかる費用
中国株式等の委託手数料は、約定代金の0.5%(税込0.54%)/1回がかかります(ただし、最低手数料
500円(税込540円)/1回、手数料上限5,000円(税込5,400円)/1回)。カスタマーサービスセン
ターのオペレーター取次ぎによる委託手数料は、通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されま
す。
アセアン株式等の取引にかかる費用
アセアン株式等の委託手数料は約定代金の1.0%(税込1.08%)/1回がかかります(ただし、最低手数料
500円(税込540円)/1回)。カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎによる委託手数料は、
通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されます。
1.注目されるインド株式市場
2.高成長期待の背景を知る
3.インド市場への投資戦略
<本日のポイント>
8
長期市場実績でみるインド株式のダイナミズム
(出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年7月14日、週次))
主要株式の騰落率とバリュエーション一覧
株式市場名
通貨
年初来
騰落率
17年予想
PER(倍)
18年予想
PER(倍)
予想
ROE
予想配当
利回り
香港
香港㌦
22.3%
17.0
15.9
9.1%
2.9%
インド
ルピー
19.2%
18.8
15.4
13.6%
1.5%
ブラジル
米ドル
10.7%
12.5
11.3
11.9%
3.5%
メキシコ
ペソ
10.6%
8.2
7.5
17.6%
2.3%
米国
米ドル
10.6%
19.2
17.2
15.9%
2.0%
フランス
ユーロ
7.8%
15.9
14.5
8.9%
3.2%
中国A株
人民元
7.5%
16.1
14.0
12.5%
1.7%
日本
円
6.1%
14.6
13.8
7.5%
2.1%
ドイツ
ユーロ
5.7%
14.0
12.9
11.7%
2.9%
英国
ポンド
4.8%
15.5
14.4
8.5%
4.2%
世界株式
米ドル
12.1%
17.6
16.0
10.8%
2.5%
(注:MSCI指数ベース、予想はBloomberg集計による市場予想、出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(7月20日)年初来騰落率でも相対的に優勢
注目されるインド株式市場
業績の拡大期待が高まっている
(注:市場予想はBloomberg集計による予想平均、出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(7月20日)
#
国(市場)名
2017年6月
2016年6月
前年比増減
1
日本
48.78%
40.50%
8.28%
2
アメリカ
36.50%
28.10%
8.40%
3
インド
31.64%
25.70%
5.94%
4
東南アジア
24.30%
21.60%
2.70%
5
特になし
10.58%
18.40%
-7.82%
6
ユーロ圏
6.89%
3.20%
3.69%
7
オセアニア
6.03%
5.10%
0.93%
8
中国
6.03%
3.50%
2.53%
9
ブラジル
4.14%
2.70%
1.44%
10
ロシア
3.48%
2.60%
0.88%
(出所:楽天証券「個人投資家サーベイ(楽天DI) 2017年6月調査」より楽天証券経済研究所作成)11
個人投資家調査:「今後投資してみたい国(地域)」
注目されるインド株式市場
(出所:国連による調査・予想(2015年)より楽天証券経済研究所作成)
12
インドの総人口は2025年前後に中国を上回る見通し
インドの1人当り所得には成長余地が大きい
(出所:IMF(国際通貨基金)の調査より楽天証券経済研究所作成)
高成長期待の背景を知る
ナレンドラ・モディ首相(1950年グジャラート州生れ、政治学修士)
*グジャラート州知事(2001~14年)として構造改革と高成長に成功。
*大手投資銀行は2013年、モディ氏を「次期首相に最も適任」と賞賛。
*2014年5月の総選挙でモディ氏が率いるインド人民党(BJP)が圧勝。
*首相就任後、新自由主義政策(小さな政府、規制緩和、民営化)を推進
海外からの投資(外資導入や技術移転)を拡大させる
ための経済政策は「モディノミクス」と呼ばれている。
(1)高速鉄道網や道路網などインフラ整備
(2)規制緩和と税制改革による事業環境改善
(3)偽札・脱税を撲滅するために高額紙幣を廃止
(出所:インド政府HP、JETRO、各種報道などより楽天証券経済研究所作成)14
モディ首相が進める構造改革に高い評価
高成長期待の背景を知る
(出所:IMF(国際通貨基金)の調査・見通しより楽天証券経済研究所作成)
