大気汚染防止法及び
府条例に基づく
石綿規制について
平成30年6月27日
大阪府環境管理室事業所指導課
大気指導グループ
1 資料4-2本日の内容
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①石綿に関する規制について
②事前調査について
平成40年前後 に解体のピーク <出典:国土交通省 社会資本整備審議会資料> 平成40年前後が 解体のピーク 平成29年 3 平成17年に クボタショック
民間建築物の解体棟数(推計)
1.建築及び使用
・ 建築基準法2.解体等
・ 労働安全衛生法 ・ 石綿障害予防規則 ・ 大気汚染防止法 ・ 大阪府生活環境の保全等に関する条例3.リサイクル・廃棄
・ 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律 ・ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 など 解体現場からの石綿の 飛散を防止し、周辺住 民の健康を守る石綿に係る建築物等の法令
4根拠法令 使用材料 作業基準等 届出の 規模要件 大気汚染 防止法 ・吹付け石綿 ・石綿含有断熱材 ・石綿含有保温材 ・石綿含有耐火 被覆材 ・作業場所の隔離 ・前室の設置 ・前室・作業場所の負圧の維持 ・集じん・排気装置の設置 ・集じん・排気装置の排気口での粉 じんの迅速測定 ・集じん・排気装置の確認の結果の 記録・保存 ・薬液等による湿潤化 ・掲示板の設置 ・敷地境界基準(石綿濃度10本/L) (府条例に基づく規制) 等 全ての工事 ※使用面積50㎡ 以上の場合、府条 例に基づく石綿濃 度測定計画の届 出義務あり
石綿(アスベスト)飛散防止規制
<規制対象及び作業基準> 5根拠法令 使用材料 作業基準等 届出の 規模要件 大阪府生活環 境の保全等に 関する条例 石綿含有成形板 石綿含有成形板使用の 全ての建築物等が対象です。 ・飛散防止幕の設置 ・原則手作業による撤去 ・散水設備の設置 ・除去成形板の破砕の回避 ・掲示板の設置 ・排出水の処理 ・敷地境界基準(石綿濃度10本/L) 等 1,000㎡以上使 用されている場 合
石綿(アスベスト)飛散防止規制
<規制対象及び作業基準> 6解体等工事における
石綿飛散防止対策の流れ
解体等工事の発注 (発注者のみ) 石綿使用の有無に係る 事前調査の実施 事前調査への協力 (発注者のみ) ・事前調査書面の作成 ・事前調査書面(写)の保存(3年間) 情報提供 (設計図書等) 解体等工事の計画立案 施工条件における配慮 (工期、工事費等) 事前調査書面の保存 (3年間) 発注者又は自主施工者 受注者又は自主施工者 結果の説明(受注者) ・工事現場での事前調査結果の掲示 (事前調査不要の場合も含む) ・工事に係る場所への事前調査書面 の閲覧 石綿含有建材の使用 無し 解体等工事の実施 (法・条例の対象外) 有(みなし含む) 7作業開始の14日前までに ・特定粉じん排出等作業の実施 の届出(法) …全ての特定工事が対象 ・石綿排出等作業の実施の届出 (条例) …石綿含有成形板使用面積 1000㎡以上が対象 大気汚染防止法に基づく届出に係る 石綿濃度の測定計画の届出(条例) …法規制対象の石綿含有建材の使 用面積50㎡以上の場合が対象 特定粉じん排出等作業、 石綿排出等作業の実施 ①作業基準等の遵守 ②敷地境界基準(10本/L)の遵守 敷地境界における大気中の 石綿濃度の測定(作業前・中・後) 測定結果の記録・保存(3年間) 法・条例に基づく届出 発注者又は自主施工者が行う義務 があります。 条例に基づく届出が不要な場合であっ ても、作業基準等及び敷地境界基準を 遵守の義務はあります。 特定工事、特定排出等工事の実施 作 業 実 施 の指示 測 定 実 施 の指示 解体等工事の終了 作業完了の報告 作業完了報告の確認 (発注者のみ) 8
• 石綿排出等を伴う解体等工事の届出
• 事前調査への協力
発注者は、適正な費用負担、設計図書等の情報の受注者へ の提供等、適正な事前調査に協力しなければなりません。• 是正措置への協力
知事が勧告、命令等を実施した場合は、発注者へその旨を書 面により通知し、必要な措置を取るよう求めます。発注者は、受 注者が実施する是正措置に協力してください。• 契約時の配慮
