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4 重点施策 Ⅰ の検討に当たっての現状の整理 ⑴ 本市の健康づくり 介護予防等に関係するデータ ア関係データの整理 1 本市の平均寿命と健康寿命 図 1 本市の平均寿命は 男性 歳 女性 歳と 全国平均の男性 歳 女性 86.3 歳に比べて男女とも若干高くなって

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次期広島市高齢者施策推進プランの重点施策の検討について 1 次期計画期間の重点施策及び数値目標の検討 ○ 次期(第6期)計画は、地域包括ケアシステムの構築等を目指した介護保険法の改 正が行われること及び中長期的な視点に立った最初の計画策定ということを踏まえた ものにする必要がある。こうしたことから、前回の分科会において提出した資料の中 で、次期(第6期)の目標として『2025年を見据えた地域包括ケアシステムの基 盤づくり』を掲げたところである。 ○ この目標を達成するために、特に力を入れて取り組むべき施策を重点施策(案)と して明示するとともに、各施策に係る具体的な数値目標を設定し、目標の達成状況の 評価を行っていきたいと考えている。 2 重点施策(案) 項 目 重点施策の内容 重点施策Ⅰ 高齢者がいきいきと暮ら していくための健康づく りと介護予防の促進 比較的軽度の要支援・要介護認定者が多 い本市の現状を踏まえ、できる限り高齢 者が住み慣れた地域で自立した生活を送 れるよう、高齢者自らが、健康づくりと 介護予防の促進に取り組める環境づくり を進める。 重点施策Ⅱ 高齢者を見守り支え合う 地域づくり 本市の在宅高齢者のうち高齢者のみの世 帯は年々増加傾向にあり、今後も増え続 けることが見込まれることを踏まえ、共 助の精神で、高齢者を見守り、支え合う ことができる地域づくりの促進を図る。 重点施策Ⅲ 在宅医療・介護連携の推進 今後の 75 歳以上高齢者の増加を見据え て、介護が必要な状態になっても、高齢 者ができる限り在宅で暮らすことができ るよう医療と介護の連携の推進を図る。 3 重点施策等の検討スケジュール(案) 第2回(今回) 重点施策について(第1回) 重点施策Ⅰに関する審議 第3回 重点施策について(第2回) 重点施策Ⅱ・Ⅲに関する審議 第4回 重点施策に関するこれまでの議論の振り返りについて 等

資料3

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4 重点施策Ⅰの検討に当たっての現状の整理 ⑴ 本市の健康づくり・介護予防等に関係するデータ ア 関係データの整理 ① 本市の平均寿命と健康寿命 【図1】 ○ 本市の平均寿命は、男性 79.93 歳、女性 86.86 歳と、全国平均の男性 79.55 歳、女性 86.3 歳に比べて男女とも若干高くなっている。 ○ その一方で、本市の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることな く生活できる期間)は、男性 69.96 歳、女性 72.19 歳と、全国平均の男性 70.42 歳、女性 73.62 歳に比べて男女とも若干低くなっている。 【図1】 70.42 79.55 73.62 86.30 70.22 79.97 72.49 87.04 69.96 79.93 72.19 86.86 60 65 70 75 80 85 90 広島市 広島県 全国 女性 男性 女性 男性 女性 男性 ○ 本市の「平均寿命」は、全国平均に比べ若干長い。 ○ 一方、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」が 短いため、全国に比べ平均寿命と健康寿命の差は大きくなっている。 平均寿命 健康寿命 14.67年 9.97年 14.55年 9.75年 9.13年 12.68年

本市の平均寿命と健康寿命

年 日常生活が制限 される期間が全国 平均に比べ長い。 出典:元気じゃけんひろしま21 (第2次)を元に作成 13 出典:平成26 年度第 1 回高齢福祉専門分科会提出資料 【健康寿命とは】 健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこ とで、国民生活基礎調査において「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影 響がありますか」という質問に対して「ない」という主観的な回答をした者を日常生 活に制限がない者について、人口、死亡者数を基礎情報として、「健康寿命の算定プ ログラム」により算定したものである。

