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せいとんファクス管理マニュアル

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Academic year: 2021

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(1)

管理マニュアル

せいとんファクス

(2)
(3)

管理マニュアルの構成について

第 1 章 せいとんファクス for MEAP ADVANCE 製品概要(P.1) 第 2 章 せいとんファクスを使用できる状態にする(P.10) 第 3 章 転送先を準備する(P.34) 第 4 章 転送先を指定する(P.72) 第 5 章 CSV ファイルのアドレス帳を使用する(P.129) 第 6 章 不要なファクスの出力を制限する(P.142) 第 7 章 エラー時の操作(P.173) 第 8 章 複合機の操作(P.184) 第 9 章 その他の操作(P.190) 第 10 章 付録(P.236)

(4)

目次

はじめに... vi 本書の読みかた ... vi 本書の対象読者について... vi マークについて... vi 本書の表記について... vii 画面について... vii 略称について... vii 商標について ... viii

第 1 章 せいとんファクス for MEAP ADVANCE 製品概要 ... 1

せいとんファクス for MEAP ADVANCE とは ... 1

ファクス文書名自動登録機能... 2 文書振り分け機能... 4 2 か所転送機能... 5 imageWARE Desktop 連携機能 ... 5 不要なファクス番号を紙出力しない機能... 6 アドレス登録機能... 6 システム概要 ... 7 必要な環境... 7 第 2 章 せいとんファクスを使用できる状態にする ... 10 導入の流れ ... 10 インストール ... 13 転送の設定 ... 18 受信ファクスの転送設定... 18 転送エラージョブの処理設定... 27 市外局番の登録 ... 30 第 3 章 転送先を準備する ... 34

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転送先の宛先情報を修正する(ファイルサーバー)... 41 アドバンスドボックスの場合 ... 48 転送先フォルダーを準備する(アドバンスドボックス)... 48 転送先の宛先情報を修正する(アドバンスドボックス)... 57 HOME-BOX2 の場合 ... 64 転送先フォルダーを準備する(HOME-BOX2) ... 64 転送先の宛先情報を修正する(HOME-BOX2) ... 64 第 4 章 転送先を指定する ... 72 モードの選択方法 ... 72 1 か所目の転送設定 ... 74 標準モードで指定する(1 か所目)... 74 imageWARE Desktop 自動監視モードで指定する(1 か所目) ... 87 2 か所目の転送設定 ... 100 標準モードで指定する(2 か所目)... 100 imageWARE Desktop 自動監視モードで指定する(2 か所目) ... 114 第 5 章 CSV ファイルのアドレス帳を使用する ... 129 CSV ファイルを準備する ... 131 CSV ファイルを作成する ... 131 作成した CSV ファイルを設置する ... 133 アドレス帳の参照先を CSV ファイルに設定する ... 134 アドレス帳の参照先を本体のアドレス帳に設定する ... 139 第 6 章 不要なファクスの出力を制限する ... 142 出力制限時の紙出力の流れと設定作業 ... 142 受信ファクスの転送設定(不要なファクス対応) ... 144 強制留め置き印刷の紙出力を設定する ... 146 用紙サイズの拡大縮小設定(PDF のみ) ... 148 不要なファクスの出力を設定する ... 152

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個別に登録した不要な番号を解除する... 169 第 7 章 エラー時の操作 ... 173 エラーとなった受信ファクスを処理する ... 173 エラーとなった受信ファクスを確認する... 174 エラーとなった受信ファクスを手動で再転送する... 175 エラーとなった受信ファクスを個別ダウンロードする... 178 エラーとなった受信ファクスをすべてダウンロードする... 180 エラーとなった受信ファクスを削除する... 182 第 8 章 複合機の操作 ... 184 ログイン ... 184 複合機にログインする... 184 SMS にログインする ... 187 せいとんファクスにログインする... 188 第 9 章 その他の操作 ... 190 転送エラー時のレポート出力設定 ... 190 アドレスを一括登録する ... 194 CSV ファイルのアドレス帳を作成する ... 194 作成した CSV ファイルを設置する ... 197 アドレスを一括登録する... 197 2 か所目の転送設定の解除 ... 202 アップデート ... 205 アンインストール ... 209 せいとんファクスをアンインストールする... 209 転送先の宛先情報を削除する... 213 設定情報のエクスポートとインポート ... 217 設定情報をエクスポートする... 218 設定情報をインポートする... 220 宛先未登録のファクスについて ... 223

(7)

紙出力しない番号に登録する... 232 第 10 章 付録 ... 236 転送先に使用できない文字の扱いについて ... 236 転送時に自動で置換または削除される文字... 236 転送先として使用できないその他の文字... 237 バックアップサービスでの注意事項 ... 238 バックアップ・リストアできる設定... 238 制限事項... 238 注意事項... 238 困ったときには ... 240 せいとんファクスのエラーメッセージ(印刷物)... 241 せいとんファクスのエラーメッセージ(タッチパネルディスプレー)... 245 せいとんファクスのエラーメッセージ(Web ブラウザー) ... 258 FAQ ... 264 用語集 ... 277 英数字... 277 あ... 279 さ... 279 た... 279 な... 279 は... 279 ら... 280

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はじめに

本書の読みかた

このたびは、せいとんファクス for MEAP ADVANCE をご購入いただき、誠にありがとうございます。本製品 の機能を十分にご理解いただき、より効果的にご利用いただくために、ご使用前にこの取扱説明書(以降、 本書)をよくお読みください。また、お読みいただきましたあとも大切に保管してください。 本書に記載されている内容は、予告なく変更されることがあります。あらかじめ、ご了承ください。 最新の内容は以下の Web サイトからご確認ください。 canon.com/oip-manual(リンク)

本書の対象読者について

複合機(オプションを含む)や Windows に関する基本的な知識や操作方法を理解されている方を対象読者 とします。

マークについて

本書では、安全のために守っていただきたいことや取り扱い上の制限や注意の説明に、次に示すマークを付 けています。 (重要) 操作上、必ず守っていただきたい重要事項が書かれています。誤った操作によるトラブルを防ぐため に、必ずお読みください。 (メモ) 操作の参考となることや補足説明が書かれています。お読みになることをおすすめします。

(9)

本書の表記について

本書では、複合機のタッチパネル上のボタンや項目名は、次のように表記します。  複合機のタッチパネル上のボタン:[OK]  複合機の操作パネル上のキー: (設定/登録)

画面について

本書で使われている複合機のタッチパネルは、お使いの環境によって表示が異なる場合があります。操作時 に押すボタンの場所は、 で囲んで表しています。また、操作を行うボタンが複数表示されている場合は、 それらをすべて囲んでいます。

