知的障害特別支援学校高等部生の企業での現場実習の現状と課題
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(2) 次. 目. 第1章 1. 問題と目的. 現場実習の意義. ・・・…. 2. 現場実習に関する現状. 3. 「障害者の就業等に関する政策評価書」の結果 ・・・…. 4. 目的. …. ’”. ・・・…. 第■【章 方法 ・・・… @. 1. 対象. 2. 調査方法. 3. 調査内容. 4. 調査期間. 第二章. 10 ・・・… @ 10 ・・・… @ 11 ・・・… @ 11. 結果 ・・・… @. 1 回収率 2 属性 (1) 民間企業. 12 ・・・… @ 12 ・・・… @ 12. (2)教育委員会. ・ ・ ・ …. (3) 特殊法人等. ・ ● ・ ● ・ ・ 20. (4) 既採用企業. ● . ・ …. (5) 学校. ● ● ・ ・ ● ・ 27. 3 現場実習の現状. ・・・… @. (1) 民間企業. ・・… @. (2)教育委員会. ・ ● ・ ● ・ ・ 36. (3) 大学. ・ ・ ・ …. (4) 既採用企業. ・ ● ・ ● ・ ● 45. (5) 学校. ・ ● ・ …. (6) まとめ. ・ …. 第Iv章. 16. 22. 30. 。 30. 41. 55. ● ・ 62. 考察. 1 現場実習の課題. ・ ・ ● …. 2 課題解決に向けての支援策. ● 。 ● ・ ・ ● 75. 69.
(3) 第V章 終わりに 引用・参考文献. 巻末資料. 参考事例の紹介 アンケート内容 謝辞. ・・・… @. 81.
(4) 第1章 問題と目的 1 現場実習の意義 知的障害特別支援学校高等部の生徒にとって、卒業後の進路先を決定する ことは重要な問題である。r障害者自立支援法」が施行され、今後一般就労す. る生徒が増加するとともに、現場実習の重要性も増すと思われる。これにつ いて、「障害者の就業等に関する政策評価書」(総務省,2003)では、知的障害. 者にとって、職業生活等への適応性の向上及び就業の促進を図る上で、養護 学校における現場実習が特に重要な役割を果たしており、現場実習の履修の 機会を十分に確保することにより就業の可能性が高まることが示された。こ のため養護学校は、現場実習をより積極的に実施することを十分配慮する必 要があると述べられている。また、「知的障害教育における現場実習は作業学. 習の発展と位置づけられているが、事業所等での職場体験としての機能やそ の職場に就職できるかどうかの判断材料としての機能も持つため、進路指導 のプロセスで大きな役割を果たしている」(独立行政法人国立特殊教育総合 研究所,知的障害養i護学校における職業教育と就労支援に関する研究,2005) と記されている。. 一方、「盲学校,聾学校及び養護学校学習指導要領(平成11年3月)」(以下、. 学習指導要領とする)の教育課程の編成の一般方針には、就業にかかわる体験 的な学習の指導を適切に行うことが掲げられている。また、「盲学校,聾学校 及び養護学校学習指導要領(平成11年3.月)解説」(以下、学習指導要領解説と. する)の「職業教育に関して配慮すべき事項」では、「職業生活に必要な基礎的. な知識や技術・技能の習得やしっかりとした勤労観・職業観の育成はすべて の生徒に必要なものである」としている。さらに、「現場実習は実際的な知識. や技術・技能に触れることが可能となるとともに、生徒が自己の職業適性や 将来設計について考える機会となり、主体的な職業選択の能力や職業意識の 育成が図られるなど、高い教育効果を有するものである」と述べられている。. 以上により、現場実習は「働く」ための基本となる勤労観・職業観を育成す るために重要であるだけでなく、将来就労するために大きな役割を持ってい ると考えられる。. 2 現場実習に関する現状 兵庫県内の知的障害特別支援学校における現場実習は、各学校の進路指導 部を中心に行っているところが多い。人数や時間の制限もあり、生徒に適し た現場実習先や新たな現場実習先を探すことに困難を来しているところも多. 1.
(5) いようである。また、ハローワークなどの学校以外の機関と連携するシステ ムも、十分に構築できていないところもあると思われる。さらに、現場実習 を行った結果が適切に生徒にフィードバックされているかという効果の問題 もあるだろう。. 一方、東京都、大阪府、神奈川県での現場実習の現状について、概要は次 の通りである。. ① 東京都 現場実習先の職場開拓は、基本的には各学校で行っている。大手企業等 で複数の実習生の受け入れがある企業には、知的障害特別支援学校高等部 設置校で組織される「東京都知的障害特別支援学校就業促進研究協議会」が 実習生の調整等をしている。. 現場実習先の職場開拓にあたって、ハローワークや商工会議所などとの. 関係機関等の連携については、学校ごとに管轄のハローワークや地域の商 工会議所等と連携して職場開拓を行っている。また、東京都知的障害特別 支援学校就業促進研究協議会には6っのブロックがあり、ブロックごとに も関係機関と連携して職場開拓を行っている。さらに、平成17年度から民 問企業等で障害者雇用の経験者を、東京都特別支援学校就労サポーターと して職業学科等のある知的障害特別支援学校に配置し、職場開拓に携わっ ている。. ② 大阪府. 現場実習先の職場開拓は、各学校で行っている。府内の7つの地域ブロ ックでは、年3回程度、各地域の盲・聾・養護学校が中心となって進路指 導関係機関連絡会を実施している。この会議では、ハローワークなど地域 の労働、福祉、教育関係者が集まり、盲・聾・養護学校に在籍する生徒の 進路に関する情報提供、意見交換等をしている。. また学校によっては、ハローワークや障害者就業・生活支援センターの 職員を招いて、就業相談を実施している。さらに経済団体と連携し、協力 を得て現場実習先や職場開拓のための企業訪問を実施しているところもあ る。. ③ 神奈川県. 現場実習先の職場開拓は、各学校で行っている。県教育委員会において も、特別支援学校高等部卒業生の就労をより一層推進するため、次の通り 企業体験実習に取り組んでいる。. (ア)特別支援学校生徒の企業での職業能力評価:高等部2年生の特例子会社. での体験実習. 2.
(6) (イ)特別支援学校生徒の県庁各課・県機関における現場実習:高等部2年生 の1旦耳翼でのイ大、1論1継母 、 ▼! rT〒,W、ノ、 口. ▼! /口、1 r夢 、」. (ウ)NPO法人障害者雇用部会教育局出張所における現場実習:神奈川県教. ・育委員会での障害者雇用を推進するために、文書の集配、印刷等の仕事. を教育委員会からNPO法人障害者雇用部会に委託するとともに、作業場 所を提供している。NPO法人障害者雇用部会は、知的障害者を雇用する とともに、障害者の実習を受け入れる。. ハローワークとは、情報提供(企業の障害者雇用)や特別支援学校が 行う企業開拓等への同行などにおいて連携している。また、神奈川労働 局やハローワーク、県商工労働部、県保健福祉部などの行政機関と使用 者団体、労働団体などで神奈川県雇用推進連絡会議を設置し、障害者雇 用に関する情報交換や障害者雇用を拡大する取り組みを進めている。さ らに、神奈川労働局と互いの情報を交換し、特別支援学校とハ壷皿ワー クとの円滑な関係づくりに努めている。. この事例から分かるように、他の都府県でも基本的に職場開拓は各学校で 行っている。しかし、東京都や大阪府では地域をブロックに分け、学校間が 連携をしている。さらに神奈川県では、県教育委員会が積極的に関与してい. る。かつて東京都では職場開拓をしているとき、各校からの連絡が1社に集 中した場合に、連絡を受ける企業で対応できないという声があった。また、. 雇用情勢の悪化に対して情報の有効活用を進めるため、学校間でも雇用ニー ズに関する情報を共有したほうがよいと考えるようになった。このため、イ ンターネットによるネットワークシステムを確立しておくことの必要性が指 摘された。. 研究面では、就労に関するものとして、知的障害者が就労して職業生活に 適応するための課題を整理し、彼らを取り巻く事業所・学校・保護者の意見. を比較検討した研究「知的障害者の就労と継続に関する指導の課題一事業 所・学校・保護者の意見の比較から一」(日本障害者雇用促進協会障害者職業 総合センター,1999)や知的障害者の雇用経験:のない事業所を対象に、知的障. 害者の雇用に関する研究「知的障害者の就労の実現のための指導課題に関す る研究」(日本障害者雇用促進協会障害者職業総合センター,2002)、職業準備. 課題や知的障害養護学校における就労支援の在り方についての研究「知的障 害養護学校における就労支援に関する研究∼保護者・企業・教員の職業準備 課題に関する意見・意識調査を通して∼」(福井,2006)など多くの研究がある。. しかし、1−1現場実習の意義で述べたように現場実習は重要であると認識. 3.