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② 要支援・要介護認定者の介護度別の構成比及び認定率等 【図2】、【図3】 ○ 本市の要支援・要介護認定者の介護度別の構成比及び認定率を全国と比較す ると、要支援1、要支援2、要介護1の認定者の割合が高くなっており、介護 度が軽度な方が多くなっている。 ○ 本市の要支援・要介護認定者の認定率は 19.6%となっており、全国と比較す ると 1.8 ポイント高くなっている。 ○ また、本市の第1号被保険者の※要介護度別認定率指数は、要介護4を除き全 国より高くなっている。 ※ 要介護度別認定率指数は、被保険者の要介護度別にみた認定率の比較に 用いる指数で、図3では、前期高齢者・後期高齢者の人口割合で補正し、 全国平均を 100 として比較している。 【図2】 17.3% 14.0% 15.2% 13.7% 19.9% 18.9% 16.2% 17.5% 12.0% 13.1% 9.7% 12.3% 9.7% 10.7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 広島市 全国 要介護5 要介護4 要介護3 要介護2 要介護1 要支援2 要支援1

要支援・要介護認定者の介護度別の構成比及び認定率

全国と比較す ると要介護1 までの介護度 が軽度な者が 多い。 ○ 本市の要支援・要介護認定者の介護度別の構成比及び認定率を、全国と比較すると、介護 度の軽度な方が多い。 14 出典:厚生労働省介護保険事業状況報告(暫定)平成25年9月分より本市作成 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 計 広島市 3.4% 3.0% 3.9% 3.2% 2.3% 1.9% 1.9% 19.6% 全国 2.5% 2.4% 3.4% 3.1% 2.3% 2.2% 1.9% 17.8% (参考) 認定率 出典:平成26 年度第 1 回高齢福祉専門分科会提出資料

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【図3】 ③ 本市の年齢階層別要支援・要介護認定率及び認知症出現率 【図4】、【図5】 ○ 本市の要支援・要介護認定率及び認知症出現率は、75 歳以上の年齢階層になる とその割合が高くなっている。なお、75 歳以上の年齢階層であっても要支援・要 介護度が比較的軽度な高齢者が多い。 【図4】 0 20 40 60 80 100 120 140 160 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 全国 広島県 広島市 第1号被保険者の要 介護度別にみた認定 率の比較である。 前期高齢者・後期高 齢者の人口割合で補 正し、全国平均を 100として比較して いる。 出典:介護政策評価支援システム(厚生労働省老健局) 平成25年9月分のデータより抽出

要介護度別認定率指数

○ 本市の第1号被保険者の要介護度別認定率指数は、要介護4を除き全国より高くなってい る。特に介護度の軽度な方について全国との差が大きい。 15 資料:広島市要介護認定者数(平成26年3月末現在) 3.1% 7.0% 16.8% 35.6% 65.7% 0 10 20 30 40 50 60 70 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳~ % 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 計 第1号被保険者 65~69歳 4 4 6 4 0 8 4 2 5 4 4 9 2 9 7 2 1 3 2 2 6 2 , 4 6 4 70~74歳 1 , 0 6 2 7 5 7 8 6 5 7 1 0 4 3 7 3 6 7 3 7 6 4 , 5 7 4 75~79歳 1 , 8 7 9 1 , 4 2 2 1 , 6 2 4 1 , 1 5 4 8 0 4 6 2 9 6 3 1 8 , 1 4 3 80~84歳 2 , 8 1 0 2 , 1 7 3 2 , 4 8 0 1 , 8 7 4 1 , 2 3 1 9 7 1 8 8 4 1 2 , 4 2 3 85歳以上 2 , 7 4 9 2 , 8 6 1 4 , 7 2 6 4 , 2 0 2 3 , 3 1 5 2 , 8 0 0 2 , 6 4 0 2 3 , 2 9 3 第2号被保険者 40~64歳 1 2 8 1 8 2 2 0 5 2 4 0 1 4 6 1 2 0 1 4 2 1 , 1 6 3 計 9 , 0 7 4 7 , 8 0 3 1 0 , 3 2 5 8 , 6 2 9 6 , 2 3 0 5 , 1 0 0 4 , 8 9 9 5 2 , 0 6 0

本市の年齢階層別要支援・要介護認定率

9 出典:平成26 年度第 1 回高齢福祉専門分科会提出資料

(5)

【図5】 ④ 介護・介助が必要となった主な原因 【図6】 平成 25 年度に本市が実施した「高齢者の生活実態と意識に関する調査(要介護等 認定者調査)」において、介護・介助が必要になった主な原因として、要支援者(有 効回答数 1,755 人)については、「骨折・転倒」が 24.6%と最も高く、「高齢による 衰弱」が 23.9%、「関節の病気(リウマチ等)」が 17.0%の順になっている。また、 要介護者(有効回答数 3,120 人)については、「認知症」が 32.0%と最も高く、「高 齢による衰弱」が 25.3%、「骨折・転倒」が 23.5%の順になっている。 【図6】 0.1% 1.4% 3.2% 8.2% 18.7% 45.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 40~64歳 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上 注:平成25年度は9月末現在の実績値