略称について

本書に記載されている名称は、下記の略称を使用しています。

Microsoft Windows 7 operating system 日本語版を Windows 7 と表記しています。 Microsoft Internet Explorer を Internet Explorer と表記しています。

imageRUNNER ADVANCE シリーズなどのキヤノン製複合機を複合機と表記しています。 imageWARE Desktop を Desktop と表記しています。

Service Management Service を SMS と表記しています。

せいとんファクス for MEAP ADVANCE をせいとんファクスと表記しています。

せいとんファクス Plus for MEAP ADVANCE をせいとんファクス Plus と表記しています。 HOME-BOX2 Cloud Advanced Box を HOME-BOX2 と表記しています。

TLS 通信を暗号化通信と表記しています。

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商標について

「MEAP」は、キヤノンの複合機ならびにプリンターに搭載された「アプリケーションプラットフォーム」 についてのキヤノン株式会社の商標です。

Microsoft、Windows、および Internet Explorer は米国 Microsoft Corporation の米国および他の国における 登録商標または商標です。

VeriSign は米国ベリサイン社の商標です。

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第 1 章 せいとんファクス for MEAP ADVANCE 製品概要

せいとんファクス for MEAP ADVANCE とは

せいとんファクスは、複合機で受信したファクス文書を指定した転送先に自動的に転送します。また、必要 に応じて印刷する機能があります。通常、ファクス文書は受信データを紙出力し、それをファイリングして 管理する必要がありますが、せいとんファクスを使用することで、ファクス文書をデータとして管理するこ とができます。また、保存されるデータは、せいとんファクスで設定したファイル名で自動的に保存され、 フォルダー階層を指定して振り分けることもできます。 このファイル名の付与やフォルダー階層の振り分けは、アドレス帳の内容をもとにして行われます。アドレ ス帳は、複合機または CSV ファイルのアドレス帳を使用します。印刷する機能はオン/オフを切り替えるこ とができます。これらの機能は、複合機にせいとんファクスをインストールすることにより、利用すること ができます。

(13)

ファイルサーバー ネットワーク上でファイルを共有するために設置するコンピューターです。ほかのコンピューターから参照 できるように設定されたフォルダーにせいとんファクスの転送先を設定することができます。 アドバンスドボックス imageRUNNER ADVANCE のアドバンスドボックスは、情報共有を目的とした格納場所です。アドバンスドボ ックスはネットワーク上のコンピューターからも参照が可能です。アドバンスドボックスをせいとんファク スの転送先に設定することができます。なお、アドバンスドボックスに転送する場合は、動作するせいとん ファクスと同じ複合機内に限ります。 HOME-BOX2 クラウドを活用した IT 活用支援サービスです。せいとんファクスの転送先をポータル上(HOME-BOX2)に 設定することができます。 メモ  一部の複合機ではアドバンスドボックスに対応していません。  せいとんファクスの転送先を Desktop が監視しているフォルダーに設定することもできます。  複合機のアドレス帳のアクセス番号管理には対応していません。  複数のせいとんファクスを同時に使用する場合は、FAQ の「複数のせいとんファクスの運用につい て」(P.274)を参照してください。

ファクス文書名自動登録機能

せいとんファクスは受信したファクス文書を、設定したファイル名に自動的に置き換え保存します。ファイ ル名は、登録名称、ファクス番号、受信日時、宛先表名称、回線名称を組み合わせて選択できます。また、 ファイル名に付けられる区切りの種類も選択することができます。 作成するファイル名の登録名称部分は、受信したファクス番号とアドレス帳に登録されているファクス番号 を照合させ、ファクスのアドレス帳に登録されている名称でファイル名を作成します。そのため、あらかじ めアドレス帳を準備してせいとんファクスを使用してください。ファクス文書名自動登録の設定については、 使用する転送先を確認し、「第 4 章 転送先を指定する」(P.72)を参照してください。

(14)

重要  受信したファクス番号が、複合機の宛先表とワンタッチの両方に登録されている場合、 登録名称などは複合機の宛先表に登録されている名称で作成されます。 メモ  アドレス帳に登録するファクス番号は、市外局番を含めて登録してください。  受信したファクス番号とアドレス帳に登録されているファクス番号の照合時には、それぞれの番号 の数字下 9 桁を照合します。F コードが付与されていても照合しません。 例:ファクス番号が 03-1234-5678 の場合、312345678(数字下 9 桁)で照合する。 - 日本国内の電話番号は市外局番を含めて、下 9 桁の数字で一意に特定することができます。 - アドレス帳のファクス番号等で、トーン(T)やポーズ(P)などの記号が含まれていた場合、無視 されて照合されます。  宛先表名称の変更方法については、複合機の取扱説明書を参照してください。  回線設定については、複合機の取扱説明書を参照してください。

(15)

文書振り分け機能

せいとんファクスは受信したファクス番号からフォルダー階層を分けて保存することができます。フォルダ ー名は、登録名称、ファクス番号、受信日、受信月、宛先表名称、回線名称のいずれかから選択し、3 階層 まで設定することができます。作成するフォルダー名を登録名称で設定する場合は、受信したファクス番号 とアドレス帳に登録されているファクス番号を照合させ、アドレス帳に登録されている名称でフォルダーを 作成します。 振り分けのフォルダー階層については、使用する転送先を確認し、「第 3 章 転送先を準備する」(P.34) を参照してください。 以下は、標準モードの例です。 重要  受信したファクス番号が、複合機の宛先表とワンタッチの両方に登録されている場合、 登録名称などは複合機の宛先表に登録されている名称で作成されます。

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2 か所転送機能

せいとんファクスでは、同時に 2 か所まで転送できます。設定した 2 か所の転送先には同じファクス文書が 転送されるため、一方の転送先をバックアップなどに使うことができます。また、転送先ごとに振り分け条 件の設定が行えるため、目的にあった設定が可能です。 メモ  ファクス文書の振り分けに、CSV ファイルのアドレス帳を使用する場合、1 か所目の転送先にはファ イルサーバーのみ使用することができます。

imageWARE Desktop 連携機能

[imageWARE Desktop 自動監視モード]で転送先を設定することにより、せいとんファクスが作成したフ ォルダーを Desktop で監視することができます。本機能では、フォルダー階層を 2 階層まで設定でき、最下 層のフォルダーを監視します。フォルダー名は、「受信月」、「受信日」の組み合わせから選択できます。 また、せいとんファクスで転送先フォルダーを変更した場合、Desktop では自動で監視対象フォルダーが変 更されます。 本機能を使うことができる Desktop は、自動監視モードをサポートしているバージョンです。詳細は、自動

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不要なファクス番号を紙出力しない機能

せいとんファクスは、迷惑業者など特定のファクス番号を印刷しないように設定することができます。複合 機や CSV ファイルのアドレス帳に未登録のファクスを印刷しない方法と、紙出力しないファクス番号リスト に登録した番号のみを印刷しない方法があります。登録した番号から送信されたファクス文書は、印刷され ずにせいとんファクスで指定するフォルダーに振り分けられます。