(7) されながら、現場実習に関する研究は「知的障害養護学校における職業教育 と就労支援に関する研究」(独立行政法人国立特殊教育総合研究所,2005)が あるくらいであまりなされていないように思われる。 3 「障害者の就平等に関する政策評価書」(総務省,2003)の結果. この政策評価書は、盲・聾・養護学校の高等部在学中から卒業後の職場へ の適応・定着に至る段階における障害者の就業等に関する政策について、学. 校教育と職業リハビリテーションとが関係機関の連携協力により総合的に実 施され効果を上げているかという観点から評価したものである。平成11年3 .月∼13年3月に卒業した者のうち、在学中に求職登録を行っていた者が5人. 以上いる養護学校から、無作為に抽出した68校を調査(以下、学校調査とす る)したものである。この中で、現場実習に関する項目があり、その結果の一 部の要点を以下に記す。. 養護学校では、現場実習は第1学年から第3学年まで各学年で行われる。特 に第3学年での現場実習は、就職を希望する生徒にとって、単に就業体験とし てよりも現場実習先への就職を目指すという意味合いが強くなっている。一. 方、これらの生徒を受け入れる事業者にとっては、現場実習を通じて生徒の 適性や作業能力、対人関係における協調性等を把握し、雇用の可否を判断す る機会となっている。つまり現場実習先の開拓は、実質的に生徒の就職先の 開拓の意味をも有している。. 現場実習先の開拓にあたっては多くの求人情報を有し、障害者の雇用につ いて事業所を指導している公共職業安定所と養護学校との連携が図られるこ とにより、その効果として現場実習先の確保が進み、さらに生徒の就業可能. 性の増大等の良い影響を与えることが期待される。そこで、養護学校におけ る現場実習先の開拓に係る公共職業安定所との連携が生徒の就業に結び付い. ているか、その効果を把握するため、養護学校における現場実習の実施状況 と生徒の就業状況との関係、現場実習用の開拓方法と生徒の就業状況との関 係について分析した。. ①現場実習先への就職状況 養護学校を卒業瀕すぐに就職したもののほとんどが、第3学年時の現場 実習先に就職している(表1−1)。. ②現場実習の履修回数と就職率 現場実習の履修回数と就職率との関係は、現場実習を履修していない者 及び履修回数が少ない者は就職率が低く、現場実習の履修回数が多い者は. 4.
(8) 就職率が高くなっている(表1−2)。. ③現場実習先の薪規開拓数 平成10年度から12年度までの3年間に新規に開拓された現場実習先事 業所数は、1,551事業所となっている。開拓した現場実習先について開拓 方法別にみると、職員、保護者等の情報を基に開拓したものが541事業所. (34.9%)、公共職業安定所の情報を基に開拓したものが456事業所 (29.4%)、電話帳等の情報を基に開拓したものが289事業所(18.6%)、公. 共職業安定所の斡旋により開拓したものが161事業所(10.4%)等となって いる(表1−3)。. これらの主な情報源、斡旋機関等別に、各養護学校が開拓した現場実習 先事業所数全数に占める当該情報源、斡旋による開拓事業所数の割合と当 該養護学校における就職率との関係について分析した。. その結果、職員、保護者等の情報を基に開拓した現場実習先の割合、あ るいは電話帳等の情報を基に開拓した現場実習先の割合については、就職 率との間に相関関係はみられない一方、公共職業安定所との連携(情報提供 及び斡旋)により開拓した現場実習先の割合については、それが大きいほど 就職率が高くなる傾向が見られた(表1−4、5、6、図1−1)。. このように「障害者の就業等に関する政策評価書」では、養護学校が公 共職業安定所と連携して現場実習先を開拓し、第3学年時での現場実習の 機会を十分に確保することで、生徒の就業の可能性が高まることを示して いる。. 表1−1現場実習先への就職状況 卒業年月. 平成11年3月 12年3月 13年3月 合. 計. うち現場実習先への就職者. 就職者数 @(人). 人 数(人). 割 合(%). 441. 418. 94.8. 445. 421. 94.6. 376. 352. 93.6. 1,262. 1,191. 94.4. 5.
(9) 表1−2 現場実習の履修回数と就職率. 1現場実習履修回数 [ i3学年時) (回). 合. 1献贈丞1. 卒業者数(人). 〆↓〆Lド1「γM. 就職者数(人). 圏. i%). 未就職者数(人). 0. 9. 1. 8. 11.1. 1. 72. 58. 14. 80.6. 2. 112. 97. 15. 86.6. 3. 43. 38. 5. 88.4. 4. 7. 7. 0. 100.0. 5. 4. 4. 0. 100.0. 6. 1. 1. 0. 100.0. 248. 206. 42. 83.1. 計. 表1−3 開拓方法別の現場実習先開拓数(平成10∼12年度) 開拓した現場実習先の数 学校が各種の情報を基に開拓. (単位:事業所、%). 公共職. 福祉 その. ニ安定. 末ア シ縁 鰍フ フ等 エ旋 ノよ. 公共職i電話帳i福祉i情報 鰍フ斡 によ ロ護者 ニ安定i等の情i事務i追継 闃J拓 凾フ情 鰍フ情i報 i所のi明 職員、. 区分. ?. 開拓数. 1,551. 1,310. i構成ヒリ. i100). i84。5). 541. 456. 精報1 i. 289. i. 8. 16. i34.9)i(29.4)i(18.6)i(0.5)i(1.0). ノよ 闃J 闃J. 161. 17. 63. i10.4). i1.1). i4.1). (注) 1 二丁の調査(学校調査)結果による. 2 「学校が各種の情報を基に開拓」とは、各種の情報を基に養護学校が自ら事業所 を訪問して依頼し、現場実習先として開拓したものであり、「斡旋により開拓」. とは、現場実習の受入可能な事業所として斡旋、紹介を受けて開拓したもので ある。. 6.
(10) 表1−4職員、保護者等の情報を基に開拓した現場実習先が全体に占める割合別の就職率等. 職員、保護者等の情報を基に開拓した. 学校数. 就職率. 10. 66.8. 9. 75.3. 20%を超え40%以下のグループ. 11. 74.2. 40%を超え60%以下のグループ. 7. 70.8. 60%を超え80%以下のグループ. 11. 77.3. 7. 64.5. 55. 72.0. サ場実習先が全体に占める割合 0%の養護学校のグループ. 0%を超え20%以下のグループ. 80%を超え100%以下のグループ 合 (注) 1. 2. 計. 当主の調査(学校調査)結果による. 「職員、保護者等の情報を基に開拓した現場実習先が全体に占める割合」とは、. 各養護学校が平成10年度から12年度に新規開拓した現場実習先(事業所数全 数)に占める職員、保護者等の情報を基に開拓した現場実習先(事業所数)の割合 である。. 表1−5 電話帳等の情報を基に開拓した現場実習先が全体に占める割合別の就職率等. 電話帳等の情報を基に開拓した. 学校数. 就職率. 36. 76.0. 0%を超え20%以下のグループ. 5. 68.9. 20%を超え40%以下のグループ. 6. 71.0. 40%を超え60%以下のグループ. 5. 72.3. 60%を超え80%以下のグループ. 2. 40.0. 80%を超え100%以下のグループ. 1. 40.5. 55. 72.0. サ場実習先が全体に占める割合 0%の養護学校のグループ. 合 (注) 1. 2. 計. 当省の調査(学校調査)結果による. 「電話帳等の情報を基に開拓した現場実習先が全体に占める割合」とは、各養護. 学校が平成10年度から12年度に新規開拓した現場実習先(事業所数全数)に占 める電話帳等の情報を基に開拓した現場実習先(事業所数)の割合である。. 7.
(11) 表1−6公共職業安定所との連携により開拓した現場実習先が全体に占める割合別の就職率等. 公共職業安定所との連携により開拓した. サ場実習先が全体に占める割合. 62.8. 0%を超え20%以下のグループ. 15. 62.4. 20%を超え40%以下のグループ. 12. 72.3. 40%を超え60%以下のグループ. 8. 80.0. 60%を超え80%以下のグループ. 8. 78.3. 80%を超え100%以下のグループ. 7. 83.5. 55. 72.0. 合 2. 就職率. 5. 0%の養護学校のグループ. (注) 1. 学校数. 計. 当省の調査(学校調査)結果による. 「公共職業安定所との連携により開拓した現場実習先が全体に占める割合」とは、. 各養護学校が平成10年度から12年度に新規開拓した現場実習先(事業所数全 数)に占める公共職業安定所の情報又は斡旋により開拓した現場実習先(事業所 数)の割合である。. (就職率). (%) 90.0 80。0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.G 20。0 1G。0. (該当刃傷). (5校). (15校). (12校〉. (8校). (8校). (7校). 図1−1公共職業安定所との連携により開拓した現場実習先が全体に占める割合と就職率との関係. 8.
