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児童自立支援施設 ①第三者評価機関名 ②施設名等 大阪市立阿武山学園 田宮雄介 124名 大阪府 高槻市奈佐原956 072-696-0331 ③実施調査日 2014/12/1 2015/3/10 ④総評

第三者評価結果入力シート【児童自立支援施設】

NPO法人ニッポンアクティブライフクラブ 名 称: 施設長氏名: 定 員: 種別 阿武山学園(以下、学園という)は、昭和35年設立、広大な敷地(約3万坪)には子どもが暮す7つの生活棟と本館等 や、学校と農作業用農地や山林を有する。平成23年からは大阪市教育委員会が所管する、小学校及び中学校分校を設 置し義務教育の場を擁している。 大阪府の北摂に位置し、大阪市立の児童自立支援施設である。園長の交代はあるが、専門職採用の職員に入れ替わ りは少なく、継続的に子どもの成長が見守られている。 運営は学園内職員間の合議と、大阪市こども青年局の方針と共にある。 理念「強気よりも、賢きよりも、まことなる人とならんと」が確立し、職員に浸透している。 創立以来、小舎夫婦制を継承し、共に暮らす教育、人間的で暖かな関係づくりを意図し、着実に実行されている。 職員の職業に対する意識が高く、子どもに対する「安心・安全を感じる住み心地の良い場所」支援のノウハウに戸惑い がない。寮長、寮母の温かみをベースとして子どもの成長を見守っていることが、子どもとの会話や、寮の雰囲気、ルー ル作り等、職員への質問に対する答えから読み取れた。 一方、従来のノウハウのみでは対応しきれない、新しい時代への対応が模索されている。 子どもの成育に欠かせない環境の変化に、親の生活環境の貧困、又多様化する社会環境の影響があり、児童心理士の 役割の重要性とその体制づくりや、職員の就業体制(勤務制)など現在の状況を整理し新たな取り組みの実現が望まれ る。 学園長を中心に、管理体制の見直しが着実に行われ、それに対する職員の理解度も高いが、現場での変化はなかな かむつかしい事と察する。しかし時代の変化に対応、かつ従来からの適切なノウハウを生かした上での、新しい時代への 体制づくりはこれからの大きな課題である。書類による連携、蓄積、分析をさらに進められたい。 所在地(市町村以下): 所在地(都道府県): T E L : 開始日 評価結果確定日 U R L :

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⑤第三者評価結果に対する施設のコメント 学園は、小舎夫婦制を営む児童自立支援施設として50数年、児童とともに歩んでいます。これまで多くの卒業生が当 事者として、実体験を伴った「評価者」となって学園を評価してきてくれたと考えております。平成24年度に第三者評価の 受審が義務付けられ、公式的に第三者から評価を受けることとなり、今回初めて受審しました。結果としてご指摘頂いた 点や、改善を求められる事項につきましては、真摯に受け止め、「気付き」として改善を図ってまいりたいと考えておりま す。 学園は、児童福祉法に定められた公的機関であり、常に市民をはじめてとした他者への説明を果たさなければなりませ ん。引き続き学園の全職員は、児童の自立支援に携わる者として、常に児童の立場を尊重し活動するとともに、施設職員 である前に一人の人間として自己の成長を図り、当たり前のことを当たり前に行います。それと同時に、専門家として児 童間や児童・職員間の関係を読み解き、「褒めること」「叱ること」は高度な専門技術であると自覚し、不退転の決意をもっ て責任を果たします。今後とも学園は、「開かれた施設」「高い専門性の持つ職員が要る施設」「児童から信頼される施 設」の追求する努力を惜しまない施設運営を図ってまいります。

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⑥第三者評価結果(別紙) (別紙)

第三者評価結果(児童自立支援施設)