アドレス登録機能

せいとんファクスは、CSV ファイルで作成したアドレス帳を複合機の宛先表に登録することができます。 また、複合機に登録していないファクス番号からファクスを受信した場合、その番号を[宛先未登録の受信 ファクス一覧]から、複合機に登録することができます。 CSV ファイルのアドレス帳を一括登録する方法は、「アドレスを一括登録する」(P.194)を参照してくださ い。 [宛先未登録の受信ファクス一覧]から複合機のアドレス帳に登録する手順については、「アドレスを登録 する」(P.223)を参照してください。

(18)

システム概要

せいとんファクスを利用するための動作環境について説明します。

必要な環境

せいとんファクスは、以下のソフトウェアと Web ブラウザーの動作を保証しています。 重要  せいとんファクスのソフトウェア環境では、日本語版のみサポートしています。  複合機が対応していない文字はサポートの対象外です。

ソフトウェア

設定できる転送先については、下記を参照してください。 せいとんファクス for MEAP ADVANCE ホームページ:

http://cweb.canon.jp/meap/lineup/ocr/seitonfax/spec.html 内の

[仕様]→[せいとんファクス for MEAP ADVANCE 仕様]→[基本仕様]→[転送先]

重要

 サーバーOS で利用できる ServerCore/Hyper-V オプションはサポートの対象外です。  Windows 7 での XP モードはサポートの対象外です。

 Network Interface Card が 2 枚動作している環境はサポートの対象外です。

(19)

Web ブラウザー

対応する Web ブラウザーについては、下記を参照してください。 せいとんファクス for MEAP ADVANCE ホームページ:

http://cweb.canon.jp/meap/lineup/ocr/seitonfax/spec.html 内の

[仕様]→[せいとんファクス for MEAP ADVANCE 仕様]→[基本仕様]→[対応クライアント ブラウザー(管理者設定アクセス)] メモ  対応 Web ブラウザーの種類やバージョンにより、一部表示が異なる場合があります。  Web ブラウザーの[戻る]ボタンは使用しないでください。  各デバイス認証をお使いの場合は、複合機の取扱説明書を参照してください。  以下の設定を行ったうえで使用してください。 - JavaScript が有効な状態にする。 - セッションごとの Cookie の使用を有効にする。

ディスプレー

解像度 800×600 ドット、256 色以上が必要です。 解像度 1024×768 ドット、16,777,216 色(24bit カラー)を推奨します。

(20)

対応複合機

対応する複合機については、下記を参照してください。 せいとんファクス for MEAP ADVANCE ホームページ:

http://cweb.canon.jp/meap/lineup/ocr/seitonfax/spec.html 内の

[仕様]→[せいとんファクス for MEAP ADVANCE 仕様]→[基本仕様]→[対応 imageRUNNER ADVANCE]

重要  せいとんファクスを使用するには、複合機が以下の設定になっている必要があります。 詳細は、複合機の取扱説明書を参照してください。 - [HTTP を使用]の項目を[ON]  転送する文書が PDF 形式で、せいとんファクスの不要なファクスの出力設定を[制限 する(電子化して一部を紙に出力)]に設定している場合、一部の複合機ではダイレ クトプリント拡張キット(PDF/XPS 用)が装着されている必要があります。ただし、 XPS 形式の印刷には対応していません。  複合機で暗号化セキュアプリントだけ許可する設定など印刷を制限する設定をしない でください。詳細は、複合機の取扱説明書を参照してください。 メモ

 G4 ファクス、IP ファクス、I ファクス、イントラネットファクス、IPv6、imagePASS、ColorPASS、 または、imagePRESS Server 製品には、対応していません。  一部の複合機では PDF のプレビュー表示に対応していない場合があります。  アドバンスドボックスに転送する場合は、動作するせいとんファクスと同じ複合機内に限ります。  複合機でエラーが発生している場合は印刷できません。エラーの復旧方法などは複合機の取扱説明 書を参照してください。  印刷中は、複合機の電源を切らないでください。

(21)

第 2 章 せいとんファクスを使用できる状態にする

導入の流れ

せいとんファクスをはじめて利用するために必要なインストールと設定を、以下の手順で行います。 2 か所に転送する場合は、1 か所目と 2 か所目で転送アドレスなど作業に違いがありますので、注意してく ださい。任意作業は、必要に応じて設定してください。 導入の流れと具体的な作業は、次のとおりです。

(22)

:コンピューターの作業 :複合機の作業 :せいとんファクスの作業 基本設定 Step 1. せいとんファクスのインストール インストールする(P.13) Step 2. 複合機の初期設定 転送の設定をする(P.18) 市外局番を登録する(P.30) Step 3. 転送先の準備(1 か所目/2 か所目)(P.34) ファイルサーバーの場合(P.35) アドバンスドボックスの場合(P.48) HOME-BOX2 の場合(P.64) Step 4. 転送先の指定(P.72) 1 か所目 標準モードで指定する(1 か所目)(P.74) imageWARE Desktop 自動監視モードで指定する(1 か所目)(P.87) 2 か所目 標準モードで指定する(2 か所目)(P.100) imageWARE Desktop 自動監視モードで指定する(2 か所目)(P.114) 基本設定の完了(運用開始)

(23)

:コンピューターの作業 :複合機の作業 :せいとんファクスの作業 CSV ファイルのアドレス帳を使用する設定 (任意) 1. CSV ファイルを準備する(P.131) 2. アドレス帳の参照先を CSV ファイルに設定する(P.134) 不要なファクスの出力設定(任意) 1. 転送の設定をする(P.144) ※受信ファクスの転送設定で[受信ファイルの保存/プリント]を OFF にしてください。 2. 強制留め置き印刷の紙出力を設定する(P.146) 3. 用紙サイズの拡大縮小設定(PDF のみ)をする(P.148) 4. 不要なファクスの出力を設定する(P.152) 5. 下記の任意の設定をする - アドレス帳に未登録のファクスの紙出力を制限する(P.161) - 特定の番号の紙出力を制限する(P.165)

(24)

インストール

コンピューターから SMS を使用して、せいとんファクスを複合機にインストールする手順を説明します。 重要  アプリケーションをインストールするときは、必ずライセンスファイルを指定してく ださい。ライセンスファイルの入手方法については、販売窓口にお問い合わせくださ い。  複合機のアドレス帳を上書きする製品を使用する場合は、以下の点に注意してくださ い。 せいとんファクスをインストールすると、宛先表 8 に以下の宛先情報が自動で登録さ れます。これらの宛先情報を削除、または名称を変更すると、せいとんファクスが正 常に使用できなくなります。