(12) 4 目的 このように現場実習は、学習指導要領を始め国の政策でも重要視されてい るにも関わらず、十分な研究もあまりなされていないように思われる。また、. 実際の運用は各学校に任せているのが現状のようである。. したがって、現場実習の現状と課題を明らかにすることが重要になってく る。それを基に、企業等と知的障害特別支援学校とで現場実習に対する考え 方に違いがあるのかを明確にする必要がある。そして、現場実習と就労の関 係を考察することが大切になってくると考えられる。 そこで、「現場実習の有効性」と「効果的な現場実習のあり方」に主眼におい. て研究を進めていく。具体的には、兵庫県内の企業等と高等部を設置してい る知的障害特別支援学校に対するアンケート調査を行う。この調査を通して ①現場実習の現状を明確にして課題を探る、②現場実習が就労にどのように 結びつくかを明らかにする、③課題解決に向けての支援策を提案することを 目的とする。さらにアンケート調査の結果から、④企業等が現場実習に対し て持っている意識のレベルや積極性も明らかになると考えられる。. なお、本論文での現場実習とは、断りのない限り企業等(福祉工場、福祉 施設、作業所除く)におけるものとする。. 9.
(13) 第H章. 方法. 1 対象 調査対象は、兵庫県内の企業等と知的障害特別支援学校である。 (1) 企業等. 厚生労働省の調査で法定雇用率を達成していないのは民間企業、特殊法 人、都道府県等の教育委員会である。これを受けてこの研究では、兵庫県. 内に本店のある民間企業150社、4っの特殊法人、42の教育委員会を対象 にする。またこれらと比較するために、県内の知的障害特別支援学校の卒. 業生が勤務している、または勤務したことのある民間企業102社も対象と した。. ① 民間企業 平成18年度に「就職四季報」(東洋経済新報社,2006)に求人募集を掲載. しているすべての民間企業(以下、民間企業≧する)150社、及び県内の 知的障害特別支援学校の卒業生が勤務しているまたは勤務したことのあ る企業(以下、既採用企業とする)102社を対象とした。. ② 都道府県等の教育委員会 県内すべての42の教育委員会を対象とした。 ③ 特殊法人等. 県内すべての4法人を対象にした。このうち、国立大学と国立高等専 門学校の独立行政法人が3法人あるため、これらと比較するために他の 県内の公立大学・工業高等専門学校(以下、公立大学とする)4校、私立 大学・短期大学(以下、私立大学とする)40校も対象とした。なお、短期 大学部は私立大学の内数にした。 (2) 知的障害特別支援学校. 県内の高等部を設置しているすべての知的障害特別支援学校(以下学校 とする)17校を対象とした。. 2 調査方法 無記名の質問紙を作成し、企業等と学校に送付した。. 10.
(14) 3 調査内容 調査内容は、企業等に対する質問と、学校に対する質問とに分かれる。 (1) 企業等に対する質問. 企業等に対する質問は、以下の通りである。. ①業種、②常時労働者数、③障害者数、④配属部署、⑤支援者、⑥現場実 習の受け入れの有無、⑦現場実習の受け入れの経緯、⑧現場実習を受け入 れた理由または受け入れなかった理由、⑨今後現場実習の要請があれば受 け入れるか及びその理由、⑩現場実習を採用の参考にするか、⑪現場実習 をした生徒の採用条件を、民間企業、教育委員会、特殊法人等、既採用企. 業の共通質問にした。既採用企業102社には①∼⑪以外に、現場実習生を 受け入れる時に⑫現場実習生を支援する人の有無、⑬現場実習生を受け入 れる部署の有無、⑭現場実習生の扱い方についても質問した。 (2) 学校に対する質問. 学校に対する質問は、以下の通りである。. ①校種、②生徒・教員数、③進路指導部、④現場実習の新規開拓者、⑤専 任担当者、⑥現場実習の必要性、⑦年間の現場実習の回数、⑧現場実習に おける問題点、⑨現場実習先の探し方、⑩年間の現場実習先の新規開拓数、. ⑪学校以外の機関との連携の有無、⑫連携先、⑬生徒にとっての現場実習 の有効性、⑭現場実習から採用に繋がった例の有無、⑮現場実習から採用 に繋がった理由、⑯現場実習から採用に繋がらなかった理由. 4 調査期間 企業等(民間企業、教育委員会、大学) 間は、次の通りである。. ① 企業等 平成19年2,月28日∼3,月31日 ② 学校 平成19年2.月28日∼3,月31日 ③ 既採用企業. 平成19年3月23日∼4月30目. 11. 、学校、既採用企業における調査期.
(15) 第皿章. 結果. 1 回収率. 回収率は、表m−1の通りである。 表皿一1回収率 配布数. 回収数. 回収率(%). 有効回答数. 有効回答率(%). 民間企業. 150. 40. 26.7. 40. 26.7. 教育委員会. 42. 26. 61.9. 25. 59.5. 特殊法人 公立大学 私立大学. 4. 2. 50.0. 2. 50.0. 4. 3. 75.0. 3. 75.0. 15. 37.5. 14. 35.0. 102. 34. 33.3. 32. 31.4. 17. 13. 76.5. 13. 76.5. 既採用企業 学. 校. 40。. 2 属性 (1) 民間企業. 民間企業の属性については、業種、常時労働者数、雇用している障害者 数、雇用している知的障害者数及び障害の程度・勤続年数、知的障害者の 配属部署、知的障害者の支援者、現場実習の受け入れの有無について調査 した。. 業種別では、製造業が過半数の25社で62.5%を占め、以下卸売り・小 売業が4社で10.0%、建設業とサービス業が各3社で7.5%と続いている (表HI−2)。常時労働者数では、1000人以上が10社で25.0%、300∼499. 人が9社で22.5%、100∼299人と500∼999人が各8社で20.0%などであ る(表m−3)。障害者の雇用では、少なくとも75%が何らかの障害を持つ た人を雇用しているが、知的障害者の雇用では35%に止まる(表m−4、5)。. 雇用している知的障害者は重度以外だけと重度及び重度以外の両者を雇用 している企業で85.8%を占めており、重度だけを雇用している企業はない (表m−6)。知的障害者の雇用数と就労年数では、1人だけを雇用している. 企業が11社で50.0%あり、そのうち就労年数1年未満が5社である(表皿 一7)。知的障害者の主な配属先・仕事内容は、総務が4社で20.0%、製造 と清掃が各3社で15.0%と続いている(表皿一8)。また彼らの主な支援者. 12.
(16) は、上司が13社で65.0%と最も多く、同僚が4社で20.0%である(表皿:一. 9)。知的障害者の現場実習受け入れ数では、常時労働者数100人以上の企 業で見られる(表皿一10)。. 表十一2 民間企業の業種 個 数(社). 割 合(%). 建. 設. 業. 3. 7.5. 製. 造. 業. 25. 62.5. 情報通信業. 2. 5.0. 卸売り・小売業. 4. 10.0. 金融・保険業. 1. 2.5. 不動産業. 1. 2.5. サービス業. 3. 7.5. そ. 1. 2.5. の. 合. 他. 計. 40. 100.0. 表高一3 民間企業の常時労働者数 個 数(社). 割 合(%). 1∼ 4人. 0. 0.0. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 1. 2.5. 1. 2.5. 3. 7.5. 100∼299人 300∼499人 500∼999人. 8. 20.0. 9. 22.5. 8. 20.0. 1000人以上. 10. 25.0. 合 計. 40. 100.0. 13.
(17) 皿一4 民間企業で雇用している障害者数. 佃 断r粁、 割 合(%) 1三三. 2y㌧. 、 1−L色!. 0人 1人. 6. 15.0. 3. 7.5. 2 ∼4人 5 ∼9人 10∼19人. 10. 25.0. 7. 17.5. 6. 15.0. 20人以上. 4. 10.0. 不 明. 4. 10.0. 合. 計. 40. 100.0. 皿一5 民間企業で雇用している知的障害者数. 個数(社) 26. 0人 1人. 割 合(%) 65.0. 5. 12.5. 2∼4人 5∼9人. 3. 7.5. 4. 10.0. 10∼19人. 0. 0.0. 20人以上. 2. 5.0. 合. 計. 40. 100.0. 表皿一6 民間企業で雇用している知的障害者の障害の程度. 個数(社). 割 合(%). 重 度. 0. 0.0. 重度以外. 6. 42.9. 両 者. 6. 42.9. 不 明. 2. 14.2. 合. 計. 14. 100.0. 14.