発注者は受注者に対し、施行方法、工期、工事費等の請負契 約に関する事項について、規制基準の遵守を妨げない条件と するよう配慮しなければなりません。発注者の義務
9本日の内容
10
①石綿に関する規制について
②事前調査について
石綿が使用されている建物
昭和30年代以降から平成18年8月までの建築物で
は、建築基準法の耐火・防火の必要性から石綿含有
建材が使われている可能性があります。
・RC構造(鉄筋コンクリート)の建築物にも内装塗装
で吹き付け石綿が使われている可能性があります。
・天井ボード、内壁に石綿含有成形板が使われてい
る可能性があります。
・もちろんS構造(鉄骨)の建築物は要注意
11事前調査についてⅠ
解体等作業を伴う建設工事の
開始前
に、石綿含有建
築材料の使用の有無を調査し、石綿の飛散防止のため
の適切な作業方法を選択しなければなりません。
事前調査の実施者 解体等工事の受注者又は自主施工者が事前調査の実施者です 発注者の事前調査への協力 発注者は、適正な費用負担、設計図書の情報提供等 適正な事前調査に協力しなければなりません。 12事前調査についてⅡ
事前調査の方法
(大阪府生活環境の保全等に関する条例施行規則第十六条の五) 1 設計図書その他の資料の確認 2 目視 3 資料の確認や目視によっては石綿含有建築材料の使用 の有無を確認できない場合は、分析 13 対象外の工事 ①平成18年9月1日以後に設置の工事に着手した建築物等のみの解体・改造・補修する工事 ②平成18年9月1日以後に改造または補修の工事に着手した部分のみを改造又は補修する工事① 事前調査(設計図書等)
◎留意事項• 資料の確認だけでなく、現場での確認作業を必ず行う
⇒建築物の完成後、年数を経て改造・補修等が行われたが、 その資料が残されていない場合など、資料と実際が異な る場合があるため• 資料中に石綿含有「無」となっている場合は要注意
⇒石綿含有率の定義が順次、厳しく改正されてきており 現在の定義では「石綿含有」となる可能性があるため ※石綿含有製品の石綿含有率の定義 14 昭和50年10月1日以後 平成7年1月26日以後 平成18年9月1日以後 5重量%超 1重量%超 0.1重量%超② 事前調査(目 視)
・無しが明らかな建材
天然木の柱材、梁材、板材、金属 など ◎留意事項 ・天井、壁など仕上材の裏にも要注意!
・ボード類は石綿の含有を疑うべき!
aマークがある場合は石綿含有。 無い場合は、耐火認定番号やメーカー型番などで 追加調査が必要。 15③ 事前調査 (分 析)
建材中の石綿の含有が資料や目視等では不明な場
合には
分析
が必要である。
しかし、石綿を含有するものとみなして、法令遵守の
うえ届出や作業を行うのであれば、分析は必要ない
◎留意事項 吹付け材について、石綿の含有の有無が不明な場合は 分析を行う必要がある 16 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行等について (平 成 26 年 5 月 29 日 環水大大発第 1405294 号 環境省水・大気環境局長 ) 目視、設計図書等により調査する方法では特定建築材料の使用の有無が明らかにならなかった 場合には、特定建築材料の使用の有無を分析により調査することとする。ただし、吹付け石綿が 使用されていないことが明らかな場合において、特定建築材料が使用されているものとみなして 新法及びこれに基づく命令に規定する措置を講ずるときは、分析による調査は必要ないこととす る。 (石綿障害予防規則第三条第2項も同様の趣旨)事前調査結果について
○石綿含有建材の定義は何度も変わっている。 規制強化と共に対象が拡大 ・1975年(昭和50年)10月1日 5重量%を超えて含有するもの ・1995年(平成7年) 4月1日 1重量%を超えて含有するもの ・2006年(平成18年) 9月1日 0.1重量%を超えて含有するもの☆適切な時点での事前調査が必要
・平成18年9月以前の調査結果は注意が必要
○専門家による調査の必要性 ・封じ込め等により一見目視できない箇所での使用可能性 ・改修等で設計図面と一致しない建築物 ○適切な除去工事の費用積算の根拠として重要するもの 17「石綿はない」って本当?