本市の年齢階層別認知症出現率

10 40~64歳 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上 合計 人口(人) 399,558 78,277 63,037 48,396 34,162 34,125 657,555 認知症の人の数(人) 546 1,060 1,988 3,951 6,377 15,426 29,348 出現率 0.1% 1.4% 3.2% 8.2% 18.7% 45.2% 4.5% 出典:広島市高齢福祉課作成資料 17.0 24.6 23.9 17.7 23.4 32.0 23.5 25.3 0 10 20 30 40 脳卒中(脳出血・脳梗塞等) 心臓病 がん(悪性新生物) 呼吸器の病気(肺気腫・肺炎等) 関節の病気(リウマチ等) 認知症(アルツハイマー病等) パーキンソン病 糖尿病 視覚・聴覚障害 骨折・転倒 脊髄損傷 高齢による衰弱 その他 不明 要支援者 要介護者 (%) 出典:高齢者の生活実態と意識に関する調査(要介護等認定者調査)

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⑤ 30 分以上健康のために歩く 70 歳以上の者の割合 【図7】 平成 23 年度に本市の健康づくり計画である「元気じゃけんひろしま21」の策定 に当たって実施した「市民健康づくり生活習慣調査」において、30 分以上健康のた めに歩く 70 歳以上の者の割合は、男性 57.9%、女性 47.9%(平成 23 年度実績)と なっており、平成 12 年度、平成 18 年度における同調査に比べ、減少している。 【図7】 ⑥ 高齢期の口腔機能の低下 【図8】 咀嚼・嚥下え ん げ等の口腔機能は、高齢者の栄養状態や運動機能、誤嚥性肺炎、主観的 な健康観と密接な関連性を有しているが、平成 25 年度に本市が実施した「高齢者の 生活実態と意識に関する調査(高齢者一般調査)」において、要支援・要介護認定を 受けていない回答者(有効回答数 6,484 人)のうち口腔機能が低下している者の割 合は、65 歳以上の全年齢階層の平均で 23.7%(5 人に 1 人以上)となっている。 【図8】

57.9

60.1

62.4

0 20 40 60 80 100 平成23年度 平成18年度 平成12年度

70歳以上男性

47.9

54.3

55.1

0 20 40 60 80 100 平成23年度 平成18年度 平成12年度 70歳以上女性 17.8 20.0 26.0 30.2 37.1 34.7 23.7 0 10 20 30 40 50 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85~89歳 90歳以上 平均

全体

(%) 出典:高齢者の生活実態と意識に関する調査(高齢者一般調査) (%) 出典:市民健康づくり生活習慣調査

(7)

イ 関係データの分析等 ・ 本市では、「平均寿命」は長いが「健康寿命」は短いこと、75 歳以上になると要支 援・要介護認定率及び認知症出現率が高くなること、要支援・要介護認定者の認定 率では軽度な方が多く 75 歳以上であっても要支援・要介護度が比較的軽度な方が多 いことを踏まえると、早い時期からの、かつ継続的な健康づくりと介護予防の促進 が重要である。 ・ 要支援・要介護状態になる主な原因として、「高齢による衰弱」や「骨折・転倒」 のほか、「脳卒中」、「認知症」が挙げられることから、生活習慣病予防に努め、高齢 化に伴う運動器機能や認知機能の低下を遅らせることが重要である。 ・ 高齢者が生活習慣病予防に努め、高齢化に伴う運動器機能や認知機能の低下を遅 らせ、健康を維持・増進していくためには、運動を行い、筋肉を鍛えることで、ロ コモティブシンドローム(運動器症候群)を予防することが重要である。 健康のために歩く者の割合を増加させるためには、楽しみながらウォーキングを 継続する仕組みづくりが必要であり、これまでもウォーキングマップの作成や自主 グループ化の促進、ウォーキング推進者の登録などを実施してきたが、30 分以上健 康のために歩く 70 歳以上の者の割合は、男性 57.9%、女性 47.9%(平成 23 年度実 績)となっており、平成 18 年度と比べると減少している。 ・ 歯と口の健康は、日常生活を営むために不可決な摂食や発音等に密接に関連する ものであり、その良否は生活の質の向上や健康寿命の延伸に大きく関係しているた め、口腔機能の低下予防に取り組むとともに、寝たきりの方等の口腔機能の維持・ 向上を図る必要がある。 しかしながら、本市調査(平成 25 年度)では、要支援・要介護認定を受けていな い回答者(有効回答数 6,484 人)のうち口腔機能が低下している者の割合は 23.7% (5 人に 1 人以上)となっている。 ⇒ 本市高齢者が抱えるこれらの課題の解決を図るためには、今後更に、市民が早い 時期からの、かつ継続的な健康づくりと介護予防に取り組むことができるようにす るための環境を整えていくことが急務である。 具体的には、運動器や認知機能、口腔機能の低下を遅らせるため、転倒予防や認 知症予防、口腔機能の維持・向上に関する取組に更に力を入れていかなければなら ない。