#SeitonFAX SMB ##Sub SeitonFAX SMB #SeitonFAX HOME ##Sub SeitonFAX HOME #SeitonFAX ADV-BOX ##Sub SeitonFAX ADV-BOX #SeitonFAX AREA CODE

#SeitonFAX ForwardFTP  せいとんファクスを使用する場合は、複合機の高速起動、および、スリープ時の消費 電力を少なくすることはできません。高速起動機能の詳細については、複合機の取扱 説明書を参照してください。  複合機に MEAP アプリケーションのインストールや複合機のアドレス帳を利用する制 限をかける製品を使用している場合、これらの項目が許可されているユーザーでイン ストールと設定を行ってください。  せいとんファクスを利用するための動作環境は、「システム概要」(P.7)を参照して ください。

(25)

メモ  インストールする前に、複合機のネットワーク設定をしてください。詳細は、複合機の取扱説明書 を参照してください。  インストール時には、複合機に以下の資源容量が必要です。資源情報は、SMS 上で確認することが できます。 ストレージ: 330 MB メモリー: 20 MB スレッド: 20 個 ソケット: 10 個 ファイル記述子: 8 個  複合機にインストールできる MEAP アプリケーション数、および、MEAP アプリケーションが使用で きるハードディスク領域には制限があります。詳細は、複合機の取扱説明書を参照してください。  せいとんファクスを開始したあと、複合機のアドレス帳の宛先表 8 に 8 件の宛先が追加されます。 宛先表が上限値まで登録されていた場合は、せいとんファクスが正常に使用できなくなります。そ の場合、8 件分の空きを確保してから、再度、せいとんファクスを開始してください。

1.

SMS にログインします 詳細については、「SMS にログインする」(P.187)を参照してください。

(26)

2.

[MEAP アプリケーションのインストール]をクリックします [MEAP アプリケーション/ライセンスのインストール]画面が表示されます。

3.

[参照]をクリックして、アプリケーションファイルとライセンスファイルを選択します アプリケーションファイル:拡張子 jar ライセンスファイル:拡張子 lic

(27)

4.

[開始する]を選択し、[インストール]をクリックします メモ  一部の複合機では、[インストール後の処理]を選択できません。その場合、インストール後に MEAP アプリケーション管理画面から[開始]を選択してください。詳細は、複合機の取扱説明書を参照 してください。

5.

内容を確認して、[はい]をクリックします

(28)

6.

使用許諾契約が表示されたら、内容を確認し、[同意します]をクリックします

インストール終了後、MEAP アプリケーション管理画面が表示されます。 これで、インストールが完了し、正しくせいとんファクスが稼働できました。

(29)

転送の設定

受信ファクスの転送設定

複合機で、受信したファクス文書をせいとんファクスへ転送する設定をします。 重要  複合機に[転送設定を使用]の項目がある場合は、必ず[ON]に設定してください。詳細は、複合 機の取扱説明書を参照してください。 メモ  複合機により一部操作手順が異なります。  せいとんファクス(#SeitonFAX ForwardFTP)への転送条件は複数登録しないでください。同じファ クスが複数回転送されてしまう場合があります。  [ナンバーディスプレイ設定]が[OFF]の例です。

1.

複合機にログインします 詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください

2.

(設定/登録)を押します

3.

[ファンクション設定]を押します

(30)

5.

[共通設定]を押します

6.

(31)

7.

[受信手段]から[ファクス:回線共通]を選択し、[登録]を押します メモ  複数回線を利用している場合は、せいとんファクスへ転送する回線のみを登録してください。すべ ての回線をせいとんファクスに転送する場合は、回線共通を選択してください。  せいとんファクス(#SeitonFAX ForwardFTP)への転送条件は複数登録しないでください。同じファ クスが複数回転送されてしまう場合があります。

(32)

8.

[転送条件名]を押します

9.

任意の転送条件名を入力し、[OK]を押します

(33)

10.

[転送先]を押し、[アドレス帳]を押します

11.

(34)

メモ

 一部の複合機には、管理者用宛先表はありません。その場合は、直接宛先表 8 から選択してくださ い。

12.

(35)

13.

[受信ファイルの保存/プリント]を選択します すべて紙出力する例です。 紙出力の用途に応じて複合機で行う設定が異なります。 以下の表から適した出力タイプを確認し、出力タイプに応じた設定をしてください。 タイプ 受信ファイルの保存/プリント 紙出力しない OFF すべて紙出力する ON

(36)

14.

転送する文書のファイル形式を設定します 転送する文書のファイル形式は以下のいずれかから選択します。 [TIFF]: TIFF 形式で送信されます。 [PDF]: PDF 形式で送信されます。さらに、[OCR(文字認識)]、[Reader Extensions]、[電子署 名をつける]、[PDF/A 準拠にする]を選択できます。電子署名をつける場合は、[機器署 名]と[タイムスタンプ]を選択できます。 [XPS]: XPS 形式で送信されます。さらに、[OCR(文字認識)]、[機器署名をつける]を選択できま す。電子署名をつける場合は、[機器署名]と[タイムスタンプ]を選択できます。 メモ  本書では、転送する文書のファイル形式を[PDF]として説明しています。  必要に応じて、[転送終了通知]を設定してください。  複合機のオプションにより、一部表示が異なります。[ページごとに分割]を設定している場合、 複数ページのファクス文書はページごとに分割して保存され、ファイル末尾に連番(例:_1)が付

(37)

15.

[OK]を押します

16.

(38)

転送エラージョブの処理設定

複合機からせいとんファクスへの転送に失敗したジョブの処理方法を設定します。転送エラーになったジョ ブをプリントするために、[転送エラージョブの処理]は必ず[常にプリント]に設定してください。 重要  せいとんファクスは、各転送先への転送エラー(1 か所目/2 か所目)、および、紙出 力のエラーを合わせて 1000 ジョブ、または 100MB まで保持できます。上記を超えて エラーが発生した場合、複合機からせいとんファクスへの転送エラーとなり、ここで 指定した処理が行われます。 メモ  複合機により一部操作手順が異なります。  imagePASS、ColorPASS、および、imagePRESS Server 製品には対応していません。

1.

複合機にログインします 詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください。

2.

(設定/登録)を押します

3.

[ファンクション設定]を押します

4.

(39)

5.

[共通設定]を押します

6.

(40)

7.

[常にプリント]を選択し、[OK]を押します 重要  必ず[常にプリント]を選択してください。転送エラーが発生した場合でも、エラーとなったファ クスがプリントされるため、確認することができます。 メモ  [保存/プリント]を選択した場合は、システムボックスの容量に注意してください。システムボッ クスの空き容量がない場合、受信ファクスは保存されずにプリントされます。 これで、転送エラージョブの処理設定ができました。

(41)

市外局番の登録

せいとんファクスを開始すると、複合機のアドレス帳に市外局番を登録するための宛先情報が自動的に登録 されます。せいとんファクスを使用する前に、お客様の市外局番を登録する必要があります。ここでは、自 局ファクス番号の市外局番を登録する方法を説明します。 メモ  複合機のアドレス帳に登録するファクス番号は、市外局番を含めて登録してください。

1.