15
2022年までの実質成長率を展望する
高成長期待の背景を知る
(出所:国際協力銀行「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告-2016年度海外直接投資アンケート結果」より楽天証券経済研究所作成)
日本企業が長期投資先として有望視する国々
「長期的(今後10年程度)有望事業展開先国・地域(国内企業に対する調査)」
<国際協力銀行>
2016年
⇦
2015年
2016年
2015年
2016年
364社
2015年
301社
1
-
1
インド
62.1%
54.8%
226
165
2
↖
3
中国
39.3%
34.9%
143
105
3
↙
2
インドネシア
37.6%
36.2%
137
109
4
-
4
ベトナム
32.7%
27.2%
119
82
5
-
5
タ イ
24.5%
23.3%
89
70
6
↖
8
メキシコ
16.2%
16.6%
59
50
7
-
7
ミャンマー
15.9%
18.9%
58
57
8
↖
9
米 国
15.1%
14.3%
55
43
9
↙
6
ブラジル
13.2%
20.3%
48
61
10
↖
11
フィリピン
9.1%
10.0%
33
30
順位
国(地域)名
得票率(%)
回答社数
高成長期待の背景を知る
為替市場でみられるインドルピーの対円相場堅調
(出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017年7月20日)
国内市場のインド関連銘柄に注目
(注:予想値はBloomberg集計による予想平均、出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2017年7月20日))インド市場への投資戦略(1)
主なインド関連銘柄(参考情報)<時価総額の降順>
1
9984 ソフトバンクグループ
9,281.0
19.5%
15.8
44.48
0.5% 現地のEC企業に出資してシェア拡大を狙う
2
6758
ソニー
4,534.0
38.4%
19.6
31.90
0.7% 現地のメディア・コンテンツ事業に進出
3
8058
三菱商事
2,423.5
-2.7%
8.3
85.00
3.5% 蓄電システムなどの事業に参入している
4
6752
パナソニック
1,506.5
26.6%
19.8
26.39
1.8% 白物家電など電子機器事業を展開する
5
6367
ダイキン工業
11,775.0
9.7%
20.0
136.75
1.2% 現地のエアコン市場で首位を誇っている
6
6501
日立製作所
736.8
16.6%
11.7
14.13
1.9% 鉄道運行の分野などで現地企業に出資
7
8031
三井物産
1,616.0
0.6%
9.2
59.33
3.7% 高速鉄道や土木などインフラ投資に進出
8
7269
スズキ
5,324.0
29.4%
13.8
52.11
1.0% マルチ・スズキは現地の自動車最大手
9
8113
ユニ・チャーム
2,936.5
14.8%
34.3
18.00
0.6% 紙おむつなどの現地販売が好調に
10 7453
良品計画
27,740.0 21.1%
24.8
334.00
1.2% 中国に続く「無印良品」の高成長を期待
17.4%
17.7
1.6%
予想PER
(
今期/倍)予想配当
(
今期/円)予想配当
利回り
インド進出の概略
#
(参考情報)10銘柄平均
コード
銘柄名
株価(円)
年初来
騰落率
(注:上記はあくまで参考例であり推奨ポートフォリオではありません/楽天証券経済研究所作成)
「コア・サテライト戦略」に加えたい新興国投資
日本の個別株式
コア・バランス
ブラジル株式ファンド
ナスダックファンド
外国の個別株式
インカム重視型投資
サテライト
インド株ファンド
サテライト
サテライト
サテライト
サテライト
サテライト
19
インド市場への投資戦略(2)
インド株式市場の魅力と
EPI:ウィズダムツリー インド株収益ファンド
のご紹介
本日の内容
21
インドとインド株式市場の魅力について
(米国上場ETF)
数字で見るインド
23巨大な人口と経済成長
13億人/7.5%
インドの人口/実質GDP成長率若者人口
65%
1980年以降に生まれた人口議論好きなインド人
2億台
2016年末のスマートフォンの台数インド人の頭脳
7百万人
毎年の大卒の人数インド人の娯楽
1,602本/19億枚
インドで製作された映画の本数/ チケットの販売数インド人の食
40%/6千万トン/310億ドル
ベジタリアンの割合/インドの牛乳市場(世界一位) /蒸留酒市場(世界二位)インド人の結婚事情
7,500ドル~75,000ドル+/270億ドル
インドの結婚費用/年間の「金」の需要(世界二位) 出所:Goldman Sachs(2016年12月末) 過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。中国を追い越したGDP成長率