1 支援

第三者 評価結果 ① 子どもを理解・尊重し、その思い・ニーズをくみ取りながら、子どもの発達 段階や課題に考慮した上で、子どもと職員との信頼関係の構築を目指してい る。 a ② 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営 みつつ、職員がモデルとなることで、子どもの協調性を養い、社会的ルール を尊重する気持ちを育てている。 a ③ 集団生活の安定性を確保しながら、施設全体が愛情と理解のある雰囲気に包 まれ、子どもが愛され大切にされていると感じられるような家庭的・福祉的 アプローチを行っている。 a ④ 発達段階に応じて食事、睡眠、排泄、服装、掃除等の基本的生活習慣や生活 技術が習得できるよう支援している。 a ⑤ 多くの生活体験を積む中で、子どもがその問題や事態の自主的な解決等を通 して、子どもの健全な自己の成長や問題解決能力を形成できるように支援し ている。 a ⑥ 子どもの行動上の問題を改善するために、自ら行った加害行為などと向き合 う取組を通して自身の加害性・被害性の改善や被害者への責任を果たす人間 性を形成できるように支援している。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点) (1)支援の基本 学園は小舎夫婦制を実施している。寮長・寮母として24時間子どものそばで暮し、一貫性のある指導を行っ ている。 入所アセスメント時より、一貫して同じ職員が見守る体制は、子どもの成育歴、家族関係からくる心の動揺 を的確に察知し、問題点を話し合うことが出来ている。職員と子ども間に寮の交換日記があり、子どもの気持 ちや、不満に即座に対応するとともに、学園内に置かれた2名の心理士と連携をとって解決を図っている。 子ども向けに、分かりやすくイラストを入れ、ルビが打たれた「学園のしおり」の冊子が作成されいる。そ の内容は学園で生活するにあたっての、寮内の日課、いつ退園できるのかまで詳細かつ丁寧に説明されてい る。 また「寮生活の決まりごと」の冊子には、学園生活の決まり事が日課、面会、帰宅時、日常生活、生活指導 に渡り示され、最後に「自分に自信が持てるチャンスと思って、学園生活を頑張ってください。必ず、将来の みな様の人生に役立つと信じています」としめられており、学園での職員と、子どもが一緒に暮らす意義が唱 えられている。職員は子どものがんばろうという気持ちを強く受け止めて支えている。 職員は「関係が教育をする」と考えている。褒めて自尊感情を高める目的を持ち、鉄人記録会(ランニン グ)を催している。また、女子のバレーボールは全員参加となっている。女子のマラソンを見学したが、各々 自分に合った目標を掲げ、応援するその場の全ての人が一つになる気運の高まる記録会であった。そして、男 子は野球部、卓球部、ランニング部があり、基本的な生活ができて、クラブに参加できるシステムになってお り、子どもは意義を感じクラブに打ち込んでいる。 寮舎での生活は「寮生活の決まりごと」に従った日常生活がある。子ども達が自主的に当番制の役割分担スケ ジュールを作っている。散髪は、男子月1回、女子2か月に1回となっており、入浴時間は毎日ある。子どもの 状況に合わせたスモールステップ(一人ひとりの能力に合わせた支援)支援を行っている。生活用品は学園が用 意しているが、娯楽費等は職員と共に買い物をし、小遣い帳をつけている。

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第三者 評価結果 ① 団らんの場として和やかな雰囲気の中で、食事をおいしく楽しく食べられる よう工夫し、子どもの嗜好や栄養管理にも十分な配慮を行っている。 a ② 子どもの生活時間にあわせた食事時間の設定を含め、子どもの発達段階に応 じた食習慣の習得など食育を適切に行っている。 a ③ 自立に向けた食育への支援を行っている。 b 第三者 評価結果 ① 衣服は清潔で、体に合い、季節に合ったものを提供し、衣習慣を習得できる よう支援している。 a 第三者 評価結果 ① 居室等施設全体が、子どもの居場所となるように、安全性、快適さ、あたた かさなどに配慮したものにしている。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点) (2)食生活 (3)衣生活 (4)住生活 意しているが、娯楽費等は職員と共に買い物をし、小遣い帳をつけている。 環境保全ボランティア活動「EM菌」活動や、摂津峡ゴミ拾いを実施し、運動会のポースター制作や、美術 作品の展示、音楽発表会を通じた情操教育もなされている。 場に応じて「子どもが本当に困るまで待つ」(底打ち体験)ことや、機が熟すまで待つという、失敗すること がダメなのではなく、問題を繰り返さないように考えさせる、ために積極的に待つと言う支援を組み入れてい る。 さらに、「社会的に受け入れられない行動や認知の修正」「非行一般のリスクを低減させること」「より良 い人間関係を築く為の技術の習得」を、大阪大学と協働体制のもと男女別3か月間、毎週1回、全12回グルー プワークを実施している。 又、性問題行動防止治療教育プログラムを実施している。

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第三者 評価結果 ① 発達段階に応じ、身体の健康(清潔、病気等)や安全について自己管理がで きるよう支援している。 a ② 医療機関と連携して一人一人の子どもに対する心身の健康を管理するととも に、異常がある場合は適切に対応している。 b 第三者 評価結果 ① 子どもの年齢、発達段階に応じて、異性を尊重し思いやりの心を育てるよ う、性についての正しい知識を得る機会を設けている。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点) 毎回の食事は、衛生的な環境を持つ厨房棟があり、各寮へは子どもたちが運ぶ。寮で温め直したり、手を加 えたり、また、みんなで作った農作物を料理したりして、食事をおいしく食べる工夫をしている。配膳・後片 付けは当番制で子ども達で分担している。 アレルギー食対応や、衛生管理、栄養摂取量等のマニュアルが完備され、各寮には食事献立表が張られてい る。献立表を見ながら明日の食事の事を話題にしている子どもの姿が見られ、楽しそうであった。職員が一緒 に食べ、マナーや食材の話題を提供し、正しい食習慣が身につくような働きかけをしている。一緒に作る日課 も取り入れられてているが、自立を目的にした食事支援プログラムを視野に入れた手法を加えられることも考 えられたい。 食事アンケートを取り、子どもの意見も取り入れる一方、2週間に1回の寮母会議では必ず食事にかかる事項 も議題に入れている。 自主管理の菓子ケースがあり、夕食後に持ち出して仲間が集まり並べ楽しんでいた。 衣料は学生服、体操服などは従来からの持ち物を利用し、足りない場合は学園で補完している。私服は「寮 生活の決まりごと」があるが、比較的自由であり、女子のカラフルな室内着姿が見られた。洗濯も当番制に なっており、清潔な衣類が提供されていた。 住居施設と共に、学園全体が子どもの居場所として捉えられ、気持ちよく迎える「おもてなし」の心を作る ように作業を通じて働きかけている。寮生活では、4人部屋を基本にベッド・机、ロッカーを個人所有にし安 心・安全な空間が用意されている。各寮には和室が設けられ、疾病時の静養等多目的に使われている。 TV、DVD、音楽プレイヤー、本等、個人の持ち物は「寮生活のきまりごと」に従って自由に持ち込みし ている。 (5) 健康と安全 (6) 性に関する教育