解体、改修、補修工事でよくあること
・
「石綿はない」と聞いていたけど、天井点検口から
覗くと吹き付け材がある。
・天井ボードに吹き付け材がこぼれ落ちている。
⇒分析結果があるか確認してください。 もし、吹付け材が石綿含有だったら、発注者に届出義 務が生じ、飛散防止対策を実施する必要があります。
そのまま工事すると、
様々な法律違反となるうえ、 ①受注者(施工者)が被曝 ②室内が汚染(居住者・利用者が被曝) 18図出典:「建築物における石綿(アスベスト)対策マニュアル」(平成19年3月) ・吹付け石綿 (石綿含有吹付け ロックウール含む) 石綿含有断熱材
石綿含有建材の使用例
・石綿含有パーライト 吹付け ・石綿含有バーミキュ ライト(ひる石)吹付け 石綿含有断熱材 ・吹付け石綿 (石綿含有吹付け ロックウール含む) ・石綿含有保温材 ・吹付け石綿 (石綿含有吹付け ロックウール含む) ・吹付け石綿 (石綿含有吹付け ロックウール含む) EV機械室 煙突断熱 EVシャフト 機械室 庇裏 駐車場 天井裏・柱・梁 屋根裏 19窯業系 サイディング 石綿セメント円筒 住宅用化粧用 スレート 石膏ボード ビニル床タイル 石膏ボード けい酸カルシウム板第1種 フロアシート (長尺塩ビシート) けい酸カルシウム板第1種 20
石綿含有建材の使用例
図出典:「建築物における石綿(アスベスト)対策マニュアル」(平成19年3月)事前調査結果書面の作成
◎記載事項(大阪府生活環境の保全等に関する条例施行規則第十六条の七) • 調査を終了した年月日 • 調査の方法 • 建築物等の階、部屋及び部位ごとの石綿含有建築材料の使用の 有無 • 石綿含有建築材料が使用されている場合にあっては、その種類 及び種類ごとの使用面積 ◎留意事項 • 受注者・自主施工者が作成 (分析を委託したとしても、調査全体に最終的に責任をもつの は受注者・自主施工者) • 建物以外に機械・器具類、配管などについても調査が必要 • 石綿含有建材のみを記載するものではない • 石綿含有建材が使用されていなかった場合にも作成は必要 21天井 床 壁 ふところ:2つの面がつくる 間または小空間のこと。 幅木(はばき):壁の下部の床と 接する部分に張る横木。損傷を防ぐ ために用いられる。 腰壁(こしかべ):壁の低い部分。 おもに窓の下端を基準とし、床から 1.2m程度までの壁。 事前調査は部屋ご とに実施しなければ ならない。 事前調査は部屋ご とに実施しなければ ならない。 出典:建築物における石綿(アスベスト)対策マニュアル」(平成19年3月発行) 事前調査は部位ご とに実施しなければ ならない。 屋根 22
23 建築物等が設置された着工 年月日 平成26年5月18日 階 2 部屋名称 総務課事務室 2 ) (部屋番号 部位 ① 設計図書(改修時の設計図書も含む)、目視による調査 ② 石綿の含有の状況の分析による調査 ③ 石綿の使用の状況 資 料 番 号 建材名、製品名等 備 考 調査の方法 石綿含有 サンプリング 石綿含有 石綿の種類 (含有率) 備 考 石綿含有建材の種類 (材料レベル) 使用面積 床 コンクリート 改修: 無し ☑設計図書等 (根拠資料の種類: ☑目視 ( □有 ☑無 □不明 □みなし □有 □無 □有 □無 ( %) (レベル ) m2 2-1 壁 コンクリート 改修: 無し ☑設計図書等 ( ☑目視 ( □有 ☑無 □不明 □みなし □有 □無 □有 □無 ( %) (レベル ) m2 2-2 壁 鉄骨柱 改修: 無し ☑設計図書等 ( ☑目視 ( □有 ☑無 □不明 □みなし □有 □無 □有 □無 ( %) (レベル ) m2 2-3 天井 鉄骨梁 改修: 無し ☑設計図書等 ( ☑目視 ( ☑有 □無 □不明 □みなし ☑有 □無 ☑有 □無 アモサイト ( 10 %) 吹付け石綿 (レベル 1 ) 62 m2 2-4 壁 化 粧 板 ( ベ ニ ヤ板) 改修: 平成8年 ☑設計図書等 ( ☑目視 ( □有 ☑無 □不明 □みなし □有 □無 □有 □無 ( %) (レベル ) m2 2-5 天井 天 井 板 ( 石 膏 ボード) 改修: 平成8年 ☑設計図書等 ( ☑目視 ( □有 □無 □不明 ☑みなし □有 ☑無 □有 ☑無 ( %) 石綿含有成形板 (レベル 3 ) 188 m2 2-6
事前調査結果書面(詳細票)
事前調査結果の発注者への説明
• 事前調査書面を交付
受注者は発注者に対し、事前調査書面を交付して事前調査結 果を説明しなければなりません。• 事前調査結果の説明
事前調査結果の説明は、解体等工事の開始まで(特定粉じん 排出等作業、石綿排出等作業が当該工事の開始の日から14 日以内に行われる場合は、作業開始の14日前まで)に行う必 要があります。 • 発注者又は自主施工者は、3年間の事前調査書面の保存義務があります。 • 受注者は、3年間の事前調査書面(写)の保存義務があります。 24解体等工事現場での
事前調査結果の情報提供
• 事前調査結果の掲示
調査を行った者、石綿含有建築材料の使用の有無・種類、 事前調査の終了年月日、事前調査方法 等• 事前調査書面の備え付け・閲覧
受注者又は自主施工者は、周辺住民への建築物等の石綿の 使用状況の情報提供のため、解体等工事の終了まで事前調査 書面の写しを現場事務所などで閲覧に供する義務があります 25作業内容及び事前調査結果掲示の例
26 様式に指定はない。
○発注者の方へ
・事前調査結果(石綿含有の有無)の説明を施工者から 受けてください。 ・施工者が実施する事前調査に協力してください。○施工者(受注者)の方へ
・事前調査の実施は施工者(受注者)の責務です。 ・石綿含有の有無を建材毎に調べる(図面と目視、分析) ことが法・条例で定められています。 ・丁寧な施工を心がけてください。(思わぬところに石綿 が使用されている可能性があります。)☆疑問がある、困った・・・
・工事場所を管轄する自治体の環境部署、労働基準監 督署へ相談してください。最後に
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<参考>