(設定/登録)を押します

2.

[宛先設定]を押します

(42)

3.

[宛先の登録]を押します

4.

(43)

5.

[ホスト名]を押します

6.

自局の市外局番を入力し、[OK]を押します

(44)

重要  数値以外は入力しないください。 メモ  2~5 桁で入力してください。

7.

[OK]を押します これで、市外局番の登録ができました。

(45)

第 3 章 転送先を準備する

ここでは、受信したファクス文書を格納するための、転送先を準備する方法を説明します。 以下の 2 つの作業を行ってください。2 か所に転送する場合は、それぞれ準備する必要があります。  転送先のフォルダーの準備  転送先情報を設定する宛先情報の修正

転送先と宛先情報について

せいとんファクスは、インストール時にアドレス帳に登録された宛先情報を利用して、受信したファクス文 書を転送先に転送します。使用する宛先情報は、転送先や、その転送先が 1 か所目か 2 か所目かにより異な ります。それぞれの転送先に対応する宛先情報は次のとおりです。 転送先の宛先情報 せいとんファクスの 設定 ファイルサーバー アドバンスドボックス HOME-BOX2

1 か所目 #SeitonFAX SMB ※1 #SeitonFAX ADV-BOX #SeitonFAX HOME [転送設定] 2 か所目 ##Sub SeitonFAX SMB ##Sub SeitonFAX ADV-BOX ##Sub SeitonFAX HOME [サブの転送設定] ※1: CSV ファイルのアドレス帳を使用する場合、作成した CSV ファイルを 1 か所目のファイルサーバーの転送先フォル ダー直下に配置する必要があります。詳細は、「CSV ファイルのアドレス帳を使用する」(P.129)を参照してくだ さい。 各転送先の設定方法は、以下を参照してください。  ファイルサーバーの場合(P.35)  アドバンスドボックスの場合(P.48)  HOME-BOX2 の場合(P.64)

(46)

ファイルサーバーの場合

ファイルサーバーを転送先に設定する方法を説明します。1 か所目の転送か 2 か所目の転送かによって使用 する宛先情報が異なります。あらかじめ「転送先と宛先情報について」(P.34)をよくお読みください。

転送先フォルダーを準備する(ファイルサーバー)

ファクス文書の転送先としてファイルサーバーを使用する場合、事前にコンピューターでファイルサーバー を使用できるように設定を行う必要があります。 複合機のアドレス帳ではなく、CSV ファイルのアドレス帳を使用してファイル名の作成やフォルダーの振り 分けを行う場合は、CSV ファイルのアドレス帳を作成し、作成した CSV ファイルを 1 か所目のファイルサー バーの転送先フォルダー直下に配置する必要があります。詳細は、「CSV ファイルのアドレス帳を使用する」 (P.129)を参照してください。 メモ  共有フォルダーの設定は、お使いのネットワーク環境の管理者と相談して設定することをおすすめ します。  Windows には、アクセスできるユーザー数またはクライアント数に制限があります。このユーザー 数またはクライアント数を超えた場合、共有フォルダーへデータを送信できません。制限について は、お使いのネットワーク環境の管理者に確認してください。 ファクス文書の転送がエラーとなった場合は「エラーとなった受信ファクスを処理する」(P.173) を参照してください。  手順中の画面や項目名は、Windows 7 のものです。お使いの OS の種類によっては、項目名などが異 なることがあります。  転送先のコンピューターのファイルとプリンターの共有、および、ネットワーク探索を有効にして ください。(Windows 7 での例になります)

(47)

ユーザーアカウントを作成する

作成する共有フォルダーにアクセスするために、OS にユーザー名とパスワードを作成します。 重要  作成するユーザーアカウントには、共有フォルダーへのフルコントロールのアクセス 権が必要です。ここでは、ローカルユーザーの作成を前提に説明します。Active Directory 環境におけるユーザーアカウントの作成や権限の割り当てについては、 Windows の取扱説明書を参照してください。

1.

[スタート]→[コンピューター]を右クリックして[管理]をクリックします

2.

[コンピューターの管理]画面で、[コンピューターの管理]→[システムツール]→[ロー カルユーザーとグループ]→[ユーザー]をクリックします

(48)

3.

[ユーザー] フォルダーを右クリックし、[新しいユーザー]をクリックします

4.

[ユーザー名]、[パスワード]、[パスワードの確認]を入力し、[パスワードを無期限に する]のみチェックを付けて[作成]をクリックします

(49)

メモ  ユーザー名は半角 20 文字(全角 10 文字)以内、パスワードは半角 14 文字以内で設定します。  今回の例では、[パスワードを無期限にする]にチェックをしています。お客様の運用に合わせて、 設定してください。

5.

[新しいユーザー]画面で[閉じる]をクリック→[コンピューターの管理]画面で[ファイ ル]→[終了]をクリックします 新しいユーザーが作成されました。せいとんファクスから共有フォルダーにアクセスする場合は、このユー ザー名とパスワードを使用します。 これで、ユーザーアカウントの作成ができました。

共有フォルダーを作成する

せいとんファクスから送られるファクスデータを格納する共有フォルダーを作成します。 この例では、C ドライブの直下に、「受信ファクス」 というフォルダーを作成し共有設定します。 重要  ファクスデータ保存時のパス長は、フォルダー名とファイル名を合わせて半角 260 文 字を超えた場合、保存されません。最大パス長は、半角 150~200 文字程度にすること をおすすめします。  フォルダー名、ファイル名の先頭と末尾には、半角ピリオドと半角スペースは使用で きません。

1.

[スタート]→[コンピューター]→C ドライブをダブルクリックします

(50)

2.

[新しいフォルダー]をクリックし、フォルダー名に「受信ファクス」を入力します

3.

(51)

4.

「転送先フォルダーを準備する(ファイルサーバー)」(P.35)で作成したユーザー名を入力し、 [アクセス許可のレベル]を[読み取り/書き込み]にして[共有]をクリックします メモ  ここで設定すると、該当のユーザーがフルコントロールでアクセスできる設定となります。別途、 変更する場合は、フォルダーのプロパティーの[共有]タブ、および[セキュリティ]タブの両方 でフルコントロールの権限が付与されるように設定してください。

5.