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第三者評 価結果 ① 子どもが暴力、不適応行動、無断外出などの行動上の問題を行った場合に は、関係のある子どもも含めて適切に対応している。 a ② 施設内の子ども間の暴力、いじめ、差別などが生じないよう施設全体に徹底 している。 a ③ 虐待を受けた子ども等、保護者からの強引な引き取りの可能性がある場合、 施設内で安全が確保されるよう努めている。 b 第三者評 価結果 ① 被虐待児など心理的ケアが必要な子どもに対して心理的な支援を行ってい る。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (8) 心理的ケア (7) 行動上の問題に対しての対応 小舎夫婦制のもと、寮長・寮母がそれぞれの子どもの特性を把握し学園生活を温かく見守り、日常生活の基 本的マナーや、整容、寝具・衣服の清潔保持など習慣として身につくよう共に生活をしながら教えている。 学園には看護師、学校には養護教員が配置され、疾病やけがに対する対応と教育をしている。学園所有の農 地、山林があり、マムシ、池等危険に対する注意を喚起しているが、感染症予防の対処の伝承やマニュアルの 備え付けも考慮されたい。 嘱託の医師(内科・精神科)がおり、定期的に健康診断を行い、子どもの健康状態を把握し、個人別に記 録・保存されている。 子どもの性問題行動については性問題行動防止治療教育プログラム(このゆび止まれ)を用意し、園長、児 童心理士、子ども、こども相談センター(児童相談所)、家庭等が関わるようになっている。月1回大学教授 によるスーパーバイズを受けている。問題のあった子供には、心理士がカウンセリングし、寮長・寮母と連携 した対応を進めている。 個別で行う性教育には、看護師と、心理士、寮母で機会をとらえて行っている。

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第三者 評価結果 ① 日常生活のあり方について、子ども自身が自分たちの課題として主体的に考 えるよう支援している。 a ② 子どもの発達段階に応じて、金銭の管理や使い方など経済観念や生活技術が 身につくよう支援している。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) 第三者 評価結果 基本的には寮単位で動くことが多いが、一人ひとりの子どもと意見交換し調整をしながら活動している。夕 食後の自由時間は短い時間であるが、本を読む、おしゃべりをするなど、リラックスした居住まいがある。 運動会の運営委員や、卒業文集の編集委員を募り自主性を重んじた活動となるように促している。 男子は全国の施設大会がある野球、女子全員のバレーボール、また全員参加型マラソン(鉄人記録会)があ るが、その他のクラブ卓球、英語研究会は自主参加型となっている。 買い物は2か月に一度、寮単位で寮長と一緒に出掛け、自分で選んだ品物を小遣いで購入し、小遣い帳に記 入している。 子どもの小遣いの管理は職員がしているが、小遣い帳から自分の小遣いは把握している。 児童養護施設に比べ学園での生活期間は短く、規則正しい日常生活に戻すことが優先される。そのため一定 の生活費を使う生活トレーニング実践までには至っていない。 (10)学習支援、進路支援、作業支援等 学園職員と、学校職員の部屋は同じところにあり、毎朝ミーティングでは各寮からの連絡報告を、昼のミー ティングでは学校職員から校内での生徒の現状報告がある。そのため寮長・寮母が受け止めるだけでなく、総 合的に学園全体で問題をとらえるシステムになっている。 担当職員は日ごろから、4人部屋で生活する子ども同士の関係性を考慮した部屋の組み合わせをし、また出 来る限り子どもと接する時間を取るように心がけている。 対応事例によっては、保護者、児童相談所のCW(ケースワーカー)等とも連携し、カウンセリングの実施を するなど、多方面から発生メカニズムを探り、情報を共有し対応している。 職員の研修は園内研修を年3回、近畿児童自立支援施設協議会や大阪市児童福祉連盟主催の研修会に参加 し、スキルや専門性の向上を図っている。 子どもにクールダウンが必要な時には柊寮(多目的寮)を活用し、対応マニュアルに沿って、組織的にかか わる仕組みがある。学園の基本方針に非暴力・脱暴力を掲げて児童相談所の一時保護所も活用し、他児童の安 全確保を第一に考えている。一つ一つの事例ごとの記録は発生から、対応、収拾まで、時系列にとられてい る。 心理士を常勤、非常勤1名づつ配置している。心理士は入所、退所時のカンファレンスを行い、寮長・寮母 との密な連絡体制が出来、個別事例や事例検討会に関わって連携が図られている。 保護者からの強引な引取りに対するマニュアル作りは今後の課題であるが、日頃より、児童相談所のCWと 連絡をし関係が築かれている。生活の場の安全か否かは、子どもの行動に大きな影響を及ぼすことを配慮し、 弱い立場の子どもを基準に考えた支援を心掛けている。 性行動のある子どもには性問題行動防止治療教育プログラムを適用し、児童相談所のCWや心理士とともに 連携を持ち毎月1回大学教授のスーパーバイザーを受けている。このプログラムが近年増加傾向にある心理的 支援が必要な子どもすべてに、カウンセリングが行き届くことを期待したい。 さらに 長年に亘り数多くの事例に対応をしてきた学園として、対応事例の収集データーを纏め分析し、豊 富な経験を基にマニュアル作成をされ、各委員会などでの貴重な資料として活用されるように期待する。 (9)主体性、自律性を尊重した日常生活

