出力制限時の紙出力の流れと設定作業
せいとんファクスは、迷惑業者などから届く不要なファクスに対し、紙に出力しない設定をすることで、紙 の無駄な消費を防ぐことができます。
迷惑ファクスなど不要なファクスの紙出力を制限する場合、せいとんファクスの印刷機能を使用して出力し ます。複合機本体の印刷機能を使用して、受信したファクスをすべて紙出力する基本設定とは、紙出力の流 れが異なります。そのため、一部の設定内容が異なりますので注意してください。
メモ
複合機の印刷機能を使用するとファクスジョブとして扱われますが、せいとんファクスの印刷機能 を使用するとプリントジョブとして扱われます。
不要なファクスの出力を制限する手順は、以下のとおりです。
ここでは、「導入の流れ」(P.10)の基本設定を Step4 以降に、追加で設定する内容について説明します。
基本設定が完了していない場合は、Step4 までの設定を先に行ってください。
不要なファクスの出力設定 1. 受信ファクスの転送設定(不要なファクス対応)(P.144)
※受信ファクスの転送設定で[受信ファイルの保存/プリント]を OFF にしてください。
2. 強制留め置き印刷の紙出力を設定する(P.146)
3. 用紙サイズの拡大縮小設定(PDF のみ)をする(P.148)
4. 不要なファクスの出力を設定する(P.152)
5. 下記の任意の設定をする
- アドレス帳に未登録のファクスの紙出力を制限する(P.161)
- 特定の番号の紙出力を制限する(P.165)
受信ファクスの転送設定(不要なファクス対応)
ここでは、「受信ファクスの転送設定」(P.18)で設定した[受信ファイルの保存/プリント]を OFF にす る手順を説明します。OFF にすることで、転送時の複合機の印刷機能による出力を無効にします。
1.
複合機にログインします
詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください
2.
(設定/登録)を押します
3.
[ファンクション設定]を押します
4.
[受信/転送]を押します
5.
[共通設定]を押します
6.
[転送設定]を押します
7.
[せいとんファクス]を選択し、[詳細/編集]を押します メモ
「受信ファクスの転送設定」(P.18)で作成した[せいとんファクス]を選択します。[せいとん ファクス]が作成されていない場合は、「受信ファクスの転送設定」(P.18)を参照して設定して ください。
8.
[受信ファイルの保存/プリント]を[OFF]に設定し、[OK]を押します 重要
不要なファクスの出力を制限し、ファイル形式を PDF にする場合、以下が必要になります。
- 用紙サイズの拡大縮小設定(PDF のみ)(P.148)
- ダイレクトプリント拡張キット(PDF/XPS 用)※一部の複合機のみ
これで、受信ファクスの転送設定ができました。
強制留め置き印刷の紙出力を設定する
不要なファクスの出力制限を設定する場合、強制留め置き印刷を設定した複合機では、せいとんファクスか らの印刷も留め置かれます。
ここでは、せいとんファクスからの印刷が強制留め置きにならないための設定を行います。
重要
複合機で強制留め置き印刷の設定がされているときに、不要なファクスの出力設定を する場合は、留め置きの対象になります。必ず本設定を行ってください。
メモ
複合機の[受信ファイルの保存/プリント]設定を[ON]に設定して紙出力している場合は、留め置 き対象にはなりません。
強制留め置き印刷の詳細については、複合機の取扱説明書を参照してください。
1.
複合機にログインします
詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください
2.
(設定/登録)を押します
3.
[ファンクション設定]を押します
5.
[強制留め置き]を押します
6.
[登録]を押します
7.
任意の[条件名]を入力します
8.
[種類]に[ユーザー名]を選択し、[ユーザー名]に[System]を入力します
9.
[動作]に[プリントする]を選択します
10.
[OK]を押します 重要
設定変更は[設定の反映]を押す、または複合機の再起動後、有効になります。
これで、強制留め置き印刷に対応した紙出力の設定ができました。
用紙サイズの拡大縮小設定(PDF のみ)
不要なファクスの出力制限を設定し、転送する文書のファイル形式を PDF にする場合は、用紙サイズの拡大 縮小設定が必要になります。印刷やプレビュー時に適切に用紙サイズに収めるため
[用紙サイズに拡大/縮小]を[する]に設定してください。転送する文書のファイル形式は、「受信ファク スの転送設定(不要なファクス対応)」(P.144)を参照してください。
1.