(8)

⑵ 本市における健康づくり・介護予防等に関係する主な取組 ア 40代からの健康づくりの促進 ① 健康に暮らせる環境づくりの促進 本市の健康づくり計画「元気じゃけんひろしま21(第2次)」を推進するため、 地域における健康ウォーキング推進者を登録する制度や健康ウォーキングを継続 して取り組んでいる人を認定する制度を実施することにより、健康に暮らせる環 境づくりの促進を図っている。 区 分 単 位 平成21 年度 実績 平成22 年度 実績 平成23 年度 実績 平成24 年度 実績 平成25 年度 実績 健康ウォーキング 推進者登録 登録数 356 人 399 人 409 人 430 人 315 人 健康ウォーキング 認定証交付 交付者数 1,446 人 1,662 人 1,768 人 1,814 人 1,847 人 ② 生活習慣病予防の取組の推進 ○ 市民が自らの健康づくりに主体的に取り組む環境を整備するため、生活習慣 病の現状、原因、予防方法に関する意識啓発と正しい知識の普及を行うととも に、栄養・運動・休養に関する各種健康づくり教室、健康ウォーキング大会等 を実施している。 ○ 各区スポーツセンターにおいて、食生活の指導と運動指導等を組み合わせた メタボリックシンドローム対策支援事業を実施している。 区 分 単 位 平成21 年度 実績 平成22 年度 実績 平成23 年度 実績 平成24 年度 実績 平成25 年度 実績 メタボリックシンド ローム対策支援事業 修了者数 48 人 62 人 54 人 24 人 57 人 イ 介護予防の促進 ① すべての高齢者を対象とした介護予防に関する知識の普及 ○ すべての高齢者を対象に、転倒予防や認知症予防などの介護予防に関する基 礎的な知識の普及を図るための健康教室の開催や、地域において介護予防活動 の自主グループ化の取組を促進している。 区 分 単 位 平成21 年度 実績 平成22 年度 実績 平成23 年度 実績 平成24 年度 実績 平成25 年度 実績 介護予防に関する 基礎的な知識の普及 のための教室 参加人数 13,056 人 14,967 人 14,103 人 11,713 人 14,489 人 自主グループ化の 支援 グループ数 97 グループ 106 グループ 109 グループ 111 グループ 119 グループ

(9)

○ 地域包括支援センターは、閉じこもりがちな高齢者等を対象に、公民館など 地域の身近な場所で介護予防のための体操等を行う教室を開催している。 区 分 単 位 平成21 年度 実績 平成22 年度 実績 平成23 年度 実績 平成24 年度 実績 平成25 年度 実績 介護予防のための 教室 開催回数 973 回 969 回 976 回 975 回 980 回 ② 要支援・要介護状態になる可能性が高い高齢者を対象とした介護予防対策の推進 ○ 地域包括支援センターにおいて、生活機能に関するチェックリストで、将来、 要支援・要介護状態になる可能性が高いと判定された高齢者のうち希望者に対 して、一人一人の生活状況等を踏まえて、介護予防支援計画(介護予防ケアプ ラン)を作成している。 ○ 要支援・要介護状態になる可能性が高いと判定された高齢者を対象として、 通所又は訪問により、生活機能の維持向上を目的とした各種の介護予防事業を 実施している。 区 分 単 位 平成21 年度 実績 平成22 年度 実績 平成23 年度 実績 平成24 年度 実績 平成25 年度 実績 生活機能維持向上 事業 参加実人数 723 人 1,007 人 1,080 人 1,411 人 2,159 人 いきいき活動支援 通所事業 参加実人数 289 人 207 人 270 人 199 人 213 人 いきいき活動支援 訪問事業 参加実人数 2 人 4 人 6 人 6 人 3 人 ウ 外出のきっかけとなる交流の促進 ○ 地域福祉の推進を図るため、地域の実情に応じた「ふれあい・いきいきサロン 設置推進事業」などの取組を通じ、高齢者同士・地域住民とのふれあいや交流の 場を提供します。 区 分 単 位 平成21 年度 実績 平成22 年度 実績 平成23 年度 実績 平成24 年度 実績 平成25 年度 実績 ふれあい・いきいき サロン設置推進事業 サロン数 805 847 848 880 913

