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IRUCAA@TDC : №49:勤務形態が口腔内に及ぼす影響-夜勤を含むシフト勤務者と日中勤務者との比較-

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

№49:勤務形態が口腔内に及ぼす影響-夜勤を含むシフ

ト勤務者と日中勤務者との比較-Author(s)

石塚, 洋一; 吉野, 浩一; 髙柳, 篤史; 佐藤, 涼一; 鈴

木, 誠太郎; 上條, 英之; 杉原, 直樹

Journal

歯科学報, 115(5): 495-495

URL

http://hdl.handle.net/10130/3869

Right

(2)

目的:シフト勤務が全身に及ぼす影響については, これまで,脳梗塞,乳がん,糖尿病,高血圧,肥満 等との関連が報告されている。しかし,口腔内との 関連を調査した報告は少ない。本研究は,勤務形態 の違いによる男性正社員の口腔内の状態及び口腔保 健行動について調査した。 方法:インターネット調査会社に登録中の男性正社 員のうち,本研究に同意を得られた者に,インター ネット上での質問形式によるアンケート調査を実施 した。アンケートの内容は,勤務形態,世帯年収, 喫煙等の生活習慣,糖尿病や高血圧等の全身疾患の 有無,口腔内の状態(現在歯数,未処置歯数,口腔 内症状の有無等)及び口腔保健行動等とした。回答 が得られた814名のうち,アンケートの入力漏れ等 で46名を除外した。夜間勤務を含むシフト勤務(夜 勤あり)の者397名と日中勤務でシフト勤務ではな い者371名の各群を30∼49歳(夜勤あり204名,日中 勤務196名),50∼69歳(夜勤あり193名,日中勤務 175名)の2群に分けて比較検討した。本研究は, 東京歯科大学倫理委員会の承認を得て実施した(承 認番号602)。 結果および考察:現在歯数は,日中勤務の者(25.6 ±6.4)と比較して夜勤ありの者(24.0±7.5)のほ うが少なかった(p=0.010)。また,未処置歯があ る者の割合は,日中勤務の者(15.1%)と比較して 夜 勤 あ り の 者(26.4%)の ほ う が 高 か っ た(p< 0.001)。歯ぐきから血がでる者の割合は,日中勤務 の者(17.0%)と比較して夜勤ありの者(24.2%) のほうが高く(p=0.014),口内炎ができやすい者 の割合は,日中勤務の者(7.0%)と比較して夜勤 ありの者(11.6%)のほうが高かった(p=0.030)。 さらに,1日に2回以上歯を磨く者の割合は,日中 勤務の者(73.6%)と比較して夜勤ありの者(66.0 %)のほうが低かった(p=0.022)。従属変数を未 処置歯の有無とした多重ロジスティック解析を行っ た結果,夜勤シフトの者(OR:1.83;95%CI:1.26 −2.67),現在タバコを吸っている者(OR:1.71; 95%CI:1.18−2.47),BMI≧25の者(OR:1.51; 95% CI:1.05−2.18)に未処置歯がある者が多かっ た。以上の結果から,夜間勤務を含むシフト勤務が 口腔内の問題を引き起こす可能性が示唆された。 目的:口から食べることは高齢者の QOL の向上に 大きな役割を果たすことから,介護施設入所者の口 腔機能の把握は必要である。第298回本学会におい て,摂食嚥下機能評価(The Mann Assessment of Swallowing Ability,以下 MASA)を行い現在歯数 との関連を認めなかったことを報告したが,今回, 歯科的管理を同一システムで行っている3介護施設 において要介護度と口腔内環境との関連について調 査したので報告する。 方法:対象者は千葉県内にある3介護施設の入所者 合計65名(男性16名,女性49名),平均年齢85.4歳 で,内訳は N 施設男性5名,女性11名,計16名(65 ∼96歳),S 施設男性4名,女性22名,計26名(78∼ 94歳),F 施設男性7名,女性16名,計23名(65∼96 歳)である。いずれの施設も女性が多く,各施設間 の年齢差はなかった。 評価項目は,口腔内清掃状況を“Eilers 口腔アセ スメントガイド”に準じて行い,現在歯数や義歯の 有無について調査した。また,対象者の基礎疾患, 要介護度,認知度,食形態等の調査を行った。摂食 嚥下機能の評価は前回同様 MASA を用いた。これ は24項目で構成されているが,その中の咽頭反射と 咳反射を除外し満点は190点となり,口腔咽頭に関 する機能が高ければ高得点となる評価法である。 統計処理は各施設の現在歯数,要介護度,MASA 得 点 に つ い て Kruskal-Wallis 検 定 を 行 い,各 々 MASA 得点と現在歯数との Spearman の順位相関 係数を算出した。 結果および考察:対象者の平均現在歯数は9.4歯 で,義歯使用者は40名であった。MASA 得点は平 均175.7点を示し,嚥下障害ならびに誤嚥の可能性 は低かった。要介護度は1∼5を示した。3施設間 において各項目に有意差はなく,MASA 得点と現 在歯数はともに相関を示さなかった。また,対象者 全体について義歯の有無と要介護度,認知度,食形 態について各々有意差を認めなかった。 水口らは要介護度と義歯装着に関連があるとし, 要介護度が高いと義歯装着が不良となるとしている が,今回は要介護度と義歯装着に関連はなく,要介 護度が高くても義歯を装着していることが示され た。このことは定期的口腔のケアを行うなどの3施 設の共通の歯科管理システムが良好に機能している ことを示唆するものと考えられた。

№49:勤務形態が口腔内に及ぼす影響 ­夜勤を含むシフト勤務者と日中勤務者との比較­

石塚洋一1),吉野浩一1),髙柳篤史1),佐藤涼一1),鈴木誠太郎1),上條英之2),杉原直樹1) (東歯大・衛生)1)(東歯大・歯科社会保障)2)

№50:3介護施設入所者の要介護度と口腔内環境との関連について

野村真弓1),高市真之1),山本雄輔1),高松ユミ1),大平真理子2),石田 瞭2),茂木悦子3) 末石研二3),髙根 宏4)(医療法人社団徳風会髙根病院歯科)1)(東歯大・口健・嚥下リハ)2) (東歯大・矯正)3)(医療法人社団徳風会髙根病院外科)4) 歯科学報 Vol.115,No.5(2015) 495 ― 113 ―

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