(18) 表皿一7 民間企業で雇用している知的障害者の就労年数(複数回答) 知的障害者. 1人. 拍A労年数. 2∼4人. 5∼9人. (個数). 10∼19人 20人以上. 1年未満. 5. 0. 0. 0. 0. 1∼2年. 1. 2. 1. 0. 0. 3∼5年 6∼9年. 2. 0. 0. 1. 0. 0. 1. 1. 0. 0. 10年以上. 3. 1. 2. 0. 0. 不. 明. 0. 1. 0. 0. 1. 合. 計. 11. 5. 4. 1. 1. 表皿一8 民間企業で雇用している知的障害者の主な配属先・仕事内容(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). 総. 務. 4. 20.0. 庶. 務. 1. 5.0. 経. 理. 1. 5.0. 製. 造. 3. 15.0. 畜. 産. 1. 5.0. 商品管理. 2. 10.0. 食料品の陳列. 2. 10.0. 食料品の加工. 1. 5.0. 食器洗浄. 1. 5.0. 清. 3. 15.0. 1. 5.0. 掃. メール配達 合. 計. 20. 100.0. 15.
(19) 表皿一9 民間企業で雇用している知的障害者の主な支援者(複数回答) 個 断休卜、 宝ll合r(払、IH. 2ソ㌧. 、 1一」一6ノ. 5−JJ. 一. 、 ’v■. 同. 僚. 4. 上. 司. 13. 65.0. 人事担当者. 2. 10.0. ジョブコーチ. 1. 5.0. 合. 計. 20. 20.0. 100.0. 表皿一10 民間企業での常時労働者別の知的障害者の現場実習受け入れ数 個 数(社). 割 合(%). 1∼ 4人. 0. 0.0. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 100∼299人 300∼499人 500∼999人. 1. 12.5. 1. 12.5. 3. 37.5. 3. 37.5. 1000人以上. 合. 計. 8. 100.0. (2) 教育委員会. 教育委員会の属性については、常時労働者数、雇用している障害者数、. 雇用している知的障害者数及び障害の程度・勤続年数、知的障害者の配属 部署、知的障害者の支援者、現場実習の受け入れの有無について調査した。. 常時労働者数では、30∼55人と100∼299人が各6委員会で24.0%と最 も多く、以下5∼29人が20.0%と続いている(表皿:一11)。障害者の雇用で. は、ひとりも雇用していない教育委員会が11委員会で44.0%あるが、知 的障害者の雇用では21委員会で84.0%に増加する(表HI−12、13)。また 雇用している知的障害者は、重度以外だけである(表皿一14)。知的障害者. の雇用数と就労年数では、1人だけを雇用しているのが3委員会で60.0% あり、そのうち就労年数1年未満が2委員会である(表一一15)。知的障害 者の主な仕事内容は、事務補助、調理補助、配架、本の修繕、ワープロ、. 16.
(20) 植物の管理である(表皿一16)。また彼らの主な支援者は、同僚が3委員会 で75.0%、上司が1委員会で25.0%である(表皿一17)。知的障害者の現 場実習受け入れ数では、常時労働者数100人以上の3委員会で見られる(表 皿一18)。. 表高一11教育委員会の常時労働者数 個数(委員会). 割 合(%). 1∼ 4人. 0. 0.0. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 5. 20.0. 6. 24.0. 3. 12.0. 100∼299人 300∼499人 500∼999人. 6. 24.0. 2. 8.0. 2. 8.0. 1000人以上. 1. 4.0. 合 計. 25. 100.0. 表二一12 教育委員会で雇用している障害者数 個数(委員会). 割 合(%). 0人. 11. 44.0. 1人. 4. 16.0. 2∼4人 5∼9人. 4. 16.0. 3. 12.0. 10∼19人. 2. 8.0. 20人以上. 1. 4.0. 合. 計. 25. 100.0. 17.
(21) 表皿一13教育委員会で雇用している知的障害者数 個数(類会). 0人 1人. 割 合(%). 21. 84.0. 2. 8.0. 2∼4人 5∼9人. 2. 8.0. 0. 0.0. 10∼19人. 0. 0.0. 20人以上. 0. 0.0. 合. 計. 25. 100.0. 表皿一14 教育委員会で雇用している知的障害者の障害の程度 個数(委員会). 割 合(%). 0. 0.0. 重度以外. 4. 100.0. 両. 者. 0. 0.0. 不 明. 0. 0.0. 重. 合. 度. 計. 4. 100.0. 表皿一15 教育委員会で雇用している知的障害者の就労年数(複数回答) (個数) 知的障害者. 1人. 2∼4人. 1年未満. 2. 0. 1∼2年. 0. 1. 3∼5年. 1. 1. 6∼9年. 0. 0. 10年以上. 0. 0. 不 明. 0. 0. 拍A労年数. 合. 計. 3. 2. 18.
(22) 表皿一16教育委員会で雇用している知的障害者の主な仕事内容(複数回答) 個数(委員会). 霊ll 盆トro払、口」. ]. 、 ノVノ. 事務補助. 1. 16.6. 調理補助. 1. 16.6. 配 架. 1. 16.6. 本の修繕. 1. 16.6. ワープロ. 1. 16.6. 植物の管理. 1. 16.6. 合. 計. 6. 100.0. 表単一17 教育委員会で雇用している知的障害者の主な支援者(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). 同. 僚. 3. 75.0. 上. 司. 1. 25.0. 人事担当者. 0. 0.0. ジョブコーチ. 0. 0.0. 合. 計. 4. 100.0. 表皿一18 教育委員会での常時労働者別の知的障害者の現場実習受け入れ数 個数(委員会). 割 合(%). 1∼ 4人. 0. 0.0. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 100∼299人. 2. 66.7. 300∼499人 500∼999人. 1. 33.3. 0. 0.0. 0. 0.0. 1000人以上. 合. 計. 3. 100.0. 19.
(23) (3) 特殊法人等. 特殊法人、公立・私立大学の属性については、常時労働者数、雇用して いる障害者数、雇用している知的障害者数及び障害の程度・勤続年数、知 的障害者の配属部署、知的障害者の支援者、現場実習の受け入れの有無に ついて調査した。. なお、特殊法人の有効回答は国立大学法人と国立高等専門学校機構のも のであったので、以下から国立大学と表記する。. 国立・公立・私立大学における常時労働者数と雇用している障害者数に は、表皿:一19・20のような違いが見られる。しかし表m−21・22の結果か ら、知的障害者の雇用や現場実習に関しては、国立大学と公立大学、私立 大学とで差が見られない。本論文では知的障害者の雇用や現場実習をテー マにしているため、以下の考察からは国立・公立・私立大学を一括して大 学として扱う。. 表皿一19 国立・公立・私立大学の常時労働者数. 個数(大学). 私立大学. 公立大学. 国立大学 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 1∼ 4人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 0. 0.0. 0. 0.0. 1. 7.1. 0. 0.0. 0. 0.0. 2. 14.3. 0. 0.0. 1. 33.3. 2. 14.3. 100∼299人. 1. 50.0. 1. 33.3. 4. 28.7. 300∼499人. 1. 50.0. 0. 0.0. 3. 21.4. 500∼999人. 0. 0.0. 1. 33.3. 1. 7.1. 1000人以上. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 1. 7.1. 不. 明. 合. 計. 2. 100.0. 3. 100.0. 14. 20. 100.0.
(24) 表皿一20 国立・公立・私立大学で雇用している障害者数. 1\. I. 国立大学 ll 個数(大学). 【1. 割合(%). [ 公立大学 個数(大学). 禾人古→c堂1♂→一山」■ノ 、 」. 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 0人. 0. 0.0. 2. 66.7. 8. 57.2. 1人. 1. 50.0. 0. 0.0. 1. 7.1. 2∼4人. 0. 0.0. 0. 0.0. 2. 14.3. 5∼9人. 1. 50.0. 0. 0.0. 3. 21.4. 0. 0.0. 1. 33.3. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 10∼19人 20人以上. 合. 計. 2. 100.0. 3. 100.0. 14. 100.0. 表皿一21国立・公立・私立大学で雇用している知的障害者数. 個数(大学). 私立大学. 公立大学. 国立大学 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 100.0. 14. 100.0. 0人. 2. 100.0. 3. 1人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 2∼4人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 5∼9人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 10∼19人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 20人以上. 合. 計. 2. 100.0. 3. 100.0. 14. 21. 100.0.