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5 各施策に係る具体的な数値目標(案)の検討 ◎ 具体的な数値目標を設定するに当たっての視点 数値目標は、それが重点施策(案)に関連するものであることは当然であるが、評 価を行った結果として、本市の取組により数値の改善を促すことが可能であるものが 設定されるべきではないか。 具体的には、数値目標を設定する際の視点としては、以下のものが考えられるので はないか。 <重点施策(案)としての視点> 重点施策(案)に係る目標として設定する理由が明らかであること。具体的には、 数値目標の設定が、重点施策(案)の推進に大きく寄与すること。 <本市の目標としての視点> 設定した目標に対し本市が関与できること。 <数値目標としての視点> 数量的な把握が可能であること。 ◎ 重点施策Ⅰに係る数値目標の設定に当たっては、 ・ 本市の健康づくり計画「元気じゃけんひろしま21」の目標である「平均寿命の 増加分を上回る健康寿命の増加」 ・ 全国平均よりも高い本市の要支援・要介護認定の軽度な方の出現率の抑制 を目指して、運動器機能や認知機能、口腔機能の低下を遅らせるのに有効な、転倒予 防や認知症予防、口腔機能の維持・向上に関する項目を数値目標に設定したい。 ⇒【重点施策Ⅰ】に関して事務局が考える項目例等は以下のとおり(数値は今後設定) 項目例 設定理由 実現のための事業等 ① 30 分以上健康の ために歩く 70 歳 以 上 の 者 の 割 合 の増加 ○ 身体活動・運動は生活習慣病の予 防や治療、介護予防、生活リズムの 調整、疲労回復、ストレス解消など 生活の質の向上にも効果がある。 ○ 中でも、ウォーキングは時間や場 所を選ばず、どの世代でも取り組み やすい身近な運動であり、健康のた めに歩く者の割合を増やすことは、 ロコモティブシンドローム予防にも つながり、社会参加の促進にもつな がると考えられるため。 【継続】 以下の取組を引き続き実施 する。 ・シニア健康ウォーキング 教室 ・介護予防セミナー ・介護予防活動を行う自主 グループ支援 ・お達者ポイント事業 ・健康ウォーキング推進者 の活動支援 ・ウォーキング大会の開催

(11)

項目例 設定理由 実現のための事業等 ② ロ コ モ テ ィ ブ シ ンドローム(運動 器症候群)を認知 し て い る 者 の 割 合の増加 ○ 本市の調査結果では、介護・介助 が必要となった主な原因として、「骨 折・転倒」が多くなっている。 ○ 運動器の障害のため自立度が低下 し、介護が必要となる危険性の高い 状態を指すロコモティブシンドロー ム(運動器症候群)予防の重要性が 認知されれば、個々人の生活習慣の 改善が期待でき、運動器の健康が保 たれ、介護が必要となる者の割合の 減少にも資すると考えられるため。 【継続】 以下の取組を引き続き実施 する。 ・介護予防教室(ロコモテ ィブシンドローム予防教 室) ・シニア健康ウォーキング 教室 ・地域介護予防推進事業 (転倒予防教室) ③ 口 腔 機 能 低 下 者 の割合の減少 ○ 高齢期において、口腔機能を維 持・向上させることは、誤嚥性肺炎 の予防などのためにも重要であり、 健康づくりと介護予防の促進に資す るものと考えられるため。 【継続】 以下の取組を引き続き実施 する。 ・節目年齢歯科健診 ・歯周病予防普及啓発 ・介護予防教室(口腔機能 低下予防教室) ・生活機能維持向上事業 (通所口腔ケア) ④ 介護予防事業(二 次予防事業)の参 加人数 ○ 生活機能の低下により介護が必要 となる可能性の高い高齢者が二次予 防事業に参加すれば、要介護状態に なることを遅らせ、自立して生活で きる期間をできる限り長くすること ができるため、この参加者数の増加 に努めることが、高齢者が要介護状 態にならないようにするために効果 があるものと考えられるため。 【継続】 以下の取組を引き続き実施 する。 ・生活機能維持向上事業 ・いきいき活動支援通所事 業 ・いきいき活動支援訪問事 業 ⑤ 地 域 に 開 か れ た 住 民 運 営 の 介 護 予防拠点か所数 ○ 高齢者が歩いて通える場所に地域 に開かれた住民運営の介護予防拠点 の整備を進めていくことで、誰もが 介護予防に取り組むことのできる地 域づくりが促進されるものと考えら れるため。 【新規】 地域に開かれた住民運営の 介護予防拠点の整備促進に 向けた取組を実施する。

参照

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