(8)

① 学習環境の整備を行い、個々の学力等に応じた学習支援を行っている。 a ② 「最善の利益」にかなった進路の自己決定ができるよう支援している。 a ③ 作業支援、職場実習や職場体験等の機会を通して、豊かな人間性や職業観の 育成に取り組んでいる。 b ④ 施設と学校との親密な連携のもとに子どもに対して学校教育を保障してい る。 a ⑤ スポーツ活動や文化活動を通して心身の育成を図るとともに、忍耐力、責任 感、協調性、達成感などを養うように支援している。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点) 第三者評 価結果 ① 措置変更又は受入れに当たり継続性に配慮した対応を行っている。 b ② 家庭引き取りに当たって、子どもが家庭で安定した生活が送ることができる よう家庭復帰後の支援を行っている。 b ③ 子どもが安定した社会生活や家庭生活を送ることができるよう、通信、訪 問、通所などにより、退所後の支援を行っている。 b (11) 継続性とアフターケア 大阪市教育委員会が所管する小学校及び中学校分校が設置されており、義務教育の保障がある。学校では英 数国は特に習熟度別少人数制授業を取り入れ「わかる授業」の実践をしている。 学園として「T2」(先生が2人、チームティチャー)制をとり、教職員が授業をする間、寮の職員が学習支 援職員になり教室の後ろに付いて、子どもの質問、困りごとに対応し分かる授業の補足をしている。寮内には 子ども一人ひとりに学習用机が設置され、自主勉強が出来るようになっている。 教員と寮長は昼のミーティングがあり、子どもの学校の様子を知ることができ、一人ひとりの能力に合わせ た学習支援を考えている。進路指導も教職員と寮長が本人と、親との話し合いを進め、高校中退や、不登校な どの相談も乗っている。 高校に行くことを目標にしている子が多くおり、漢字検定など資格試験も受けられている。 職場実習を社会性や自律性の向上を図る機会として捉えている。「職場実習要領」に従い生活態度がおおむ ね良好であり、自立段階から見て実習体験を積むことの効果が期待できる子どもを対象に職場体験をさせてい る。受け入れ先とは職場実習協力承諾書を交わし、学園職場実習協力事業所と位置付けている。 スポーツは女子はバレーボールを通して、男子は全国自立支援施設野球大会などにも出場する事を目標にし て、協調、協力、達成感を持たせる努力をしている。また全員参加のランニング「鉄人記録会」では自己記録 を取りながらタイムの更新を目標に努力する姿を見せてもらった。遅れて走る子どもの最後の1人まで、全員 で見守る姿や、自己タイムの更新を目指して走りこんでいる子どもの姿は真に迫るものがあった。文化部には 英語研究会がある。 その他観桜会、青葉ハイキング、盆踊り、紅葉ハイキング、寮単位の忘年会、芸術鑑賞会(分校主催)等、 多彩な行事が取り入れられている。

(9)

第三者評 価結果 ① 地域の子どもの通所による支援を行っている。 評価外 (特に評価が高い点、改善が求められる点)

2 家族への支援

第三者 評価結果 ① 児童相談所と連携し、子どもと家族との関係調整を図ったり、家族からの相 談に応じる体制づくりを行っている。 a ② 子どもと家族の関係づくりのために、面会、外出、一時帰宅などを積極的に 行っている。 a 第三者 評価結果 ① 親子関係の再構築等のために家族への支援に積極的に取り組んでいる。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (12) 通所による支援 (2) 家族に対する支援 性問題に係わる子どもの退所に当たっては、心理士がカンファレンスを行い、その結果を児童相談所のC W、寮長・寮母に報告している。場合により、親の同席も求めている。入所、学園での生活記録、退所記録が ある。寮長とより良い退園の支援方法を協議している。「家庭復帰後フォローアップシート」を用意し、退園 後の子どもが次のステップに進める支援をしている。 その他退園後家に帰れない子どもの中には、次の行き先が決まるまで入所を継続する方法も取っている。 退園後、一緒に過ごした寮長・寮母を慕って訪れる子どもがある。相談ごとにいつでも来てよい事を伝えて いるが、今後は児童自立支援事業の方針である子どもの退園後の支援を積極的に進めることを目指して、新し い支援の方法を考えられたい。 (1) 家族とのつながり