(25) 表皿一22 国立・公立・私立大学での常時労働者別の知的障害者の現場実習受け入れ数 国立大学 個数(大学). 公立大学. 私立大学. 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 個数(大学). 割合(%). 1∼ 4人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 100∼299人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 300∼499人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 500∼999人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 1000人以上. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 不. 明. 合. 計. 0. 0。0. 0. 0.0. 0. 0.0. (4) 既採用企業. 既採用企業の属性については、業種、常時労働者数、雇用している障害 者数、雇用している知的障害者数及び障害の程度・勤続年数、知的障害者 の配属部署、知的障害者の支援者、現場実習の受け入れの有無について調 査した。. 業種別では、製造業が9社で28.2%を占め、以下医療・福祉が6社で 18.8%、卸売り・小売業、飲食店・宿泊業、サービス業が各5社で15.6% と続いている(表m−23)。常時労働者数では、100∼299人が9社で28.1%、 56∼99人が6社で18.8%、30∼55人が5社で15.6%などである(表三一24)。. 障害者の雇用では、知的障害者の場合も同じで、少なくとも87.5%が雇用 している(表皿一25、27)。雇用している知的障害者は重度以外だけと重度. 及び重度以外の両者を雇用している企業で69.0%を占めており、重度だけ を雇用している企業も6.9%ある(表皿一26)。知的障害者の雇用数と就労. 年数では、1人だけと2∼4人を雇用している企業が40社で78.4%を占め る(表皿一28)。知的障害者の主な配属先・仕事内容は、製造が15社で38.4%、. 清掃が8社で20.4%、商品管理と配送が各3社で7.7%と続いている(表皿. 一29)。また彼らの主な支援者は、上司が22社で61.0%、同僚が8社で 22.2%である(表m−30)。知的障害者の現場実習受け入れ数では、常時労 働者数に関係なくすべての企業で見られる。また32社中27社(84.3%)が. 22.
(26) 受け入れていた(表皿:一31)。. 表皿一23 既採用企業の業種 個 数(社). 割 合(%). 農、林、漁業. 1. 3.1. 建 設 業 製 造 業. 1. 3.1. 9. 28.2. 卸売り・小売業. 5. 15.6. 飲食店・宿泊業. 5. 15.6. 医療・福祉 サービス業. 6. 18.8. 5. 15.6. 合. 計. 32. 100.0. 表皿一24 既採用企業の常時労働者数 個 数(社). 割 合(%). 1∼ 4人. 1. 3.1. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 4. 12.5. 5. 15.6. 6. 18.8. 100∼299人 300∼499人 500∼999人. 9. 28.1. 2. 6.3. 1. 3.1. 1000人以上. 4. 12.5. 合. 計. 32. 100.0. 23.
(27) 表十一25 既採用企業で雇用している障害者数 個 数(社). 割 合(%)H 噸. H. 、 ’. ’. 3. 9.4. 8. 25.0. 2∼4人 5∼9人. 7. 21.9. 8. 25.0. 10∼19人. 1. 3.1. 20人以上. 4. 12.5. 不 明. 1. 3.1. 0人 1人. 合 計. 32. 100.0. 表皿一26既採用企業で雇用している知的障害者の障害の程度 個 数(社). 割 合(%). 2. 6.9. 重度以外. 10. 34.5. 両. 者. 10. 34.5. 不 明. 7. 24.1. 重. 合. 度. 計. 29. 100.0. 表高一27既採用企業で雇用している知的障害者数 個 数(社). 割 合(%). 3. 9.4. 11. 34.4. 2∼4人 5∼9人. 11. 34.4. 2. 6.2. 10∼19人. 1. 3.1. 20人以上. 3. 9.4. 不 明. 1. 3.1. 0人 1人. 合. 計. 32. 100.0. 24.
(28) 表皿一28 既採用企業で雇用している知的障害者の就労年数(複数回答) 知的轄者数. 1人. A労年数. 2∼4人. 5∼9人. (個数). 10∼19人 20人以上. 不 明. 1年未満. 6. 1. 2. 1. 0. 0. 1∼2年. 5. 3. 0. 0. 1. 0. 3∼5年 6∼9年. 6. 6. 0. 0. 1. 0. 3. 4. 1. 1. 1. 0. 10年以上. 5. 1. 0. 0. 1. 0. 不 明. 0. 0. 0. 1. 0. 1. 合. 計. 25. 15. 3. 3. 4. 1. 表皿一29 既採用企業で雇用している知的障害者の主な配属先・仕事内容(複数回答) 個 数(社). 割 合(%). 営. 繕. 製. 造. 15. 38.4. 畜. 産. 1. 2.6. 1. 2.6. 1. 2.6. 1. 2.6. 商品管理. 3. 7.7. 配. 3. 7.7. 食料品の陳列. 1. 2.6. 食料品の加工. 2. 5.1. 販. 売. 2. 5.1. 清. 掃. 8. 20.4. !. 営 業 所 客 室 課 調. 理. 課. 送. 合. 計. 39. 100.0. 25. 2.6.
(29) 表皿一30 既採用企業で雇用している知的障害者の主な支援者(複数回答) 個 数(社). 割. 合r(弘、日 ψ. H. 、 〆),. 同. 僚. 8. 22.2. 上. 司. 22. 61.0. 人事担当者. 2. 5.6. ハローワーク. 1. 2.8. 特にな し. 2. 5.6. 不. 1. 2.8. 明. 合. 計. 36. 100.0. 表皿一31 既採用企業での常時労働者別の知的障害者の現場実習受け入れ数 個 数(社). 割 合(%). 1∼ 4人. 1. 3.7. 5∼29人 30∼55人 56∼99人. 4. 14.8. 5. 18.5. 4. 14.8. 100∼299人 300∼499人 500∼999人. 7. 26.0. 2. 7.4. 1. 3.7. 1000人以上. 3. 11.1. 合. 計. 27. 100.0. 26.
(30) (5) 学校. 学校の属性については、校種、全生徒数、高等部生徒数、全教員数、高 等部担当教員数、進路指導部員数、現場実習先開拓者及び人数、専任担当 者数について調査した。. 校種は普通科12校、職業科1校である(表二一32)。全生徒数は50∼99人. が6校、高等部生徒数は50∼99人が5校、全教員数は50∼99人が7校、 高等部担当教員数は25∼49人が8校でそれぞれ最も多くなっている(表m −33∼36)。進路指導部員数は4∼6人が7校で最も多い(表皿一37)。企業 での実習先新規開拓者数では、進路指導部長が一人で開拓している学校が. 11校と最も多い。10人以上の部員で開拓している学校が2校あるが、これ は夏季休業中に学年団で開拓しているためである(表皿一38)。また企業で. の実習先新規開拓を専任でする担当者数は、1人が6校で46.1%と最も多 くなっているが、専任担当者を持たない学校も4校で30.8%ある(表皿:一 39)。. 表皿一32 二種 個 数(校) 12. 普通科 職業科 合. 計. 割 合(%) 92.3. 1. 13. 7.7. 100.0. 表皿一33 全生徒数 個 数(校). 割 合(%). 50人未満. 1. 7.7. 50∼99人. 6. 46.1. 100∼149人. 4. 30.8. 150∼199人. 1. 7.7. 200∼249人. 0. 0.0. 250∼299人. 1. 7.7. 300人以上. 0. 0.0. 合. 計. 13. 100.0. 27.
(31) 表皿一34 高等部生徒数 佃 獅 r林、 宝【l 口㌦」 A ro蛤、 国 、 ノ)! 奪円 クソ㌧ 、しく匿!. 25人未満. 1. 7.7. 25∼49人 50∼99人. 4. 30.8. 5. 38.4. 100∼149人. 2. 15.4. 150∼199人. 1. 7.7. 200人以上. 0. 0.0. 合. 計. 13. 100.0. 表皿一35 全教員数 個 数(校). 割 合(%). 25人未満. 0. 0.0. 25∼49人. 4. 30.8. 50∼99人. 7. 53.8. 100∼149人. 2. 15.4. 150∼199人. 0. 0.0. 200人以上. 0. 0.0. 合. 計. 13. 100.0. 表皿一36高等部担当教員数 個 数(校). 割 合(%). 25人未満. 3. 23.1. 25∼49人. 8. 61.5. 50∼99人. 2. 15.4. 100∼149人. 0. 0.0. 150∼199人. 0. 0.0. 200人以上. 0. 0.0. 合. 計. 13. 100.0. 28.