[終了]をクリックします これで共有フォルダーの作成ができました。

(52)

転送先の宛先情報を修正する(ファイルサーバー)

せいとんファクスを開始すると、複合機のアドレス帳に転送先の宛先情報が自動的に登録されます。せいと んファクスを使用する前に、登録された転送先の宛先情報を修正する必要があります。1 か所目/2 か所目 では使用する宛先情報が異なります。 ここでは、複合機でファイルサーバーを転送先に設定する場合の転送先の宛先情報を修正する方法を説明し ます。 重要  あらかじめ共有フォルダーを用意してください。詳細は「転送先フォルダーを準備す る(ファイルサーバー)」(P.35)を参照してください。 メモ  複合機により一部操作手順が異なります。  別の複合機に移行して同環境で使用する場合や、使用している複合機を初期化する場合は、設定の インポート、複合機のアドレス帳の移行をそれぞれ行ってください。 設定情報の移行については「設定情報のエクスポートとインポート」(P.217)、複合機のアドレス 帳の移行については複合機の取扱説明書を参照してください。  複合機のアドレス帳に登録されている転送先の宛先情報の修正は、リモート UI からも行えます。

1.

(設定/登録)を押します

2.

[宛先設定]を押します

(53)

3.

[宛先の登録]を押します

4.

(54)

5.

転送先の宛先情報を選択し、[詳細/編集]を押します 転送先の宛先情報は、転送先が 1 か所目か 2 か所目に応じて、以下から選んでください。 ファイルサーバーの場合: 転送先 せいとんファクスの設定 転送先の宛先情報 1 か所目 [転送設定] #SeitonFAX SMB 2 か所目 [サブの転送設定] ##Sub SeitonFAX SMB 宛先情報の詳細は「転送先と宛先情報について」(P.34)を参照してください。

(55)

6.

[ユーザー名]と[パスワード]を入力します

「転送先フォルダーを準備する(ファイルサーバー)」(P.35)で設定したユーザー名とパスワードを入力 してください。

(56)

7.

[ホスト検索]を押します メモ  ホスト検索での設定やそれぞれ設定項目(フォルダーへのパスなど)を個別に編集して設定するこ ともできます。参照やホスト検索で設定した場合、[フォルダーへのパス]が空になるため、必要 に応じて編集してください。詳細は、複合機の取扱説明書を参照してください。

(57)

8.

[ホスト名]を入力し、[検索開始]を押します

メモ

 事前に準備した転送先のコンピューター名もしくは IP アドレスを入力してください。詳細は、「転 送先フォルダーを準備する(ファイルサーバー)」(P.35)を参照してください。

(58)

9.

ホストとフォルダーを選択し、[OK]を押します

10.

(59)

アドバンスドボックスの場合

アドバンスドボックスを転送先に設定する方法を説明します。1 か所目の転送か 2 か所目の転送かによって 使用する宛先情報が異なります。あらかじめ「転送先と宛先情報について」(P.34)をよくお読みください。 メモ  複合機により一部操作手順が異なります。  別の複合機に移行して同環境で使用する場合や使用している複合機を初期化する場合は、設定のイ ンポート、複合機のアドレス帳の移行をそれぞれ行ってください。 設定情報の移行については「設定情報のエクスポートとインポート」(P.217)、アドレス帳の移行 については複合機の取扱説明書を参照してください。

転送先フォルダーを準備する(アドバンスドボックス)

ファクス文書の転送先としてアドバンスドボックスを使用する場合、事前に複合機でアドバンスドボックス を使用できるように設定を行う必要があります。ここでは、例としてアドバンスドボックスの「share¥folder」 直下に、「受信ファクス」フォルダーを作成して設定を行います。アドバンスドボックスのフォルダーの作 成方法については、複合機の取扱説明書を参照してください。 重要  ファクスデータ保存時のパス長は、フォルダー名とファイル名を合わせて半角 255 文 字を超えた場合、保存がされません。最大パス長は、半角 150~200 文字程度にするこ とをおすすめします。  アドバンスドボックスの 1 階層のフォルダーとファイル数の合計には上限がありま す。保存先の階層設定を受信日などに設定し、上限を超えないように運用してくださ い。アドバンスドボックスについての詳細は、複合機の取扱説明書を参照してくださ い。  CSV ファイルのアドレス帳を使用する場合、アドバンスドボックスを 1 か所目の転送

(60)

メモ  複合機によりアドバンスドボックスに対応していない場合があります。複合機のアドバンスドボッ クスのサポート情報については 複合機の取扱説明書を参照してください。

SMB の設定

アドバンスドボックスを SMB サーバーとしてネットワーク上に公開する設定をします。また公開したアドバ ンスドボックスを使用するユーザーを認証管理する設定も行います。 重要  SMB 認証の認証タイプは、NTLMv2 認証のみ使用できます。必ず<SMB サーバー設定> 画面の[SMB 認証を使用]を[ON]にしてください。詳細は、複合機の取扱説明書を 参照してください。 メモ  複合機により一部操作手順が異なります。

1.

複合機にログインします 詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください

2.

[環境設定]を押します

3.

[ネットワーク]を押します

(61)

5.

[SMB サーバー設定]を押します

6.

(62)

[接続には SMB 署名が必要]: SMB サーバーへ接続時、SMB パケット署名を要求するように設定するに は、[ON]を押します。 [SMB 認証を使用]: アドバンスドボックスのユーザー情報を使って、ユーザー認証をします。 ユーザー認証を行う場合は、[ON]を押します。 [認証タイプ]: [NTLMv2]を選択してください。 せいとんファクスは、NTLMv2 認証のみ使用することができます。 重要  設定変更は[設定の反映]を押す、または複合機の再起動後、有効になります。 これで、SMB の設定ができました。

アドバンスドボックスを SMB サーバーとして公開

アドバンスドボックスを、SMB サーバーとしてネットワーク上に公開する設定をします。また、公開したア ドバンスドボックスの認証管理を有効にします。認証管理を使用すると、複合機に登録されたユーザーのみ、 アドバンスドボックスを使用できます。

1.

複合機にログインします 詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください。

2.

[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[アドバンスドボックス設定]→[アドバ メモ  SMB 認証を設定する場合は、アドバンスドボックスを使用するユーザーの認証管理も行ってくださ い。

(63)

3.

[SMB で公開]を選択し、[次へ]を押します 重要  外部公開設定は[SMB で公開]を選択してください。それ以外の設定を行うとせいとんファクスを 正常に使用できません。

(64)

4.

以下の設定を行い、[次へ]を押します 認証管理:[ON] 個人スペースの作成を許可:任意 外部からの書込禁止:[OFF] 保存許可ファイル形式:[すべて] [認証管理]: [ON]を選択してください。 複合機で認証したユーザーでアドバンスドボックスに接続します。 [外部からの書込禁止]: [OFF]を選択してください。 それ以外の設定を行うとせいとんファクスを正常に使用できません。 [保存許可ファイル形式]: [すべて]を選択してください。 それ以外の設定を行うとせいとんファクスを正常に使用できません。

(65)

5.