(10)

3 自立支援計画、記録

第三者 評価結果 ① 子どもの心身の状況や、生活状況を把握するため、手順を定めてアセスメン トを行い、アセスメントに基づき、子どもの個々の課題を具体的に明示して いる。 b ② アセスメントに基づいて子ども一人一人の自立支援計画を策定するための体 制を確立し、実際に機能させている。 b ③ 自立支援計画について、定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直し を行う手順を施設として定め、実施している。 b 第三者 評価結果 ① 子ども一人一人の支援の実施状況を適切に記録している。 b ② 子どもや保護者等に関する記録の管理について、規程を定めるなど管理体制 を確立し、適切に管理を行っている。 b ③ 子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取 組を行っている。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (1) アセスメントの実施と自立支援計画の策定 (2) 子どもの支援に関する適切な記録 入所後、心理士が一人ひとり時間をかけて面談もしくはカウンセリングをし、その結果を児童相談所のC W、寮長、寮母に報告している。場合により、親の同席も求め一緒に退所後の相談をしている。個人別ファイルで 入所、学園での生活記録、退所記録がある。 入所時の児童相談所の情報、1・2か月後のケースカンファレンス、状況に応じて行うカンファレンス、退所 時のカンファレンスと個人ファイルを作成している。 施設見学を受け入れ、家族との信頼関係を深めている。 子どもの事故、怪我、通院などの報告を保護者に連絡し密な関係がとられている。記録は寮日誌に記され、 ケースワーカーとの協議も実施している。 子ども達の様子と家族の関係を見極め、春休み、ゴールデンウイーク、夏休み、正月年5回の外泊期間を設 け積極的に帰宅訓練をさせている。外泊から帰宅時のアフターフォローとして寮長・寮母が面談している。 「家庭復帰支援フォローアップシート」を用い計画的に個別支援がされている。外泊帰宅後の子どもの表情に は特に配慮し、寮長・寮母が話を聞く時間を設けている。 児童相談所と協力して、一つでも多くのエコマップが出来るように取り組んでいる。 面会時には保護者と協議し子どもについて意見交換をしながら、信頼関係を結ぶことを大切にしている。 寮長・寮母を訪ねて、退所した子どもが家の様子や生活の様子を相談、雑談にくることもあり、ここにも小 舎夫婦制の良い特性が表れている。

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4 権利擁護

第三者 評価結果 ① 子どもを尊重した支援についての基本姿勢を明示し、施設内で共通の理解を 持つための取組を行っている。 a ② 社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して 理解し、日々の支援において実践している。 a ③ 子どもの発達段階に応じて、子ども自身の出生や生い立ち、家族の状況につ いて、子どもに適切に知らせている。 a ④ 特別プログラムなど子どもの行動などの制限については、子どもの安全の確 保等のために、他に取るべき方法がない場合であって子どもの最善の利益に なる場合にのみ、適切に実施している。 b ⑤ 子どものプライバシー保護に関する規程・マニュアル等を整備し、職員に周 知するための取組を行っている。 a ⑥ 子どもや保護者の思想や信教の自由を保障している。 a 第三者 評価結果 ① 子どもや保護者の意向を把握する具体的な仕組みを整備し、その結果を踏ま えて、支援内容の改善に向けた取組を行っている。 a ② 子ども自身が自分たちの生活全般について自主的に考える活動を推進し、施 設における生活改善や自立する力の伸長に向けて積極的に取り組んでいる。 a (2) 子どもの意向や主体性への配慮 (1) 子どもの尊重と最善の利益の考慮 「阿武山学園におけるソーシャルワークについて」に基づき、ソーシャルワークの定義、工程表、自立支援 標準プログラム、入所・中間・退所カンファレンス手順、アセスメント指標が決められ、組織的に進めるシス テムが作られている。 実施は寮長・寮母が行い、子どもとの話し合いは良好で支援目標や達成度など生活の中や、作業を通じて、 話をしている。記録は日々、業務日誌、寮日誌に詳細に書かれている。 「阿武山学園におけるソーシャルワークについて」に基づき自立支援標準プログラムを参照とし、子どもへ の支援は実行されているが、今後は個人別自立支援計画票を作り、書面でも支援の状況が確認できるシステム に移行されることが望ましい。

(12)