24
出所:Reserve Bank of India (RBI), IMF(2016年7月末時点)
【GDP成長率の比較(点線以降は予測)】
インドのGDPは引き続き7%~7.5%で推移する見込み
成長率においてインドは中国を上回って推移
消費が経済成長を主導
良好な人口動態と人口増加が生む人口ボーナス期
25 出所:World Bank(2016年7月末時点)【若年人口比率と人口推移の比較】
米国およびBRICsの中では人口に占める14歳以下の割合が最も多い
インドは依然として人口増加期
一方で、中国はすでに高齢化が始まっている
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。Make In
India
• 15の主要分野における外国直接投資(FDI)規範の緩和 • 輸出を2020年までに9000億ドルに倍増(現在4,660億ドル) • グリーンフィールド投資を30億ドル誘致
• グローバル企業の投資コミットメント:Foxconn ($50億ドル), Posco ($30億ドル), General Motors ($10億ドル)
Skill
India
• インド全域で1,000のセンター • 2020年までに4億人を様々な技術で訓練Start Up
India
• 容易な参入/退出、自己申告、税制優遇と迅速で安価な特許出願を含めた簡素化された政策・環境を通した起業家支援 • 1000億ルピーの政府基金:‘India Aspiration Fund’Ease of Doing Business
• 官僚主義の打破、工業ライセンスやその他の許認可プロセスの緩和 • 世界銀行の ‘Ease of Doing Business’ で130位に12ランクアップ
26
モディ首相のインドの改革プログラムが実行中
出所: Ministry of Finance, Government of India, 2016年6月末時点
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。
製造業振興
労働者教育
起業家支援
27
出所: United Nations, Government of India, Bloomberg
モディノミクスによって続々と生まれる世界一
モディ首相の「モディノミクス」は確かな実績
破産法の制定、GST(物品・サービス税)の導入による税制改革、高額紙幣の廃止
などの大改革を相次いで実施中
同時に最先端のフィンテック技術を導入することによるキャッシュレス社会への変革
・ 世界最大の生体認証データベース(Aadhaar)
インドの人口のほぼ99%の指紋および網膜認証
・ 世界最大の銀行口座開設数
直近1年半で2.7億口座が開設され、生体認証により税務や送金と連携
・ 世界最大の生体認証取引インターフェース(IndiaStack)
口座開設、証券取引、決済、送金などが生体認証で可能
・ 世界最大の紙幣廃止政策
86%の通貨の流通を停止
デジタル決済が1000%増加、現金の預金化、徴税の厳格化
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。外貨準備の積み上げと経常収支の改善によるルピーの安定
28
出所:World Bank, Bloomberg
【外貨準備の残高と経常収支およびインドルピーの推移】
金輸入における関税の引き上げや原油価格の下落により経常赤字は改善傾向
外貨準備の積み上がりもあり、インドルピーの変動は穏やかになってきた
30 40 50 60 70 80 -6.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0 経常収支(対GDP%) インドルピー(対ドル/右軸) ルピー安 ルピー高 0 50 100 150 200 250 300 350 400 外貨準備(十億ドル) 過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。金融緩和のボトムあたりから株価は反転する傾向
29 ※インド株指数はウィズダムツリー・インド・アーニングス・インデックス(ドルベース) 出所:Bloomberg【政策金利と株価指数の推移】
継続的な金利引き下げ局面だったインド
過去は金利引き下げの最終局面から引き上げ局面でドルベースの株価は上昇
インド中銀は2017年2月に政策姿勢を「緩和的」から「中立」に変更
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。 50 70 90 110 130 150 170 190 210 230 250 4 5 6 7 8 9 10 インド政策金利(%) インド株価指数(右軸)ウィズダムツリーとは?