[NTLMv2]を選択し、[次へ]を押します

[認証タイプ]: [NTLMv2]を選択してください。

(66)

6.

[OK]を押します 重要  設定変更は[設定の反映]を押す、または複合機の再起動後、有効になります。 これで、アドバンスドボックスを SMB サーバーとして公開できました。

ユーザー情報の登録

アドバンスドボックスを使用するユーザーを認証するために、ユーザー情報を複合機に登録します。 メモ  一部の複合機では、[アドバンスドボックスのユーザー管理]からユーザー情報を登録してくださ い。

1.

(67)

2.

[管理設定]→[ユーザー管理]→[認証管理]→[認証ユーザーの登録/編集]を押します

3.

[登録]を押します

4.

[ユーザー名]と[パスワード]を入力し、[OK]を押します これで、ユーザー情報の登録ができました。

(68)

転送先の宛先情報を修正する(アドバンスドボックス)

せいとんファクスを開始すると、複合機のアドレス帳に転送先の宛先情報が自動的に登録されます。せいと んファクスを使用する前に登録された転送先の宛先情報を修正する必要があります。1 か所目/2 か所目で は使用する宛先情報が異なります。 ここでは、アドバンスドボックスを転送先に設定する場合の転送先の宛先情報を修正する方法を説明します。 重要  [ホスト名]項目の「localhost」は、変更しないでください。 メモ  あらかじめアドバンスドボックスの設定を行ってください。  複合機のアドレス帳に登録されている転送先の宛先情報の修正は、リモート UI からも行えます。

1.

(設定/登録)を押します

2.

[宛先設定]を押します

(69)

3.

[宛先の登録]を押します

4.

(70)

転送先の宛先情報は、転送先が 1 か所目か 2 か所目に応じて、以下から選んでください。 アドバンスドボックスの場合:

転送先 せいとんファクスの設定 転送先の宛先情報 1 か所目 [転送設定] #SeitonFAX ADV-BOX 2 か所目 [サブの転送設定] ##Sub SeitonFAX ADV-BOX

宛先情報の詳細は「転送先と宛先情報について」(P.34)を参照してください。

5.

[フォルダーへのパス]を押します

(71)

6.

フォルダーへのパスを入力し、[OK]を押します

7.

(72)

メモ  あらかじめアドバンスドボックスのユーザー情報の登録を行う必要があります。アドバンスドボッ クスのユーザー情報の登録については「転送先フォルダーを準備する(アドバンスドボックス)」 (P.48)を参照してください。

8.

ユーザー名を入力し、[OK]を押します

(73)

9.

[パスワード]を押します

10.

(74)

11.

手順 10 で入力したパスワードを入力し、[OK]を押します

12.

(75)

HOME-BOX2 の場合

HOME-BOX2 を転送先に設定する方法を説明します。1 か所目の転送か 2 か所目の転送かによって使用する 宛先情報が異なります。あらかじめ「転送先と宛先情報について」(P.34)をよくお読みください。

転送先フォルダーを準備する(HOME-BOX2)

せいとんファクスから送られてくるファクス文書の転送先として HOME-BOX2 を使用する場合、事前に HOME-BOX2 を使用できるように設定を行う必要があります。 HOME-BOX2 には、ファクス受信用に「docs/Canon/FAX」のフォルダーがあらかじめ用意されています。 せいとんファクスは、このフォルダーを[フォルダーへのパス]の初期値に設定しています。 上記以外のフォルダーに転送する場合は、転送先フォルダーを用意してください。 重要  CSV ファイルのアドレス帳を使用する場合、HOME-BOX2 を 1 か所目の転送先に設定 できません。HOME-BOX2 は 2 か所目の転送先に設定する必要があります。詳細は、 「CSV ファイルのアドレス帳を使用する」(P.129)を参照してください。 メモ

 HOME-BOX2 へアクセスするには、WebDAV で接続する準備を行ってください。詳細は、HOME-BOX2 の取扱説明書を参照してください。  インターネット回線設定や回線速度については、お使いのネットワーク環境の管理者に確認してく ださい。

転送先の宛先情報を修正する(HOME-BOX2)

せいとんファクスを開始すると、複合機のアドレス帳に転送先の宛先情報が自動的に登録されます。せいと んファクスを使用する前に、登録された転送先の宛先情報を修正する必要があります。1 か所目/2 か所目 では使用する宛先情報が異なります。

(76)

重要  せいとんファクスで使用する HOME-BOX2 の転送先の宛先情報は、複合機の[転送設 定]や[スキャンして送信]などで使用する宛先情報と異なります。 メモ  複合機により一部操作手順が異なります。  あらかじめ「HOME-BOX2 ライセンス証書」をお手元に用意してください。「ライセンス No.」と、 「初期管理者パスワード」が必要になります。  別の複合機に移行して同環境で使用する場合や使用している複合機を初期化する場合は、設定のイ ンポート、複合機のアドレス帳の移行をそれぞれ行ってください。 設定情報の移行については「設定情報のエクスポートとインポート」(P.217)、複合機のアドレス 帳の移行については複合機の取扱説明書を参照してください。  複合機のアドレス帳に登録されている転送先の宛先情報の修正は、リモート UI からも行えます。  HOME-BOX2 にアクセスする際に、プロキシー経由の場合は、お使いのネットワーク環境の管理者に 確認してください。プロキシーは、基本認証(BASIC 認証)のみをサポートします。  HOME-BOX2 の詳細は、HOME-BOX2 の取扱説明書を参照してください。

1.

(設定/登録)を押します

2.

[宛先設定]を押します

(77)

3.

[宛先の登録]を押します

4.

(78)

転送先の宛先情報は、転送先が 1 か所目か 2 か所目に応じて、以下から選んでください。 HOME-BOX2 の場合:

転送先 せいとんファクスの設定 転送先の宛先情報 1 か所目 [転送設定] #SeitonFAX HOME 2 か所目 [サブの転送設定] #Sub SeitonFAX HOME

宛先情報の詳細は「転送先と宛先情報について」(P.34)を参照してください。

5.

[ホスト名]を押します 1 か所目に転送する場合の宛先情報の例です。 重要  [ユーザー名]の初期値は、「deviceuser」です。変更しないでください。

(79)

メモ  [フォルダーへのパス]の初期値は、「docs/Canon/FAX」です。「転送先フォルダーを準備する (HOME-BOX2)」(P.64)で用意したフォルダーがある場合は、「フォルダーへのパス」を押して 修正してください。

6.

使用する HOME-BOX2 の「ライセンス No.」を小文字で入力し、[OK]を押します メモ  HOME-BOX2 ライセンス証書に記載されている「ライセンス No.」を小文字で入力してください。

(80)

7.

[パスワード]を押します

8.