③ 施設が行う支援について事前に説明し、子どもが主体的に選択(自己決定) できるよう支援している。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点) 第三者 評価結果 ① 子どもや保護者等に対して、支援の内容を正しく理解できるような工夫を行 い、情報の提供を行っている。 a ② 入所時に、施設で定めた様式に基づき支援の内容や施設での約束ごとについ て子どもや保護者等にわかりやすく説明している。 a 第三者 評価結果 ① 子どもに対し、権利について正しく理解できるよう、わかりやすく説明して いる。 a 第三者 評価結果 ① 子どもが相談したり意見を述べたりしたい時に相談方法や相談相手を選択で きる環境を整備し、子どもに伝えるための取組を行っている。 a ② 苦情解決の仕組みを確立し、子どもや保護者等に周知する取組を行うととも に、苦情解決の仕組みを機能させている。 a ③ 子ども等からの意見や苦情等に対する対応マニュアルを整備し、迅速に対応 している。 a 第三者 評価結果 (4) 権利についての説明 「強きよりも、賢きよりも、まことなる人とならんと」を始めとする基本理念と「非暴力・脱暴力を徹底 し、児童が安心・安全・信頼を実感できる施設運営の実践」を始めとする基本方針を成文化し、職員に周知し ている。 児童自立支援計画(標準プログラム=指標)を作成し、児童自立支援活動に活かしている。 冊誌「阿武山学園におけるソーシャルワークについて」において、子どもの最善の利益を優先するソーシャ ルワークの工程を明文化し実践している。 子ども自身の出生や生い立ちについては、児童相談所と連携しライフストーリーワーク等を活用し、子ども の理解力に応じて説明方法を工夫している。 子どものプライバシー保護は大阪市の規定に基づき行っている。 子どもに冊誌「学園のしおり」「寮生活をはじめるにあたって」で学園が行う支援について事前に説明して いる。 寮における問題は、寮生が話し合い、寮担当職員は見守って解決する等、児童自身の選択・自己決定を支援 している。 児童自立支援計画(標準プログラム=指標)の改善等を引き続き行うことが望まれる。 (3) 入所時の説明等 (5) 子どもが意見や苦情を述べやすい環境 (6) 被措置児童等虐待対応

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① いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わない よう徹底している。 a ② 子どもに対する暴力、言葉による脅かし等の不適切なかかわりの防止と早期 発見に取り組んでいる。 b ③ 被措置児童等虐待の届出・通告に対する対応を整備し、迅速かつ誠実に対応 している。 a 第三者 評価結果 ① 様々な生活体験や多くの人たちとのふれあいを通して、他者への心づかいや 他者の立場に配慮する心が育まれるよう支援している。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点)

5 事故防止と安全対策

第三者 評価結果 ① 事故、感染症の発生時など緊急時の子どもの安全確保のために、組織として 体制を整備し、機能させている。 b ② 災害時に対する子どもの安全確保のための取組を行っている。 a ③ 子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し、要因分析と対応策の検討を 行い、子どもの安全確保のためにリスクを把握し対策を実施している。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (7) 他者の尊重 子どもには入所時に、冊子「学園のしおり」「寮生活をはじめるにあたって」を使い、分り易く説明してい る。 子どもが意見や苦情を述べ易い環境として、意見箱、苦情解決体制、寮長・寮母をはじめとする先生方に相 談するなどについて説明書類を提示して個々に説明している。 苦情対応は、責任者は園長、受付者は担当係長、第三者委員として元園長、弁護士2名で行っている。 「児童に肉体的苦痛を伴わせる行為は、指導の方法としては認められない」とする「被措置児童虐待防止」 の冊子や「阿武山学園における指導のあり方」の報告書を全職員に配布して、園内研修会等で周知するなど、 組織を挙げ、体罰からの決別を徹底的に図っている。 意見箱で出された子どもの意見には、園長が必ず回答しメッセージを伝えている。 子どもの問題行動には、「行動上の問題→クールダウン→言語化による共有→問題解決学習→自己認識支援 →相互理解→結果への対応→日常生活への復帰」のサイクルを確立している。 子どもたちは、地域の夏祭に参加するなど、ボランティアとして多くの人と触れ合っている。 過去の経験を活かすために、現場でのヒヤリハット事例や成功事例を検証し、改善に繋げていくことが望ま しい。

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6 関係機関連携・地域支援

第三者 評価結果 ① 施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし、児童相 談所など関係機関・団体の機能や連絡方法を体系的に明示し、その情報を職 員間で共有している。 a ② 児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い、定期的な連携の機会を確 保し、具体的な取組や事例検討を行っている。 a 第三者 評価結果 ① 子どもと地域との交流を大切にし、交流を広げるための地域への働きかけを 行っている。 c ② 施設が有する機能を地域に開放・提供する取組を積極的に行っている。 a ③ ボランティア受入れに対する基本姿勢を明確にし、受入れについての体制を 整備している。 b 第三者 評価結果 ① 地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行っている。 c ② 地域の福祉ニーズに基づき、施設の機能を活かして地域の子育てを支援する 事業や活動を行っている。 c (2) 地域との交流 (3) 地域支援 (1) 関係機関等との連携 学園長は、マニュアルや緊急時に対応するためのメーリングリストの作成、災害時等心得や対処について リーダーシップを発揮している。 子どもの施設外での行動には職員が同行している。 不審者の侵入については警察と協力し、パトロールを強化している。 大阪市防災計画に基づき、管理担当職員が法的な整備点検を行っている。 震災や火災の防災訓練は、消防署に依頼し、実施している。 万一の場合の安否確認はメーリングリストで行う体制が作られている。 危険物については、各寮で寮長・寮母が管理している。 少量危険物については、倉庫を設置し安全を確保している。 マニュアルの整備について、引き続き推進されたい。 開かれた施設であるところから、外部侵入者に対する対策についてさらに検討することが望ましい。