(32) 表皿一37進路指導部員数 個 数(校). 室【1 △ roム、口」. ]. 、 !∪ノ. 1∼3人. 2. 15.4. 4∼6人. 7. 53.8. 7∼9人. 2. 15.4. 10∼12人. 2. 15.4. 合. 計. 13. 100.0. 表皿一38 企業での実習先新規開拓者数 規開拓者. 個数(校). S当者数. 進路指導部員. 進路指導副部長. 進路指導部長 割合(%). 割合(%). 個数(校). 個数(校). 割合(%). 2. 15.4. 10. 76.9. 8. 61.5. 11. 84.6. 2. 15.4. 1. 7.7. 0. 0.0. 1. 7.7. 1. 7.7. 0. 0.0. 0. 0.0. 1. 7.7. 4∼9人. 0. 0.0. 0. 0.0. 0. 0.0. 10人以上. 0. 0.0. 0.0. 2. 15.4. 0人 1人 2人 3人. 合. 計 13 100.0 13. 0. 100.0. 13. 100.0. 表皿一39 専任担当者数 個 数(校). 割 合(%). 0人 1人. 4. 30.8. 6. 46.1. 2人 3人. 2. 15.4. 1. 7.7. 合 計. 13. 100.0. 29.
(33) 3 現場実習の現状 (1) 民間企業. 民間企業における現場実習の現状については、次の項目を調査した。. ① 現場実習を受け入れたことのある民間企業に対して、受け入れた経 緯・理由、今後要請があれば受け入れるか及びその理由. ②現場実習を受け入れたことのない民間企業に対して、受け入れなかっ た理由、今後要請があれば受け入れるか及びその理由. ③現場実習を受け入れたことのある民間企業、現場実習を受け入れたこ とはないが今後受け入れるまたは分からないと回答した民間企業に対し て、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考にするか、. 現場実習(採用時に行う結合実習ではない)をした生徒を採用する条件及. び採用しない条件 有効回答数40に対して、現場実習受け入れ数は8社となっている(昇華 一1、10)。この8社の受け入れ経緯は、ハローワークと学校からの要請で それぞれ5社ずつである(表皿一40)。受け入れ理由は社会貢献できるから. が8社で47.0%と最も多く、以下実習生を受け入れる部署があるからが3 社で17.6%、仕事の助けになるからと実習生を支援できる人がいるからが 各2社で11.8%と続いている(表皿一41)。また、今後要請があれば受け入. れるかについて7社が受け入れる、1社が受け入れないとの回答である(表 m−42)。受け入れる理由は、社会貢献できるからが5社で41.7%と最も. 多く、今まで受け入れてきたからと仕事の助けになるからが各2社で 16.7%などである。受け入れない理由は、実習生を受け入れる部署がなく なったからである(表皿一44)。. 一方、現場実習を受け入れなかった理由は、実習生を受け入れる部署が ないからが22社で28.2%と最:も多く、以下実習生を支援できる人がいな. いからが16社で20.5%、危険な職場であるからが13社で16.7%となって いる。現場実習を知らなかったからは4社で5.1%と最も少なかった(馬場 一45)。また、今後要請があれば受け入れるかについて1社(3.1%)が受け 入れる、28社(87.5%)が受け入れない、3社(9.4%)が分からないとの回 答である(表皿:一46)。受け入れると回答した企業は、その他(人員的なこと. も含め余裕があれば)という理由である(表罫一47)。受け入れない理由は、. 実習生を受け入れる部署がないからが20社で33.9%と最も多く、危険な. 職場であるからが13社で22.0%、実習生を支援できる人がいないからが 12社で20.3%などである(表皿一48)。. 30.
(34) 現場実習を受け入れたことのある民間企業、現場実習を受け入れたこと はないが今後受け入れるまたは分からないと回答した民間企業が、現場実 習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考にするかについて、8社 (72.7%)が参考にするとの回答である。実習と採用は別のものであると回 答したのは2社である(表白一49)。またこれらの企業に、現場実習(採用時. に行う結合実習ではない)をした生徒を採用する条件を聞くと、仕事ができ. ると遅刻・欠勤・早退をしないが各7社で26.9%と最も多く、以下職場の 人間関係ができるが6社で23.2%、挨拶ができるが4社で15.4%と続いて いる(表m−50)。一方これらの企業に、現場実習(採用時に行う結合実習で. はない)をした生徒を採用しない条件を聞くと、仕事ができないが5社で 29.4%と最も多く、以下職場の人間関係ができないと遅刻・欠勤・早退を するが各4社で23.5%となっている(表皿:一51)。 表二一40 民間企業での現場実習受け入れ経緯(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). ハローワークから受け入れを要請された. 5. 50.0. 学校から受け入れを要請された. 5. 50.0. 上記以外から受け入れを要請された. 0. 0.0. 自分から実習生の受け入れ要請を行った. 0. 0.0. その他. 0. 0.0. 合. 計. 10. 100.0. 表皿一41民間企業での現場実習受け入れ理由(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). 仕事の助けになるから. 2. 11.8. 職場が和むから. 1. 5.9. 実習生を支援できる人がいるから. 2. 11.8. 実習生を受け入れる部署があるから. 3. 17.6. 社会貢献できるから. 8. 47.0. その他. 1. 5.9. 合. 計. 17. 31. 100.0.
(35) 表皿一42 現場実習を受け入れたことのある民間企業が今後要請があれば受け入れるか 佃 獅r烹ト、 宝ll △ro云、 lF判. 口」. 」」 \ !Uノ. 受け入れる. 7. 87.5. 受け入れない. 1. 12.5. 分からない. 0. 0.0. 合. 三島一43. 易ノ㌧、1」一ノ. 計. 8. 100.0. 現場実習を受け入れたことのある民間企業が今後要請があれば受け入れる理 由(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). 今まで受け入れてきたから. 2. 16.7. 仕事の助けになるから. 2. 16.7. 職場が和むから・. 1. 8.3. 実習生を支援できる人がいるから. 1. 8.3. 実習生を受け入れる部署があるから. 1. 8.3. 社会貢献できるから. 5. 41.7. その他. 0. 0.0. 合. 表皿一44. 計. 12. 100,0. 現場実習を受け入れたことのある民間企業が今後要請があっても受け入れな い理由(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). 実習生を支援できる人がいなくなったから. 0. 0.0. 実習生を受け入れる部署がなくなったから. 1. 100.0. 実習生に危険なことがあったから. 0. 0.0. 実習生とトラブルがあったから. 0. 0.0. その他. 0. 0.0. 合. 計. 1. 32. 100.0.
(36) 表皿一45 民間企業で現場実習を受け入れなかった理由(複数回答) 個. 断 rネ十、 雲ll A ro広、. IF斗. 跡. 、 ト∴噛ノ. 1−8」. L_1. 、 !vノ. 現場実習を知らなかったから. 4. 5.1. 実習生の受け入れの要請がなかったから. 6. 7.7. 実習生を支援できる人がいないから. 16. 20.5. 実習生を受け入れる部署がないから. 22. 28.2. 6. 7.7. 13. 16.7. 高価なものを扱っており、実習には不向きであるから. 5. 6.4. その他. 6. 7.7. 実習生の扱いが分からないから 危険な職場であるから. 合. 計. 78. 100.0. 表皿一46 現場実習を受け入れたことのない民間企業が今後要請があれば受け入れるか 割 合(%). 個 数(社) 1. 3.1. 28. 87.5. 3. 9.4. 受け入れる. 受け入れない 分からない. 合. 表皿一47. 計. 32. 100.0. 現場実習を受け入れたことのない民間企業が今後要請があれば受け入れる理 由(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). 仕事の助けになるから. 0. 0.0. 職場が和むから. 0. 0.0. 実習生を支援できる人ができたから. 0. 0.0. 実習生を受け入れる部署ができたから. 0. 0.0. 社会貢献できるから. 0. 0.0. その他. 1. 100.0. 合. 計. 1. 33. 100.0.
(37) 表皿一48. 現場実習を受け入れたことのない民間企業が今後要請があっても受け入れな 1、、理由r撫勒【司容、. 個 数(社). 割 合(%). 実習生を支援できる人がいないから. 12. 20.3. 実習生を受け入れる部署がないから. 20. 33.9. 6. 10.2. 13. 22.0. 高価なものを扱っており、実習には不向きであるから. 5. 8.5. その他. 3. 5.1. 実習生の扱いが分からないから 危険な職場であるから. 合. 計. 59. 100.0. 表皿一49 民間企業が現場実習を採用の参考にするか 個 数(社). 割 合(%). 参考にする. 8. 72.7. あまり参考にしない. 0. 0.0. 実習と採用は別のものである. 2. 18.2. 分からない. 1. 9.1. 合. 計. 11. 100.0. (注)1「民間企業」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことはな. いが今後受け入れるまたは分からない」と回答した民間企業 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 34.