(81)

メモ

 HOME-BOX2 ライセンス証書に記載されている「初期管理者パスワード」を入力してください。

9.

再度パスワードの入力を求められるので、手順 8 で入力したパスワードを入力し、[OK]を押 します

(82)

10.

[OK]を押します 重要  複合機本体で行う受信ファクスの自動転送設定と異なり、[接続確認]から HOME-BOX2 への接続 確認はできません。必ず、せいとんファクスの<確認送信>画面から[送信開始]を押して確認し てください。 これで、転送先の宛先情報の修正ができました。

(83)

第 4 章 転送先を指定する

ここでは、「転送先を準備する」で用意したフォルダーに、せいとんファクスから転送するための設定を行 います。 設定する手順は、[標準モード]か[imageWARE Desktop 自動監視モード]、また、その転送設定が 1 か 所目か 2 か所目かによって異なります。 なお、2 か所目の設定は、1 か所目の設定後に行うことができます。 各設定方法は、以下を参照してください。  1 か所目の転送設定(標準モード)の場合(P.74)  1 か所目の転送設定(imageWARE Desktop 自動監視モード)の場合(P.87)  2 か所目の転送設定(標準モード)の場合(P.100)  2 か所目の転送設定(imageWARE Desktop 自動監視モード)の場合(P.114) メモ  CSV ファイルのアドレス帳を使用する場合、1 か所目はファイルサーバーに設定する必要がありま す。詳細は、「CSV ファイルのアドレス帳を使用する」(P.129)を参照してください。

モードの選択方法

せいとんファクスは、転送先を[標準モード]と[imageWARE Desktop 自動監視モード]のいずれかから 選択できます。それぞれで設定できる項目の違いは、以下のとおりです。 せいとんファクスの設定 振り分けできるフォルダー名 フォルダー階層 [標準モード] 登録名称、ファクス番号、受信日、 受信月、宛先表名称、回線名称 最大 3 階層 [imageWARE Desktop 自動監視モード] 受信月、受信日 最大 2 階層

(84)

[標準モード]は、Desktop を併用しない場合に選択します。Desktop を併用する場合でも、自動監視モー ドを使用しない場合は、このモードを選択してください。

[imageWARE Desktop 自動監視モード]は、Desktop で自動監視モードを使用する場合に選択します。詳 細は、「imageWARE Desktop 連携機能」(P.5)を参照してください。自動監視モードに対応していない Desktop で監視をする場合は、[標準モード]を選択し、[階層別に管理する]設定はしないで使用してください。

(85)

1 か所目の転送設定

標準モードで指定する(1 か所目)

せいとんファクスで、ファクス文書の 1 か所目の転送先を[標準モード]で設定します。ここでは、ファイ ルサーバーの「受信ファクス」フォルダーへの転送を例に説明します。アドバンスドボックスや HOME-BOX2 の場合でも操作は同様です。 各モードの違いは、「モードの選択方法」(P.72)を参照してください。

1.

複合機にログインします 詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください。

2.

を押しメインメニューに戻ります

(86)

3.

操作パネルの[せいとんファクス]を押します

4.

(87)

5.

[転送設定]を押します

6.

(88)

[標準モード]: 各転送先を選択する基本的なモードです。Desktop を併用しな い場合に選択します。Desktop を併用する場合でも、自動監視 モードを使用しない場合は、このモードを選択してください。 [imageWARE Desktop 自動監視モード]: Desktop で自動監視モードを使用する場合に選択します。詳細

は、自動監視モードに対応した Desktop の取扱説明書を参照 してください。 メモ  各モードの違いは、「モードの選択方法」(P.72)を参照してください。

7.

転送先の種類を選択し、[次へ]を押します 以下はファイルサーバーの例です。

(89)

8.

転送先設定が正しいことを確認し、[次へ]を押します

(90)

9.

ファイル名規則の設定画面で、ファイル名の規則と[区切りの種類]を選択し、[次へ]を押 します 今回の例ではハイフン(「登録名称」 - 「ファクス番号」 - 「受信日時」)を選択しています。 設定した内容が、例として「キヤノン-0312345678-20130128120000」と表示されます。 ファイル名は以下のいずれかを選択することができます。 登録名称: アドレス帳に登録された登録名称でファイルを作成 ファクス番号: 受信したファクス番号でファイルを作成 受信日時: ファクス受信した日時でファイルを作成 宛先表名称: アドレス帳に登録された宛先表名称でファイルを作成 回線名称: 自局の回線名称からファイルを作成

(91)

重要  「登録名称」は、転送先に使用できない文字が含まれる場合や送信元のファクス番号が 9 桁未満の 場合、フォルダー名やファイル名は「登録名称不明」となります。  「ファクス番号」は、送信元から非通知設定で送られた場合「電話番号不明」となります。  9 桁未満のファクス番号の場合、[紙出力しないファクス番号]のファクス番号は「_[紙出力しない] に指定されているファクス」フォルダーに格納されます。  「宛先表名称」は、転送先に使用できない文字列が含まれる場合、次のとおりに置き換えられます。 - 複合機のアドレス帳を使用している場合:デフォルトの宛先表名称(宛先表 1 など) - CSV ファイルのアドレス帳を使用している場合:「宛先表名称不明」  「回線名称」を使用する場合は、あらかじめ、複合機の回線設定の[ユーザー電話番号の登録]で ファクス番号を登録してください。その後、登録したファクス番号をアドレス帳に追加してくださ い。[ユーザー電話番号の登録]の詳細については、複合機の取扱説明書を参照してください。 [ユーザー電話番号の登録]を設定せずに文書を受信した場合、「ユーザー電話番号不正」が付与 されたフォルダー名やファイル名になります。また、アドレス帳にファクス番号を登録せずに文書 を受信すると、回線名称は受信した回線に設定されているユーザー電話番号が付与されます。  転送先で使用できない文字列などの詳細は、「転送先に使用できない文字の扱いについて」(P.236) を参照してください。「受信日時」は、いずれかの項目に必ず設定する必要があります。 メモ  ファイル名規則の 1 つ目の設定は必須です。2 つ目以降は設定しないこともできます。  区切りの種類は、ハイフン、アンダーバー、スペースから選択できます。  複合機のデフォルトの宛先表名称は、宛先表 1~10 です。  宛先が複合機のワンタッチに登録されていると、宛先表名称はワンタッチになります。  不要なファクスの出力設定から紙出力する際、プリントジョブ履歴と転送先のファイル名が異なっ てしまう場合があります。転送先のファイル名に、登録名称、宛先表名称、回線名称を使用する場 合、転送先で使用できない文字(「.」(ピリオド)など)は使用しないでください。  不要なファクスの出力設定から紙出力する際、転送先のファイル名が長いと、プリントジョブ履歴

参照

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