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(特に評価が高い点、改善が求められる点)

7 職員の資質向上

第三者 評価結果 ① 組織として職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示されている。 b ② 職員一人一人について、基本姿勢に沿った教育・研修計画が策定され計画に 基づいて具体的な取組が行われている。 b ③ 定期的に個別の教育・研修計画の評価・見直しを行い、次の研修計画に反映 させている。 b ④ スーパービジョンの体制を確立し、施設全体として職員一人一人の援助技術 の向上を支援している。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (特に評価が高い点) 関係機関との連携は、「関係機関一覧」が作成されていると共に、学園が「少年非行全般に対応可能となる センター機能」へと変容することを目標に、資料「学園の役割と各機関との連携」を作成し、中期計画・年度 計画に掲げている。 家庭裁判所、大阪府警本部、少年院等連絡会、少年非行総合対策協議会と連携している。 大阪市の施設が30km離れた高槻市にあり、児童が帰っていく地域と施設が属する地域に特に関連性が無いの で、地域との交流・支援は積極的に取り組んでいないが、要請があれば行える体制はある。 寮に住み込んでいる夫婦の職員が近隣地区の自治会役員として参加している。運動会、創立祭、卒業式等の 行事で地域の自治会を招待している。 子どもたちも、地域の夏祭りに参加し、クラブ活動については、地元中学と施設内で練習試合を行ってい る。 見学や実習を出来る限り受け入れ、施設設備(体育館、駐車場、グラウンド)を開放し、開かれた施設運営 を行っている。 (改善が求められる点) 昭和35年の開園時は市街地から離れた丘陵地であったのが、近年宅地化が進んでいることから地域の交流・ 支援にはさらなる工夫をすること望ましい。

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8 施設の運営

第三者 評価結果 ① 法人や施設の運営理念を明文化し、法人と施設の使命や役割が反映されてい る。 a ② 法人や施設の運営理念に基づき、適切な内容の基本方針が明文化されてい る。 a ③ 運営理念や基本方針を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取 組を行っている。 a ④ 運営理念や基本方針を子どもや保護者等に配布するとともに、十分な理解を 促すための取組を行っている。 a 第三者 評価結果 ① 施設の運営理念や基本方針の実現に向けた施設の中・長期計画が策定されて いる。 a ② 各年度の事業計画は、中・長期計画の内容を反映して策定されている。 b ③ 事業計画を、職員等の参画のもとで策定されるとともに、実施状況の把握や 評価・見直しが組織的に行われている。 a ④ 事業計画を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行って いる。 a (2) 中・長期的なビジョンと計画の策定 冊子「阿武山学園の概要」に職員研修方針と研修体系が明示されており、年度計画にも反映されている。 研修は、概ね5年未満の新任職員、5年以上の中堅職員、10年以上の次世代を担う職員と層別に計画され ている。 個人研修記録票が作成されている。 職員アンケートを実施し、園長メッセージと共に職員が共有している。 平成26年度より、公開寮・公開職員の取り組みとヒヤリハット・グッドハットの取り組みを始めて、施設全 体の支援の質の向上を目指している。 性問題行動防止治療教育プログラムでは外部の大学のスーパービジョンを月1回受けている。 職員が研修終了後に研修内容を発表する場を設け、共有化を図ると共に研修成果を評価・分析し、次の研修 計画に反映することなど更なる有効化を考慮されることが望ましい。 現在のところスーパービジョン体制は、十分には機能していないと思われるが、将来的に観察寮が設置され る際に、観察寮担当が各寮担当のスーパーバイズの役割を担えるような取組の検討が望まれる。 (1) 運営理念、基本方針の確立と周知

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⑤ 事業計画を子ども等に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を 行っている。 a (特に評価が高い点、改善が求められる点) 第三者 評価結果 ① 施設長は、自らの役割と責任を職員に対して明らかにし、専門性に裏打ちさ れた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮している。 a ② 施設長自ら、遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い、組織全 体をリードしている。 a ③ 施設長は、支援の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に十分な指導力 を発揮している。 a ④ 施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮し ている。 a 第三者 評価結果 ① 施設運営をとりまく環境を的確に把握するための取組を行っている。 a ② 運営状況を分析して課題を発見するとともに、改善に向けた取組を行ってい る。 b ③ 外部監査(外部の専門家による監査)を実施し、その結果に基づいた運営改 善が実施されている。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (特に評価が高い点) 基本理念と基本方針を明文化し、職員に周知徹底している。そのため寮長始め職員の意識は高い。 基本理念と基本方針は、平成23年「児童自立支援運営指針」を参考にして、権利擁護や家庭的養護の推進の 視点は必須となっていて、平成24年に職員の意見を集めて学園として確立している。 子どもには「学園生活のしおり」、「学園生活をはじめるにあたって」の中で、読みやすいように意識して 作成しており、さらに説明書きを添付している。保護者にも、入所時に説明している。 中期計画は平成23年~26年を一期として作成され、平成27年からは平成32年に向けて二期目が計画されてい る。 平成27年のテーマは①ソーシャルワークの推進、②観察寮の具体的運営方針の決定、③人材育成と人材確保 が掲げられている。平成32年度に向けて「センター機能の充実」を目標としている。 学園長は「年頭のあいさつ」で事業計画を職員に具体的に表明している。 (改善が求められる点) 事業計画について、機会をとられて、子どもや保護者にも分かりやすく説明されることが好ましい。 (4) 経営状況の把握 (3) 施設長の責任とリーダーシップ