ETFに特化した運用会社として唯一の上場企業
インデックスリサーチ部門による独自の指数(インデックス)の開発
株式、債券、コモディティ、通貨、オルタナティブ運用のETFを米国・カナダと欧州で展開
ETF運用資産:434億ドル
【2017年3月末現在】 本社はニューヨーク
出所:WisdomTree“At WisdomTree we do things differently”
(ウィズダムツリーは他とは違うやり方をします)
31
ジェレミー・シーゲルの考え方を実践
32ジェレミー・シーゲル
ウィズダムツリー シニア投資戦略アドバイザー
ペンシルバニア大学ウォートンスクール教授
シーゲル教授は経済・金融分野での広範囲にわたる論文執筆や講義で知られ、CNN、CNBC、
ウォールストリート・ジャーナル、バロンズ、ファイナンシャル・タイムズ等のメディアにもたびたび登場し、
市場関係者の注目を集めている。著作「Stocks for the Long Run(株式投資)」「The
Future for Investors(株式投資の未来)」は世界中で翻訳されている。
EPI : ウィズダムツリー インド株収益ファンド
33
インド株に投資する米国上場ETF(上場投資信託)
一般的なアクティブ型投資信託に比べて低い経費率(≒信託報酬)や、
市場での売買も可能といった一般的なETFの優位性
+
小型株を含めた幅広いインド株を投資対象
各銘柄の保有比率を時価総額の大きさではなく「利益額」の大きさで決定
2017年3月末時点 為替レートは2017年3月末日のTTMレート(112.19円)にて算出 出所:WisdomTree, Bloomberg 過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。小型株を含めることで、より幅広い投資機会を創出
34
インドの株式市場が好調なときは、小型株は大型株よりも上昇する傾向
ボラティリティ(変動性)が高いため、大型株に小型株も含めて投資ユニバースとする
代表的なインデックスは銘柄数が少ない
(S&P BSE SENSEX=30銘柄、MSCIインド=76銘柄 vs
EPI=249銘柄
)
(2017年5月末時点) 0 500 1000 1500 2000 2500
S&P BSE SENSEX インデックス(配当込・グロス) MSCI インドインデックス(配当込・グロス) MSCI インド小型インデックス(配当込・グロス)
【各インド株インデックスの推移(ドルベース/1997年12月末=100)】
出所:Bloomberg
「利益額」で加重するという考え方
35 一般的なインデックス(TOPIX、S&P500、SENSEXなど)は「時価総額加重」
「時価総額」=
「株価」
×「発行済み株数」
⇒ 株価の割高な銘柄をより多く、株価の割安な銘柄をより少なく持つリスク
EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)は「利益額」加重
「利益額」=
「1株あたり利益」
×「発行済み株数」(=企業の利益額)
⇒ 企業が出す利益の金額が大きい銘柄を多く、少ない銘柄を少なく、
赤字企業は保有しない
⇒ 結果的に利益に対して株価が割安な銘柄の配分を増やす
時価総額加重
利益額加重
銘柄
(十億ドル)
時価総額
(十億ドル)
利益額
PER
(株価利益
倍率)
保有比率
投資額
ポートフォリオ
の
PER
保有比率
投資額
ポートフォリオ
の
PER
A
500
25
20倍
55.6%
55,556
33.3%
33,333
B
250
25
10倍
27.8%
27,778
33.3%
33,333
C
150
25
6倍
16.7%
16,667
33.3%
33,333
合計
900
75
12倍
100.0%
100,000
12倍
100.0%
100,000
9.47倍
【利益額加重の例】
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。36 出所:Bloomberg
バリュエーションを低く保ちながらインドへ投資
5 10 15 20 25 2012 年 12 月 2013 年 3 月 2013 年 6 月 2013 年 9 月 2013 年 12 月 2014 年 3 月 2014 年 6 月 2014 年 9 月 2014 年 12 月 2015 年 3 月 2015 年 6 月 2015 年 9 月 2015 年 12 月 2016 年 3 月 2016 年 6 月 2016 年 9 月 2016 年 12 月 2017 年 3 月S&P BSE SENSEX インデックス
ウィズダムツリー・インディア・アーニング・インデックス 1 1.5 2 2.5 3 3.5 2012 年 12 月 2013 年 3 月 2013 年 6 月 2013 年 9 月 2013 年 12 月 2014 年 3 月 2014 年 6 月 2014 年 9 月 2014 年 12 月 2015 年 3 月 2015 年 6 月 2015 年 9 月 2015 年 12 月 2016 年 3 月 2016 年 6 月 2016 年 9 月 2016 年 12 月 2017 年 3 月
S&P BSE SENSEX インデックス
ウィズダムツリー・インディア・アーニング・インデックス
【PER(株価利益倍率)の推移】
【PBR(株価純資産倍率)の推移】
利益額で加重することにより、バリュエーション指標が割安なポートフォリオを組成
利益額に応じた比率へのリバランスを年に1回(9月)実施
利益額に応じて保有銘柄を保有
37 2017年3月末時点 出所:WisdomTree, Bloomberg【保有銘柄とセクター配分】
【時価総額加重とのセクターウェイト差異(%)】
-10 -5 0 5 10 ※MSCIインドインデックスに連動する米国上場ETFとの比較 過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。原油価格の落ち着きとエネルギー企業の利益率の改善
38 出所:Bloomberg【リライアンス・インダストリーズの営業利益の推移】