(設定/登録)を押します
2.
[ファンクション設定]を押します
3.
[プリンター]を押します
4.
[プリンター設定]を押します
5.
[仕様設定]を押します
6.
[PDF]項目を押します
7.
[用紙サイズに拡大/縮小]項目を押します
8.
[する]を選択し、[OK]を押します
これで、用紙サイズの拡大縮小設定ができました。
不要なファクスの出力を設定する
せいとんファクスで、不要なファクスの出力設定を行います。
重要
[制限する(電子化して一部を紙に出力)]を選択した場合、以下の制限があります。
- 転送する文書が XPS 形式の場合、紙出力には対応していません。紙出力する場合は、
転送する文書のファイル形式を PDF または TIFF 形式に変更する必要があります。ファ イル形式の設定方法の詳細は「受信ファクスの転送設定」(P.18)を参照してくださ い。
転送する文書が PDF 形式の場合、紙出力するには以下が必要です。
- ダイレクトプリント拡張キット(PDF/XPS 用)が複合機に装着されている。
- [用紙サイズに拡大/縮小]を[する]に設定してください。[用紙サイズに拡大/
縮小]の設定手順については、「用紙サイズの拡大縮小設定(PDF のみ)」(P.148)
を参照してください。
ダイレクトプリント拡張キット(PDF/XPS 用)が装着されていない複合機の場合は、
転送する文書のファイル形式を[TIFF]に設定してください。転送する文書のファイ ル形式は、「受信ファクスの転送設定(不要なファクス対応)」(P.144)を参照して ください。
複合機で印刷を制限する設定はしないでください。詳細は、複合機の取扱説明書を参 照してください。
メモ
初期値は、[制限しない]に設定されています。
[制限する(電子化して一部を紙に出力)]を選択した場合、受信したファクス文書の内容は、複 合機の[プリンター設定]の[デフォルト用紙サイズ]に依存して拡大/縮小されます。(例:[デ フォルト用紙サイズ]が A4 設定で、ファクス文書が A3 の場合、A4 に縮小されます)
一部の複合機では、[コピー部数]で設定した部数分、紙出力されます。[コピー部数]は 1 部に 設定することを推奨します。詳細は、複合機の取扱説明書を参照してください。
1 か所目と 2 か所目両方の転送設定をしている場合は、両方に共通で適用されますが、紙に出力され るのは一部のみです。
識別情報の強制印字の設定はしないでください。詳細は、複合機の取扱説明書を参照してください。
1.
複合機にログインします
詳細については、「複合機にログインする」(P.184)を参照してください。
2.
を押しメインメニューに戻ります
3.
複合機パネルの[せいとんファクス]を押します
4.
[設定開始]を押します
5.
[不要なファクスの出力設定]を押します
6.
[制限する(電子化して一部を紙に出力)]を押します
メモ
不要なファクスの出力制限をしない場合は、[制限しない]を選択してください。
7.
内容を確認し、[OK]→[OK]を押します
重要
複合機の転送設定の[受信ファイルの保存/プリント]を[OFF]にしてください。詳細は「受信フ ァクスの転送設定(不要なファクス対応)」(P.144)を参照してください。
転送する文書が PDF 形式の場合、一部の複合機ではダイレクトプリント拡張キット(PDF/XPS 用)
が必要です。
8.
出力するトレイを選択します
メモ
出力先トレイを選択すると、[OK]を押すことができます。
複合機に排紙トレイが複数存在しない場合、<排紙先の設定>画面は表示されません。
出力先トレイは複合機で設定されている排紙トレイから選択できます。
排紙トレイは複合機の[排紙トレイの設定]を確認してください。詳細は、複合機の取扱説明書を 参照してください。
それぞれの回線ごとに出力先トレイを分けることはできません。
[プリンター用トレイ]を選択した場合、印刷されたファクス文書は、複合機の[排紙トレイの設 定]で「プリンター」に設定した排紙トレイに排紙されます。[排紙トレイの設定]の詳細は、複 合機の取扱説明書を参照してください。
排紙トレイの情報に変更がある場合、複合機の管理者にお問い合わせください。
9.
選択したトレイで出力されるか確認する場合は[確認プリント]を押します 今回の例では[トレイ A]を選択しています。