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第三者 評価結果 ① 施設が目標とする支援の質を確保するため、必要な人材や人員体制に関する 具体的なプランが確立しており、それに基づいた人事管理が実施されてい る。 a ② 客観的な基準に基づき、定期的な人事考課が行われている。 a ③ 職員の就業状況や意向を定期的に把握し、必要があれば改善に取り組む仕組 みが構築されている。 a ④ 職員処遇の充実を図るため、福利厚生や健康を維持するための取組を積極的 に行っている。 a 第三者 評価結果 ① 実習生の受入れと育成について、基本的な姿勢を明確にした体制を整備し、効 果的なプログラムを用意する等積極的な取組をしている。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (6) 実習生の受入れ (特に評価が高い点) 学園長は、平成32年までの中期計画を作成して、支援の質の向上を図るための指導力を発揮している。 学園長は、年頭のあいさつで自らの役割と責任を職員に明らかにしている。 学園長は、全国児童自立支援協議会が開催する、施設長会兼研修会に参加している。 学園長は、毎月行われる鉄人記録会(子どもたちが隣接する農園の周囲を5~8周する)に自らも参加し、 子どもとの一体感を身をもって示している。 学園長は、入所率や子どもの推移など経営状況を常に把握し、資料「学園の概要と課題の把握等について」 で全職員に周知している。 学園長は、課題の達成に向けて、大阪市と予算の協議や、人事担当との協議を行っている。 外部監査については、大阪市こども青少年局子育て支援部こども家庭課職員による監査を予定している。 (改善が求められる点) 外部監査について、さらに充実されることを望む。 (5) 人事管理の体制整備

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第三者 評価結果 ① 支援について標準的な実施方法を文書化し、職員が共通の認識を持って行っ ている。 b ② 標準的な実施方法について、定期的に検証し、必要な見直しを組織的に実施 できるよう仕組みを定め、検証・見直しを行っている。 b 第三者 評価結果 ① 施設運営や支援の内容について、自己評価、第三者評価等、定期的に評価を 行う体制を整備し、機能させている。 b ② 評価の結果を分析し、施設として取り組むべき課題を明確にし、改善策や改 善実施計画を立て実施している。 b (特に評価が高い点、改善が求められる点) (8) 評価と改善の取組 (7) 標準的な支援方法の確立 人事管理の体制整備については資料「阿武山学園の概要」に示されており、人員体制については、中長期計 画に基づき、将来的な見通しをもって配置を行っている。 専門的な職員については、厚労省の基準に則り、児童自立支援専門員や児童生活支援員、臨床心理士、看護 師が配置されている。 さらに個別指導職員、家族支援専門相談員、発達障害に係る職員も配置されている。 職員間の意思疎通については寮担会、寮母会、フリー職員会議等を通じて、職員同士が活発な意見交換を通 じて、互いに支え合うシステムが築かれている。 人事考課については、大阪市の行政職員の制度に基づき行っている。人事考課の研修も実施されている。 実習生の受入れについては、資料「阿武山学園の概要」の中に、ボランティア・見学の受入れとも併せ、方 針が明文化されている。実習のプログラムは、資料「実習について」で示されている。 人事考課については、職員の専門性を評価できるよう工夫することを望む。

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(特に評価が高い点) 平成25年度に資料「阿武山学園のソーシャルワークについて」で、①入所面接から⑦ 退園ケースカンファレンスまでの工程を標準化した。その中で、さらに「自立支援プログラム」を標準化し、 活用を始めている。これらは、全国児童自立支援施設協議会の「支援の基本」と厚労省の「運営ハンドブッ ク」に準じている。 平成27年度は「自立支援プログラム」に評価欄を追加するなど、改良を加えて実施する予定である。 学園として自己評価を毎年実施し、今年度は第三者評価を受審する。 自己評価については、職員全員が自己分析して、出てきた結果について内部検討委員会を開催し、分析・検討 している。自己評価に関する担当者は2名配置されている。 自立支援の実施内容の評価には、入所から退所までの工程で子どもたちも一部参加している。分析の結果、 取り組むべき課題は、職員間で共有化され、改善に取り組んでいる。 「自立支援プログラム」については、引き続き定期的な検証及び見直しを推進されることが望ましい。

参照

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