0 20 40 60 80 100 120 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 14.0% 16.0% 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 営業利益率 原油価格(WTI/ドル/右軸) 0 50 100 150 200 250 300 350 400 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 営業利益(十億ルピー)【リライアンス・インダストリーズの営業利益率と原油価格の推移】
インドのエネルギー企業は原油の採掘ではなく、精製・輸送関係の企業
原油価格の下落は利益率(マージン)の向上を促す
最大保有銘柄のリライアンス・インダストリーズの営業利益は過去最高
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。上位保有銘柄は堅調な株価と利益の推移を見せている
39 出所:Bloomberg【上位保有銘柄の株価の推移(インドルピー)】
600 800 1000 1200 1400 リライアンス・インダストリーズ 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 リライアンス・インダストリーズ【上位保有銘柄の純利益の推移(百万インドルピー)】
400 600 800 1000 1200 1400 インフォシス 0 25,000 50,000 75,000 100,000 125,000 150,000 インフォシス 400 600 800 1000 1200 1400 1600 HDFC 0 25,000 50,000 75,000 100,000 125,000 150,000 HDFC 過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。モディ政権発足の動向とEPIのパフォーマンス
40 2014年3月末=100として指数化 EPIのパフォーマンスは基準価額ベース、分配金再投資 出所:Bloomberg【直近3年のパフォーマンス比較(2014年3月末~2017年3月末/ドルベース)】
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。 85 90 95 100 105 110 115 120 125 130 1352014年5月
モディ政権誕生
2017年3月
地方選挙で与党
が圧勝
2016年11月
高額紙幣の廃止
2016年5月
破産法の制定
2016年8月
税制改正のための
憲法改正
2014年9月
製造業振興策
2015年8月
起業促進策
(ご参考)設定来のパフォーマンスと分配金実績
41 2017年3月末時点 出所:WisdomTree, Bloomberg 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 5 10 15 20 25 30 純資産総額(百万ドル/右軸) 基準価額(分配金再投資/ドル) 基準価額(ドル)【設定来のパフォーマンス(2008年2月22日~2017年3月末/ドルベース)】
【分配金実績(直近3年)】
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。まとめ
42
経済成長率と良好な人口構成からくる更なる成長のポテンシャルを持つインド
モディ首相の改革により、成長にはよりアクセルがかかってきた
懸念であったインドルピーの動向も落ち着いてきた
金融政策の転換はドルベースのインド株の株価を押し上げる可能性
ETFのコスト効率の良さ
+
小型株も投資対象
+
利益額加重による銘柄比率の決定
EPI:ウィズダムツリー インド株収益ファンド
過去のデータ及びパフォーマンスは将来の結果を示唆するものではありません。インデックスに直接投資することはできません。当社はWisdomTree ETFの販売はしておりません。
当資料は、WisdomTreeグループが組成・運用するWisdomTree ETFについての情報提供を目的としたものであり、WisdomTree ETFの勧誘を行うことを目的とするもの ではありません。当資料の内容は、作成時点のものであり、市場の環境その他諸事情により予告なく変更されることがあります。ご購入については、お取引先の証券会社(第一 種金融商品取引業者)にお問い合わせ下さい。本書内のデータは当社が信頼するに足ると考える情報源から入手、引用していますが、当社はそのデータの正確性、完全性、 完結性を保証するものではありません。インデックス(指数)に直接投資することは出来ません。 リスクについて 投資には投資元本の損失を含む種々のリスクが伴います。WisdomTree ETFでは、それぞれのETFが参照するインデックス(指数)及びインデックスに含まれる金融商品等の 変動により、投資元本に損失が生ずるおそれがあります。外国投資には、通貨、政治情勢、及び経済状況に関わるリスクも伴います。特定の国、セクターに焦点を合わせたETF や、中小企業に対する投資を重視するETFでは、価格の変動が大きくなる場合があります。新興国市場、不動産、通貨、債券、およびオルタナティブ投資に関わる投資には、 個々のインデックスに特有な追加のリスクが伴います。ETFの投資戦略によって、他のETFに比べてキャピタルゲインの分配が多くなる場合があります。過去の実績は将来の結果を 保証するものではありません。 手数料、費用等について WisdomTree ETFを取引される際の手数料については、取扱い金融商品取引業者(証券会社)にお問い合わせ下さい。また、手数料に加え外国金融商品市場等におけ る売買手数料及びその他費用がお客様の負担となる場合があります。また、WisdomTree ETFの保有期間中は間接的に運用報酬・管理報酬等がお客様のご負担となりま す。詳細については、取扱い金融商品取引業者(証券会社)にてご確認下さい。 ウィズダムツリー・ジャパン株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2891号 加入協会: 日本証券業協会