(38) 表皿一50 民間企業が現場実習をした生徒を採用する条件(複数回答) 佃 1隅. 断 r東十、 霊ll ・盆ト roム、 クシ【㌧. 、1_Lノ. 口㌦」. 」且. 、 !Uノ. 職場の人間関係ができる. 6. 23.2. 仕事ができる. 7. 26.9. 挨拶ができる’. 4. 15.4. 遅刻・欠勤・早退をしない. 7. 26.9. その他. 1. 3.8. 特にない. 1. 3.8. 分からない. 0. 0.0. 合. 計. 26. 100.0. (注)1「民間企業」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことはな. いが今後受け入れるまたは分からない」と回答した民間企業 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 表単一51 民間企業が現場実習をした生徒を採用しない条件(複数回答). 個 数(社). 割 合(%). 職場の人間関係ができない. 4. 23.5. 仕事ができない. 5. 29.4. 挨拶ができない. 2. 11.8. 遅刻・欠勤・早退をする. 4. 23.5. その他. 2. 11.8. 特にない. 0. 0.0. 分からない. 0. 0.0. 合. 計. 17. 100.0. (注)1「民間企業」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことはな. いが今後受け入れるまたは分からない」と回答した民間企業 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 35.
(39) (2) 教育委員会 新』吉丞昌全1ア松占十ス王目」具1圭羽の王目排Lア!)1,、でけ. ㌦(一 コ∼パ幽へ罵」rv・ノ くソーノ“’4〃ノ、口 響!『ノぽレ、覧」 一 剛門」_鳳. 、 曜⊂ハ、 ノ’、 トー1 )〆’一〇 レハ㌧▼ノ. )伽の工百日溢曇囲:杏1弄. ① 現場実習を受け入れたことのある教育委員会に対して、受け入れた経. 緯・理由、今後要請があれば受け入れるか及びその理由 ② 現場実習を受け入れたことのない教育委員会に対して、受け入れなか つた理由、今後要請があれば受け入れるか及びその理由 ③ 現場実習を受け入れたことのある教育委員会、現場実習を受け入れた ことはないが今後受け入れるまたは分からないと回答した教育委員会に 対して、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考にする か、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)をした生徒を採用する条. 件及び採用しない条件 有効回答数25に対して、現場実習受け入れ数は3委員会となっている(聖. 断一1、18)。この3委員会の受け入れ経緯は、学校からの要請が2委員会 で66.7%、ハローワーク・学校以外からの要請が1委員会で33.3%である。. ハローワークからの要請はない(表HI−52)。受け入れ理由は、実習生を支 援できる人がいるから、実習生を受け入れる部署があるから、その他(障害 者雇用の推進を図るため)が各1委員会である(表HI−53)。また、今後要請. があれば受け入れるかについて3委員会すべてが受け入れるとの回答であ る(平皿一54)。受け入れる理由は、実習生を受け入れる部署があるから、. 社会貢献できるからが各1委員会、その他(障害者雇用の推進を図るため、 職場の体制で可能であれば)が2委員会である(表m−55)。. 一方、現場実習を受け入れなかった理由は、実習生の受け入れの要請が なかったからが11委員会で34.3%と最も多く、以下実習生を受け入れる 部署がないからが7委員会で21.9%、実習生を支援できる人がいないから が6委員会で18.8%と続いている。現場実習を知らなかったからは4委員 会(12.5%)である(表皿:一56)。また、今後要請があれば受け入れるかにつ いて5委員会(22.7%)が受け入れる、12委員会(54.6%)が受け入れない、. 5委員会(22.7%)が分からないとの回答である(表m−57)。受け入れると. 回答した理由は、社会貢献できるからが4委員会で66.6%、実習生を受け 入れる部署ができたからとその他(知的障害者への理解を深めることがで きるから)が各1委員会で16.7%である(影野一58)。受け入れない理由は、. 実習生を受け入れる部署がないからが8委員会で61.5%、実習生を支援 できる人がいないからが5委員会で38.5%である(表皿一59)。. 現場実習を受け入れたことのある教育委員会、現場実習を受け入れたこ. 36.
(40) とはないが今後受け入れるまたは分からないと回答した教育委員会が、現 場実習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考にするかについて、3 委員会(25.0%)が参考にするとの回答である。実習と採用は別のものであ るが4委員会(33.3%)、分からないが5委員会(41.7%)である(表m−60)。. またこれらの教育委員会に、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)を. した生徒を採用する条件を聞くと、仕事ができるが6委員会で26.2%と 最も多く、以下職場の人間関係ができるが5委員会で21.7%、遅刻・欠勤・ 早退をしないが4委員会で17.4%となっている(表皿:一61)。一方これらの. 教育委員会に、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)をした生徒を採. 用しない条件を聞くと、仕事ができないが6委員会で27.3%と最も多く、 職場の人間関係ができないが5委員会で22.7%、遅刻・欠勤・早退をする が4委員会で18.2%などである(表皿一62)。 表皿一52教育委員会での現場実習受け入れ経緯(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). ハローワークから受け入れを要請された. 0. 0.0. 学校から受け入れを要請された. 2. 66.7. 上記以外から受け入れを要請された. 1. 33.3. 自分から実習生の受け入れ要請を行った. 0. 0.0. その他. 0. 0.0. 合. 計. 3. 100.0. 平皿一53 教育委員会での現場実習受け入れ理由(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). 仕事の助けになるから. 0. 0.0. 職場が和むから. 0. 0.0. 実習生を支援できる人がいるから. 1. 33.3. 実習生を受け入れる部署があるから. 1. 33.3. 社会貢献できるから. 0. 0.0. その他. 1. 33.3. 合. 計. 3. 37. 100.0.
(41) 表皿一54現場実習を受け入れたことのある教育委員会が今後要請があれば受け入れるか 個数(委員会). 口. \/Uノ. 受け入れる. 3. 100.0. 受け入れない. 0. 0.0. 分からない. 0. 0.0. 合. 表高一55. 室ll △ ro汝、口’」. 計. 3. 100.0. 現場実習を受け入れたことのある教育委員会が今後要請があれば受け入れる 理由(複数回答). 個数(委員会). 割 合(%). 今まで受け入れてきたから. 0. 0.0. 仕事の助けになるから. 0. 0.0. 職場が和むから. 0. 0.0. 実習生を支援できる人がいるから. 0. 0.0. 実習生を受け入れる部署があるから. 1. 25.0. 社会貢献できるから. 1. 25.0. その他. 2. 50.0. 合. 計. 4. 100.0. 表二一56 教育委員会で現場実習を受け入れなかった理由(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). 4. 12.5. 11. 34.3. 実習生を支援できる人がいないから. 6. 18.8. 実習生を受け入れる部署がないから. 7. 21.9. 実習生の扱いが分からないから. 1. 3.1. 危険な職場であるから. 0. 0.0. 高価なものを扱っており、実習には不向きであるから. 0. 0.0. その他. 3. 9.4. 現場実習を知らなかったから 実習生の受け入れの要請がなかったから. 合. 計. 32. 38. 100.0.
(42) 表皿一57現場実習を受け入れたことのない教育委員会が今後要請があれば受け入れるか 佃 独ナ r丞昌杢、. 室ll ム ro∠.、lq クレへ 、メ尽Aノ. Pつ. \/Uノ. 受け入れる. 5. 22.7. 受け入れない. 12. 54.6. 分からない. 5. 22.7. 合. 表皿一58. 口. 計. 22. 100.0. 現場実習を受け入れたことのない教育委員会が今後要請があれば受け入れる 理由(複数回答). 個数(委員会). 割 合(%). 仕事の助けになるから. 0. 0.0. 職場が和むから. 0. 0.0. 実習生を支援できる人ができたから. 0. 0.0. 実習生を受け入れる部署ができたから. 1. 16.7. 社会貢献できるから. 4. 66.6. その他. 1. 16.7. 合. 表皿一59. 計. 6. 100.0. 現場実習を受け入れたことのない教育委員会が今後要請があっても受け入れ ない理由(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). 実習生を支援できる人がいないから. 5. 38.5. 実習生を受け入れる部署がないから. 8. 61.5. 実習生の扱いが分からないから. 0. 0.0. 危険な職場であるから. 0. 0.0. 高価なものを扱っており、実習には不向きであるから. 0. 0.0. その他. 0. 0.0. 合. 計. 13. 39. 100.0.
(43) 表皿一60 教育委員会が現場実習を採用の参考にするか 個数(委員会). 割 合(%). 参考にする. 3. 25.0. あまり参考にしない. 0. 0.0. 実習と採用は別のものである. 4. 33.3. 分からない. 5. 41.7. 合. 計. 12. 100.0. (注)1「教育委員会」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことは. ないが今後受け入れるまたは分からない」と回答した教育委員会 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 表今一61 教育委員会が現場実習をした生徒を採用する条件(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). 職場の人間関係ができる. 5. 21.7. 仕事ができる. 6. 26.2. 挨拶ができる. 2. 8.7. 遅刻・欠勤・早退をしない. 4. 17.4. その他. 2. 8.7. 特にない. 1. 4.3. 特にない. 3. 13.0. 合. 計. 23. 100.0. (注)1「教育委員会」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことは. ないが今後受け入れるまたは分からない」と回答した教育委員会 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 40.
(44) 表皿一62 教育委員会が現場実習をした生徒を採用しない条件(複数回答) 個数(委員会). 割 合(%). 職場の人間関係ができない. 5. 22.7. 仕事ができない. 6. 27.3. 挨拶ができない. 2. 9.1. 遅刻・欠勤・早退をする. 4. 18.2. その他. 2. 9.1. 特にない. 0. 0.0. 特にない. 3. 13.6. 合. 計. 22. 100.0. (注)1「教育委員会」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことは. ないが今後受け入れるまたは分からない」と回答した教育委員会 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. (3) 大学. 大学における現場実習の現状については、次の項目を調査した。. ①現場実習を受け入れなかった理由、今後要請があれば受け入れるか及 びその理由. ②現場実習を今後受け入れるまたは分からないと回答した大学に対して、 現場実習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考にするか、現場 実習(採用時に行う結合実習ではない)をした生徒を採用する条件及び採 上しない条件. 有効回答数19に対して、現場実習受け入れ数は0大学となっている(表 皿一1、22)。現場実習を受け入れなかった理由は、実習生を受け入れる部. 署がないからが14大学で31.8%と最も多く、以下実習生の受け入れ要請 がなかったからが11大学で25.0%、実習生を支援できる人がいないから が7大学で15.9%と続いている(表m−63)。また、今後要請があれば受 け入れるかについて3大学(15.8%)が受け入れる、13大学(68.4%)が 受け入れない、3大学(15.8%)が分からないとの回答である(表皿一64)。. 受け入れると回答した大学は、その他(受け入れることができる部署があ れば可能、業務内容によっては)という理由である(表皿:一65)。受け入れ. ないと回答した大学すべてが、実習生を受け入れる部署がないという理由. 41.
(45) を挙げた。他には、実習生を支援できる人がいないからが7大学で30.4%、. 実習生の扱いが分からないからが3大学で13.0%である(表皿一66). 現場実習を受け入れたことはないが今後受け入れるまたは分からないと 回答した大学が、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考 にするかについて、1大学(16.7%)が参考にするとの回答である。実習と 採用は別のものであると回答したのは2大学である(表皿:一67)。またこれ. らの大学に、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)をした生徒を採用. する条件及び採用しない条件を聞くと、どちらも特にないが2大学 (25.0%)で最も多かった(表十一68、69)。. 表皿一63 大学が現場実習を受け入れなかった理由(複数回答) 個 数(大学). 現場実習を知らなかったから. 割 合(%). 5. 11.4. 11. 25.0. 実習生を支援できる人がいないから. 7. 15.9. 実習生を受け入れる部署がないから. 14. 31.8. 実習生の扱いが分からないから. 5. 11.4. 危険な職場であるから. 0. 0.0. 高価なものを扱っており、実習には不向きであるから. 0. 0.0. その他. 2. 4.5. 実習生の受け入れの要請がなかったから. 合. 計. 44. 100.0. 表皿一64 大学が今後要請があれば現場実習を受け入れるか 個 数(大学). 受け入れる. 受け入れない 分からない. 合. 計. 19. 割 合(%). 3. 15.8. 13. 68.4. 3. 15.8. 100.0. 42.
(46) 表皿一65 大学が今後要請があれば現場実習を受け入れる理由(複数回答). 割 合(%). 個 数(大学). 仕事の助けになるから. 0. 0.0. 職場が和むから. 0. 0.0. 実習生を支援できる人ができたから. 0. 0.0. 実習生を受け入れる部署ができたから. 0. 0.0. 社会貢献できるから. 0. 0.0. その他. 3. 100.0. 合. 計. 3. 100.0. 表皿一66 大学が今後要請があっても現場実習を受け入れない理由(複数回答). 個数(大学). 割 合(%). 実習生を支援できる人がいないから. 7. 30.4. 実習生を受け入れる部署がないから. 13. 56.6. 実習生の扱いが分からないから. 3. 13.0. 危険な職場であるから. 0. 0.0. 高価なものを扱っており、実習には不向きであるから. 0. 0.0. その他. 0. 0.0. 合. 計. 23. 100.0. 表皿一67大学が現場実習を採用の参考にするか 個数(大学). 割 合(%). 参考にする. 1. 16.7. あまり参考にしない. 0. 0.0. 実習と採用は別のものである. 2. 33.3. 分からない. 3. 50.0. 合. 計. 6. 100.0. (注)1「大学」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことはないが. 今後受け入れるまたは分からない」と回答した大学. 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 43.
(47) 表皿一68 大学が現場実習をした生徒を採用する条件(複数回答). 個数(大学). 割 合(%). 職場の人間関係ができる. 1. 12.5. 仕事ができる. 1. 12.5. 挨拶ができる. 1. 12.5. 遅刻・欠勤・早退をしない. 1. 12.5. その他. 1. 12.5. 特にない. 1. 12.5. 特にない. 2. 25.0. 合. 計. 8. 100.0. (注)1「大学」とは、「現場実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことはないが. 今後受け入れるまたは分からない」と回答した大学 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 苧環一69 大学が現場実習をした生徒を採用しない条件(複数回答). 個数(大学). 割 合(%). 職場の人間関係ができない. 1. 12.5. 仕事ができない. 1. 12.5. 挨拶ができない. 1. 12.5. 遅刻・欠勤・早退をする. 1. 12.5. その他. 1. 12.5. 特にない. 1. 12.5. 特にない. 2. 25.0. 合. 計. 8. 100.0. (注)1「大学」とは、「二二実習を受け入れた」及び「現場実習を受け入れたことはないが. 今後受け入れるまたは分からない」と回答した大学. 2「現場実習」とは、採用時に行う結合実習ではない. 44.
(48) (4) 既採用企業. 既採用企業における現場実習の現状については、次の項目を調査した。. ① 現場実習を受け入れたことのある既採用企業に対して、受け入れた経 緯・理由、受け入れ体制・自信の有無、今後要請があれば受け入れるか. 及びその理由 ② 現場実習を受け入れたことのない既採用企業に対して、受け入れなか つた理由、今後要請があれば受け入れるか及びその理由 ③ 現場実習を受け入れたことのある既採用企業、現場実習を受け入れた ことはないが今後受け入れるまたは分からないと回答した既採用企業に 対して、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)を採用の参考にする か、現場実習(採用時に行う結合実習ではない)をした生徒を採用する条. 件及び採用しない条件 有効回答数32に対して、現場実習受け入れ数は27社となっている(表皿:. 一1、31)。この27社の受け入れ経緯は、学校からの要請が22社で57.9%. と最も多く、ハローワークからの要請は15社で39.5%である。また自ら 受け入れ要請した企業が1社(2.6%)ある(表HI−70)。受け入れ理由は社会. 貢献できるからが20社で43.6%と最も多く、以下実習生を受け入れる部 署があるからが8社で17.4%、実習生を支援できる人がいるからが7社で 15.2%と続いている(表皿一71)。現場実習の受け入れを決めた時、実習生. を支援できる人はいたかについて、受け入れ以前から支援できる人がいた. が16社で45.7%、受け入れが決った後も特別な支援の担当者は作らなか ったが12社で34.3%である。一方受け入れが決った時、新たに支援する 担当者を作ったは、7社で20.o%である(表m−72)。現場実習の受け入れ. を決めた時、実習生を受け入れる部署があったかについて、受け入れ以前 から実習生を受け入れる部署があったが20社で50.0%、受け入れが決っ た後も特別な部署は作らなかったが16社で40.0%である。一方受け入れ が決った時、新たに受け入れる部署を作ったは、4社で10.0%である(評判 一73)。現場実習の受け入れを決めた時、実習生の扱い方に自信があったか について、過半数の企業が自信はあったと回答している。その理由として、. 知的障害者が社員として働いているからと実習生について学校から詳しく. 聞いていたからが各10社で15.9%、以下学校の担当者とすぐに連絡が取 れるからが9社で14.3%となっている。一方自信はなかった理由として、 実習生の能力が分からないからが9社で14.2%などである(表町一74)。ま た、今後要請があれば受け入れるかについて18社(66.7%)が受け入れる、. 45.
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